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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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先ず、改めて今回の大地震において被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

大地震による非常事態体制中にスポーツの話をするのも気が引けるのだが、黙って過ごしている訳にもいかないので、またボチボチ書いて行きたい。

さて先日Jリーグから、リーグ戦とナビスコ杯の3月開催分全試合の延期が伝えられたが、今朝の新聞によるとそれに引き続いて、4月初旬の開催も困難に陥いる可能性も報道されている。
また被災地である茨城ではカシマスタジアムの損傷が激しく、使用可能になるまでには3ケ月を要するかもしれないとの報道もあった。カシマスタジアムだけでなく、今回で最大の被災地である宮城のスタジアム事情もあり、いつスタジアムが使用可能になるのかはまったくわからない状態。

交通機関や道路が復旧しない限り、チームやサポーターの移動も困難。さらに計画停電が、現在東電が予定している通り4月末まで続けば、それこそ4月末まで関東以北での開催などますます困難になる。

Jリーグ各クラブの外国人監督にも離日が相次いでおり、多くのクラブは今月22日を再始動日に予定しているようだが、被災地のクラブチームの今後の見通しも立っていない。鹿島などはチームの一時解散を示唆している。

今後、開催日の大幅な修正を余儀なくされるJリーグだが、今シーズンに至っては試合数の縮小や、カップ戦の中止も止む追えないかもしれない。
案としては、被災地のクラブは代換地として国立競技場を始めとした別のスタジアムを使用したり、ナビスコ杯や天皇杯を中止して、その空いた分をリーグ戦に宛う方法。もちろんFIFA公式戦以外の代表戦も今年に至っては控えた方が良いだろう。
さらに超的措置としては、いっそこのまま秋までリーグ戦を取りやめ、そのまま秋春制に移行させる方法もひとつの手かもしれない。その場合、可能ならば、夏場にカップ戦で補って、秋からのリーグ戦開催を待つ。この秋春制移行については、春秋制支持者の自分としては本意ではないものの、もはや四の五の言っていられない状況。

何れにしても、今後の見通しが立たないだけに、日々の推移を注意深く見守る必要がある。
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こんな事を書くと怒られるかもしれない。それを承知であえてタブーに踏み込むけど、・・・
ペトロの今のサッカーを活かす最大の戦術、それは、引き籠もってのカウンター戦術である。
ペトロがレッズで指向しようとしているサッカーは、「速さ」「個人技」「ロングボール」という3点が生命線であり、武器であると言える。ペトロはこれに加えて、ボールを支配して試合を進めるポゼッションサッカーの要素も組み込もうとしているようだが、実際問題として、今のレッズの総合戦力と、レッズに貼られたレッテルがある以上、ポゼッションの部分を切り捨てない限り、常に困難が付きまとう形になると思う。

先ず、ゲームを支配出来るだけの満足な戦力が整っていない。戦力は良くても昨年に比べて少々アップしたに過ぎず、ボランチに至っては逆に戦力ダウンは明白である。もっと言えば、これはフィンケ時代からそうなのだが、そういうサッカーをするタイプの選手が少ない、居ないと言った方が良いかもしれない。ただ、それは日々の練習や経験値の増加で補えるかもしれないが、フィンケが2年もかけてそれを叩き込もうとして、結局は散々な結果に終始した現実を見ると、フィンケと違い速さを打ち出したペトロとて、それは頭打ちに終わる可能性は少なくない。
加えて、上記に書いたように、レッズに貼られたレッテルが問題である。そのレッテルとは、『レッズ相手には、とにかくゴール前で人数を掛けて守れば、ゴールは奪われない』というもの。この2年、フィンケが単調な戦術ですっかり手の内を晒してしまったおかげで、レッズには完全にそのレッテルが染み着いてしまった感が強い。
そうでなくても、昔からレッズは引いた相手には弱い。逆にポゼッションして攻めて来る相手には接戦や好試合を演じる傾向が強く、それは守って逆襲に転じるカウンター戦術こそが、レッズに合っている事を物語っているのである。

実際の話、いくら戦術を変えても、ゴール前を固められたら、手も足も出なくなるのは同じ事。勿論、だからこそ少しでも速くロングボールでゴール前へ迫り、いざとなれば個人技で強引に突っ込んで行く形をとっている訳である。少々荒削りな部分は否めないものの、それはそれでひじょうに理に叶った作戦であり、これに関しては前から言っている通り、自分もそう考える部分である。だからこそペトロのサッカーを支持しているのだ。
ただ、そこに足りない部分がある。それが、カウンターサッカーへの移行だ。いや、もともとカウンターサッカーがお家芸だったレッズにとっては、”戻す”と言った方が良いだろう。

近年レッズサポーターの多くは、カウンターサッカーを嫌う傾向が強い。それは弱かった時代の戦術であり、それ故に負の象徴と見られている部分がある。それに加えて、近年流行りのポゼッションサッカー、パスサッカーといった用語が一人歩きして評価を高める一方、どうしても守備から入る地味なカウンターサッカーへの風当たりが、ますます強くなってしまった。
だが、カウンターも立派な戦術であり、それに向いた選手や戦略を持っているならば、それを最大限に生かすサッカーをした方が得策であると言える。特にマゾーラなどはブラジル時代の映像を見た限りでは、カウンター的な攻めが一番輝いていた。この類の選手はスペースこそが一番必要なのである。そしてレッズはそういうタイプの選手を多く保有している。その中でマゾーラだけを例にとっても、この規格外の選手の能力を中途半端な戦術に置いてしまっては、宝の持ち腐れである。

幸い、レッズはセンターバックにおいて永田という頼りになる選手を獲得し、そこにスピラを組ませれば、一定の守備力の計算は立つ。この2人を中心に先ずは引いてでもしっかり守って、後は”3大武器”を前面に押し出して、攻めてくる敵の裏、つまり手薄になった敵陣を狙って素早く攻め込めば、得点力は飛躍的にアップすると考える。勿論物事はそう単純ではないのもわかっているが、可能性や確率の部分から考えれば、それが得策と思えるのだ。

敵を知り、己を知れば、百戦して危うからず

言わずと知れた孫子の兵法である。ここ2年のレッズは、この兵法に真っ向から背くサッカーを推し進め、そして失敗した。それを反省し、改めて身の程を知り、今こそこの兵法を実践すべきだと、自分は切に思う。

現在発売中の某サッカー誌において、バルセロナの華麗なショートパスを繋いでゴールに迫るサッカーを例に出して、それこそが”美しいサッカー”とするような記事があった。
バルセロナのサッカーが世界で最も美しいと言われているのは、何も今に始まった事ではないのは周知の通りで、今回自分が指摘した某誌の記事がどうこう以前の話である。つまり今回は、実に古典的な話になる。

問題は、何を持ってして美しいサッカーと言うのか、という事だ。
美しいサッカー、それは”楽しいサッカー”と同じく、好みは人それぞれであるからして、絶対に定義づけられないものであると思っている。にもかかわらず、世間一般では半ば常識のように語られる”バルセロナのサッカー=美しい”は、やはり世界最高峰の選手を揃えてこそ可能になるサッカーであり、自分的には完全なブランドイメージだと思っている。

と、こう否定的な言い方をすると、バルセロナに良いイメージを持っている人に怒られそうなので予め断っておくが、別にこれはバルセロナのサッカーを否定している訳ではなく、そして良い悪い強い弱いを言っているのではなく、好みの問題を言っているので、あしからず。

本題に戻るけど、上記にも書いたように、自分は美しいサッカーの定義など存在しないと思っている。だから何を美しいかは、語れない。ただ自分の好みからすれば、素早いロングボール一本からカウンターがビシッとはまったり、個人技全開で敵の守備網をぶち破って突破して行く、このような形を観るのは大好きであり興奮する方なので、どうしてもパスを繋ぎながらゴールに迫って行くという形は、閉塞感を覚えてしまう。

それは確かに、スムーズにショートパスが繋がって連携よろしく得点に繋げるという形は、何となくチーム全体で勝ち取った得点という雰囲気は持てる。対してロングボールや個人技で取った得点というのは、どことなくチームスポーツという連帯感から離れた邪道なイメージを持たれる。
世間でパスサッカーを信奉する者が増えつつあるのは、もちろんそういうサッカーが結果を出しつつあるからこそ好まれる所以であるが、もうひとつは、やっているサッカーをチームスポーツという体裁に拘って考えすぎる人も少なくない故に、どうしてもカウンターや個人技を多用するサッカーが否定されつつあるのだろうと思う。

自分は昔からドイツサッカー好きである故に、昔はドイツの”重たい”サッカーこそが強いと信じていた。しっかりと守備を構築しながら組織の中で個々が役割義務を果たしつつ、リスクを負わないで連携を保って堅実に攻めるサッカー。これが一昔前のドイツサッカーのスタイルだった。この派手さに欠けるドイツのサッカーは”つまらない”と揶揄され、世界のサッカー通からは酷評されていた時代があった。
しかし、である。実はこれこそが、パスサッカー、コンビネーションサッカーの元祖なのではないだろうか?80年代後半から90年代前半にかけては、組織重視のサッカーよりも、マラドーナに代表されるような、ずば抜けた個人能力を持つ南米的なサッカーが受けていた時代である。あの当時のドイツは、それとは正反対のサッカーをしていた。90年にワールドカップでドイツが優勝した時も、ドイツのサッカーが大きく認められる事はなかった。それは上記のような時代背景があったからだと思う。

矛盾している自分に気付いた。当時のドイツサッカーを信じていたならば、何故自分は最近になって、所謂イングランドスタイルと言われるロングボール多用のサッカーや、ブラジルに代表されるような個人技全開のサッカーを好意的に捉えるようになったのだろうか?
レッズの黄金期のサッカースタイルが成功したから?フィンケのサッカーが功を奏さなかったから?・・・そうとも言えるし、そうでない部分もあるのだが(ちょっと煮え切らないが)、結論から言えば、Jリーグが出来て、生で色々なスタイルのサッカーを体感して、サッカー観に柔軟性が生まれたという点はある。そうした上で、自分がサッカーにおけるチームスタイルのストロングポイントを何処に見出すのか、最近ようやくわかりつつあるのかもしれない。そして当然それは自分の好みの世界であり、あくまで正解ではないということ。
せめて、「あなたはとんなスタイルのサッカーが好みか?」と問われた時、答えられずに”わからない”としてしまう事だけは避けたいと思う。

最後に、自分がレッズの試合で最も好きなシーンをあげよう。
それはレッズ創生期、アウェー瑞穂競技場でウーベ・バインのロングパスから、福田が右腿を駆使した見事なトラップでそれを受けて、DFを背負いながら高速ドリブルでぶっちぎってゴールをあげたシーン。あれを思い起こしてしまうと、どんな華麗なパスワークによるゴールも、どんなパワー全開の豪快なゴールも、脳の彼方に霞んで見えてしまうのだ。このシーンから、自分自身が一体どんなサッカーが好きなのかが、薄々わかる気がする。

さて、あなたは、どんなスタイルのサッカーが好きですか?(笑)
3日連発で更新したかと思えば、突如一週間も空ける一貫性の無いブログ。まさにどっかのクラブチームのような・・・
それはさておいて、日程が発表されたから、とりあえず開幕戦までの準備とプランを。

対戦相手が見つからないのに、苦肉の策で無理矢理開催のさいたまシティカップを含めたプレシーズンマッチが3試合もあるので、2月は何だかんだ言っても慌ただしい月になる。というか、これだけプレシーズンマッチがあるのだから、1試合はレッズ主催で開くくらいの度量で考えなかったのだろうか?シティカップだって主管は大宮だし。今年のレッズは決算が厳しいのだから、ちょっとはお金儲けも考えないと・・・

と、野暮な話はこのくらいにして、先ずは13日の鳥栖。だいたい(土曜が休みの人の場合)3連休の最後の日に鳥栖って、もうちょっと日程考えろよ、と思った人は少なくないはず。ホントに勿体ないというか、だったら3連休中日の12日にやれば良いじゃん、と思った人は沢山居るはず。完全に個人的事情。くそう、12日ならば余裕で行って帰って来られるのに・・・
それでも行かれる人は居る訳で、頭が下がります、ハイ。

という事で鳥栖はパス。・・・バレーボールみたいだな。

20日のシティカップは当然行く訳で、与野在住の仲間が買ってくれたから、ゲット出来た。というか、優先販売で完売したら一般販売無しってルール、あまりに不公平では?

で、今さっき27日の栃木のチケット買ってきた。なんだかやたら売れまくっていたので、最初まったく繋がらなくて焦ったものの、何とかアウェーゲット。これで一安心。当日は試合を楽しんで、帰りは宇都宮餃子でザ・美酒で決まりだ。

開幕戦神戸は、なんと贅沢にも前日5日朝に新幹線出撃という奮発プラン。青春18切符期間にもかかわらず新幹線使用って・・・恐ろしくて手が震える異常事態。しかも直接神戸ではなく、京都でぶらり途中下車の旅という、神戸行く前に京都観光という意味不明プラン。だってサンガがまたJ2落ちちゃったから、こうでもしないと京都に行けないではないか。しかも神戸のホテル宿泊代が、3人で一人頭1,980円って、奮発しているんだかケチっているんだか良くわからない遠征だな。というか、いくら素泊まりとはいえこの値段、まさか額縁やテレビの裏に怪しい御札とか貼ってある部屋じゃないだろうな?まあ、むさ苦しい男3人に喧嘩を売るオバケが現れるとは思わないが・・・大丈夫か!?

と、次々金が飛ぶように出て行く2月。
栃木チケットと新幹線券買って帰ってきたら、居間のテレビの音が出なくなっているという事態・・・
地デジ移行まで古いテレビを保たせようと思っていたのに、まさかこのタイミングで壊れるとは、どうしよう。金が・・・
今朝スポーツ報知で報じられた都築の引退が、早くもオフィシャルに載ってしまった。
自分の都築に関する考えは、都築が湘南へレンタルに出される時に一度書いたものの繰り返しになってしまうから、また改めては書かないことにする。
ただ、海外では「GKのピークは30歳から」との言葉にもある通り、明らかにまだまだプレー出来る32歳という年齢を考えると、都築を欲しがるチームが現れなかった事は大変ショッキングな事実であり、悲しい結末であると言える。
唯一の救い、それは都築がオフィシャルで語った「レッズの選手として、一線から退きたい」「(浦和は)離れたくない土地」という言葉。
フィンケとの確執だったかどうかは闇の中とはいえ、明らかに不条理な扱いをされたままレンタルに出された都築が、それでも最後はそういう言葉を残してくれたのだから、これで自分にとっても少し救われた感じがする。
本来、ペトロのもとだからこそ都築のような性格の選手が必要だと思っていたが、最後にレッズの選手として現役を全うする事になった都築の、「埼玉県でスポーツを通して貢献したい」という第2の人生が成功するように、祈ろう。

さてそんな中で、これは自分がレッズのGKの保有の仕方について、前々から思っていた事なんだけど、レッズは過去に土田・田北という同年齢の有力GKを保有していた歴史がある。土田と田北は、現役時代はお互いロクに口もきいた事が無いと公言している程にピリピリとした関係だったらしいが、そんな中でも良きライバル関係を維持して現役を全うした。
歴史は繰り返すもので、しばらくすると今度は、山岸・都築という同年齢のGKがライバル関係の時代があった。この2人の仲がどれ程のものかは不明なものの、これも良きライバルとしてお互い切磋琢磨しつつ、レッズの数々のタイトルに貢献した。そして都築は引退。

このように同年齢のキーパーを保有すると、お互いは過剰にライバル心を燃やして、その相乗効果によって、チームはレギュラークラスの有力GKを常に使い回せる事になるのだ。つまりどちらかが怪我をしても、どちらかが不調に陥っても、常に同じような実力を持つGKが控えているのだから、そこは大きな戦力ダウンにならずに、安定してゴールマウスを守らせる事が出来るのだ。

ここで思うのは、果たしてそのような状況が、チームにとって本当に良い環境なのか、という点である。
ここでもう何が言いたいかわかっている人も居ると思うけど、このような環境にあるチームは、若いGKが育たない。常に正GKに同年齢の2大巨塔が控えているせいで、ただでさえ出場機会を得る事が難しいGKというポジションの中で、更に若い第3、第4のGKに、出場機会はほとんど回って来ない。仮に回って来たとしても、たまにカップ戦で使ってもらうだけで、すぐにまたベンチにも入れない、入れたとしてもベンチを暖めるだけの日々が長く続く事になる。故に実戦経験を積めないまま、在籍年齢だけは増えて行く事になる。
こうやってGKに空洞化が発生し、いざベテランになった”同年齢の2大巨塔”がチームを去る事になった時、もしくは巨塔のどちらかがチームを去って、尚も片方のGKが怪我でもして離脱してしまったら、実戦経験の浅い第3のGKが、危なっかしくゴールマウスを守る事になってしまう。

レッズは一時期、田北の後釜として、西部や安藤がゴールマウスを守った時期があったが、土田・田北時代に生まれた空洞化によって、後釜である2人は明らかに経験不足を露呈しては失点を重ね、ほとんど実力を発揮する事も無いままやがてレッズを去っているのである。そんな中で台頭したのが山岸であり、そしてガンバから獲得した都築だった訳だが。
高橋、本間、荒谷etc...レッズで日の目を見ることなく、その後に移籍先で正GKを射止めた例もあるが・・・

そろそろ、レッズは同年齢のGKを保有するのはやめた方が良いと思う。様々なポジションがある中でも、GKは長いスパンを考えて育てて行かなければいけないポジションのはず。そして最も世代交代がスムーズに進まなければいけないポジションだと思っている。そのようなポジションに、同年齢のGKを2人も保有してしまっては、後が続かなくなるのは必然。

そんな今のレッズに残されたGKは3人。その中で今は筆頭の山岸に頼るしか道は無くなったが、その後に控える加藤と大谷。特に加藤は、都築の引退によって、山岸からポジションを奪う絶好のチャンスであり、今年にもそれが出来なければ、フロントはまた別の有力GKを他チームから獲得しようと動くはずである。

都築の引退は、今のレッズのGK事情に、ひじょうに大事な一石を投じた出来事だと思う。そしてGKの空洞化という歴史だけは、もう繰り返してはいけない。

さて現実的には、新加入選手は結局マルシオ・リシャルデス、永田、青山、小島で、外国人枠を1つ残したままのスタート。戦力的にはどう考えても極端にはグレードアップしているようには思えないのが不安材料の上、柏木、永田、スピラには出来ることなら早くチームに合流して、連携を高めてもらいたいところだが。そんな中で・・・

7460bf41.jpgいよいよ始動したペトロレッズ。まだ始まったばかりとはいえ、その練習状況からは、フィンケとは真逆の意識で臨んでいるかのような感じ。
実際ペトロが公にインタビューに応えるようになってから、その言動を見てみると、それが手に取るようにわかる。チームと選手の性質に合ったシステムを選ぶと公言している点も、これまでレッズに無かった柔軟性の表れである。
宇賀神が「今まで無かった勝者のメンタリティ」という言葉を発したのも注目点。この言葉から、去年のレッズが一体どういうチームだったか、フィンケ下のレッズがどういう雰囲気だったか、そして選手がペトロに何を求めているかが見えてくる。

それもそのはずで、ペトロは「レッズをあるべき姿に戻す」と公言したのだから、フィンケのやり方とは全く別の姿勢で臨むのは至極当然なのだ。
そしてフィンケのやり方に納得が行っていなかった自分にとっては、ペトロの言動には多々共感できるものがあり、そして自分もこのブログで散々指摘してきた通りの事をペトロも言っているのだから、まさにペトロと自分の考え方はひじょうにマッチしていると言える。
ただひとつだけ、ペトロは「日本人選手が主役」のチームを作りたい旨の発言をしていたが、この部分に関しては”ノー”と言いたい。実際、本当に上位チームを目指すのであれば、常に日本人には無いものを持っているであろう外国人助っ人が第一に輝かなければ、簡単には勝てない。そして日本人が中心になって勝てるほど、Jリーグはそこまで甘くない。レッズは、スピラが守り、マルシオ・リシャルデスがゲームを作り、エジがゴールを量産しなければいけないのだ。

そんなペトロから、先日の練習ですごい言葉が飛び出した。

 「もっと速いパスを出せ。

  その分だけ、相手が届かなくなる」

デイリーの記事からなんだけど、これはお茶を飲みながら吹いてしまった。
何という直球指示(笑)。いや、実際そうなんだけど、一見理論的ながら、実はド根性精神論的な雰囲気満載見え見えの指示。それにしてもストレート過ぎる指示。その分だけ相手が届かなくなるって、まあそりゃそうなんだが、何かすごい。これはいよいよ、敵も届かないが味方も届かない啓太必殺のデビルパスの威力が発揮される時がやって来たのか!?
・・・冗談は右に置いておいて、この”速さ”こそが自分もここ2年散々指摘してレッズに求めていたもの。ザッケローニも「現代サッカーの鍵は、如何に手数を少なくしてゴールに迫れるかだ」と言っている通り、チンタラパス回ししているだけでは得点出来ない、勝てないのは当然なのだから、オランダやイングランドのスピードあるサッカーを目の当たりにして、去年のレッズを研究したペトロが、始めから速さを意識した指導をするのも至極当然なのだ。原口曰く「スピードの速いパス回しができなければと思った」と、今更プロがそんな事を言っているのかとツッコミたくなるような言葉も、実際にここ2年間全く出来ていなかったのだから、それも仕方のない事かもしれない。

とにかく、レッズのサッカーは変わる。間違いなく変わる。
当初柱谷GMが、ペトロにもパスサッカーを継承してもらうような事を言っていたが、GMの考えとは裏腹に、当のペトロはフィンケのサッカーを踏襲しようなどとは露ほどにも思っていない事が、ペトロの言動と指導からわかった。
これが吉と出るか凶と出るかは、まだ始まったばかりだからわからないものの、熱いペトロのキビキビとした姿からは、自分も「やはりレッズはこうでなくちゃ」という熱いものが沸き立ってくるのだった。
四の五の理屈や屁理屈をこねているより、先ずは実践する、それがペトロなのだ。
上の写真からも、「おいみんな、あの夕日に向かってダッシュだ!」的な・・・その後ろで腕組みして構えている啓太がまた良い感じで・・・熱血スポ魂ドラマだな。ってか後ろ姿のツッチー、オッサン臭丸出しだな。
ちょっと脱線したが、とにかく、この熱い魂を持った漢がレッズに帰ってきたのだから、これは期待せずにはいられない。

・・・やばい、ちょっとペトロを褒め過ぎだな。まだ始まったばかり。この辺で自粛しとかないと。

ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第10節 浦和2-1名古屋 得点/24分・安居(浦)、70分・サンタナPK(浦)、90+2分・和泉(名) ・・・次の試合/J1リーグ第11節 川崎-浦和(Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu=5月3日16:00キックオフ)


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うえ
性別:
男性
自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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