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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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単刀直入というか、実に単純な話ではあるんだけど、夏の移籍市場における外国人補強が、今のレッズに必要か否かという事である。

レッズの現時点での成績は、世間の評価としては”予想外”の扱われようで、それもそのはずで、昨季は残留争いを派手に繰り広げた15位であったチームが、ここまで5位と奮闘しているのだから、そう思われても仕方がない。その一方で、今のJリーグ順位はあくまで団子状であり、それも監督を代え、外国人1人と日本代表クラス2人の補強を考慮した上で評価しなくてはいけない成績であるとも言える訳で、高評価の一方で、補強率にそぐわない物足りなさを露呈した試合も少なくはなかった。

そういったものを補うもの、即ち補強という事になるのだが、どうやら日本人の大物クラス補強は見込めそうにないので、今回は外国人選手に絞って補強の是非を考える。

レッズは現時点での外国人枠3+アジア枠1は満員御礼状態なのは周知の通りだが、しかしこの内、ミシャからは構想外となっている感じのスピラが移籍を希望しているとの噂。
スピラに関しては、レッズにおいても代表においても、PK献上を含めたファールの多さ、つまりプレースタイルの質を考えると、どうもアジアや日本のサッカーに向いていない感もある。かつてのアルパイと被る部分もあるのだが、それはそれとして、レッズでここまで起用されない時間が長いと、移籍を申し出ても誰も文句は言えないだろうし、このまま使う見込みが無いのであれば、保有し続ける余裕は無い。ただし現役豪州代表であり、ドイツでのプレー経験があり、超長身で強さもあり、何より若くて将来性抜群の選手である。ここまで高条件満載の外国人選手は、今のJリーグではなかなか獲って来られないであろう。手放すのは大変勿体ないレベルの選手である事だけは間違いないので、放出するのであれば、レッズとしては相当の覚悟が必要である。J1の他クラブに獲られたら目も当てられないし、”あの時にもっと起用して放出していなければ・・・”なんて事に陥る可能性も十二分に孕んでいるのだから。

そして今季6月までの契約と、実は後1年契約が残っていると、両方の噂があるランコ。ただし自分は去年獲得前後の時点で、1年契約という記事しか見た事が無い。それを踏まえた上での話をするけど、先日ランコが一時帰国したが、理由は目下不明なのである。報道では”家庭の事情”となっているが、この表現はカモフラージュ用に使用される常套句でもある。契約切れによる移籍交渉なのか、それとも・・・?と様々な憶測が流れたが、最新の報道では13日、つまり今日合流する予定との事。で、本当に帰って来たのであろうか?それはともかくとして、昨季ナビスコは”得点王”に輝いたものの、リーグ戦は無得点に終わったランコ。今季奮起が期待されたものの、ここまで柏戦での1ゴールのみ。厳しい事を言うけれど、これでは放出されても仕方のない低成績である。契約が切れるのであれば、誰の目から見ても更新は現実的ではないのは明らかだ。

という事で、ここでスピラのアジア枠1と、ランコの外国人枠1がそれぞれ空く可能性がある訳で、では新たな外国人補強は必要か?という話である。
個人的に、1トップを任せられるFWは絶対に必要だと思う。現在ポポが担っているものの、ポポが1トップに向いていないのは明らかで、この先もマルシオとの仲良しコンビネーションは期待できても、ポポ自身のコンスタントな得点力は計算出来ない。尤もポポはアシスト力はあるが、得点率が高いとは言えないのは獲得前からわかっていた事なので、無理にポポを責めるのはやめよう。そもそも現在レッズで1トップ向きの選手は皆無と言っても過言では無いし、その代わりマルシオが爆発中なのだから、好調な内に1トップを任せられるFWを連れて来られれば幸いなのだが。

しかし、昔のレッズと違って、今は何処にお金をかけるか吟味しなくてはいけない。そして今季目指すものが何処にあるかによって、補強が必要か否かは変わってくる。
開幕前、大半のサポが優勝争いには懐疑的であっただろう。一方でACLには出たいと思うサポは少なくはなかった。しかし現実路線として、今年1年はじっくり腰を据えたチーム作りを望む声も多く聞かれた。J1に踏み止まれさえすれは良いとする人も居る。
ただ、現在の順位から、”欲”が出始めているのも、また事実だと思う。人間はそういう生き物だから、これは仕方がない。

で、始めに戻って単刀直入というか、実に単純な話。
今の順位若しくは中位レベルで良いのならば、補強は不要だと思う。
ただし本気で優勝したければ、本気でACLに出たければ、もしくは残留争いに陥らないように”保険”をかけるのであれば、補強は絶対に必要だと思う。それも監督に合った選手とか悠長な事を言っていないで、それなりのお金をかけて、それに見合う高レベルの選手でなければ上位はキープ出来ないと思うし、それなりのネームバリューある選手でなければ、大金に見合った観客数は臨めない。
しかしお金が無い、若しくは変に安く済まそうと思って半端な選手を掴ませられるリスクを負う位ならば、逆に補強などしないで、今季だけは腹を据えて現有戦力でやって行った方が良いだろう。
そして今の順位若しくは中位レベルで良いのならば、補強は不要だと思う。それが自分の考え。

で、またまた単刀直入に言う。
うちもデルピエロにオファーしちゃえ。


嘘。嘘です。ごめんなさい。本当にごめんなさい。


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また何処ぞのお偉いさんが秋春制移行を提案するという余計な事をしたために、また各方面でこの話が沸騰しては、・・・

私は反対、俺は賛成、あれだから無理だ、こうだから賛成だ、あのクラブは、このクラブは・・・

で、結局は不毛に終始するのである。

何回同じ話をしたら気が済むんだ?
もう、いい加減にしろよ。

だから正式提案した?違う、提案とは正式ではない。

この際どっちでも良いから、白黒ハッキリさせろ!
もう散々議論し尽くしたじゃないか。メリットもデメリットも出尽くしただろ。移行方法だって数々の提案が出されている。
もはやこれ以上は話の無駄、時間の無駄である。
何処かで決断しなければ、何時まで経っても話は平行線のままなのだ。
お互いが反対理由、賛成理由をぶつけ合う時期は、既に終わっている。
だ・か・ら、そろそろ現状維持か移行するのか、どっちかを正式に決めろ!!

嗚呼、物事を決められない日本人。自分の提案は発表出来ても、それを実行に移せない(移さない)のも日本人。
だいたいだな、不毛な議論になる秋春制移行を正式提案なんてまどろっこしい事やってないで、その前に移行プロセスのルール化を提案しろよ田島ぁ~!小倉ぁ~!今のままでは、単に自分の意見をクラブに当てて、周りを困惑させているだけじゃないか。権力の頂点に立つ人間が安易にこういう話を浮上させるのは実に迷惑だし、無責任に自分の考えだけをポッと話すだけなら、誰だって出来る。
そしてルール化しないから、反体も賛成も強制力が無く、単なる参考票のまま、やがてはお蔵入りして、数年後にまたこういう話がポッと出て、また周りが困惑する繰り返し。
だ~か~ら~、移行案を出す前に、移行までのプロセスをルール化しろっつーの!

協会がルール化を提案出来ないのならば、自分が提案をする。

先ず、移行に伴って恩恵を得るのも被害を被るも、それは他でもなくJリーグ各クラブである。だから移行の正式な賛否権限を各クラブに1票与える。Jリーグだけというのに協会が不満ならば、協会にも賛否権限を与える。但し協会も公平に1票。
そして1年/毎にJリーグ全クラブに賛成・反体の賛否を問う。ここで秋春制賛成票が反対票を上回った時点で、移行期間を設けて秋春制に移行する。反対票が多いままなら春秋制を継続。

これで文句なし!話は簡単だ。
実に民主的。

って、何これ?今度は夏春制かよ!
◆14年シーズンからの夏開幕をJ各クラブに提案
暑い夏場を避ける話は何処へ・・・本末転倒にも程がある・・・もう、春秋制さえ廃止出来れば、後は何でもアリなんだな、協会の連中は・・・
 

ネガティブだと思った。悪いところにスポットを当てて、ネガティブになっている。起きてしまった事は変えられない。うまくいかなかったことから学ばなければならない。悪いことから学び、前を向かなければならない。私はポジティブなことを考えたい。前に進みたい。

先のTOTでミシャが語った部分であるが、実にもっともな事であり、当然の事であると自分も思う。しかし同時に、この言葉からは大いなる矛盾点と違和感が感じられる。

ミシャがポジティヴに行きましょうと言った。
だから我々もポジティヴに行きましょう。

そういう雰囲気がまたレッズに出て来た自体は良い事として否定はしない。しかしこの部分を単純に受け入れてポジティヴ感ばかりを蔓延させてしまうと、物事の本質が見えなくなってしまう危険性がある。
何故か。それはミシャ自身が語っているではないか。
『うまくいかなかったことから学ばなければならない。悪いことから学び、前を向かなければならない。』
悪いことから学ぶという事。これはつまり、良い部分にスポットを当てて、そこばかりを見ているのではなく、悪い部分、その中にはネガティヴな意見も重要視されるべきだと思うのだ。何が悪かったのか、どの部分が悪いから治さなくてはならないのか、今何が悪いのか、こういった闇の部分の本質を突くには、常に過去の反省材料や、現状で良くないと思われる部分を洗いざらいする事から始まる。
何かが上手く行かなくなった時、必ずネガティヴな意見が多く発生する。当然である。悪いと思われる部分を指摘するには、物事にマイナスの要素を加えて反省する必要があるからである。
一般的にネガティヴというのは、否定的、消極的と捉えられ、嫌われる傾向にある。この意識は全世界共通の文化だ。

しかしネガティヴな部分に蓋をして、何でもかんでもポジティヴに捉えて前ばかりを向いていては、そこに本当の反省は生まれないと思う。
反省材料は”前”には絶対に存在しない。あるのは常に”後ろ”である。
ネガティヴ意見を遠ざけて、ポジィテヴ意見ばかりを重宝していては、それは単に臭い物には蓋をしているだけだと自分は断言したい。そして、そんな傾向がまた見え出した今のレッズ。もしこれだけが増長して行けば、ひじょうに不味い事態を招くと思う。極端なことを言えば、数年前のあの時代に逆戻りしてしまう。これだけは絶対に避けなければならない。

ただし逆もまた然り。ネガティヴな事ばかりでは、前に進めないという意見もある。それは否定しない。前に進む事こそが大事である。

ひとつ言えるのは、ポジティヴもネガティヴも、人間の意識であり感情の一旦であるという事。意識や感情は性格とも繋がっていて、つまり『ポジティヴに行きましょう』と言われて、いきなり無理にポジティヴになる必要もないし、ネガティヴもまた然りである。人間の考え方は、そんな単純に変われるものではない。何の手順も無しに簡単に変われるのだとしたら、自分の考えがまったく無い、信念を持たず、単に流されているだけという事にもなってしまう。
良い部分は良い部分として、悪い部分は悪い部分として、そこを肯定的に捉えるのも、否定的に捉えるのも、それは個人の自由なのだから。そこを無理に強制したり、押さえつけようとする強行意見が発生するから、おかしくなるのである。

理想。それはポジティヴとネガティヴという相反するものが、常に並行で存在していれば有意義な議論が生まれると思っている。例えそれが水と油であったとしても。
つまり感情や意識や意見は、一枚岩になってはいけない。
一枚岩にならなくてはいけないのは、「レッズを応援する」という部分だけでじゅうぶんである。

ゼリコ・ペトロのアンジへのコーチ入閣が決定したニュース。レッズであんな事があったから心配していたが、とりあえず指導者の道が絶たれていなかったのにはホッとした。しかも今度はヒディングの下というぶったまげ。ペトロって監督としては古巣RKCで少し結果を残した意外は大成していないけれど、それで色々と世界的名将にコーチとして呼ばれているのが驚くべき部分。選手時代からオランダ繋がりでの人脈なのは理解できるが、それでも一体どんなパイプを持っているのだろか?ある意味ですごい人物なのかもしれない。
まあ、誰が何と言おうと、自分はこれからもゼリコ・ペトロヴィッチを応援し続けるよ。

さて本題。
指宿キャンプも今日で終了という事で、ミシャレッズが始動してから1ケ月のチームの変貌を見て行きたい。

先ず体力面。この部分に関しては、オシムの申し子らしいミシャだけあって、良く走らせる事が功を奏してか、トレーニングマッチの選手の動きを見ていると、ボールに追い付く速度が以前より速く感じられるようになった。いや、意識の問題かな。走って動いて積極的にボールに絡む印象。ここからのパス速度も速い。
こういうのは理屈じゃないんだけど、でも走って考えるサッカーってこういう事か、と思わせるサッカーは垣間見えている。それも基礎体力作りが成っているから出来る事で、去年のゼリコ・ペトロも速いパス回しを提唱して徹底的にそれを指導していたけれど、それはそれで間違っていなかったのだが、如何せん選手の体力と頭がその戦術に付いて行っていなかった。

そして戦術面。これと体力面が完璧にマッチする。上にも書いたように、良く動けている印象。この基礎体力が今回の走って考えるサッカーの源だろうから、これ抜きには語れない。そしてトレーニングマッチでは、GKから繋ぐサッカーと言われる通り、自陣では慎重にボールをこねくり回しているが、いざ敵陣に入ると、ほとんど後ろを向かない感じ。敵陣に入った途端にパス速度と選手の動きが急加速して、一気に深い位置に迫る印象。浅い位置では単独キープは極力行わず、1タッチ2タッチで素早く前に中に入れている。ここ数年まったく見られなかった裏へのパス出しが見られるのも、裏に抜ける走力を身に付けさせているからかもしれない。ただしパス一辺倒ではなく、いざ深い位置に到達すせば、パスだけではなく単騎突破も多く見られる事から、ショートパスばかりに拘っていないのは、去年までの広島そのもの。緩急は付けられていると思う。少なくとも停滞感は目に見えて解消されている。

ただし良い部分ばかりではなく、やはり不暗視されたパスミスからの失点が多い、いや多過ぎるとも言えるので、ここはしっかり改善しなければ絶対に痛い目を見る部分。とは言うもののミシャの戦術は諸刃の剣で、攻撃時は勢いが必要だから、どの選手も完全に前掛かりになってしまう。だからここでミスってボールを奪われると、その対応に1歩の遅れが生じて追い付かなくなる。本来、だからこその3バックでしっかり守るはずなのだが、ミシャのサッカーの場合は最終ラインもやたらビルドアップするため、その裏を簡単に狙われて危険な場面に発展している。
だからこその”リスクを伴うサッカー”なのだが、この諸刃の剣を少しでも良い方向に持って行くためには、兎にも角にもボールを奪われないでフィニッシュまで持って行く回数を増やすしかない(それが難しいからこそのミシャサッカーなのだが)。
守備練習が皆無だという部分だけは、守備から入るサッカーを指向する自分としてはどうしても納得が行かないのだが、加えてセットプレーからの失点も目立つので、やはり守備面は大いに不安である。

総合力で押せるJ2相手には勝てるのだが、パワーがある韓国チーム相手だとフィジカル面からして歯が立たない。まあ道理に叶った結果が得られているというか、ここは白黒ハッキリしているのだが、それが今のレッズの力なのだから、中途半端に勝ったり負けたりしているよりは、トレーニングマッチはこれで良いのかもしれない。そこから見えたものを改善し成長させて行くのが、これからなのだから。ただ何度も言うように、守備面が不安だけど。

意識面は、前回の記事で書いた通りの事だから省く。まあ、とにかくビシバシやって、仲良しチームから早く脱却してくれる事を切に願うよ。

omake2012.jpgそんなこんなで、やっとシーチケが届いた。
オマケが3つも付いていて、一瞬福袋かと思ったよ。
以前行われたシーチケホルダー対象アンケートで、『使うか使わないかわからんグッズのオマケいらんから、違う特権をもっと増やして』と送ったのに、それに真っ向から逆行する今年のシーチケ。オイ!クラブは俺のアンケート読んでないだろ!!(苦笑)



ミシャが連日のハードトレーニングを敢行するとともに、けっこうな頻度で選手たちに雷を落としているらしいが、そんな状況でフッと思い出した。
去年11月の記事で・・・

http://redsgyakushuu.blog.shinobi.jp/Entry/760/
どんな監督が来て親身になって指導をしてくれても、選手が甘っちょろい事ばかりやっていると、その内に理屈も通用しないような凄く恐い監督が来て、ビシバシスパルタ教育されちゃうぞ!後で後悔しても遅いんだぞ!!
そうなりたくなかったら、いい加減に目を覚まして大人のチームになれ!!!
練習でヘラヘラするな!!!!
死ぬ気で競争しろ!!!!!
いつまで経っても仲良しごっこしてないで、先輩は後輩をしっかり指導し、後輩はもっと先輩を敬え!!!!!!
聞いているか、そこの赤いチームの選手達!!!!!!!わかってんのか!?

なんて乱暴な事を書いていたのを思い出した。

そうしたら・・・早速来たミシャが、そういう監督だった(笑)

いや、この言い方には語弊がある。ミシャの場合は、ある程度の理屈は通用すると思うし、凄く恐い鬼軍曹タイプとはちょっと違う感じもするから、その辺は大丈夫だろう(何が大丈夫かよくわからんが)、・・・と、思う。
さすがオシムを師と仰ぐだけあって、それなりの厳しさはあるだろう。しかし自分は、広島時代のミシャは外面からしか見ていなかったのだから、その性格までは深く気にしていなかったが、まさかミシャが雷を落とすようなタイプだったとは、予想外だった。
正直言うと、自分の去年までのミシャのイメージは、欧州で良く見掛ける風貌の『ガタイの良い芸術家風のオジサン』だったのだ。人は外見で判断してはいけない(ミシャを外見で判断していたおまえが言うな)。

尤も、広島時代から、更に言えば欧州時代から、ミシャがここまで激しい態度で選手に接していたのかと言えば、それは自分にはわからない。
どういう事かと言うと、もはや周知の事実として、長年のレッズサポならば尚更分かっていると思うけど、とにかく甘い、仲良しチーム、競争意識が低く、プロになりきれない・・・内外からこのようなレッテルが貼られていたのがレッズだった訳で、その甘さは日本サッカー界全体に知れ渡っていた。この甘い雰囲気が、選手のレッズ移籍を躊躇わせたり、新人へのレッズ入団を薦めない風潮を招いた事も多々あった。
ぶっちゃけ、Jリーグの杯戦に毎年「甘いチーム選手権」があったとしたら、レッズはぶっちぎりのタイトルホルダーになれていただろう。それ程にプロらしからぬ甘い雰囲気が蔓延っていた、いや、今も蔓延っている。

このような状況を本気で憂慮したミシャが、過去の指導時代にも見せなかったような激しく厳しい態度を見せているのだとしたら、それは如何にレッズが想像を絶する甘いチームだったのかを物語っている訳である。そこまで怒らなければいけない、ミシャの気持ちを駆り立てている苛立ちや怒りというものが確実に存在している訳である。雷が落ちたからと、厳しい監督が来て良かったと、単純に喜んでばかりはいられない、裏の現実もじゅうぶんに探っておく必要があるのだ。
故に、だからこそ、逆にこれがミシャの普通の指導方法だったと願いたいが、そこから過去の話は広島時代のミシャを深く知る人でなければ、わからない。
とは言うものの、自分の応援しているチームを卑下したい訳では決して無いので、願わくばミシャの指導方法が、後者であると切に願いたいが・・・

ただし選手がどう思うかは、また別の観点である。しかし、そこで選手が根を上げたり不満を言うようなものならば、今のレッズからは完璧に不要な選手になってしまうであろう。もしかしたから以後、これが理由で監督と選手の間に、確執が生まれる可能性も無いとは言えない。現に欧州で言えば、その厳しさで有名なマガトは、何人もの選手と確執劇を繰り広げてきた。そして特異な監督が来る度に、確執や造反と言った用語が平気で飛び出すチーム、そういう可能性を常に孕んでいたのがレッズだったのだから。
しかしここでミシャが、”正当な厳しさ”を全面に押し出して指導をしているのであれば、それこそ確執など生まれないだろうし、万一そこから確執が生まれたとしても、それは理不尽さを伴わないものとして、ストレートに”処理”されるであろう。
そしてレッズで過去に何度か繰り返されて来た、サッカー感の違いや監督や選手の”エゴ”から発生した確執や造反とはまた違った別の、監督と選手間の一味違った相違が見られるかもしれない。勿論それはこれから先の話だが、そういう面もひとつの可能性として、構えておいた方が良いかもしれない。

あの監督が来ても、この監督が来ても、豪腕社長が来ても、素晴らしいルーキーが入っても、超有力選手を何人も補強しても、何度か優勝しても、アジアの頂点に立っても、クラブワールドカップ3位に登り詰めても、どの監督がこんな理想を掲げようとも、その監督がチームを救いたいと躍起になっても、それでも絶対に変えられなかったレッズのチーム内に蔓延る甘さ。これを今度こそミシャが変えて、本物のプロフェッショナルチームに仕上げたとしたら、ミシャはこれまでのレッズ歴代監督の中で、ある意味で最大の功労者になるかもしれない。
いや、まだ始まったばかりであり、前にも言ったがミシャへは個人的には過度の期待はしないと決めているから、今は、その可能性を孕んだ初めてのタイプの監督である、という事だけを言うに留めておこう。

アウェー広島戦チケットの発売日。
もう去年半ば辺りからイープラスは繋がりが悪くなってて、発売時間直後はどうも使えない領域になりつつあるなぁ。そんなんだから車スッ飛ばしてローソンで買って、さあ帰るかと車に乗り込み、(車内だけ)ポカポカ陽気で良い気分で運転していたら、突如ラジオから地震情報『先ほどの地震で、関東各地で震度7を・・・』・・・え?ビックリして思わずハンドル切り違えそうになったじゃないか!!7?それにしても周りも自分も平穏なこの状況は一体?と、すぐ震度3に訂正が入ったものの、いくら何でも震度3を7って、間違えるにも程があるぞ文化放送!!・・・あれ、菅野アナだったか・・・?

いきなり面喰らったが、そんなこんなでチケットを手にした途端にモチベーションがアップする自分としては、開幕戦のチケット購入日になると、「今年もいよいよ始まる」という気分になるので、チケット買った今から、本格的に2012年シーズンの臨戦態勢期間に突入。

開幕戦の広島は、行きは夜行バス。一泊して贅沢新幹線で帰るプラン。
今回は行く人数が急遽増えて、宿の切り替えに手間取ったけど、切符も買ったし、チケットも買ったし、これで開幕戦の準備は完了。後はチーム作りを見守りつつ、開幕を待つのみ。

が、その前に本当はプレシーズンマッチを近場で1試合でも組んでほしいところなんだけど、今年は練習試合ばかりで日程が埋まっているようで、どうもプレマッチはやらない感じ?いや、せめて3月2日とか3日に、1試合だけでもやってほしいところなんだよなぁ。また熊谷とかになりそうな予感もあるけど(笑)。あのポカポカ陽気と花粉地獄の中で、鼻水を垂らし目を充血させながら、マッタリしながら展開されるプレマッチの雰囲気がたまらなく好きなんだよ(なんじゃそりゃ)。まあ関東圏内なら何処でやっても文句言わないから、是非やって。

という事で、開幕1ケ月前。
レッズに関わる全ての皆さん、今シーズンも(色々な意味で)頑張りましょう。
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第10節 浦和2-1名古屋 得点/24分・安居(浦)、70分・サンタナPK(浦)、90+2分・和泉(名) ・・・次の試合/J1リーグ第11節 川崎-浦和(Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu=5月3日16:00キックオフ)


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うえ
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男性
自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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