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いきなり過激なタイトルを付けてしまったが、その前にペトロの戦術について話をしたい。
そもそも戦術とは、何ぞや。

広辞苑によると、戦術とは以下のように書かれている。

【戦闘実行上の方策。一個の戦闘における戦闘力の使用法。一般に戦略に従属。転じて、ある目的を達成するための方法。】

さて最近、掲示板等において、ペトロに戦術が無い風な書き込みが目立っている。自分はここに違和感を感じているのだが、そもそも戦術を持たない監督など、現代サッカーにおいて存在するのだろうか?
自分的な結論から言えば、そんな監督など存在しないと思っているのだが、その戦い方で結果が出ないと、どうしても戦術が無いと揶揄されてしまうのも世の常だ。

”戦術・闘莉王”と皮肉られたかつてのゲルトも、広辞苑からすれば、それは”戦闘力の使用法”に当てはまり、つまり立派な戦術という事になる(ただ自分はあの当時、あまりにその場しのぎの戦術が多かったゲルトに怒り、戦術が無いと書いてしまった事はあるが、今から思えばあれは軽率だったと反省している)。

さてここに、2人の”攻撃的なポゼッションサッカー”という戦略を掲げたレッズの監督が居る。フィンケとペトロだ。2人は戦略は同じだが、戦術が大きく違っている。

フィンケはどうだったか。選手間の距離を縮めてショートパスを繋ぎながら数的優位を作り出して敵陣に迫る、これがフィンケの大まかな戦術の概要だ。これも立派な戦術のひとつ。しかしレッズでは余りにこの戦術に縛られ過ぎて、プロセスであるはずの戦術が目的になっているかのようだった。これでは広辞苑の”ある目的を達成するための方法”とは違っている。更に言うとそこに”戦闘力の使用法”の概念が無い。故にそこから先の成長が一向に現れなかったのも必然だった。

さてペトロである。ピッチをワイドに使いロングパスとウイングの仕掛けを主体に素速く敵陣に迫る、これが来日当初にペトロが描いた戦術の大まかな概要だ。
先ず、仕掛けるタイプの選手を多く保有しているレッズにおいては、”戦闘力の使用法”に叶った戦術を選んでいると言える。問題は、”ある目的を達成するための方法”だ。今はこの方法が上手く機能していない。そして機能していないという前提で、現在までのペトロレッズの戦い方のおさらい。

ペトロが当初進めていた戦術、それを神戸戦までのチームは、実に忠実にこの戦術を披露していた。
震災があり、大幅に中断期間が設けられた。この間にペトロがどういう修正か指導を行ったかは不明だが、山形との公開トレーニングマッチでは、当初の戦術に加味して、仕掛けがウイング一辺倒だったものから、仕掛けながらも間近の選手が常にフォローに入りながら敵陣に迫る場面が多く見られた。そして名古屋戦では、名古屋が攻めて来る裏を取り、ショートカウンターから前線で多くの選手が仕掛けと絡みを繰り返し、次々チャンスを作り出した。ここまではまさに理想的。
ところが仙台戦以後、基本は引いて守るカウンター戦術を主体とするチームとの戦いが続くと、次第にロングパスや仕掛けが影を潜め、上手くブロックを作って守備網を形成する敵陣に手も足も出なくなる。

ここから見える事。
単純明快で、ピッチをワイドに使いロングパスとウイングの仕掛けを主体に素速く敵陣に迫る、これが仙台戦からプッツリ無くなっている。一体、この戦術は何処に行ってしまったのだろうか?そもそもこの戦術は、引いた相手を崩す戦術ではなく、相手が完全に引く前にロングパスで素速く前線に預けて攻め潰す戦術である。そういう戦い方を主体にするはずが、それに反して試合を増す事に、引け腰のサッカーに戻りつつあるのだ。
ペトロが戦術を変える意思が無いのならば、去年に逆戻りしたかのようなサッカーを静観せず、檄を飛ばしてでも、当初自分が推し進めようとした戦術を選手に強要すべきではないだろうか?

最近のペトロからは覇気が消え、弱気で後ろ向きな発言が目立つようになった。ペトロも、何かを恐れ始めているのだ。特異な体質を持ったレッズというクラブの目に見えない”何か”に、徐々に後退して行っている。
過去、その”何かに”挑んだ監督で、成功を収めた監督は実にわずかしか居ない。ペトロには、是が非でもそのわずかな監督の一人に入ってほしいのだが、今のままでは、そうではない監督の一人に入ってしまう可能性の方が高い。
自分がやり方を変える気はないと公言したのだったら、だったら弱気になるな。自分を信じろ。自分の戦術を信じて、それを貫き通せ。フィンケだって、そういう面があったからこそ、成功はしなかったが支持するサポーターも多く居たのだ。
自分は断言するが、ペトロが本当に身を粉にしてレッズを率いてくれるのであれば、どんな結果になろうと文句は言わないし、散々フィンケを否定し、ペトロを手放しで受け入れた以上、そしてそう書いて来た以上、ペトロと心中する覚悟は出来ている。

『もし、レッズのためにプレーするなら、レッズを愛さなければならない。そして、もし、レッズを愛するなら、100%ファイトしなければならない』
このペトロ自身の言葉を、そっくりそのままペトロに返したい。本当にレッズを愛してくれているのならば、真っ向からレッズを率いて敵にぶつかって行ってくれ。現役時代の貴方がそうだったように。
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セットプレーにカギが…
ここんとこコメントが遅かったのでヤル気の連チャンコメントです(^^ゞ

さて、現状を考えるにスピードを活かせないのはセットプレーがグダグダだからだと思うんですよ。
今はとてもCKから点が入るイメージがないですよ。だから守る側も「シュートを打たせなければいい。CKにする分にはOK」としておけばそりゃあ守りやすいでしょう。FKにしても同じ。カードを貰うようなことをしなければ…ぐらいの感覚じゃないですかね。
スピードも大事なんですけど、もう少し効果的にロングボールを組み込んで、もっとシンプルに戦っていいんじゃないかと思っています。
藤沢雄二 URL 2011/05/18(Wed)22:04:25 編集
コメントありがとうございます
藤沢雄二さん
再びこんばんはです、連チャンありがとうございます(笑)
去年も万博以外でまともに決められなかったCK、今年はセットプレーはマルシオの加入で大きく期待した部分だったんですけど、今の所は上手く行っていないのが現状ですね。CKの時にカウンター阻止の意味でけっこう後ろに選手を構えさせているのも攻撃力不足なのかもしれませんけど。
とにかく先ずはペトロも先ずは自身の目指すサッカーでシンプルにやってみる事ですね。
うえ URL 2011/05/19(Thu)00:18:44 編集
無題
広辞苑を例にするとは参りましたw
でも広辞苑からするとフィンケってちょっとな理屈は合いますね。


しかし私は今のままではペトロは支持できないです。フィンケで酷かった分、ペトロで盛り返してくれないと監督が代わった意味がありませんから。とにかく勝つサッカーを!!
GT 2011/05/19(Thu)21:05:10 編集
まずは勝利を
戦術うんぬんの前に、監督もプロならどんな手段を使っても勝利するべきではないでしょうか?
ときには自分の理想を捨てるのも勇気!ペドロにはまず結果を出してから自分の理想とする戦術にチャレンジしてほしいです。
新顔 2011/05/19(Thu)21:35:15 編集
戦術
うえさん どうもです。
戦術ですが、戦術以前にフィンケとペドロが
Jリ-グのレベルをなめていたのかもしれません。
なめていたのは浦和のフロントもです。
フィンケはドイツ2部の監督ですし、ペドロは11年前の日本のサッカ-しか見ていない感じです。
だから 2人とも相手チ-ムに完全に分析されて
弱点をつかれています。
ペドロの戦術の弱点は前の5人が前がかりで上がっちゃってて
そこでボ-ル獲られると 残りがアンカ-の鈴木か山田しかいないことです。
アンカ-を近づけさせて逆サイドへの展開。
DFの前まで楽々侵入。C大阪がACL明けではなかったら何点入ってたか・・・怖い怖い。
相手監督がアンカ-のため空いたスペ-スを使うと教えてくれているのに 頑なに戦術を変えない。読まれているんだから 4-4-2にかえて
ダブルボランチにするとか柔軟にしてほしいですねぇ
 
新サン 2011/05/19(Thu)21:50:57 編集
コメントありがとうございます
GTさん
こんばんはです。
うーん、まあ去年の低成績を考えると、ペトロにはそれを吹き飛ばすような好成績を期待したいのはやまやまなんですけどねぇ。
勝つサッカー、その通り・・・勝つサッカーでしっかり勝ちたいですね。

新顔さん
こんばんはです。
自分の理想を一旦でも捨てる事は大変勇気が要る事ですが、ペトロがその理想を捨てるか、理想より自己の信念を貫き通すか、そこでしょうね。どっちの道を選ぼうと、大変な勇気が要りますね。ただ、結果は欲しいですし、プロとしてやはり結果ですよね。

新サンさん
こんばんはです。
なめていたかどうかは本人の胸の内ではありますが、レッズのサッカーがフィンケ時代から研究され尽くしているのは揺るぎない事実だと自分も思います。対して、でも相手を研究しないという点においては、フィンケもペトロも似たような所がありますよね。つまりなめていた面って事かもしれませんが(苦笑)
ペトロも去年の試合をビデオで観て研究したと公言した割に、自分のやりたいサッカーを推し進めるような発言、現役時代のまま、やはりペトロって頑固な面はありますね。そこに微調整は加えて欲しいですし、弱点を突かれているという事実をペトロ自身が理解してほしいですよね・・・
うえ URL 2011/05/19(Thu)22:35:36 編集
戦術論
こんばんは!今回は面白い切り口ですね。
戦術論 もっともですね。
抽象的ですが私なりの+αの戦術論は”泥臭さ(貪欲さ)”です。
まさに日本人的でしょうか・・
今のレッズのメンバーには戦術を遂行する泥臭さが欠けているような気がします。
いつの間にか優等生集団になり、お互いの能力を尊重するという綺麗事で、いつの間にか個々の連動に欠け、ペトロの戦術を上っ面だけ遂行しているとすら感じます。
特に拘るようですが例えば柏木の働きです。
ストレートに言うと他のメンバーは彼を信用していないような・・・
何故なら彼がボールを持った時の周りの動きは限定的で、何か起こる事を感じさせません。
それは彼が悪いのか、周りが悪いのか難しいところですが、とにもかくにも戦術を遂行するためにダメもとでも仲間の能力を信じるという泥臭さがないように見えます。(柏木も常に遠慮して安全サイドに廻しているような)
今日は抽象的且つ精神論でコメントさせていただきました。
蛇足ですが、スピラノのバックパスの多さは見るに耐えられません。何事にも美しくないと言うことは弱いとイコールだと思います。
また、精神論でしたね。
失礼いたしました・・・・
マッチ 2011/05/20(Fri)00:16:06 編集
コメントありがとうございます
マッチさん
こんばんはです。
精神論というのは、目に見えないものですが実は大変重要な部分だと思います。何故ならメンタル的なものこそが厳しいプロの世界で生き残って行くひとつの大きな糧になりますし、逆にここが弱いと、いくら能力が高くても、厳しい上のレベルに上がれば上がるだけ、競争に打ち勝てないと思うのです。
戦術というのはあくまで戦い方の指針なり方針なりスパイス的なものであって、もちろん無くては困るものの、ただ監督の言う通りの事を遂行していれば良いというものではないですし、最終的には動く選手個人がどこまで身を粉にして頑張れるか、そして自分で考えて正しい道を見つけて行動出来るかでしょうね。そこには当然泥臭さという部分も含まれますし、監督のやり方は尊重しつつも、時にチームを鼓舞したり、悪く見られようが自分の信念を押し通そうとする強引なプレーも必要と思います。またそういう性格の強い選手が沢山居てこそ意見もぶつけ合えますし、そこから新たな意見や競争が生まれ、仲間を真に信じるものも生まれるのだと思います。
言われた事だけしか出来ない社員ばかりでは会社も活性化しないように、チームもそうなってしまうのでしょうね。今のレッズはまさしく、上っ面の優等生だけの大人しい集団に見られる悪い部分を抱えていますね。去年も大原のレポで「緊張感に欠けていて、まるで部活の練習みたい」と言った人が居ましたが、これではいくら良い選手が居ても、本当のプロ集団にはなれませんね。レッズもそろそろ仲良し集団は終了にして、大人のプロクラブになってほしいですし、ペトロにはそういうチームを作ってほしいです。
うえ URL 2011/05/20(Fri)18:34:48 編集
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試合終了/J1リーグ第16節 鳥栖2-1浦和 得点/65分・小野(鳥)、90分・福田(鳥)、90+5分・李PK(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第17節 浦和-広島(埼玉スタジアム2002=7月1日19:00キックオフ)


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