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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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来週26日のACL開幕を前に1週間を切ったので、そろそろ自分の気持ちも臨戦モードに戻そうと思う。

ACL広州戦、さらにJリーグ広島戦という両開幕戦に向けたチーム状態はどうか。指宿キャンプを終え大原に戻っているレッズは、いよいよ最終調整に入っている。ここまで厳しいキャンプを経て、チームとしても選手個人としても完璧に仕上がっているかどうかは開幕からの公式戦で答えが出るとして、今のところ外から見た状態としては、まずまず順調のようである。

開幕してからあーだこーだ言いたくないので、どうせなら今の内に懸念材料を上げておこう。

守備面
ミシャサッカーの永遠のテーマがこれだろう。だから、不用意な失点はこれからも無くならないと思うし、敵も(特に国内では)そこを突いて来るのは必定なので、当然の如くパスミスを減らす事と、失点を上回る得点力で試合を押し切るチームに成長する事。何度も言っているけど、かつてのガンバのような、失点しても常に得点がそれを上回るサッカーが成立しなければ、ズルズルと後退して行く危険性は大いにあるという事。だからこそ失点を恐れて引腰になる悪循環を生む前に、それよりも攻撃に目を向けて、気持ちを割り切るしかない。
幸い今回のトレーニングマッチを見る限りでは、”数字上”ではいくら失点しても追い付くサッカー、逆転するサッカーが出来ていたのは明るい材料。これが本物である事を願うばかりだが、強力な外国人パワーで攻めて来るであろう広州は、それを計るには絶好の相手になるので、ここで是非とも良い内容で結果を出して、今後の自信に繋げたいところ。

準国産でどこまで通用するか
強い時のレッズは、良くも悪くも外国人頼みの面が強かったが、それをミシャが昨年1年かけて、日本人中心のチームに作り上げた。昨年のレッズは確かにチーム得点王はマルシオだが、多くの日本人選手がそれを追うように得点を重ねている。中盤も、そして守備面も日本人中心であった。そもそもマルシオとて世界的に見ればスーパーなレベルの選手ではないし、ランコの状態は周知の通り。早い段階でスピラが抜け、ポポも控えが多かった。故に昨季も準国産なチーム状態で戦っていた。
そのポポも放出し、新外国人の補強も皆無だった今季、ますます国産色が強まった。そして、日本代表クラス4人を補強した。その4人の内ミシャサッカーに慣れた森脇を除けば、連携面では時間が掛かる。その上で何処まで戦えるか。国内では通用するレベルでも、外国人パワーを前面に押し出して来るチームが多いACLにおいては、どこまで準国産で組織されたチームが通用するかがひとつの注目点。
かつてオール日本人で恐ろしいまでの組織力を誇った、あの頃の磐田のようなチームになるのが理想だが、国内での組織力は超一級品の鹿島でも、いざACLに出ると勝ち進めなくなってしまう実例もあり、いくら日本代表クラスを揃えたレッズとて、強力な外国人選手が不在では、現実はそこまで甘くはないとも覚悟している。

以上、大まかな懸念材料は2つ。他にも細かい部分はあるのだが、あまりネガティヴな事を言っても良くないので、ここからはポジティヴ面に目を向けよう。

今のレッズの生命線は、そのミシャ特異のサッカーに彩られた組織とハードワーク。組織面では上記のように、日本人中心で戦えるチームになりつつあり、個人に頼らないチームとしての組織サッカーは、着実に成長を続けているとは思う。連携面は時間が解決してくれるだろう。それを支えるのが運動量で、練習のハードさに於いて、ミシャはレッズ歴代監督でも群を抜いているし、鳥栖のような超ハードワークには及ばないものの、自分達のサッカーに必要な体力レベルは、選手に身に付いているはず。
それと開幕前ここまでで、大きな怪我をした選手は現れなかったのも好材料。坪井と平川とマルシオが軽傷レベルで、そのマルシオはどうやら全体練習に合流した模様。ただ今日の練習で興梠が足を痛めて退いたのが心配だが、報道によれば右太股の張りとの事で、ここは肉離れでなくて本当に安堵。

で、泣いても笑っても広州戦は目の前。豊富な資金力で強力外国人を揃える広州は、07年にアジア制覇を成し遂げた時のレッズと似た部分はあるが、そのようなチームにレッズが敵地でどんな戦いを見せるのか。広州のパワーに対して、レッズはここまで培った高速パスワークで敵を翻弄しつつ試合を支配したいところ。
もちろん自分は上記の考え通りで絶対に楽観視していないし、むしろ厳しい戦いになると覚悟している。そんな不安もあり、でも楽しみなACLと、そしてJリーグが、今年ももうすぐ始まる。

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無題
お疲れさまです。

いよいよ始まりますね。
うちは守備の不安定なとこは否めませんね。これを未解決なままは不安ですが、仰る通りミシャが監督な限りは…ですかね。

でも中国も守備は斑があると思います。そこを突けば勝機はありますよ。
問題は三人の強力外国人ですね。正直、力で来られると大量失点の危険はあります。どう転ぶか、やってみないとわかりませんね
GT 2013/02/22(Fri)20:42:05 編集
無題
おはようございます。

いよいよ今シーズン最初の公式戦が間近となりましたね。守備面の不安は否めませんね。しかし、私がよく話に出す「あの時」よりは守りが堅くなければ情けないですね。覚えてますか?3バックの中で本職のセンターバックはたった1人。その上あとの2人は今レッズにいる本職ではないセンターバック候補よりセンターバック経験が浅かった。そんな状態でも快進撃を繰り広げた「あの時」ですよ?前回同じような書き込みをしたときは分かったようですが、今回は分かるか注目させていただきましょう。

そしてもう1つの不安要素である外国人選手。やはり私としては、何か飛び抜けた要素を持った外国人FWが欲しいところですね。エジといいランコといい、万能なイメージがあったけど結局中途半端っていう感が否めません。やはりFWは、個人的にはなにか飛び抜けた能力を持っていたほうが相手にとっても驚異ですし、例え調子が悪くても得点できる可能性があると思います。特に外国人FWは。私がレッズの外国人FWではエメルソン、マリッチ、ワシントンと飛び抜けた要素を持っていましたね。エメルソンとワシントンは言うまでもありませんね。マリッチは何がと思う方も多いでしょうが、忘れてはならないことがあります。それは献身的で誠実なこと、そして高さで上回る相手にくっつかれてながらのヘディングは、私が今まで見た限りではほかにいないですね。マリッチがヘディングで競り合っているシーンを見ると、高さでは相手が上回っているんですよね。それでもヘディングが決まる。この点に関しては、これほどすごい選手は他に見たことがありません。今のレッズが見習うべき点の1つではないかと思いますね。
アニメ統計学者 2013/02/23(Sat)08:05:28 編集
無題
ACLとJリーグの開幕まで1週間を切って自分も臨戦体勢に切り替えていますが、いくらトレーニングマッチとはいえ失点の多さは気になりますね・・・自分も簡単に勝てるとは思っていませんし、厳しい戦いになる事を覚悟していますが、広州のパワーをレッズがどこまで食い止めるか、レッズのパスワークとハードワークが広州のパワーを越える事が出来るか注目したいですね。中国といえば尖閣諸島や大気汚染の問題もあるので不安を言ってしまえばきりがありませんが、先ずはこの試合に勝ってこれからの自信と勢いを付けてほしいですね。
以前に大分行きは仕事の関係で微妙だと書きましたが、行く事になりました。3月は広島と大分でサポート頑張ります。
クレイジーマザーファッカー 2013/02/24(Sun)10:18:49 編集
コメントありがとうございます
GTさん
こんにちはです。
大金で集められた外国人パワーは恐いですが、確かに中国チームは、守備面で強い印象は無いので、そこを突けば意外と脆いかもしれませんね。問題はカテナチオの国のリッピが監督やってるので、守備面含めて組織的なチームである可能性もありますが、実際中国チームは内面がベールに包まれているので、いくら中国王者である広州とはいえ、これは予想が付かない面はありますね・・・

アニメ統計学者さん
こんにちはです。
んー、今回の”あの時”は・・・もしかして細貝がストッパーに入っていた時代ですかねぇ。更に平川も何試合かストッパーやっていた時期がありましたね。正解であれば、確かにあの時代よりは格段に個人の守備力として上であってほしいですね。勿論あの時代は外国人含めてチーム全体の個のレベルが高かったので、全体としての守備面が強かった面はありますが、それが日本人中心のチームでどこまで出来るか注目したいですね。
そしてマリッチ、懐かしいですね。マリッチは最初の頃はイマイチフィットしていなかったのが、チームに慣れ出すと得点を重ねて行きましたね。彼は典型的なフィニッシャーだったと思います。フィニッシャーは味方との連携が大事ですから、それがはまると、途端に面白いようにフィットするパターンが多いんですよね。自分でボールを放さず持ち込んで強引に行くエメのようなタイプとは180度違い、おっしゃる通り献身的にボールが無い時でも前線で動きながら、味方のラストパスにピタリと合わしてゴールネットを揺らす、そんなゴールが多かったように思えます。名古屋戦で素晴らしいヘディングシュートを決めましたし、一方で足下も確実性が高かったですね。そして泥臭いゴールもありました。このような姿勢が、天皇杯を優勝に導く劇的ゴールにも繋がりましたね。本当に見習うべき選手でした。
マリッチのようなタイプであるランコも、違った使い方をすればもっと得点出来るとは思うんですが、残念ながら今のチームに合っていないのでしょうね・・・

クレイジーマザーファッカーさん
こんにちはです。
その失点の多さをどこまで得点がカバー出来るか、そして上回る事が出来るかが今のレッズを左右する部分だと思います。それを前線で強力外国人が叩き出してくれれば近道であり簡単なんですが、その武器が無い今のレッズにとって、組織としての得点力がどこまで成長しているかが生命線ですね。前回のA3やACLがそうだったように、未だ未知のベールに包まれている中国チーム、何がどうなるか予想が付かないので、楽しみ半分不安半分が本音です。その不安を勝利という形で吹き飛ばす事を期待したいですね。そしておっしゃる通り、それを自信と勢いに繋げて、広島戦を始めとするJリーグにも繋げたいですよね。
そして大分にも行ける事になったのは良かったですね。山口から大分までは、埼玉から大分を考えると実に近いのが羨ましいです(笑)。お互い頑張りましょう!
うえ URL 2013/02/24(Sun)12:54:16 編集
無題
そうです。今回の「あの時」は細貝がストッパーをやっていた時代です。そのときは細貝が3バックの左、堀之内が3バックの中央で活躍していました。今のレッズのセンターバック候補は本職ではない選手が多いとはいえその時の細貝や堀之内よりはセンターバック経験は上のはずです。
アニメ統計学者 2013/02/24(Sun)17:36:19 編集
コメントありがとうございます
アニメ統計学者さん
こんばんはです。
細貝も堀之内もボランチとして加入したものの、あの当時はチーム事情でそうなっていましたね。細貝はサイドもやりましたし、堀之内は闘莉王の代役としての扱いが多かったですが、献身さが功を奏して、しっかり仕事をこなしていましたね。懐かしい時代です。
うえ URL 2013/02/25(Mon)17:35:32 編集
ようこそ!!
試合終了/YBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦 鳥取2-5浦和 得点/12分・武田(浦)、15分・サンタナPK(浦)、35分・田中(鳥)、52分・敦樹(浦)、55分・中島(浦)、64分・松木(鳥)、90+3分・中島(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第10節 浦和-名古屋(埼玉スタジアム2002=4月28日15:00キックオフ)


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