この土壇場の時期に監督を交替させる事で、果たしてどれほどの効果を生むかは未知数ではあるものの、このまま手を拱いて残り試合を消化するよりは、起爆剤となるかもしれない荒療法に打って出る方が、有効と判断したのだろう。
ペトロの契約解除が発表された。先日の大宮戦後にフロントの了承を得ずに自ら今季限りでの退任を示唆し、それでもフロント側との話し合いで、とりあえず次節も指揮を託されるはずだった矢先の契約解除発表。これでは辻褄が合わない。果たしてここ数日、ペトロとフロントとの間で、何が起こっていたのだろうか。
ひとつ気になるのは、契約解除という部分である。橋本代表の正式発言も事務的な域を出ず、この4文字からでは、解任なのか辞任なのかも明確ではなく、事を荒立てたくはない上で腹に一物を抱えたまま、無理にでも幕引きを慣行しようとする意図が受け取れる。
尤もこの辺の事実関係は追々判明するであろうし、それはシーズンが終わってから落ち着いて総括すれば良い事で、それよりも今は起きてしまった”悲劇”を痛感しているとともに、ペトロがこのような形でレッズを去る事になり、ただただ無念であると言うしか表現出来ない。
成績からすれば、どのような判断が下ろうと議論の余地は無かった。それは重々承知していた。その上での覚悟だった。どんな経過を辿ろうと、どんな結果になろうと、心中覚悟で最後まで支持すると公言した自分にとって、このような中途半端な幕引きだけは、絶対に望んでいなかった。その望むべくもない事が、実際に起きてしまった。空虚さだけが残ってしまった。
後任として就任する事になった堀孝史。初期のレッズを支えたひとりの功労者が、ユース監督を経て、いよいよトップチームの監督に座る事になった。
余り良い表現ではないが、火中の栗を拾う役割を担ってしまった堀を、とにかく残留を目指して支えて行くしか道はない。そして月並みな言い方だが、堀の手腕に期待するしかない。
しかし予め言っておくと、今は限りなく少ない時間の中で、結果のみを求められる事になるのが堀体制である。そしてこれは、最後の”賭け”である。そこの部分だけは完璧に承知して、絶対に覚悟をしておく必要がある。
最後に、自分は例えペトロがどんなに非難されようとも、そして自分がどれだけペトロに関して批判を受けようとも、それでもペトロに”優勝”を味合わせてあげたかった。自らが底なしに愛したチームを監督として率いて、それが頂点に立つ姿に涙を流し、選手やスタッフに混じって無邪気に抱き合い喜び合い、幸福の絶頂の中で国立の空に胴上げされるであろう姿を観たかった。
ナビスコカップの名誉あるファイナリスト監督として、国立の大舞台で指揮を執らせてあげたかった。道半ば、志半ば、それでもついに手の届く所まで登り詰めたのに。あと1歩だったのに。それが目前で消し飛んだ悔しさ、無念さ。
ただただ、虚しい。
獲得寸前らしい。
デポルデポヴィッチ?デポストヴィッチ?いや、デストポヴィッチ??テポドン???あん?何だって!?
デスポトヴィッチ??
誰だ、ランコ・デスポトヴィッチって???
だいたいだな、またまたこういう舌噛みそうな名前の外国人を引っ張って来るのか。
誰だ、ランコ・デスポトヴィッチって?
28歳?
185センチ?
スペイン2部ジローナ所属?
ジローナでは2010~2011シーズン34試合で18ゴール?
これはスペイン2部では良い成績なのか?
セルビア人か。
でもペトロはモンテネグロ人だな。
まあいいか、その部分は。突っ込むとややっこしい事になるから。2人とも旧ユーゴという括りにしておこう。
降って沸いたような話だけど、エジ移籍の途端にこの話だから、エジの移籍話と並行して、本当なら前々から水面下で交渉していたのだろう・・・か?
ジローナに違約金9千万円を払ってまで獲得する選手かどうかは疑問点なのだが、エジの移籍金を早速こっちに使うんだな、フロントは。
うーん、微妙だ。実に微妙だ。掲示板でも言われていたが、クビッツァ臭がプンプンするのだが(笑)
タイプ的にはフィニッシャー。長身でヘディングは上手い感じだけど、頭一辺倒でもなさそう。
マリッチみたいなら大歓迎なんだけど。どうなんだろ。わからん。降って沸いた話だ。よくわからん。
さて、レッズは・・・
第2節~第6節の代替日スケジュール
◆第2節:3月12日→7月2日(土)vsガ大阪18:00埼スタ
◆第3節:3月19日→7月6日(水)vs山形19:00NDスタ
◆第4節:3月2日→7月13日(水)vs川崎19:00埼スタ
◆第5節:4月10日→7月17日(日)vs磐田18:00エコパ
◆第6節:4月16日→7月23日(土)vs甲府18:00埼スタ
ゲゲッ、平日が2試合・・・
となると自分の行ける試合は・・・
◆第2節:7月2日(土)vsガ大阪18:00埼スタ
これは余裕だ。今年こそガンバをぶっ倒す。
◆第3節:7月6日(水)vs山形19:00NDスタ
あんだよー、山形が平日になっちまった・・・チケットあるんだけど、なんてこった。ただ、この日程はおかしいんじゃないのか?他のチームは同じ3節でも日曜にやるところもあるのに、何故この試合は平日?NDスタは土日に予定が入れられてしまっているのだろうか?うーむ、・・・さすがに平日の山形だと仕事で行けないよな・・・パス。
◆第4節:7月13日(水)vs川崎19:00埼スタ
グググ、これも平日・・・まあ、幸いホームだし、一応これも余裕だ。
◆第5節:7月17日(日)vs磐田18:00エコパ
もちろん行きは富士か島田で途中下車してスガキヤだ。つまりこれは行く予定ではあるんだけど、さすがに帰りは新幹線を使わないと帰ってこられなくなる。帰りの掛川は赤い人たちで溢れかえる事は必至。みんな新幹線に乗り切れるのかが心配・・・。それとも、どうせ翌日も祝日で仕事休みなんだから、奮発して、どっか泊まっちまうか?そうすれば次の日もスガキヤに、ウヒヒヒヒヒヒ・・・
◆第6節:7月23日(土)vs甲府18:00埼スタ
希望は18時ではなく、19時からやってほしいんだけど・・・まあ仕方がない。仕事が終わったら会社から死に物狂いの猛ダッシュだ。
うーむ、まあ、一時はどうなる事かと思われた延期分だけど、なんとかかんとか日程が決まって良かった。
というか、やっぱナイトゲームになったね。節電の影響で、もしかしたら明るい内に試合を強行する非常手段に出るか、とも思われたが、これは選手の体を優先しないといけない。
まあ、とりあえずこういう形でも今年のJリーグが続けられるのだから、平日が増えたとかあんまり不満言っても始まらないから、これでヨシとしよう。後は、南米選手権にどれだけ選手が持って行かれるか、そこが心配。
つーか、・・・エコパんとこ、試合よりスガキヤに反応してる俺、大丈夫か???
◆浦和レッズ役員人事、橋本光夫代表が再任へ
『浦和レッズは5日、役員人事について発表した。
5日に行われたクラブの定例取締役会で取締役の候補者が選任された。
20日の定時株主総会の承認をもって、正式に就任が決まる。』
ポカーン・・・
去年の経営状態を鑑みる限り、まあ良く選任されたというか、ぶっちゃけ誰も社長をやる人が居ないから、そのまま再任って感じもするが・・・
まあ橋本氏って、去年までは前社長・藤口氏の大失策の尻拭いしていた感も否めないだけに、それで色々と批判されていたのはちょっとかわいそうな気もしていたが、まあ新監督就任→翌年すぐ社長交代という、わざわざ監督を孤立させるような意味不明なスパイラルだった近年のレッズの社長人事を考えると、ペトロにとっては橋本氏再任の方が良い気もするけどね。
この社長、試合日にホームでもアウェーでもスタジアムの外でサポを出迎えたりしている姿を良く見かけたけたりしていて、観客減って色々と苦労してるなぁ、なんて思っていた人でもあるんだけど、これでも三菱自工時代はランエボエンジンを開発した人なんだっけ?技術畑出身だけに、現場の気苦労は理解している人だとも思うし、一方で営業統括もしていた人だからマルチな経験値はあるんだろうけど、清水氏、塚本氏、犬飼氏という手腕的には評価の高かった過去の3大社長から比べると、いまいちポヤ~としている雰囲気があって、良く言えば人の良さそうな、悪く言うとパッとしない部分はあるんだよな。そりゃ無用の混乱を避ける意味からも社長がコロコロ代わっていてはいけないし、頑張って立て直してほしいけど、・・・大丈夫かぁ?
笑っている場合ではない、社長・・・
20日の株主総会で反対されたりして・・・
それだけ、連日のようにレッズに動きがあるのだから、書かずにはいられない。
今度は、「マゾーラ」である。
スポーツ報知によれば、リストアップどころか既に獲得決定のような内容。
つーか、マゾーラって誰?自分はこの選手を知らない。
というか、名前からして・・・マゾ?
世間ではお決まりのように、マゾだのメラゾーマだの言いたい放題だが。
ちなみに容姿も気になって画像検索してみたら、真っ先に現れたのは、これだった。というか、これがビッシリ羅列されていた。
マゾーラ コーン油・・・
なんだ、これは。
・・・、すげー垂れ目・・・
どこのポジションかと思えば、何とFW。
左利きのアタッカー・・・
速くて強い・・・
しかもまだ21歳とヤング(死語)・・・
リヨン、マルセイユ、PSVなどが興味を示した逸材・・・
・・・前評判はかなり良い。
更にYouTubeでマゾーラのプレー映像を観てみたが、・・・確かに、速い。というか、速過ぎる。スピードは規格外のものを持っている。しかもただ速いだけではなく、ドリブルからテクニック全開で敵を抜き去るわ、当たり負けせずにガンガン突破して行くわで、それこそ一度エンジンがかかったら、ファールじゃないと止められないレベル。加えてシュートの振りも速く正確で強烈だ。
早い、安い、美味い・・・ではなく、速い、巧い、強いの三拍子揃った弾丸アタッカー。まさにエメを彷彿とさせる感じはした。
だが、こんな凄い選手が、何故サンパウロからグアラニにレンタルに出されていたのか、何故リヨン、マルセイユ、PSVなどが興味を示しながら、獲得までに至らなかったのか、という点でちょっと疑問を覚えるのだが・・・?????
自分は、レッズが本気で優勝を目指すならば、前々から怪物級の強力な外国人FWを獲得するべきと考えていたので、本当に獲得するのならば、そして前評判通りの選手であるならば、これは理に叶った補強ではあると思う。
ただ、原一樹まで獲得しておいて、さらにアタッカーを獲るとは思わなかっただけに、これは原一樹を含めて少し疑問の残る補強でもあるのは、否めない。
この選手を何時見つけてきたのかも注目しなければいけないだろうが、もしかしたら去年ブラジルへ物色しに行った時に、このマゾーラを見付けたのだろうか。そうだとしたら、単なる南米旅行ではなく、うちの強化部も、しっかり仕事をしていたという事になるな(笑)。
いや待てよ、本来残る外国人枠1つは、ペトロの意向を聞いてから探す、みたいな事を言っていたはずでは。尤も自分はそれでは遅いと思っていたので、外国人枠が埋まった事に関しては良い事だと思うが、問題はマゾーラがペトロの意向なのか、それともフロント主導なのか、という点。何となく、後者っぽい気がするけど。
まあ最近は外国人の攻撃的選手となると、国内から引き抜く事が多かったレッズも、珍しく海外から攻撃的選手を連れて来たという点では、少しは評価出来るかもしれない。ただ南米からの補強は”ギャンブル”性が強いから、当たりかハズレかは実際に使ってみないとわからないが・・・
何れにしても、獲得するならば、この選手が今後のレッズの鍵を握る事は間違いないと思う。
同じナイキ広島や横浜マがやたら凄いデザインだったから、もしかしたらレッズも型破りなデザインに変わってしまうのでは?と不安だったけど、うっすらダイヤ模様があるものの、表面は赤に纏まっていたのでホッとした。というか、今年のユニフォームは、近年のに比べて一番格好良いデザインになっていると思う。やはり赤に黒は映えるね。
が、しかし!元々自分は夏場の実用性を考えての襟無し派であり、ただでさえ暑っ苦しい襟に、更に輻射熱を呼び込む黒なんて・・・夏場の首周りを考えると恐ろしい・・・
さて、これを買うかどうか。
デザイン的には・・・欲しいぞ。
それと、誰の番号を付けるか。福田→永井→ロビーと続いた次なる自分の番号は・・・
新加入選手のユニ姿も披露されていたけど、
マルシオ・リシャルデス=10
原=21
青山=23
小島=27
か。
書体フォントはスッキリしていて、この方が良いかな。
後は、お財布と相談だ。
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