浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
◆浦和戦のスタジアムで感じる違和感 バックパスになぜ拍手?
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/06/06/kiji/K20160606012730300.html
レッズサポが大好きな煽り記事が久々に発生だ。試合が無い事だし暇だから、見事に煽られてみようか。
この記事に反論している人は沢山居るんだけど、個人的には「まったくその通りじゃないか!」と思ってしまった。
そこで、何が「まったくその通り」かと言うのが問題である。
この記事は、フィールドプレーヤーがキーパーに頻繁にバックパスをする事に対して、スタンドからは拍手が送られているという事に違和感を覚えるというものだが、記者はそれに対しての展望を語っている。
それは『攻撃の優先順位は、まずはシュート。次にシュートに直結するプレー、というようにゴールから逆算すべきで、最後尾に下げるGKへのバックパスは最後の選択肢であるべきだ(もちろん、時間帯やスコアによっても変わるが)。選手は本当に前方にパスを出せない状況だったのか、ファーストタッチにずれはなかったか、など、バックパスに至る過程に判断、技術的なミスがなかったかを見極めた上での拍手なら、うなずけるが。
全てのバックパスに温かい拍手が送られれば、スタジアムで観戦するサッカー少年、少女やボールパーソンは何を感じるか。所属チームに戻った時、前に行くプレーを簡単に放棄して、安易にGKに下げる選択をしかねない』というもの。
自分が「まったくその通り」と思った部分は、『攻撃の優先順位』という部分である。残念ながら『サッカー少年、少女やボールパーソンは何を感じるか』という道徳的な話は、ハッキリ言ってどうでも良い話である。
結論から言ってしまうと、実は自分はこのバックパスが発生した時に、ほとんど拍手をしないのである。たまに周りに連られて無意識にやってしまってハッとする時はあるが、意識して拍手をした覚えがほとんど無い。
何故に拍手をしないのか。その理由は至って単純で、記者同様に『攻撃の優先順位』に違和感を感じているからである。但しその違和感に対する理由が、この記者の抽象的な展望に留まらない。この記者は抽象的に『攻撃の優先順位』と言っているが、もしかしたらミシャサッカーの本当の中身は知らないのかもしれない。
さて自分の本題。
ミシャサッカーは年中バックパスをする。理由は”キーパーからゲームを組み立てるのが戦術”だから、と思っている人が大半だろう。
しかしそれは大きな勘違いである。キーパーから組み立てるのは、あくまでスタートがマイボールの場合やプレッシャーが殆ど発生しない場面からである。これと攻撃時にドン詰まりになり敵のプレッシャーを受けてキーパーに戻すのとでは、状況がまったく違う別物である。
もう忘れている人が多いかもしれないが、ミシャサッカーの攻撃戦術のメインは、高い位置からボールを奪ってのショートカウンターである。このショートカウンターに素早いパスワークを交えてゴールを陥れる戦術こそが、ミシャサッカーの理想型である。そして『攻撃の優先順位』からすれば、現実より先に理想が来るのが本筋である。理想を求めてそれに少しでも近付けて行かなければ戦術は進化して行かないのだから。
ところが悲しいかな理想あくまで理想であって、この理想が成功した例は残念ながら極めて少ない。大半はせっかく高い位置でボールを奪ってもパスの出し所が無く、何処に出そうか誰に出そうか迷って迷ってチンタラしている間に敵の守備態勢が整ってしまい、それで決まって攻撃がドン詰まる。そこで仕方なくバックパスで”逃げる”のである。更にキーパーまで戻してしまっている間に、敵は大半の選手が自陣に戻る。そこから仕切直し。この繰り返しが今も昔もミシャサッカーに実に多く見られる。
7人や8人が守る敵陣にショートカウンターで素早く攻め込めばスペースもありフリーの態勢も作れるかもしれないが、極端な話11人がしっかり守る敵陣に遅攻で”攻め込み直す”ので、満を持して迎撃態勢を整えて待ち構える敵に対して味方の攻撃の大半は決まってドン詰まる。そしてまたキーパーまで戻す。この繰り返しだから、攻撃サッカーと言っている割には得点力に欠けるのである。
自分が拍手に違和感を感じる部分は、ようするに上記の理由に他ならない。ゲームを組み立て直すというのは体裁であって、ようは攻撃のドン詰まりから発生するキーパーへのバックパスに、果たして拍手する必要(若しくは価値)があるかどうか、という部分である。逆にブーイングして鼓舞する方法もある、というズレた考えまで持っている。・・・というのは冗談だが、自分が単にヘソ曲がりな性格だからなのかもしれないが、少なくとも”逃げ”てバックパスする状況では、自分は拍手は出来ないししたくない。ただそれだけの事である。
でも、これって長々と語るほど難しい話ではないんだよ。だってさ、意外と周りに連られて拍手している人・・・多いよね(笑)
あ、ひとつ昔話をしようか。まだレッズがJ2に落ちる前、確か1997年だったかな。京都サンガに元ウルグアイ代表ペドロ・ローシャが監督として就任した。この監督の当時の戦術、攻撃がドン詰まるとキーパーまでボールを戻してゲームを作り直すというもの。そう、今のミシャサッカーとソックリである。
この戦術に違和感を覚えて発言した人物が居た。それが他でもない我々レッズサポなら誰でも知っている上野晃氏である。アウェー西京極での京都対レッズを実況していた上野氏。攻撃がドン詰まるとすぐにキーパーまで戻す京都のサッカーを見て「京都の選手はどうしてすぐにボールをキーパーまで戻すんですかねぇ。これでは・・・」と明らかにクレーム口調。そして自分もテレビを見ながら上野晃氏と全く同じイライラ感を覚えたのを覚えている(洒落じゃないよ)。
それもそのはずで、当時の日本では深く攻め込んだ後に一旦ボールをキーパーに戻して組み立て直すサッカーは珍しかったのである。こんなサッカーでは上手く行くはずなど無いと思うのが普通の時代だった。今から思えばペドロ・ローシャは、もしかしたら時代の最先端を行くサッカーを京都に植え付けようとしていたのだろうか。しかしその戦術は当時日本に持ち込むには早過ぎたのか、はたまた京都の選手のレベルが戦術に追い付いていなかったのか、とにかく全く成績がふるわず、僅か1シーズンで解任されてしまった。そしてペドロ・ローシャが監督業を行ったのは京都が最後だったという。
あれから十数年、上野晃氏は変わらず当時と変わらない独特の鼻詰まり声で、テレ玉で「ドン詰まってキーパーまで戻す」サッカーを今や何の違和感も無く実況しているのだから、まあ時代は変わったというものだ。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/06/06/kiji/K20160606012730300.html
レッズサポが大好きな煽り記事が久々に発生だ。試合が無い事だし暇だから、見事に煽られてみようか。
この記事に反論している人は沢山居るんだけど、個人的には「まったくその通りじゃないか!」と思ってしまった。
そこで、何が「まったくその通り」かと言うのが問題である。
この記事は、フィールドプレーヤーがキーパーに頻繁にバックパスをする事に対して、スタンドからは拍手が送られているという事に違和感を覚えるというものだが、記者はそれに対しての展望を語っている。
それは『攻撃の優先順位は、まずはシュート。次にシュートに直結するプレー、というようにゴールから逆算すべきで、最後尾に下げるGKへのバックパスは最後の選択肢であるべきだ(もちろん、時間帯やスコアによっても変わるが)。選手は本当に前方にパスを出せない状況だったのか、ファーストタッチにずれはなかったか、など、バックパスに至る過程に判断、技術的なミスがなかったかを見極めた上での拍手なら、うなずけるが。
全てのバックパスに温かい拍手が送られれば、スタジアムで観戦するサッカー少年、少女やボールパーソンは何を感じるか。所属チームに戻った時、前に行くプレーを簡単に放棄して、安易にGKに下げる選択をしかねない』というもの。
自分が「まったくその通り」と思った部分は、『攻撃の優先順位』という部分である。残念ながら『サッカー少年、少女やボールパーソンは何を感じるか』という道徳的な話は、ハッキリ言ってどうでも良い話である。
結論から言ってしまうと、実は自分はこのバックパスが発生した時に、ほとんど拍手をしないのである。たまに周りに連られて無意識にやってしまってハッとする時はあるが、意識して拍手をした覚えがほとんど無い。
何故に拍手をしないのか。その理由は至って単純で、記者同様に『攻撃の優先順位』に違和感を感じているからである。但しその違和感に対する理由が、この記者の抽象的な展望に留まらない。この記者は抽象的に『攻撃の優先順位』と言っているが、もしかしたらミシャサッカーの本当の中身は知らないのかもしれない。
さて自分の本題。
ミシャサッカーは年中バックパスをする。理由は”キーパーからゲームを組み立てるのが戦術”だから、と思っている人が大半だろう。
しかしそれは大きな勘違いである。キーパーから組み立てるのは、あくまでスタートがマイボールの場合やプレッシャーが殆ど発生しない場面からである。これと攻撃時にドン詰まりになり敵のプレッシャーを受けてキーパーに戻すのとでは、状況がまったく違う別物である。
もう忘れている人が多いかもしれないが、ミシャサッカーの攻撃戦術のメインは、高い位置からボールを奪ってのショートカウンターである。このショートカウンターに素早いパスワークを交えてゴールを陥れる戦術こそが、ミシャサッカーの理想型である。そして『攻撃の優先順位』からすれば、現実より先に理想が来るのが本筋である。理想を求めてそれに少しでも近付けて行かなければ戦術は進化して行かないのだから。
ところが悲しいかな理想あくまで理想であって、この理想が成功した例は残念ながら極めて少ない。大半はせっかく高い位置でボールを奪ってもパスの出し所が無く、何処に出そうか誰に出そうか迷って迷ってチンタラしている間に敵の守備態勢が整ってしまい、それで決まって攻撃がドン詰まる。そこで仕方なくバックパスで”逃げる”のである。更にキーパーまで戻してしまっている間に、敵は大半の選手が自陣に戻る。そこから仕切直し。この繰り返しが今も昔もミシャサッカーに実に多く見られる。
7人や8人が守る敵陣にショートカウンターで素早く攻め込めばスペースもありフリーの態勢も作れるかもしれないが、極端な話11人がしっかり守る敵陣に遅攻で”攻め込み直す”ので、満を持して迎撃態勢を整えて待ち構える敵に対して味方の攻撃の大半は決まってドン詰まる。そしてまたキーパーまで戻す。この繰り返しだから、攻撃サッカーと言っている割には得点力に欠けるのである。
自分が拍手に違和感を感じる部分は、ようするに上記の理由に他ならない。ゲームを組み立て直すというのは体裁であって、ようは攻撃のドン詰まりから発生するキーパーへのバックパスに、果たして拍手する必要(若しくは価値)があるかどうか、という部分である。逆にブーイングして鼓舞する方法もある、というズレた考えまで持っている。・・・というのは冗談だが、自分が単にヘソ曲がりな性格だからなのかもしれないが、少なくとも”逃げ”てバックパスする状況では、自分は拍手は出来ないししたくない。ただそれだけの事である。
でも、これって長々と語るほど難しい話ではないんだよ。だってさ、意外と周りに連られて拍手している人・・・多いよね(笑)
あ、ひとつ昔話をしようか。まだレッズがJ2に落ちる前、確か1997年だったかな。京都サンガに元ウルグアイ代表ペドロ・ローシャが監督として就任した。この監督の当時の戦術、攻撃がドン詰まるとキーパーまでボールを戻してゲームを作り直すというもの。そう、今のミシャサッカーとソックリである。
この戦術に違和感を覚えて発言した人物が居た。それが他でもない我々レッズサポなら誰でも知っている上野晃氏である。アウェー西京極での京都対レッズを実況していた上野氏。攻撃がドン詰まるとすぐにキーパーまで戻す京都のサッカーを見て「京都の選手はどうしてすぐにボールをキーパーまで戻すんですかねぇ。これでは・・・」と明らかにクレーム口調。そして自分もテレビを見ながら上野晃氏と全く同じイライラ感を覚えたのを覚えている(洒落じゃないよ)。
それもそのはずで、当時の日本では深く攻め込んだ後に一旦ボールをキーパーに戻して組み立て直すサッカーは珍しかったのである。こんなサッカーでは上手く行くはずなど無いと思うのが普通の時代だった。今から思えばペドロ・ローシャは、もしかしたら時代の最先端を行くサッカーを京都に植え付けようとしていたのだろうか。しかしその戦術は当時日本に持ち込むには早過ぎたのか、はたまた京都の選手のレベルが戦術に追い付いていなかったのか、とにかく全く成績がふるわず、僅か1シーズンで解任されてしまった。そしてペドロ・ローシャが監督業を行ったのは京都が最後だったという。
あれから十数年、上野晃氏は変わらず当時と変わらない独特の鼻詰まり声で、テレ玉で「ドン詰まってキーパーまで戻す」サッカーを今や何の違和感も無く実況しているのだから、まあ時代は変わったというものだ。
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うーん、イカンな。仕事のせいにしてはいけないのだが、その仕事が地獄の超繁忙期中に付き、すっかり更新が滞りまくりという有様。そんなもんだから明後日の日曜まで出勤というブラック状態。
こんな状態が最低でも来月まで続くのだから、本当にまともにスタジアムへ行けるかが不安になってきた。24日のACLは何とかしてでも行きたいところだが、27日の開幕・柏戦が大変怪しくなってきた。仮に明日チケット争奪戦に打ち勝ったとしても、せっかくチケット獲れても仕事で行けなくなる可能性が大なので、今回は残念ながら柏戦はパスしようかと思っている現在。
それはさておき、いよいよACLとJ1の両方の開幕が来週に迫って来たので、今季のレッズに対する本気の期待度を絡めた、J1リーグ戦に於けるだいたいの予想順位というものをアンケートしてみたいと思います。
題して『2016シーズン・レッズへの正直な予想順位』です。そのまんまです。
開幕前から優勝を期待しない訳がないだろ!、というのは別として、今のレッズに貴方が抱いている率直かつ正直な期待値をだいたいの予想順位としてストレートに選んでいただけたらと思います。優勝すると本気で思っていれば[優勝する]を、中位に留まると思えば[中位]を。
下のアンケート欄か、右のプラグインのアンケート欄から答えていただけたら幸いです。
回答期限:3月20日
こんな状態が最低でも来月まで続くのだから、本当にまともにスタジアムへ行けるかが不安になってきた。24日のACLは何とかしてでも行きたいところだが、27日の開幕・柏戦が大変怪しくなってきた。仮に明日チケット争奪戦に打ち勝ったとしても、せっかくチケット獲れても仕事で行けなくなる可能性が大なので、今回は残念ながら柏戦はパスしようかと思っている現在。
それはさておき、いよいよACLとJ1の両方の開幕が来週に迫って来たので、今季のレッズに対する本気の期待度を絡めた、J1リーグ戦に於けるだいたいの予想順位というものをアンケートしてみたいと思います。
題して『2016シーズン・レッズへの正直な予想順位』です。そのまんまです。
開幕前から優勝を期待しない訳がないだろ!、というのは別として、今のレッズに貴方が抱いている率直かつ正直な期待値をだいたいの予想順位としてストレートに選んでいただけたらと思います。優勝すると本気で思っていれば[優勝する]を、中位に留まると思えば[中位]を。
下のアンケート欄か、右のプラグインのアンケート欄から答えていただけたら幸いです。
回答期限:3月20日
仕事が糞忙しいのとネタが少ないのとですっかり更新が滞ってしまったが、とりあえず今季の試合日程が正式発表されたので、準備に取り掛からなければいけない時期になった。
日程は以前からネット上にリークされていた通りだったから今更感はあるが、個人的に今季は仕事の関係で休みが減るため、長距離アウェー行きが例年から激減しそうな予感。というか、そうなってしまうと思う。
だからと言って個人的事情に合わせて日程を組んでくれる訳でもないので、そこは我慢するところは我慢し、諦めるところは男らしく諦める事も必要だろう。それよりアウェーを優先した挙げ句にホームに行けなくなるのは本末転倒であり一番駄目なパターンなので、これまで長年に渡りホーム皆勤を達成し続けてきた自分としては、今季もとにかくそのホーム皆勤を死守するために知恵を働かせなければいけない事になる。
とはいうものの、ひとつ納得が行かないのが5月29日のアウェー鳥栖だ。超長距離でありながら日曜開催というところが一層の絶望感を誘うが、それに輪を掛けてキックオフ時間が16時というのは、全くアウェーサポーターの事を考えていない、さすがJリーグ百円構想脳と言ったところだろう。翌日に仕事を控えている人は、その日中に関東へ帰りたかったら、もう飛行機しか手が無い訳だ。
ったく、どうしてこう無理にでも交通機関選びを制限するような日程と時間を組んでくれるのだろう。ここはせめて13時とか14時キックオフで、ギリギリ新幹線終電コースに間に合うキックオフ時間にするのが人情というものではなかろうか?Jリーグは人情の欠片も無いのか!そんなにスカパーの放映権料の方が大事なのか!・・・まあ優勝の価値を10億円で売る位だから、人情なんな無くたって屁でもないと思っているのだろうけどさ。
え?だったら飛行機で帰れば余裕で間に合うだろうって?・・・自分飛行機嫌いなんだよ。乗り物は地に足が着いていないと駄目、絶対。
あー、どうしよう例の焼鳥屋(そこかよ)。ってか、こんな日程と時間では、恐らく今年は鳥栖に行けないと思うから、こんな余計な心配する事はないか・・・。
土曜がなかなか休めなくなっている自分としては、湘南と横浜と川崎が日曜開催という点はとても助かるけど。ここは神奈川ブラボーだな。ってか神奈川エリアのが揃って日曜開催って、かなり偏り過ぎている感もあるが。尤も問題は湘南と川崎のチケットが獲れるかどうかという事から始めなければいけないけれど。
ACLの関係で、とにかく今季は日曜開催や平日開催が多いのは助かった。昔は土曜に平気で休めたから、日曜開催や平日開催になると「ゲッ、次の日仕事なのによー」という気持ちだったが、逆に自分が土曜に休み難くなると、今度は日曜開催や平日開催がありがたく感じてしまうのだから人間とは実に身勝手な者だ。これで日曜開催を希望している人の気持ちがようやくわかった気がする。
だからと言ってアウェー大阪&鳥栖の日曜開催だけはバッキャローだけど。どうすんだよ、今年は大阪にも行けないじゃないか。大阪に付き合っている業者があるから、こうなったらその業者を盾にして空出張でもするか(笑)。でもそれやると、その3日後のアウェー広島が・・・あああああああああ・・・・・大阪行って何かのトラブルで帰還不能に陥り、そのまま広島へ行ってしまうという夢の大トラブルでも発生しないかな。富士山が噴火する位のレベルじゃないと先ず無理か。そうなったら逆に命の危険が・・・。
という訳で、昔は普通に行けていたスタジアムが、今季はどれだけ多くスタジアムへ行けるかどうかの戦いになる・・・きっついなぁ・・・。
日程は以前からネット上にリークされていた通りだったから今更感はあるが、個人的に今季は仕事の関係で休みが減るため、長距離アウェー行きが例年から激減しそうな予感。というか、そうなってしまうと思う。
だからと言って個人的事情に合わせて日程を組んでくれる訳でもないので、そこは我慢するところは我慢し、諦めるところは男らしく諦める事も必要だろう。それよりアウェーを優先した挙げ句にホームに行けなくなるのは本末転倒であり一番駄目なパターンなので、これまで長年に渡りホーム皆勤を達成し続けてきた自分としては、今季もとにかくそのホーム皆勤を死守するために知恵を働かせなければいけない事になる。
とはいうものの、ひとつ納得が行かないのが5月29日のアウェー鳥栖だ。超長距離でありながら日曜開催というところが一層の絶望感を誘うが、それに輪を掛けてキックオフ時間が16時というのは、全くアウェーサポーターの事を考えていない、さすがJリーグ百円構想脳と言ったところだろう。翌日に仕事を控えている人は、その日中に関東へ帰りたかったら、もう飛行機しか手が無い訳だ。
ったく、どうしてこう無理にでも交通機関選びを制限するような日程と時間を組んでくれるのだろう。ここはせめて13時とか14時キックオフで、ギリギリ新幹線終電コースに間に合うキックオフ時間にするのが人情というものではなかろうか?Jリーグは人情の欠片も無いのか!そんなにスカパーの放映権料の方が大事なのか!・・・まあ優勝の価値を10億円で売る位だから、人情なんな無くたって屁でもないと思っているのだろうけどさ。
え?だったら飛行機で帰れば余裕で間に合うだろうって?・・・自分飛行機嫌いなんだよ。乗り物は地に足が着いていないと駄目、絶対。
あー、どうしよう例の焼鳥屋(そこかよ)。ってか、こんな日程と時間では、恐らく今年は鳥栖に行けないと思うから、こんな余計な心配する事はないか・・・。
土曜がなかなか休めなくなっている自分としては、湘南と横浜と川崎が日曜開催という点はとても助かるけど。ここは神奈川ブラボーだな。ってか神奈川エリアのが揃って日曜開催って、かなり偏り過ぎている感もあるが。尤も問題は湘南と川崎のチケットが獲れるかどうかという事から始めなければいけないけれど。
ACLの関係で、とにかく今季は日曜開催や平日開催が多いのは助かった。昔は土曜に平気で休めたから、日曜開催や平日開催になると「ゲッ、次の日仕事なのによー」という気持ちだったが、逆に自分が土曜に休み難くなると、今度は日曜開催や平日開催がありがたく感じてしまうのだから人間とは実に身勝手な者だ。これで日曜開催を希望している人の気持ちがようやくわかった気がする。
だからと言ってアウェー大阪&鳥栖の日曜開催だけはバッキャローだけど。どうすんだよ、今年は大阪にも行けないじゃないか。大阪に付き合っている業者があるから、こうなったらその業者を盾にして空出張でもするか(笑)。でもそれやると、その3日後のアウェー広島が・・・あああああああああ・・・・・大阪行って何かのトラブルで帰還不能に陥り、そのまま広島へ行ってしまうという夢の大トラブルでも発生しないかな。富士山が噴火する位のレベルじゃないと先ず無理か。そうなったら逆に命の危険が・・・。
という訳で、昔は普通に行けていたスタジアムが、今季はどれだけ多くスタジアムへ行けるかどうかの戦いになる・・・きっついなぁ・・・。
2年越しのラブコールが実ったのか、遠藤航の獲得報道がスポーツ紙に載った訳だが、これで来なかったら笑ってしまう、なんて恐ろしい事も考えてしまう。
遠藤の獲得は、言うまでもなく守備的ボランチならば阿部の、DF ならば那須や森脇の、これら高齢化問題を抱えるポジションに、確実な戦力を持ってして若返らせるに、これ以上ない補強である。
今回のストーブリーグに於いて、国内の日本人選手では間違いなく最大の目玉であり、だからこそ有力クラブチームが激しい争奪戦を繰り広げている、この将来性抜群の現役日本代表選手を本当にレッズが獲得に成功したならば、それは本当に万々歳である。
・・・と、ひねくれ者の自分が、そう素直に感じていると思ったら、大間違いである。
これがいけないのだ!
高い契約金と高年棒を支払う事が可能、満員の巨大なホームスタジアムで、大量の熱狂的なサポーターのもとでプレー出来る、世間の注目度も格段に上がる、プロ選手に於いて、この素晴らしい条件が揃っているクラブチーム。
だから、レッズの強化部と監督は、それをちらつかせて大金を注ぎ込めば、少なくとも国内の日本人選手ならば、強化部が、監督が欲しい選手は、ほぼ獲得可能と思っている。
環境に甘えているのは、他でもない、強化部と監督である!
だから、自ら努力して海外から外国人選手を獲得しようなど思わないのである!
だいたい、こうやって国内の有力日本人選手を買い漁っている割には、近年は全くタイトルが獲れない。それが実に情けない。世間から笑われているんだから。
だから逆の発想。
そんなレッズの誘いなど、国内の有力日本人選手は、片っ端から断ってくれないだろうか?
どんな大金を積まれようが、どんなに熱狂的サポーターの存在を説かれようが...
それでも片っ端から有力日本人選手に断られて、欲しい選手を全く獲得不能に陥ったら、強化部も監督も焦るんじゃないかな。
こうなって、初めて自ら努力して外国人選手を見付けようとする意識が芽生えるんじゃないかな。
なんて単純な話ではないんだろうけど、でもあれだ、かつて磐田から藤田を獲得しようとして藤田本人とは合意したのに、磐田の「浦和だけには行かせたくない」事件で藤田獲得が駄目になった途端、レッズは目先を変えてロビーを獲得した例もある。あの時は怪我の功名だった訳だが、まあそんな上手い話は何度も無いにしても、ちょっとはレッズの今の強化部と監督に、環境に甘えているだけでは欲しい選手は獲れないという事を、少しは思い知らす必要はあると思うけどね。
もちろんそれは、あくまで起爆剤的なものであって、本意ではないんだけどさ。それでチームが弱くなるのは嫌だし。
遠藤の獲得は、言うまでもなく守備的ボランチならば阿部の、DF ならば那須や森脇の、これら高齢化問題を抱えるポジションに、確実な戦力を持ってして若返らせるに、これ以上ない補強である。
今回のストーブリーグに於いて、国内の日本人選手では間違いなく最大の目玉であり、だからこそ有力クラブチームが激しい争奪戦を繰り広げている、この将来性抜群の現役日本代表選手を本当にレッズが獲得に成功したならば、それは本当に万々歳である。
・・・と、ひねくれ者の自分が、そう素直に感じていると思ったら、大間違いである。
これがいけないのだ!
高い契約金と高年棒を支払う事が可能、満員の巨大なホームスタジアムで、大量の熱狂的なサポーターのもとでプレー出来る、世間の注目度も格段に上がる、プロ選手に於いて、この素晴らしい条件が揃っているクラブチーム。
だから、レッズの強化部と監督は、それをちらつかせて大金を注ぎ込めば、少なくとも国内の日本人選手ならば、強化部が、監督が欲しい選手は、ほぼ獲得可能と思っている。
環境に甘えているのは、他でもない、強化部と監督である!
だから、自ら努力して海外から外国人選手を獲得しようなど思わないのである!
だいたい、こうやって国内の有力日本人選手を買い漁っている割には、近年は全くタイトルが獲れない。それが実に情けない。世間から笑われているんだから。
だから逆の発想。
そんなレッズの誘いなど、国内の有力日本人選手は、片っ端から断ってくれないだろうか?
どんな大金を積まれようが、どんなに熱狂的サポーターの存在を説かれようが...
それでも片っ端から有力日本人選手に断られて、欲しい選手を全く獲得不能に陥ったら、強化部も監督も焦るんじゃないかな。
こうなって、初めて自ら努力して外国人選手を見付けようとする意識が芽生えるんじゃないかな。
なんて単純な話ではないんだろうけど、でもあれだ、かつて磐田から藤田を獲得しようとして藤田本人とは合意したのに、磐田の「浦和だけには行かせたくない」事件で藤田獲得が駄目になった途端、レッズは目先を変えてロビーを獲得した例もある。あの時は怪我の功名だった訳だが、まあそんな上手い話は何度も無いにしても、ちょっとはレッズの今の強化部と監督に、環境に甘えているだけでは欲しい選手は獲れないという事を、少しは思い知らす必要はあると思うけどね。
もちろんそれは、あくまで起爆剤的なものであって、本意ではないんだけどさ。それでチームが弱くなるのは嫌だし。
でも繰り返すが、とにかく今の強化部と監督は、環境に甘えている。
総括は本筋であればシーズンが完全に終了してからという事になるのだけど、今年は天皇杯に生き残っている上で、今回のチャンピオンシップ敗退から次の公式戦である天皇杯準々決勝までが1ケ月近くもあるため、こんなに開き過ぎていては自分の気持ちが中弛みしてしまう危険性が大と考えて、チャンピオンシップや昇格プレーオフも終了した事で、早めにシーズンの総括をしてしまおうと思った次第。
今シーズンの率直な感想は、悪い意味で予想通り。過去3シーズンのミシャレッズを振り返れば、この期に及んで同じ体制を継続すれば、4シーズン目とてどのようなシーズンになるかは、容易に予想が出来ていた。だからこそ自分の予想を裏切って欲しかったのだが・・・。
チームは確実に成長していると言う人も居る。それは勝ち点が過去より多いという数字上の動かざる事実。これだけを見れば、誰しもが成長していると思うだろう。
ところがサッカーに於ける数字とは残酷なもので、その成長の証である数字の上昇が、必ずしも結果と結びつかない。何故ならば、その数字だけをいくら主張しても、相手にその数字を上回られてしまったら、絶対に頂点には立てないからである。
ところが、この数字上の絶対的なルールを根本から済し崩しにする新たなルールが設けられた。それが今シーズンから復活した2ステージ制だった。シーズン中、どんな成績であれ、ステージ優勝などでチャンピオンシップ出場権を得られれば、年間2位でも3位でも、プレーオフたった3試合を戦って勝ち切れれば、それで頂点に立てるというもの。
しかしこの理不尽極まりないルールが、皮肉にも2ステージ制反対派の急先鋒であったレッズの助け船となり、そして同時にまたも頂点を阻むものとなってしまった。
自分はファーストステージ優勝はじゅうぶん可能と確信していた。これは結果論で言っているのではなく、ここでも書いた通り、その予想に値する確固たる根拠と確率が昨シーズンまでに存在していた。つまり過去3シーズンのミシャレッズを見れば、ファーストステージ優勝の予想は可能だったのである。
それと同時に、シーズン終盤の失速癖と、短期決戦に対する勝負弱さも懸念していた。これも過去3シーズンのチーム状況を見れば必然的な予想と予感であった。
・・・その通りになってしまった。予想と予感は恐ろしいほど見事に的中した。これが競馬だったら大喜びだが、こういう予想と予感は、的中してしまえばしまうほど全く嬉しくない。
真面目な話、こういう予想や予感を抱いていたのは自分だけではなく、長年レッズの内面を見て来ている多くのサポーターが、心の中で抱いていたものだったと思う。チームがいくら補強しようとも、フロントや監督がどんな事を主張しようとも、過去に同じ過ちを何度も繰り返してきた事で、優勝に向けたクラブチームの姿勢など、懐疑的に思えてしまっていた人は決して少なくないはずだったと思う。
チームは新たな選手の補強によって、外面は変える事が出来る。しかし体制を継続しながらだと、内面を変える事が難しい。継続は力なり。確かにこの格言は的を射ている。しかし、継続は長くなればなるほど諸刃の刃となる。何故ならば体制を継続して行くという事は、もちろん良い部分も継続するが、反面で悪い部分も継続するからである。この悪い部分を治癒せず放置したまま継続すると、果たして何が起こるか。
そう、永遠に同じ事を繰り返すのである。
自分は去年の総括で、「変わっていたら、去年と同じ過ちは繰り返していない」と書いたが、それは今年も同じ事が言える。結論から言えば、ミシャレッズはずっと何も変わっていない。チームの内面が成長したと言えるのは、百歩譲っても去年までだろう。ある意味でチームは、過去3シーズンで熟成し切ってしまったと思う。その上で今年は、ほとんど上積みするものが無いままシーズンを戦っていた感じがする。その証拠が、結果的に去年と同じ事を繰り返してタイトルを逃し続けているというものである。
それを限界と見るか継続と見るかは人それぞれの評価、つまりこれこそ賛否両論。そして明確な賛否があるという事は、正しい部分と間違っている部分の両面にあるという事なのである。
但しこれだけは言える。成長しているのであれば、去年と同じ過ちは繰り返していない。そういう事だ。問題は数字ではないのだ。数字は外面。だからこそ自分は”ミシャレッズは数字に騙されてはいけない”と唱え続けて来た。数字という外面は増えていても、内面が成長していなければ、要所要所で少しずつ鍍金が剥がれて行き、最後に必ずボロが出るのが世の常なのである。シーズン序盤は良くても、後になればなるほど駄目になって行く。その世の常を絵に描いたように繰り返しているのがミシャレッズなのである。
尤も選手は若ければ成長可能だが、残念ながら熟成し切った監督の内面は、以降も絶対に成長しない。繰り返すが、成長しているのであれば、去年と同じ過ちは繰り返していない。
マンネリ、である。もはやミシャレッズはマンネリ。これ以外に表現する言葉が無い。なので不満も文句も言い尽くした。もちろん何らかのタイトルを獲っていながら体制を継続しているのであれば、それは良いマンネリとして誰しもが認めるものになっていた事だろう。
ところが毎年毎年それなりの補強を繰り返しながら同じような成績に終始してタイトルを逃し続けているのだから、そこに不信感や反発心を抱くサポーターが増えても仕方がない事なのである。それこそ素直な人間的感情であって、サッカーの応援は宗教チックではあっても決して宗教ではない。盲目的に信じ続けていれば良いというものでもないのだ。
もちろん毎年優勝争いに絡む監督を交代させるのは理不尽だという意見も正論だし、危険な行為である事も重々理解できる。だからこそ、そこに希望を見出し続けて体制継続を望むサポーターが沢山存在するのもまた事実だ。
つまり賛否両論であるがどちらの意見も間違ってはいない。しかし今のところ、どちらの意見も正解には達していない。正論がぶつかり合っているだけである。この正解が出るのは、同じ体制でタイトルを獲るか、はたまた例年に比べて目に見えて成績が落ち込むか、このどちらかしか無いだろう。
来季も同じ体制のままであるから、可能性としては、余程の強烈な補強が敢行されない限りは、成績もタイトルが獲れるレベルまでの上昇は難しい。また過去4シーズンと同じように、最初は勢いが良くて、中盤にやや息切れ傾向、そして終盤に失速気味になりながら、最後のここぞという試合を落として優勝を逃す。再びこうなる確率は決して少なくない。いやこうなればまだマシな方で、このマンネリが悪化した場合は、まともな成績では済まされなくなる。
それこそ今季は、主力ベテラン選手の衰えが虚実に表れたシーズンでもあった。何時までも同じベテラン選手の力に頼る訳には行かない。何時かは限界が来る。もしその限界が今季だったとしたら・・・。
これから来季に向けた補強が運命の鍵を握る。来季はそういう意味でも、かなり危険を孕んだシーズンになると思っている。
あえて辛口に書いた。このマンネリを自分の中で打破するためには、それなりに強烈な事を書かなければいけないと思った。素直に自分が思っている事を書かなければいけないと思った。なので読む人にとって、その考えが違う場合はひじょうに気分を害する内容になっている事も承知の上。
でも何もかもポジティヴに考える時期は通り過ぎていると思っている。残留争いから優勝争いが出来るチームにまで引き上げてくれたミシャとか、度々聞かれるこのような言葉も、一体どこまで言い続けなければいけないのか。同じフロント体制と同じ監督体制でもう4シーズンが経過したのである。過去の体制は関係ない事に気付いてほしい。無冠のフロントと無冠の帝王の下に無冠のチームという事実があるのに、この期に及んで論点をすり替えて現実を逃避してはいけない。もうこれ以上、臭い物に蓋をしてはいけない。
という事で、本当のお疲れ様でしたを言うにはまだ早いですが、とりあえずリーグ戦はお疲れ様でした。来季は今回のような不満だらけの文章にならないためにも、可能であれば今季唯一残された望みである天皇杯に優勝してもらって、ミシャ初のタイトル獲得となれば良いのですが・・・。とりあえず、天皇杯まで心と体を落ち着かせて、また頑張って行きましょう。
今シーズンの率直な感想は、悪い意味で予想通り。過去3シーズンのミシャレッズを振り返れば、この期に及んで同じ体制を継続すれば、4シーズン目とてどのようなシーズンになるかは、容易に予想が出来ていた。だからこそ自分の予想を裏切って欲しかったのだが・・・。
チームは確実に成長していると言う人も居る。それは勝ち点が過去より多いという数字上の動かざる事実。これだけを見れば、誰しもが成長していると思うだろう。
ところがサッカーに於ける数字とは残酷なもので、その成長の証である数字の上昇が、必ずしも結果と結びつかない。何故ならば、その数字だけをいくら主張しても、相手にその数字を上回られてしまったら、絶対に頂点には立てないからである。
ところが、この数字上の絶対的なルールを根本から済し崩しにする新たなルールが設けられた。それが今シーズンから復活した2ステージ制だった。シーズン中、どんな成績であれ、ステージ優勝などでチャンピオンシップ出場権を得られれば、年間2位でも3位でも、プレーオフたった3試合を戦って勝ち切れれば、それで頂点に立てるというもの。
しかしこの理不尽極まりないルールが、皮肉にも2ステージ制反対派の急先鋒であったレッズの助け船となり、そして同時にまたも頂点を阻むものとなってしまった。
自分はファーストステージ優勝はじゅうぶん可能と確信していた。これは結果論で言っているのではなく、ここでも書いた通り、その予想に値する確固たる根拠と確率が昨シーズンまでに存在していた。つまり過去3シーズンのミシャレッズを見れば、ファーストステージ優勝の予想は可能だったのである。
それと同時に、シーズン終盤の失速癖と、短期決戦に対する勝負弱さも懸念していた。これも過去3シーズンのチーム状況を見れば必然的な予想と予感であった。
・・・その通りになってしまった。予想と予感は恐ろしいほど見事に的中した。これが競馬だったら大喜びだが、こういう予想と予感は、的中してしまえばしまうほど全く嬉しくない。
真面目な話、こういう予想や予感を抱いていたのは自分だけではなく、長年レッズの内面を見て来ている多くのサポーターが、心の中で抱いていたものだったと思う。チームがいくら補強しようとも、フロントや監督がどんな事を主張しようとも、過去に同じ過ちを何度も繰り返してきた事で、優勝に向けたクラブチームの姿勢など、懐疑的に思えてしまっていた人は決して少なくないはずだったと思う。
チームは新たな選手の補強によって、外面は変える事が出来る。しかし体制を継続しながらだと、内面を変える事が難しい。継続は力なり。確かにこの格言は的を射ている。しかし、継続は長くなればなるほど諸刃の刃となる。何故ならば体制を継続して行くという事は、もちろん良い部分も継続するが、反面で悪い部分も継続するからである。この悪い部分を治癒せず放置したまま継続すると、果たして何が起こるか。
そう、永遠に同じ事を繰り返すのである。
自分は去年の総括で、「変わっていたら、去年と同じ過ちは繰り返していない」と書いたが、それは今年も同じ事が言える。結論から言えば、ミシャレッズはずっと何も変わっていない。チームの内面が成長したと言えるのは、百歩譲っても去年までだろう。ある意味でチームは、過去3シーズンで熟成し切ってしまったと思う。その上で今年は、ほとんど上積みするものが無いままシーズンを戦っていた感じがする。その証拠が、結果的に去年と同じ事を繰り返してタイトルを逃し続けているというものである。
それを限界と見るか継続と見るかは人それぞれの評価、つまりこれこそ賛否両論。そして明確な賛否があるという事は、正しい部分と間違っている部分の両面にあるという事なのである。
但しこれだけは言える。成長しているのであれば、去年と同じ過ちは繰り返していない。そういう事だ。問題は数字ではないのだ。数字は外面。だからこそ自分は”ミシャレッズは数字に騙されてはいけない”と唱え続けて来た。数字という外面は増えていても、内面が成長していなければ、要所要所で少しずつ鍍金が剥がれて行き、最後に必ずボロが出るのが世の常なのである。シーズン序盤は良くても、後になればなるほど駄目になって行く。その世の常を絵に描いたように繰り返しているのがミシャレッズなのである。
尤も選手は若ければ成長可能だが、残念ながら熟成し切った監督の内面は、以降も絶対に成長しない。繰り返すが、成長しているのであれば、去年と同じ過ちは繰り返していない。
マンネリ、である。もはやミシャレッズはマンネリ。これ以外に表現する言葉が無い。なので不満も文句も言い尽くした。もちろん何らかのタイトルを獲っていながら体制を継続しているのであれば、それは良いマンネリとして誰しもが認めるものになっていた事だろう。
ところが毎年毎年それなりの補強を繰り返しながら同じような成績に終始してタイトルを逃し続けているのだから、そこに不信感や反発心を抱くサポーターが増えても仕方がない事なのである。それこそ素直な人間的感情であって、サッカーの応援は宗教チックではあっても決して宗教ではない。盲目的に信じ続けていれば良いというものでもないのだ。
もちろん毎年優勝争いに絡む監督を交代させるのは理不尽だという意見も正論だし、危険な行為である事も重々理解できる。だからこそ、そこに希望を見出し続けて体制継続を望むサポーターが沢山存在するのもまた事実だ。
つまり賛否両論であるがどちらの意見も間違ってはいない。しかし今のところ、どちらの意見も正解には達していない。正論がぶつかり合っているだけである。この正解が出るのは、同じ体制でタイトルを獲るか、はたまた例年に比べて目に見えて成績が落ち込むか、このどちらかしか無いだろう。
来季も同じ体制のままであるから、可能性としては、余程の強烈な補強が敢行されない限りは、成績もタイトルが獲れるレベルまでの上昇は難しい。また過去4シーズンと同じように、最初は勢いが良くて、中盤にやや息切れ傾向、そして終盤に失速気味になりながら、最後のここぞという試合を落として優勝を逃す。再びこうなる確率は決して少なくない。いやこうなればまだマシな方で、このマンネリが悪化した場合は、まともな成績では済まされなくなる。
それこそ今季は、主力ベテラン選手の衰えが虚実に表れたシーズンでもあった。何時までも同じベテラン選手の力に頼る訳には行かない。何時かは限界が来る。もしその限界が今季だったとしたら・・・。
これから来季に向けた補強が運命の鍵を握る。来季はそういう意味でも、かなり危険を孕んだシーズンになると思っている。
あえて辛口に書いた。このマンネリを自分の中で打破するためには、それなりに強烈な事を書かなければいけないと思った。素直に自分が思っている事を書かなければいけないと思った。なので読む人にとって、その考えが違う場合はひじょうに気分を害する内容になっている事も承知の上。
でも何もかもポジティヴに考える時期は通り過ぎていると思っている。残留争いから優勝争いが出来るチームにまで引き上げてくれたミシャとか、度々聞かれるこのような言葉も、一体どこまで言い続けなければいけないのか。同じフロント体制と同じ監督体制でもう4シーズンが経過したのである。過去の体制は関係ない事に気付いてほしい。無冠のフロントと無冠の帝王の下に無冠のチームという事実があるのに、この期に及んで論点をすり替えて現実を逃避してはいけない。もうこれ以上、臭い物に蓋をしてはいけない。
という事で、本当のお疲れ様でしたを言うにはまだ早いですが、とりあえずリーグ戦はお疲れ様でした。来季は今回のような不満だらけの文章にならないためにも、可能であれば今季唯一残された望みである天皇杯に優勝してもらって、ミシャ初のタイトル獲得となれば良いのですが・・・。とりあえず、天皇杯まで心と体を落ち着かせて、また頑張って行きましょう。
この「来季監督は誰が良い?アンケート」が終了する前にミシャ続投が決定してしまったから話は終わりなんだけど、それにしても10月末時点でミシャ続投派が5割、そして別監督派も5割。ちなみに別監督派はラモスとかいう人も含めて・・・。
どうしてここまでキッカリと分かれてしまうのだろう。ちなみに、神に誓ってアンケートに細工はしていないので、あしからず。
真面目な話、つまりミシャという人物は、ストレートに言えば好き嫌いがハッキリ分かれるタイプという事になるのだが、その理由も単純明快で、毎年それなりの成績を残している部分を評価する人が居る一方で、未だにJリーグ3大タイトルは獲れないまま。それも時にワガママ補強と揶揄しても過言ではないレベルで自分のサッカー感に合いそうな選手を補強する一方、スター選手や外国人選手はほとんど補強しない。しかも広島の選手を獲り過ぎる部分は内外から大反発を喰らっている。またその広島時代とは打って変わって、若手や生え抜きの育成は上手く行っているとは言い難い。また特殊なサッカーか変なサッカーかは別として、ミシャサッカーはチームに浸透した。ここまで独自のスタイルを貫くサッカーを根付かせた監督は、レッズでは過去存在しなかった。
そうした上で・・・ミシャを支持する人は、毎年それなりの結果を残しているし、浸透したミシャサッカーを監督を代えた事により崩すにはリスクが大き過ぎると思っている。
一方で監督交代派は、同じ過ちを繰り返しては未だに1つもJリーグ3大タイトルが獲れないし、補強選手に偏りがある。ミシャサッカーにも疑問符という事だろう。マンネリ化しているとも考えられる。
本当に賛否両論だ。繰り返すけど、神に誓ってアンケートに細工はしていない。それでも良い部分と悪い部分が両極端というか、ハッキリし過ぎている。ミシャの評価は真ん中が無いのだ。続投派も交代派もお互いにツッコミどころ満載で、議論は水と油の平行線を辿るだけ。だから竹をスパッと割ったように、ここまで評価が大きく分かれてしまう。
嗚呼、だから去年にしっかりリーグ優勝をしておけば、少なくともこんな極端な事にはなっていなかったかもしれないのに。あの去年の大失速によるタイトル逃しは、かなりミシャの評価を下げてしまったのは大きな事実なのだから。
人にアンケートするだけで自分の意見を述べないのは卑怯なので、自分はどっち派なのかを白状するけど、まあこれまでのブログの文章からもわかる通り、自分は交代派だった。でも続投が正式決定してしまったから今更何も言えないんだけど、そもそも自分は3年目の時点でタイトルが獲れなかったら交代派だったから、その上でミシャ4年目を迎えた今シーズンに付いては、もう監督の存在は余り考えないようにしていた。
そして上記通り、ミシャサッカーに関しては完全にマンネリ化してしまっていると思っているので、もはやミシャサッカーに上積みは無いと考えている。4年やろうが5年やろうが、もう同じ事の繰り返しではないかと。それでも毎年結構な補強をしてはそれなりの成績は残すだろうが、偏った補強方法ではやっぱりタイトルだけは獲れない・・・なんて可能性の方が高い気がしたから交代派なのであった。
まあこの自分の考えが間違っている方が良くて、今年チャンピオンシップで勝ち切ってリーグ優勝してくれるのが一番なのは決まっている。また来シーズンにもタイトルを獲ってくれなければ本当に困る訳だが・・・。
そんな訳で、アンケートにご回答くださった皆様、誠にありがとうございました。
ようこそ!!
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