忍者ブログ
浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
[1170]  [1169]  [1168]  [1167]  [1166]  [1165]  [1164]  [1163]  [1162]  [1161]  [1160
2017年 天皇杯2回戦
浦和レッズ3-2グルージャ盛岡
~浦和駒場スタジアム

17.4.21天皇杯・盛岡戦
やはり駒場は良いなぁ。
・・・で、勝つには勝ったものの、思いのほか苦戦したなぁ。J3現在14位のチームを相手に、しかも地の利がある駒場での試合な訳だし、もう少しJ1上位の貫禄を見せてほしかった面はあるかな。
とはいうものの、失うものが無くJ1相手にハングリー精神を剥き出しに襲い掛かって来る盛岡に対して、レッズはメンバーを大幅に落とした上でモチベーションは低い。こうなると、自ずと相手の勢いに呑まれる場合が少なくない。そして今回は危惧した通り、多くの時間帯で盛岡の勢いに呑まれかけていた。
それを象徴するかのように前半は榎本がファンブル連発でヒヤリの連続。更に前線へのロングキックも精度を大幅に欠いた。雨上がり直後で濡れたボールの処理が難しかった部分はあっただろうけど、それでも大ベテランらしくない不安定なプレーが見られた。
またレッズは何れの選手も盛岡の激しいプレスに圧されて自由を奪われ、乱雑なプレーも手伝ってボールを簡単に失う場面が目立った。つまりハッキリ言ってしまうと、J3下位相手にタジタジになっていたのだ。

そうでなくてもレッズは普段から主力メンバーを固定し過ぎる弊害で、いざメンバーをガラリと入れ替える試合になると、途端に連携がバラバラになる。攻撃にしても守備にしても、主力メンバーではほぼ見られないようなサッカーになっていたのも、メンバーを入れ替えた故だ。まるで違うチームを見ているようだった。

交代策はミシャらしい。ぶっちゃけ実に酷い内容だった前半を見て、ミスが多くイエローも喰らっていた菊池と、完全に空気だった矢島をスパッとハーフタイムで下げた。
そこで代わりに投入したのが駒井とラファエルシルバなのだから盛岡相手に反則だろうというレベルなのだが、その狙い通り駒井は右サイド深部を何度も席巻し、ラファエルシルバは敵DFを何人も引き連れながら驚異的なスピードで前線を引っ掻き回した。おかげでフリーになれる場面が増えたズラタンが2点目。阿道も移籍後初ゴールを決めたが、これもある意味で少々乱暴な交代策が運良く良い方向に動いたからこそ。
が、逆に言えばそこまで起爆剤を投入しなければ勝てなかったとも言える訳で、盛岡にレッズの戦力差を見せ付けた形も、前半のレッズのメンバーの力不足も露呈した形になった。

ちなみに後半に林に恩返しゴールを喰らうというドラマ。そう、レッズらしいドラマだ。まあいくら相手がJ3下位とはいえ、それ位ならばご祝儀だろうと思っていたら、まさかのロスタイムにも失点しているのだから、やはりメンバーが変わろうと何だろうと、ザル守備は変わらないという事かな。

ちなみに前半はストッパーをやらされた長澤なんだけど、練習ではやっているとはいはいえ、これはどうなんだろうなぁ。百歩譲って千葉時代に経験しているからボランチまでなら許せるけど、本来は攻撃の選手を、さすがにストッパーまでやらせて良いものなのだろうか?まあミシャだからこそやらせちゃうんだろうし、長澤は所謂天才肌の「巧い」選手だから、何をやらせてもそれなりにこなすだろうけど。その長澤は後半は前に上げたらズラタンをアシストでしょ。やはり長澤は攻撃で見たい選手かなぁ。

17.6.21天皇杯盛岡戦、勝利 まあとりあえず、収穫少なく勝って良かったという試合になってしまった。正直3-2は焦ったぞ。J1の面目はギリギリ保ったが、もう少し落ち着いた内容でJ1の貫禄を見せてほしかったかな。いやまあ、J3下位とは思えないほど盛岡はしぶとかったけどね。
それと試合の日になると雨が降るの、いい加減にしてくれ・・・。




------
天皇杯2回戦 浦和3-2盛岡
得点/29分・ズラタンPK(浦)、54分・林(盛)、63分・ズラタン(浦)、80分・阿道(浦)、90+3分・谷口(盛)
主審=中村 太
観衆:5,038人

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
無題
サポートお疲れさまでしたうえさん。まずは天皇杯2回戦勝利と結果が出て良かったですね。

イングランドのFAカップもそうですが、カテゴリーの違う相手との試合はジャイアントキリングが起こりやすいですし、実際2回戦はJ1のFC東京・仙台・甲府・札幌が敗退しましたし、そういう意味では主力を温存しながら控えメンバーに試合勘を戻させられたことと、ラファを適度に動かすごとができたうえで勝ち上がったことは評価してあげたいです。

ただ、うえさんが言われるように主力固定の弊害はこういう試合で出てくるんですよね…。できる限りターンオーバーしながら戦える選手を増やしていくことはこれからACL・リーグ制覇を目指すうえで絶対に必要ですし、控え選手にもっとチャンスを与えてほしいと思いました。

さて次節はアウェイ鳥栖戦ですが、鳥栖は天皇杯2回戦で豊田や鎌田など主力選手がフル出場していますし、体力面ではほぼ主力を温存できた浦和が優位になりましたし、相手に走り負けずに、攻守の切り替えを早くして無失点で勝ち切ってほしいです。
Mr.T 2017/06/21(Wed)23:05:51 編集
無題
お疲れ様でした。私事ですが実は相手の盛岡、私の地元でしてw。今でこそ埼玉に居ますが、こういう時 どう応援していいか分からず(苦笑)第3者的立場で試合速報見てました。
各地でジャイキリが発生でも負けたチームのサポーターは荒れてるのが想像できます。レッズも最近苦しいです。が、J3相手ですがサブでも勝てた事でまた気持ちが上向きになりチーム状態が少しでも上がってくれることを期待します。
ひろまろ 2017/06/22(Thu)07:27:39 編集
本当にギリギリ…
こんにちは。

辛勝でしたね。相手GKの空振りが無ければ延長になっていたかも知れませんでしたね。榎本にしても、滑るボールに苦労しながらのプレーだったと思います。
しかし、盛岡は果敢に攻めてきましたね!バックラインが高く、繋ぐサッカーでしたが、後半にラファエルシルバ、駒井の2枚を入れたのは裏への突破を考えてだと思いました。まぁしかし、本来なら前半のメンバーで得点を重ねられるようにならなければ…と思いますが、やはりラファエルシルバと駒井が入ってからは変わりましたよね。
私的には期待しているオナイウが出場して、“ごっつぁん”だったけどゴールを決めてくれた事が見られたから良かったです。悪天候の中、久しぶりのトップチームの試合を駒場で見た価値がありました。しかしあのラファエルシルバ、ズラタン、オナイウの前線3枚、もっと熟成すれば面白いと思いますね。武藤や興梠が最近、研究されて読まれているのか、やや精彩を欠いている中、意外性という意味では面白い組み合わせだと思いました。2点目のズラタンのトラップ、リーグ戦で見たいなぁ…とか、オナイウって結構キープ力あるんだな…とか、色々思う事がありました。足下が悪い中、絶妙な浮き球のパスを出せる長澤など、何となく昨日は落ち着いて試合を見ていた自分がいました。まぁ、そうは言ってもスコア的には、3-1になるまでは結構ドキドキしてましたけど(汗)。

さて、とにかく勝ちました。相手がJ3とはいえ、とにかく勝ちましたね。各地でジャアントキリングが起こっていたようですが、まずはホッとしました。次に向けてしっかり準備してもらいたいです。
さて次は“鬼の”日曜開催、しかもナイターの鳥栖ですね。鳥栖と札幌、2大長距離アウェーですが、私達は札幌を選びました。ちょっと日曜ナイターの鳥栖参戦は厳しいですね…

いや~、やっぱり駒場ですね。レディースでもたまに行きますが、やっぱり駒場は良いですね~。トイレに入っても、あぁ…駒場だ…みたいな(笑)。
悪天候の中、お疲れ様でした。
東浦和レッズ 2017/06/22(Thu)11:21:48 編集
無題
サポートお疲れさまでした。

林選手が元浦和だったのをここで初めて知りました。
どんな選手だったのですか?
こん 2017/06/22(Thu)20:45:42 編集
コメントありがとうございます
Mr.Tさん
こんばんはです。
今回は何時にも増してジャイアントキリングが発生した感がありますが、先ずはレッズがそれに巻き込まれないで良かったです。それだけレッズも一歩間違えればどうなっていたかわからないという試合内容だったと思います。
今回は主力組の多くを温存できたと同時に、控え組や普段はベンチ入りも難しい選手の多くを使えて良かったと思います。ただ残念だったのは、それらの選手のプレー内容がイマイチだった事ですね。もちろん主力組と実力の差はあるのも事実ですが、やはり普段ほとんど使われない選手をいきなりポンと使っても、試合勘が足りなかったり連携に難があったりで、せっかく高い能力を持っていても実力を発揮できない面がありますね。毎年贅沢な補強を繰り返している一方で、主力メンバーを固定し過ぎて、せっかく獲った有力選手を有効活用せず、戦力の底上げが成されていない現実を露呈してしまったのも事実だと思います。
さて鳥栖戦ですが、おっしゃる通り体力面ではレッズが有利な面はあります。ただ鳥栖は尹監督時代にスパルタ式に鍛えられたスタミナがある選手も多く、更に相手のホームという事も考えると、かなり厳しい試合になると思います。しかも鎌田の移籍前最後の試合だけに、決して相手のモチベーションに呑まれない事も大事だと思います。

ひろまろさん
こんばんはです。
盛岡ご出身でしたか。そうなると確かに複雑でしたね。この場合まだカテゴリーが違う点ではクッションになる部分もあると思いますが、仮に同じカテゴリーだとしたらどういう感情になってしまうのかという更に複雑な問題が発生しますねぇ・・・。
今回ジャイアントキリングで予想外に多くのJ1組が敗退しましたが、レッズも過去には当時地域リーグの松本に負けた「事件」があり、やはり天皇杯は油断ならぬ大会ですね。やはり油断大敵ですから、その部分をしっかり気を引き閉めて今後の試合に臨んでもらいたいですね。
うえ URL 2017/06/22(Thu)21:02:03 編集
コメントありがとうございます
東浦和レッズさん
こんばんはです。
昨日はお疲れ様でした。駒場はやはり良いですね。駒場に行くと何だか自分の実家に帰って来た気になれます。そうです、駒場はトイレも、いやトイレが特に懐かしい気持ちにさせますね(笑)
しかし試合はかなり苦戦を強いられる形になりましたね。本当に勝ってホッとする内容でした。試合前は、確かに油断大敵でも相手はJ3の下位チームだけに、レッズは控え組中心でも、それなりに力の差が数字の差として出ると思っていたのですが、蓋を開けてみたら前半のメンバーではPK1点が精一杯、後半頭からラファエルシルバと駒井を投入してようやく点が取れるようになりました。おっしゃる通り本来ならば、前半のメンバーだけで、もっと力の差を見せ付けなければいけないところでしたね。しかも後半は後半で2失点もしてしまいましたから、やはり守備面はメンバーが変わっても相手がJ3下位でも、基本ザルは変わらないものなんですね。
ちはみに三浦体制の盛岡は「全員攻撃・全員守備」がモットーらしいんですが、その通りに攻撃時は選手が一気に前掛かりになりますし、守る時は一気に選手が自陣に戻りますね。動きが目まぐるしいチームでした。かなり体力を要するサッカーですね。今回だけを見るとJ3でももう少し上に居ても良いんじゃないかなと思いました。
レッズはオナイウ阿道が移籍後初ゴールという形で結果を出しましたね。阿道は半分は日本人、半分はアフリカンだけに、日本人らしい繊細な技術力とアフリカンらしい強靭なフィジカル、この両方の能力を活かしたプレーに期待をしています。まだ年齢的に若いので使い方次第で幾らでも伸びる、そして大化けする可能性を秘めているので、アシストで結果を出した長澤も含めて期待が高い選手は、とにかく公式戦で場数を踏ましてJ1の水に慣らしたいですね。
さて次は鳥栖ですね。九州で日曜ナイターなのでお留守番です。順位的にもう負けは許されない状況。これで万一にも負けたら、他チームの結果次第では一気に中位まで転落する可能性もありますね。何が何でも勝ちにこだわってもらいたいです。

こんさん
こんばんはです。
レッズ時代の林は昔なので半分記憶の彼方なのですが、高校サッカー優勝メンバーとして注目入団したのは覚えていますが、確か公式戦出場は2、3試合位なので印象薄なんですよね。でも林の故郷のチームで頑張っている姿が観られて嬉しかったです。
うえ URL 2017/06/22(Thu)21:03:01 編集
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第9節 浦和0-1ガ大阪 得点/78分・坂本(柏) ・・・次の試合/YBCルヴァンカップ2回戦 鳥取-浦和(Axisバードスタジアム=4月24日19:30キックオフ)


★みんなのなんでも掲示板★
掲示板利用規約

☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。

ツイッター↓
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 4 5 6
8 9 10 11 13
14 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新コメント
[04/16 うえ]
[04/16 マウファン]
[04/15 うえ]
[04/15 ひろりん]
[04/14 うえ]
最新トラックバック
リンク

にほんブログ村 サッカーブログへ



にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ
リンク

【相互リンク大歓迎受付中!!】
プロフィール
HN:
うえ
性別:
男性
自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
ブログ内検索
アクセスカウンター
アクセスカウンター
メールフォーム
バーコード
携帯からも閲覧できますよ。
忍者ブログ [PR]