忍者ブログ
浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
[2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11]  [12
2023年  J1リーグ第24節
浦和レッズ1―0名古屋グランパス
〜埼玉スタジアム2002

230818文化シヤッター 今季は守備が鉄壁の上を行く鉄壁でほぼ無敵状態だったから、ここまで今季は一度も文化シヤッターが降りていなかった事実を、すっかり忘れていた。ずいぶん長らく待たせてしまったな、スポンサー様。ここに就職している永田充もヤキモキしていた事だろうに。

それだけでもホッとしたが、去年から色々と因縁めいたモノが積み重なった揚げ句、悪い行い云々は別として、未だ解決していない天皇杯CSアセットでの騒動が決定的の致命的だった相手、つまり名古屋をホームに迎え撃つ今回だったのだから、それをウノゼロでほぼ完璧に返り討ちにした形になったのには、嬉しいしホッとしたのは確かだが、それと同時に、何だかますます名古屋との因縁が深まったような気もして来た。そんな試合と、そんな勝利である。
うちって間近にああいう事が起こると、特にその因縁ある相手に対して、選手もサポーターも執拗に奮起しては団結して、不思議な火事場の糞力が発揮されるのか、それによりガムシャラに勝利を得るサッカーをやる性質と歴史があるから、今回も内容からして、まさにその力が発生した内容と勝利とも言える訳さ。

先制点なんてまさにそんな感じで、いつものもたつき感は何処へやら、もうゴールにしか向いていないようなスムーズなラストパスが明本から配給されての、カンテは反転ダイレクトの右足から魔法のような超絶芸術的なシュートを繰り出してしまうのだから、これが火事場の糞力と言わずに何と言えようか。いや待てよ、カンテはレッズ初ゴールも芸術的な反転左足シュートだったから、左右の違いがあれ、本当を言えば何も火事場の糞力ではなくて、このシュート体勢が大の得意なんだろうな。

230818秋葉原ヒーローインタビュー ヒーローインタビューはカンテと思ったんだけど、アシストの方の明本だったのは意外だったが、怪我明けからまだフル出場は難しいながら、レッズの誇るダイナモが戻って来たのは、本当に大きいのである。先制直後カンテに抱擁されていた明本、カンテに対して実は「お、おい、その髭、ズリズリすんな!」と思っていたかも(笑)
ちなみに明本、以前はアパッチけん(中本賢)に似ているとか書いたが、今回ヒーローインタビューのイメチェンした明本は、何かラッシャー板前みたいになっとるぞ。明本は七変化の特技でもあるのか?自分が勝手に言っているだけか。

それにしても最近は本当に勝てない試合が続き、敗戦も増えて来て、特に前節のアウェー広島戦は悪夢のような終了間際の逆転敗けという最悪の試合をも喰らっていたから、フラストレーションが爆発したショルツに代表されるように、選手のメンタルが心配だったが、それが杞憂だったどころか、上記通り奮起の団結力で、完璧な試合を繰り広げてくれた事が、何より安堵で何より嬉しかった。
ちょっと小泉が得意のピンチを招くバックパスを短時間に二度やらかしたのが赤点だったのと、連戦の蓄積疲労からか伊藤敦の動きが重そうだったが、それでもスタメン組はほぼ穴の無いプレー。特に西川はまたも鬼神の如くであり、ショルツも冷静になれば当然ながら頼りになるし、関根はキレキレで、酒井は終始冷静沈着。岩尾は自身のストロングポイントである縁の下の力持ちを如何なく発揮していた。今回は穴が殆ど無し。

逆に主審のジャッジが、ト◯タから幾らかもらっているのか?と疑わしいレベルで穴だらけというか、実に基準がちんぷんかんぷんの糞ジャッジ連発だった。
今回に限っては贔屓目というレベルから明らかに逸脱していたと思うし、前半の小泉のイエローを基準にした場合、それより遥かに酷い名古屋のファールにはノーカードやら流すやら、岩尾への危険なアフターもカード級なのに注意だけ。大久保の抜け出し阻止ファールもノーカード。それよりは軽いファールでうちにはイエローだもんな。
あそこまで試合をコントロール出来ずに荒れさせたジャッジも日本人主審では久しぶりだが、だからマリウスもイライラして、余計なイエロー貰って湘南戦は出場停止になったのだから、池内主審め・・・。
でもまあこういう怒りも、勝ったから結果オーライとはしないで、冷静に怒る事が大事だな。

そして冷静になって、対して今回の名古屋を観た場合、戦術マテウスが移籍退団し、うちから貸し出しているあの選手も契約上の問題から出場出来なかった(なのにマッチデーの予想スタメンに名前が記載されとるんだから、編集の超マヌケっぷりはどうなっているんだよ。この前の早川と吉田の間違いと同じで、編集は頼むからキチンと校正しろ!)という最悪のタイミングと状況だったから、これでかなりの戦力ダウンになる事は試合前からわかっていたが、だからといって広島からエグい補強も行ったし、そんな名古屋は元々の地力があるのだから、簡単に勝てる相手ではないと思っていたが・・・。
が、蓋を開けてみたら、その外国人のお2人様が抜けただけで、前線のターゲットが居ない故に、ボールが右往左往するだけの、何をやりたいのかわからんチームに変貌してくれていたな。
まあ最後の最後の大ピンチだけは、さすがにやられたと思ったんだけど、あの場面のように決定的なのを外してくれた面もあったが、でも基本的に前線の外国人頼みのハセケンサッカーの、その外国人オフェンスが抜けた典型的な名古屋の姿であった。

230818ホーム名古屋戦 久々のリーグ戦勝利なので、取り敢えずここまでの勝てなかったフラストレーション、また遠征の疲れが、幾らか癒された気分である。

先日の広島遠征が、台風通過のせいで、ちょっと厄介な事になってかなり疲れたから、それは尚更である。
その広島遠征は、18禁切符で12日始発出撃から夜遅くに広島入りして、13日に悲惨な敗戦を喰らい、翌日14日は尾道でラーメン喰いつつ夕方に大阪入り。環状線乗車直後、本来埼玉に帰る予定だった翌日の在来線まで運休が判明。明日どうせ帰れないならばと連泊を決めて、新今宮の同じ安宿に予約完了。
15日は本当ならば昼から居酒屋で時間を潰す予定が、台風で個人店の大半が休業。御用達の京橋もどれだけの店が開いているかわからんし、難波も飲食店難民で大混雑という情報から道頓堀に行く気も無くなり、仕方ないから夕方に酒と食料の買い出し(スーパーもほぼ全休だが、新今宮周辺はドンキとコンビニは品薄だが営業中で助かった)以外は宿に缶詰。
16日早朝に金龍喰いつつ大阪出発。朝時点では運休が解除されていた筈が、京都付近を過ぎた時点で東海道線の静岡地区で倒木&大雨で遅延&運転見合わせ発生。でも興津辺りだから、進んで行く頃には解除されているだろうと、蒲郡でスガキヤ寄るとか余裕ぶっこいていたら、確かに解除されていたものが、掛川を過ぎた辺りで再び倒木&大雨で興津辺りで運転見合せ発生。大雨は仕方ないが、実は倒木作業は未完了で再開させただけという、それを発表しないままでいたJR東海の糞運営に怒りを覚えた。
その後も何度も行先変更を繰り返す東海道線。静岡で、そして清水でも足止め。19時に復旧。その後も停止信号にノロノロ運転に行先変更の繰り返し。熱海でようやく上野東京ラインに乗り換えた頃には20時半も回り、結局埼玉の自宅に帰還したのは0時を少し回る頃。
・・・そんで今日もう試合なんだから、個人的に遠征終了から次の試合まで中1日しか無かったじゃないか!!

だから今回、ホームでの因縁めいた相手からの完封勝利には、本当に救われたよ・・・。

さあ次はACLだ。現王者として、堂々とホームで香港チームを返り討ちにしようじゃないか。

ーーーーーー
J1リーグ第24節 浦和1-0名古屋
得点/11分・カンテ(浦)
主審=池内明彦
観衆:32,578人
PR
2023年  J1リーグ第23節
サンフレッチェ広島2―1浦和レッズ
〜エディオンスタジアム広島

230813アウェー広島戦 ビッグアーチは最後になるかもしれないという試合で、どうしてこんな糞暑い季節に18時キックオフだったのか?・・・という疑問はさておいて、、、

そんな試合で、惨劇である。悪夢である。でも珍しく前半から先制点を奪えたというのに、そんな幸先の良いと思われた内容には、落とし穴も潜んでいた訳で、いや落とし穴というか、後半からの戦い方が不味かったのか、その先制点の1点を守ろうと守勢に回ったのか、はたまた広島が後半から攻勢に出て来たからなのか、その後半から全くボールが保てなくなり、相手の波状攻撃を許すだけの形になったのが不味かった。

ただ失点の仕方がな・・・。
数少ない攻め上がりのチャンス時に限って、つまりちょっとでも前掛かりになると、相手のカウンターを喰らってピンチに陥るし、だいたいだな、2失点とも、いともアッサリ相手の左から、ポッカリ空けてしまったこちらの左にロングパスを通されてやられるという、そりゃそこを空けてればやられるの当然だろっていう失点の仕方だし、加えて同点弾を献上した選手が、セレッソ時代のレッズキラー加藤で、広島に移籍しても加藤にやられるのかよ!?という始末である。

これだけでも最悪なのに、後半ロスタイムに入ってから、同点弾と全く同じ形でベンカリファに逆転決勝弾を喰らっているのだから、もうたまらない。ベンカリファの豪快かつ強烈かつ正確なシュートも凄かったが、だからといって相手のシュートを褒める前に、同点弾と同じロングパスの通され方をしてしまう試合中に学習しなかったチーム全体の問題こそ、問題であった。

これだけでも最悪というのが、本当はこれだけでも最悪だったのに、加えて最悪というかショッキングなのは、逆転ゴールを喰らった後に、ショルツがついに日本で初めてイエローを喰らってしまった事である。
ついにショルツにこの時がやって来たか、という初イエローだが、ここまで2シーズン以上も、完璧な守備、クレバー過ぎるクレバーさを絵に描いたようなクリーンさで、でも出場時間と、何よりカードを一番喰らうCBというポジションからしたら、そのイエローを1枚も喰らわなかった方が異常過ぎるのだが、だからこそショッキングなイエロー。それも自陣での守備ではなく、逆に1点を追いかける形になってから、動かない味方にもさすがにイライラが爆発したのか、相手陣内も相手のエリア付近で相手を吹っ飛ばしてのイエローだから、もう本当に勿体なく、悲しいイエローであった。
アウェーセレッソ戦の初PK失敗に続き、今回の初イエロー。ショルツにとってのレッズ3シーズン目は、良くない意味での初尽くしになっている部分があるのが、何とも歯痒い。それだけショルツに頼る部分が多過ぎる、ショルツの負担が多過ぎる故なのだが。

どうにもこうにも、チームがしっくり行かなって来ているのだが、新しいシステムを構築し出したり、選手の移籍で少し性質が変わったりと、色々な原因はあるのだが、ただひとつだけ変わらないのは、やはり前線の強度不足やスピード不足である。
絶不調中だった広島さえ、縦への速さや強烈なシュートというものを持っていて、それにやられてしまったというのに、逆にうちにはそういう武器が前線に無い。縦への速さは本来うちがやりたい形だというのに。
今回はそれでもカンテが前半から先制点を奪えただけはマシだったが、しかし敗けは敗けである。
何も絶不調中の広島に、こんなところで連敗ストッパーをやってあげなくても良いのにな・・・。

新加入選手による起爆剤を期待したいのだが、中島はまだ途中起用段階かつ、2試合観たところまだまだ試合勘すら取り戻せていないプレー内容だし、スタメンで司令塔になってくれる日は何時訪れてくれるやら。
せめて、これまで全く得点の匂いがしなかったセットプレーに関して、中島がキッカーになってから、これで得点が可能になれば良いんだけどさ・・・。

230813アウェー広島戦2 230813ザ・ヤケ酒
来るのは最後になるかもしれないビッグアーチで、最悪の思い出になる敗戦と、最悪の敗け方による、新天地でのザ・ヤケ酒である。
この店は過去に何度も行っているが、いつ行っても空いているのに何故か潰れないのと、蒸し牡蠣が大ぶりで安くて美味いのが取り柄だ。

話を戻すとビッグアーチは、過去は途中からあんまり敗けない、勝てるスタジアムだったんだけど、近年は逆に半鬼門化していたところだったから、それに終止符を打つ意味で、今回がラストで良かったと、無理にでも前向きに捉えるしかないのか?
このスタジアム、西川が広島時代のポロリ事件とか、無観客試合決定後の団結勝利とか、あと森脇のベンチから大喜び飛び出し何やってんのイエローとか、変な思い出が多かったな。そんなビッグアーチだった。
取り敢えず、さようならビッグアーチ。

230813建設中の広島新スタ 試合前、相生橋から、建設中の広島の新スタジアムを望む。
本当は近くまで行こうとしたが、糞暑くて、試合前に無駄な体力を消耗するのも嫌だから、やめた。

ビッグアーチの悪口みたいになるのは悪いのだが、でも往復市内中心部から時間が掛かる上に、帰りの駅は手前の歩道橋から糞詰まりの、車輌はモロクソ寿司詰め状態になるアストラムラインから、ぼったくり運賃(まあだから嫌々敵の応援切符を買うんだけど)を含めて解放されるのは楽になるのだが、個人的に仕事の御得意先で長い付き合いがある人の実家が、このアストラムライン沿線(実は過去に例の大規模土砂崩れがあった地域)にある関係で、ここを通る度に思うところあったから、その縁が無くなるのかと思うと、ちょっと寂しい気もある。
あと新スタジアムはアクセスが良くなるのは大助かりだが、アウェー席が少ないとの話なので、チケットを取るのが楽々だったビッグアーチに比べたら、果たして我々に割り当てられるチケット販売枚数がどうなるのかが心配・・・。

ちなみに、この日の夕方に、レッズからACL優勝グッズの発送通知メールが来た。
あのなぁ、いくら着日指定をしなかったとはいえ、クラブはレッズサポが広島に遠征中という事を頭に入れていないのか?だからこの日から2、3日は遠征中で不在の可能性を考慮して、発送を控えるよう業者に手配するとかいう頭は無いのだろうか??こういうとこ、うちって抜けているんだよな・・・。

ーーーーーー
J1リーグ第23節 広島2-1浦和
得点/29分・カンテ(浦)、69分・加藤(広)、90+3分・ベン カリファ(広)
主審=清水勇人
観衆:21,108人
2023年  J1リーグ第22節
浦和レッズ0―0横浜F・マリノス
〜埼玉スタジアム2002

230806ホーム マリノス戦 試合内容自体は、悪くなかったとは思うというか、寧ろ良かったんじゃないかなとは思うんだけどね。
なんたって今のマリノス相手に、半年前の第2節で完敗した同じチームを相手していたとは思えない程、マリノスとの力の差は確実に縮まっていたし、つまりそれだけチームが確実に成長したのがわかる内容だったんだけど、だったんだけど、ひとつ問題が・・・。

点が獲れないのは相変わらずなので、もう今のメンバーで急激な得点力の上積みは期待できないから、そこは何人かの補強選手が揃って出場可能になってから考えるとして、今回はだな、相手のマリノスが、予想していた程にはハイラインを敷いていなかったような気がして、いや寧ろなんとなく一歩下げて対応されてしまっていたような・・・?

レッズがボールを保ち過ぎたのか?だからマリノスが守勢に回るしかなかったのか、はたまた計画的に引き気味になったのか、前者ならば確実にレッズのストロングポイントは成長していると言えるし、後者ならば相手にしたらしてやったりだったろうに。
まあ偶然要素が高いサッカーというスポーツで、このどちらかとか明確な境目なんて簡単に見付けられないのは理解しているし、相手の事情は今のところ知らんから何とも言えないが、なんとなくいつものマリノスではなかったような気がしたのも確か。
ただ確実に言える事は、マリノスのサッカーはほぼ成熟期に入っているから、安定性や柔軟性や組織力はまたまだレッズより上だし、また今回に限って言えば、マリノスからしてレッズとの勝ち点差やアウェーだったという事を考慮すれば、何も無理に勝ち点3をもぎ取りに行かなくても、勝ち点1でも良かったのかもしれない。勝てなかったのに選手を強く讃えていたマリノスサポーターの姿からしても、それを表していたと思う。
まあ、それは我々レッズ側とて、今回は拍手が多かったから、それは内容だけはしっかり評価された試合だったという事だけど。

ただ今回のレッズの戦い方としては、前試合の天皇杯・名古屋戦で導入したものから、ややそれ以前の守備意識を高めたものに戻っていた感もありで、これを名古屋戦と全く同じ戦い方にしていたら、果たしてどうなっていただろう?
ボールロストが頻繁だった前回のサッカーからして、マリノスのハイプレスとショートカウンターの餌食になっていた予感もあるが、それを考えると、相手によって戦い方を変えるのが得意なスコルジャの、今回はマリノスのストロングポイントを消していた形とも見えたところからして、そうならば相手を良く研究して、戦い方を少し過去に戻したという事だろう。
その上で、バイタルまでの侵入や、後一歩のシュートチャンスは、枠内シュートも皆無でシュート数すら極少だった名古屋戦に比べたら、遥かに良いサッカーをした事にはなる。

後は決定力の無さ、強度やスピード不足、余計なパス回しが多くてチャンスを逸するとか、そこはいくら戦略や戦術でフォローしようと相変わらずだから、繰り返すけれど、その部分は補強による補強に今は活路を見出だすしかない。

その補強による中島のレッズデビュー戦にもなった今回だが、あの終盤の僅かな時間帯に投入しただけで、高い能力の片鱗を見せる少し巧いプレーと、逆に少し怪しいプレーの両方あったものの、結局まだ本気でエンジンがかかる前に試合終了になってしまったので、今回は正当な評価のしようが無いから、次に期待。

それよか主審のあの試合の終わらせ方、そりゃ冷静に考えたらロスタイムは過ぎていたのかもしれないが、ただ当事者からしたら、何か納得行かないよな、やはり・・・。

230806彩艶移籍退団セレモニー 彩艶の移籍退団セレモニーが無かったら、完全に主審への不満だけで終わっていたところだったが、サポの関心はすぐ彩艶に向けられた事を考えたら、木村主審は彩艶に感謝するべきだな。
なんて、感謝しろ云々は冗談だが、彩艶に関してはA代表キャップもありながら、でもチームで正キーパーの座を獲得する前に欧州のメジャーなリーグに移籍という、ある意味で日本のサッカー界のキーパーに関しては、前代未聞な移籍の仕方となった。
個人的には当初の噂通り、移籍金9億円を払ってもらってマンUに行ってくれて、ただマンUではまだ絶対に出場機会は得られないだろうから、マンUからすぐプレミア内か、5大リーグ内の出場機会を得られそうな他チームにレンタルで、経験を積んでほしかった。まあマンUにそこまでの配慮はなかっただろうけれど。9億円なんて金額も本当の話だったのか怪しいし。
シント=トロイデンやベルギーが悪いという訳ではないのだが、いくらトトロに日本企業が深く関わっているとはいえ、またいくらベルギーリーグから欧州5大リーグへのステップアップを目指すのが日本人選手の中でパターン化しているとはいえ、昨今トトロとベルギーは何でもかんでも日本人選手を引き抜き過ぎで、何かこの移籍パターンがマンネリというか、飽きてきたというか、ちょっとやり過ぎじゃないの?っていう個人的な考え(不満)があるのさ。

あとやはり不満といえば、ベルギー云々より大きな大きな不満の部分として、またまた放出したくない選手をレンタルで出すってのがなぁ。
ちょっと今季はうちから有力選手をレンタルで出すパターンが多過ぎなのは周知の通りで、もうちょっとシビアに強気に高い移籍金を獲得できる完全移籍で交渉できる力を、フロントと強化部には早く身に付けてほしい。そうじゃないと選手や相手クラブに足元を見られる繰り返しだけで、損に次ぐ損ばかりだよ。

もちろん彩艶が悪い訳ではないから、彩艶自身には成功してもらいたいのは当然なんだけれど、どうせレンタルならば、レンタルのまま西川が明確に衰えた頃に、経験をしっかり積んだ彩艶がレッズ帰還、なんてのが個人的には理想なんだけどね。彩艶はこうなればステップアップしたいだろうから、それは本意ではないだろうけれどさ・・・。

さて来週は広島か。近代戦史と近代日本史が専門得意分野の自分としては、広島原爆忌にホームで試合をして、終戦の日が近い13日に広島で試合とか、なーんか今日から1週間が複雑な気分で過ごす事になるんだけど、それはともかくビッグアーチって広島市内よりは標高が高いとはいえ、やたら日差しが強いスタジアムだから気温低下は期待できず、18時キックオフは、まだまだかなり暑そうだな・・・。

ーーーーーー
J1リーグ第22節 浦和0-0横浜マ
主審=木村博之
観衆:42,664人
2023年  天皇杯ラウンド16(4回戦)
名古屋グランパス3―0浦和レッズ
〜CSアセット港サッカー場

230802天皇杯アウェー名古屋戦 何か、その、あのさ、初体験の時は誰でもドキドキワクワクするものだからさ(何の話をしとるんだ?)、初めてのスタジアムも、辿り着くまでの試合前はそれなりにワクワクはしたんだけど、蓋を開けてみたら、もはや単に初めてのスタジアムを経験したのが唯一の収穫になっただけの、ワクワクどころか、ガクガクになった。
即ち2週間半もの長い中断期間が明けて、さあ天皇杯からサッカーが再開だ!という重要な試合に於いて・・・その2週間半、一体チームは何をやっていたんだ?という、酷い内容と悲惨な結果になった。

そもそも地元を出撃した時から、今回の悲惨な夜を予感させるような事例が連発していた時点で、岡部主審の今回のジャッジ同様おかしかった。
朝霞台〜北朝霞の繋路で後ろから女がぶつかって来て、足を踏まれて数日前に新調したスポーツサンダルをぶっ壊されるわ(しかも歩行不能になっている自分を見た女は謝りもせずに逃走)、東海道線は横浜で人身事故発生で品川手前で電車がストップで大幅遅延し、名古屋到着が予定より1時間以上も遅れるわ、挙げ句の果てにユンカーにまでゴールを決められてるじゃねーか!!
あのさー、古い話を持ち出して悪いんだけど、でも大柴とか高原とか闘莉王とか、そんでもって今回はユンカーまで、いい加減にクラブ自ら放出した選手に、まだ舌の根も乾かない翌シーズンにサラッと恩返しゴールを喰らう癖、いい加減に直してくれよ!

・・・しかし、相手の選手の話をしている場合ではない。とにかくレッズ自体が、2週間半の中断期間に一体何をしていたのか、という話に戻そう。
まさか糞暑いから練習しなかったという訳はないだろうが、試合数日前に某選手が「新しい事に取り組んでいる」とコメントしていたので、つまり新たな戦略と戦術を植え付けていたのだろう。

確かに、見た目これまでのボールをすぐキーパーや最終ラインに戻しては、そこから押して引いてを繰り返して慎重にビルドアップしながらスイッチオンを狙っていたものが、キーパーや最終ライン云々が減り、ボールを持ってから素早くロングフィードや鋭いグラインダー気味の縦パスが増えて、それもサイドに逃げずに中央から抉じ開けようというハッキリとした意図は見えた。
またハイプレスの寄せが速くなっていたのと、球際もこれまでより強くしていたのもわかった。

ただ、先ず、いくら素早く縦にボールを入れても、まだ付け焼き刃だから精度不足で前線と合わない場面が多かったのと、たまに繋がっても、肝心の高い位置でボールをしっかり収められる選手が興梠くらいしか居ない。故にすぐにロストしまくって、ボールが暴れる回数がやたら多かった。
またこれは、カウンターを喰らう危険の増大も意味していて、実際にこれで名古屋の「戦術マテウス」の格好の餌食になる場面が何度かあった。
これまでの守備意識を減らし、縦に前にベクトルを傾け増やすという事は、それだけ失点リスクも高めるという事である。だから新たな戦略と戦術が未熟な今回ではリスクマネジメントも追い付かずに、これまでのスコルジャ体制では考えられない3失点という悪い数字を叩き出してしまった(マテウスのフリーキック失点のキッカケとなったマリウスのハンドも、受け身になっても意識からして縦に向いてしまい、攻撃同様に守備でもボールが暴れてしまうからである)。
更にはこうして攻撃意識を高めても、シュート態勢にまで持って行く速さに欠けているからシュートコースを抉じ開けられず、強引に撃ってもすぐブロックされるか、また相変わらずシュートに至らない。少ないシュート回数の今回、しかも枠内シュートすら無かったような・・・。

何も苦手な名古屋と当たる前に新しい事に挑戦しなくても、とは結果論になってしまうが、しかしこれにより、今季の天皇杯は4回戦にて終劇である。
しかも夏場の中3日でリーグ戦を控えているのに、天皇杯アウェーでベストメンバーを組んでの大敗による敗退である。個人的にまさか今回完全なベストメンバーで行くとは思いもしなかったが、それだけ監督の天皇杯に対する本気度は見えたものの、一方でこれはかなり勿体ない敗退をやってしまった。

これが次のリーグ戦にどう影響するかが心配なのだが、しかもその相手が寄りによってマリノスなのだから、こうなると未熟な戦術で完敗した2節の二の舞だけは避けたいが、ここはもうホームの地の利に希望を見出だすしかないか・・・。

CSアセットの側道 それと初めて行った今回のCSアセットだけど、名古屋から最寄り駅の野跡駅まであおなみ線で20分弱の1本だし、その最寄り駅からサッカー場までも徒歩10分位だから、アクセスは悪くないのだが、しかしまあ最寄り駅の野跡からして何か凄いとこよ。野跡駅前は名古屋のベッドタウン化しているマンションが所々に林立しているだけで、店など存在せず、あとは雑草だらけの何もない海沿いの平地。
サッカー場にかけての道も雑草ボーボーで、これ誰も手入れしていないじゃん!自治体どうなっているの?という感じで、まあ海沿いによくある風景ではあるんだけど、自治体も放置しているからだろうか、それなのに堤防みたいなのがあるサッカー場の側道は、左の画像通り近隣住民によるものであろう大量の家庭菜園で埋め尽くされている。これ歩道に菜園って、自治体の許可無く勝手にやっちまっているのでは?そうでなければ自分の思い過ごしだが、でも明らかに自治体の許可なんて得ているとは思えない。その内に問題が表面化して、ワイドショーや噂の東京マガジンで取り上げられる日も来るか?

そして肝心のサッカー場は・・・、

CSアセットの芝生席 CSアセットの芝生2
メインスタンドの椅子席と、オーロラビジョン真下の僅かな石畳ゾーン以外は、芝生である。つまりゴール裏の大半とバックスタンドが芝生ゾーン。
天皇杯ダイジェストでCSアセットでやった3回戦の名古屋と仙台の試合でスタンドが緑色に見えたから、何か嫌な予感がしていたんだけど、来てみたら本当に芝生でやんの。
まあ芝生席は、かなり昔の万博や、数年前の水戸のケーズデンキスタジアムもそうだったから、初めてではないんだけど、でも今時J1同士の試合会場で芝生ってアンタ・・・傾斜で芝生は踏ん張りがキツくて、跳び跳ねると危険で凄く疲れるんだよ。しかも注意しないと野良猫のモノであろう黒いアレが落ちているし。
そんでもって周辺に湿地が多いせいか、無駄に小さな虫が大量に飛び回っていて、油断していると口の中に入って来るしで、もうかなり鬱陶しかった。
そしてピッチに眼を向ければ、ゴールポストの背中は、今時の天吊り型ネットのではなく、昔よく見た四方ポストがあるやつ。昭和かよ!!

ったく、いくら瑞穂が改修中で使用不能とはいえ、いくら水曜ナイターで天皇杯もまだ4回戦とはいえ、 一部名古屋サポからも「プロが試合するとこじゃない」と酷評されていたし、J1同士、しかも他のチームより客足が見込まれるレッズ戦なのに、何故にこんなキャパが狭くて辺鄙で芝生席の会場を選んだのか?
日本サッカー協会ってやっぱり頭オカ◯イぜとか、これならば愛知県サッカー協会も無理に立候補しなきゃ良かったのにとか、埼玉県サッカー協会が埼スタ駒場か大宮公園で立候補すれば良かったのにとか、だいたいCSアセットって何だよ?とか、もはや余計な部分にまでツッコミどころ満載だったのだが、冷静になって考えてみると、駒場や大宮公園でやられるとチケット争奪戦になるし、夏場は夜だろうが蒸し風呂地獄になる豊スタよりは、それよりは海が近いCSアセットの方が、サッカーやるにも応援するにも環境的には良かった、と無理にそう思う事にした。
但し、代わりに試合はかなり酷い事になったけれど・・・。

ーーーーーー
天皇杯ラウンド16(4回戦)名古屋3-0浦和
得点/25分・マテウス(名)、74分・ユンカー(名)、84分・和泉(名)
主審=岡部拓人
観衆:6,975人
2023年  J1リーグ第21節
セレッソ大阪2―0浦和レッズ
〜ヨドコウ桜スタジアム

230716アウェーセレッソ戦 230716アウェーセレッソ戦2
雲ひとつ無い青空というものは、こういう事を言うのである。ただ快晴の見た目だけは爽快感抜群だが、実際は糞みたいに湿度ムンムンのイライラ暑さの大阪長居である(ヨドコウだけど)。

ホーム鳥栖戦以来、リーグ戦もルヴァン杯も天皇杯も負けが無かったレッズが、ついに、ついに負けた。リーグ戦4敗目。
だからまだ(試合直後であり慌ただしいアウェーでもありで)敗戦の事実を受け入れたくない自分が居るが、本当は、今年は鬼門トップクラスのアウェー鳥栖で勝ったから、ならばアウェー鳥栖と遜色を争う同じく鬼門トップクラスのアウェーセレッソも、今回こそ久しぶりに勝てると思って期待満々の自信満々で大阪に乗り込んだのだが、まあ期待は期待で良かったとして、今から思ったら、自信の方は、実は自信ではなくて、過信だったのかもしれないな。
もちろんセレッソを舐めていた訳ではないんだけど、でもレッズの今季のチーム状態や、ホーム駒場ではこのセレッソに勝利しているなど、これらを加味した場合に、今回こそアウェーでセレッソに勝てるチャンス!と思ってしまっていた自分が試合前には、居た。

ところが、今回のセレッソは、駒場で対戦した時とは別物。春先のセレッソはどうにもチームに覇気が無くて、いつもの怖さが余り見られずレッズが逆転勝ちを収めたが、4ヶ月を経過したセレッソは、去年までの強度ある攻撃的な状態を完全に取り戻していて、試合立ち上がりから牙を剥くように激しく前から襲いかかって来た。
このいきなりの相手の勢いに仰天したのか、こちらが完全に混乱を来して、全てが後手に回り、ボールは全く拾えないわ、相手の圧力に屈して前に行けないわで、こうして全くペースを取り戻せないまま、前半から失点を重ねる羽目になった。

失点の仕方も今季のレッズのらしくないパターン。どうしてあっさりクロスを入れられては、中にレオ・セアラの侵入を簡単に許してしまったのか。
不運なカウンターから喰らった失点も、クルークスの得意の高精度の左足から繰り出されたシュートは巧かったにせよ、その直前に荻原がアッサリ交わされ過ぎである。あんな手玉にとられるように交わされては・・・。
これまで守備はしっかりしていただけに、こんな形の失点はショッキングだった。しかも繰り返すが、前半から2失点である。つまりダブルショッキングである。

が、実は失点ショックと同様、ショルツがついにPKを失敗したのが大ショッキングであった。レッズ移籍以来、ここまであれだけ多くのPKキッカーを務めては、1度も失敗した事が無かったパーフェクトな男が、ついにPKストップされてしまった。
ぶっちゃけショルツにしては、蹴るコースが甘かったのもあるんだけど、ただその甘いコースに蹴ってしまった辺り、いつものショルツではなかったという事になろう。

でもいつも攻守に渡り、ショルツは本当にチーム一番と言っても過言ではないレベルで貢献してくれているし、でもショルツも人間だから、そう毎回パーフェクトなプレーが続けられる訳ではないのだ。
だからショルツがこういう日は、他の選手がショルツの負担を減らしてあげなければならないんだけど、それどころか引き続きショルツに負担を強いる戦い方が終盤に発生。
ショルツは自らの前へのボールの持ち上がりによる攻撃参加は頻繁だが、しかしこれまで前線に張る形のパワープレーは控えて来ていたように思う。自分は得点がビハインドの状況で、ならばどうしてショルツを前線に張らす形のパワープレーを行わないのかが、それこそリカルド体制から疑問だったのだが、その疑問を吹き飛ばし、ついに後半終盤にショルツが前線に張る形が観られた。
珍しい光景であるから、貴重なものを観られたというのはあるが、では何故にショルツでさえ普段やらない形のパワープレーに踏み切ったのか。
スコルジャの指示だったのか、はたまたショルツ独自の判断だったのか、ここは現時点では調べていないからわからないが、もしショルツが自らのPK失敗に責任を感じて、何とか自らPK失敗の分を取り替えそうと封印していたプレーを行ったのだとしたら・・・レッズで神扱いされるに至っているショルツも、でもやはり人間だという事なのである。ショルツだって焦るし、慌てるし、そしてやはり責任感の塊の男なのである。

そして左肘負傷を抱える酒井だが、負傷直後に肘はすぐ填まったからとはいえ、今回は大事をとって休ませると思っていたのだが、それどころかスタメンだったから驚いた。
左肘の影響か、酒井も動きがいつもより良くなかったが、でも酒井が居なければ居なかったで、酒井が居なかったから負けたとなりそうだったし、使えば使ったで負傷を抱えているのに、となるしで、ここはスコルジャも難しい判断だったろうに。

230716アウェーセレッソ戦3 むー、でも、何だかんだで、やっぱりというか、引き続きというか、アウェーセレッソ戦は、大の鬼門継続という事になってしまった。
アウェーセレッソの地は、ヨドコウと長居があるが、長居で大の鬼門の地を払拭していない内から、長居が全く使われなくなっては、今度は隣のヨドコウまで鬼門になるなんて、同じ公園内にふたつも鬼門が存在する事実に、改めてイライラさせられる羽目になった。
今年の7月は、大の鬼門の勝利で始まり、大の鬼門の敗戦で終わったな・・・。

230716ザ・ヤケ酒 ナイターだったから、しかも宿の指定の銭湯の営業時間が限られていた為、試合後の居酒屋は諦めて、宿の近所の惣菜屋と、そして俺たちの玉出で買い出ししての、今回は宿でのザ・ヤケ酒である。宿はもちろん、西成の安宿だ。
大阪の居酒屋は、明日に行く事にしよう。


ーーーーーー
J1リーグ第21節  セ大阪2-0浦和
得点/8分・Lセアラ(セ大)、25分・Jクルークス(セ大) 
主審=山本雄大
観衆:21,007人
2023年  天皇杯3回戦
モンテディオ山形0―1浦和レッズ
〜NDソフトスタジアム山形

230712天皇杯アウェー山形戦 230712天皇杯アウェー山形戦2
ヤバい、久々過ぎる山形をここぞとばかりに満喫し過ぎて、七日町の居酒屋で呑んで、そこで〆の激辛ラーメンまで喰って、寂れた七日町を酔っ払いながらチンタラとホテルに帰還中には、車に乗った地元民らしき若者2人組から山形なまり炸裂で「浦和レッズ勝利おめでとう!」と祝福され、実に良い気分でまた変な時間に更新である。

それだけここ山形に来るのはすんげー久しぶりも久しぶりだから、もはや懐かしいとかいう感情すら消え去っており、あ、前に来た時、何かこんな感じだったような?とか、あれ?こんなの有ったかな?とか、運動公園の面積ってこんなに広かったっけ?とか、そんなんばかりで、スタジアムの表正面に辿り着いた時に、ようやく過去ここに来た記憶が甦った。
尤も以前は天童駅からシャトルバスだったから、天童南駅から徒歩の今回、そこだけが新鮮。

山形のスタメン見たら、主力ではなく控え組中心っぽい?まあ山形は今は監督も交代しての正直リーグ戦が最優先だろうから、これは仕方がないか。
対してレッズは、相手がJ2にしては、しかも過密日程なのに主力に近いメンバーを注ぎ込んだが、これまでの戦いを考慮すれば、決して侮れない山形相手に控え組中心では、心理面からして確かに危険である。そしてこれを何処まで中3日でのアウェーセレッソ戦を見据えてのチョイスだったのか、そこはスコルジャの戦略を信じよう。

それにしては、ちょっと立ち上がりから山形の勢いに圧される形で、かなり押し込まれてしまった序盤である。
でも山形の選手からしたら、J1相手にここぞの大アピールチャンスの高モチベーション全快だったであろう事も事実だろうから(何か我ながら日本語が変というか回りくどいな)、天皇杯でこういう展開は珍しくないというか、普通にある事である。

これを一歩間違うと失点してそのまま、というのが同じく天皇杯での典型的なパターンなのだが、だからこそカテゴリーが下の相手にも、先ずは失点しない事が重要なのだ。失点しなければ、カテゴリーが上である実力差で、しっかり集中していれば、最後は何とか出来るものなのだから。
その点では、うちはアジアレベルの鉄壁の守備と、そして今レッズで一番ノリに乗っている選手、つまりA代表を経験して自信をつけては更なる進化を見せている伊藤敦が居るのである。
スタメンは温存しては、途中出場から中盤から前線にかけての制圧っぷりと、そのまま勢い全快で斬り込んでの鋭いシュートからのゴールである。

230712天皇杯アウェー山形戦3 カテゴリーが下の相手に、その相手にもしっかり戦わせながらも、要所ではこちらが締めに締めながら、局面では格の違いを見せての、最後は接戦でも内容を大きく上回り勝利を奪う。見事な横綱相撲であった。
しかもこれを(天皇杯の開催地概念は別として)ホームではなくアウェーで披露できたのも、実力を地方にも見せ付ける意味で意義深い。

それとJ1相手に速さなど付いて行けない故と思いたい、山形のラフなファールが目立ったのは苦情を入れたいが、相手の危険なプレーに痛みながらも、負傷者が出なかったのが幸いである。

荻原や平野や岩尾や髙橋などは別として、多くが山形の地で戦うのが初めてな選手が多かった中、アウェーで横綱相撲で勝利そのものが、アウェーで経験値を高めながらしっかり戦えたという意味で、良い収穫を得たと考えて良い試合になったと思うよ。

230712天皇杯アウェー山形戦4 後は、問題は、次に山形とNDスタに来られる日は、果たして何時になる事やら・・・。


さて、その今回の山形遠征は・・・
実は、山形入りは珍しく前泊にしたんだけど(福島〜米沢間の奥羽本線が泣けるレベルで本数が少ない為、ここ最近の大雨とかで、電車がストップしたら当日では間に合わなくなるのを危惧したから)、前泊の宿泊地は「かみのやま温泉」だったのだが・・・。

かみのやま温泉 かみのやま温泉は初だから、右も左もわからんが、地方によくある寂れた温泉街だという事だけは、わかる。
寂れた場所には哀愁が漂いまくりで、個人的には大好きである。この寂れっぷりが本当にたまらん。

選んだ宿は当然ながら(?)温泉宿なんて高級なとこじゃなくて、寅さんが泊まりそうな安宿。ちなみにここ、口コミによると、昔に一度潰れた旅館を、別の経営者が買い取ったらしい。

しかもここ、かみのやま温泉で一番安い宿で、更に早い者勝ち限定1室の一番安い「特別室」。
・・・何だ?特別室って?まさかオバケでも出るんじゃないだろうな?そもそも限定先着1室なのに、某旅行サイトに何故かずっと誰も予約せず埋まらずの部屋。それだけでも怪しかったが、まあ予約したのは大手旅行サイトだから、大丈夫だろうとポチッとなしてしまった。

ところが、

到着して一目見て「これ潰れてんじゃないのか?」と勘違いしてしまった程だ。
何故かというと・・・

230711かみのやま温泉 表看板からして、これよ。

あのさ、いくら何でも宿の顔であるべき表看板くらいは直しておけよ!!

もはや門を入る前から、本当にここで良かったのかを躊躇させるレベルである。

しかし勇気と股関を振り絞って門を入ると・・・

230711かみのやま温泉2 かみのやま温泉3
「おいおい、やっぱここ、本当に営業しとるんか?」
と、瞬間何やら足元を黒い小粒の何かが横切った。
何だろう?と思い、それを凝視すると・・・
G!!!
いきなり凄いお出迎えである。

で、写真を撮りながら完全に怪しい人になっては入るのを躊躇っていると、後ろから掠れた男性の声で「お客さんですかー?もう入れますよ」と呼び止められる。
どうやらこの宿の主っぽい兄ちゃんであった。顔がもう何年も前に死んだ某叔父にそっくりで、一瞬凍りついた。
ちなみに受付時、特別室の何が「特別」なのか、何となく聞いては不味い気がして、恐くて、聞けなかった。

230711かみのやま温泉4 中は古いは古いが、フロントは画像通り昔からの日本旅館まんまの普通だったのは意外だったし、まあこれも趣があるといえばそうなので、個人的にはこういう雰囲気は嫌いじゃない。

・・・と、そう思ったのも部屋に入るまでで、ここから緊急異常事態、もといスリル満点の大アトラクションが次々に展開されるのである。

アトラクション①
部屋の内鍵がロックされない!
これじゃシャワー後丸出しで涼んでいる時に、間違って誰か入って来たらどうすんだよ!

アトラクション②
部屋の冷蔵庫が冷えない!!
いや一応冷えるのだが、どうも冷え方が弱くて、だからといって冷度調節も不可能。翌朝寝起きに景気付けに呑む用の缶ビールとツマミの裂けるチーズ唐辛子味をどうやって冷やすんだよ!!

アトラクション③
Wi―Fiがあるのに繋がらない!!!
夜中に余裕で変なサイト開こうと思っていたのに、パケ代かかるじゃないか!!!
まあ酔っ払っていて、そんな余裕は無かったけど。

アトラクション④
極め付けは、共同便所の大便器の扉の鍵がロックされない!!!!
自分は毎朝必ず出す派なのに、これじゃ落ち着いてウ◯コさんが出来ないじゃないか!!!!

これで終わりかと思いきや、実はここからがアトラクションの本番である。

アトラクション⑤
シャワーから温水が出ない!!!!!
共同シャワー室が2つあるのだが、右室に入ってシャワーを出したら、何度も何度も調節しても冷水しか出て来ない。
自分遠征で数えきれない全国の宿に泊まっているせいで、こういうシャワー調整はマッハ文朱の速さで絶妙に調節可能な程プロ並に完璧に慣れているから、それがいくら調節してもこの様なんて絶対に有り得ない。まさかあまりの客の少なさにガス栓を絞められたか?いやそんな事はないだろ、シャワーは24時間利用可能と言われたんだから。

アトラクション⑥
シャワーの温水が熱い!!!!!!
しかし本当に温水が出るのか不明なまま悪戦苦闘していても、バカみたいだし埒が明かないので、冷水しか出ない右室を諦めて、次に左室に入る。
右のより旧式シャワーだが、今度は温水が出て来た。やったぜ父ちゃん!・・・と喜んだのも束の間、あ、熱い!今度はやたら温水が熱い!いくら冷水調節しても、全然温くならない!3秒以上は肌に湯をかけていられない熱さ。なんだよこれ!?右室は冷水で、左室は熱湯かよ!この旅館は中間というものが無いのか!?

アトラクション⑦
シャンプーとボディーソープが空!!!!!!!
とはいえもうこれで洗うしかないので、やたら熱い温水に我慢する事にして、さあ先ずは頭からと備え付けのシャンプーボトルをプッシュしたら、あれ?スカスカいうだけで液体が出て来ない。まさか空?あんだよー!!じゃあボディーソープは、とこっちもいくらプッシュしてもスカスカ・・・もはや星一徹以上の勢いでちゃぶ台をひっくり返したくなったが、そのちゃぶ台も無いので、熱湯でカッカした頭と身体に我慢しながら、仕方ないから右室のシャンプーとボディーソープを拝借する事を決意する。
身体ビチョビチョなんだが拭いている暇もないし、幸いにして表手に誰も居ないのを見計らい、裸のまま素早く右室へ行き、ボトルを拝借して、即行で左室へ帰還する。
ビチョビチョの変なフルチ◯裸族が、フロント脇のシャンプー室を右往左往しているのである。端から見たらもはや変質者である。レッズはアジアの変態だが、自分は埼玉の変態か!?
まあ・・・これで一安心、と気が緩んだのが不味かったのか、シャンプーと間違えてボディーソープを頭にかけちまったじゃないか!ギャー!
ヤバい!と慌てて洗い流そうとシャワーを頭にぶっかけたら、つ、冷たい!右室に行く前は熱湯だったのに、何故か今度は冷水になっている!
ゴルアアアアアアアアアアアア!!!!

M田U作
もはや天国のM田U作もビックリ大連発である。

これは、寂れた温泉街のスペシャルテーマパークだ。世間の在り来たりなホテルや旅館に物足りなくなったら、是非ここに泊まると良い。
自分も、もし再びかみのやま温泉に来たら、また絶対にここに泊まろう(なんでやねん)。ただしそれまでこの宿が生き残っていればの話だが。

ちなみに呑みに入った焼鳥屋とスナック(というかラウンジ)の両方で、常連客や女将や店員やママらの話から、この宿が地元で本当にオバケ屋敷扱いされているのを知ったのであった。まあ埼玉県人が平日の東北の寂れた温泉街で呑んでいる方が、もっとオバケ扱いされたけれど。
でもこの焼鳥屋とスナックで呑み過ぎて酔っ払って爆睡だったから、結局部屋にオバケが出たのかどうかは知らん。
それよか純和室なのに、クッションベッドなんて余計なもんが設置されている意味不明なせいで、夜中に2回このベッドから落ちた。

おまけのオマケ
ラーメン居酒屋ミワ試合後の七日町のザ・美酒の地。
深夜までやっている店が少なくて、昔ここで呑んだ居酒屋なんて場所すら記憶の彼方であり、そもそもまだやっているのかすら不明だったしで、そんでテキトーに歩いていたら・・・フッと視界に入った赤提灯に吊られてパッと入ったラーメン居酒屋だったのだが、超明るいママと喋りながら呑んでいる途中で気付いたのだが、何故か美輪◯宏と関係が深い店だった事が判明した。
そうか、だから屋号が「ミワ」なのか。美輪明◯が直々に命名したらしい。
だとしたらここのママ、一体全体何者なんだ!?他にもやたら凄い話も聞いてしまったし(良い意味でよ)。そこには何とレッズ絡みの話も・・・。
本当に、何者なんだママ!?いやまあそこは深く聞くまい。ぶっちゃけ単に別の話で盛り上がっていて、そこを聞くのを忘れただけだけれど。

ミワの大辛味噌ラーメン ラーメン居酒屋だから、冒頭に書いた通り呑んだ後に激辛味噌ラーメンを〆にいただく。
この店で一番辛いと言われた「大辛」をオーダー。
これを美味い美味いとアホみたいに喰っていたら、ママから「ちょ、ちょっと平気で食べてるけど、辛くないの!?」と唖然とされる。作った本人から異常に見られるのも何か変な話だが、我が辛党同好会としては、辛いは辛いが普通に喰える辛旨レベルでは・・・?
更にカウンター隣で大辛ではない普通の「辛味噌ラーメン」すら「辛い!辛いよ」を連呼しヒーヒー言いながら喰っていた水商売帰りのネーチャンから、自分の汁まで完食した「大辛」を見られて、明らかに「この人バカなんじゃないの?」的な眼で見られる。

くそう山形くんだりまで来て、それも試合にも勝ったのに、何故にかみのやま温泉ではオバケ扱いされ、七日町ではバカ扱いされなければならないんだ!?

フッ、しかし屈強な精神力を持つ坂東武者は、最上女子相手に、そんな事では全然へこたれないのだ。
逆にママに「今度来る時までに大辛の上を行く更なる激辛をメニューに加えておくんだなハーハッハッハッ!」と格好よく店を去ろうと思ったら、ママ曰く「だからうちはその激辛扱いが兄さんが食べた大辛なの!」と更なるツッコミを受けるのであった。

ちなみにラーメン消費量日本一の山形は、山形ラーメンの特徴は関東の人間からしたら、てっきり冷やしラーメン=山形ラーメンかと思っていたのだが、ママ曰く本当は、つまりこの店のラーメン通り、辛味噌ラーメン=山形ラーメンなんだって。へーへーへー・・・というその由来をママが力説していた気がするが、酔っ払っていた上に、隣の辛味噌のネーチャンが気になっていたせいで、全く覚えていない。すまんママ。

ーーーーーー
天皇杯3回戦 山形0-1浦和
得点/64分・伊藤敦(浦)
主審=飯田淳平
観衆:6 520,人
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第12節 浦和2-1横浜マ 得点/42分・敦樹(浦)、66分・敦樹(浦)、86分・加藤聖(横マ) ・・・次の試合/J1リーグ第13節 新潟-浦和(デンカビッグスワンスタジアム=5月11日14:00キックオフ)


★みんなのなんでも掲示板★
掲示板利用規約

☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。

ツイッター↓
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 4
5 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[05/09 Earnestnealk]
[05/08 слив прогнозов телеграмм]
[05/08 Cosmonoiff]
[05/08 うえ]
[05/07 名無しさん]
最新トラックバック
リンク

にほんブログ村 サッカーブログへ



にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ
リンク

【相互リンク大歓迎受付中!!】
プロフィール
HN:
うえ
性別:
男性
自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
ブログ内検索
アクセスカウンター
アクセスカウンター
メールフォーム
バーコード
携帯からも閲覧できますよ。
忍者ブログ [PR]