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2021年 YBCルヴァンカップ・グループステージ第5節
柏レイソル3-3浦和レッズ
~三協フロンテア柏スタジアム

何かタイトルが「いきなりステーキ」みたいになっとるが、この際だから言っておくが、ステーキは全く関係ない。ユンカーである。
まさかレッズデビュー戦がルヴァンであり、アウェーであり、しかもいきなりスタメンで使ってくるとは思わなかった。個人的にはホームで途中出場からだと思っていた。
こりゃまずい、世間に手の内を見られてしまう!なんてケチな事も思ってしまったが、そんな事を考え続ける暇もなく、開始僅か9分、左サイドを抜け出した汰木のパスを受けると、相手DFを背負いながら冷静に得意の左足で先制ゴールを叩き込んでしまったがな。は、早い、ファーストシュートで、レッズ移籍後公式戦デビュー僅か9分の出来事である。レッズでJリーグ内移籍ではない外国人以外で、デビュー戦でいきなりゴールを決めた選手って過去に・・・あ、いたか、古くはルンメニゲ弟とか。あれも確かカップ戦だったような。
それはともかく、いきなりユンカーである。彼の動きを見ていると、ぶっちゃけあんまり動かないね。そして無理に下がろうともしない。無駄に動き回るより、自分のポジションをしっかり確保しながら味方のパスを待っている感じ。無理に自分から楔になろうとはしない。虎視眈々と何かを狙っている感じ。興梠も杉本も武藤も、うちのFW陣はやたら動き回る性質があるから、ユンカーのようなスタイルは最近のレッズでは新鮮に感じてしまった。
もちろん全く楔にならない訳ではないし、ボールを受けて柔らかな身のこなしからスルッと前へ抜け出す魅せるシーンもあったし、後半に相手にカウンターを喰らいかけた場面で、ユンカーが必死にセンター付近まで下がって守備に入ったプレーが2度程あった。5レーンサッカーらしく、縦へのポジションスライドの意識は高かったのかな。わからんけど。
基本的には肉弾戦になると相手に弾かれてロストしかける場面も多々ありで、長身の割には線が細くて(極端な話、杉本の横幅の半分に見える)、そう球際が強い選手ではないのかもしれない。フィジカルが強い訳ではないのを自身でわかっているから、なるべく自分から肉弾戦には持ち込まないのかもしれない。
何れにしても、今回はデビュー戦でしっかりゴールという結果を出してくれた事が何よりも大きいだろう。何だかんだ言っても、やはりFWは得点という結果を出す事が第一なのだから。

が、ユンカーを下げた途端に失点した。あれ相手のセットプレー待ちで、何故に長身のユンカーを下げてしまったのかな。せめてあの場面を凌いでからと思ったら、その前だもんな。あれ?まずくね?と思ったら案の定ヘッドを叩き込まれた。
尤もユンカーって長身だけど足元タイプであり、空中戦やヘッドはあまり上手くないらしいから、あのまま残っていても、高さを期待した守備にはならなかったかもしれないが。

そこからあれよあれよと、PKは奪われるわ、バイタルを乱されまくって3点目も奪われるわで、ユンカーを下げてからとんでもない事になったのは何故か?果たして関連性は?
柏も前回の福岡同様、外国人をバラバラ並べたチームになっていたし、ただ今回は柏の外国人は見たところ荒削りやら連携不足やら含めて、福岡の外国人よりはそう個人でガツガツ来なかったから、最初はそう脅威に感じてはいなかったんだけどね。ただ時間を増す毎に、局面での日本人選手との違いは顕著に表れる場面もあったから、そこはパワーの違いはあったかな。だからといって3失点の原因が全て相手の外国人パワーって訳ではないけれど。
流れの中からの失点は3失点目だけとはいえ、センターバックに槙野と岩波のレギュラーコンビをルヴァンで90分使い通してしまったのは、果たして疲労にどう影響するか。デンがようやくベンチ入りしたから、過密日程を考慮して、槙野か岩波のどちらかと、半分半分で交代作戦を今回もやってほしかった面はあった。

後半ロスタイムに怒濤の2ゴールで追い付いたのが大きい。コーナーキックから伊藤敦は記念すべきルーキーイヤーでの公式戦初ゴールだし、小泉の良パスカウンターからの、関根の単独持ち出しゴールは自身のドリブルとスピードが活きた形。何れも良いゴールだった。柏としては、まさか、というショッキングな連続失点で勝利を寸手で逃した形だ。レッズとしては鬼門の日立台で、こういう形から同点に追い付くのは、チームが変貌して成長している証だと思う。だから今回はユンカーも含めてひじょうに価値あるドローになったと思うよ。

ただ、悔やまれるは最後の最後の本当に最後のカウンターチャンス場面。相手のコーナーキックを凌いでから小泉が抜け出して中央付近まで持ち込んだ時点で、相手キーパーは前に出ていて柏のゴールマウスは半分ガラ空きだった。あそこでダメもとでもゴール目掛けてロングシュート!・・・ってならないのが小泉なんだよな。相手に囲まれつつあった瞬間に動きを止めて味方の上がりを待ってしまった。うーん、慎重なのも考えもので、あそこは外しても構わないからドカンと撃ってほしかったよ・・・。

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YBCルヴァンカップ・グループステージ第5節 柏3-3浦和
得点/9分・ユンカー(浦)、59分・アンジェロッティ(柏)、67分・アンジェロッティPK(柏)、84分・古賀(柏)、90+2分・伊藤敦(浦)、90+4分・関根(浦)
主審=清水勇人
観衆:3,775人/上限5,000人限定試合
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無題
今晩は
まぁお互いのチーム状況象徴するような試合と言ったら大袈裟ですが、ウチの場合鬼門にも関わらず短い時間での2点差追い付き引き分けは成長の証しと捉えます!
新戦力も結果出しました。GS突破は次勝てばいいだけなのでキッチリ勝ち上がり秋にはタイトルホルダー…
欅通りのサポ 2021/05/05(Wed)21:34:24 編集
コメントありがとうございます
欅通りのサポさん
こんばんはです。
柏も新外国人が合流したてなど、まだ新戦力がマッチしていない相手ではありましたが、レッズとしては大の鬼門である日立台で、彩艶や伊藤敦などユース育ちの若手を混ぜつつ、更に新戦力ユンカーがいきなり結果を出した上に、最後に2点差を追い付いたのは、やはりチームの質が変わりつつある証拠ですね。
ルヴァンは引き続き首の皮が繋がりましたが、おっしゃる通り次に勝てば良いので、突破に向けては、このまま前を向いて進むのみですね。
うえ URL 2021/05/05(Wed)21:56:00 編集
無題
私レッズを好きになり日が浅いのもので、昔話に疎いんですが、昔のレッズに、あのルンメニゲが在籍していたんですか!?
名無しさん 2021/05/05(Wed)22:19:39 編集
ルル
ルルもデビュー試合で得点決めていましたよね。1分切っていたような微かな記憶があります
ユンカーも含めて今年のレッズの試合はさらに楽しみが増しました
足立のサポ 2021/05/05(Wed)22:27:33 編集
コメントありがとうございます
名無しさん
初めまして。
ルンメニゲはルンメニゲでも、歴史的名選手カール・ハインツの弟・ミヒャエルの方ですけどね。ただミヒャエルもバイエルンやドルトムントで活躍した元西独代表です。レッズでも最初は得点を量産も、不運にも怪我でそのまま引退しました。

足立のサポさん
初めまして。
ルル、いましたね。スロバキア代表。そうです思い出しました。デビュー戦で試合開始直後!母国やオーストラリアで得点王にもなりましたね。
それに照らし合わせると、ユンカーもレッズに合っているという期待が膨らみます。今後も楽しみな選手ですね。
うえ URL 2021/05/05(Wed)22:42:24 編集
何とか踏みとどまりました
こんにちは。

いきなりスタメンにユンカー!見てみたかったなぁと思いました。デンも控えに入ってし、今後に期待が持てる試合になればいいなと思ってました。
そしてまさに“挨拶代わり”のユンカー弾!相手DFを背負いながら落ち着いて決めてくれました。今季、いや、杉本が加入してからずっと思ってる事なんですが、確かにユンカーはあまりボールを貰いに下がらないですね。杉本はよく下がってボールを貰いに行きますが、それをやると前線に誰もいなくなる…それ、大きな課題だと思うんです。中盤でボールを繋いでいる時には前線で張れるFWがいるという前提ならこねくり回しもありだと思います。ユンカーは来たボール&チャンスを確実に決める、それが出来るFWだと期待したいですね。
今回はPKを与えてしまったり、FKを与えてしまったりした場面が目立ちましたが、共にボールを奪いに行ってのファウルだったので、まぁ仕方ないかな…と思います。
しかし、よく追い付きましたね。伊藤敦のボレーも見事だったし、関根の持ち味を生かした同点ゴールも見事でした。こんな粘り腰、久しぶりに見ましたね!その粘り腰のお陰でルヴァンは首の皮一枚繋がりました。次は絶対に負けられない闘いになりますね!

さて、ユンカーのデビュー、デンのメンバー入りなど、今後に期待したい事が増えました。まだまだここからですね!頑張りましょう!
東浦和レッズ 2021/05/06(Thu)11:44:59 編集
コメントありがとうございます
東浦和レッズさん
こんにちはです。
このタイミングでいきなりユンカーをスタメンから使ってくるとはビックリしましたが、少々早い予想外のレッズデビュー戦で、開始僅か9分でゴールを決めてしまい、更にビックリしました。
ユンカーのFWとしての動きは、まさにセンターフォワードの動きと言いますか、中央前目でドッシリ構えながらたまに小刻みに上下動するだけで、基本的には味方のパスをジッと待っている感じでしたね。FWが最前線中央で張ってくれると相手DFが惹き付けられて、周りの味方へのプレッシャーが分散されてMF陣が動きやすくなりますし、ご指摘のようにいざパスが出るタイミングで前線に誰もいないという、これまでの課題が減ると思います。ただこれを安定して行うには、精度あるラストパスを出せるパサーの存在と、FWに高い決定力があるのが条件ですから、今後この流れが確立できるかですね。
今回3失点は大きな反省材料も、後半ロスタイムに2分間で2ゴールを叩き出しての同点劇は、今季新体制になったチームの、まさに粘りが出てきた成果の表れですね。グループステージ敗退ピンチで、しかし追い詰められても簡単には終わらせられない状況、最後の最後で首の皮を繋ぐ意地を見せてくれました。
新加入のユンカーが早速結果を出し、怪我で長く離れていたデンもようやくベンチ入りを果たし、興梠も徐々に激しい動きが戻って来ましたし、また若手の底上げが著しい中で、更に武田も復帰したようです。いよいよ戦力が整って来ましたから、ここから本格的な夏場に向けての攻勢開始ですね。
うえ URL 2021/05/06(Thu)13:57:16 編集
無題
お疲れさまです。
ダイジェストですが、今見ました。ユンカーの得点場面、落ち着いていて、いいですね。仰る通り今のレッズにはいないタイプ。期待できます。
一方で3失点は気になります。槙野と岩波だったようですが、デンさんが控えに戻ってきたようなので、そろそろここは入れ換えていいと思いますが、いかがでしょう?
マウファン 2021/05/06(Thu)16:41:51 編集
コメントありがとうございます
マウファンさん
こんばんはです。
ユンカーなど攻撃陣は良かったですが、守備面が不安定なのは否めないですね。CBはリカルドのサッカーを理解してるという意味では槙野&岩波がベストですが、2人は局面でミスも多いので、デンや若手を交ぜて、2人への危機感と競争意識は煽ってほしいです。
うえ URL 2021/05/06(Thu)17:31:15 編集
無題
こんばんは。

2点差を追いついて次に繋げることができて良かったですが、自分達で難しくしてしまった感じの試合だったようですね。
ユンカーは、杉本、武藤の1トップと比べて怖さや迫力みたいなものはいかがだったでしょうか?
東京在住のサポ 2021/05/06(Thu)21:08:37 編集
コメントありがとうございます
東京在住のサポさん
こんばんはです。
後半だけで3失点は、ご指摘の通り自分達の試合の進め方に大きな課題が残ったと思います。
ユンカーは今回は動きが少なかったので、見た目では怖さや迫力は無いですが、パスを自ら貰いに動く杉本や武藤と違い、味方のパスをジッを待って相手の隙を一瞬で捉えてモノにする狩人タイプのような気がします。個人突破は無いですが、良いパサーが居れば確実に決めてくれる感じはありますね。
うえ URL 2021/05/06(Thu)21:29:57 編集
無題
こんばんは。

まさに「いきなりユンカー」でしたね。ユンカーに関しては、以前長身を活かしたプレイを考えると体重が軽すぎではないかという話をさせて頂きましたが、その後思い浮かべていたことがありました。それは、長身を活かしたプレイ以外の部分が永井雄一郎ぐらい出来ればいいなぁってことですね。永井雄一郎はイメージは薄いですが、長身を活かしたプレイを武器にするイメージが強い巻誠一郎並の長身だったんですよね。決して長身を活かしたプレイが苦手なわけではなかったらしいですが、それメインで求められたときは持ち味を失ってしまったとか。

話をユンカーに戻すと、この試合ユンカーが決めたゴールは、まさに永井雄一郎を思い浮かべるゴールでしたね。永井雄一郎もレッズ時代にああいうゴールを決めていた記憶があります。

それにしてもそのユンカーを下げた途端失点・・・ゴールを決めたわけだし、怪我や疲労が見られない限り下げない方がよかったのでは?残り時間がもっと少なくなってからであったり、もっと点差があったら話は別ですが。
つむじおさむ URL 2021/05/07(Fri)20:13:30 編集
コメントありがとうございます
つむじおさむさん
こんばんはです。
ユンカーはやはりご指摘の通り、長身な割には線が細くて、日本人選手よりもかなりスマートな体格に見えましたね。おっしゃる通り永井も長身(しかもユンカーと同じ超イケメン笑)でしたが、スピードとテクニックに乗ったドリブル突破が武器だったので、殆どがそのイメージがあります。ゴールパターンは確かに今回のユンカーのような、確実なトラップからの冷静なゲットが多かったイメージですね。足元の上手さでしょう。
もちろん長身だから必ずしも空中戦やヘッドが強い訳ではないですが、仮にユンカーが空中戦やヘッドでも可能性がある選手ならば、せっかくの長身ですから、そこは活かしてもらいたいですよね。
ユンカーを下げた直後のセットプレー失点を皮切りに失点ラッシュになってしまったのは課題ですが、監督としては、ユンカーのデビュー戦で、しかも過密日程中に、貴重な新戦力をいきなり90分フルに使うリスクは犯したくなかったのだと思います。予想ですが自分が思うに、先ずは早ければリーグ戦である仙台戦で使える算段が立ったので、ではその前のカップ戦で「早目に日本のサッカーに慣らす」為のスタメン起用だったのが、意外にもいきなりゴールを決めてしまったので、嬉しい誤算と言いますか、実際はリカルドが一番驚いたんじゃないですかね(笑)
うえ URL 2021/05/07(Fri)21:13:48 編集
ようこそ!!
試合終了/YBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦 鳥取2-5浦和 得点/12分・武田(浦)、15分・サンタナPK(浦)、35分・田中恵(鳥)、52分・敦樹(浦)、55分・中島(浦)、64分・松木(鳥)、90+3分・中島(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第10節 浦和-名古屋(埼玉スタジアム2002=4月28日15:00キックオフ)


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