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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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さて、総括しよう。ここから来季にかけては、人事や補強がバタバタと動きそうなので、総括も迅速に行ってスッキリしつつ、来季に向けて気分を一新したいと思う。

先ず今年は、新型コロナウイルスという世界的パンデミックにより、Jリーグも序盤から大幅な中断期間を余儀なくされ、また再開後も大会レギュレーションと日程の変更、また無観客試合やビジターを含む入場制限付き開催など、通常とは大きく異なるシーズンになった事は前提となる。
但し、今総括によるクラブチームの評価は、コロナウイルスという条件を一切挟まずに行う事を始めに言っておく。理由として、約10年前の東日本大震災のような地域的な不利条件が発生したものとは違い、コロナウイルスによる条件は、全てのクラブチームが一律に被ったものと考える。厳密に言えば地域間やクラブ間で多かれ少なかれ異なる部分があるのは事実だが、それを逐一評価対象に加味していたらキリがなく、またコロナウイルスを免罪符にしての逆に正当な評価が薄れてしまう危険性がある故、そこはご了承を願いたい。

今季のチーム体制は、レッズにしては珍しく早々に固まった。即ち最終節翌日には、オリヴェイラ解任を受けてシーズン途中から2度目の指揮を執っていた大槻氏(以下いつも通り親しみを込めて組長と表記する)体制の継続が発表されたからである。
但し、組長体制で得た成績からして、例えACL勝ち進み組を全く考慮しないJリーグの至極酷い(←ここは改めて強調したい)日程設定下でのACL準優勝という評価はあっても、国内リーグ戦では残留争いに片足を突っ込んでしまった上に、結果的に14位という一歩違えればJ2降格の可能性もあった著しく低迷した成績から、どう考えても監督交代は避けられないと思われた。
ところが、最終節翌日には監督続投発表という、これまでのレッズのフロント判断からしたら、誰もが首を傾げる異例の継続人事が成されたのである。

ここからは完全に自分の憶測になる事を予め断っておく。

毎年のように監督解任劇が続いた事で外部から信用を失い、もはやクラブには新たな監督を得る力も信用あるパイプも無く、例年繰り返される放出人事による人材の枯渇で、再びの昇格人事も不能に。結局のところ組長に引き続き監督を託すしか道が無かったのだろうと思われる。
ようするに新監督以前に、新監督探しの肝となる強化部体制でさえ、解任した中村修三GMの後釜すら、これまでの経過から人事を得られず、苦し紛れに現場でGKコーチしか経験が無い土田氏を強化責任者としてフロント入りさせ、それでは明らかに不完全であったが故に、そこで大学教授であるOBの西野氏に懇願して土田氏の補佐に充てた。しかし強化部経験が皆無でパイプが無い2人では、素人段階から新監督招聘業務など、どだい無理な話だったのだろう。

外部からの信用を著しく失っていながら無理に新監督探しを続ければ、オファーする監督に立て続けに断られ異常事態に発展した9年前の二の舞になる。それでも9年前は広島を契約満了になり就活中だったミシャと、新監督招聘が不能に陥っていたレッズと、偶然にも寸手で利害が一致したが、また今回も同じようになるとは限らない。ならば、時間の無駄になるよりは早々に継続体制を固めて、少しでも傷口を回復させようと判断したのではないだろうか。

しかし成績からして、これではファン・サポーターの納得が得られない。そこで考え出された苦肉の策が、『3年計画』という、最もらしいチーム強化計画だったのだろう。
鹿島や川崎などブレないコンセプトで継続性を貫いて成功しているフロントをお手本に、レッズも今季から一貫した方向性と方針の元に、3年かけてリーグ優勝が達成可能なチームを育てて強化して行くというものだが、恐らくこれは新監督招聘が困難だった故に、ファン・サポーターを監督続投でも納得させる為の大義名分であったと思われる。
自分は開幕前に行われたTOTにも出席して3年計画の説明を聞いたが、クラブ側の説明は「浦和を背負う責任」やら「主導権を握る攻撃的サッカー」など大局的かつ抽象的なものばかりで、その目標達成の為の細かく具体的な計画内容、根拠性は全く見られなかった。ハッキリ言ってしまえば他クラブの真似事に過ぎず、ここで早くも荒唐無稽なものを感じてしまったのだ。

ちなみに選手補強で言えば、J3&J2得点王レオナルドと、将来性抜群の豪州代表デンの獲得は評価したいが、これは過去から築き上げて来たレッズブランドと資金力があっての事であり、こういうものは情報が薄い外国人選手には通用するが、レッズの内面を知る日本人選手へのオファーが右から左まで尽く拒否された部分は、やはり国内でのレッズに対する信用低下の表れであろう。

結論から言うと、この流れが今季の全であったと推察できる。誰しもが納得行く万全の形でシーズンをスタートさせた訳ではなく、前季から続く大きな不備を立て直す力が無かった故、継続性という大義名分を隠れ蓑にし、根拠の無いフレーズをズラズラ並べて盾にしながら、中身は常に不安先行で対処に後手を踏みながらスタートさせたに過ぎない。
にも拘わらずフロントは、ACL出場権獲得と得失点差プラス2桁という、3年計画と言いながら計画初年度から大層な目標設定ノルマを監督に課し、加えて世代交代も求めていたというのだから、これでは矛盾に矛盾が重なるばかりで、一体何に主眼を置いて良いやら現場は混乱するばかりである。
コロナウイルス発生によりレギュレーションが変更され今季のみ降格制度が無くなる中、他チームに比べて世代交代の為の積極的な若手起用にチャレンジしなかったのも、全ては大き過ぎる成績ノルマが足枷になっていたからと思われる。

個人的には去年最終節後、組長続投発表を受けて「腹を括る」と書いた。どうにもならない以上、覚悟を決めるしかないと思ったからである。この言葉に嘘をつかないよう、自分は今季どんな成績に陥ろうと、監督の解任は求めなかった。
火中の栗を拾い続けていた組長という人物に恩を感じていたからでもあるが、また予め腹を括ったという事は、格好が良い事を言えば信じて付いて行くという捉え方もあるが、正直に言えば、組長の監督としての力量には足りないものを感じて大きな危機感を抱き、また相変わらずの体たらくさが見えたフロントに再びの大きな不信感を抱いたからこそが事実である。そうでなければ「腹を括る」などという表現にはならなかった。

このマイナスの覚悟を良い意味で裏切ってほしかったが、残念ながら、結果的にチームは、自分も、そして多くの人が抱いた危機感通りになってしまった。
それでも開幕2戦の連勝や、コロナ中断明け暫くの成績は、前シーズンからの不安を払拭させるように上向きであり、そこに夢を見てしまった時期はあった。
ところが、他チームも体制を整えて行く中盤戦になると、組長の求心力による起爆剤のようなチーム作りと分析力だけでは追い付かなくなり、徐々にライバルチームに研究されては水を開けられる状態になる。チーム状態を改善しようにも、フロントが求める高いノルマ設定の足枷を外す事が出来ず、板挟みのように苦悩したまま、その隙に多くの他チームから立場を逆転されてしまった。終盤、主眼の置き場を完全に失ったチームは、途中までは僅かながらでも成長していた組織力も消し飛び、最後は固定メンバーと個人技頼みのサッカーに陥り、もはや途中に抱いた成果の表れなど見る影もない状態であった。即ち秋口の段階で再び上向いたチーム状態が、組長体制の限界であった。

例年に比べて、かなり淡白な評価になったと思う。しかし、それだけ、わかりやすいシーズンだったと思う。
そして継続性という方針に嘘偽りが無ければ、本来ならば今季どのような成績に陥ろうと、監督人事も継続させていた筈である。しかし今季はそうはならなかった。
これも完全に憶測ではあるが、恐らく今季の組長体制は、チームを刷新させる事など夢のまた夢であった素人人事から始まった強化部が、空白部分を成長させ組織化する為の猶予を得る、始めから1年繋ぎの扱いであったと思われる。つまり3年計画は、実はチーム強化の為より、強化部の組織化の為にあったとも言えるのだ。その証拠に、これまで現場丸投げ感が強かった監督主導から、一転してフロント主導によるチーム運営を打ち出したのだから。
ところが、この過程で来季構想を進める大切な時期に、強化責任者である土田氏が1年を保たずに倒れた。仮に原因が、噂されている通り過労であるとしたら・・・。それだけ常に厳しいプレッシャーに晒されるレッズの強化責任者は、それに耐えうるべき体力と精神力が必要とされるのだ。
そして悲しいかな乱暴で雑で非情な人事を繰り返していれば、行く行くはまたもクラブの功労者放出という、繰り返される貴重な人材流出に繋がるのである。今回の組長のように。

それと、批判ばかりで申し訳ないが、それでもきちんと評価したい部分がある。冒頭で評価にコロナウイルス条件を一切挟まないとは書いたが、クラブ単体としては一部分だけ特筆したい。
それは多くのクラブチームで選手やスタッフの感染者が発生する中、レッズは感染者が取り分け発生しやすい首都圏かつ東京中心部に隣接する一大ベッドタウンである浦和に籍を置くクラブチームでありながら、シーズン中また現在に至るまで、1人の感染者も出していない部分は、クラブチームの感染防止努力として大きく評価したいと思う。感染者発生による試合延期・中止という、各方面に多大な迷惑と損失を発生させる事なく、管轄内全日程に穴を開ける事なくスケジュール通りに開催できたのは、クラブチームの管理努力の賜物としたい。

後は、コロナウイルスの影響でクラブが被った10億円とも言われる膨大な赤字額が、果たして来季に向けてどう影響して行くか、ここはストーブリーグの行方とともに、しっかり注視して行きたいと思う。


という事で、皆さま、今シーズンも大変お疲れ様でした。
今年は新型コロナウイルス発生により、サポーターにとっても様々な制限を余儀なくされ苦しいシーズンになり、また未だコロナウイルスが終息していない以上、来季も引き続き異例のシーズンになる可能性が高いですが、レッズ自体は前年とは違い、今回は新たなチーム体制作りに向けて活発に動いているようなので、今はそこに期待しつつ、注目して行きましょう。
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無題
こんばんは。
自分は組長大好きなので少し擁護させてください。

今年は過密日程になってしまい、リカバリー中心で戦術的な練習を行える機会が少なくなってしまったのが痛かったと思っています。
J1チーム全体で見ると、今シーズンから指揮を執る、或いは昨シーズン途中から指揮を執っている監督であるチームは半分の9チームでした。
そのうち一桁順位で終えたチームは名古屋と鹿島だけです。一桁順位で終えたその他7チームは同じ監督で1年以上戦っていて、ある程度戦術の積み上げはできていたわけです。
このように新しいチームにとっては、それだけ難しいシーズンであったと思います。
むしろ我々はその9チームの中では3番目に勝ち点を積んだわけですから、よく健闘したとも思っています。
東京在住のサポ 2020/12/21(Mon)19:31:49 編集
コメントありがとうございます
東京在住のサポさん
こんばんはです。
今シーズンもお疲れ様でした。自分も個人的には組長に親しみを感じていましたし、極めて難しいシーズンであり、おっしゃる通りの条件がありながら、この成績で良く踏み留まった部分はあると感じています。
だからこそ今季の組長体制に於いて、来季も続投できるような評価を得たかったですが、クラブの判断では、やはりシビアな部分を優先してしまったのだろうと思います。
個人的には文中通り、3年計画に偽りがなければ、我慢してでも組長体制継続こそが本来の姿であり、それが筋だったとは思うのですが、資金力が限られるクラブと違い、レッズ規模のクラブでは、組長体制では荷が重すぎた面があったのかもしれません。仮に組長が古巣仙台監督で同じような成績でフィニッシュしていたら、逆に高い評価でストレートに続投となっていたでしょう。それを考えると、レッズで重要な立場に就く人は、本当に大変なのだと感じますね・・・。
うえ URL 2020/12/21(Mon)20:09:53 編集
無題
こんにちは。

一言で言ってしまえば、生ぬるいシーズンでしたね。
コロナ禍でのシーズン、感染者を出してしまったチームもいくつかありました。その辺の危機管理能力は良かったのかと思います。
しかし、結果を見ればよく10位で終わったなと思える内容のシーズンでした。得失点差+2桁を目指すって…-2桁だし、勝つ時はほとんどが辛勝、負ける時は手も足も出ずに大量失点で完敗、そんなシーズンでした。目立ったのが、失点してからの崩れですね。ガタガタッと崩れて大量失点という試合が多く見られました。これはもう一概に何がとかではなく、単純にチームが弱かったという事。シーズン始めは上手く行きそうな気配はありましたが、コロナ禍で中断して、再開してからもイマイチしっくりこないような試合が続き、汰木とマルティノスが上手くハマり出したと思えば相手に研究されてマークされてしまい尻すぼみになりました。そしてそのまま打開策も無いままシーズンが終わったという感じでした。浦和レッズというファミリー、ここ2年で飛躍的に強くなったレディースとは対照的に迷走するトップチーム、一体何が違ったんですかね…結果だけを見て言うなら監督の差なのかな…と思ってしまいますが、もしそうなら来季からの2年で答えが出ると思っています。
妻の友人にレディースの関係者の親がいて、去年、レディースの選手達はどんな試合でも負けた時に凄く悔しがっていたという話を聞きました。悔しがるって色々あると思います。もちろん勝てなかった悔しさ、自分達のサッカーが出来なかった悔しさ、致命的なミスの悔しさなど、色々あると思います。今季、大敗した時のトップチームに悔しさってあったんですかね?試合後にヘラヘラしてるとか単純なものではなく、浦和の為にとか大口叩いたフロント含め、悔しがってましたか?私はそこに大きな疑問があります。全てが生ぬるかったと思います。選手達の中にポジション争いをしているとか危機感が無く、今季は降格が無いから来季頑張ればみたいな生ぬるさしか感じませんでした。ちょっとそれは来季に向けては勘弁してもらいたいですね。

さて、監督がロドリゲスに決まりました。私は悪い選択では無いと思っています。これから色々と移籍の話なども出て来るでしょうけど、私は何が原因だったのか未だにわからないオリベイラが変えようとして変えられなかったチームをスペイン人のロドリゲスがどう変えてくれるのか、ミシャが変えたように、またレディースのように飛躍的に強くなる事が出来るのか、とにかく私達サポーターは勝つ姿を見たいからスタジアムに行く訳で、負けてヘラヘラする姿など見たくありません。勝ったら喜び、負けたら悔しがる、そんな本来の姿に戻ってもらいたいです。

コロナ禍のシーズン、1年間お疲れ様でした。来季はどうなるのか…そしてこれからのストーブリーグに注目ですね。来季の総括こそは喜びの記事にしたいですね!
東浦和レッズ 2020/12/23(Wed)11:57:43 編集
無題
ご無沙汰です。今シーズンもお疲れさまでした。

最近はROM専になってましたが、総括なので、コメさせて頂きます。

私も、三年計画で監督変えるなら、去年やっていたと思います。
大槻さんが、三年計画のベースを作ったとは、到底思いません。中断明けから、攻撃サッカーなんてやってませんでしたし、来期に繋がる選手起用もなく、終始ブレブレでしたよ。
チームとしては、リカ将で1から仕切り直しでしょう。いまさら西?塩田?よくわからん補強に?ですが。

大槻さんには、私も、感謝しかありません。
GT 2020/12/23(Wed)13:29:55 編集
無題
ご無沙汰です。今シーズンもお疲れさまでした。

最近はROM専になってましたが、総括なので、コメさせて頂きます。

私も、三年計画で監督変えるなら、去年やっていたと思います。
大槻さんが、三年計画のベースを作ったとは、到底思いません。中断明けから、攻撃サッカーなんてやってませんでしたし、来期に繋がる選手起用もなく、終始ブレブレでしたよ。
チームとしては、リカ将で1から仕切り直しでしょう。いまさら西?塩田?よくわからん補強に?ですが。

大槻さんには、私も、感謝しかありません。
GT 2020/12/23(Wed)13:31:04 編集
無題
こんばんは。
ぎっくり腰から復活しました(笑)

組長続投が、実は強化部強化の猶予の為、と言うのは腑に落ちました。
私も今季の結果がどうあれ、やはりここまで振り回したのだし、続投してほしかったです。

毎回毎回監督が変わるたびにサッカーも変わってますからねぇ。
いつになったら、「浦和のサッカー」が確立するのでしょう。
その点は、ブレない鹿島や川崎が羨ましいです。

来季もまだまだコロナの影響もありそうですし、今後どうなるか、しっかりと見ていきたいですね。

今シーズン、大変お疲れ様でした。

みんみん URL 2020/12/23(Wed)16:57:06 編集
無題
今晩は
何か今年も高揚感とか魅力的な試合殆どありませんでしたね。少し盛り上がったのはホームC大阪戦位だったのでは…
仰るようにノルマが足枷、その通りだと思います。去年残留争いの検証も無くただ監督続投は無謀でした。セミプロレベルのスタッフで立て直し出来るほど現実甘くありませんでしたね。キツイ言い方すれば唯々収穫の無い無駄なシーズン送っただけのような気もします。
まぁそれでもここにきて新監督も決まりストーブリーグも賑わってくると結果はともかくこれはこれで楽しめますけどね。
来年、新型コロナがどうなるか、感染だけは避けたいので開幕までは色々自粛はするつもりです。実は1月に母親亡くしまして初盆の線香どころか墓参りすら出来ない状況、このコロナのお陰で本当に歯痒いです。
まだ記事出ますよね 取り敢えず1年間お疲れさまでした。
欅通りのサポ 2020/12/23(Wed)22:36:20 編集
コメントありがとうございます
東浦和レッズさん
こんにちはです。
今シーズンもお疲れ様でした。コロナにより途中から今シーズンのみ降格制度は無くなりましたが、内容的には昨シーズンに続いて、残留争いに片足を突っ込んでもおかしくないレベルでしたね。おっしゃる通り、これでよく10位に踏み留まったと思います。ただこれは、降格が免除されるとなった事で、優勝及び上位争いを視野に入れないチームが、勝利より若手育成に優先的に切り替えた影響はあると思います。例年に比べて下位相手に取り零しが少なかったのも、そのような影響は多かれ少なかれ影響したと思います。仮にそのようなチームの全てが例年通り、降格しないように勝利優先で必死にレッズに向かって来ていたら、恐らく10位では済まなかったとも思います。
レッズとしては、当初の高い目標設定がありながら、ほぼ真逆のような成績に終わったのは、ストレートに言って、情けなく、そしてだらしないものでしたね。最初はフロントからして格好の良い攻撃的サッカーをやると言いながら、実際は形だけショートカウンターを見せながらの、中身が薄いビルドアップによる点が取れないサッカー、というか途中からはシュートすら持って行けないサッカーでした。そしてそれ以上に問題だったのが、やはり負け方ですよね。おっしゃる通り1度失点すると、それで一瞬で糸が切れたように、またバタバタ失点を繰り返しての大敗。そういう試合を何度も繰り返しての悲惨な数字が残りました。攻撃的サッカーをやる筈が攻撃は中途半端、守備はそれ以前の問題と、何をやってもまともに機能しないシーズンだったと思います。
見事にリーグ優勝を果たしたレディースに比べて、男子とは何が違いがあったのか、また男子と女子とでは一概に比較は出来ないものの、ご指摘のように、上手く行かなかった時や負けた時の意識の違い、これはあるでしょうね。
今年はゴール裏も指定だったのが影響して、大半のホームゲームでは度々の最前列を含めて前の方の席で観る機会が多かった分、例年に比べて選手の細かい振る舞いや表情がハッキリ見えていました。そこに眼に入って来た選手の姿は、試合中に試合そっちのけで頻繁に髪型を気にしたり、周りに全く声をかけなかったり、すぐ諦めてボールを追わなかったり、試合の流れからソッポを向いていたり、監督が怒鳴っていても無視をきめこんでいたり、極めつけは敗戦なのにヘラヘラしながら談笑したりと、戦う姿勢や敗戦の悔しさを見せる選手が極めて少ないと感じました。少なくとも大きな危機感は、選手の振る舞いからは全く感じませんでした。尤もこれも厳しさが無いレッズの環境から来ている部分は大きいですが、これが今季だけではなく、やはり例年の駄目な部分なんですよね。まさに生ぬるい環境そのままがサッカーと成績に影響していますね。
監督がロドリゲスに代わりますが、おっしゃる通り監督としては初のスペイン人となる部分は、先ずどうなるか大きな注目部分ですね。そしてチームとしてはやはり白紙からの再スタートの形になるでしょうね。放出及び補強の数によっては、かなり選手が入れ替わるでしょうから、そこで先ずチームがどう変わるかですね。そこからがロドリゲスの手腕によりどうチームを作って行くか、来シーズンに限ってはリーグ優勝を求めないフロントの姿勢がある以上は、個人的にはかなり慎重に見て行きたいと思います。
そんな中で、まだまだコロナにより来季どうなるか不透明な部分もありますが、今はとにかく来季無事に開幕を迎えられるよう、そう願うしかないですよね。

GTさん
お久しぶりです。
そして今シーズンもお疲れ様でした。自分も組長がベースを作ったとは思えません。そのベースが本当ならば、少なくとも選手起用含めて来季に繋がるようなチーム運営とサッカーになっていた筈ですが、それが全く見られなかったですよね。
チームとしては実質白紙からロドリゲスに託す形でしょうね。
そんな中で、何故か大ベテラン補強の報道が相次いでいますが、うーん、考え方によりますが、微妙ですね。それより外国人補強はどうなるのかが気になります。
うえ URL 2020/12/24(Thu)14:00:11 編集
コメントありがとうございます
みんみんさん
こんにちはです。
今シーズンもお疲れ様でした。先ずはギックリ腰が治って良かったです。ただ腰は1度やると癖になるので、以後もじゅうぶんお気をつけください。
3年計画でありながら、結局のところ1年経過時点で監督交代ですが、実質的に今回から計画開始な形ですね。これでまたロドリゲス任せだと3年計画は口だけになってしまうので、これからは監督よりフロントの姿勢がどうかが重要になると思います。ここから当初の方針に具体性を付けて、何があっても絶対にブレずにやって行けるか、注目ですね。

欅通りのサポさん
こんにちはです。
今シーズンもお疲れ様でした。自分も極めて収穫が薄いシーズンだったと思います。マッチデーの戸苅本部長の 「大槻監督がベースを構築した」発言は極めて滑稽で大嘘ですね(苦笑)。実際にはベースどころか、中身が薄く、チームとしては度々迷走を繰り返しながら、結局は何をやっていたのか全くわからないシーズンだったのは明白ですね。セレッソ戦辺りの成果は幻だったようです。
実際にはロドリゲスで白紙からスタートになりますから、先ずは去年よりは盛り上がる筈のストーブリーグと、そしてフロントのブレない姿勢が本気がどうかを見て行きたいですね(監督交代で既にブレてる気もしますが)。
それと今年初めに、お母様を亡くされていたとは・・・。遅くなりましたが、お悔やみ申し上げます。
そこにコロナの発生がありで、ご供養も儘ならない中、本当に大変な1年だったと思います。今年がそのような年になってしまった分、来年は是非とも明るい良い年になってほしいと思います。
うえ URL 2020/12/24(Thu)14:00:46 編集
無題
今シーズンもお疲れさまでした。
思うような成績でなかったですし、監督の交代は仕方がないです。
ただ相変わらずのフロントの不可解な動きには、私も不信感しかありません。

私個人としては、やっぱりマウさんが移籍してしまったのが辛かったです。レンタルから復帰ありますかね?その為にまだに2番のユニは仕舞わないよう、信じて待っていようと思います
マウファン 2020/12/25(Fri)15:00:17 編集
コメントありがとうございます
マウファンさん
こんばんはです。
今シーズンもお疲れ様でした。成績的にはロドリゲスに代えたのは仕方がなかったですが、そこに至る前のフロント、強化部は、やはり不可解さは拭えませんよね。
マウリシオは、このまま行くと恐らくそのままかと思います。ただDF外国人が、怪我がちなデンだけってのは不安はあります。そういう意味でもマウリシオは惜しいですね。
うえ URL 2020/12/25(Fri)18:33:25 編集
無題
おはようございます。
遅ればせながら、私も2020年の総括記事を書いたのでURLを載せておきます。

新型コロナウィルスの影響で特殊なシーズンとなってしまいましたが、まずは無事に全日程を終える事が出来た事は良かったです。
ただ、全試合を振り返ると「良かった」と思えるような要素が少なく、あまりにも大量失点の試合が多すぎましたね。
こんな連動性のないサッカーで2ケタゴールをマークした興梠とレオナルドは、やはり凄いなと思いました。

来季はリカルド・ロドリゲス監督の下で戦うわけですが、彼の下で新戦力が台頭していく姿を来季は見たいですね。

今シーズンも1年間お疲れ様でした。
来シーズンも宜しくお願い致します。
FREE TIME URL 2020/12/27(Sun)10:43:18 編集
コメントありがとうございます
FREE TIMEさん
おはようございます。
今シーズンもお疲れ様でした。今年は新型コロナというアクシデントはありましたが、レッズとしてはコロナ以前に、やはり昔からの根深いフロントを含めたクラブチーム全体の問題から来る弱さが、引き続き表れただけのシーズンだったと思います。チームとしてはご指摘通り明確な良さが見られず、限りなく収穫が少ないシーズンでした。
記録としては興梠の2桁ゴール継続は良かったですが、全治見込みからすると来季開幕は絶望なので、FWは先ずはレオナルドにかかる期待が大きいですね。
チームは実質的に白紙からの再スタートになるので、せめて記事で指摘した通り、この1年から強化部が明確な成長を得られていればと思います。
そして新監督であるロドリゲスの手腕で、しっかり選手を活かしての組織的なチームが出来上がる事を願いたいですね。
うえ URL 2020/12/28(Mon)11:16:13 編集
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第10節 浦和2-1名古屋 得点/24分・安居(浦)、70分・サンタナPK(浦)、90+2分・和泉(名) ・・・次の試合/J1リーグ第11節 川崎-浦和(Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu=5月3日16:00キックオフ)


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