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2015年 AFCチャンピオンズリーグ・グループリーグ第6戦
ブリスベン・ロアーFC1-2浦和レッズ
~ロビーナスタジアム

このタイミングで興梠が復帰戦となるスタメン1トップに入ったが、それでも控え組がほとんどに加えて岡本、そしてJ1経験が無い大谷をキーパーに使って来た訳で、端から見たら敗退決定後の消化試合だからこのメンバーという事なのだが、いや実際そうではあったんだけど、それでも最後の最後だけでも意地の1勝をあげてACLを去るという熱意は、決して無くしていなかったという事だ。

このメンバーで、というのは失礼な言い方かもしれないが、それでもほとんどが控え組という飛車角落ちのメンバーで、今季1勝も出来ていなかったアジアの戦いを、良くぞ勝ちきった。素直に素晴らしい内容と結果。

それでも興梠が居たから?というのもあるのかもしれないが、その興梠は19分にフリーだったが柔らかいトラップから反転しての枠内シュートを放って復活を予感させると、24分にカウンターから啓太のスルーパスを受けて左足を振り抜いての復活ゴール。興梠はやはり頼りになるという事実を、この復帰戦で早くも証明した形。これはズラタンとの使い分けに悩む事になるぞ、ミシャ。

興梠と交代して途中から入った武藤も黙っていなくて、上手くスペースに抜けて味方のパスを引き出す得意の動きからファーストタッチでゴール。初勝利に向けての貴重な追加点が、またも今一番レッズでノリに乗っている男から生まれるという・・・!

こんなに上手く行き過ぎて良いのか?というある意味で疑問符が付く内容ではあったんだけど、そのひとつの原因はブリスベンのプレスがやたら緩くて、そのプレー全体を見渡しても、やたらノンビリとしていた事。これでレッズは自由にボールを回せていたし、簡単に裏を取っていた。
このブリスベンの覇気の無さは、一体どういう事だったのだろう?僅かでもまだグループリーグ突破の可能性が残されていたはずなのに、その割には勝ちに行こうという気迫に欠けていた気がする。ブリスベンは埼スタに来た時の方が、明らかに激しく強かった。
とは言え2点差になってからはさすがにブリスベンも人数を掛けて前に出て来たが、これは点を取るための自然の流れだったし、レッズも疲労が見え隠れしている時間帯にやや集中力が薄れてプレスが甘くなり失点してしまった。でもレッズにとってここまでは許容範囲。寧ろこれで気が引き締まり、同点ゴールを許さず逃げ切った事の方が大きな評価だ。

でもぶっちゃけ今回の勝利の影の立役者は・・・大谷が・・・予想外に凄かった。去年北九州に修行に出されて早速レギュラーを勝ち取って経験を積んだとはいえ、それでもあくまでJ2である。J1での出場経験は無しのママに至ってのACL初出場。普通ならばミスを連発しても仕方がないはずなのだが、それがまるで経験豊富なベテランキーパーのように落ち着いていたし、2度のビッグセーブも披露するし。元々老け顔だから、それが落ち着いて見えただけ?いやいやそんな事はないだろう。
大谷は、先ず無駄に動かない。西川が動き回るタイプのキーパーなのに対して、大谷はデンと構えて腰を据えて守るタイプだろう。どちらのタイプが良いか悪いかではないが、その無駄に動かない姿が落ち着き払っていたように見えた。そうかと思えばいつの間にかエリアを飛び出してピンチも救うし、身体が重そうな体格に割にはそこも落ち着き払って敵をヒョッと交わす。何なんだろう、この落ち着きよう。元からそういう性格なのか、北九州での修行で得た経験が大きな効果を生んだのか。まあどちらでも良いが、これでJ1でも計算可能なキーパーであると証明された?でも実際は西川の壁は厚いだろうが、それならばナビスコで再び大谷を使ってみてほしいとも思うし。いや実際今回の試合を他チームのスカウトや強化部も観ていた筈だし、これで大谷を欲しがるチームが結構出て来るかもしれない。

駄目な方の意味での消化試合だったが、レッズはチームとして最後に色々と貴重なものを得たと思う。実に有意義な試合になったと思う。

オーストラリアまで行かれた皆さん、大変お疲れ様でした。意地の勝利は皆さんのおかげもあります。

2015ACL ------
AFCチャンピオンズリーグ・グループリーグ第6戦 ブリスベン1-2浦和
得点/24分・興梠(浦)、57分・武藤(浦)、70分・カルジェロヴィッチ(ブ)
主審=アリレザ・ファガニー
観衆:5,941人



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無題
さいこー
名無しさん 2015/05/05(Tue)21:10:41 編集
無題
おはようございます
ブリスベン戦、映像見れませんでしたが最後は勝利でACL締めてくれましたね。此方の記事からも勝利以外の収穫色々あったようで楽しみ増えますが仰る通りこの後ミシャが選手をどう使い分けるか気になります。
ガンバ戦も完璧な勝利でしたし、勝ったから言う訳ではありませんが、新加入の攻撃人しかり西川はじめ守備人も去年とは攻守の質が少し違うぞ!と見せ始めているのでは・・・ F東京、鹿戦がどうなりますか期待したいです。
只ガンバ戦、気になったのは相手11番と7番の報復キックとも受け取れるラフプレー。GWは帰省してて先程戻って来ましたが、一緒にテレビ観戦した親戚もグルージャ盛岡の試合か代表戦しか見た事なく53000の赤い埼スタに驚き羨んでましたが、そのラフプレーは残念がってました。鹿島の金崎の件も知ってましたし遠藤は代表での顔も知られてましたから・・・
欅通りのサポ 2015/05/06(Wed)09:02:19 編集
コメントありがとうございます
名無しさん
初めまして。
アウェーで素晴らしい勝利となりましたねぇ。

欅通りのサポさん
こんにちはです。
ブリスベン戦は最後だけは意地を見せて勝ってもらいたい気持ちと、それでも若手中心や控え組中心で良いから先ずは実戦経験を積ませてほしいと思っていましたが、結果的にその2つが達成できた事に大変満足しています。特に大谷や岡本、そして小島など、強い相手との実戦経験が必要な選手には良い収穫になったと思いますし、若手は自信に繋げて良い試合ですね。
守備の質は、去年開幕前に「守備意識」を始めた頃と似ていると思います。あの頃も初めの内は集中していて良かったのですが、その意識が試合を増す事に薄れてしまい、最後の大事な試合で崩壊して優勝を逃す事になってしまいました。そんな焼き付け刃だった去年と違い、今年はそれを薄れさせず、最後まで守備意識が続くかどうかにも注目です。
しかしガンバ戦の例のラフプレー、試合中なので現地では気付かなかったので大騒ぎにならなかったのでしょうけど、本来なら報復行為なら1発退場ものの重大問題なんですよね。まあ倉田はともかくとして、大ベテランであり信任も厚い遠藤がああいう事をするとは・・・なんだかなぁって感じですねぇ・・・。
うえ URL 2015/05/06(Wed)15:04:29 編集
無題
ブリスベンから帰ってきました。
昼間は暑かったのですが試合の始まる頃は少し肌寒いくらいになりました。
スタメンは今迄に無いメンバーで構成されたので、心配でもあり、頑張れよ、と祈る気持ちも有り、の想いでした。
選手達はよくがんばりました。結果も出しました。
色々細かな事はうえさんの方が詳しく書かれているので省略します。
ACLでやっと勝利の凱歌を歌う事が出来たのは嬉しかったですね。(遅きに失したですけど・・・・)
来年予選リーグ突破して一つでも上に行かれるようクラブ、選手、サポーター共に頑張る為には何が足りなかったのか良く検証する事は必要ですね。
やはり世界に浦和レッズの名前を知らしめたいです。
赤いトマト 2015/05/07(Thu)15:45:30 編集
コメントありがとうございます
赤いトマトさん
こんばんはです。
オーストラリアまで大変お疲れ様でした。そして勝利のサポートありがとうございます。選手も頑張りましたが、行かれたサポの方々こそ頑張ってくれたと思います。
確かに今回、勝利も遅きに失したのは事実ですが、それでも普段では出場機会が少ない、または無い選手で構成された急造とも言えるチームが、厳しい国際試合で貴重な経験を積めた上で勝利も得られたという、大変理想的な内容と結果を得られました。これこそ次に繋がる、また大谷を例にとっても、次代に繋がる勝利になったと思います。加えてエースの復活ゴールもありましたし、今回のACLも前回同様グループリーグ突破は叶わなかったとはいえ、今回の戦いが無駄ではなかった事にするためにも、グループリーグ突破に代わる収穫は限りなく大きいものになったと思いたいです。
でも次にACLに出る時は、この期に及んで同じ過ちを繰り返す事は絶対に許されないのも事実ですね。アジア制覇時のレッズは贅沢だったとしても、少なくともグループリーグ突破が可能なチーム力にまで戻す明確な努力が必要ですね。足りないもの、それを確実に得る努力をしてこそ、本当の強さを得られると思います。フロントにも監督にも、突破が不可能な消化試合でも、それでも海外アウェーまで駆け付けてくれるサポが沢山居るという事を再認識して、次に臨んでもらいたいです。
うえ URL 2015/05/07(Thu)20:01:54 編集
1勝
月曜に飛んで、木曜朝に帰国しました。滞在は24時間ちょいでした。ゴールドコースト、海はとっても美しかったです。海から上がるときいたので頑張って日の出も見に行きました!
試合は大幅なメンバーチェンジでしたが、勝てて良かったです。勝てずに敗退にならなくてほっとしました。選手ベンチと、サポスタンド位置が何故かあってなかったので、ワタシたちの目の前では、ロア-ズの選手がアップしてました。ホームスタジアムじゃないからですかね。
興梠の復帰ゴールは流石でしたし、サブ組の予想外の活躍に、何故ホームでこのブリスベンに勝てなかったかな~とは思いますが。タイミングですかねー。
たとえ消化試合でも、クールダウンの選手がいる中でウィアダイを歌えてちょっと感激。やはりACLにはまた出たいです!勝ちたいです。見せつけたいです!
きっと選手にも、糧になるはずです。
 しかし、リーグでは浮かれずに一つ一つ積み上げて行きたいですね!ちゃんと狙いを定めて、勝ちに拘って闘いたいです。勝利の先の優勝を見るのではなくつかみとる!!頑張れ~!
ECHO 2015/05/08(Fri)22:50:13 編集
コメントありがとうございます
ECHOさん
こんばんはです。
オーストラリアまで大変お疲れ様でした。滞在時間僅か24時間は強行軍でしたが、その中でもしっかりゴールドコーストの日の出を体験されるとはさすがです。まさに勝利の日の出といったところでしょうか(笑)
選手ベンチとサポスタンドの位置が合っていなかったのは、ある意味で海外アウェーらしい出来事とも言えますが、でもオーストラリアってその辺はもっとしっかりしている国なのかなと思っていましたが、プロサッカーのスタジアムは意外とアバウトなんですね。芝もけっこうボコボコでしたし。逆に日本のスタジアムがしっかりし過ぎているという事なのでしょうか・・・。
しかし良い試合でしたね。前回ホームでのブリスベン戦を観た限りでは考えられないような内容と結果でした。相手の事情はよくわかりませんが、こっちはベストメンバーから程遠い面子で臨んでの勝利でしたから、それを考えると何故に前回は勝てなかったのでしょうね・・・。とはいえ、そういう摩訶不思議な事が起きてしまうのもACLの醍醐味というか恐ろしいというか、そして面白い部分でもあると思います。そして、そういう大会に、来年こそグループリーグを突破できる力を付けて、再び出たいですね。そして栄光を再び掴み取れるチームになってほしいです。そのためにも先ずは目の前の戦い、Jリーグを優勝しなければいけませんね。
うえ URL 2015/05/09(Sat)16:58:59 編集
ようこそ!!
試合終了/YBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦 鳥取2-5浦和 得点/12分・武田(浦)、15分・サンタナPK(浦)、35分・田中(鳥)、52分・敦樹(浦)、55分・中島(浦)、64分・松木(鳥)、90+3分・中島(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第10節 浦和-名古屋(埼玉スタジアム2002=4月28日15:00キックオフ)


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