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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2022年  AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節
ライオン・シティ・セーラーズ1―4浦和レッズ
〜ブリーラムスタジアム

前半だけでほぼ試合が決まってしまったが、実力通りの素直な内容と結果と言って、先ずは良いのだろうか。
その相手のライオン・シティだが、シンガポールリーグ王者と言われてもシンガポールリーグの実力が何れ程のものかわからんし、新潟の2.5軍が参加しているリーグだから、だいたいの位置付けは予想済みではあったが、東南アジアで戦うとなると、過去にはインドネシアでやったペルシク・ケディリ戦のようなまさかの乱試合の例もあるし、 ライオン・シティ自体も金度勲が監督やっている事と元ベルギー代表が居る以外は全くわからんチームだし、唯一の懸念材料は、湿度を伴った暑さに慣れている相手の方が環境では完全に有利という点で、その気候と環境では東アジア勢やオセアニア勢には完全不利だろうが、まあでも東南アジア勢との実力差を考えたら、それもハンディを与えてあげたと考えておけば、丸く収まると言ったところか。

相手云々よりも、レッズにとって3年振りのACLの舞台に於いて、先ずは自身が試される初戦になった事と、これまで当たり前のように行っていたホーム&アウェー方式から、コロナ禍によるセントラル方式の大会を初めて経験する貴重な大会になったのは、ある意味で有意義だったかもしれない。
中2日で6戦というメチャクチャなレギュレーションのせいもあるが、リザーブ人数が10人というのも欧州リーグを見ているみたいで斬新に感じたし、そういう場で何が起こるかわからない大会に於いて、先ずは相手との実力差をしっかり見せ付けての大勝発進なので、幸先の良いスタートになったと思う。

その「何が起こるかわからない」大会で、相手どうこうよりも先ずは無難に行こうとするのが普通の考えだが、そこでキーパーを西川ではなくて、このタイミングで今季公式戦初出場となる彩艶を起用してしまうリカルドの考え。思い切りが良い使い方ではあった。
まあ彩艶と離脱中の犬飼以外はベストなメンバーだったから、無難は無難なメンバーで臨んだとも言えるが、そんな中でもタイの糞暑い環境と中2日6戦の超絶過密日程の大会で、試合の体勢が決まっていた中で国内リーグ戦でも途中で下げない江坂を含めて65分早々に3枚代えをしながら、初戦からいきなりユンカーをフル出場させてしまうリカルドの考え。国内リーグ戦すらフルには出場させないユンカーを、この状況でフル出場させてしまったのが疑問で、それこそよくわからんリカルドの部分ではあったが、まあ次節以降はターンオーバーを繰り返して行く筈だから、それで次はユンカーを完全に休ませる気での今回のフル出場だったのかな。
ともあれ暑さに弱い北欧軍団のユンカーが、タイの地で90分間フルで耐える事が出来たのは安心材料か。ユンカーはレッズ移籍以来、デビュー戦となっまルヴァンを皮切りに、国内リーグ戦も天皇杯も、そして今回のACLと、何れの大会初戦で必ずゴールを決めているのが面白いというか何事にも初に強い性質があるのか?と思ってしまうが、これで今回フルに使ってしまったユンカーを次の試合はどうすんの?って心配はあるけれど。初戦の疑問点は、それ位かな。

こんな大会だし、本当に「何が起こるかわからない」大会だし、その通りに同じグループリーグ内の次に対戦する山東泰山は大邱に大敗しているし、国内では無敵の川崎とて蔚山にギリギリドロー発進だったみたいだし、それを考えると、やはりACLは、国内リーグ戦とは全く質の違う大会であると、久々に戻って来たアジアの舞台で、改めてそう思わされるのであった。
そんな大会で、アジアの変態っぷりを今回も発揮できるかどうかだが、初戦の好発進と前半の爆発っぷりに比べて後半のグダグダっぷりとか、しっかりオウンゴールまでしていたりと、何となくやはりレッズらしい部分も出ていたりと、こういうのもやはりACLの面白い部分ではあった。

何はともあれ、3年振りに戻って来たACLの舞台。この大会で2度の優勝と1度の準優勝を誇るレッズだけに、その誇りだけは決して失わず、どんなレギュレーションでも今回もしっかりアジアに存在感を見せ付けてほしい。

ACL2022 ーーーーーー
AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節 ライオン・シティ1-4浦和
得点/8分・ユンカー(浦)、15分・江坂(浦)、42分・モーベルグ(浦)、43分・オウンゴール(ラ)、47分・松尾(浦)
主審=サルマン・ファラヒ
観衆:394人
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2022年  J1リーグ第8節
FC東京0―0浦和レッズ
〜味の素スタジアム

220410アウェーF東京戦 ボールは支配しているし、押し込んでいるし、相手にも本当の意味での決定的な仕事はさせていなかったし、そりゃこの試合だけを見れば、凄く良いとは言わないまでも、悪い内容とも言い切れない内容ではあったんだけど、だけどね、今季はそんな事を何度も感じながら、ついにズルズルとここまで来てしまったではないか。

先ず、どうしてここまで点が獲れなくなってしまったのか?まあ去年もそう疑問に思う程には点が獲れるサッカーではなかったのも事実だが、それにしても去年より更にボールを保持している感がある割に、去年のサッカーより決定的な場面が少ないような?
中盤の底でボールを持った時の選手のパスの出し処が前ではなく、常にCBに戻して組み立て直しているが、先ずここで姿勢が落ち着いて速攻の機会が削がれてしまう。押して引いて相手の隙を伺いながら、選手を緻密にスライドさせつつフリーの選手を作る動きも、やってはいるが、去年に比べて少なく、ボールを保っているだけのような場面が目立つ。
このように逆に無理にでもボールを保持し過ぎて、相手に守備の時間を与え過ぎているようにも思えるが、でもよく言われるように、リカルドからしたらもっとボールを保持したいのだとしたら、去年より更に狙い通りのサッカーをしている事になるし。この辺が本当によくわからん。
ただ運動量は落ちている気がする。厳密にデータを見れば違うのかもしれないが、あくまで表面上からすると、である。このサッカーのひとつの肝である組織的なハイプレスを含めた、激しい運動量から相手に自由を与えず、動きで圧倒していられる時は、実に良いリズムでサッカーが出来ていた。
去年自分はこのサッカーを、常に動きを止めてはいけないと思うところから「マグロ」と称したが、まさに選手がマグロのような動きをしていれば、基本的には強いサッカーが出来ていた筈である(マグロはマグロでも、逆に真逆の意味のマグロなんちゃらになっていなければ、の話であるが)。
去年はそういう内容の試合が数多くあったが、しかし今年は振り替えれば、それをマトモに出来ていた試合は、それこそリーグ戦ではなくて、スーパーカップ川崎戦であった。
それがまさか今季のピークになってしまっては困るのだが、リーグ戦となると運動量が尻窄みになるというか、何となくで去年の激しさ、アグレッシヴさが今季は見られない。
やっているサッカーの戦略も戦術も、去年からの主力組に関しては上積みだし、入れ換えた選手も多くがしっかり運動量で動ける選手を補強した筈なんだけどね・・・?

強いて言えば、例えば岩尾のように、妙に落ち着き過ぎていて中盤の底が停滞してしまったりと、何か少しでも違ってしまうと、内容にズレが生じてしまうとか?その岩尾で言えば、今回もそうであったように、球は的確に散らしていても、相手の嫌がるようなパスは出て来ない。今回は以前の試合から比べたら幾らか縦パスや裏パスの意識が高く、チャレンジするような前線へのパスも出ていたが、それでも嫌らしいパスならば、去年の平野の方が圧倒的に供給できていた。

ユンカーは逆に動き過ぎていて最前線を空けてしまうプレーが目立つし、その穴を埋めるべき江坂も今季はどうもワンプレーが遅い。
皆、ひとつだけ、ボタンを掛け違えたような動きが目立つ。チグハグさが抜けない。唯一、今回の試合にシャルクが間に合ったのが救いか?

しかし、そんな事を思い、続けながら、ついにACLを迎える事になってしまった。
10試合で勝ち点10・・・?こんな筈ではなかったのだが、しかし蓋を開けてみたら、本当に勝ち点が10に留まっている。5割どころか3割がやっとの状態である。
3年計画の3年目、リーグ優勝が目標と息巻いていた開幕前の期待感と勢いは、一体何処へ行ってしまったのか?これでは、今や何とかは遠くになりにけり状態になってしまった。

こんな状態でACLを迎える事になった。そう、「こんな状態」で、である。絶望的な話をしている訳ではないが、しかし現実は現実として、「こんな状態」を素直に受け入れるしかないのはわかっているが。
そうはいっても、試合後に挨拶に来た酒井の姿を見てしまうと、「こんな状態」を忘れて気持ちを切り替えて、アジアの舞台では大暴れして来てもらいたいと思うし、実際国内リーグ戦が「こんな状態」では、実際にACLに活路を見出だすしかないのである。国内は不調だが、何故かアジアの舞台では強かった、数年前のアジアの変態っぷりを再現してもらうしかないな。

さあ気持ちをACLに切り替えよう。
今日の暑さは、暑さに弱い北欧トリオには、タイの更なる暑さに備えた予行演習になってくれていたら幸いである。
ただ、タイから帰って来た時に、果たしてリーグ戦のレッズの順位がどうなってしまっているのかが、実に不安ではあるが・・・。

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J1リーグ第8節 F東京0-0浦和
主審=御厨貴文
観衆:22,429人
2022年  J1リーグ第7節
浦和レッズ1―1清水エスパルス
〜埼玉スタジアム2002

220406ホーム清水戦 おいおいおいおいおい、今季の埼スタは、退場の神様でも取り憑いているのか?そうでも思わなかったら、去年はイエロー自体が少なかったクリーンなチームが、今季ここまで早くも3試合も退場者を出すゲームをやらかすか???
・・・まあ、実際やらかしているから事実と捉えるしかないんだけどさ。

でも何が悔やまれるって、そりゃ相手の方に圧倒的にゲームを支配されたりサンドバッグ状態になって、我慢できなくなってこちらが退場者を出すようなパターンならば半分納得も行かざるを得ないんだけど、今季こちらに退場者を出した3試合、つまり神戸戦、ガンバ戦、そして今日の清水戦と、相手よりも圧倒的な好内容でゲームを支配しておきながら途中で退場者を出し、半ば自滅するように失わなくても良い勝ち点を失っているパターンばかりでないか。これだけで本来ならば勝ち点を9も獲れていた筈なのに。

どうしてこんな荒いチームになってしまったんだ?という疑問はあるが、ひとつは今季のファールに対するジャッジ基準が厳しくなったという事かな。軽いファールは流す一方で、危険なファールは容赦なくイエローを出すようになったから、これが影響して他チームや他試合でも結構なカードが出ているみたいだし。

だったならば尚更の事、チームとしてこの辺を警戒し注意するようにしなければならない訳で、それでも早くも3試合も退場者を出しているとなると、果たしてチームとしてキチンとこの辺をミーティングしているのか?と疑問に思ってしまう。

だからといって伊藤敦のファールは確かに危険なものであったのは否定はしないが、せめて2枚目のはちょっと厳し過ぎでは?と思ってしまう。
まあ贔屓目に見てしまうからそうなるのを承知で言うが、しかし清水が半分ミスしたような形でこちらが得たビッグチャンスの攻撃時での衝突のようなものだし、清水の守備も少し無理があったような気もするのだが。流れからして、あそこだけは注意で済ませてほしかった。
じゃなかったら権田がユンカーを倒したシーンだって、PK判定になったのだから得点機会阻止で、1発レッドは厳しいにしても、せめてイエローは出さなければイカンのでは?

と、ヤバい、余りにも納得が行かな過ぎて、冒頭から退場劇の話一色になってしまった。
かといってこういう内容だと、もはやどう評価して良いやらわからなくなって来るし、紙一重でパスが通っていればPK1点留まりにならず複数得点も可能だった前半の内容。清水がややドン引き気味だったとはいえ、その網を8割方は撃ち破れていた、繰り返すが本当に紙一重な前半。
しかしこのパターンが今季は実に多い訳で、決める時に決めろと言っても、決められないのだから言い訳にもならない。そして何回同じ事を繰り返しているんだ?と思われても仕方がない。

が、伊藤敦が退場して数的不利になった直後、モーベルグのクロスから松尾が相手キーパー正面での決定的ヘッドがバー上や、磐田戦デビュー3分後を彷彿とさせるモーベルグの個人突破からの強烈なシュートが枠外、更に終盤には明本の惜しいのもあったし、皮肉にも数的不利になった方が決定的なシーンを連発していたのは、どういう事だ?これが出来るならば、数的不利になる遥か前にやっとけよ、という話だ。

しかしいくら数的不利とはいえ、守りに入ってしまうと必ず1失点する。わかりやすく1点のリードを守る為にとにかく守備を固めるのは決して悪くはないのだが、これをやると必ずサンドバッグ状態になるから、放り込みやクロスに弱い性質があるレッズの守備ラインだと、大量失点は免れるにしても、1失点は喰らう羽目になるんだよな。
ならば攻撃は最大の防御として、数的不利だろうと変に守りに入らない選択肢は、今のレッズにはあるだろうか?

何れにしても、こうも退場者を出すような試合を繰り返していては、勝てる試合も勝てなくなってしまう。そして実際にそうなってしまっている。本当に悪い意味で同じ事を繰り返している。
しかもそれが、不思議な事に3試合ともホームで発生しているのだから恐ろしい。冒頭でも書いた通り、本当に退場の神様が、いや神様も色々あって、こういう場合は死神だろうが、そんな厄介なものが本当に取り憑いているのではなかろうか?と思ってしまう。それとは無関係だろうが、そういや昔、心霊番組で北ゴール裏の心霊写真が紹介されて話題になった事があったな。ただあれはコラだったという話もあるけど。
それはともかく、誰か霊感があるサポーターの人、これ本気で霊視や検証をしてくれないだろうか・・・?

220406埼スタの桜 しっかし、埼スタの桜は今年も無事に満開を迎えたが、肝心のチームの方は、本来は満開を迎えている予定が、それどころか未だ蕾すら出ていないではないか。どうしてこうなった?

そうこうしている内に、ついにACL開幕が迫って来て、残すところ次の8節がACL前の最後の試合になってしまっているではないか。チームはこのまんまの不味い成績で、リーグ戦に不安を抱えたまま日本を離れるような状況になっても良いのか?
良い訳がなかろうに。だから次の日曜日、もうどんな無様な内容でも構わないから、死に物狂いで勝ち点3を奪い取れ!その景気を元にタイに乗り込むのだ。アジアの変態の意地を、アジアに出る前に国内で発揮せよ!

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J1リーグ第7節 浦和1-1清水
得点/33分・江坂PK(浦)、69分・ヴァウド(清)
主審=池内明彦
観衆:18,757人
2022年  J1リーグ第6節
北海道コンサドーレ札幌1―1浦和レッズ
〜札幌ドーム

220402アウェー札幌戦 220402アウェー札幌戦2
試合内容や結果の話より、先ず始めに言っておきたい事がある。それは、相手が傷んで故意に外に出されたボールは、素直に相手に返しましょう。
とはいえ、状況的に札幌は荒野が1発レッド退場済で数的不利だし、その上で7分間のロスタイム突入中だし、そんな状況だから富士見市出身菅野がボールを出したのも、恐らくは半分は遅延行為が入っていたのは明らかだし、菅野は札幌が数的不利になってから散々のように遅延行為をしていたから、ロスタイムのもレッズ側からしたら、これも遅延行為に見えてしまい許せなかったのだろう。
気持ちはわかるし、自分も同じ気持ちで超絶イライラしたのが正直なところだが、仮にあのまま相手にボールを返さずにレッズが勝ち越しゴールを決めていたら、他のチームのサポーターはここぞとばかりに騒ぎ出すだろうし、明日のスポーツ新聞で「レッズ数的有利の状況で、ボールを返さずに勝ち越し」とか嫌味ったらしく糾弾されていただろう。
だから西川の指示通り、ボールを返しておいて結果的には良かったのだ。これによりレッズ側は、あくまで一線は越えていない。故に文句を言われる筋合いは無くなった。
しかしその西川たちの真横で、ミシャがスタッフに制止されながらも、狂ったようにブチ切れて大暴れしていたのが妙に笑えたけれど。
でもミシャのあの大暴れっぷりも、真面目な話、最低限カード提示、考え方によっては退場級ではあるんだよな。レッズが最初にボールを返さなかったから主審の温情がミシャに向いただけで、普通は監督たる者があそこまでキレてはいけない。まあそこでキレるのがミシャらしいのはレッズ時代から良く知っているけどさ。ってかミシャは足が不自由なのに、よくあそこまで暴れられるよな・・・。

そもそも遅延行為を疑われて荒れるのも、元はと言えば井上主審がしっかり試合をコントロールしないからである。
前半序盤から札幌はラフなファールを大連発していた。ひとつひとつのファールは仮にイエロー級ではなかったにしても、札幌のファールの量からして早くも荒れ気味になっていた前半からして、沈静化させる意味でも前半から1枚は出しておくべきだった。しかしスルーや注意だけで終わらせる井上主審を舐めた札幌側は、更なるファールや遅延行為をやり始めた。恐らく前半にイエローを1枚くらい出しておいたら、荒野の退場も菅野の遅延行為も無かったかもしれないし、荒野がファールを犯さなかったら、レッズは2点目を奪えていた・・・と、思いたい。

という結果論絡みの話をしても、結果的には前半はモーベルグのPKの1点のみ。ユンカーの超決定的だったのは半分は菅野を誉めるしかないが、大混戦からのビッグチャンスも決めきれなかったし、ゲームを手中に収めている内に追加点が奪えなかったのは、やがて相手に風が流れてしまう典型的なパターンだったな。
ちょっと選手の動きがチグハグだったのも、今回は距離感がやたら悪かったからだと思う。コンパクトにしたい場面では距離感が近過ぎて球の受け渡しで足に着かず、ロングボール時には間延びし過ぎて簡単に相手にカットされるから裏抜けが不能になった。

あと個人的には、ユンカーとモーベルグを同時に下げたのが早かったかな、とも思った。ユンカーはまだまだフルにはコンディションが戻っていないし、モーベルグも運動量が落ちていたから仕方がなかったのはわかるんだけど。札幌ドーム自体の暖房も効き過ぎて暑いんだよね。これは札幌ドームに行くといつも感じる。だから北欧陣には余計にスタミナが奪われた筈。
で、わかりやすくやや引き気味にして虎の子の1点を守りつつ、あわよくば代わりに投入した松崎と松尾のドリブル個人技でカウンターチャンスを狙う意図があったと思うが、逆に前線に外国人パワーを一気に失った事で、札幌に反撃の余裕をも与えてしまった。

ただ札幌の得点シーン、微妙にオフサイドっぽかったけど、まあVARでオンサイド判定だから仕方ないか。レッズも先制点と荒野1発退場による数的優位は、VAR判定で得たものだし。

問題は数的優位になったのに、どうもチームとしてガムシャラに勝ち越し点を奪いに行こうという姿勢が消極的というか、まあ数的優位になった時間もそう多くはなかったとはいえ、それでもショルツみたいに、他の選手にも、もっと前にグイグイ行く姿勢が、ね。
移籍後ついに初出場の松尾は、まあグイグイ行くしドリブルからの絶妙の交わしなど見せ場も作ったには作ったが、ちょっと外側でプレーし過ぎて孤立していたかも。得点力がある松尾は、もう少し中側で暴れさせた方が正解では?
そんでもって終了間際には守備ラインで無駄なパス交換していて、数的優位の中で本気で勝ち越し点を奪いたいのか疑問を感じてしまった。
ただ放り込んでも、あの状況で前線にターゲットマンが居ないんだよね。その証拠に放り込んでいた場面では、尽くボールは競り合いで弾き返されていたし。尤も数的不利でガチガチに守る相手こそ、それを破るのは難しいのも事実ではある。それこそ槙・・・のような選手が居ないと。

ただ開幕から永遠にドロー劇を続けている札幌を見ていると、確かにそんなサッカーをしているのが納得してしまうようなチームだったし、だからこそレッズもそこに呑まれた感があった。

220402アウェー札幌戦3 まあお互い、それ相応のサッカーをしていたという事だが、レッズは、ちょっとリカルド体制1年目にあった目に見えた成長具合が、今はストップしてしまっているように思える。やはり選手を入れ換え過ぎたか?というのもあるが、それでもリカルドのサッカーに合う選手を揃えた筈なんだけどね。日程的な相性の悪さもあるのかなぁ?でもACL開幕も近付き、ここまでリーグ戦で予想外で勝ち点を伸ばせていないとなると、もうあんまり悠長な事も言っていられなくなってきたけど・・・。

上川駅にて さて今回の北海道遠征、実は試合日前に網走まで脚を伸ばしたのだが、やはりフリーパスで行く北海道遠征は毎回の如くトラブル続きで、絶対に乗らなければいけない在来線が鹿と衝突して大幅遅延になり絶望的な中、駅員と半ば強制に近い姿勢で交渉して旅客指令の許可の下でフリーパスで特急に乗せてもらったり、途中で別の在来線が熊を轢いて死骸処理で乗るべき快速が遅延して別の行き先のプランが狂うなど、本当に北海道遠征は一筋縄で行かない方が圧倒的に多いな。まあ北海道はこんな事で列車の遅延は日常茶飯事だし、それを覚悟でも遠征費をケチって、フリーパス在来線オンリー遠征やっている自負のアホさ加減が大きな一因ではあるんだけど。
しかも関東は春爛漫でも、青森〜北海道はまだまだ雪の季節が終わっていない。それで特に長万部や倶知安を過ぎた辺りから雪が超絶こんもり状態だから、それを旭川の某居酒屋で大将や女将や隣の客に話したら、平然とした顔で「(雪の量は)今年は少ないよね」「去年より3分の1か2分の1かな」「こんなの降った内に入らない」と次々と、とんでもねー発言が・・・もう椅子から転げ落ちそうになった。北海道の人って、多少の雪では傘を差さずに、何事も無いように普通に歩いているし。さすが北海道(汗)

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J1リーグ第6節 札幌1-1浦和
得点/30分・モーベルグPK(浦)、72分・金子(札)
主審=井上知大
観衆:11,345人
2022年  J1リーグ第5節
浦和レッズ4―1ジュビロ磐田
〜埼玉スタジアム2002

220319ホーム磐田戦 磐田に対して、これだけ個の力もチーム力も大きな差を見せ付けて勝てるならば、同じ昇格組の対京都からしてリーグ開幕から、もっと普通に勝てていたんじゃないのか?と思える内容である。
まあサッカーは相手あってのものだから、そう単純な話ではないのは百も承知しているが、湘南戦以外の試合がちょっとアレだったから、いきなりこんなぶっ飛んだ内容で大勝しちゃうと、なんだかこれまでの数試合は何だったのか?と思ってしまうのも人間の性である。

でもこのチームの勝利への意識パターンは、やっぱり早い時間帯の先制点が大きな鍵だと改めて思える試合であり、どんなに立ち上がりから良いサッカーをして相手を圧倒していても、なかなか先制点に結び付かないママだと次第にサッカーが単調になり、時間が進む毎に眼が慣れた相手に守りきられてしまう。
対して早い時間帯に先制してしまえば、その後も気分良く相手を圧倒し続けては、ゲームを自分たちのものにしてしまうのである。

そういう意味では、セットプレーからの早めの先制点が実に大きかった訳で、これが犬飼の移籍後初ゴールという事になるが、しかしまあ、あんな角度の無い遠目のニアから、良くも巧く綺麗にヘディングシュートが決まるものだなと感心してしまった。北ゴール裏から観ると角度がよくわからなかったから、頭で僅かに擦らせた?と思った途端にゴールネットが揺れていたから一瞬驚いた。
犬飼はゴールで結果を出したし単体の守備は悪くないから、次は守備時のパスの受け渡しだな。まだまだ周囲と合っていないから、かなりチグハグ感がありスムーズなパスが出ないからボールを離せない。それがピンチに繋がったシーンもあった。これをフィードは抜群の岩波と、どう比べるかにもよるが・・・。

ちなみに先制点を観るに、岩尾のコーナーの蹴り方って、体勢がいぶし銀っぽくて(まあ実際いぶし銀なんだけど)、何かカッコ良いな。
その岩尾って前から思っていたんだけど、顔の一部に何となく土井善晴が入っているような気がして、岩尾の顔を見る度に、おかずのクッキングを思い浮かべてしまう・・・。

220319ユンカーヒーローインタビューユンカーにもようやく今季初ゴールが飛び出したが、江坂のボール奪取無しには語れないものの、あのゴール自体はユンカーらしい粘りと巧さと勝負強さの三拍子が発揮された。あの狭いスペースで、相手DFを手玉にとるかのような、もの凄いワールドクラスのテクニックだった。
ただ欲を言うと、ユンカー自身がもっと本調子だったら、その他にもあと2点は獲れたシーンがあったな。まあ爆弾を抱えているとされる以上、まだまだ無理はさせられないが、45分と言わず、早くもっと長い時間プレー出来るようになってほしい。
あとやっぱり本職のFWが最前線に居ると、パサー役は明確なターゲットが出来るから、ユンカーとのコンビネーションが良い小泉なんかは実にやり易そうだったし、何より小泉は前にユンカーが居る事で迷いが減って、ユンカー目掛けて良パスが連発されていたし、迷いが減るという事は判断が速くなるからプレスを受ける前に球離れが良くなり、これでボールロストも少なくなる効果もある。
これは江坂にも同じ事が言えるが、やはり江坂や小泉のようなゲームを作る選手が、前にFWが居る事により負担が減る相乗効果は必要だと改めて感じた。
江坂や小泉が迷い無く動けて相手を引き付けながらパス供給が出来ていた分、更に後ろの岩尾や伊藤敦が守備に集中できていたし、前節は無理に自分がなんとかしようと奮闘していた大畑が今回は無理に上がらず、実に落ち着いて左でバランスを作れていたのも大きかった。

220319ショルツヒーローインタビュー そんでもって、何でPKをショルツが蹴ったのかがよくわからんかったが、ショルツの後ろに江坂が構えていたから、ショルツが中央に向かったのは冗談で、すぐ江坂にタッチするのかと思っていたら、そのまま蹴り込んでしまった。でもまあショルツが蹴る事が決まっていたのならば、そういう事なのだろう。(・・・どういう事だ?)
しかし、ショルツの移籍後初ゴールは、絶対にセットプレーからだと思っていながら、去年から一向にショルツの初ゴールが飛び出さなというかゴールの気配も無かったが、まさか移籍後初ゴールがPKになるとは夢にも思っていなかった。本人も絶対に思っていなかったと思う(笑)

220319モーベルグヒーローインタビュー で、前半限りでユンカーを下げてしまったから、これで江坂と小泉の負担が再びどうなるか?と思ったら、「10番」もピッチに立っていたから、「モーをもう出すのか!!(洒落ではない)」とぶったまげた。まさかモーベルグを後半頭から使って来るのは予想外だった。
それでいきなり右サイドを引っ掻き回したかと思うと、混戦から自分でボールカットしては猛烈なドリブルを開始して、相手DF3人に囲まれているのをモノとせず、すげースピードでその3人を引き剥がしながらゴールしてしまうという、もう、モーの衝撃である。あまりに衝撃すぎて気付いたら「モー!モー!モー!」とアホみたいに連呼している自分が居たが・・・ウシかよ。
衝撃のレッズデビュー戦なんだけど、モーベルグは突撃ばかりではなくて意外にもしっかり守備をしてくれていたのも良かったし、その上であのスピードに乗ったカットインとドリブル。かなり魅せてくれた。
ぶっちゃけパス交換で少し乱雑な部分があったが、これはまだ加入したばかりで周囲との連携作りはこれからだから、最初はそうなってしまうのは仕方がない。それ以上に衝撃な部分が多々ありで、これはまたひとり、レッズに歴史に残る助っ人になるかもしれない期待を大いに抱かせる選手である。

しかし1試合だけでユンモーショル全てのゴールが飛び出しながら、ユンカーは今季初ゴール、ショルツとモーベルグはレッズ移籍後初ゴールだし、犬飼だって移籍後初ゴールだし、今回はあまりに初尽くしで、実に贅沢で歴史的な試合を目の当たりにしてしまったという事になる。

その代償として、本来は夜に降る予報の雨に試合中に大量に降られてビッチョンビチョンのブルブルになったから予報大嘘の気象予報士を恨むが、まあこれも磐田の涙雨って事にしておこうか。

冒頭にも書いたけど、磐田との個もチーム力も違う、差が明確な勝利ではあったが、リーグ戦はようやく2勝目だから、この勝利だけで喜んではいられない部分は、ある。そこはしっかり現実を見ないといけない。
あと2点先行しながら、直後に集中力を欠いたかのような、セットプレーでファーに居た鈴木をドフリーにしてアッサリ失点したシーン。いくらゾーンで守っているとはいえ、ちょっと油断し過ぎ。あれは反省しないと。

で、大事なのは、当たり前だけど、ここから勝ち続けて行く事。それが出来てこそ今回の勝利も真の価値が見えてくる。せっかく得た大勝劇。これを無駄にせず、ここから本当に巻き返して行こう。

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J1リーグ第5節 浦和4-1磐田
得点/8分・犬飼(浦)、11分・ユンカー(浦)、14分・鈴木(磐)、37分・ショルツPK(浦)、48分・モーベルグ(浦)
主審=中村 太
観衆:24,207人/蔓延防止延長によるチケット途中売止試合
2022年  J1リーグ第4節
サガン鳥栖1―0浦和レッズ
〜駅前不動産スタジアム

220313アウェー鳥栖戦 220313アウェー鳥栖戦2
鬼門というより、もはやこうなると、かなりの疑問なんだが、選手を引き抜かれて選手が入れ替わって毎年々々苦労している鳥栖が、このスタジアムで何故かレッズを相手にする時だけ、全く別のチームになるのは何故だろう?
その証拠に、このスタジアムでも鳥栖は他のチームを相手にする時は必ずしも強いという訳でもないし、それこそレッズのホームゲームの時の鳥栖は、お世辞にも強いとはいえない試合が多い。それが鳥栖のホームゲームで取り分けレッズ戦となると・・・何故?凄い疑問を感じながら、必ず勝てないで、疑問は疑問のママ翌年に繰り越しになるのである。

とにかくチームが変わっても、選手が変わっても、アウェー鳥栖戦、鳥栖のホームゲームでのやられパターンは、何故かどうしてか、毎年毎回、絵に描いたように同じなのが甚だ疑問である。

強烈なプレッシャーにグイグイ圧される。球際を強く来られる。これに素直に後手を踏む。ボールが足に着かない。キープ不能。ロスト連発。ミスからボールを失う。ピンチを繰り返す。やがて耐えきれなくなって失点。
・・・レッズは鳥栖のホームゲームで、毎年々々々々々々々々々々々々、何回同じ負けパターンを繰り返しているんだ!?

こっちが作る雰囲気が逆に相手の闘志に火をつけているとは決して思いたくはないんだけど、でも、もしそうだとしたら、レッズのホームゲームでも鳥栖相手に同じ事が起きている筈だしなぁ・・・。

不確定要素がある事に何時までも悩んでいる訳には行かないんだけど、しかしまたこういう負け方をしているとなると、リアルに眼に見えない何かが作用しているのは間違いないと思ってしまう。

しかしまあ現実問題として、ポゼッションしたいのにポゼッションが不能、出来ないサッカーになると、そりゃ勝てないのは当たり前だし、あとは見ていると、選手1人々々がボールを扱うタイミングがアベコベというか、あまりプレッシャーがかかっていない場面で、そこはキープでは?と思うと逆に無理に味方にボールを預けて逆に窮屈になっていたり、そこは球離れ良く行った方が良いのでは?という場面で無理に持ち過ぎて奪われたり。

小泉なんて、その典型みたいなものだが、今回も小泉のボールの持ち過ぎが発端となって失点した。
と、小泉ばかりを責める訳にも行かないし、かなり気になったのは、右サイドを酒井1人に任せ過ぎて、酒井がケアなりフォローなりすると、そこはアタックしているのだが、その酒井のケアやフォローが連動していないという、レッズ戦の鳥栖みたいに、モチベーション全開でガンガン来る相手に対しては、怪物レベルの選手でも、そこを個人に任せずに組織で対応しないと、結局は単体の高い個人能力頼りだけになってしまうんだな。

こうして苦し紛れに、色々とまた敗因を見付けようとしているんだが、結局のところ、最大の鬼門だから、端から勝とうというのが無理な話だという結論に達した。もうアウェー鳥栖は勝てないんだと、そう極端に割り切ってしまった方が、精神的には楽になり、逆にそれで勝てたりして???まあ半分冗談だけど。

220313ザ・ヤケ酒 が、大問題は、そのくだらないお馬鹿な結論に達したのが、素面の時ではなくて、ザ・ヤケ酒をかっ喰らっている最中というのがちょっとアレなのだが、今回のアウェー鳥栖は日曜開催だから、例のいつもの焼鳥屋は日曜が定休だから別の店にしたんだけど、そこでも鳥栖サポーター集団と遭遇しては、話が弾みに弾みまくり、鳥栖サポーターであり人生の大先輩の方々から黒霧島ボトルをおごられてしまい、全く恐縮のもとに、やはり鳥栖は温かく良い地であると感じつつ、しかしやはりそんな土地では何故にこうも毎回勝てないのか?と、やはり鬼門が疑問継続のママ鳥栖の夜は更けて行くのであった。

ってか、昨日の朝一から出撃して、青春18切符で在来線オンリーで32時間以上かけて鳥栖に来たから、疲れた・・・ダイヤ改正が改悪になっているし・・・。

ーーーーーー
J1リーグ第4節 鳥栖1-0浦和
得点/71分・垣田(鳥)
主審=清水勇人
観衆:9,627人
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第14節 浦和3-0京都 得点/42分・安居(浦)、55分・凌磨(浦)、77分・サンタナ(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第15節 磐田-浦和(エコパスタジアム=5月19日14:00キックオフ)


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