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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2022年  J1リーグ第17節
浦和レッズ3―0名古屋グランパス
〜埼玉スタジアム2002

220618ホーム名古屋戦 220618ホーム名古屋戦2
同じJ1相手にあれほど喘いでいた極度の得点力&決定力の不足、というか皆無に近かったチームが、長い中断が明けたら、いきなり前半から怒濤の3ゴールという状態になっていた。
そりゃリカルドだって、この2週間半の貴重な立て直しのチャンスを得た事で、じっくり腰を据えて分析と修正と戦術の落とし込みに奔走していただろうし、それに手応えを掴んでいる選手の好状態など、実際にオフィシャルからもそういうレポートは発表されていた訳だし、それで蓋を開けてみたら、実際には何らかの変化というか成果が無かったら、それこそおかしな事態だった筈である。
でも、オフィシャルのレポートなんて、それこそチームの練習内容なんて悪い事は絶対に書かないし、例え上手く行っていなくても、情報戦なのだから良い事しか書かない訳さ。しかも再開直前に立花社長名で目標の下方修正を含む作文が出ちゃうという、不安な要素もあったし。
だから実際には、極端な期待はせず、蓋を開けるまでわからない的な姿勢で試合を観て行こうと思っていたのは事実。

まあ蓋を開けてみたら・・・いやでも、立ち上がりから、やっているサッカーは中断前とそう極端に変わったとも思わなかったが、元々決定機までは作れているサッカーな中で、今季中断前はやたら後ろやサイドに逃げる手詰まり癖からチャンスを逸する悪い部分は、今回は積極的に中から崩す姿勢が増えたし、それにより相手を右往左往と引き付けては、そしてまたサイドにスペースを作り走り込むなど、こういう部分は、中断前には余り見られなかった攻撃の工夫が見られた。
でもこれだけで、元々停滞していた部分は、かなり攻撃に違いが生まれる訳だし、サイドが停滞していてコーナーキックすら奪うのにも苦労していた中断前から比べたら、上記の改善で相手を追い込み、そのチャンスを奪えていたからこそのコーナーからの2発とも言えると思う。

まあセットプレーは、もちろん技術や連動性、相手との駆け引きやアイデアも必要不可欠だし、今季はセットプレーで特別コーチを付けて去年までとは違った練習をしているから、時にその成果が表れるのであるが、反面でセットプレーは運の要素も強いから、コーナーだけで喜んでばかりはいられない。やはり流れからゴールを・・・と、最初の2発もあえて厳しい見方をしていたのだが、そう思ったのが逆に良かったのか、駄目押しの3点目が、物凄い理想的な形であった。

相手のミスを見逃さない、高い位置でボールを効果的に奪う、後ろに下げず前を向く、躊躇せず素早くパスで相手の急所を突く、フィニッシャーはパスを信じて連動して裏を取る・・・ショートカウンターの超理想的な形だったではないか。
去年、点が獲れていた時は、これが出来ていたのに、今年ポゼッション率を増やした途端に、中断前はこの形が消えていた。安易に後ろにボールを下げず、仕掛ける事を恐れず、相手にも守備を整える時間を与えない、こちらは前へ縦への速さの意識を1段上げるだけでも、やるサッカーの質や攻撃面の成果はかなり変わる。
仮に効果的にボールを奪っても、また後ろに下げてしまっていたら、3点目のような形は生まれなかっただろうし、伊藤敦のダイレクトのラストパスも、あれが少しでも躊躇して1トラップしていたら、関根のランもオフサイドになっていたかもしれない。また中央から縦への意識が高まったのは、元々前へ行きたがる伊藤敦のポジション取りが、更に1段高まった効果もあった。後ろからそれをケアする岩尾だが、伊藤敦に任すところは任せて、岩尾はバランサーに徹する姿勢が絶妙だった。この2人がコンビで使われる理由がよくわかる内容だった。
このように、もちろんやっているサッカーの修正などはあったが、やはり最後は選手の意識の改善で変わる部分は、大いにある。

それでもね、得点力&決定力不足に加えて、VARで何度もゴールが取り消されたのが中断前だったから、いくらゴールが決まっても、先ずはVARが発動しやしまいか、そこの確認に意識が走ってしまう癖がついてしまった。
今回も先ず最初の好機でシュートが枠を外れた時に、味方が1人相手キーパーの前でオフサイドポジションに居た。仮にこのシュートが決まっていた場合、オフサイドを疑われてVARが発動していたかもしれない。
そして実際にコーナーキックからの2点目は、ショルツがレオシルバとオフサイドポジションのまま相手キーパーの前でやり合っていたところでのゴールで、伊藤敦のシュートは完全にファーに流れてからだったからショルツは関与していない筈だったが、それでもVARが発動するだろうな、と思ったら、案の定VAR判定になってしまった。まあ繰り返すけどショルツはゴール自体には全く関与していないし、それこそレオシルバの執拗なデュエルこそショルツを抱え込んでいてファールっぽかったけどね。
あとVARといえば、岩波への間髪入れず即イエローからのVARなり欠けも、まさかまたレッド?とギクリとしたけど。あの場面で主審が耳に手を充てるって事は、遡りVARでなければ、レッドカードの疑いしかないから。VARって本当に心臓に悪いし、喧嘩っ早い岩波も余計な事をやり過ぎなんだよな。岩波はもっと自制心が必要だ。

さて後半も前半のママに主導権を握っていたら、攻め方によってはもう1点2点も有り得たが、前半で既に3ゴールを奪い、無理に攻める必要が無くなったからこそ、ハッキリとカウンターに徹した選択で正解だった。欲をかかないのも、また大切な事。

それこそ今の名古屋のサッカー、言っては悪いがサイドに逃げるだけで、一体何をやりたいのかよくわからないサッカーに助けられた部分はあったとも思うが、その証拠にレッズからしたら相性最悪な堅守最重視のマッシモが率いていた時は(F東京や鳥栖時代からして苦手な監督であり)本当に勝てない苦手な相手だったのが、長谷川健太に変わった途端に、悪い意味で全く別のチームになってくれた。長谷川健太のサッカーも守備を重視する部分はあるけど、その割に最終ラインを強化するより攻撃面を個人頼りにして前掛かりの状態で守らせる傾向があるから守備陣の負担が多く、カウンターが組織化されないと、脆い後ろが崩されっ放しになるんだよな。
それでも名古屋からしたら、まさか今のレッズに、点が獲れないだけならまだしも、前半だけで3失点大敗するとは思っていなかっただろうけどさ。
まあ仮に、相手にラングラックが居たら、どうなっていたかはわからないが。それこそ前半の武田の滅茶苦茶な内容を観てしまうとね・・・。

220618ホーム名古屋戦3 ようやくの勝利も、嬉しさよりも安堵した部分が遥かに強いものになったというのが正直な気持ちで、だからこの勝利だけで長いトンネルを抜けたとは決して思わないし、上記の通り今の名古屋の状態にかなり助けられた部分は否めなかったし、何よりも現時点でリーグ戦はようやく、そしてまだまだたったの3勝目である。
だからこそ、だからこそ今回の1勝だけで大きな判断をしてしまうのは大変危険だから、そこは慎重に慎重に評価したいと思う。それこそ今回は、リカルドの首の皮が繋がったという評価で留めておいても良いと思う。もちろんリカルドを信用していない訳ではなくて、繰り返すけどあくまで慎重に慎重を期する意味でであり、この先も油断を生まない為でもある。
あとせっかくの勝利に水を差す形で、下手したら残留争いのライバルになるかもしれない磐田や清水や湘南も勝ってしまったのは誤算な部分で、本当であれば今回の勝利で、少しでも下のチームと勝ち点を広げておきたかったのだが・・・。

でも、とりあえず、今回の勝利で「2週間半もあった中断期間に一体何をやっていたんだ!?」なんて事にならなくて、本当に良かったと思う。
だからこそ大事なのは、本当にここから。ここから巻き返して行かなければ、全てが元の木阿弥になってしまう。本当に、ここから、ここから。

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J1リーグ第17節 浦和3-0名古屋
得点/21分・ショルツ(浦)、23分・伊藤敦(浦)、36分・関根(浦)
主審=福島孝一郎
観衆:28,669人
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2022年  天皇杯2回戦
浦和レッズ1―0福島ユナイテッドFC
〜浦和駒場スタジアム

220601天皇杯福島戦 ようやく、と言うか、何時以来だ?と言うか、とにかく、すんげー久々に選手を勝利で迎える事が出来た。本当にこの光景、この感覚、何時以来である。

とはいえ、リーグ戦が実に不味い事態に陥っているもんだから、正直今は天皇杯どころではないのも本音だったが、だからと言ってJ1の貫禄を見せなければいけないし、そもそもレッズは現天皇杯王者なのだから、その立場では尚更天皇杯の連覇を目指さない訳には行かないしと、色々と複雑な立場でスタートした今季の天皇杯である。

相手の福島は、元磐田の服部が新人監督なのと(ちなみに久々に見た服部が、某元女子プロレスラーの医者の旦那みたいな風貌になってて少しワロタ)、選手は池高が北九州へ移籍してしまったから、名古屋のイメージがある大武、キーパー山本海人くらいしか選手は知らん。ただ他に埼玉出身選手が現6人も居るんだな。レッズでさえ埼玉出身選手は現5人なのに。合わせれば埼玉出身だけで1チーム作れるな。フィールドプレーヤーしか居ないけど。

J3相手とはいえ、福島は現在J3上位だし、実にコンパクトに纏めては縦に速いサッカーをして来る相手で厄介だったが、対するレッズも、中断期間前だから、普通にベストメンバーをぶつけたのは正解だったな。
別に福島がどうこうではなくて、あくまでJ3相手だから、今回こそ点が獲れると予想してはいたのだが、考えたらカテゴリーが2つも下の相手に(いくらサッカーは点を獲らないと勝てないとはいえ)確信的な「勝つ」という表現より、先ずは「点を取る」という部分が課題というのも泣きたくなるが、しかし実際今のレッズはそうなのだから仕方がない。
実際に、前半は前半で実力差を明確に見せ付けながらも、圧倒しているだけで、またもゴール自体は遠いママだったのだから。
明らかに修正が入り、後半頭から明本とシャルクを一歩深い位置にずらしたら、途端に福島側が混乱してくれて、左で引き付けている間に、右から流れるようなパスワークから、最後は明本が素晴らしいシュートを決めてくれた。
・・・流れからのゴールも何時以来だ???何かもう、このシーンだけで新鮮味を感じてしまったのが、考えたら悲しいやら情けないやらもあるのだが、しかしそれだけ流れからのゴールを奪う事が出来ていなかったのだから、そう思ってしまうのも仕方がない。

その後も引き続きの攻めっぷりも、先制点以来一向にゴールが奪えないのも今のチーム事情を表していたが、それより後半は2度のあわや失点シーンの方が問題だったかも。西川のセーブに救われたが、それを考えると、試合前は牲川を起用でも良いんじゃない?と思っていたが、結果的には西川を使っておいて正解だったという事になる。

数字はともかく、勝ってホッとしたけど、勝てないわ点すら獲れないわのチーム状態がずっと続いていた訳だから、J3相手とはいえ、もはや内容はどうでも、「流れから」ゴールが奪えて勝った事だけで今回は満足しておく。
まあ、あれだ。相手が何処だろうと、いくらJ1チームとはいえ、天皇杯はある意味で初戦に勝つのが一番難しいとも言える妙な性質の大会だし・・・。

何れにしても、流れからゴールを獲らしてくれて、ありがとう福島!・・・何だろう、この妙な虚しさは???

余談だが、自分少し前まで勘違いしていたんだけど、かつて存在した福島FCと、今回対戦した福島ユナイテッドって、何か少しでも繋がりがあるのかと思っていたのだが、持株的にも系譜的にも全くの無関係だったのね。96年にアマチュア組織として枝分かれしたFCプリメーロが東北リーグ1部で存続中だが、福島FC自体は97年のJFLでの活動を最後に破産解散していたようで、でも何故か福島FCの名前が強く脳裏にあるのは何故だろう?と記憶を辿って行ったら、FW郭慶根の移籍先が福島FCだったからだ。
郭慶根はレッズでは出場ゼロだから選手としては記憶薄だが、レッズ歴代所属選手で現在に至まで、唯一の韓国出生選手という、ある意味で珍しい存在という位置付で、記憶の隅に刻まれている選手で、福島で活躍後にKリーグ入りして韓国代表にまで登り詰めているから、日本での経験が生きて良かったよね。

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天皇杯2回戦 浦和1-0福島
得点/47分・明本(浦)
主審=岡部拓人
観衆:6,812人
2022年  J1リーグ第16節
アビスパ福岡0―0浦和レッズ
〜ベスト電器スタジアム

220528アウェー福岡戦 220528アウェー福岡戦2
ここまで攻めても、あそこまで押し込んでも、それでも、それでも点が獲れないか。もはや病気とか重症とかではなくて、もしかしたら、わざと点を獲らないサッカーをして、失点だけゼロに抑えようとしているだけなんじゃないだろうか?とさえ思えて来た。
んなアホな事は有り得ない訳だが、でもここまでの点の獲れなさよう。異常を通り越しての異常である。尤も異常を通り越した異常とは何ぞや?と自分で書いていて自分で疑問を抱いてしまったが、つまり状況は、それだけ異常を通り越して異常という事なのである。

失礼ながら、もちろん順位は福岡の方が上であり、福岡の方がやっているサッカーの内容と結果は今季に限ってはレッズより(多分)出来ている訳だから、決して格下とは言わないが、しかしである、今日の内容だけを見れば、一方的に攻めているレッズと、対して相手を良く見る策士的なベーハセ率いるチームとはいえ、明らかにワンチャンカウンターだけを狙っている福岡で、では、一応それなりのサッカーをしていたのはどちら?
・・・ああ、でもよく考えたら、それなりのサッカーって何?って話だし、スコアレスドローなんだから、結局はお互い様か。寧ろ耐えて勝ち点1を拾った形の福岡に対して、攻めるだけ攻めても結局は無得点だったレッズの方が、攻め疲れただけ損した感じがする。

どっちにしたって、もはや監督やスタッフがどうこうとか、戦略が戦術がどうこうとか、あの選手やこの選手の質がどうこうとか言う前に、何をやっても駄目なのだから、監督もスタッフ戦略も戦術も選手も駄目って事になってしまう。

え?やっているサッカーが、今回は少し違った?
うん、確かに、まあサイドチェンジを増やしたし、前回にも増して縦パスやロングパスも増やしたし、攻撃のバリエーションというかアイデアというか、少しは違ったし、それでチャンスもこれまでよりは増えていたけど、でも結局は最後のところは従来と同じであった。
前半の立ち上がりからビッグチャンスは少なくとも2度は有ったが、シュートがポストを弾いた時点で、早くも嫌な予感がした。こういうのキチンと決めていたら、今頃こんな悪夢のような状態にはなっていない訳で、バーやポスト、クロスバーだって、これまでの試合でどんだけ当てているんだ?という話で、尤も勘違いしてはいけないのは、バーやポストやクロスバーに当てているのは、表向きは惜し過ぎる程に惜しいが、しかし実際のところシュートが枠に飛んでいないだけの単純な話である。
今回を言えば、例えばシャルクみたいに、せめてシュートは枠に飛ばさないとね。キーパーに弾かれるか否かは、そこから二次的な話である。

しかし多くの選手のシュート精度が実に良くないから、大半は枠を外すか、泣きたいくらい弱々しいヘナチョコシュートになってしまう。
まあ枠を外そうが、ヘナチョコシュートだろうが、シュートを撃つだけマシだけどね。サイドに逃げパスばかりで、中ですぐブロック作られて、弾かれた時のカウンターを喰らうのを恐れて、シュートすら撃たないで横パスばかりする選手ばかりだからなぁ・・・。

もう何をやっても得点に繋がらないんだから、試合開始からゴールが生まれるまで、ずっとショルツをFWにしておけば?と、いよいよそんな禁断的な感情を抱くに至ってしまった。
でもショルツをあれだけ右サイドで、まるでインサイドハーフやウイングのような攻撃的な使い方をし、それも試合毎にどんどん攻撃的になるショルツを見たら、もはや中途半端な位置で便利屋のような使い方をさせず、終始トップに張り付かせてFWとして使った方が良いと、ついにそう思ってしまった。まあそれをやったら、後ろは確実に失点しまくるだろうけどさ。
しかし、過去にFW闘莉王に反対した自分の発言とは思えない暴言だが、しかしヤケクソで言っているのではなく、それだけ危険水域に追い詰められているという事である。

220528アウェー福岡戦3 ハイ、出ました、試合後、今季最大の大荒れの状況でございます。
その後ろでこっちの悲惨な感情なんざ一切考慮せず、満面の笑みで無邪気にパフォーマンスしとるチアリーダーが哀愁をさそう・・・。

まだまだ本当の修羅場になっていないだけマシだが、これがホームだったら、下手したら本当の修羅場になっていたかも・・・?
まあそれだけ、こんな状況に陥っては、この期に及んで得点が生まれる可能性があった、勝てる可能性があったアウェー福岡戦まで、絵に描いたようないつもと同じ結果になっているんだから、そりゃ大荒れになるわな。今回は否定はしないよ。
ちなみに繰り返すけど、福岡を格下に見ていた訳ではないからね。元々順位が上の福岡に、今のレッズが偉そうな事は言えないのだから。あくまでレッズだけの事を考えての、可能性の話である。
福岡の話で言えば、少なくとも、去年お主もワルよのぅ認定した達也2号に、更なるワル弾を喰らわなかっただけマシさ。

で、どうすんの、これ?リーグ戦は中断期間に入る訳で、このタイミングをフロントはどう考えるのだろうか?もう何が起きても仕方がないんだけどさ。

220528博多ラーメン 220528博多ラーメン2
くそー、今回の福岡遠征は、一杯やって中洲でいつも行く安い博多ラーメン屋で喰って、勝ち点1だけで終わった。無料サービスじゃなければ滅多に替え玉なんぞしないところを替え玉し、更にライスまで注文してしまう暴挙であったが、替え玉とライスで得点力と勝ち点の復活祈願と景気付けを行った事が、逆に裏目に出てしまった・・・(まあラーメン本体だけなら290円なんだけど)。

さ、今回はザ・ヤケ酒もせず、泊まらず、さっさと深夜の高速バスで逃げるように帰りますわ。
来年もJ1の一員として、試合後は中洲の屋台で呑めている事を切に祈るよ・・・。

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J1リーグ第16節 福岡0-0浦和
主審=今村義朗
観衆:9,136人
2022年  J1リーグ第15節
セレッソ大阪2―0浦和レッズ
〜ヨドコウ桜スタジアム

220525アウェーセレッソ戦 ホーム3連戦で1回も勝てなかったから、意外とアウェー連戦になったから勝てるんじゃね?みたいな、何の根拠も無い淡い期待を抱きつつ、ヨドコウで試合前はヤル気満々だったんだけど・・・。

あのさー、もう何というか、レッズのハイプレスから珍しくキム・ジンヒョンがミスってくれてゴール前でプレゼントボールくれて先制点くれたのに、流れから点が獲れないから、こんな事でもないと点が獲れないけど、獲れたからまあ良いやと素直に喜んでいたら、こちらのハンド?いやオフサイド?何かどっちかよくわからんけどゴールを取り消され・・・。
またかよッ!!どの試合もあの試合も、どんだけゴールを取り消されれば気が済むんだ!?もう毎回々々、本当にツいていないというか、今季はどんだけ運にもツキにも見離されているのだろうか?

で、こちらがゴールを取り消されると、今度は代わりに関根のエリア内ハンドをVAR判定されてPKを奪われるという始末。
もうこれ、下手なシナリオでも思い付かないような、本当に運もツキも無い。やはり今季のこのチーム、何か取り憑いているよ、絶対。

もはや、何をどう攻めても、どん詰まりなのだろうか?今回のチームの姿勢として、明らかに最近の試合よりギアを上げて、運動量も増やして、パス回しもスピードを上げて、選手の連動した抜け出しも少なくなかったのに、それでも、それでも流れから得点が奪えないのは相変わらずで、しかもオマケに今回は何時にも増しての異常な回数の攻撃参加まで行って、右サイドの深い部分にまで侵入を繰り返して、1人でチャンスを演出していた。
このショルツの頑張り、自分がどうにかしなければいけないという強い気持ちが痛いほど伝わって来て涙が出そうになったが、もうひとつ違う意味で、ここまでしないと攻撃が活性化しないのか?そしてここまでしても点が獲れないのか?という部分でも情けなくて涙が出そうになった。

で、攻撃面でこうまで変化をつけても、それでも従来と変わらないとすると、後はもう何をどうしたら良いというのだろうか?ねえ??

今回も仮に引き分けたら、Jリーグ引き分け記録が堂々のトップになる筈だったが、その記録が、敗戦によって阻止され途切れたという、何とも皮肉な話になってしまった。

220525アウェーセレッソ戦2 挨拶後、選手1人1人を労いながら、肩を叩いて励ましていたリカルドだったが、励ます前に、いよいよ自身の身の振り方まで考えなくてはいけなくなって来たようだ。
自分はまだ解任という二文字をフロントとリカルドには求めたくないが、そうは言ってもこのまま得点すらまともに獲れない試合を何時まで続けるのか?という疑問を本気で抱くようになっているのも事実。そして、あれだけリカルドの事を評価していた多くのレッズサポーターの世論も、いよいよマイナスに傾いてしまっている。悲しい。一体どうしたら良いのだろう・・・?

220525アウェーセレッソ戦3 来年もJ1の一員として、ここに来られるか、心配になって来た。そしてかなりの余談だが、ヨドコウのアルファベットの羅列が、ヤオコーに見えてしまった。

・・・まだ半分は冗談を言える余裕は残っているようだな、自分。
ただ、これでもし週末、次の試合、また勝てなかったら?負けたら?福岡に負けたら・・・?
いや、今からそういう不吉な考えを抱きたくないが、しかし、・・・。

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J1リーグ第15節 セ大阪2-0浦和
得点/67分・清武PK(セ大)、89分・毎熊(セ大)
主審=佐藤隆治
観衆:7,436人
2022年  J1リーグ第14節
浦和レッズ1―1鹿島アントラーズ
〜埼玉スタジアム2002

220521ホーム鹿島戦 前節のマリノス戦にも、数字だけならばある意味で同じ事が言えたが、今回は内容も、この試合単体だけで見れば、決して15位と2位のチームの対戦には見えなかった訳だが、そういう内容をもってしても、またドローであり、勝ち切れない・・・まあ今の鹿島相手に「勝ち切れなかった」という表現は、身の程知らずというか、間違っているのかもしれないが、しかし後半ロスタイムの大猛攻からのチャンス連発を眼の前で見てしまうと、あそこで決められただろ!という場面が何度もあっただけに、本当に悔やまれる後半ロスタイムの攻めっぷりである。

それこそ前節の大久保ばりにドリブルでバイタリティーまで侵入した柴戸は、あそこでシュートを選択せず、フリーで詰めて来ていた味方にマイナスのパスを選択していたら、それがゴールに繋がっていた可能性の方が高いと思ったし、岩尾先生のミドルシュートのクロスバー直撃も惜しかったし、そもそも岩尾先生はあんなミドルシュートが撃てるならば、日頃から散らし役にばかりならずに、もっと平野みたいに積極的に縦パスを入れて欲しいが。そして最後の最後の決定的なシュートも、相手キーパーのセーブに阻まれと・・・。
まあこういうところで決め切れないのは、何も不思議ではなくて、だから日頃から得点力&決定力が大幅に欠乏している、という事である。それがこういう場面で毎回のように如実に現れる。前節はイレギュラーな展開もあったからそうはならなかったが、今回は組織力にかけては屈指の鹿島なのだから、そこはマリノスとまるで違った部分である。
ただぶっちゃけ、この後半ロスタイムの超決定機3連発の内、柴戸と岩尾のシュートは、あの時間帯に既に前を林立しピッチに対する視界を大幅に遮っていたビッグゲーフラに隠れてしまい、肉眼では観えていなかったんだけどね。「R」と「A」の隙間に見えるゴールマウス前の展開しか観えていなかった。それだけに何度も観えてしまった最後の相手キーパーのセーブ連発が実に嫌な感じで脳裏に残ってしまった。

しかし今の鹿島相手に、終盤にこういう濃密な攻撃が出来るならば、それを前半から出来ないものなのか?と毎回そう思ってしまうが、しかし立ち上がりから徐々にエンジンを暖めて行くような現状のサッカーでは、なかなかそうは行かないのかな。誰がボールを持っても、味方が前を向いて動き出す時間帯になるまで、いつも時間がかかるのである。

実際には、また流れからのゴールを奪う事は叶わなかった。
VARが発動して、明本のクロスが相手のエリア内ハンドを暴露してくれてのPK同点は助かったが、あのハンドシーン、一体何時のだ?気付かなかった。だいぶ前に遡った感もあるが、だからこそのVARではあるんだけどさ。

それでも攻撃面はややテコ入れされていて、前節は馬渡、今節は宮本と、右サイドバックを上げっ放しにして攻撃に深みを加えてはいるが、その右サイドバックの裏側に出来る穴の守備のケアを、ショルツ1人の高い個人能力が担っているのだから大変である。それでショルツにはここ2試合、更なるビルドアップ参加をも求めては実行しているのだから、しかもこれを効果的にこなしているショルツ、本当に次元の違うプレーヤーであり、異常な稼働率でも献身性を維持し続ける選手。頭が下がる思いである。

今回、勝てた試合だったかな。いや後半ロスタイムの猛攻を優先的に見て悔やんでしまうからそう思えるだけで、実際は先制されている上に、全体的に見ても鹿島の上位らしい冷静なサッカーにやられそうになる場面も決して少なくなかったから、それを考えると、今の鹿島相手に勝ち点1は、御の字と見なければいけないのかな?

ただなぁ、順位的には勝ち点1では不味かったのも事実だし、相変わらず勝てないのも事実だし、でも苦手な傾向にあるチームや上位チーム相手の連戦で、未だに負けていないのも事実だし、煮え切らないサッカーをやっているのも事実だけど、悪い内容のサッカーという訳でもないのも事実だし。
もうこれ、果たしてどう見てどう評価をすれば良いのか、訳がわからなくなってきた。

ただひとつ言える事実。結局のところホーム3連発、一度も負けなかった。そして一度も勝てなかった。それが動かざる事実である。
これで次はアウェー2連戦が待っている訳だが、うーん、ホームで勝てなくてアウェーでどうなるか。もちろん相手の強さや特徴はまた違うので、そこに付け入るべき期待はしたいが・・・。

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J1リーグ第14節 浦和1-1鹿島
得点/6分・カイキ(鹿)、44分・ショルツPK(浦)
主審=西村雄一
観衆:37,144人
2022年  J1リーグ第11節
浦和レッズ3―3横浜F・マリノス
〜埼玉スタジアム2002

220518ホーム マリノス戦 じゃあ、前半は何だったんだ!?という話にもなってしまうのだが、これまで全く得点が出来なくても失点もしないチームが、さすがに今のマリノス相手だったら只じゃ済まないと、それなりに失点も覚悟はしていたが、それにしてもこれまで失点もしなかったチームが、いきなり前半だけで怒濤の3失点も喰らうというのは、いくら何でも極端過ぎる話である。

ハイラインを敷いて来るマリノス相手に、ガチンコの勝負を挑んでしまうと、相手に主導権を握られた場合は、結局はこういう事になるのだと、前半から妙に納得してしまっていた自分も居たが、3失点全て右翼を突かれてやられている訳で、素直に前掛かりになってはポッカリ空いた後ろに簡単に侵入されるし、ボールウォッチャーになっているとこ変なパスを通されやられるし、マークはズレてファーのエアポケットに簡単に放り込まれているし、小泉の簡単に交わされてしまう守備の不味さ、3失点目なんてあそこまでフリーでバイタルに侵入させてしまえば、それは蹴り込まれるのも当然である。

ハーフタイム、頭を抱える以前に、もはや何が起きてもどうなっても、イライラはするんだけど、何か妙に吹っ切れた感もありの、そんな気持ちで後半を迎えたら、不思議な光景が現れた。
普通さ、前半だけで3得点も奪ってしまえば、少しは落ち着いて、後は失点しないように少〜しラインを下げて、前線を惹き付けるように、潤滑油のように可も無く不可も無くトップをフォロー気味にしつつ、そう整備した後は冷静に相手を往なしながらゲームを進めるものだと、いくらハイラインのサッカーをやるマリノスとて、後半はそうして来るものだと思っていた訳さ。それこそこれで守りに入られちゃうから、余計にゴールが遠くなるなー、と。

そしたら、マリノス、ライン下げないで、前半と同じ姿勢で後半頭もスタートしているのね。
レッズからしたらさ、前半は相変わらず足元のパスが多くて、相手の裏を狙うような動きは少なかったから、後半はそこを修正するのは当たり前な訳で、だから縦パスやロングパスが増える訳でしょ。
修正しないマリノス相手にそれをやったら、当然のように、素直にバンバン裏を突けるようになってしまったという・・・。

220518ホーム マリノス戦2 えーと、そうしたら、結果的にこうなりましたとさ。

・・・なんだ、これ?結果的にスゲー馬鹿試合になったぞ。いくら調子が悪い中での上位相手とはいえ、前半だけで3失点するレッズもレッズだが、いくらやっても点が獲れない状況の16位相手に、後半だけで3失点して追い付かれるマリノスもマリノスである。前半はこちらが地獄を喰らったが、後半はマリノスが天国から地獄である。さすが三菱と日産。どこか似ているところがある。

これもこれで凄い極端な話になる訳だけど、一体何試合ゼロ行進が続いていたチームが、最近対戦したチームの中では明らかに一番の強敵であるマリノス相手に、後半45分だけで3ゴールぶちこめてしまうという極端さ。これまでのゼロ行進は一体何だったんだ・・・。

まあ繰り返すが、これもマリノスの後半のサッカーのやり方の失敗と、割り切って極端に修正を施したレッズのサッカーが上手くレッズの方に合致してしまったからだが、つまり「そりゃそうなるわな」ってのと、まあしかし、それにしても後半は良く動きを止めずに攻め立てたレッズの賜物よ。
が、更なる失点、更なる2失点は喰らっても不思議ではなかった西川を中心とする奇跡の守備も有ったが、基本的に攻めっ放し、執拗に相手の裏を狙いまくる戦略と戦術、そこにドリブラーをガンガン投入する半ヤケクソ采配もあったが、そういう思いきった采配こそ、こんなメチャクチャな上記の試合には必要だったのかもしれない。マリノス守備陣からしたら、一息ついて本来は引いて守りたい時間帯にも、それでもハイラインを維持しなきゃいけないサッカーをしているのに、疲労がプレーの劣化に如実に表れる時間帯で、そこにモーベルグ、松尾、大久保と次々に屈指のドリブラーをぶつけられたら、もはや神経も体力も回らなくなり、そりゃ悪夢だわな。
それを象徴するべき時間帯に、同点ゴールをアシストした大久保の、針の穴を抜けるような鋭いドリブル突破は圧巻だった。最近パッとしなかった大久保、凄い仕事をしたもんだ。

でも最後にみんな決めているのはユンカーであり、レッズ移籍後初ハットトリックだが、相手DFラインとの駆け引きが絶妙なユンカーなのだがら、変に動き回らずに、やはり味方のパスを引き出す事に徹底した方が良いよ。今回みたいに。
あとこれは今回に限った事ではないが、関根をちょっと少し長い時間引っ張り過ぎ。小泉の守備の軽さをどうにかしろ。あとシャルクの適正がよくわからん。

勝った訳ではない、ゴールが生まれたとはいえ、結局は勝ち点1である。だから試合後は極端には喜びは無かったが、一応ようやくゴールが生まれた事に付いては、安堵である。ただやはり勝ち点1では・・・やはり勝利が見たいぞ、勝利が。
それで次が鹿島という巡り合わせなのが・・・いや、ここは初夏の鹿狩りを期待したいが・・・。

220518ホーム マリノス戦3 そんな中、今回の試合で、レッズはJリーグ史上初のホームゲーム来場者数1千5百万人突破か。
良くも悪くも初尽くしが多いレッズだが、これは良い意味で栄誉である。Jリーグと日本サッカー界に対して、堂々たる誇るべき記録の達成であろう。
大変に素晴らしい記録であるが、振り替えればこの1千5百万人の内の、僅かでも数百人分が影ながら自分な訳だから、それを考えるとこの二十数年間、自分はどれだけスタジアムに通ったのだろう?今まで一度も計算なんかした事が無かったが、今度暇な時に調べてみるか・・・。

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J1リーグ第11節 浦和3-3横浜マ
得点/12分・水沼 (横マ)、19分・アンデルソン ロペス(横マ)、30分・宮市(横マ)、47分・ユンカー(浦)、81分・ユンカー(浦)、89分・ユンカー(浦)
主審=荒木友輔
観衆:19,420人
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試合終了/J1リーグ第14節 浦和3-0京都 得点/42分・安居(浦)、55分・凌磨(浦)、77分・サンタナ(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第15節 磐田-浦和(エコパスタジアム=5月19日14:00キックオフ)


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埼玉県富士見市在住

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