忍者ブログ
浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
[23]  [24]  [25]  [26]  [27]  [28]  [29]  [30]  [31]  [32]  [33
2022年  J1リーグ第5節
浦和レッズ4―1ジュビロ磐田
〜埼玉スタジアム2002

220319ホーム磐田戦 磐田に対して、これだけ個の力もチーム力も大きな差を見せ付けて勝てるならば、同じ昇格組の対京都からしてリーグ開幕から、もっと普通に勝てていたんじゃないのか?と思える内容である。
まあサッカーは相手あってのものだから、そう単純な話ではないのは百も承知しているが、湘南戦以外の試合がちょっとアレだったから、いきなりこんなぶっ飛んだ内容で大勝しちゃうと、なんだかこれまでの数試合は何だったのか?と思ってしまうのも人間の性である。

でもこのチームの勝利への意識パターンは、やっぱり早い時間帯の先制点が大きな鍵だと改めて思える試合であり、どんなに立ち上がりから良いサッカーをして相手を圧倒していても、なかなか先制点に結び付かないママだと次第にサッカーが単調になり、時間が進む毎に眼が慣れた相手に守りきられてしまう。
対して早い時間帯に先制してしまえば、その後も気分良く相手を圧倒し続けては、ゲームを自分たちのものにしてしまうのである。

そういう意味では、セットプレーからの早めの先制点が実に大きかった訳で、これが犬飼の移籍後初ゴールという事になるが、しかしまあ、あんな角度の無い遠目のニアから、良くも巧く綺麗にヘディングシュートが決まるものだなと感心してしまった。北ゴール裏から観ると角度がよくわからなかったから、頭で僅かに擦らせた?と思った途端にゴールネットが揺れていたから一瞬驚いた。
犬飼はゴールで結果を出したし単体の守備は悪くないから、次は守備時のパスの受け渡しだな。まだまだ周囲と合っていないから、かなりチグハグ感がありスムーズなパスが出ないからボールを離せない。それがピンチに繋がったシーンもあった。これをフィードは抜群の岩波と、どう比べるかにもよるが・・・。

ちなみに先制点を観るに、岩尾のコーナーの蹴り方って、体勢がいぶし銀っぽくて(まあ実際いぶし銀なんだけど)、何かカッコ良いな。
その岩尾って前から思っていたんだけど、顔の一部に何となく土井善晴が入っているような気がして、岩尾の顔を見る度に、おかずのクッキングを思い浮かべてしまう・・・。

220319ユンカーヒーローインタビューユンカーにもようやく今季初ゴールが飛び出したが、江坂のボール奪取無しには語れないものの、あのゴール自体はユンカーらしい粘りと巧さと勝負強さの三拍子が発揮された。あの狭いスペースで、相手DFを手玉にとるかのような、もの凄いワールドクラスのテクニックだった。
ただ欲を言うと、ユンカー自身がもっと本調子だったら、その他にもあと2点は獲れたシーンがあったな。まあ爆弾を抱えているとされる以上、まだまだ無理はさせられないが、45分と言わず、早くもっと長い時間プレー出来るようになってほしい。
あとやっぱり本職のFWが最前線に居ると、パサー役は明確なターゲットが出来るから、ユンカーとのコンビネーションが良い小泉なんかは実にやり易そうだったし、何より小泉は前にユンカーが居る事で迷いが減って、ユンカー目掛けて良パスが連発されていたし、迷いが減るという事は判断が速くなるからプレスを受ける前に球離れが良くなり、これでボールロストも少なくなる効果もある。
これは江坂にも同じ事が言えるが、やはり江坂や小泉のようなゲームを作る選手が、前にFWが居る事により負担が減る相乗効果は必要だと改めて感じた。
江坂や小泉が迷い無く動けて相手を引き付けながらパス供給が出来ていた分、更に後ろの岩尾や伊藤敦が守備に集中できていたし、前節は無理に自分がなんとかしようと奮闘していた大畑が今回は無理に上がらず、実に落ち着いて左でバランスを作れていたのも大きかった。

220319ショルツヒーローインタビュー そんでもって、何でPKをショルツが蹴ったのかがよくわからんかったが、ショルツの後ろに江坂が構えていたから、ショルツが中央に向かったのは冗談で、すぐ江坂にタッチするのかと思っていたら、そのまま蹴り込んでしまった。でもまあショルツが蹴る事が決まっていたのならば、そういう事なのだろう。(・・・どういう事だ?)
しかし、ショルツの移籍後初ゴールは、絶対にセットプレーからだと思っていながら、去年から一向にショルツの初ゴールが飛び出さなというかゴールの気配も無かったが、まさか移籍後初ゴールがPKになるとは夢にも思っていなかった。本人も絶対に思っていなかったと思う(笑)

220319モーベルグヒーローインタビュー で、前半限りでユンカーを下げてしまったから、これで江坂と小泉の負担が再びどうなるか?と思ったら、「10番」もピッチに立っていたから、「モーをもう出すのか!!(洒落ではない)」とぶったまげた。まさかモーベルグを後半頭から使って来るのは予想外だった。
それでいきなり右サイドを引っ掻き回したかと思うと、混戦から自分でボールカットしては猛烈なドリブルを開始して、相手DF3人に囲まれているのをモノとせず、すげースピードでその3人を引き剥がしながらゴールしてしまうという、もう、モーの衝撃である。あまりに衝撃すぎて気付いたら「モー!モー!モー!」とアホみたいに連呼している自分が居たが・・・ウシかよ。
衝撃のレッズデビュー戦なんだけど、モーベルグは突撃ばかりではなくて意外にもしっかり守備をしてくれていたのも良かったし、その上であのスピードに乗ったカットインとドリブル。かなり魅せてくれた。
ぶっちゃけパス交換で少し乱雑な部分があったが、これはまだ加入したばかりで周囲との連携作りはこれからだから、最初はそうなってしまうのは仕方がない。それ以上に衝撃な部分が多々ありで、これはまたひとり、レッズに歴史に残る助っ人になるかもしれない期待を大いに抱かせる選手である。

しかし1試合だけでユンモーショル全てのゴールが飛び出しながら、ユンカーは今季初ゴール、ショルツとモーベルグはレッズ移籍後初ゴールだし、犬飼だって移籍後初ゴールだし、今回はあまりに初尽くしで、実に贅沢で歴史的な試合を目の当たりにしてしまったという事になる。

その代償として、本来は夜に降る予報の雨に試合中に大量に降られてビッチョンビチョンのブルブルになったから予報大嘘の気象予報士を恨むが、まあこれも磐田の涙雨って事にしておこうか。

冒頭にも書いたけど、磐田との個もチーム力も違う、差が明確な勝利ではあったが、リーグ戦はようやく2勝目だから、この勝利だけで喜んではいられない部分は、ある。そこはしっかり現実を見ないといけない。
あと2点先行しながら、直後に集中力を欠いたかのような、セットプレーでファーに居た鈴木をドフリーにしてアッサリ失点したシーン。いくらゾーンで守っているとはいえ、ちょっと油断し過ぎ。あれは反省しないと。

で、大事なのは、当たり前だけど、ここから勝ち続けて行く事。それが出来てこそ今回の勝利も真の価値が見えてくる。せっかく得た大勝劇。これを無駄にせず、ここから本当に巻き返して行こう。

ーーーーーー
J1リーグ第5節 浦和4-1磐田
得点/8分・犬飼(浦)、11分・ユンカー(浦)、14分・鈴木(磐)、37分・ショルツPK(浦)、48分・モーベルグ(浦)
主審=中村 太
観衆:24,207人/蔓延防止延長によるチケット途中売止試合
PR
2022年  J1リーグ第4節
サガン鳥栖1―0浦和レッズ
〜駅前不動産スタジアム

220313アウェー鳥栖戦 220313アウェー鳥栖戦2
鬼門というより、もはやこうなると、かなりの疑問なんだが、選手を引き抜かれて選手が入れ替わって毎年々々苦労している鳥栖が、このスタジアムで何故かレッズを相手にする時だけ、全く別のチームになるのは何故だろう?
その証拠に、このスタジアムでも鳥栖は他のチームを相手にする時は必ずしも強いという訳でもないし、それこそレッズのホームゲームの時の鳥栖は、お世辞にも強いとはいえない試合が多い。それが鳥栖のホームゲームで取り分けレッズ戦となると・・・何故?凄い疑問を感じながら、必ず勝てないで、疑問は疑問のママ翌年に繰り越しになるのである。

とにかくチームが変わっても、選手が変わっても、アウェー鳥栖戦、鳥栖のホームゲームでのやられパターンは、何故かどうしてか、毎年毎回、絵に描いたように同じなのが甚だ疑問である。

強烈なプレッシャーにグイグイ圧される。球際を強く来られる。これに素直に後手を踏む。ボールが足に着かない。キープ不能。ロスト連発。ミスからボールを失う。ピンチを繰り返す。やがて耐えきれなくなって失点。
・・・レッズは鳥栖のホームゲームで、毎年々々々々々々々々々々々々、何回同じ負けパターンを繰り返しているんだ!?

こっちが作る雰囲気が逆に相手の闘志に火をつけているとは決して思いたくはないんだけど、でも、もしそうだとしたら、レッズのホームゲームでも鳥栖相手に同じ事が起きている筈だしなぁ・・・。

不確定要素がある事に何時までも悩んでいる訳には行かないんだけど、しかしまたこういう負け方をしているとなると、リアルに眼に見えない何かが作用しているのは間違いないと思ってしまう。

しかしまあ現実問題として、ポゼッションしたいのにポゼッションが不能、出来ないサッカーになると、そりゃ勝てないのは当たり前だし、あとは見ていると、選手1人々々がボールを扱うタイミングがアベコベというか、あまりプレッシャーがかかっていない場面で、そこはキープでは?と思うと逆に無理に味方にボールを預けて逆に窮屈になっていたり、そこは球離れ良く行った方が良いのでは?という場面で無理に持ち過ぎて奪われたり。

小泉なんて、その典型みたいなものだが、今回も小泉のボールの持ち過ぎが発端となって失点した。
と、小泉ばかりを責める訳にも行かないし、かなり気になったのは、右サイドを酒井1人に任せ過ぎて、酒井がケアなりフォローなりすると、そこはアタックしているのだが、その酒井のケアやフォローが連動していないという、レッズ戦の鳥栖みたいに、モチベーション全開でガンガン来る相手に対しては、怪物レベルの選手でも、そこを個人に任せずに組織で対応しないと、結局は単体の高い個人能力頼りだけになってしまうんだな。

こうして苦し紛れに、色々とまた敗因を見付けようとしているんだが、結局のところ、最大の鬼門だから、端から勝とうというのが無理な話だという結論に達した。もうアウェー鳥栖は勝てないんだと、そう極端に割り切ってしまった方が、精神的には楽になり、逆にそれで勝てたりして???まあ半分冗談だけど。

220313ザ・ヤケ酒 が、大問題は、そのくだらないお馬鹿な結論に達したのが、素面の時ではなくて、ザ・ヤケ酒をかっ喰らっている最中というのがちょっとアレなのだが、今回のアウェー鳥栖は日曜開催だから、例のいつもの焼鳥屋は日曜が定休だから別の店にしたんだけど、そこでも鳥栖サポーター集団と遭遇しては、話が弾みに弾みまくり、鳥栖サポーターであり人生の大先輩の方々から黒霧島ボトルをおごられてしまい、全く恐縮のもとに、やはり鳥栖は温かく良い地であると感じつつ、しかしやはりそんな土地では何故にこうも毎回勝てないのか?と、やはり鬼門が疑問継続のママ鳥栖の夜は更けて行くのであった。

ってか、昨日の朝一から出撃して、青春18切符で在来線オンリーで32時間以上かけて鳥栖に来たから、疲れた・・・ダイヤ改正が改悪になっているし・・・。

ーーーーーー
J1リーグ第4節 鳥栖1-0浦和
得点/71分・垣田(鳥)
主審=清水勇人
観衆:9,627人
浦和レッズ創立記念日となる本日、30周年おめでとうございます。

とは言え、ぶっちゃけ、この日がレッズの創立記念日だという事をすっかり忘れていた。
というのも自分、近代戦史が専門得意分野なのと、本所に住んでいた母親と祖父母が3月10日の空襲を喰らって命辛々で逃げ延びているんで、この日が来ると真っ先に東京大空襲となってしまう。

冒頭からいきなり話が少し逸れたが、それはともかく野球少年で巨人巨人だった自分が、今やサッカーとレッズを応援しているのだから不思議な話である。
浦和にプロサッカークラブが来るという話を聞いた時から、自分が埼玉県人であり浦和の隣の富士見市民だからレッズを応援し出したという至極単純な話なのだ。
ただサッカー自体の関わりはレッズより先に西ドイツの存在があり、上記通り自分は専門得意分野が近代戦史だから、当然ドイツの事も勉強し、そうして行く内に何故かドイツという国が好きになり、そんな時に80年代後半はサッカー西ドイツ代表が注目されていた時代だったから、そこにも興味を持ち始めた訳だ。
ただ当時、西ドイツのファンは多くがリトバルスキーに注目していたが、臍曲がりな自分は何故かクリンスマンのファンであった。だからリトバルスキーが市原に来た時も差ほどショックは受けなかったし(嘘。少しショックだった)、そもそもレッズのスタート時はアルゼンチン路線だったから、外国人に関しては西ドイツのライバル的な存在だったアルゼンチンより、ドイツ人が来ないかなーと思っていたら、急にレッズもドイツ路線に転換したからビックリしたものだ。
ブンデスリーガMVP&得点王経験を持つラーンや、ルンメニゲ弟が来ただけでも驚愕したが、続いて90年W杯優勝メンバーのギドやバインが選手として、そして優勝時コーチだったオジェックまでもがレッズの監督になるとは狂喜乱舞だった。更にベッケンバウアーでさえレッズのアドバイザーで来日した事があったな。こんな凄い事になるとはレッズ創立時は夢にも思っていなかったから、偶然とは恐ろしいものだ。

話をレッズ創立時に戻すが、リーグ戦に先立って開幕した92年のナビスコカップは上々の成績だったし、続く天皇杯では準決勝まで進出。この試合を法事で加須の親戚の家で見ていて、V川崎に破れて決勝進出の夢を絶たれて、初めて「三菱浦和」に関して本気で悔しさを感じた事を覚えている。
しかし92年の成績は、翌年始まるリーグ戦へ期待を抱かせるにはじゅうぶんなシーズン・・・の筈だったんだけどね。まさか翌年から暫く地獄のシーズンになるとは、この時点では露程にも思っていなかった。

しかし当時は金の無い学生であり就職しばらくも会社を休める訳も無いし、Jリーグバブルでどの試合もテレビやラジオで放送しまくっていたから、まだスタジアムに行くという概念が無かったな。
それでも毎試合ブラウン管の先で試合に負けまくっているレッズを見ていると、悔しいやら情けないやらで、テレビに映る負け試合を自分の更に後ろで見ている両親は冷ややかな眼をしているし、これ見よがしにテレビカメラはベンチで呆然としている森孝慈氏のドアップばかりスッ羽抜くし、学校や会社ではレッズに興味の無い奴から馬鹿にされるし、今から思えばそれも良い思い出と言えるが、そんな中で唯一の希望が福田正博だった事を除けば、当時としては針のむしろだったな。
まあ、これがレッズを応援する人々の闘志に火を点けたとも言えるが・・・。
そんな反動から95年の一転しての好成績と福田の日本人選手初得点王獲得は優勝したかのような気分にもさせてくれたが、福田の得点王決定時は仕事中で、隠れてラジオ中継を聴いていた先輩が教えに来てくれた瞬間、歓びのあまりに目の前の作業物をぶちまけてしまったのを覚えている。

ようやく有給休暇を気兼ね無く使えるようになった96年、なかなか買えないチケットを知り合いに貰って初めて行った駒場の感動も昨日の事のように覚えているし、最初本当はバックスタンドにしようとしたら満席で、それでいきなりゴール裏に行ったらその雰囲気に味をしめてしまい以後ずっとゴール裏だし、段々会社に遠慮しなくなってきて99年からは調子に乗ってホームゲームは全て行くようになったし、そうしたらJ2に落ちたが、あのJ2陥落となった広島戦でも我慢して涙を流さなかった自分が、J1復帰を決めた最終節では土橋のVゴールが決まった瞬間にナイアガラのような涙を流したな。サッカーで初めて涙を流した瞬間だった。
更に調子に乗ってシーチケのキャンセル待ち登録したらいきなり当選してしまうと、気付けば完全に深みにはまって抜け出せなくなっている自分がそこに居た・・・。

30周年の創立記念日を機に、あの頃の自分とレッズを思い返してしまったが、あの頃を思えば、レッズとJリーグが、ここまで大きくなるとは思っていなかったし、それこそまさか自分が今までずっとレッズサポーターを続けているなんて信じられないが、それを思うと今一度30年前の自分に会って「お前は30年後も変わらず日本各地を周りながら赤いユニフォーム着てバカやっているからな」と教えてあげたい。そうすれば途中で何かに気付いて、もっと立派に出世して、もっとお金を貯めて、もっと別の人生を歩んでいたかもしれない。

しかし愚かな自分に気付かぬママ今に至るが、でも考えたら、だからこそレッズという特殊な世界で歓びも悔しさも悲しみも味わいながら、それこそドン底を見た時もあったが、それがあったからこそ多くの歓喜も体験できていると思うし、また多くの人とも出会える事が出来た訳だ。

30年、振り返ればあっという間で、その間にレッズの優勝タイトルをも片っ端からスタジアムで経験したのはサポーター冥利につきるが、しかしそれでもふと思う時がある。
それは、あの弱くて勝てなかった時代でも、Jリーグのお荷物と揶揄されても、タイトルなんて無縁でも、それでも必死に電話口に齧り付いては入手困難だったチケットを買えただけで喜んでいたり、スタジアムに居られるだけで楽しかったり、降格制度に怯える事なく、時折得られる勝利に何も考えず喜んでいた時代の方が、ある意味で純粋で幸せだったんじゃないのかな、と。

そんな事をしみじみ思うのも、身体も心もまだまだ子供だった時代から30年を経て、すっかり脳がオヤジになってしまった証拠か。
そんな事を思いながら、また30年後、その時にレッズはどうなっているだろう?そしてすっかりジジイになりながら、相変わらず赤い服を着て、スタジアムで管を巻いている自分が居るだろうか?
もしそうだとしたら、30年後に30年前の自分に言ってやりたい。
「お前は更に30年後も変わらず赤いユニフォーム着てバカやっているからな」 と。

浦和レッズ創立30周年


2022年  J1リーグ第3節
浦和レッズ2―0湘南ベルマーレ
〜埼玉スタジアム2002

220306ホーム湘南戦 ホーム湘南戦と言えば、去年コロナ禍でのゴタゴタから、彩艶の登録過程でミスった挙げ句にマッチコミッショナーの怠慢も加わり、没収試合にされてはスポーツ裁判所にまで提訴に至った因縁。まあ湘南には何の罪も無いが、Jリーグから不条理さを喰らった悔しさは一生忘れん。
・・・という理由や相手如何に拘わらず、とにかく、さすがに、そろそろ勝たないと不味い事態に陥っていたから、先ずは何でも勝てて良かった。リーグ戦は開幕5試合目でようやくの勝利か。リーグ開幕直前にコロナアクシデントで躓いてから、何とも長いトンネルであった。

勝てなくても内容は悪くなかったから、そこは不安はあれど悲壮感は無かったから前向きに来られた訳だが、湘南には失礼を承知で言わせてもらうが、正直このタイミングで湘南と当たってくれた巡り合わせの良さも助かったかな。
尤も湘南はレッズにとってはあんまり相性は良くない相手ではあったんだけど、戦力差やサッカーの質はそれなりの差はあるのだから、ましてやホームだし、状況が状況だし、相性なんて気にしている暇はなく、絶対に勝たなければいけない相手ではあった。

上記でサッカーの質の差に触れたけど、その通りに内容は殆どレッズの一方的展開だったから、これはもうレッズと湘南の強弱がハッキリし過ぎて、そこを深く語るべきもないのだが、贅沢を言わせてもらうと、だからこそもっと大量点を奪って勝てる内容と相手ではあった。
そこを前半の1点留まりで終盤まで進んでしまったのは、やはりレッズの得点力不足、決定力不足は相変わらずという課題そのままであった。

220306江坂ヒーローインタビュー まあシュートは紙一重とは言うが、最近のレッズの場合はビルドアップは良くても、決定的なフィニッシュで江坂がシュートを外すか外さないかで大分左右されていたから、極端な事を言えば江坂が外さなければ勝てる!みたいなジンクスもあった訳で、そういう意味では、今回のように江坂のシュートがゴールネットを揺らせば、試合は勝ったも同然という事にもなる。
・・・ちょっと話が極端過ぎるか?(笑)。でも江坂がゴールを決めた時は「これで今日は勝った」と半ば本気でそう思ってしまった自分が居た。何時の間にか勝手に、江坂神話を自分の中で作り上げていたのであった。

220306文化シヤッター それとやはり、当たり前だけど失点しない大切さだな。殆ど湘南に仕事をさせなかった内容だから、失点の危険が極めて低かった安心感はあったとはいえ、それが油断からコロッと変な失点で同点に追い付かれる癖があるのも事実。
湘南がウェリントンを投入して放り込み戦法に出た時は正直嫌な予感もしたが、そこをすぐに犬飼を投入してウェリントン対策をハッキリさせた事は良かったと思う。
リカルドは守備に回るとなると、本当にやる事をハッキリさせるから、これは相手にもわかりやすくなる弊害はあるものの、味方もやる事がハッキリするから、選手を迷わせないという意味では定石なのだと思う。

後はカウンターから追加点が奪えた事が本当に大きくて、あの終盤の時間帯の追加点は、味方にも相手にも「効く」のだが、そのゴールが馬渡の左足だったのが驚きだし、あの角度の無いところで、てっきりマイナスで折り返すと思ったら、シュート撃ち抜いてしまった積極性。一瞬「え!?」と思ったらネットに突き刺していた。スゲー技術の高いシュートだったし、その前の明本の粘りのアシストを無しには語れないゴールなんだけど、それにしても馬渡はひじょうに高い技術力を披露した。
馬渡は加入以来これまで本当に献身的な動きで評価を高めていた訳だが、このレベルの選手がどうしてベテランの域になるまで、J1では通用して来なかったのか不思議だ。単なる遅咲きの開花という見方も出来るのだが、これまでプレーするチームを片っ端から間違えていたのではないか?と思ってしまう選手である。
それと去年の大宮でも、馬渡は前に行けば行く程にストロングポイントが発揮されていたから、本当はサイドバックではなく、今日みたいに2列目で動かした方が更に良いのでは?と思ってしまった。もっと相手を剥がせるならばその方が良いのかな?と。ただ馬渡は意外に守備の意識も高く、その上で激しい上下動を繰り返す運動量が武器だから、シーズン通した場合は、やはりサイドバックの方が良いのだろうか?馬渡、レッズでの株はグイグイ上がっているが、上がれば上がるだけ、良い意味でよくわからん選手だ・・・。

何れにしても、これでようやくリーグ戦1勝。逆にまだまだ1勝だから手放しで喜んではいられないが、それでもここから巻き返しを図る意味では、このリーグ戦今季初勝利は大きな価値・・・にならなければいけない訳で、その為にも次節以降、遅れを取り戻す意味でも、連勝街道にしなければならない。

そんな中でモーベルグがようやく来日したので、ついに北欧軍団が揃った訳だ。この北欧トリオを一纏めにする時は、ユンモーショルと呼ぶ事にしよう(なんじゃそりゃ)

ーーーーーー
J1リーグ第3節 浦和2-0湘南
得点/16分・江坂(浦)、87分・馬渡(浦)
主審=松尾 一
観衆:19,144人/上限20,000人限定試合
2022年  J1リーグ第10節
川崎フロンターレ2―1浦和レッズ
〜等々力陸上競技場

220302アウェー川崎戦 ゴール裏は勢い全開なんだけど、選手はどうして前半の勢いが後半にも続かないのか?という話にもなるのだが、相手が攻勢に出て来たのもあるけど、それよりも失点すると、追い付かれると、途端にガクッと来るんだよなぁ・・・。

前半の戦い方、序盤の入りはスーパーカップ同様に、とにかく運動量で相手を圧倒しての、相手が試合に入りきれない内にこちらが先制したいパターンで、ボール保持率を絶対的にキープしながら、押して引いてにスピードを加えて、選手が入れ替わりながら相手の裏を突く。これが実に効果的に出来ていたし、川崎もスーパーカップ同様、これに少々混乱を来していたのだが、これが効いている内に贅沢を言えば流れから先制したかった。
何度もコーナーキックを奪っておきながら決めきれず、それがまた違った形でのセットプレーから先制したのは意外だったが、前半はレッズが狙い通りにゲームを支配してはチャンスを作り、川崎には殆ど仕事をさせていなかった訳だから、このセットプレーによる得点は良いとしても、本当ならば前半の違う場面のチャンスで先制点なり追加点なりが必要な試合だった。

そうでなければ川崎は間違いなく眼が慣れた後半からエンジン全開で攻勢に出て来る訳だから、こうなると受け身になっては押し込まれる連続で、クリア一辺倒になってセカンドボールも拾えなくなる。強い相手にレッズが陥るいつもの病気のようなパターンである。

そこを死に物狂いで守れれば、と言葉では簡単に言えるが、毎回そう上手く行ければ苦労はしない訳で、そうならないところが相手の川崎の相変わらずの強さなんだな。少しでも弱味を見せてしまうと、そこを執拗に攻めて来る相手。
だからコーナーキックだろうが何だろうが、隙を見せてはいけなかったのだが、あの形から同点に追い付かれての精神的ダメージから、それがわかっているかのような手を緩めない川崎、同点に追い付いたくらいでは動きを止めない川崎。

ファールの仕方も強かだったな。イエロー大連発なのに、退場者は出さないんだよな。普通ならば2枚目が出ていても不思議ではなかったのだが、何れの選手も1枚に留める。ここがレッズと違うところ。

同じサイドから崩すのも守るのも、川崎は3人体制で数的優位を保ってからパス交換なり守備を始めるんだけど、レッズの場合は単騎か2人が精一杯で、常にどのポジションに於いても相手に数的優位を作られていた。だからなかなか崩しきれないし、なかなか守るのが難しくなる。それに眼が集中してサイドに惹き付けられてしまうと、川崎は中からすぐ選手が飛び出してくるし。

スーパーカップの時は、この川崎の動きがやや鈍かったのだが、今回はこの部分の速さ、スピードがスーパーカップの時より格段だった。
対してレッズはどうか?相変わらずの運動量は良いとしても、意識もスーパーカップと同じ状態だったように思える。
川崎は明らかに意識がスーパーカップより高かった。それが動きに見事に表れていた。スーパーカップは川崎が本気出はなかったとは思わないし、スーパーカップは逆に川崎がレッズを甘く見ていた節があった。レッズはそこを突けたからこそ勝てた部分はあった。
では今回はどうか?スーパーカップより更に本気になった川崎に、レッズはスーパーカップの時より意識から高められなかった面もあったのでは?

220302アウェー川崎戦2 まあ意識とか指摘すると何か精神論にもなってしまうから、この辺で今回のレッズと川崎の意識の違いの話なんぞやめる事にするが、しかし試合終わってすぐ、ユンカーがピッチサイドでリストバンドを叩き付けたかと思ったら更に拳を地面に叩き付けて、本当に悔しそうにしていたな。
このユンカーがようやく復帰して来てくれたのは明るい材料だし、今回はプレー時間が短かったものの、やはり最前線に張ってのプレーは期待させてくれる部分はあった。後は試合終了後に見せたあの悔しさを、次の試合で確実にぶつけてもらって爆発してもらうしかない。
奇しくもユンカー復帰の日に、新外国人FWアントニー・ファン・デン・フルクの報道があり、仮にこの選手が来たら、ユンカーは同ポジションの大きなライバルになる訳だから、それも視野に入れて早く去年の調子を取り戻して爆発してほしい。

しかし勝てない。だが悪いサッカーはしていない。でも勝てない。この矛盾が続く限り、不安も積もるが、しかし繰り返すが悪いサッカーはしていない。だから結果が欲しい。
選手も怪我やコロナから復帰して来たし、次から、いよいよその結果が出て来る筈と、根拠は無いが、何かそんな気もするし、そう信じたいが・・・。

ーーーーーー
J1リーグ第10節 川崎2-1浦和
得点/33分・岩波(浦)、62分・家長(川)、64分・山根(川)
主審=佐藤隆治
観衆:14,696人/上限20,000人限定試合
2022年  J1リーグ第2節
浦和レッズ0―1ガンバ大阪
〜埼玉スタジアム2002

220226ホーム ガンバ戦 本職のFWが居ないまま戦うって、やっぱりキツいな。1試合やそこらならば、ゼロトップだろうが別選手をFWコンバート化しようが、オプションのひとつとして相手の眼も眩ませられるけれど、これを2試合も3試合も長く続けられるほど、現実は甘くないもんな・・・。
いくら外側で質の高いポゼッションを展開していても、そこからサイドハーフが斬り込んでいても距離がある訳だし、いくら良いアタッカーを多く揃えていても、そのアタッカーと活かし活かされるFWの存在が無い事には、限界があるし始まらない。
一応FWの役割としては江坂が頑張っているんだけど、江坂の場合は単なるFWの動きではなくて、下がって上がってはパスの受け渡しからフィニッシュを狙う動きまで、ありとあらゆる仕事を1人でこなしているから、仕事が多過ぎて、ゴールを狙う事だけに集中している訳には行かないし。それでも江坂は決める時は決めるんだけど、京都戦からどうもシュートが枠に飛ばなくなっているのも気になるし、その前にボールコントロールの精度が良くないように見える。使われ過ぎて疲れているのかな?かといってFWが居ない今は、前線に江坂が居ないとますます機能しなくなるし。ユンカーは一体何時復帰してくれるのだ???

やっているサッカー自体は毎試合相手を上回っているのは明らかなんだけど、やはり最終的には点を決めるべき選手が居ないと、いくらゲームを支配しまくっていても、結果的にはパスやポゼッションの品評会に終始してしまう。

あとやはり、致命的なのが退場劇だよ。前節1試合くらいならば、たまにはそういう試合もあるさと切り替えられるのだけれど、これがさすがに2試合連続となると、ちょっとメンタル的にもキツいものがある。
サポーターがそう思っているのだから、実際にピッチに立っている選手は尚更だろう。そのメンタルにモロに響いたかのような、数的不利になった直後の集中力を欠いた事故のような失点は、前節は同点に追い付かれるまで死に物狂いで長時間耐えに耐えた粘りとは、まるで別物だった。
あと退場したのが岩尾先生ってところもショックだった。タイプ的に退場するような選手じゃないと思っていたから。ただまあ、ボールを支配している中でロストすると一気にピンチになるのも今のサッカーだから、それをケアするポジションの岩尾が、退場覚悟でファールを犯さざるを得ない状況に陥ったという事だろうけれど。

片野坂にも、指揮するチームは変われど去年の天皇杯決勝のリベンジを見事にやられてしまったな。尤もガンバのサッカーはまだ片野坂のサッカーを始めたばかで、全く組織的なサッカーになっていなかったから、それでレッズは楽にゲームを支配できていたというのは、ある。ガンバが全く組織化されていない以上、片野坂が完全に受けに回っての、あわよくばな戦い方をして来るのは想定していたし。
だからこそ、まだまだサッカーになっていない片野坂ガンバに、あんな、あんなワンチャンな形でやられたのが逆に悔しい訳だが・・・。

ワンチャンといえば終盤に犬飼を投入してパワープレーで上げた訳だが、まあそりゃ犬飼はセンターバックでも得点力がある選手とはいえ、放出した槙野と同じ使い方をしているのを見てしまうと、「え・・・、」と思ってしまう。犬飼投入と同時に、小泉から彩艶交代誤表示事件が仮に本当だったら、ある意味でもの凄いパワープレーになっていたかもしれないが(苦笑)
まあそれはそれとして、あの状況での犬飼の使い方は定石と言えば定石なのだろうし、実際にPKをゲットした訳だから決して間違ってはいなかっただろうけれど。ただPK判定がFK判定に変えられたのが納得行かんな。見た目エリアのすぐ中でファールを受けたように見えたんだけどな。VARが介入したから結局は外が正解だったのだろうけれど、何か納得が行かない判定だった。

酒井の欠場も響いただろうけれど、代わりに宮本がプロデビュー戦にしては新人離れしていて、落ち着いていて、まずまずだったのは今回の明るい材料か。ただあくまで今回の評価はルーキー目線であり、全体的には可もなく不可もなくであったのも事実。当然まだまだ酒井の牙城は崩せないだろうが、でも大卒ルーキーは即戦力として期待すべきだし、かなりの逸材である事も確かだから、早くも出場機会を得ている内に、ひとつ決定的な仕事を期待したいね。

しかしなー、リーグ開幕から3戦で勝ち星無しの勝ち点1、しかも今のガンバにも負けたとなると、これはちょっと不安になって来たのも正直な気持ち。
確かにベストメンバーが組めない苦しさが続いているが、しかし何時までも開幕直前のコロナアクシデントや、2試合連続数的不利になったせいにしている訳に行かない。ユンカーの復帰や、モーベルクの来日や、それこそ新たな外国人FWの補強を待っていたら、過密日程の今は尚更あっという間にシーズンが進んでしまう。もうあんまり悠長な事は言っていられない。そろそろ実力で勝利をもぎ取らない事には始まらない。

スーパーカップでの優勝劇を考えたら、まさかリーグ戦勝利のママで川崎との再戦を迎える事になろうとは、あの時は露程にも思わなかった。
次の水曜日、もう本当に割り切っての強い気持ちで臨まないと・・・!!

ーーーーーー
J1リーグ第2節 浦和0-1ガ大阪
得点/83分・福田(ガ大)
主審=飯田淳平
観衆:16,121人/上限20,000人限定試合
<< 前のページ 次のページ >>
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第14節 浦和3-0京都 得点/42分・安居(浦)、55分・凌磨(浦)、77分・サンタナ(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第15節 磐田-浦和(エコパスタジアム=5月19日14:00キックオフ)


★みんなのなんでも掲示板★
掲示板利用規約

☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。

ツイッター↓
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 4
5 7 8 9 10 11
13 14 15 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
最新コメント
[05/18 うえ]
[05/18 名無しさん]
[05/16 うえ]
[05/16 欅通りのサポ]
[05/16 FREE TIME]
最新トラックバック
リンク

にほんブログ村 サッカーブログへ



にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ
リンク

【相互リンク大歓迎受付中!!】
プロフィール
HN:
うえ
性別:
男性
自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
ブログ内検索
アクセスカウンター
アクセスカウンター
メールフォーム
バーコード
携帯からも閲覧できますよ。
忍者ブログ [PR]