浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
セネガルの敗退が決まった後だけに、アフリカ勢として唯一残っているモロッコに期待がかかるが、前の記事でも書いたけど、ヨーロッパの影響を強く受けている北アフリカ勢らしく、アフリカらしからぬヨーロッパ調のサッカーをするモロッコと、緻密なパスサッカーを志向しながらも、内実は野性的な性格を持つスペインという、実に複雑な性質を持つチーム同士の面白い対決という構図。
お互い所属する大陸は違えど、海を挟んで隣り合う国同士、ジブラルタル海峡ダービーだな。
スペインの戦い方はハッキリしているし、モロッコも守り方はハッキリしているし、ただ決勝トーナメントでは、自陣に引き籠ってドン引きサッカーをしている訳には行かないという、現実も理解しているモロッコ。攻めに転じると単なるカウンターに頼らずに、それなりに人数を掛けて繋ごうとするのもモロッコ。
このバランスだとスピード感が無い代わりに、偶然性があるシーンも生まれ難いから、なかなかゴールが生まれないのもわかる気がした内容。もちろん惜しいシーンからの、決定力を欠いた内容だったというのはあったけれど。
ただサッカーの神様から見たら、もしかしたらスペインに対しては天罰を与えたかのような試合かも。即ち日本戦で、決勝トーナメントでブラジルに当たりたくないからと、明らかに途中から流して2位突破狙いなサッカーをしていた疑惑があるスペインだから、今回はそうは行かないよと言わんばかりに、モロッコの粘りに悩まされ、スペインにとってしっくり行かない内容に終始した。
スペインは地に足を着けたサッカーを志向している割に、目の前の敵を考えず先走るから、こうなる。
ゴールが生まれなかったのはお互い様だが、天運に見離されたという意味では、PK戦で3人蹴って3人連続失敗という、前日の日本以上に酷いPK戦を演じてしまったスペインは、まさか伏兵モロッコに負けるなんて思っていなかっただろうから、こんな事になるならば、日本に素直に勝っておけば良かったと、今更ながら悔やんでいるかもしれない。
モロッコにとっては、今回の決勝トーナメントに関しては、一応番狂わせという事になるのだろうか?でもスペインのパスサッカーも、最近は組織的なチームには通用しなくなって来ている感があるから、時代に取り残されて行かない為にも、そろそろ何かを変えて行かないといけない時期かもね。
ポルトガルとスイス。失礼な話だが、戦う前から、結果はともかく、内容はだいたいわかりきったものだから、ある意味で一番面白味が薄い対決である。決勝トーナメント1回戦のトリを飾るには、あんまり相応しくない対決だな。
ゾマーもビックリの反転シュートをゴンサロ・ラモスに決められた時点で、スイスは早くもプランが崩れた。自分から前に出て行くチームではないから、前半の早い時間帯からそれを強いられるのは本意ではない。
ここで状況によりドロー狙いも許される1次リーグならば、一旦落ち着いて虎視眈々と同点ゴールを狙えば良いのだが、これが1発勝負の決勝トーナメントとなると、それが許されないから、それこそ前半から追加点まで許したとなれば、その時点で守備のチームは詰んでしまう。
せめてスイスは、前半唯一の得点チャンスとも言えたシャキリのギリギリ枠内ロングフリーキックが決まっていたら、また違っていたかもしれないが、あれがキーパーに弾かれた時点が勝負の分かれ目だったのかもしれない。
Cロナウドが先発を外れた理由が良くわからないポルトガルだが、逆にCロナウドがピッチに居ない方が、後輩選手は気兼ね無くノビノビやっていたように見えた。Cロナウドが前線に居ると、どうしても彼にボールを集めないといけなくなるから、たまにそれが足枷になってしまう。
大量得点のポルトガルだが、チームメイトからしたら、今回こそCロナウドはベンチでおとなしくしていてほしかったんじゃないかな。
しかし目の前でCロナウドの代役の筈のゴンサロ・ラモスにハットトリックまで見せ付けられては、絶対に心中は面白くないCロナウドをこのまま使わなかったら、せっかく見えた準々決勝がどうなるかわからん。監督としても、Cロナウドにヘソを曲げられてしまったら困るだろうから。
それにしても6得点は、決勝トーナメントらしくない大味な試合。スイスは監督が冷静なムラト・ヤキンじゃなかったら、完全にブチ切れな内容になってしまった。
ふぅ、これで準々決勝まで、ちょっと一息つける・・・。
結果試合/決勝トーナメント7日
お互い所属する大陸は違えど、海を挟んで隣り合う国同士、ジブラルタル海峡ダービーだな。
スペインの戦い方はハッキリしているし、モロッコも守り方はハッキリしているし、ただ決勝トーナメントでは、自陣に引き籠ってドン引きサッカーをしている訳には行かないという、現実も理解しているモロッコ。攻めに転じると単なるカウンターに頼らずに、それなりに人数を掛けて繋ごうとするのもモロッコ。
このバランスだとスピード感が無い代わりに、偶然性があるシーンも生まれ難いから、なかなかゴールが生まれないのもわかる気がした内容。もちろん惜しいシーンからの、決定力を欠いた内容だったというのはあったけれど。
ただサッカーの神様から見たら、もしかしたらスペインに対しては天罰を与えたかのような試合かも。即ち日本戦で、決勝トーナメントでブラジルに当たりたくないからと、明らかに途中から流して2位突破狙いなサッカーをしていた疑惑があるスペインだから、今回はそうは行かないよと言わんばかりに、モロッコの粘りに悩まされ、スペインにとってしっくり行かない内容に終始した。
スペインは地に足を着けたサッカーを志向している割に、目の前の敵を考えず先走るから、こうなる。
ゴールが生まれなかったのはお互い様だが、天運に見離されたという意味では、PK戦で3人蹴って3人連続失敗という、前日の日本以上に酷いPK戦を演じてしまったスペインは、まさか伏兵モロッコに負けるなんて思っていなかっただろうから、こんな事になるならば、日本に素直に勝っておけば良かったと、今更ながら悔やんでいるかもしれない。
モロッコにとっては、今回の決勝トーナメントに関しては、一応番狂わせという事になるのだろうか?でもスペインのパスサッカーも、最近は組織的なチームには通用しなくなって来ている感があるから、時代に取り残されて行かない為にも、そろそろ何かを変えて行かないといけない時期かもね。
ポルトガルとスイス。失礼な話だが、戦う前から、結果はともかく、内容はだいたいわかりきったものだから、ある意味で一番面白味が薄い対決である。決勝トーナメント1回戦のトリを飾るには、あんまり相応しくない対決だな。
ゾマーもビックリの反転シュートをゴンサロ・ラモスに決められた時点で、スイスは早くもプランが崩れた。自分から前に出て行くチームではないから、前半の早い時間帯からそれを強いられるのは本意ではない。
ここで状況によりドロー狙いも許される1次リーグならば、一旦落ち着いて虎視眈々と同点ゴールを狙えば良いのだが、これが1発勝負の決勝トーナメントとなると、それが許されないから、それこそ前半から追加点まで許したとなれば、その時点で守備のチームは詰んでしまう。
せめてスイスは、前半唯一の得点チャンスとも言えたシャキリのギリギリ枠内ロングフリーキックが決まっていたら、また違っていたかもしれないが、あれがキーパーに弾かれた時点が勝負の分かれ目だったのかもしれない。
Cロナウドが先発を外れた理由が良くわからないポルトガルだが、逆にCロナウドがピッチに居ない方が、後輩選手は気兼ね無くノビノビやっていたように見えた。Cロナウドが前線に居ると、どうしても彼にボールを集めないといけなくなるから、たまにそれが足枷になってしまう。
大量得点のポルトガルだが、チームメイトからしたら、今回こそCロナウドはベンチでおとなしくしていてほしかったんじゃないかな。
しかし目の前でCロナウドの代役の筈のゴンサロ・ラモスにハットトリックまで見せ付けられては、絶対に心中は面白くないCロナウドをこのまま使わなかったら、せっかく見えた準々決勝がどうなるかわからん。監督としても、Cロナウドにヘソを曲げられてしまったら困るだろうから。
それにしても6得点は、決勝トーナメントらしくない大味な試合。スイスは監督が冷静なムラト・ヤキンじゃなかったら、完全にブチ切れな内容になってしまった。
ふぅ、これで準々決勝まで、ちょっと一息つける・・・。
結果試合/決勝トーナメント7日
モロッコ0(延PK3-0)0スペイン
ポルトガル6-1スイス
次の試合/準々決勝10日
次の試合/準々決勝10日
◆クロアチア-ブラジル ~エディケーション・シティ・スタジアム/アル・ラーヤン0:00
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無題
おはようございます。
モロッコ・・・流石クロアチアとグループリーグで引き分けただけのことはありましたね。決勝トーナメント初戦では唯一、過去の成績を覆す結果を出してくれましたね。スペインに勝てたなら、ポルトガルは決して勝てない相手ではないと思います。でも大量得点で勢いがあるポルトガルに分があるかな・・・って感じですね。
これにより、最低1チームは優勝未経験チームがベスト4に残ることが確定しました。果たしてベスト4はどの4チームになるのでしょうか?
次は2カードともに南米の優勝経験チームVS欧州の準優勝経験チームとなりましたね。クロアチアはあの選手の影響もあって個人的に好きなのですが、南米の優勝を見たいというのもあるので、どっちを応援しようか・・・悩みどころですね。
モロッコ・・・流石クロアチアとグループリーグで引き分けただけのことはありましたね。決勝トーナメント初戦では唯一、過去の成績を覆す結果を出してくれましたね。スペインに勝てたなら、ポルトガルは決して勝てない相手ではないと思います。でも大量得点で勢いがあるポルトガルに分があるかな・・・って感じですね。
これにより、最低1チームは優勝未経験チームがベスト4に残ることが確定しました。果たしてベスト4はどの4チームになるのでしょうか?
次は2カードともに南米の優勝経験チームVS欧州の準優勝経験チームとなりましたね。クロアチアはあの選手の影響もあって個人的に好きなのですが、南米の優勝を見たいというのもあるので、どっちを応援しようか・・・悩みどころですね。
コメントありがとうございます
つむじおさむさん
おはようございます。
北中米カリブ勢とアジア・オセアニア勢が全滅し、ヨーロッパ勢と南米勢のチームが闊歩する中、モロッコは唯一生き残っているアフリカ勢の1チームですから、ここは次の第2次ジブラルタル海峡ダービーも頑張ってポルトガルを倒してほしいです。
ポルトガルからしたら、しぶとさや何が飛び出すかわからない意味合いで言うと、スイスよりモロッコの方が厄介だと思いますから、ポルトガルもスイス戦ほど簡単には行かないとは思いますが、ただ今回出場時間が短かったクリロナは、やはり怖いですね。
準々決勝はオランダ対アルゼンチンや、イングランド対フランスなど、優勝候補による決勝レベルのカードが並ぶので、ベスト4は今回は予想するのが難しいですね。順当ならばブラジルは来そうですが、優勝未経験チームの初優勝が見たい自分としては、前大会準優勝のクロアチアには是非とも頑張ってもらいたいです。
おはようございます。
北中米カリブ勢とアジア・オセアニア勢が全滅し、ヨーロッパ勢と南米勢のチームが闊歩する中、モロッコは唯一生き残っているアフリカ勢の1チームですから、ここは次の第2次ジブラルタル海峡ダービーも頑張ってポルトガルを倒してほしいです。
ポルトガルからしたら、しぶとさや何が飛び出すかわからない意味合いで言うと、スイスよりモロッコの方が厄介だと思いますから、ポルトガルもスイス戦ほど簡単には行かないとは思いますが、ただ今回出場時間が短かったクリロナは、やはり怖いですね。
準々決勝はオランダ対アルゼンチンや、イングランド対フランスなど、優勝候補による決勝レベルのカードが並ぶので、ベスト4は今回は予想するのが難しいですね。順当ならばブラジルは来そうですが、優勝未経験チームの初優勝が見たい自分としては、前大会準優勝のクロアチアには是非とも頑張ってもらいたいです。
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レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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