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クロアチアは旧ユーゴスラビア構成国の中では、言うまでもなく抜きん出た実力ではあるが、浮き沈みの激しいセルビアに比べて、クロアチアは長年安定的な強さを保てているのは、スロベニアと並んでイタリアに近いからってのはあるのかな?クロアチアやセルビア程には無いにしろ、スロベニアも良い選手を輩出しているし。
やはりサッカーが盛んで強い国に接していると、その影響をモロに受けるものなのだろうか。そのクロアチアの陰で、当のイタリアがすっかり本大会から遠ざかってしまっているのは、何とも皮肉な話だが。

しかしそのクロアチア、ここまであんまり選手を入れ替えて来なかったツケか、やたら動きが重かったから、縦へのスピードならば勝負できる日本としては、もっとそこを突いて行けば勝てない試合ではなかったと思うんだけど、これまでの試合から比べると、ちょっとペースダウンが目立ったというか、それとも今大会で初めて自分たちが先制点を奪った事で、逆にリズムが狂ったのだろうか?

ただこれまで対戦したチームと決定的に違ったのは、クロアチアの守備が頭脳的だったというか、日本の縦へのスピードをかなり研究していたようで、不用意に前掛かりにならずに、常に後方に選手を余らせて、カウンターを喰らいそうになると、出足の速い動き出しから日本のスピードを切る守備の繰り返しだった。

逆にこれがクロアチアの攻撃の物足りなさにもなっての、淡白な攻撃故の延長PKまで縺れたとも言えるが、日本の勝機が少なかったのだから、PK戦をもっと大事にしたかったが・・・。
PKは半分は運とも言われるけれど、キーパーのリヴァコヴィッチの反応も素晴らしかったが、今回のPKのキックの質を見ると、運ではなくて、キックそのものが全て緩く甘かったと思う。勇気を持って勢いと狙いを付けて蹴られるかどうかだが、今回に限っては、そうではなかったと思う。もちろん技術面も含めて。そうでなければ、4人中3人も失敗する事はなかなか無いかと。
気持ちが切れていたかもしれないし、気持ちが逃げていたかもしれないし、120分間耐えた事で疲弊していたのだろうが、何となく失敗するだろうという雰囲気を自ら作り出してしまうのも、またPK戦である。厳しい言い方にはなってしまうが。

まあここまで良く頑張ったと言えるが、それでも破れない16強の壁の現実。あと一歩という表現は繰り返されるが、前大会だってあと一歩だったし、それが90分ではなくて、前大会準優勝の相手に延長PKまで縺れたという意味では、半歩くらい前進したとも言えるが、しかし勝負は無情で、でもPKを含めての実力と現実と考えるしかない。

日本の敗退により、完全にオマケになったクロアチア戦記念。クロアチアのクリスマス料理『ベゲタのバカラル煮込み』
クロアチア語でバカラルとは鱈。北の海でしか獲れない鱈は、アドリア海にしか面していないクロアチアでは貴重品で大変高価な魚とか。
ローマ・カトリックの国だからクリスマスイブは肉食が厳禁な為、この日は魚料理がメインになる。特に首都ザグレブでは、クロアチア人にとって豪華な食材となる干し鱈を使った料理が振る舞われるんだって。煮込み料理にする人が多いとか。
じゃあクリスマスも近いし、丁度良いじゃんって事で、今回の記念料理はこれにする。

干し鱈なんぞ探さなくても日本には普通に鱈があるから、甘口の塩鱈を買って来て、玉葱とか馬鈴薯とか茸とかピーマンとか、東欧でも一般的な材料で煮込む事に。
味付けは、コンソメは牛鶏ベースだから今回はご法度として、じゃあ塩に胡椒にニンニクにオリーブオイルに・・・待てよ、これだけでは、単なる洋風煮込みでありポトフとたいして変わらん。クロアチアのイメージなんぞ全く沸かない。
助けてマリッチ!って事で、何かこれがクロアチアだ!という物をネットで探したら、面白い物を発見した。
クロアチアには「ベゲタ」という変な名前、もとい面白い名前の国民的な万能粉末調味料があるらしい。それこそこれさえ有れば、クロアチアでは何でも料理になる的なやつ。
おお、ならばそれ使えばクロアチア料理っぽくなるじゃん!って事を閃いたのだが・・・あれ待てよ?遥かバルカンの国の調味料なんぞ、日本でどうやって手に入れれば良いのだ?と思ったら、地元ららぽーと富士見のカルディで売っていた(笑)

ベゲタ これが入手したベゲタ。どう見てもインド人にしか見えないコックのおじさんが怪しい。原材料は6種の乾燥野菜や塩や砂糖に香辛料などで、肉は使って無いからOK牧場。
粉末のまま一口ペロリと舐めてみる。しょっぱいターメリックみたいな味がするが、よくわからん不思議な味だ。
これを塩や胡椒や香辛料やニンニクやオリーブオイルと伴にドバドバ混ぜ込んで、具材をじっくり煮込む。何かコンソメでもないターメリックでもない、いやその中間?的な、不思議な香りがしてきた。で、じゅうぶん煮込み終わったら、味を馴染ませる為に一旦熱を取る。

ベゲタのバカラル煮込み 『ベゲタのバカラル煮込み』の完成である。
色が怪しい・・・うーん?煮込みとしては我ながら完成度が高くて普通に喰えるが、日本人には馴染みが無い味というか、作っている時にも感じたコンソメとターメリックの中間みたいな?ちょっとパンチに欠ける気がするが、良く言えば雑味が無くて優しい味というか、よくある類いの調味料や出汁がガツンと効いた味が濃い煮込みとは違い、具材の旨味で楽しめる健康的な煮込みって感じ???
そうか、クロアチア人にとって、鱈とはそんなに貴重な食材だったのか〜それが普通に安く手に入る日本は、何て贅沢で幸せなんだと、これからサザエさん見てタラちゃんが出てくる度にクロアチアを思い出してしまうよと、しみじみ感動しながら涙を流して喰う(嘘)


結果試合/決勝トーナメント6日
日本1(延PK1-3)1クロアチア
ブラジル4-1韓国

次の試合/決勝トーナメント7日
◆モロッコ-スペイン ~エディケーション・シティ・スタジアム/アル・ラーヤン0:00
◆ポルトガル-スイス ~ルサイル・アイコック・スタジアム/ルサイル4:00




※日時表記は日本時間
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無題
おはようございます。

日本はPK戦の末にクロアチアに敗れました。最後の最後に決め手となったのは、やはりパワーでしょうか。

最後のPK戦は、シュートのパワーが日本とクロアチアで全然違いました。ブログでピックアップさせて頂いたあの選手も、利き足とは逆の左脚であの鋭いシュート。そしてあの選手の驚異的な特典率。パワー、そして勝負強さもまたポイントだったのではないでしょうか?

グループリーグでは番狂わせが相次いだのとは対照的に、決勝トーナメントはこれまでは順当に過去の大会の最高成績通りの結果となっています。これでもしスペインとポルトガルも順当に勝ったら、グループリーグとは対照的な展開となりますね。個人的には久しぶりに南米の優勝が見たいので、ブラジルとアルゼンチンが勝ってくれたのは嬉しいですがね。欲を言えば、ブラジルとアルゼンチンは逆側になって欲しかったですね。
つむじおさむ URL 2022/12/06(Tue)07:44:02 編集
コメントありがとうございます
つむじおさむさん
おはようございます。
PKは運と伴にキックの技術的な部分も大きく左右しますが、やはり先ずは躊躇せずに、自信を持って狙ったところに蹴れるかどうかの勇気が必要ですね。クロアチアの選手も含めて失敗した4人、何となくですが引け腰に見えました。まあ失敗したから結果的にそう見えるのかもしれませんが。
ただPKとはいえ日本は4人中3人も失敗するのは、確率的には滅多に無い事ですから、蹴る選手のメンタル面が、かなり影響していたかもしれません。
とはいえこれも実力の内ですから、やはりクロアチアの勝ち上がりが順当という事だと思います。決勝トーナメント何れの試合も、ここまでは番狂わせが無く、普通に強豪と呼ばれるチームが勝っていますね。
このままブラジルとアルゼンチンが勝ち上がって行くと準決勝で南米の優勝候補同士が当たってしまいますが、個人的には何処かのチームが途中でブラジルを倒してくれた方が、盛り上がるかなと思っています。優勝は、そろそろ優勝未経験チームが希望です。
うえ URL 2022/12/06(Tue)08:11:12 編集
無題
お疲れさまです。
日本代表が、PK戦まで見据えて、準備していたのか、疑問を感じました。PKの蹴り方も、弱気で雑でしたね。そこから読まれてたと思います。
PK戦も含めて実力の内なので、やっぱりクロアチアが強かったのだと思います。
頑張ったと思いますが、新しい景色とか、話が湧いていたほど、16強の壁は甘くなかったですね。
あと、クロアチアで、タラが貴重品なのを、はじめて知りました。
マウファン 2022/12/06(Tue)14:36:26 編集
コメントありがとうございます
マウファンさん
こんにちはです。
PK練習は必ずやっている筈ですが、延長やPK戦に関しては、監督や選手のコメントからすると、クロアチアはそれなりに視野に入れていたようで、対して日本は90分レベルで考えていた感じはしますね。クロアチアは延長まで交代枠を多く残していましたし。
ベンチワークも含めて、実力の内ですね。やはりクロアチアはしぶとく強かったです。
鱈は日本では大衆魚なので、意外ですよね。
うえ URL 2022/12/06(Tue)16:00:32 編集
無題
こんばんは。
日本、またしてもベスト16の壁に阻まれてしまいましたね。
PKですが、決めた浅野選手を含めて、4人とも何か置きにいったような感じのシュートに見えましたね。

それにしてもクロアチア料理まで作るとは流石です。
準々決勝に進出した時のブラジル料理も見てみたかったです。
FREE TIME URL 2022/12/06(Tue)22:40:57 編集
コメントありがとうございます
FREE TIMEさん
おはようございます。
延長PKまで縺れたのは仕方ないものの、あの勢いに欠けるやや雑な蹴り方や甘いコースを見ると、何れのキッカーも、もはやPK戦まで気持ちは保てていなかったのかもしれませんね。
これも含めて16強の壁という事で、実力の内という現実なのでしょう。
次はブラジル料理も、何を作ろうか考えていたのですが、お蔵入りになりそうで残念です・・・。
うえ URL 2022/12/07(Wed)07:12:14 編集
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第9節 浦和0-1ガ大阪 得点/78分・坂本(柏) ・・・次の試合/YBCルヴァンカップ2回戦 鳥取-浦和(Axisバードスタジアム=4月24日19:30キックオフ)


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