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数週間前に神戸からの金満オファーが報道されていたユンカーの来季に向けた去就動向。ユンカーが母国であるデンマークのメディアからのインタビューに応えた旨と、その去就が今朝報道されている。

その前に、自分は実は神戸からのオファー報道に対しては、眉唾物と思っていた。東スポも報道していたからというのもあったが、根本的な理由として、確かにユンカーの日本での活躍度は他クラブから注目され羨まれるものであり、金額的に容易に引き抜きが可能な神戸ならば、三木谷マネーを使ってオファーをかけるのは至極簡単だろうが、しかし神戸の最近の外国人補強を見ると、完全に海外から日本のどのクラブの資金力でも獲得できないような名前のある選手を連れてきており、外国人選手補強に関して今さら国内に目を向けているとは思っていなかったからである。また仮に目を向けているとしても、それはオファーではなく、単なるリストアップなのだろうと思っていた。

ところが今朝の報道からすると、今冬のオファーの可能性の前に、神戸は既に夏に本当にユンカーに巨額オファーしていたような事が書かれている。
これには驚いた。シーズン開幕も少し経過してからようやく獲得した選手に対し、まだ在籍も僅かな期間の内にオファーしてしまうとは。
もちろんそれだけ、Jリーグデビュー直後から短期間でゴールを量産しまくっていたユンカーの注目度が、それは尋常ではなかったからこそだろうが、それにしてもレッズがユンカーを獲得した時期と、神戸がユンカーに初オファーをかけた時期を比べると、これが事実ならば、あまりにも節操が無いと言わざるを得ない強引な方法である。
ルール内ならば何をやられても文句は言えないが、それにしても形振り構わない最近の神戸と楽天のやり方には、ますますの大きな抵抗感を覚えてしまう。
レッズもかつて黄金期に資金力で他クラブから良選手を引き抜いた事例はあるが、レッズはあくまで親会社からの支援は最低限で、そもそもレッズは同時期から三菱との損失補填契約を解除しており、以後はチケットやグッズ売上と優良スポンサーを多く獲得した営業努力による独立採算内での補強であり、その上で収支も常に黒字だった。
対して収入に見合わない補強を親会社からの広告料という名の、内実その損失補填はオーナー三木谷氏のポケットマネーから成り立っている補強とは、全く事情も次元も違う。ここがレッズと神戸の決定的な違いである。

また同時期にイタリア・セリエAのクラブからもオファーが舞い込んだともされているが、ヨーロッパは日本が考える以上に節操が無い文化面があるから、これもレッズの事情などお構い無しのオファーであろう。
これを国際的に捉えると、神戸こそが海外向きであり考え方は一歩も二歩も先を行っているとも言えるが、しかしここはあくまで日本。日本には日本の文化、考え方やモラルがある。個人的にはこれを押し潰してまで、節操を無くしたいとは思わない。

しかし報道によれば、レッズは神戸からのオファーもイタリアからのオファーも拒否し、ユンカー本人も良オファーだった事は認めた上で、それでもレッズ残留を選択したとある。
これはつまりレッズにとってもユンカーにとっても金額面では好条件であり、ユンカーもそれに魅力を感じたのは事実だが、レッズは金より戦力としてのユンカーを優先して慰留させ、ユンカーもまた金よりレッズの誠意や存在にこそ意義を感じて移籍を受け入れなかったという事だろう。
ただし今冬に再び神戸が巨額オファーをかけて来る、または今も水面下でオファーが来ている可能性はあるが、ユンカー本人は後1年残るレッズとの契約の延長をも望んでいるとも・・・。

最近スタメンを外れる試合が多くなったり、それもコンディション不良が原因とされる中でも、実は神戸からのオファーがちらついているからとの一部噂もあったが、この報道が事実ならば先ずは一安心であり、本当に嬉しい限りであり、ユンカーが浦和の環境に溶け込んで気に入ってくれている、またユンカーが決してお金だけでは動かないという男気を見せてくれたという事になる。またそれだけレッズというクラブチームの魅力を内外に伝えてくれているという事である。
コロナ禍に加入した事で、ヨーロッパですら限られたクラブしか作る事が出来ない雰囲気、つまり満員のスタジアムと熱狂的な応援を未だ経験していない選手が、それでもレッズに魅力を感じて残留を決断し、真っ赤に染まる埼玉スタジアムを待ちわびてくれているかと思うと、それこそ胸が熱くなってしまう。

それでも何が起こるかわからない世界ではあるが、少なくともこれでユンカーが来季もレッズの選手としてプレーしてくれる可能性が高まったのは、一応の安堵。
それこそレッズは、ラファエル・シルバ、レオナルドと、近年開幕直前のあってはならない時期に、手放してはいけない外国人FWを引き抜かれているから、今度こそ、そのような失態が起きないよう、クラブはしっかりとユンカーやショルツを守ってほしいと切に思う。
ん?あー、でも考えたら、レオナルドが引き抜かれたからユンカーが来たのも事実ではあるか。それでもってデンマーク人繋がりで北欧開拓になりショルツにも当たった訳だし、まあ、それはそれで、皮肉というか、怪我の功名というか、何かその、あれだね・・・。
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無題
お疲れさまです。
金より残留を選択してくれたユンカー選手。漢ですね。
個人的にも、大金任せに名前で選手をかき集めるだけ集めて、それで次々に使い捨てるような楽天神戸の雑なやり方、どうも好きになれません。
レッズは昔から、選手の扱いに関しては、実に誠実に配慮できるクラブ。この違いはユンカー選手にも評価されたと思います。
マウファン 2021/11/11(Thu)16:54:26 編集
コメントありがとうございます
マウファンさん
こんばんはです。
レッズってフロントもチームも甘さがある反面で、おっしゃる通り昔から選手を大切に扱う傾向はありますよね。歴代選手からも選手の扱いで内部を悪く言う人は、殆ど居ないのがその証拠ですね。
人を大切にしない企業は何処かでボロが出るし敬遠されるのが社会通年のように、サッカークラブもそこは同じですね。
うえ URL 2021/11/11(Thu)17:22:13 編集
無題
レオ・シルバではなく、ラファでは?
pom 2021/11/12(Fri)06:54:12 編集
コメントありがとうございます
pomさん
初めまして。
何を勘違いしたのか間違えてしまいました(汗)。ご指摘ありがとうございます。訂正しておきました。
うえ URL 2021/11/12(Fri)09:19:28 編集
ようこそ!!
試合終了/YBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦 鳥取2-5浦和 得点/12分・武田(浦)、15分・サンタナPK(浦)、35分・田中(鳥)、52分・敦樹(浦)、55分・中島(浦)、64分・松木(鳥)、90+3分・中島(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第10節 浦和-名古屋(埼玉スタジアム2002=4月28日15:00キックオフ)


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