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コロナ延期の影響を受けて、今季のJ1とJ2で降格無しとする案の検討に入ったJリーグだが、その内容が降格しない2チームとJ2から昇格して来る2チームがある分、来季のJ1リーグは20チームで戦い、尚且つ4チームを降格させて再来年シーズンのJ1は18チームに戻すというもの。

この案は先ずは今季の試合延期に伴い、経営難に陥るかもしれないクラブチームがある中、仮にそのクラブチームが降格した場合に更なる経営悪化、最悪の場合は消滅も懸念される故の特例措置として検討しているものである。

これには当然メリットとデメリットがある。
先ずメリットとしては、
・延期と降格により経営難に陥る可能性があるクラブチームへの影響を減らす
・降格が無いので順位成績を気にせず若手起用育成や戦術構築がし易くなる
・成績不振でも焦って補強する必要性が無くなる

一方のデメリットは、
・降格が無いので緊張感を欠いた試合が多くなる
・成績不振でも補強の必要性が減り移籍が活性化されなくなる
・残留争いが無いのでメディア露出が減る
・来季は更なる過密日程になる
・来季は更なる過密日程に伴い、ACL組は勝ち上がれば勝ち上がるだけ国内日程が益々不利になる(昨季レッズが例)
・東京五輪が万が一来年に延期されたら日程が益々過密になる

これだけ考えると、項目上はメリットよりデメリットの方が遥かに多い上に、限られたチームだけ不利に働く場合がある。更にデメリット欄の最後に書いたように、東京五輪の行方によっては来季は更なる過密日程に陥る恐れも含んでいる。
それでも今回のJリーグ案に踏み切らなければ、コロナ延期の影響による遣り繰りが、どうしても叶わないというのであれば、本当に特例として今回の案を受け入れなければならなくなるだろう。

ただひとつ気になる事。このJリーグ案浮上と時を同じくして、鳥栖の危機的な資金難が明るみになった。鳥栖の経営難は何も今に始まった事ではないが、今回は積極的投資が失敗した上に頼りだった大口スポンサーが2社も撤退するトリプルパンチ、そこにコロナ延期と来て、もはや存続の危機に立たされているとか。
鳥栖を救済する為にJリーグが「リーグ戦安定開催融資」を行う可能性がある。但しこの融資を行った場合、融資を受けるクラブチームはリーグ勝ち点10を減額される規約。

リーグ戦安定開催融資規定の詳細はこちら
(注:PDFファイルになります)

元々経営難のチームが勝ち点を10も減らされてしまったら、それだけで降格する可能性が極めて高くなる。ところが今季仮に降格制度が無くなった場合、鳥栖も降格の心配は無くなる。・・・まさかそうする為に、Jリーグは今季の降格制度を無くそうと?なんて穿った見方も出来てしまうタイミングのピタリさではある。でもどのみち期日までに返済が滞ったら、クラブライセンスそのものが剥奪されるから、そうなったら降格どころの話ではなくなるんだけどね。

さて、ここまでは一般的な話。ここからは個人的な話。

自分、一度増やしたものを再び減らすのって嫌いな性分なのね(消費税は減らしてもらいたいけど)。だってほら、例えば、せっかく夕食のオカズが1品増えたのに、しばらくしたらまた1品減らされたら、嫌でしょ?(何言ってんだコイツ、と思われていそう)
何が言いたいのかというと、仮に来季J1リーグを20チームにするならば、来季だけと言わずに、もうずっと20チームに固定しちゃえば良いって話。
だいたい2チーム増やして4チームも降格させるなんて、ちょっと極端というか乱暴だと思う。この落差で余計に経営難に陥る降格チームが出ないとも限らない。
2チーム分が増えた事による日程圧迫が懸念されるが、ならば入れ替え戦プレーオフを止めれば良い。それだけで2試合分の日程が浮く。どうせならばJ2も昇格プレーオフは廃止しよう。ようするにJ1もJ2もストレートに2チーム若しくは3チーム同士が昇降格。これでスッキリ文句なし。まあ百歩譲ってJ2の昇格プレーオフはあっても良いけど。
ちなみに欧州4大リーグの例を見てみる。イングランドとスペインとイタリアが1部リーグ20チーム内3チーム自動降格+2部リーグは2チーム自動昇格で残り1枠はプレーオフで決める。ドイツは18チーム内2チーム自動降格+1部の16位と2部の3位が入れ替え戦。
これを見るに、昇格プレーオフをやった後に更に入れ替え戦プレーオフをやるJリーグって、実にまどろっこしいというか面倒くさいというかしつこいというか、まあ少しでも注目される試合数を増やして収入を得ようとしているのが見え見えなんだけどね。

自分はチーム数が増える分だけエンタメ性は拡がるとの考えから、予々J1リーグはチーム数が増えて以来16チームよりは18チーム、18チームよりは20チームが理想と思って来ていたので、仮に来季が20チームになる事自体は歓迎できる。但し試合数を考えると20チームが限界というのも自分の考え。
どのみちこれからもJ3のクラブチーム数が増えて行くのだから、下ばかりではなくて上のカテゴリーのクラブチーム数も増やさないとエンタメ性が薄れて来ると思う。その代わりに過密日程を減らす為に、無駄と思われるプレーオフは廃止する勇気と決断も必要。場合によってはカップ戦の大幅なレギュレーション変更も致し方がないと思う。
そういったところを整理や再検討を行うには、今回は良い機会になるのではないだろうか。目先の事ではなくて、常々先を見据えた政策こそが、Jリーグ百年構想の本来の姿なのだから。
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無題
こんばんは。
早くも今季の残留が決まってしまいましたね。
まず、来季の事より今季なのですが、おそらく4月も延期になってしまいそうですね。
おっしゃる通り、来季以降は20チームで継続してもいいと思います。
そうすればJ1からJ3まで均等にチーム数を分けられますから。
FREE TIME URL 2020/03/19(Thu)20:51:20 編集
コメントありがとうございます
FREE TIMEさん
こんばんはです。
まさかの第2節前に残留確定ですね。前代未聞です。なんて冗談を言っている場合でもないですが(苦笑)
おっしゃる通り4月頭からも予定通り再開できるかどうかも怪しい状況ではありますが、仮にそれも駄目だと日程がヤバいらしいので、是が非でも再開してもらいたいところです。
J1は来季20チームならば、一度増やす以上は再び縮小させないでもらいたいですね。再び減らすと、その反動が必ずあると思うので・・・。
うえ URL 2020/03/19(Thu)21:19:09 編集
無題
今晩は
いかにして過密日程乗り切るか。仰るように色々な部分での勇気と決断必要になると思いますし今以上にJリーグも本気の対応見せないとですね。オリンピック延期なら来年はもっと酷いだろうしもう沢山です。
国の専門家会議コメント出ましたがイベント等再延期もありそうですよ。
なんかコロナ感染への恐怖も危機感も薄れてきたような気がします(笑)それと幸いなことに仕事への影響少ないのは救いですね。
もうなるようになるでしょう!おとなしく再開待ちます。
欅通りのサポ 2020/03/20(Fri)00:16:10 編集
コメントありがとうございます
欅通りのサポさん
おはようございます。
Jリーグからは今の予定通り4月頭に再開すればギリギリ間に合うと公表されていますが、裏を返せば更に延期したら間に合わなくなるって意味もありますよね(汗)
専門家は自ら責任を負いたくないので、本当に収束が近づかない限りOKサインは出さないでしょう。なので専門家の意見を聞いていたら、何時まで経っても再開できないと思います。なのでJリーグは独自判断で、再開の決断を下さなければいけない時期に来ていると思うんですよね。
自分も個人的には仕事に影響は出ていないのが不幸中の幸いですが、業界によっては大打撃になっていますし、Jリーグも経営的に危険なクラブが出始めましたね。やはり心配です。
うえ URL 2020/03/20(Fri)09:49:09 編集
無題
とにかく勝つのみ。
与野 2020/03/21(Sat)17:46:51 編集
コメントありがとうございます
与野さん
こんばんはです。
再開と勝利を目指して行きましょう。
うえ URL 2020/03/21(Sat)19:38:42 編集
無題
こんばんは。ゲームもなくて、レッズの話題はテレ玉とうえさんのブログで知るのみです。日本サッカーは、テッドマール・クラマーさんの薫陶を受けてドイツサッカーをモデルに18チームなのかもしれませんが、確かイタリアやイングランド、ブラジルなどは20チームだし、20でもよいかもしれませんね。そうすると前半19試合プラス、後半19試合で38試合になるんでしょうか。いずれにせよ早く再開してほしいですね。
涙目のサポーター 2020/03/22(Sun)23:58:02 編集
コメントありがとうございます
涙目のサポーターさん
こんばんはです。
個人的にはクラブチームは多い方が楽しいという気持ちがあるので、日本でもJリーグを目指すクラブや準会員も含めて、これだけのクラブチームが増えて来ていると、トップリーグは20チームあった方が良いのかなと思います。
ただリーグ戦の試合数が増える分、スポンサーの関係はあるものの、出来るだけプレーオフを減らしたり、カップ戦の方で調整する必要があると思います。ルヴァンのレギュレーションを変えたり、天皇杯のJ1チームの参加時期をもう1試合遅らせるなど、やり方は色々あると思います。この辺をどう調整するか、Jリーグや協会の力量次第ですね。
うえ URL 2020/03/23(Mon)18:48:43 編集
ようこそ!!
試合終了/YBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦 鳥取2-5浦和 得点/12分・武田(浦)、15分・サンタナPK(浦)、35分・田中(鳥)、52分・敦樹(浦)、55分・中島(浦)、64分・松木(鳥)、90+3分・中島(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第10節 浦和-名古屋(埼玉スタジアム2002=4月28日15:00キックオフ)


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