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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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J1リーグ第34節
浦和レッズ2-0名古屋グランパス
~埼玉スタジアム2002

終電ギリギリの午前様帰宅の挙げ句、またもパソコンのスイッチを入れた瞬間に寝ていた・・・

121201vsNAGOYA.jpg終わり良ければ全て良し、という訳ではないにしても、06年以来勝てていなかった最終節で、ようやく勝利出来た事は、いよいよレッズの全てが変わり出したと捉えて良いのだろうか。
今季のリーグ戦を振り返ると、まだどの姿が真のレッズなのかは測りかねるものの、最終節でここまで完璧な試合内容を披露するあたりは、もう一時期の低迷に喘いだレッズではないとも受け取れる、いや、受け取りたい、そんな内容だった。

その勝利の先に待っていたご褒美か、それとも奇跡なのかはわからない。ただひとつ言える事は、ここまで頑張った成果なのだという事だけは、胸を張って言って良いと思う。
土壇場でひっくり返った順位。他力本願だろうが何だろうが、それが順位というものだし、運もあったし、それを引っくるめての勝負事だ。それに泣かされた時もあれば、それで歓喜した時だってある。
勝負事は非情だし、ドラマだ。それは上位だけではなく、違う所ではまた違った歓喜と悪夢があった。もはや望み薄だった17位が、16位と15位の敗戦によって、残留を決めたドラマもあった。そして涙も怒りもあっただろう。それぞれがそれぞれの場所で、ドラマを経験した事だろう。

もはや手の届かないかもしれない状況に陥りながら、最後の最後で手に入れたACL出場権。
こんなドラマもあって良いし、最後の最後で、勝利の女神もサッカーの神様も、やっとレッズの味方をしてくれたのかもしれない。

自ら残留宣言の雄叫びをあげた槙野の姿があった。
たった1年でチームを去る身でありながら、実に潔い態度のポポの姿があった。
そして・・・
達也の涙で、自分も、もう言葉にならない。しかし12年間のレッズでの達也が凝縮された涙だったし、別れは辛いが、でも、言葉は少し変だが、こんな別れ方も良いな、と感じた。これが選手とサポーターの、ある意味での幸せな別れ方でもあるのかなと感じた。そして、出来ることであれば、今まで不幸な形でレッズを去って行ったあの選手もこの選手もどの監督も、本来であれば今回のように、最後だけは幸せな関係で送り出したかった。そう感じた達也の涙だった。

色々と内容の濃い最終節になった。もちろんまだ天皇杯が残っているから今季の戦いは終わっていない。
しかし、いよいよこの手に取り戻したACL出場権が、これからのレッズであるという事実を得た。
思えば、長い苦難の時間を過ごした。その間に失ったものも多かったし、だからこそ感慨深いものになっているのかもしれないが、ひとつ言える事は、そういう苦難の時間も、決して無駄ではなかったという事だ。悩んで苦しんで、紆余曲折を経てこそ得られるものがある。それをレッズが証明したと思う。そして・・・”あの時”から止まっていた時間が、再び動き出したという事だ。その時計の針を何処まで動かせられるか、進められるかが、これからのレッズであろう。

ひとつの歴史が終わって、いよいよ、ここから新しいレッズが始まるのだ。堂々と胸を張ってアジアへ飛びだして行こう。

121201vsNAGOYA2.jpgという事で、毎年恒例の浦和での大反省会は、5年振りのザ・美酒で締め括られた!!めでたしめでたし。

あんな話、こんな話、ちょっと落っこちたガンバも酒の肴にしてしまったが、まあそれがサッカーだし、ぶっちゃけガンバがJ2に落ちた事実も、まだ信じられない感じ。いやはや、Jリーグも色々と変わって行くものなんだと、しみじみ感じた夜だった。

そんな訳で、今季リーグ戦、皆さん大変お疲れ様でした。
そして天皇杯、頑張りましょう。

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J1リーグ第34節 浦和2-0名古屋
得点/23分・柏木(浦)、59分・槙野(浦)
主審=村上 伸次
観衆:51,879人


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J1リーグ第33節
サガン鳥栖3-1浦和レッズ
~ベストアメニティスタジアム

やっとこさ鳥栖から帰ってきた・・・贅沢新幹線で・・・
行きは高速バス15時間で、もはや腰と尻がウルトラアウチである。
とにかく疲れた。負けたから疲れた。

8a3f712f.jpegここのスタジアムは駅前にあるのは最高の立地だが、帰りに居酒屋行く前に先にチェックインしようと、電車賃ケチって田代(隣の駅)のホテルまで歩いたら、自分は方向音痴だし、仲間ものほほんとしているから、んなもんだから道を間違えて、遠回りになって倍も歩くはめになった。
だいたいだな、鹿児島本線の線路沿い側道を1本、博多方面に歩けば絶対に迷わないはずなのに、それなのに、何故に線路から遠ざかるような道を歩いていたんだ?わけわからん。・・・自分で情けなくなってきた。

情けなくなってきたというのは試合もそうで・・・

6b9bd1f4.jpegお約束のように”はなわ”が登場し、超熱狂ライブ炸裂でスタジアムの雰囲気が盛り下がるのであった。
この人ね、前に埼玉を馬鹿にした歌作ったから、自分は嫌いなの。佐賀は嫌いじゃないけど。






試合は簡単です。鳥栖のシンプルかつハードワークに完全に圧倒された。それだけ。
レッズは広島戦同様に、要所ではそれなりに速く、そしてある程度の柔軟性を持った攻めは出来ていたし、積極的にシュートを撃っていたし、アグレッシヴさがあったからこそゴール前でもファールを貰えていたし、チャンスは作れていたし、でも、もっとガツガツ行っても良かったかな。途中出場の達也が、いぶし銀の上手い楔を入れた場面とか、あれで決まっていたら盛り上がっただろうし、最後はがら空きのゴールなのに、何でそこに居るのよ?ってな敵DFに当たって入らなかったシュートもあったな。運も無かった。

でも、それでも、いつものレッズである。広島戦での姿と、川崎戦や今回鳥栖戦での姿。どっちが本当のレッズ?・・・どっちもレッズである。槙野も居ない。永田も居ない。そんな中で急造3バックでやっているのだから、綻びが出る時は一瞬である。広島戦で完封したからといって、川崎戦を思い出してもらえれば一目瞭然なんだけど、ようするに、安定感がゼロに近いのが今の守備なのだから、ある意味こうなる事は、予想出来ていた部分は、ある。
水輝は、これが水輝なのだろう。戦犯扱いはしたくないが、敗因の何十パーセントは、水輝である。前が開いているのに平川に出さないし、ボール持った時のファーストチョイスが、阿部か暢久へのパス。まさかそれでお得意の”組み立て”と勘違いしてしまっていたのかはわからないが。しかし、それよりも守備面で本当に良くない。ミスって敵にボールは渡すし、カウンター喰らうと絶対に追いつけないし、2失点目の不用意な弱いクリアも・・・なんだか観ていて痛々しかった。天皇杯でもそうだったけど、今回もこれでは・・・厳しい。本当に厳しい。どうしたら良いんだ、水輝よ。

83a058c1.jpegでも、それでもレッズの敗因は、鳥栖のハードワークなのである。
素直に、鳥栖は強い。J1一年目で上位争いに絡んでいるだけの事はある。明確に、ハードワークという武器を持っている鳥栖。タレントを揃えていなくても、限られた予算の中で戦っていても、体力が、ハードワークが、タレント集団の戦術を凌駕したのだろう。縦ポンだろうが、何だろうが、勝った方が強いサッカーなのだ。
でも、レッズだって上位争いに絡んでいるじゃないか、と思うものの、なぜ絡んでいるのか明確な要因が見出せないまま、ここまで来てしまった感がある。そのような不安定なサッカーをしていると・・・鳥栖に順位をひっくり返されるのである。嗚呼5位転落・・・。

69152763.jpegえーい、堅っ苦しい試合の話なんてヤメじゃ。
それでも意地でも敵地で酒を飲むという鉄の掟を守る。意地でも守る。
そんな事を守っていて何の得があるのかは知らんが、とにかく酒を飲む。

←鳥栖、この見事なまでの寂れた感がたまらない。
一応ここ裏路地飲屋街、夕方6時なのに、既にこの状況・・・
お~い、開いている店は無いのか~



c24559f1.jpegとは大袈裟だが、鳥栖なので鳥と無理矢理こじつけての焼鳥屋で、出たよ、またザ・ヤケ酒。
今年は長距離遠征となるとザ・ヤケ酒ばかりじゃないか!あ、今年に限らずか・・・

もはや負けたヤケクソで、どう見ても鳥栖サポばかりの焼鳥屋に突入し、入店と同時に店内テレビで今日の試合のハイライトが映るという超バットタイミングで派手に自爆し、早速アウェーの洗礼を受ける。ハイライト映像に大歓声の鳥栖サポ。ハイライト映像に絶叫悲鳴の自分達。
そして夜も更けて行き、そこで酔っ払いながら、鳥栖サポ集団と熱く語り合うのであった。
語り合いまくって、何を語ったのか忘れたが(おいおい)、麦焼酎のお湯割りをこぼしたのは覚えている(笑)
最初はリスペクトしているはずだったのだが、何故か途中から「埼玉じゃ負けねーぞ!」とか「来年はぶっ潰す!」とか、とんでもねー事を口走っていたような記憶もあるのだが、まあそれはそれとして、最後は真面目にこちらのリベンジを誓いつつ、全員と固い握手をして別れたのであった。

鳥栖は、良い所だ。レッズが負けなかったら、もっと良い所だ。

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J1リーグ第33節 鳥栖3-1浦和
得点/45分・豊田(鳥)、 58分・梅崎(浦)、63分・野田(鳥)、78分・豊田(鳥)
主審=吉田 寿光
観衆:22,116人


J1リーグ第32節
浦和レッズ2-0サンフレッチェ広島
~埼玉スタジアム2002

121117vsHIROSHIMA.jpgそうかと思えば、首位には2-0という素晴らしい完封試合で勝つのである。
これが残留争い真っ直中のガンバに5失点したり、最短降格決定済みの札幌に完封負けしたり、川崎に僅か12分間でハットトリックを許した同じチームなのであろうか?
・・・でも事実、同じチームなんだから、今季のレッズは不思議なチームである。
本来なら、この広島との大一番が、優勝を賭けた一大決戦になるはずであった。それだけに、あの試合に勝っていれば、あの試合に負けていなかったら、正直そんな事も脳裏に過ぎったのも事実ではあったが、しかしそれはそれ、これはこれ。先ずは調子に乗っている首位・広島を、4万以上の大観衆の中で返り討ちにした一大勝利を喜ぼう。

不思議な試合だったと思う。得点王をひた走る佐藤寿人を擁して絶好調かと思われた広島だったが、蓋を開けてみれば淡泊な攻撃に終始し、ヒヤッとする場面はあるにはあったが、全体的にはあまり怖さが無かった。勿論ピンチはあったが、大ピンチは2度加藤がスーパーセーブで弾いた場面と、高萩が後は押し込むだけシュートをアウトにかけてしまい、上に噴かして外してくれた場面。これ位であっただろうか。

レッズが前向きな攻撃が出来ていたからだと思う。いつもの悪い癖、すぐ最終ラインに戻しては攻撃の糸口が掴めなくなってしまう病が、この試合では限りなく少なかった。永田のお株を奪うような暢久のドンピシャのロングフィードが効いていたし、バックパスが少ないという事は、縦に素早い攻撃が出来ているという意味でもあり、開幕前の練習試合で散々繰り返された本来ミシャサッカーの目指すところの、敵陣に入れば後ろを向かず、鋭いパス捌きとショートカウンターから素早くゴールに迫る形、つまり梅崎の先制点に繋がる流れこそ、それであった訳だ。
もうひとつ、良いか悪いかの議論は別として、どの選手にも個人突破の動きが頻繁に見られた事。これは、いつもゴールエリア外側でパス回しに固執して機を逸してしまう病とは実に対照的で、これまでのミシャサッカーではあまり見られていなかった姿である。これはミシャがそういうプレーを解禁したのか、はたまた選手が発奮した故なのかはわからない。が、やはりそういうプレーが無ければ絶好の位置でフリーキックを得られないし、ビッグチャンスはなかなか生まれないのである。それを今日の試合でまざまざと証明したのではないだろうか。
ようするに、パスサッカーであろうと何サッカーであろうと、組織を念頭に置きながらも、それでも勝負を仕掛けるに絶好な時は、エゴでも何でも良いから個人の力を前面に押し出して、ガムシャラにゴールを目指す姿勢を見せる、そして同じパスでも緩急付ける事で試合の流れを引き寄せ、そこから好機が構築されて行くのである。そういう柔軟なサッカーが出来るようになれば、毎試合とはいかないまでも、その頻度が多くなってくれれば自ずと・・・

なんて偉そうに書いているけど、今回そういう内容で勝てたからこそなんだが。
今回一番頑張った選手、そんなご褒美とも言える啓太の追加点は面白かった。あの位置に啓太がヒョコッと居るのも不思議ではあるんだが、前がポカッと開いた途端に、啓太も、そして広島DF陣も一瞬動きが止まり「あ、あれ?い、行くよ?いいの?」と言ったかどうかは知らんが、それが微妙なフェイントに作用して不思議な”間”が生まれ、そんな感じで啓太が再び動き出した時には、肩透かしを喰らったかのような形になった千葉は身体が固くなり、啓太を止められず倒れ、そして啓太は思いっきり右足を振り抜いた。・・・啓太ってたまにあそこに顔を出すんだけど、そうすると決まってゴールを決める。そう、一昨年の等々力でも、去年のホーム福岡戦でも、そして今回も。不思議なゴール嗅覚を持っているのかもしれない。
野田のヘディングも打点が高い。今季消化試合となったナビスコ広島戦で、凄い豪快なヘッドでゴールを決めているが、位置は違えど、またも豪快なヘッドを連発した野田だけに、広島戦とは妙な縁になってしまった感がある。
そして梅崎は、何度も言うけどシャドーが一番活きる。欠場の柏木には悪いが、やはり自分はあの位置に梅崎を固定したいのだ。そこで結果を出し続けている以上、自分が監督だったら、そうせざるを得ないんだが。

坪井にしても槙野(次節出場停止だけど)にしても原口にしても、誰にしても今回は見応えのある内容だった。
ホームで、そういう試合が堪能できて、そして勝利して、3位キープで、ホームで久々に勝てた。本当に良かった。楽しかった。
いや、違うな、勝ったからこそ楽しいんだろうな。そういうこと。

赤き血のイレブン1で始まった今回のサポート。思えば赤き血のイレブン1のお披露目は、レッズが世界と戦い始めた2007年、ビッグアーチで広島から勝利したあの試合だった。あの時に柏木と槙野は敵として対峙していた。それを率いていたのはミシャだった。あれから両チームとも紆余曲折があったが、そんな柏木と槙野は今、レッズのユニフォームを着ている。それを率いるのはミシャ。そして再びレッズは、アジアへ飛び出すチャンスを掴もうとしている。これだけは、意地でも他に譲ってはいけない。

おまけ
121117vsHIROSHIMA2.jpg味千ラーメンは600円と安いけど脂っこくて最近受け付けなくなって来たし、駒場ラーメンは無駄にでかいチャーシューバージョンになって800円に値上げしてから買わなくなったし、で、その中間を行く700円の「玉スタラーメン」が自分の口に合っている事が判明した一杯。




121117vsHIROSHIMA3.jpgそして誰も買っている所を見なかった新発売のビールジョッキ
しかし、飲兵衛の悲しい性か、こういうのを発売されると、買わざるを得なくなるのである。
お約束のように買ってしまったが、これまで買ったレッズグッズの中では、無駄に高く一番無意味な買い物をしてしまったような気がする・・・ってかもうちょと貫禄あるデザインにしてほしかった。







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J1リーグ第32節 浦和2-0広島
得点/41分・梅崎(浦)、 61分・啓太(浦)
主審=扇谷 健司
観衆:41,296人


J1リーグ第31節
川崎フロンターレ4-2浦和レッズ
~等々力陸上競技場

自慢じゃないが、昔から逃げ足だけは速い。負けた時に電光石火で帰還するのは得意なのだ。特に神奈川方面からの場合は。
それくらいレッズも速いサッカーをしてほしいんだが・・・

121107vsKAWASAKI.jpg確かにパスで崩しきるまで我慢に我慢は、わかる。
何をやろうとしているのか、何を狙っているのかは、わかる。

それで実際に決定機を作っている訳だし、それで決めた訳だし、今日だって西部のセーブが無ければもっと決まっていたかもしれない。だから右から左まで間違ったサッカーをしている訳ではないのは、わかる。

だけど、何もキーパーと1対1になるまで、頑なにシュートを撃たないのも、・・・理屈はわかるが、心情的には納得行かない。
だから時既に遅しで進路もシュートコースも限定されてしまうし、限定されてしまうからこそ、キーパーがスーパーセーブしている訳ではなく、キーパーの守備範囲にしかシュートを飛ばせないという見方も出来るのである。
だからこそ遠目からでもシュートする姿勢を見せる事が必要なのだが、それをしない故にすぐ敵に引き込まれて機を逸っしてしまう。そんなシーンが2度3度繰り返される。そしてその度に幾度となく飛び交う「何でシュート撃たねーんだよ!」「シュート撃たなきゃ入らねーんだぞ!!」の怒声。これも、わかる。

わかる。わかる。わかる。わかる。わかる。・・・

わかるばっかりで、何がわかるのか、訳がわからなくなってきた。

ただひとつ言える事は、守備は相変わらず不安定だし、でもFK2失点は運も無かったし、でもでもFKを何度も与えるような深い位置での守備は不味いと思うし、だからこそもっと前から守備しなければいけないし、そもそも前半だけで同じ選手にハットトリック許しちゃうのは・・・酷いというのは、誰でもわかるだろう。しかも挙げ句に●瀬にもやられた。絶対やられたくない選手に・・・
そしてセレッソ戦で遠目からでもせっかくアグレッシブにシュートを撃って行った姿勢は、結局一過性のものだったというのか。

それはともかく・・・ともかくと話を切り替えようと思ったが、ともかくも何もないな、話題が暢久ばかり先行していた川崎戦。しかし、暢久は、結局は暢久であった。色々な意味で。ハハハ。
しっかし、不安であり不安定。自分がパスサッカー否定派だからという訳ではない。それでも結果を出してくれれば、好き嫌いではなく、そのサッカーを素直に認める心はいつでもあるのだ。
しかるに、この秋の失速ぶり。しっかし、それでも首の皮一枚とはいえ相変わらずまだ3位って、どんだけ運があるのか、なんて事は別として、3位という順位が隠れ蓑になっているのは明白で、今季のJ1が団子状で進んでいなかったら、実はもっと大変な順位になっていても不思議ではない失速っぷりだ。
とにかくこれだけ勝てなくなってしまうと、不安が過ぎらない方がおかしいと思う。だから、自分は不安でたまらない。確かにやろうとしている事は痛い程わかるんだけどさ。

帰りの電車で川崎サポが言っていた。
「浦和ってゴールの外でパス回してるだけで、シュート撃って来ないから、全然恐くないよね」
・・・
ケッ!お前らにレッズのサッカーの何がわかるってんだよ!?
と、言い返したかったが、ここでハッとした。
「ゴールの外でパス回してるだけ」「シュート撃たないから恐くない」
・・・あの時も散々他から言われた台詞じゃないか。

溜め息だ・・・

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J1リーグ第31節 川崎4-2浦和
得点/19分・柏木(浦)、 22分・レナト(川)、 28分・レナト(川)、 34分・レナト(川)、 58分・槙野(浦)、 72分・山瀬(川)
主審=西村 雄一
観衆:17,870人


J1リーグ第30節
浦和レッズ0-0セレッソ大阪
~埼玉スタジアム2002

121027vsC.OSAKA.jpg
またこれが始まった・・・









121027vsC.OSAKA2.jpg始まったのは良いんだが・・・しっかし、とにかく、全く持って、撃つシュート打つシュートが、枠に飛ばない・・・。
そりゃ確かにシュートは撃たなきゃ入らない。自分ももっともっとシュートを撃てと、口が酸っぱくなるほど言って来た。だからかどうかは知らんが、選手達は積極的に遠目からでもバンバンシュートを撃ってくれた。
これはこれで、良かった。
が、しかし、今回のレッズの場合は、”シュートは枠に飛ばさなきゃ入らない”だった。

もちろん撃つ積極性は評価するべきだし、実際これまで何度もやっている悪い版パスだけサッカーに比べたら、今回は確実に違うサッカーをしていた。良い意味で。
いつもサイドに逃げパスして機を逸していたところを、極力逃げずに中央から攻めていた。それも原口に見られるように、しっかり勝負を仕掛けていたし、とにかく強引にでも中央突破で敵の守備網をこじ開けようとする、積極的な姿勢、攻める気持ちが出ていた選手が多かった。だからこそあと1歩のチャンスを連発していた訳だし、パス回しばかりしていては、ああいうチャンスはなかなか巡って来ない。自分から仕掛けなければ、自分から動かなかったら、勝利の女神様だって良い顔はしないだろう。今回は積極性、これはこれで、良かった。そう、先制点は時間の問題かとも思われた。

が、

如何せん、シュートが枠に飛ばない。何度も言うけど、枠に飛ばない。悲しい位に、飛ばない。

飛ばせないのか、飛ばないのか、まあそこは日本語の言い得て妙な部分だから深くは考えないが、とにかく飛ばない(しつこい?)。

んー、やっぱあれかなぁ。パス回しばかりやっているから、シュートが下手になってしまったのかしら?
いや、そこはプロだし、ちょっとやそっとで下手になる訳は無いと思うんだけど。ポポなんて枠をモロに捉えるキャノン砲が印象的な選手だった訳だし。
なんて話より、今回いくらアグレッシブなサッカーをしていたとはいえ、それでもやはり無駄なパスで時間を掛けすぎてしまうから、敵の守備が出来上がってしまっている挙げ句に、シュートコースが狭まってしまうのは明白だ。それに加えて選手陣の落ち着きの無さもある。
でもまあ、これは今に始まった事ではなく、レッズにおけるパスサッカーの前々からの大きな弱点であるから、今更どうこう言っても始まらないけど。
んんん、でも、でも、せめてあのどれか1本でもシュートを枠に飛ばしてくれていたら・・・嗚呼。
でもマルシオはちょっとお祓いにでも行った方が良いな。ツキというか、あまりにゴール枠から見放されている感じ。ここは神頼みでもしてもらいたいところ。

という事で・・・やってしまったドロー。
しかし久々の勝ち点。
でも上との差は・・・あああ・・・
そしてここに来て永田は肉離れか?んー、元々痛めていたのに、無理に使ったのが裏目に出たか。
そして、どう見ても絶不調の柏木も・・・
それでも使い続けるミシャ。ここは頑固なのか、ぶっちゃけ選手の起用の仕方が上手くないのか、どっちだ?それとも紙一重か?
梅崎の右ウイングバックは悪くはなかったが(前半だけ)。

しかし現実的な話、本当に勝てなくなってしまった。
いくらシンプリシオというビッグネームを獲ったセレッソとはいえ、今回はセレッソの攻撃も散発的だったから助かっていたものの、しかし攻撃は、ボールをホイホイ後ろに下げていては・・・勝てないよ。それだけは言いたい。え?後ろから組み立て?いやいや違うでしょう。勝てている時のミシャサッカーは、意図して後ろに下げて組み立て直していた上で、いざ敵陣に入った時はスピードを落とさず攻め切れている。しかし最近は、敵のプレスを受けての苦し紛れのバックパスばかりで、そこからのスピードも停滞気味だぞ。まるで今季開幕した頃の、ぎこちないパスだけサッカーに逆戻りしてしまっているぞ。違うと言われても、自分にはそう見えるぞ。

残り4試合、んーとにかく今回のように、どんどんシュートを撃ってけ!何とかの鉄砲も数撃てば入る!・・・かもしれないから!!(なんじゃそりゃ)・・・・頑張れ!こっちも頑張るから!!!(もうそれしか言えん)

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J1リーグ第30節 浦和0-0セ大阪
主審=松尾 一
観衆:32,090人


J1リーグ第29節
ベガルタ仙台3-2浦和レッズ
~ユアテックスタジアム仙台

121020vsSENDAI2.jpg
開始された仙台の牛タン屋でのザ・ヤケ酒は、余りのヤケ酒っぷりに、20時発の贅沢新幹線まで約3時間も居座るという暴挙。普通周りの人は、素直に1杯やって牛タン喰って帰って行くのに・・・

ビールを駆け付け3杯ヤケ呑みの後、仙台へのせめてもの抵抗にと、浦和の「浦」が付いた米焼酎「浦霞」を飲んだら、まあこれがすげー美味くて、そこから何杯おかわり君したのかわからない位に呑みまくり。ところが、メニュー表よく見たら、それが宮城の焼酎という・・・考えたら、抵抗どころか宮城焼酎の売り上げに見事に貢献しているという自爆っぷり。何やってんだ俺。

だから、帰りの贅沢新幹線も爆睡。福島までは記憶あるんだが、気付いたら大宮到着手前で仲間に起こされていた。
酔っ払いがやっとの思いで帰宅して、さあブログをヤケ書き殴ってやると、・・・パソコンにスイッチを入れた事すら覚えておらず、気付いたらレプリカ着てタオマフ巻いたまま、涎たらして朝までまた爆睡していた・・・そんなヤケ酒。

121020vsSENDAI.jpgあー・・・
北嶋なんとか風に言わせてもらえば、「なんも言えねぇ・・・」になってしまう。実に学習能力の無い負け方。開始2分でいきなりあっさり失点許していた時点で不味かったけど、こうやって立ち上がりに簡単に失点するのは良くあるパターン。良くある・・・そう、良くあるからねぇ・・・だから勝てないのさ。
後の2失点は、それこそ「なんも言えねぇ・・・」レベルだな。あれはもう前がかりになっていたからとか、そんな言い訳すら烏滸がましいレベルの、目を覆いたくなるような軽率ミスだし、いくら点を返してさあ行け行けって勢いを一気に消沈させるような失点・・・いや、でもそう愚痴っても、組織的守備の約束事が無いのだから、そこは仕方ないか・・・そう、良くあるからねぇ・・・だから勝てないのさ。

2点も先行されては1点返して、また失点しては1点を返して・・・3点取られても2点返すサッカーではなく、本当は2点取られても3点取り返すサッカーが攻撃的サッカーのはずなんだがなぁ。かつてギドが監督時代「2点取られても3点取るサッカーをする」と公言したものの、蓋を開けたら、1点取ってしっかり守るサッカーになっていた。それで勝っていた。それは守備の約束事がしっかりあったからで、あの頃は守備はかなり組織的だったし、その代わり攻撃はある程度自由にやらせていた時代だった。攻撃陣が凄かったけど、守備陣もしっかりしていた。そんな時代もあった。

古き良き時代と比べてはかわいそうだけど、・・・昔から何度も言っている事だけど、もうちょっとどうにかならないかなぁ・・・失点数ではなく、失点の形がいつも良くない守備。守備、守備、守備・・・でもミシャ頑固だからなぁ。ある意味で一貫性あるサッカーはするけど、それも諸刃の剣であるのもミシャのサッカー・・・
守備が駄目なら、せめて・・・途中出場の原口が、強引にDF3人の壁をぶち抜こうばかりのドリブル突破を見せてくれた。更にはキーパーと激突するかもしれないのに、強引にボールを追いかけてゴールに迫ろうとする姿もあった。そうなんだ、ああいう気持ちある攻撃も観たい。今回自分が一番グッときたシーンだった。例えパスを出さずに何を言われようが、それこそまた次からベンチに下げられるかもしれなかろうが、あれが原口であり、あれがFWなんだ。そういうサッカーも、観たい。綺麗なサッカーでワクワクする前に、泥臭いサッカーで勝ちたい。

なーんて愚痴っても始まらないから、まあ珍しくリーグ戦で2得点の部分も評価しますよ、ハイ。それだけに、マルシオがキーパーとの1対1で決めていたらなぁ。そのマルシオがセットプレーから得点している訳でもあるんだが・・・
パスサッカーに天敵なボコボコの芝にイライラジャッジの審判。そして繋がらないパス。・・・でもウィルソンにやられた2失点以外は自滅ではないな。普通に仙台が強いんだと思う。だからと言って仙台の選手の質がずば抜けている訳でもなく、特別凄い戦術を敷いている訳でもなく、基本はシンプル・イズ・ベストである。ブロック作ってしっかり守り、自陣では危険な球回しはしないからミスも少ないし、いざボールを持てば素早く前線へ。そして素早く中へ。選手も要所で惜しみなく走っている。別に隣の芝が蒼く見える訳ではないんだけど、でもそういうサッカーに対して、いくらタレントを揃えようと何時まで経っても勝てない。ここは臭いモノに蓋をせず、真剣に向き合わないと根本は解決しないだろう。そう如実に感じさせる痛い敗戦だった。
これでまだ3位に居座っていられるのが不思議ではあるんだが、このままの失速っぷりを披露していては、この座も赤信号だ。現実的に足下が揺らいでいるとはいえ、本当は下ではなく、上を見たいところではあるんだが。その上は、これで広島と仙台が失速しない限り、今季のうちの優勝は無いだろう。数字を考えれば論理上まだ可能性は残されてはいるが、それでも理論的には極めて難しくなった。

121020vsSENDAI3.jpg散々呑んで、散々牛タン喰っておきながら、何故か急に腹が減って、仙台駅頭で買った「牛タン」ライスバーガーを、贅沢新幹線でヤケ喰らうのであった。あーあ。







121020vsSENDAI4.jpgおまけ
ユアスタの「鶏唐揚げ麻婆丼」がやたら美味かったのであった・・・





そういやこの日の朝飯は「豚塩焼そば」だったな・・・仙台に居る間、肉ばっか・・・

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J1リーグ第29節 仙台3-2浦和
得点/2分・赤嶺(仙)、62分・ウィルソン(仙)、64分・槙野(浦)、79分・ウィルソン(仙)、82分・マルシオ(浦)
主審=山本 雄大
観衆:17,711人


ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第19節 浦和2-1横浜C 得点/43分・ルキアン(横C)、53分・グスタフソン(浦)、83分・グスタフソン(浦) ・・・次の試合/クラブワールドカップ・グループステージ第1戦 リーベル-浦和(ルーメン・フィールド=日本時間6月18日4:00キックオフ)


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埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
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