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2023年  AFCチャンピオンズリーグ・プレーオフステージ
浦和レッズ3―0理文
〜埼玉スタジアム2002

230822ホームACL理文戦 リー・マンが相手だけに、リーマンショックにならなくて良かった。なんちって。
くだらんオヤジギャグを冒頭からほざくなって話だが、ってか理文の「文」って、中国語(広東語?)はマンって読むのは今回初めて知った。ACLはこうやって毎回勉強にもなる大会なのだ。

日本から地理的には極めて近い香港のチームとはいえ、初顔合わせだし、だから得体の知れないチームには変わりないんだけど、さすが元イギリス領だった香港のチームだけあって、外国人選手や帰化選手も盛り沢山の、特にスタメンの選手名だけでも予備知識無しで見たら、一見して一体全体何処の国のチームかわからんな。DFに立花という日本人選手も居るし。

そんな香港リーグのクラブチームって、岡野が所属した何ちゃらペガサスしか知らなかったんだが、この理文はレッズと不思議な縁があるようで、元GM中村修三氏の息子で、レッズユース所属歴もある中村佑斗が居たんだな。プロキャリアはペガサスが最初で、岡野と同僚だったみたいだが。
後に中国籍を取得して香港代表にも選ばれたらしいが、今年6月に理文で現役引退済みか。試合が2ケ月前にズレていたら、面白い対戦が観れたかもしれないのに。

それを考えると、得体の知れないという表現は、若干相手に失礼かもしれないが、明らかに格下と見ていて間違いはないにしても、過去にインドネシアのペルシク・ケディリとアウェーで対戦した時に3対3という、まさかの大苦戦をした経験もあるから、決して警戒は怠らず、油断せずに居て超したことはないのである。

とはいえ、相手はリーマンだかピーマンだかパーマンだか知らんが、このACLで4回もファイナリストに登り詰め、3回もアジアを制覇した現アジア王者として、明らかな格下相手のプレーオフなんぞでは、堂々と王者の風格こそ余裕綽々で漂わせるべきが正解であり、つまり変に受け身にならずに、リスペクトは程々に、ようするに王者は無様な試合をする訳には行かないのである。しかもホームでは尚更に。

なんて思っていたら、開始早々から相手の左サイドを深々と簡単にぶち破っては、立て続けに2得点を奪ってしまった。
相手が全然ゲームに入っていない内に、勢い委せの電光石火みたいガンガンに攻めたもんだから、相手としては奇襲を喰らった形で、面喰らっていきなり大パニックだったろうに。
まあただうちもその後、大久保や酒井が前掛かりになっている後方を誰もケアに行かずに、立て続けに右サイドから攻め込まれて枠内シュートを2回も許してしまったが。西川のファインセーブに救われた。あれは完全に油断していたと思うぞ。

開始6分で既に勝負の行方が見えてしまったから、レッズ側としてはもう攻め急ぐ必要もなく、余裕を保って球を回していれば良いだけで、しかも相手はこちらのスピードに全く付いて来れていないのだから、プレスも間に合っていないし、余りにも余裕があり過ぎて選手も色々やろうとして、もはや序盤からパスと個人技の品評会になっていたな。

ただ3点目を前半の内に奪って欲しかった。そうすれば相手との実力差からして、九分九厘試合は決まり、後半頭から、もっと違う温存交代策を行えたと思うのだが。
運動量が求められるポジションの主力何人かを、中2日でリーグ戦が控える中で、ちょっと使い過ぎてしまったと思う。特に今季は怪我の再発が心配な酒井を、いくらキャプテンとはいえ、馬渡をベンチに入れていたのに、この過密日程下で格下相手の試合に於いてフル出場させたのには驚いた。

確かに後半、多くの選手が、ちょっと流し気味の省エネ感覚でサッカーをしていたようにも見えたから、そうならば普段のリーグ戦と違って少しはスタミナの減り方、体力の消耗も抑えられていたのかもしれないが、でもそうは言っても、このギトギト湿度を伴う猛暑で、繰り返すが中2日でリーグ戦を控える試合である。だから、もう少し早く選手交代できるような3点目が、本当ならば前半の内に、それが無理ならば後半でも早い時間帯に欲しかったのだが・・・。

230822ホームACL理文戦2 まあプレーオフだし、結果優先だし、内容も特別文句をつける部分もなく、ただ3点目が早く欲しかったというだけの問題で、あとは下馬評通りに勝利、それも無失点の完封勝利だから、それでもってショルツやカンテや岩尾を完全に温存できたのは良かったけどね。

強いて言うならば、リンセンだよな。ボールの受け方は上手いんだけど、肝心のFWとしての得点力となると、もうここまで来ると何か呪われているんじゃないのか?と心配になるレベルで、今回3度も惜しい場面に踏み込みながら、結局は超格下相手からもゴールを奪えなかった。
うーん、これは何なのだろうか?いくら未だにフィットしていないとしても、今回くらいはさすがにゴールを決めると思っていたのに。エールデヴィジ百ゴール超えの実績は、もはや何処に行ってしまったんだ。まあリンセンは今回は関根のゴールを最後の最後でアシストしたから、一応仕事はしたとは思うけど。
一方、シャルクなんぞ超久々の起用で、決定機を外しておいて、試合後の超ニコニコガッツポーズは、一体何なんだ。オランダ人は細かい事は考えない達知なのか?神経質な性格の自分からしたら逆に羨ましいが、でも真面目な話、オランダ2人衆よ、本当に頼むぜ、シャルクもリンセンも。

ってか当たり前だけど汗ダクの雨でもビショビショになったから、また中2日の試合に間に合わせる為に、即行でレプリカ等を洗濯しなきゃならないじゃないか!
この猛暑でありゲリラ豪雨が当たり前の時期に、中2日の試合や金Jを連続でやらせるなんて、JリーグやAFCって何を考えているんだよ。ったくブツブツブツ・・・。

ACL2023-24ロゴ ーーーーーー
AFCチャンピオンズリーグ・プレーオフステージ 浦和3-0理文
得点/3分・小泉(浦)、6分・興梠(浦)、90+3分・関根(浦)
主審=サドゥロ・グルムロディ
観衆:15,568人
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無題
お疲れさまでした。
>>リー・マンが相手だけ・・
クスっと笑いが出てしまいました。

>>理文の「文」・・・
知りませんでした。本当に勉強になります。

>>外国人選手や帰化選手も盛り沢山・・・
前節の試合がYouTubeにアップされていたので見ましたが、私もさすが元イギリス領と思いました。
攻撃は前線5人で主にサイドからのクロスという印象でした。
でもクロスへの入り方はうちより上手?

>>レッズと不思議な縁
そうだったんですね、近年は色々な国で日本の選手がいるのは感じてましたが。
プロ目指していてJからお呼びが掛からなかった選手も海外に飛び立ってますね。
個人的にはJからのお誘いを断って海外挑戦した選手で大成功という話は聞きませんがどうなんでしょうか。

>>相手が全然ゲーム・・・
この試合が今シーズン2試合目だから難しかったのかと

>>リンセンだよな
うちの妻はリンセンのどこが良いのかサッパリといつもイライラしてます。(笑)

まぁ内容よりの結果が全ての試合だったので勝ててよかったです。

2点取るところまである意味今シーズンベストではと感じています。
その後・・・
最後は関根選手のゴールでとどめ。(サイコーです)

本戦出場はうれしいですが、また過密日程かと(笑)

まぁ直ぐに湘南戦、浮かれている余裕はありませんね。
ひろりん 2023/08/23(Wed)06:00:35 編集
無題
おはようございます。昨日は雨の中サポートお疲れさまでした
あの雲、雨は覚悟してましたが中断の元凶雷無くてホント良かったです
相手選手結構な体格でしたからチョット心配でしたがまぁ実力通りでしたね。ただ仰る通り一部選手のフル出場は湘南戦睨みチト心配。監督の意図あってでしょうが気にはなります。それと中島、今後楽しみです!
その湘南戦、自分行けませんがサポート頑張ってください
入場者数15568だったんですね。何故かオーロラビジョン、千の位の5が裏返し?変でした
欅通りのサポ 2023/08/23(Wed)08:24:03 編集
コメントありがとうございます
ひろりんさん
こんにちはです。
ACLの醍醐味であるアジアの未知のクラブチームとの対戦、今回は香港相手でしたが、ある意味で香港らしいと言いますか、多国籍な面白いチームでしたね。
そういう意味では何が飛び出すかわからない不気味さも兼ね備えていたとは思いますが、まあやはり明らかな格下ではありましたが、おっしゃる通りあちらのクロスの入れ方には、ちょっとヒヤッとさせられましたね。
少し前まで中村修三氏の息子さんがプレーヤーとして理文に在籍していたのには、自分も調べて初めて知り驚きましたが、このように日本のクラブに入らないまま、海外クラブからキャリアをスタートさせる選手も年々増えているみたいなので、そのまま海外で現役を終えたりと、もっと調べれば沢山そういう選手が居そうですね。確かにそれで大成功した選手を未だ聞かないのが、少し残念な部分ですけどね・・・。
さてレッズ自体は、これでますます過密日程になるのが懸念されますが、試合自体は無難に勝って、本戦への出場権を得たので、先ずは安堵です。
ただ普段出場機会が少ない選手が、こういう試合でもっと好アピールしてくれたら良かったのですが、ちょっとイマイチでしたね。リンセンはプレースタイルからして、チームの性質に全く合っていないのでしょうね。基本的にフィニッシャータイプみたいなので、速い攻撃から高精度のパスが供給されないと孤立してしまいますし、自分から相手を剥がせる強度やスピードが無いですし、うちは遅攻から足元で貰いたがる選手が多くて、縦に速い攻撃をしようとするとパス精度が著しく落ちる弱点から、そういうパスがなかなか来ないので、自分からボールを貰おうと無理に動いてしまい、ゴールから遠ざかる繰り返しをやっている感じがします。性質の全く違うチームに行ったら、いきなりゴールを量産し出す気もしますが・・・。

欅通りのサポさん
こんにちはです。
昨日はお疲れ様でした。試合開始直前の大粒の雨で結局ズブ濡れにはなりましたが、逆にそれで少し暑さが和らいだのと、試合中は降られずに、雷雨で中止とかにならなかったので良かったですね。
観客数表示の字体が独特で、自分も一瞬5が2に見えましたよ(笑)
相手は中国人と外国人の混合なので、体格だけは日本人より上でしたが、それに見合う技術が無く、やはり格下は格下でしたね。順当な内容と勝利でした。中島も徐々に試合勘を取り戻して行っている感じですので、プレー時間を増やしつつ、これから10番の働きに期待がかかりますね。
ただ過密日程に対して一部選手の稼働率の多さ、やはり酒井などの疲労面が気になるところです。湘南戦に向けて中2日、どこまで調整できるか鍵ですね。
うえ URL 2023/08/23(Wed)12:55:21 編集
無題
お疲れさまです。 
香港のクラブチーム、私は全くの無知なので、中村選手のことはおろか、岡野選手(あの野人こと岡野選手ですよね?)が香港でプレーしたことがあるのも、初めて知りました。
仰る通り格下なので、妥当な勝利だったと思います。
私が注文をつける部分としては、こういう試合だからこそ、どうして早川選手を出さなかったのか、ですね。まだまだ若いからこそ、若い内に、国際試合を経験させるのは重要と思うんですよね。正直何度チャンスを貰っても結果が出ない外国人選手を使うならば、早川選手を投入してほしかったです。
マウファン 2023/08/23(Wed)14:22:20 編集
コメントありがとうございます
マウファンさん
こんにちはです。
まさにその野人岡野です。09年に短い期間ですが香港リーグでプレーしています(その後に鳥取で現役を引退してGMに)。
早川の件は、自分も同感ですね。多くを経験させて物事を吸収させるには、頭が柔らかい内の今こそ重要な時期ですから、格下相手でも国際試合なんて絶好の舞台だったんですけどね。
まあこういう時に外国人選手のプライドを保ってあげるのも重要なのですが、しかし将来を見据えて若者の使い方も重要。なので早川をベンチに入れたママだったのは、勿体なかったですね。
うえ URL 2023/08/23(Wed)15:06:58 編集
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第28節・後半分 浦和0-1川崎 得点/55分・小林(川)(前後半合計 浦和1-1川崎 前半得点/23分・凌磨(浦)) ・・・次の試合/J1リーグ第37節 福岡-浦和(ベスト電器スタジアム=11月30日14:00キックオフ)


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