浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
最後は、今大会を象徴するかのような試合になった。即ち今大会は、アルゼンチンはメッシ、フランスはエムバペと、2大スターがクローズアップされ続ける中で、その通りに両チームと両スターが活躍し続けて、そして両者が最後の最後まで魅せに魅せて、その上で、今大会は取り分けPK戦が盛り上がる中、決勝でも両スターがPKを決めて、PKで追い付き、更に延長でもPKが引き分けを生み、PKで記録を達成し、そして最後の最後もPK戦で決着という、最後までPK尽くしの大会であった。
後述するが、そういう元々の大スター選手がクローズアップされ過ぎて、やや他の選手やチームが目立たなくなってしまっていた部分もあったが、それだけ特定の選手の存在感が異常に大きく、そして期待通りに異次元の活躍を見せたという事だ。
最後にPKが絡み過ぎる点の取り合いになった展開が、果たして決勝に相応しい内容だったかどうかはわからないが、ドラマチックなものを何度も生んだという意味では、大変に盛り上がった決勝になったと思う。
アルゼンチンは36年ぶり3回目の優勝だが、これでメッシは、ようやくマラドーナの亡霊を振り払う事が叶った。
後述するが、そういう元々の大スター選手がクローズアップされ過ぎて、やや他の選手やチームが目立たなくなってしまっていた部分もあったが、それだけ特定の選手の存在感が異常に大きく、そして期待通りに異次元の活躍を見せたという事だ。
最後にPKが絡み過ぎる点の取り合いになった展開が、果たして決勝に相応しい内容だったかどうかはわからないが、ドラマチックなものを何度も生んだという意味では、大変に盛り上がった決勝になったと思う。
アルゼンチンは36年ぶり3回目の優勝だが、これでメッシは、ようやくマラドーナの亡霊を振り払う事が叶った。
このメッシとアルゼンチンの今の姿を、空の上から、マラドーナはどう見ているのだろう・・・。
さて、これで今回の夢の祭典も終了。
今回のワールドカップは、過去の大会に比べると、ややサプライズ性に欠けたかなと感じた。初の中東地域が理由による異例の12月開催や、オフサイドテクノロジーの導入、正確に計ったロスタイムの長さなど、運営面では新しい部分は確かに有ったものの、肝心のチームや選手に関しては、例えば開催国枠であるカタール以外での初出場チームも無かったし、従来のスター選手は注目通りの活躍を見せる一方で、明確な新星的選手は現れなかった。
決勝トーナメント進出チームもほぼ順当だったし、決勝に進出したのは、結局は下馬評通りの優勝候補チームだった。歴史や勢力図を大きく塗り替える程の、インパクトがあるチームは現れなかった。
強いて言えば、モロッコがアフリカ勢初のベスト4を達成した事くらいか。勿論これはこれで新たな歴史を作った訳だから、称賛に値する成績ではあるが。
それにしても、十数億人もが熱狂するとされるこの世界最大の祭典の裏では、世界中に影響を及ぼす戦争真っ最中の国もあるのだから、このギャップを考えたら、夢の祭典と言われるこの大会が、如何に残酷な現実と乖離しているかも気付かされる。
同時にその残酷な現実の真っ只中に居る人が、空爆に怯えながら、また銃を片手に握りながら、真っ暗闇の寒さの中でテレビにネットに噛りつき、必死になって一時を楽しんでいる様子を見ると、本当にこの祭典が夢のようなものなのだと、改めて思わされる。
次の大会が行われる頃には、果たして世界はどうなっているのだろう。
その4年後はワールドカップ史上初、アメリカとカナダとメキシコによる3ヶ国共同開催となる。
そこで、それを記念して、スモークサーモンと辛口チョリソを喰いながら、バドワイザーを呑んで、今大会を締めよう。
カナダで魚と言えばサーモン。サーモンと言えばカナダ。スモークサーモンはカナダ3大土産のひとつ。カナダ人は魚をあまり喰わないとされるが、サーモンは別腹で、カナダ人はサーモン大好き。
さて、これで今回の夢の祭典も終了。
今回のワールドカップは、過去の大会に比べると、ややサプライズ性に欠けたかなと感じた。初の中東地域が理由による異例の12月開催や、オフサイドテクノロジーの導入、正確に計ったロスタイムの長さなど、運営面では新しい部分は確かに有ったものの、肝心のチームや選手に関しては、例えば開催国枠であるカタール以外での初出場チームも無かったし、従来のスター選手は注目通りの活躍を見せる一方で、明確な新星的選手は現れなかった。
決勝トーナメント進出チームもほぼ順当だったし、決勝に進出したのは、結局は下馬評通りの優勝候補チームだった。歴史や勢力図を大きく塗り替える程の、インパクトがあるチームは現れなかった。
強いて言えば、モロッコがアフリカ勢初のベスト4を達成した事くらいか。勿論これはこれで新たな歴史を作った訳だから、称賛に値する成績ではあるが。
それにしても、十数億人もが熱狂するとされるこの世界最大の祭典の裏では、世界中に影響を及ぼす戦争真っ最中の国もあるのだから、このギャップを考えたら、夢の祭典と言われるこの大会が、如何に残酷な現実と乖離しているかも気付かされる。
同時にその残酷な現実の真っ只中に居る人が、空爆に怯えながら、また銃を片手に握りながら、真っ暗闇の寒さの中でテレビにネットに噛りつき、必死になって一時を楽しんでいる様子を見ると、本当にこの祭典が夢のようなものなのだと、改めて思わされる。
次の大会が行われる頃には、果たして世界はどうなっているのだろう。
その4年後はワールドカップ史上初、アメリカとカナダとメキシコによる3ヶ国共同開催となる。
そこで、それを記念して、スモークサーモンと辛口チョリソを喰いながら、バドワイザーを呑んで、今大会を締めよう。
カナダで魚と言えばサーモン。サーモンと言えばカナダ。スモークサーモンはカナダ3大土産のひとつ。カナダ人は魚をあまり喰わないとされるが、サーモンは別腹で、カナダ人はサーモン大好き。
チョリソは世界一般では豚の腸詰め全般を指すが、スペインからメキシコに渡った時に、メキシコ人が唐辛子を混ぜ込んで辛口にしてしまった。これを日本で初めて提供したのが東京のメキシコ料理店エル・アミーゴ、というのは以前ここでも書いたな。
今大会の公式ビールでもあるバドワイザーは、誰でも知っているザ・アメリカビールだが、日本で売られている殆どのは、実は韓国の工場で生産されたやつ。ここが納得行かないが、まあ雰囲気だけアメリカって事で。メキシコ用にコロナビールも買って来れば良かったな。
話がかなり脱線したが、真面目な話、この3ヶ国共同開催には、ひとつだけ疑問がある。
北はカナダから南はメキシコまで、緯度が南北で大幅に違うと、気候や時差が違ってくる。それでも1国開催ならば仕方ないが、それが3つも国を巡るとなると、気候や時差だけに留まらず、様々な環境が大きく違ってくる。これが振り分けられた会場により、不公平さを生まないだろうか?
また出場枠も拡大される為、1次リーグの仕組みも変更される。これが従来の勢力図を崩すキッカケになるかどうか、注目したい部分である。
そんな4年後に思いを馳せつつ、さてそろそろ現実に戻る事にしよう。
結果試合/決勝19日
アルゼンチン延3(延PK4-2)延3フランス
※日時表記は日本時間
今大会の公式ビールでもあるバドワイザーは、誰でも知っているザ・アメリカビールだが、日本で売られている殆どのは、実は韓国の工場で生産されたやつ。ここが納得行かないが、まあ雰囲気だけアメリカって事で。メキシコ用にコロナビールも買って来れば良かったな。
話がかなり脱線したが、真面目な話、この3ヶ国共同開催には、ひとつだけ疑問がある。
北はカナダから南はメキシコまで、緯度が南北で大幅に違うと、気候や時差が違ってくる。それでも1国開催ならば仕方ないが、それが3つも国を巡るとなると、気候や時差だけに留まらず、様々な環境が大きく違ってくる。これが振り分けられた会場により、不公平さを生まないだろうか?
また出場枠も拡大される為、1次リーグの仕組みも変更される。これが従来の勢力図を崩すキッカケになるかどうか、注目したい部分である。
そんな4年後に思いを馳せつつ、さてそろそろ現実に戻る事にしよう。
結果試合/決勝19日
アルゼンチン延3(延PK4-2)延3フランス
※日時表記は日本時間
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無題
おはようございます。
確かに今大会は、メッシとエムバペの大会になりましたね。決勝もこの両選手が活躍し、点の取り合いの末にPK戦での決着となりました。結果、アルゼンチンが南米勢としては2002年以来の優勝となったことは、非常に嬉しく思います。私としては南米勢の優勝が久しぶりに見たいと思っていましたからね。ドーハの悲劇の時、アメリカワールドカップの時のサッカーの記憶がない私にとって、南米勢のワールドカップ優勝を見るのはまだ2回目すね。
この試合はPKが多い試合になりましたね。最後もPK戦で決着でしたね。VAR導入前だったら、PKが多い試合だったら審判が試合結果を操作したなどと言われたこともありましたが、VARが導入された今、それによってPK判定が増えたのは間違いないと思います。VAR導入前だったら、試合結果をあまりにも大きく左右し過ぎるが故か、審判もPK判定はしにくかった側面もありましたからね。
ただ、これによって欧州優勢が覆されたかと言うとそうとも言えませんね。フランスのエムバペはまだまだ若いですが、アルゼンチンでこの試合ゴールを決めたメッシとディマリアはもうベテランの域。年齢だけを理由に代表から外されたり、クラブチームから放出されても不思議ではない年齢です。南米勢が欧州優勢を完全に覆すには、若手スター選手出現は欠かせないと思います。
最後に個人的にはこの試合、勝利の功労者はゴールキーパーのマルティネスだと思います。3失点のうち2失点はPKですし、PK戦では止めたシュートはコースもスピードも決して悪くはなく、相手が外したシュートも枠内なら守備範囲内だったと思います。
確かに今大会は、メッシとエムバペの大会になりましたね。決勝もこの両選手が活躍し、点の取り合いの末にPK戦での決着となりました。結果、アルゼンチンが南米勢としては2002年以来の優勝となったことは、非常に嬉しく思います。私としては南米勢の優勝が久しぶりに見たいと思っていましたからね。ドーハの悲劇の時、アメリカワールドカップの時のサッカーの記憶がない私にとって、南米勢のワールドカップ優勝を見るのはまだ2回目すね。
この試合はPKが多い試合になりましたね。最後もPK戦で決着でしたね。VAR導入前だったら、PKが多い試合だったら審判が試合結果を操作したなどと言われたこともありましたが、VARが導入された今、それによってPK判定が増えたのは間違いないと思います。VAR導入前だったら、試合結果をあまりにも大きく左右し過ぎるが故か、審判もPK判定はしにくかった側面もありましたからね。
ただ、これによって欧州優勢が覆されたかと言うとそうとも言えませんね。フランスのエムバペはまだまだ若いですが、アルゼンチンでこの試合ゴールを決めたメッシとディマリアはもうベテランの域。年齢だけを理由に代表から外されたり、クラブチームから放出されても不思議ではない年齢です。南米勢が欧州優勢を完全に覆すには、若手スター選手出現は欠かせないと思います。
最後に個人的にはこの試合、勝利の功労者はゴールキーパーのマルティネスだと思います。3失点のうち2失点はPKですし、PK戦では止めたシュートはコースもスピードも決して悪くはなく、相手が外したシュートも枠内なら守備範囲内だったと思います。
コメントありがとうございます
つむじおさむさん
おはようございます。
今回のワールドカップは、開催前からメッシとエムバペの存在も大きく注目される中、大会が始まってみると、その注目度通りに、両者譲らずの大活躍が最後まで続きましたね。
ちょっとメッシとエムバペが注目&活躍し過ぎで、逆に他の選手の存在感が薄まってしまったのが残念な部分でしたが、それだけメッシとエムバペが世界的大スターであり、もの凄い選手という事ですね。
優勝はアルゼンチンになりましたが、36年前の優勝からここまで、アルゼンチンはいつも良いところまで登り詰めては最後の方で力尽きる歴史を繰り返して来たので、アルゼンチンを応援して来た人にとって、またおっしゃる通り南米勢としても久々の優勝ですから、南米を応援して来た人にとっても、ようやく頂点に立てたのは、チームや選手と同じく感無量でしょうね。
PK戦決着は、PKが多かった今大会を象徴するものになったと思います。試合中のPKは、今大会に限らず世界中でVARの絡みによる増加もありますが、逆にエリア内バンドのルール変更で、バンドなのにPKを取られないケースと、それに対する疑問と、まだまだ改善の余地があると感じました。
ただPKは、フィールドプレーヤーから比べたら目立たないキーパーが、大きな華を見せる絶好の場面ですから、PKが多かった今大会は、確かにマルティネスやリヴァコヴィッチなど、キーパーにとって良い大会になったと思います。
あとは次の大会に向けて、新たなビッグスター選手が出て来るかどうかですね。欧州などはベテランと若手の入れ換えが激しいですが、ご指摘の通り特に南米勢はベテランのスターが多く残っているので、そこの若返りが課題ですよね。南米の2大核となるアルゼンチンもブラジルも、メッシやネイマールの明確な後継者が現れていないのが気になります。果たして4年後までに、そこもどう変化して行くか、注目ですね。
おはようございます。
今回のワールドカップは、開催前からメッシとエムバペの存在も大きく注目される中、大会が始まってみると、その注目度通りに、両者譲らずの大活躍が最後まで続きましたね。
ちょっとメッシとエムバペが注目&活躍し過ぎで、逆に他の選手の存在感が薄まってしまったのが残念な部分でしたが、それだけメッシとエムバペが世界的大スターであり、もの凄い選手という事ですね。
優勝はアルゼンチンになりましたが、36年前の優勝からここまで、アルゼンチンはいつも良いところまで登り詰めては最後の方で力尽きる歴史を繰り返して来たので、アルゼンチンを応援して来た人にとって、またおっしゃる通り南米勢としても久々の優勝ですから、南米を応援して来た人にとっても、ようやく頂点に立てたのは、チームや選手と同じく感無量でしょうね。
PK戦決着は、PKが多かった今大会を象徴するものになったと思います。試合中のPKは、今大会に限らず世界中でVARの絡みによる増加もありますが、逆にエリア内バンドのルール変更で、バンドなのにPKを取られないケースと、それに対する疑問と、まだまだ改善の余地があると感じました。
ただPKは、フィールドプレーヤーから比べたら目立たないキーパーが、大きな華を見せる絶好の場面ですから、PKが多かった今大会は、確かにマルティネスやリヴァコヴィッチなど、キーパーにとって良い大会になったと思います。
あとは次の大会に向けて、新たなビッグスター選手が出て来るかどうかですね。欧州などはベテランと若手の入れ換えが激しいですが、ご指摘の通り特に南米勢はベテランのスターが多く残っているので、そこの若返りが課題ですよね。南米の2大核となるアルゼンチンもブラジルも、メッシやネイマールの明確な後継者が現れていないのが気になります。果たして4年後までに、そこもどう変化して行くか、注目ですね。
無題
お疲れさまです。
私は、優勝はフランス予想だったので、少し残念ですが、アルゼンチンは優勝に相応しく、素晴らしいチームでしたね。
メッシ選手は、これでW杯は、やはり最後みたいですが、35歳であまり衰えが見えないのを見ると、4年後でもやれるのでは?と思ってしまいます。
まだ若いエムバペ選手は、このままなら、4年後も出てくるでしょうから、そこで再対決なんてことになったら、夢みたいですね。
私は、優勝はフランス予想だったので、少し残念ですが、アルゼンチンは優勝に相応しく、素晴らしいチームでしたね。
メッシ選手は、これでW杯は、やはり最後みたいですが、35歳であまり衰えが見えないのを見ると、4年後でもやれるのでは?と思ってしまいます。
まだ若いエムバペ選手は、このままなら、4年後も出てくるでしょうから、そこで再対決なんてことになったら、夢みたいですね。
コメントありがとうございます
マウファンさん
こんばんはです。
メッシは実際には所々衰えてはいるのでしょうけれど、35歳にしては、全然そう思えないプレー内容ですね。
すぐかどうかはわかりませんが、近い内に代表は引退するのかもしれませんが、一方で代表継続で何処までやれるかも見てみたいですね。アルゼンチンに10番の明確な後継者が現れないと、そこもどうするのか、注目と課題の両方ですね。
こんばんはです。
メッシは実際には所々衰えてはいるのでしょうけれど、35歳にしては、全然そう思えないプレー内容ですね。
すぐかどうかはわかりませんが、近い内に代表は引退するのかもしれませんが、一方で代表継続で何処までやれるかも見てみたいですね。アルゼンチンに10番の明確な後継者が現れないと、そこもどうするのか、注目と課題の両方ですね。
ようこそ!!
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埼玉県富士見市在住
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スタジアムではゴール裏住人であります。
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