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敗退決定で天を仰ぐイニエスタ スペインは、何か呪われているのか?前回大会王者が1次リーグで敗退するパターンは、前回のフランスもそうだったから特別驚かないものの、でもあの時のフランス代表は内外で重大なゴタゴタを抱えたまま本大会に臨んで、選手も監督もスタッフもサッカーどころではなくなっていたからこその敗退劇だった。しかし今回のスペインは?
自分はスペイン代表には興味薄だからその辺の事情は良く知らないものの、たいした問題もなく本大会に臨んでのこれだったのだとしたら、もう失態中の失態と言わざるを得ない。
ただスペインが前回大会で優勝した理由は、驚異的な守備力だった。表向きは当時のバルセロナの美しいパスサッカーブームそのままに、代表でも華麗なパスサッカーで世界を席巻したように思われているが、それは大きな間違いで、実は華麗と思われているパスサッカーは余程の攻撃力を持たない限りは得点力に乏しく、それが例外ではなかった当時のスペイン代表が勝ち進めた理由は、強固な守備力を誇っていたからこそだった。それはスペインが前回大会において大半の試合が1-0勝利だったという、数字の現実が表している。しかし・・・今回その守備が崩壊しているところを見ると、敗退の理由はそれ一本だろう。まあ自分はスペインサッカーに詳しくないので、では4年を経てどうしてここまで著しく守備力が低下したのかの明確な理由はわからない。でもやはり、攻撃だけのチームでは長続きせず、どこかでボロが出るものなのだろう。それは全世界における現代サッカー事情が素直に表している。近年明確なパスサッカーに移行しているバイエルンとて、その影では強固な守備力に支えられているからこそであり、そして現にアジアの東の外れの小さな島国の何とかというチームがそうだったように、明確な守備力を持たないチームは、やはり限界が来るのも早い。皮肉にもそれを前回大会王者が証明してしまった。

しかし同グループで守備の調子が良くない同士なら、まだ2戦とも点は取れているオーストラリアの方がいくらかマシだろうな。スペインは前回大会王者だから相手が何処だろうと言い訳は効かないが、オーストラリアは明かな格上相手に1度は追い付いたり接戦だったりの、意地を見せた上での連敗だから、仕方がない面が大いにある。元レッズのスピラがレギュラーを勝ち取って守っているから贔屓する訳ではないが、意地すら見せられないまま敗退が決定したスペインと比べたら、遙かに頑張っている方だろう。
とはいえ、オージー協会は守備に不安がある理由でオジェックを解任しやがったのに、後任が不安要素を全く解消できないまま来て、結局は本大会であっさり1次リーグ敗退となった以上、オジェック解任は間違っていたという事になる。まあ結果論だけど。でもプロは結果が全てなのだ。

カメルーンもあっさりと1次リーグ敗退が決定。タレント軍団のクロアチア相手では仕方がない面はあるが、そもそもソングの乱暴行為による一発退場が引き金の大敗劇な訳だから、もう何をやっているんだという感じ。そりゃ負けるに決まっている。
でも過去を振り返ると、エムボマと全盛期のエトーが共に代表で居た頃のカメルーンは、”怖さ”が伴う強さがあった。しかしこの2戦、カメルーンに怖さは全く見られなかった。2戦とも相手が悪かった事実はあるが、それにしても何がやりたいのかさっぱりわからないサッカーで、すっかり迫力が無くなってしまった。4年前から続く崩壊気味だったチームのまま、エトーの後継者も現れない不運はあるが、アフリカサッカーを熟知しているはずのフィンケが、一体全体このチームをどういう方法で育てようとしたのか、カメルーンにはそれだけ首を傾げる部分が多い。この試合の終了間際に起きた仲間割れと暴力行為は、良くないチーム状態を表す極めつけだろう。
まあ元々カメルーンは常日頃から問題事が絶えないチームなのだから、結局フィンケでは荷が重過ぎたのだ。その証拠にエトーとフィンケの確執が取り沙汰されたり、選手が本大会行きボイコットの騒ぎまで引き起こしていたのだから、これでは前回大会のフランス同様、サッカーどころの話ではなかったのかもしれないが。
でもこれでフィンケはレッズでもケルンでもカメルーンでも、評判は落とすが実績は作れないままになってしまった。この人はやはり、フライブルクのような地方の目立たない小クラブで、言う事を聞く選手だけを集めて、自分のやりたいように、コツコツ地味に静かに働いているべきだったんだよ、悲しいけれど・・・。


試合結果/1次リーグ19日
グループB オーストラリア2-3オランダ
グループB スペイン0-2チリ
グループA カメルーン0-4クロアチア

明日の試合/1次リーグ20日
グループC ◆コロンビア-コートジボワール ~ブラジリア国立競技場/ブラジリア1:00
グループD ◆ウルグアイ-イングランド ~サンパウロ・アリーナ/サンパウロ4:00
グループC ◆日本-ギリシャ ~ドゥナス競技場/ナタール7:00




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Mayu 2014/06/19(Thu)15:09:50 編集
はじめまして
ガンバ大阪に来たエムボマの衝撃でアフリカサッカーとカメルーンに興味を持ち、以来ずっと注目して参った者です。
カメルーンは、今回ほど期待が持てないチームはありませんでした。
フィンケさんのことは余り知らないのですが(浦和時代は注目してなかったものでf^_^;)、たしかに余り評判が良い人とは言えないようですね。それを抜きにしても、チームを纏められなかった責任は重いです。監督を変えた上で、カメルーンの再起に期待して四年後を待ちます。
長文失礼しました。
アフリカ好き 2014/06/19(Thu)18:33:25 編集
コメントありがとうございます
アフリカ好きさん
初めまして。
カメルーンの今は、4年前の本大会で崩壊していたそのままが今大会にも繋がってしまったという事かもしれませんね。フィンケではその根本の悪い部分を立て直せなかったのでしょう。ただフィンケになってカメルーンは、守備が改善されたという評価はあったようです。しかし1次リーグの相手が強国だったという不運もありましたし、また確執劇も取り沙汰されたように、選手と監督の仲は決して緊密ではなかった事などが響き、自身の理想とする厳格なチームを作れなかったのでしょうね。ただ個人的にやはりフィンケは、ブロビンチア向きの域を出ないタイプだと思っています。
うえ URL 2014/06/19(Thu)19:26:21 編集
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第28節・後半分 浦和0-1川崎 得点/55分・小林(川)(前後半合計 浦和1-1川崎 前半得点/23分・凌磨(浦)) ・・・次の試合/J1リーグ第37節 福岡-浦和(ベスト電器スタジアム=11月30日14:00キックオフ)


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