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2022年  AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節
大邱FC1―0浦和レッズ
〜ブリーラムスタジアム

おかしいな。ライオン・シティは大邱に3得点完封勝利を収めているのに、レッズはその大邱に完封負けするんだから、ライオン・シティって一体大邱にどんなやり方で勝ったのだろう?
という単純な話ではないのだが、ようするにこれがACLである。これが国際試合である。何が起こるかわからない反面で、実力通りの内容になってしまうのも、また然り。
実力通りというのも、もちろん相手との力の差はあるが、今回の内容は国内リーグ戦で散々やらかしている形であり、ギリギリの守備とチグハグ連携、引いた相手を崩せない、そして決定力の大幅な欠如で1失点に泣く。・・・まさに国内リーグ戦でやらかしていた内容とそっくり、瓜二つじゃないか。やはり強い相手とやると、良くない部分も普通に浮き彫りになるものだ。

とはいえ、お互いシーソーゲームの時間帯もあったし、試合全体からすると、ぶっちゃけ大邱と、フィジカル以外では、そう力の差があったとは思えない内容でもあったのだが、勝ち負けに付いては細かい部分が左右するから、数字はある意味で妥当なものになったかなとも思う。

前半は、レベルの違うプレーを見せるショルツが居なかったら、早々に失点を重ねていた内容でもあったが、それより問題はボランチのところ。
岩尾はACLも本気モードの韓国勢相手となると、ちょっと厳しかったな。この年齢になるまで国際試合の経験が無いというのもあるんだろうけれど、元々そんなにフィジカルが強いという訳でもないから、フィジカルが強い韓国勢が相手となると、その対応に追われるばかりで自分のプレーが出来なくなり後手を踏んでしまう。
前半でイエローを貰っていたし、あの前半のパフォーマンスではハーフタイムで代えられていてもおかしくなかったが、67分になるまで代えられなかったどころか、そこでリカルドは4枚代えだからなぁ。

4枚代えとか、起爆剤にはなるし、ACLのような何が起こるかわからない大会だし、超過密日程だし、そこで敢行するには面白い方法ではあるのだが、今回は起爆剤というより、4枚代えで投入された内のモーベルグが、かなり流れを変えたのが唯一良かった部分か。
どうも調子が悪そうな酒井をもっと早目に交代させておいた方が良かったのでは?とも思ったが、キャプテンマークを巻いているだけに、そうは簡単に下げられなかったのだろう。

4枚代え後だけを見れば同点、いやそれこそ逆転していても不思議ではない勢いもあったのだが、反面でそれを決められなければ何時決めるんだ?という例の決定力の欠如病がモロに響いていたし、後半ロスタイムのショルツのポスト直撃なんて、この試合の運の無さを象徴するようなシーンだったな。これが入らないんだから、いくらやっても入る訳がないという事か・・・。

何れにしても負けは負けだが、幸いにして3日後にはすぐ大邱との再戦が控えているから、今節の戦いをホーム&アウェーのファーストレグと捉えて、「セカンドレグ」でリベンジを果たすしかない。
もちろんここで次も今回と似たような感覚で臨んでしまうと危ないが、ターンオーバーで選手は入れ換えるだろうし、シャルクも出るだろうから、今回とは良い意味で違ったチームと内容になる筈と期待するしかない。それこそ相手とて、逆にライオン・シティ戦のようなチームに逆戻りするかもしれないし。
これこそが短期決戦かつ超過密日程の国際試合であり、そしてレッズが今回のACL3戦目にして、初めて強敵と戦った訳で、そこで破れた事で目が覚めた、となれば不幸中の幸いである。
そして今回、特に彩艶にとっては、本当に良い経験値を得た試合になったと思う。正直言うと今回は西川を使うと思っていたから。しかしそのまま彩艶を使ったとなると、今年こそ本格的に正キーパーの座の交代を考えているという事か?これで次に西川に戻したら、雰囲気的に「何だったんだ?」という事になるから、余程の事が無ければ、このままずっと彩艶で固定してほしいね。

さて今回の3戦目、ライオン・シティは山東泰山と引き分け、レッズは大邱に勝ち点で並ばれ、端から見たら「さあこれで面白くなって来ました」って展開になって来た訳ね。
でもサポーターからしたら、実に厄介な展開になって来たとしか思えないけれど・・・。

ちなみにこの大邱、鈴木圭太っていう日本人選手が所属しているんだな。あの元選手と漢字一文字違いだから一瞬ビックリしたが、水を運ぶ男とまるで違い、ラフさが目立ったな。韓国チームに居るとやはり韓国のやり方に染まってしまうのか。そのDFラインを破れなかったのが悔しい。
この鈴木圭太って選手、Jリーグ経験は無く、高卒後モンテネグロの3クラブを計6シーズン渡り歩いてから大邱に来たみたいだけど。このクラブは去年まで西翼も所属していたし、日本ではKリーグ経験が無い韓国籍Jリーガーも少なくないように、逆にKリーグもJリーグ経験が無い日本籍選手が増えたなぁ。

ACL2022 ーーーーーー
AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第3節 大邱1-0浦和
得点/53分・ゼカ(大)
主審=アハメド・ファイサル・アルアリ
観衆:375人
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無題
負けちゃいましたね。。確かに引いてる相手の攻撃のしかたはリーグからずっとある課題ですよね。
サイドからの崩しは読まれやすいし、ワンパターンになるからたまに中に入ってバイタルエリア付近のミドルを混ぜると攻撃に厚みがあるんだけど中々噛み合わないから、失点をしてしまうのもありますからね。

4枚変えは起爆剤としてはいいですが、やるなら後半の頭が1番ベストかな〜って思いました。

なんにせよ3日後リベンジして首位通過してほしいです。
赤魂 2022/04/22(Fri)11:15:51 編集
コメントありがとうございます
赤魂さん
おはようございます。
大邱がしっかりブロック敷いてのカウンター狙いで来たのはちょっと予想外でしたが、それだけに国内リーグ戦での課題がACLでも浮き彫りになってしまいましたね。
バイタルまでは行けている訳ですから、引いた相手を前に出させる意味でも、もっと強引シュート意識を高めて撃って行っても良いと思うのですが、やはり跳ね返された後にカウンターを喰らうリスクから躊躇してしまうのですかねぇ・・・。
そして4枚代えをするのは予想外でしたが、そのタイミングですね。自分も今回はもう少し早目か後かの方が、スイッチは入れやすかったと思いました。モーベルグしか起爆剤になっていなかったですね。
何れにしても、これで3日後は絶対に負けられなくなってしまいましたね。中2日と大変ですが、しっかり立て直して次は勝ちに行ってほしいと思います。
うえ URL 2022/04/22(Fri)11:29:51 編集
無題
お疲れさまです。
ブロック敷かれて、こちらに尚更決定力が無いという、仰る通りJリーグの試合のようでした。
本当に次が重要ですね。私が思うに、先の2戦は考えず、次はターンオーバーしないで、主力選手を全力投入してほしいです。勝てばグループリーグ突破をほぼ決められますから。中途半端にやると危ないです。
マウファン 2022/04/22(Fri)12:04:27 編集
コメントありがとうございます
マウファンさん
こんにちはです。
実は自分も同じ事を考えていました。確かに次に主力を集中起用させるのは手です。これに勝てれば、残り試合は計算できる相手ですからね。勿論その先も油断は禁物ですが、絶対に落とせない、確実に勝ちに行くという意味では、次こそ全力で行くべきなのかもしれませんね。
うえ URL 2022/04/22(Fri)13:36:11 編集
無題
今晩は
ウチにしてみれば一番嫌な展開に持ち込まれましたね
リーグ戦と被るような負けキツイです
それでも後半、確かに逆転でもしそうな勢いありました。同点ぐらいはと期待しましたがショルツのポスト直撃弾と共に何とも残念・・・
日曜に切り替えですね ターンオーバーどうするのか、仰るように内容的にはそれ程力の差無いと思うんですがともかく後半戦残り90分で巻き返しです!
欅通りのサポ 2022/04/22(Fri)18:10:28 編集
コメントありがとうございます
欅通りのサポさん
こんばんはです。
まさに一番やられたくない形を相手にやられてしまいましたね。双方の実力差にそう開きは無いと思うのですが、大邱の今回の戦い方を見るに、それなりに研究されていた感があります。
とはいえ、そういう相手を撃ち破れない事にはACLに於いても厳しいですから、同じ相手と当たる次は絶対に同じ轍を踏まずに、今回の後半の戦い方をバネにして、必ずや「逆転」してほしいですね。
ご指摘の日曜日のメンバー選考ですが、先を見据えて引き続きターンオーバーをするか、はたまた主力を全力投入して勝負を賭けるか、この行方がかなり重要になって来ると思います。注目ですね。
うえ URL 2022/04/22(Fri)18:41:01 編集
切り換えましょう!
こんばんは。

グループリーグの大きなポイント・大邱、やはり簡単には勝たせてもらえませんでしたね。したたかにやられたという感じで、大邱は引くときはガッチリ引いて教科書通りのカウンター狙い、出て来ると激しくプレス、それに対してレッズは少し攻撃が単調でしたね。サイドからチャンスは作ったものの、中を固められてなかなか崩せませんでしたね。モーベルグが入って掻き回してくれたのはやはり経験値でしょうね。
まぁしかし、対策を考えられる相手だったんじゃないかと思うので、次はしっかり勝ってもらいたいですね。
メンバー的にも次は変化がありそうだし、そこは期待しましょう。勝てない相手ではないと思うので、この敗戦をしっかり分析して次節に臨んでもらいたいですね。
東浦和レッズ 2022/04/22(Fri)20:02:45 編集
コメントありがとうございます
東浦和レッズさん
おはようございます。
韓国チームの場合、そう特別な状況ではない以外でガチガチに守って来るイメージが無かったので、大邱の今回のやり方はちょっと意外でしたね。相手はメリハリが利いていましたし、レッズが引いた相手をなかなか崩せない、ハイプレスに弱い、どうしても攻撃がサイドに偏ってしまうという意味では、大邱はその点をしっかり研究対策して来たのかもしれませんね。
それを考えると、次の大邱は今回にも増してガチガチに引き籠って来る可能性がありますが、そうなった場合のレッズの対策ですよね。モーベルグのように相手を引っ掻き回す方法は有効ですが、個人だけではどうしても限界があり、周囲がそれに連動して組織として崩さないとなかなか通用しないので、その辺をチームとして上手くやれれば良いと思うのですが・・・。
レッズと大邱で、チームの総合力ではほぼ互角だと思いますから、とにかくやり方とメンバーチョイスですね。そしておっしゃる通り、今回の敗戦からしっかり相手を分析して、こちらのストロングポイントをしっかり引き出しつつ、上手く相手の弱点を突ければ良いと思います。
うえ URL 2022/04/23(Sat)05:29:10 編集
ようこそ!!
試合終了/YBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦 鳥取2-5浦和 得点/12分・武田(浦)、15分・サンタナPK(浦)、35分・田中(鳥)、52分・敦樹(浦)、55分・中島(浦)、64分・松木(鳥)、90+3分・中島(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第10節 浦和-名古屋(埼玉スタジアム2002=4月28日15:00キックオフ)


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