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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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シーズンを総括する時期が今年もやって来たが、今年は実に複雑な気分で総括しなければならなくなった。即ちリーグ戦の低迷によるまさかの残留争いと、ACLのファイナル進出という、実に相反する成績故である。

そこに至る前に、先ずは去年からの経過から振り返らなければならない。
昨シーズン、チームは初期の大低迷から開幕5試合で監督である堀を解任。そこから育成ダイレクターだった大槻氏を暫定監督に充てて凌ぐ一方、鹿島時代に3冠を達成したオリヴェイラを新監督として招聘。このリレーで低迷したチームを最終的には5位まで押し上げ、天皇杯では優勝しタイトルを獲得した。シーズン初期の危機的状況を振り替えれば、見事な浮上復活劇であったと言える。

チームの窮地を救った2人、オリヴェイラ監督と大槻ヘッドコーチが運営する磐石の指導体制。誰しもが翌シーズンに大きな期待を抱いたのである。

ところが、この時期、指導陣内では重大な不調和音が起きていた。選手の求心力が監督であるオリヴェイラではなく、ヘッドコーチである組長に集まり過ぎ、それを良く思わず懸念していたオリヴェイラが結果、なんと組長をヘッドコーチから外してしまったのである。
当時クラブは本当の理由を発表せず、当の組長は3月に入り、降って湧いたような海外向け新プロジェクトの責任者として転任させられてしまった。クラブは組長本人からのコメントも出さずままの不可解な異動。オリヴェイラと対立した事による明らかな左遷人事であった事は否めない。
このように、シーズン序盤から早くも不穏な空気が流れ始める。果たしてチーム内部で何が起きているのか、サポーターからも不審の眼が向き出した。今から思えば、チーム瓦解はこの時から始まっていたと言える。

補強面はどうだったか。経験豊富な鈴木大輔や、売り出し中の山中、そして興梠の後継者と期待した杉本と、日本人に至っては一見有力な補強と評価は高かったが・・・蓋を開けてみれば、これらの選手も現主力の座を奪えるレベルになく、とりわけ得点源になる筈の杉本が全くフィットしなかったのは致命的であった。
外国人に至っては、自ら探す術がない故のまたもポンテルート。そのエヴェルトンも助っ人と言うには明らかに物足りず。また他の昨年から残留した外国人もシーズン通して殆ど機能せず、終盤では外国人では唯一レギュラーだったマウリシオに至っても精細を欠きレギュラーから外れる始末であった。
開幕前は「リーグとACLの2冠を目指すに2チーム分の補強をした」と豪語した中村GMの自信とは裏腹に、全く戦力アップになっていない例年と同じ轍を踏む補充レベルの域を出ない補強だった。
挙げ句にシーズン途中に放出したナバウトの換わりとなる新外国人の補強も怠った。途中、海外で出場機会が無かった関根を買い戻しただけである。後にこの怠慢が、終盤の戦力不足に大きく響いて行くのである。

開幕前はフィジカル鍛練と守備強化に努めていたものの、攻撃面ではテコ入れをせず、補強した選手も全く機能しない状態で、開幕から極度の得点力不足に苦しんだチームは早くも中位をさ迷うようになり、優勝争いどころか下位転落さえ危ぶまれた5月末、オリヴェイラは早くも解任される。昨シーズンの勢いからすれば、何ともあっけない解任劇であった。

ここから更にクラブの迷走が始まる。オリヴェイラの後任に充てた人物、それは2ヶ月前に謎の新プロジェクト責任者へ転出させられていた大槻組長である。オリヴェイラの元を追放された人物を、今度はオリヴェイラを解任した途端、たった2ヶ月で監督として戻すという、何ともチグハグで安易な人事であった。もはや後任監督を探す時間も術も無い追い詰められた中村GMの苦肉の策が、昨年に暫定監督としてチームを救った大槻組長の現場復帰という手段であった訳だ。

組長体制になってからの成績も周知の通り。昨年短期間に発せられた組長の強烈な神通力は何処へやら、期待値とは大きくかけ離れて、チームはますます機能しないまま残留争いへ巻き込まれて行く。
相反してACLでは快進撃(個人的には怪進撃と表現したい)を続けて、東アジアの強敵を次々に払い除け、国内リーグでは残留争いに陥っているチームが、アジアでは決勝進出を果たすという前代未聞の不可思議な現象を引き起こした。
ただしACLを視野に入れないJリーグの滅茶苦茶な過密日程の犠牲にも陥り、結果リーグ戦はますます危険水域へ。最終的に残留を果たしたものの、他力本願であったからこその残留であり、数字的には例年を比べたら明らかな降格レベルであった。

期待のシーズンに相反して、リーグ戦ではこのような情けない事態に陥った原因は様々だろうが、本来スロースターターとされたオリヴェイラの狙いが何処にあったのかはもはや闇の中である。但し始めに振り返った通り、先ずは指導陣の不協和音がチーム内に及ぼした影響は多かれ少なかれあったであろうし、そのような落ち着かないチームと指導陣の下に置かれた選手では練習と試合に集中する事が出来ず、故に機能するものも機能しなくなるのは当然と言える。
これは更に上を見れば、年中行き当たりバッタリの迷走を繰り返しているクラブの下に置かれたチームは、故に振り回されるだけ振り回されるだけで、故にチームもマトモに機能しないという事なのである。
浦和レッズというクラブは、今も昔もその繰り返しなのである。よく口癖のようにビジョンが無いと言われるが、ビジョンなどという壮大なもの以前の問題であり、先を見据えるどころか現状、つまり足元すら固まっていないまま運営されているのである。だから年がら年中躓いている。足元がフラフラな状態のままでは、いくらビジョンを描こうにも永遠に土台は出来上がらないどころかすぐ崩れるだけ。故にビジョン以前の問題なのである。

クラブはここ3シーズンで毎年のように監督の解任劇を繰り返した。これだけでも異常であるし、その為に費やされる違約金で無駄な金も吹き飛び、補強資金も枯渇する。
新たな人材を探す術も持たない。いや過去にはあったのだろうが、監督人事の失敗を繰り返している内に、いよいよ登用候補すら枯渇してしまったようである。これはフロントにも言える事で、強化責任者に素人同然のツッチーを上げてOBの西野努を呼び戻したのも、去り行く中村GMの後釜に行き詰まった故の行き詰まり人事であろう。今のクラブには、もはや外から監督も強化責任者も引っ張って来る術は無くなってしまった。だから内部とOBで回すしか手が無くなってしまったのだろう。これも長年に渡る失敗人事による人材枯渇と信用失墜、そして外部とのパイプ作りを怠って来た当然のツケである。

だから来季も、もはや大槻組長しか託せる監督が居なくなってしまったという事であったら、もう完全な行き詰まりである。組長の本心はわからない。本音は辞任したかったのかもしれない。普通ならばとても続投できる成績ではなかったし、組長からしても、とても続投を受け入れられるような精神状態ではなかった筈である。
クラブは続投発表に伴う組長のコメントを未だ発表していない。あの3月の時と同じように。このような不可解さを公然と繰り返し続けては不審を買い続けるクラブの不誠実さである。根本は何も変わらない。昔も今も。

さて、この行き詰まったクラブの行く末は未来に託すしかないが、このような状態でも時間は待ってくれない。来シーズンは確実にやって来る。不満と不安と心配が大半のまま、もう来季に向けて動き出している。
勝てない監督の続投が正式発表されている以上、もう泣こうが喚こうが人事は変えられない。先ずはこの道を進むしかない。
だからサポーターは応援するしかないと在り来たりな表現で終わらせたくはないのだが、逆にこの程度でレッズから心が離れる人が居るとしたら、それまでの人だったという事である。いや皆レッズが好きで応援しているからこそ、怒り、不満を言うのである。皆、本心から心配で来季が怖いのである。だから騒ぐのである。それで良いと思っている。だって誰も何も言わなくなったら、それこそ終わりなのだから。
だからチームの体制が固まるまでは、大いに騒ぎ怒り不満をぶつけ、堂々巡りでも良いから実のある議論をし続けよう。でも体制が固まったら、とりあえず蟠りを胸に仕舞って腹を括りつつも、またレッズを応援しよう。組長と選手を勝たせる為に精一杯サポーターしよう。
そしてフロントには、来季こそ組長に恥をかかせないような、せめて補充ではない本物の補強という形だけでも強烈なバックアップを求めたいが・・・。

という事で皆さま、改めて今シーズンもお疲れ様でした。今シーズンはタイトルに届かず、また昨年の最後からしたら、リーグ戦はまさかの不振なシーズンに陥り残念かつ苦しいシーズンでしたが、ACLでは大きな夢を見て、また悔しさを味わいました。リーグ戦は最後は何とか残留争いに生き残る事が出来ましたが、それを含めて激動のシーズンでした。体力はもとより精神的にもキツいシーズンになりましたが、一先ずは精神を落ち着かせましょう。
来季は来季で正念場のシーズンになりそうですので、今からしっかり鋭気を養いつつ、覚悟を持って臨もうではありませんか。そしてまた引き続き当ブログをよろしくお願い致します。
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無題
こんばんは。

期待しかないような状態で開幕を迎えたのは久しぶりでしたが、結果はご覧の通りでしたので、不安しかない状態で開幕を迎える来季は、逆に良いシーズンになるのではないかと無理矢理思うようにしています。
東京在住のサポ 2019/12/11(Wed)21:07:19 編集
コメントありがとうございます
東京在住のサポさん
こんばんはです。
今シーズンもお疲れ様でした。本当に今季は久々に期待先行でスタートした筈だったのですが、そういう時に限って上手く行かないものですね。
おっしゃる通り、来季は不安先行な分、逆に良い意味で予想を裏切るシーズンになってほしいですね。ポジティヴに行きましょう!
うえ URL 2019/12/11(Wed)21:51:29 編集
無題
こんにちは。シーズン一年のサポートお疲れさまでした。総括は移籍情報等が出てからかな、と思ってましたが、もう出てたので、思わず熟読してしまいました(笑)。全くうえさんのおっしゃる通りで、皆、レッズを愛するからこその怒りなんですよね。本当に何も言われなくなったらおしまいだと思います。ところで三菱自工時代に、当時の監督フィンケが「レッズのフロントには色々な派閥がある」と言ってましたが、犬飼さんみたいに強力なリーダーシップのあるトップが就任しないと、まとまらないのかもしれませんね。オリヴェイラと組長の確執?は、うえさんのこのブログで初めて知りました。オリヴェイラに限らず、外国人の監督はトップダウンというか、責任体制をはっきりさせて主導権を握りたがりますから、その辺のコントロールをフロントがうまくできるかどうかですね。安易に組長を他の部署に配置転換するより、何とか2人の体制をうまく維持できれば、また違った結果になったかもしれません。オリヴェイラがどのようなチームを作り上げたかったのか、うえさんがご指摘の通り今となっては闇の中ですが、見てみたかったです。ひとつ組長を擁護するとすれば、まだ彼は自分の意向で選手編成を組んで、シーズン当初から指揮をとったわけではないので、来季に初めて最初からチームを見るので、その辺はまた違うかもしれません。あるいは、レッズは過去に外国人監督の方が結果を出しているので、誰か良い人材が出れば組長が途中で育成ダイレクターに復帰して、場合によってはまた別の監督がチームに入ることもあるかもしれませんね。いずれにしろ、懲りずに(笑)引き続きレッズを応援したいと思います。また移籍等、体制が固まってきたらその辺の情報も楽しみにしています。来季もどうぞよろしくお願いいたします。
涙目のサポーター 2019/12/12(Thu)17:34:35 編集
期待が大きかっただけに…
こんばんは。

難しいシーズンでしたね。残留争いをした2011年よりも難しくて複雑なシーズンだったと思います。
昨年途中からオリベイラが監督となり、今季の補強はオリベイラ監督の下で行われたと思いますが杉本、汰木、本当に期待外れでした。特に杉本には期待していただけに本当に残念でした。
色々な見方があると思いますが、私個人の感想としては、オリベイラはチームを変えようとしていたんじゃないかと思います。オリベイラ、大槻、そしてフロントの間に何があったのかは知りませんが、その前のミシャが築いたものは大きかったと思います。言い方は悪いかも知れないですが、今季大槻監督になってからはミシャサッカーの上っ面だけをコピーしたに過ぎないサッカーだったんじゃないかと思います。細かく一つ一つを考えてみれば今季の結果は何となく当たり前だったように思えます。昨年、一昨年からミシャサッカーがゆっくり崩れて行く中でチームがやるべき事を見失ってしまい、それはいくら監督を代えても修正が出来なかった事だったんだと思います。本来なら修正ではなく、新しい柱を立てるべきだと思いますが、それが出来なかった挙げ句に元に戻した。そんな迷走したシーズンだったと思います。
明らかに2011年の残留争いの時以上にチーム状態は悪かったと思います。個々の力は決して劣っていないと思うし、それが生かされた結果が昨年の天皇杯や今年のACLだったと思います。しかし、ACLの決勝戦、アルヒラルを相手にした時は本当に脆くも崩れ去ったと言う感じに見えました。アルヒラルにはものすごく強いチームの信念、個々の力、規律を感じました。やっぱり強いチームってこうあるべきなんだなぁ…と。あの力の差は結構ショックだった…

棚ぼたでしたが残留は出来ました。サッカーの神がもう一度、レッズにチャンスを与えてくれたのだと思います。2011年~2012年は監督を代え、戦術も大きく変わり生まれ変わりました。今回は大槻監督続投が発表されました。シーズン終了後、社長は“レッズは新しく生まれ変わる”と豪語しました。大槻監督は監督としてシーズンを最初からスタートするのは初めてになります。強化部の面子も変わりましたが、はっきり言って未知数です。まだはっきりとした補強もありません。ゼロからスタートの大槻監督を見るのも初めてです。今季の継続・修正では間違いなく来年の今頃は降格しているでしょう。ゼロからスタートの大槻レッズに期待するしかありません。
私個人的な考えとしては絶対的な司令塔の補強、それに相手の状況によって変えられるシステム・フォーメーション、攻守の切り替えからのカウンターのスピードアップ、それらを含めた補強に期待したいです。私は今季は柏木の長期離脱も大きかったんじゃないかな…と思います。エヴェルトン、青木、柴戸はボランチに入って
もパサーというイメージがあまり無いんですよね。現時点でパサーと言う点では柏木しかいないと思います。前線に効果的なクサビを入れられて、なおかつミドルが撃てるようなボランチ…いないかなぁ…

今季、ベストゲームはファブリシオと関根ミドルを叩き込んで勝ったACL広州垣大戦かな。
ワーストゲームは…これは一生忘れる事は無いと思います!今まで数多くの試合を見にスタジアムに行きましたが、どんなに酷い負け試合も最後まで見てきた私が生まれて初めて終了前に席を立って帰った天皇杯のホンダFC戦です。あの試合は開始10分ぐらいで負けると思った試合でした。あんなに腹が立った試合は今まで無かったですよ。来季はあんな試合が無い事を祈ります。

さて、今年1年も本当にお疲れ様でした。来季もまたよろしくお願いします。来季は何とかACL出場権を獲って2年後にアルヒラルと再戦してリベンジしたいです。フロントよ、そのぐらいの意気込みでチームを新しく生まれ変わらせろ!
これからの補強に期待しましょう。
1年間ありがとうございました。あ~!ケバブ食べたい!
東浦和レッズ 2019/12/12(Thu)19:22:55 編集
無題
シーズンチケットの更新は難しいですね。
与野 2019/12/12(Thu)20:01:27 編集
無題
今晩は 総括ですね
今年もかなり期待裏切られました
去年就任のオリヴェイラ、短期間でクラブ渡り歩いてたのは気になりましたがリーグ順位と天皇杯優勝、大槻さんとの二人三脚。期待しないわけありません
フロントにしても現場での内部のゴタつきまとめ上げることも出来ずその場凌ぎで誤魔化す対応にはホント情け無くなりました。今更ですがクラブの姿勢とか方針打ち出せないまま試合重ねた結果どんどんチームが悪くなった印象ありますね。やはりフロントの責任は大きいと思います。
残留したとはいえ来季もこの体制で、と考えたら不安の方が大きい…
サポートは今まで通りですが、仰るようにともかくしっかり地に足つける体制固めて欲しい!でもやはり正念場のシーズンになってしまいますかねぇ
1年間本当にお疲れ様でした
欅通りのサポ 2019/12/12(Thu)21:58:03 編集
無題
うえさん今年もお疲れ様でした。

来季はまともな補強がされた前提ですが(あと明らかにいらない選手の放出)大槻さんが初めてシーズンオフからチームを作っていけること、それからACLに出ることによる疲労が無いことを考えると今年よりは良いチームが作れるはずだし、絶対に作っていって欲しいと思いますね。

うえさんの文章を読んでも色々末期状態だな、とも思うのですがそれでも何らかの希望を見出して来季も応援していきたいと思います。
名無し浦和 2019/12/12(Thu)23:56:45 編集
無題
こんばんは。締めくくりの総括ありがとうございます。今年もまたか~みたいな振り返り、来年はもう無しにして欲しいですね。

そうそう海外赴任の件で「クラブは組長本人からのコメントも出さずの不可解な異動。」とうえさんがおっしゃてましたが、そう言やあ未だに監督就任?続投のコメントもないですよね?ほんとに不可解ですね。

記者会見でつっちーTDの就任コメントはありましたね。補強に触れてますが、言い値の通りであれば、来年は中盤不在の補強大物ストライカーと補強大物CBで大盛り上がりかと。そして本当の大槻監督が具現されるとのことですね。そこまで言っていいのかと思いましたが期待してます。いや、もうするしか道はないです。(トホホ)

うえさんが「来季は来季で正念場のシーズンになりそうです」とおっしゃるとおりでありシャーレ2022年に期待します。来季もよろしくお願いします。
りょりょ 2019/12/13(Fri)16:19:58 編集
コメントありがとうございます
涙目のサポーターさん
こんにちはです。
改めまして今シーズンもお疲れ様でした。総括は毎年最後の公式戦が終了してからなるべく早く纏めるスタンスなので、今年も早めに書きました。
今シーズンはACL以外は成績が低迷した上に本格的な残留争いに陥ってしまいましたし、その上で最終節翌日には早くも組長続投がオフィシャル発表されるなど、それでサポーターからは例年にも増して侃々諤々な騒ぎになってしまっていますが、これも単にレッズを本気で愛する人が沢山居るからこその騒ぎなだと思います。それに騒がれている内が華なんですよね。
フロントの内部に関しては我々では本当の部分を見る事は出来ないものの、派閥という点に関しては、そう指摘を受ける以上は、やはり存在するものなのでしょうね。ましてや良くも悪くも古い日本のサラリーマン社会文化を引き摺っているような企業である三菱の流れなのですから、古い考えで動いている部分があると思います。犬飼元社長のような強烈なリーダーシップを持つ人物は必要かと思いますが、それも時が過ぎて社長が交代すれば、また元のサラリーマンフロントに戻ってしまうのが現状なのかもしれませんね。こういうのを文化の違う外国人監督が見てしまうと、違和感や反発を覚えるのかもしれません。ただ自分もレッズの監督には外国人の方が合っている気はしますね。
そして大槻組長は、そんなフラフラなフロントに振り回されている犠牲者なのかもしれませんが、続投が決まってしまった以上は、来季こそ巻き返してもらうしかありませんね。おっしゃる通り来季はシーズン開幕前から自分の作りたいチームを作れるのですから、そこに活路を見出だして頑張ってもらうしかないですね。そしてフロントはその組長にこれ以上の恥をかかせない支援が必要ですね。
これから補強状況にも注目する時期に入りますから、楽しみに新選手を待ちたいと思います。また引き続き、当ブログをよろしくお願い致します。

東浦和レッズさん
こんにちはです。
改めまして今シーズンもお疲れ様でした。ファイナリストとなったACL以外では散々なシーズンになってしまい、肝心のリーグ戦に於いては、優勝を目指すどころか、まさかの本格的な残留争いに巻き込まれるという実に不名誉なシーズンになってしまいましたね。まだ幸いにしてギリギリJ1残留を果たせたから良かったですが、実力で生き残ったというよりは、他の下位チームのレッズ以上の不振に大きく助けられた感が強く、普通ならばJ2に降格していても不思議ではない低成績のところを、まさに棚ぼたで残留が廻って来たといったところだったですね。
補強が期待に全くそぐわなかったというのもありましたが、しかしキャンプから計画的にみっちり仕込んで来ると思われたオリヴェイラ体制で、まさか頭からあそこまで成績が振るわなくなるとは予想外でした。これも先ずは何やら指導陣の確執が生まれてゴタゴタした影響はあったかもしれません。オリヴェイラがどう戦略的にチームを運営しようとしていたかは今となってはわかりませんが、恐らくはこれまでのレッズと比べて、ひと味違ったやり方をしていた節はありましたね。しかしオリヴェイラも、レッズに根付いた何かには敵わなかったのかもしれません。それがミシャとミシャサッカーの負の遺産であるとしたならば、長期政権の負の部分がいまだにレッズにこびりついているという事でしょうね。
オリヴェイラ解任で再び指揮官を任された大槻組長も、去年は暫定扱いだったので、そう複雑な事は考えずに精神論を押し出して、ウィークポイントだけを修正してシンプルなサッカーを選手にやらせて短期間を凌げましたが、今回は長期を見据えて過去から見ている選手やチームの性質を含めて改めて分析し、またオリヴェイラ体制での極度の得点力不足を見て、再び攻撃的なサッカーにシフトさせようとしたのでしょう。けれど如何せん監督としての経験不足や日程的な準備不足もあり、チームを作れないまま最後まで行ってしまったと思います。
結局はここ3シーズン、毎年のように監督の途中交代で、練習もやるサッカーもコロコロ変わりますし、某選手も言っていましたが、これを繰り返している内に、ついに選手も混乱を来して、何をどうすれば良いやらわからなくなってしまったというのもありますね。
ベストゲームとワーストゲームをあげるとすれば、ベストゲームは自分も同じくホームでの広州戦ですかね。ファブリシオと関根のシュートのインパクトが凄かったです。逆にワーストゲームは、確かにアマチュアに負けたホンダ戦も考えたのですが、個人的にはホーム湘南戦ですかね。2点を先行し、尚且つ大誤審に助けられたにも拘わらず、それが相手に火を点ける形になり逆転負けという、かなり情けない内容と結果になってしまった屈辱ゲームでした。あとこの試合は、ナバウトが移籍後ようやく初ゴールをあげた試合だったので、勝っていたら二重に嬉しい試合になる筈でした。それがあんな負け方をした上にナバウトも怪我してしまうという、逆の意味で二重に悔しい思いをした試合だったので、余計に印象に残っています。
さて来シーズンに向けては、最終節翌日には早くも大槻組長の続投がオフィシャル発表されてしまったので、先ずは腹を括って引き続き組長体制を応援するしかありませんが、フロントの体制を含めて、やはり不安が大先行しているのは間違いないですから、これをどうするかは、やはり先ずは本気の補強の必要性ですよね。極端な事を言えば大金積んで人数ではなく超スーパーな選手に絞るか、逆にスタメンの半分がガラリと変わるような強烈な補強をしなければ、なかなかチーム戦力は変わらないと思います。特に興梠の他にコンスタントに点が取れるFW、柏木に代わるパサー、しっかり舵取りが出来るボランチ、この3枚は絶対に必要だと思います。噂では今回はかなり本気の補強で行くらしいので、そこに期待したいですが・・・。
何れにしても来季は先が見えない不安先行なシーズンになりますから、サポーターも覚悟と我慢のシーズンになるかもしれませんね。でもとにかく翌年に繋がるシーズンになってほしいです。
こちらこそ今シーズンもありがとうございました。また引き続き当ブログをよろしくお願い致します。来季も美味いケバブを味わえる事を願っています(笑)
うえ URL 2019/12/15(Sun)12:09:50 編集
コメントありがとうございます
与野さん
こんにちはです。
今シーズンもお疲れ様でした。今回はシーチケホルダー更新者が減りそうですね。来季は逆にシーチケを欲する人が殺到するシーズンになってほしいです。

欅通りのサポさん
こんにちはです。
改めまして今シーズンもお疲れ様でした。オリヴェイラに関してはそこを散々不安視されていただけに、レッズでも現実のものとなってしまいましたね。しかも組長との確執が生まれてしまったのは予想外でした。
フロントに関しては、相変わらず何をやっているのか感が満々なのには、この期に及んで情けなくなりますが、今回の人事も内部でグルグル回していたりOBに頼るだけで、外の血を入れる動きが全く無いんですよね。せめて失敗続きの強化責任者ポストだけでも、外部から引き抜いて来るくらいの本気度を見せてほしかったです。おっしゃる通り、何だかんだ言っても、やはりフロントの責任が大きいんですよね。
そのフロントも何やら3年計画を打ち出しましたが、まああまり期待しないで、来季は我慢のシーズンと覚悟したいと思います。ただレッズは基本的に言っている事とやっている事が違うおかしなクラブなので、そんな時に限って、何故かコロッとリーグ優勝しちゃった、なんてシーズンになる夢には期待しますが(笑)
うえ URL 2019/12/15(Sun)12:10:23 編集
コメントありがとうございます
名無し浦和さん
こんにちはです。
今シーズンもお疲れ様でした。来季に向けてフロントもチームも体制だけはハッキリしているものの、やはり補強ですよね。その上で来季は組長が初めてシーズン最初から指揮を執るシーズンになりますから、今シーズンで出来なかった組長が本当にやりたいサッカーを、しっかり選手に植え付けて組織的なチームを作ってもらいたいですね。いやまさにおっしゃる通り、絶対にそうなってもらわなければいけませんよね。
クラブ全体の人事に関しては、確かに末期症状な感はありますが、だからこそこれ以上(以下?)の底は無く、あとは這い上がるだけになってほしいと思います。そこに期待したいです。

りょりょさん
こんにちはです。
改めまして今シーズンもお疲れ様でした。去年の今頃は上がり調子のチームの筈だっただけに、それがまさか1年でここまで転落を味わうとは予想外でしたが、まあこれが最低値であって、来季は必ずや巻き返しのシーズンにならなければいけませんよね。
そして先日、フロントの体制会見による3年計画みたいなものが発表されましたが、まあ個人的にはまた形式染みた具体性の薄い抽象的な事をやっているなぁという感じですね。だから来季は優勝に期待しないで、と逃げに聞こえてしまいますし。だいたいこの期に及んで組長から監督続投に関するオフィシャルコメントが出ていないって、一体全体何がどうなっているやら不安ばかりが積もりますね。
とはいえクラブが早くも来季に向けて舵をとって動いているのは間違いないですから、まさに正念場のシーズンになると思いますが、引き続き応援して行きましょう。また引き続き当ブログもよろしくお願い致します。
うえ URL 2019/12/15(Sun)12:10:54 編集
無題
お疲れさまでした。最後にベンチになってしまったマウさんですが、来季は残るのか、移籍してしまうのか、どうするのでしょうか?私は残ってもらいたいです。
マウファン 2019/12/15(Sun)19:36:15 編集
コメントありがとうございます
マウファンさん
こんばんはです。
今シーズンもお疲れ様でした。マウリシオは当初の噂では3年契約らしいので、噂が正しければ来季の夏まで契約が残っていますね。レギュラーに復帰してほしいところですが・・・。
うえ URL 2019/12/15(Sun)20:04:09 編集
無題
名無しさん 2019/12/17(Tue)20:00:58 編集
無題
試合後いつも楽しく読ませていただきました。
一年間お疲れ様でした
名無しさん 2019/12/17(Tue)20:02:07 編集
コメントありがとうございます
名無しさん
初めまして。
ありがとうございます。そしてお疲れ様でした。また引き続き当ブログをよろしくお願い致します。
うえ URL 2019/12/18(Wed)18:06:36 編集
無題
こんばんは。
遅ればせながら自分も総括記事を書き上げました。

本当に来季以降に向けて、全く期待すら持てなくなってしまいましたね。
フロントの迷走ぶりが現場にも伝染して、サポーターも離れていく。
この短期間で、かなり魅力のないクラブに成り下がってしまいました。

来季は我慢の年ですね。
残留はしつつ、若手・中堅の台頭を見守っていくしかないでしょう。
本当に3年計画を立てているのなら、それに見合った監督を招聘すべきなのですが、今のフロントにそんな期待をするだけムダですね。

このオフはレッズに入団する青森山田高校の武田君を生でチェックしてみたいと思います。
青森山田はほとんど埼玉県内の会場で試合をする予定ですし。

最後に今シーズンもお世話になりました。
来季も宜しくお願い致します。
FREE TIME URL 2019/12/23(Mon)23:24:38 編集
コメントありがとうございます
FREE TIMEさん
おはようございます。
改めまして今シーズンもお疲れ様でした。今シーズンのリーグ戦の残留争いを受けて、フロントもチームも内部から徹底したテコ入れをしなければいけないところなのですが、トップから強化部や指導陣など人事面からして期待が持てるものではないので、現状やはり不安と心配が大きく先行しているのは事実です。来季は確かに我慢のシーズンになる可能性が高いですね。
3年計画に付いては、実際現時点では抽象的な部分が多いので、何がしたいのか見えない部分がありますね。まあこの不安先行の人事で進めるのですから、逆に成功したら儲けものというくらいで、あまり期待せずに見て行こうと思います。
選手も放出発表はあるものの、肝心の補強は一体どうなっているのか全く見えませんし、杉岡にも去年に続いてまた断られたようですし。まさかこのまま補強ゼロとは思えませんが、そろそろ発表が無いと不安だけが積もりますね。
ただおっしゃる通り、青森山田高から来る武田君は今回の高校サッカー再注目の逸材なので、高卒ルーキーながら期待は即戦力並みに大きいですね。最近はユース昇格の選手が多い中、高校からの獲得選手が少なかったので、その点は楽しみです。
こちらこそ今シーズンもお世話になりました。また来季に向けて、当ブログをよろしくお願い致します。
うえ URL 2019/12/24(Tue)09:55:03 編集
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第28節・後半分 浦和0-1川崎 得点/55分・小林(川)(前後半合計 浦和1-1川崎 前半得点/23分・凌磨(浦)) ・・・次の試合/J1リーグ第37節 福岡-浦和(ベスト電器スタジアム=11月30日14:00キックオフ)


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