大宮アルディージャ3-0浦和レッズ
~NACK5スタジアム大宮
本当は北朝霞から「むさしの号」で一気に大宮へ攻め入るはずが、何やらトラブルで大幅遅延になり、仕方なく普通に武蔵浦和乗り換えに。この時点で出鼻を挫かれて、何やらイヤ~な予感はしたが、それがモロに試合に表れた・・・
暢久は鳥栖戦でもマークミスを連発して失点に繋がっているだけに、今回も退場が原因でその後の2失点、さすがにキツイ。これは持論なんだけど、暢久に頼っている限り、レッズはステップアップ出来ない気がする。いくら暢久が鉄人とはいえ、元々凡ミスが少なくない暢久が、去年辺りからますますミスが増えた感じで、やはり年齢的な衰えは隠せないと思う。
で、さすがに未だ未勝利となると不安になってくるのは仕方ないとして、個人的にはパス回しまででなかなかチャンスが生まれなかった去年のサッカーより、今年は目に見えてゴールへ向かう姿勢が活発になっているだけに、このまま流れから得点が生まれないと、選手も疑心暗鬼に陥ってしまわないかと、そっちが心配。
個人技で仕掛ける回数が多いだけに、それがはまらないと、攻め込んで潰されるだけの繰り返しになってしまう。しかし、ある程度は仕掛けなければチャンスは生まれない。その仕掛け役である両サイドハーフが下がりすぎると、そこからドリブル一辺倒になってしまうから、もう少し中盤にボールを預けて、組み立てを図って、鳥栖戦で出来ていたような、深い位置からのチャンスを作らないといけない。でなければ、柏木をボランチに入れた意味が無い。
そしてロングボールが多いだけに縦ポンサッカーと揶揄されそうだが、速さを追求する以上ある程度ロングボールが多くなるのは当然であり、これも出し手と受け手の感じ方には、まだ時間が必要。
ちなみにペトロの思い切った3人一気に選手交代は、プレシーズンマッチ用のパフォーマンスだと思う。あれ本番でやったら・・・ある意味で恐い。
注目していた2人の選手。
先ず永田は、獲って良かったと思わせた選手その1。とにかく落ち着いてプレーしている。どんなにプレッシャーを受けても、慌てず正確にボールを捌いていた姿は、ひじょうに安心感を持てる。そしてこれまでセンターバックを編成していた暢久や坪井と違って、これぞ守備の要と思わせるガッチリ締まった体付き。更に評判通り高精度のロングフィードで前線にボールを送っていた。これでスピラが怪我無くコンビが組めたら最高なのだが・・・
そしてマゾーラがいよいよ有料試合でベールを脱いだ訳だが、一言で言えば、ブラジル時代の映像そのもの。ファーストタッチでいきなりDFを何人も背負いながら数十メートルのドリブル突進、そしてシュートまで持ち込んだのは圧巻。とにかく一度ボールを持ったら、敵DFが束になって囲もうが何をしようが、それをものとせずに振り切れるのだから凄い。これはワシントン以来の”怪物”の予感・・・!!
基本的に新加入選手のプレー内容は悪くない。マルシオ・リシャルデスも上手いプレーを見せているだけに、後は去年まで居た選手が奮闘してくれない事には、チームが出来上がらない。
特にエジミウソンは・・・オフに肉を喰いまくっていたのだろう、なんだか明らかにまた太った感じで、動きが鈍いのは明白なんだよな。それでも来日以来7年連続二桁得点しているFWだけに、開幕すれば何だかんだで得点してくれるとは思うのだが、やはり1トップではなく、2トップにしてくれないかなぁ、ペトロよ。
プレスコート貼りA4版大会プログラム。
頁数は表紙込みでわずか20頁とはいえ、有料でもおかしくない出来映えだけに、これを無料で配布とは、さいたま市も奮発したな・・・
さて今日は、2ケ月半ぶりのサポートだけに、少々身体が疲れた。しかしここから今年も始まるだけに、また来週に備えて鋭気を養わなくては。
さすがに栃木にも負けたらヤバイから、来週こそ期待したいぞ。
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さいたまシティカップ 大宮3-0浦和
得点/53分・金英權(大)、75分・ラファエルPK(大)、90+3分・東(大)
主審=今村義朗
観衆:11,362人
サガン鳥栖2-1浦和レッズ
~ベストアメニティスタジアム
監督が変わって、サッカーがガラリと変わった。
サイドハーフへの素早いロングフィードが積極的になり、そこからの仕掛けが増えた。フィンケ下ではこの攻撃がまったく見られず、パスを回しながらゆっくり進んでは、その間に固められた敵守備網にお決まりのように手が出せずにいたが、今回はそういう部分を省く意味でも、素早いロングフィードからサイドハーフの突破力を活かしたペナルティエリアへの侵入で、敵陣を幾度も脅かしていた。それが功を奏したのが達也の仕掛けで、浅い位置からジワリジワリ行くのではなく、深い位置に居る選手を早めに余裕のある状態でボールを預けてエリアに侵入させる事によって、敵にも余裕を与えず、こちらは全力で仕掛ける事が出来る。そういう意味でも達也のPK獲得は、チームとしてはしてやったりのプレーだったと思う。
実際問題として、ペナルティエリア付近での仕掛けを増やさなければ、PKはおろか、FKも獲得できない。つまりマルシオ・リシャルデスのキックを活かすためには、前線深い位置での仕掛けが大きな鍵になる訳だ。
そのマルシオ・リシャルデスは、ボールを落ち着かせるロビーとは違い、パス一本からチャンスを作る選手なので、速い攻撃に加えて、サイドハーフではなく、エジ以外でもう一人フリーになってパスを受けられる選手が必要だと思った。1トップでは、どうしても最前線へのボールの出し所が限定される。そういう意味では、2トップの方が合っていると思うのだが・・・。
で、最終的にエジが働かないと攻撃は成立しない訳で、今日のエジはPKを決めた以外は良い所まったく無し。せっかく9番を受け継いだ選手が、J2相手にこれでは幻滅してしまう。今回は途中出場のセルや原一樹が良かっただけに、フル出場したエジのブレーキ具合には怒(!)。
ボランチは、やはり啓太と青山では・・・厳しい面はあるかな。青山は前半こそ積極的にボールに絡んでいたものの、後半は消えていたし、啓太に関しては言わずもかなって感じで、パワー不足に展開力無しと、現代サッカーに必要なボランチの役割を務めていないのは明白。ただし青山はまだこれからの選手ではあるのだが、啓太に関しては今日のプレーのままだと絶対に厳しいと思う。
上から下に文章が続くに連れて、更に悪い部分が書き綴られて行くが、まだ終わらない。
一番の問題は、去年と面子が変わっていない最終ラインの守備の緩慢さ。特にセンターバック。更に言えば暢久。1失点目は豊田のマークを完全に外して、というかマーク以前に豊田に付ききれていない故にフリーにさせてしまった訳だが、暢久はその後にも、豊田に付ききれずにフリーでシュートを打たれている。これはいただけない。2失点目も素早くボールを回されて行く中で、完全にボールウォッチャーになってしまっていて、肝心の選手の動きを見ていないで最後はドフリーで打たれた。これもいただけない。
・・・疲れたから、この辺で悪い事を書くのはやめとこう。
いや、実際問題として、やっているサッカーに期待は抱かせる内容ではあったし、攻撃面で速さを強調していた通りのサッカーは出来ている。それと感心したのは、フィンケ下での名物だった”出し所が無くて最終ラインでの無駄なパス回し”が格段に減って、素早く前に前に預けるプレーが目立っていた点。これは中盤から前線にかけて、それに呼応しての動き出しがあるからこそ成り立つもので、セカンドボールも良く拾えていたし、去年までの著しい停滞感は感じられなかった。
そして、達也、平川、原口、セル・・・この4人が水を得た魚のように激しく動けてはチャンスを作っていた。特に達也と平川は、ペトロによって再生されている感じがした。これは大きな収穫。
とはいえ、負けは負け。しかもまたまたJ2に負けたのは動かざる事実!!尤も柏木も永田もマゾーラも居ないメンバーではあったのも事実だが、J1がJ2に負けた情けない事実は変わらない。プレシーズンマッチだからとか、まだまだこれから、なんて逃避していると、またフィンケの時と同じ事を繰り返してしまう。それだけは絶対に嫌だ。だから自分も勝利に拘る。結果に拘る。
J2に勝てない病がまだ残っていたか・・・と言うほど悲観的な内容ではなかったにしろ、ペトロの勝利に拘る精神からすれば、負けは負けであって、ここは厳しく捉えた方がこれからの為にもなる。
さあ、これから罰ゲームだ。
追伸
スカパーよ、スピラノビッチ監督って誰だ??
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プレシーズンマッチ 鳥栖2-1浦和
得点/7分・豊田(鳥)、18分・エジミウソンPK(浦)、67分・野田(鳥)
主審=前田拓哉
観衆:7,575人
主将は引き続き啓太、副主将には平川が決まったそうな。まあ細貝が居なくなってしまった以上、啓太留任が妥当な線ではあろう。個人的には、副主将は別の中堅にやらせてあげたかったが・・・
そんな中で、3年目の浮気、じゃなかった、3年目の勝負の年となる原口が、今年からシュートを”解禁”されたようだ。
◆原口仕掛けろ!ペトロビッチ監督が指示(スポーツ報知)
『浦和MF原口のドリブルが解禁となった。宮崎キャンプ中のペトロビッチ監督は「1対1はどんどん仕掛けていくように」と積極的なアプローチを指示。希代のドリブラーとして期待を集めていた原口だが、昨年まではドリブルやシュートに制限が課されていたという。「今年は仕掛けていきたい。シュートも前みたいに打つなとは言われないので、どんどん狙っていきたい」と3年目の飛躍を誓った。』
ペトロになってから、選手から仰天発言が次々飛び出している感があるが、宇賀神の「今まで無かった勝者のメンタリティ」発言に続き、今度は原口の
「シュートも前みたいに打つなとは言われない」って、
・・・原口もしくは記者が誇張していないとするならば、やはりフィンケ体制下で、はシュートがだいぶ制限されていたのは本当だったという事か。
以前マッチデーに、原口が練習で積極的にシュートに行ったら、フィンケに「何故パスをしないんだ」みたいな感じに怒られた逸話が載っていた。自分はその記事を読んだ時に、なぜ原口が怒られるのか大きな疑問を抱いたものだったが・・・
選手の特性と武器を活かすには、その長所を積極的に活用してあげなければいけない。原口の特性と武器は、言うまでもなくスピードと技術の伴った積極的なドリブル突破である。これを原口から奪ってしまうという事は、”羽根”を鳥から奪ってしまうのと同じ事だ。
現に一時期、公式戦でもパスばかりさせられている原口から、次第に活力が消えてしまっていた。フィンケは間違いなく、原口から”羽根”を奪っていたのだ。
これを肯定的に「原口には別の経験もさせるために制限した」と捉える事も出来なくもない。が、それは今となっては苦しい言い訳であろう。フィンケに制限された原口は、それがもとで、同年代のライバルである大迫や宇佐美から、次第に引き離されてしまう羽目になったのだから。つまり原口からドリブルやシュートを奪った措置は余りに残酷であり、結果的にマイナスに作用しただけだったのだ。
特性は活かさなければ成長しない。武器は使わなければ次第に錆びてしまう。それを”組織”という大義名分のもとにかき消してしまっては、選手を駄目にしてしまい、結局は本末転倒になってしまうという事だ。
同じように、スピードとドリブル突破を武器に持つ相馬は、2年前に移籍した判断は、正しかったのかもしれない。そして同じような武器を持つ達也やセル、そして梅崎や原一樹ならば、ペトロのもとでなら輝くかもしれない。これだけでも、ペトロがレッズに帰って来た価値は大いにあるというものだ。
嗚呼、そんなペトロがあと2年、レッズに来るのが早かったら、もしかしたら闘莉王だって、アレックスだって、都築だって・・・
いや、この話は女々しくなるから、やめておこう。
天皇杯準々決勝
ガンバ大阪2-1浦和レッズ
~万博記念競技場
寒い中、万博まで行かれた方々、お疲れ様でした。
なんか最後は雪まで舞っていたけど・・・風邪ひかずに帰って来てください。
さて、・・・
効果的なポゼッション。効果的なカウンター。とんでもないFKから決める遠藤。しっかり若手が結果を出す宇佐美。・・・やはり何もかもが、違う。
でも、延長まで喰らい付いて粘ったんだけど・・・やはり今のレッズとガンバでは、やってるサッカーの質、チームの質は違い過ぎたし、3週間でその差を埋める事は出来なかったか。リーグ戦同様、天皇杯もやはり、現実は内容と結果にしっかり現れるものなのだろう。
宇賀神のゴールは絶妙だった。坪井は良くルーカスを封じていた。珍しく長短のパスを使い分けて、好機を作った場面もあった。選手は頑張っていた。が、個人個人は頑張っていても、そこはみんなギリギリの状態。マークがきつくなると何も出来なくなるエジに代表されるように、やはり個人で打開打開出来る選手が少ないチームはキツイ。そしてやはり、チームとしての連動性は少なかった。パスサッカーに、コンビネーションサッカーに必要不可欠な連動性は、フィンケレッズ最後となったこの試合でも、ほとんど見られなかった。
でも、高橋、宇賀神、岡本・・・今日も必死に動き、走り、当たり、転び、起き上がり・・・頑張っていたこれら若い力が、来季に向けた希望でもあるが・・・。
フィンケの終戦。
ロビーのレッズ最終戦。
細貝のレッズ最終戦。
今季レッズの終戦。
フィンケが率いたレッズの終焉。
旅の終わりである。
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天皇杯準々決勝 ガ大阪2-1浦和
得点/72分・遠藤(ガ大)、81分・宇賀神(浦)、103分・宇佐美(ガ大)
観衆:
浦和レッズ0-4ヴィッセル神戸
~埼玉スタジアム2002
うちって、どうしてこうも敵に慈善事業みたいな事をやってしまうんだろう。毎度々々敵に歓喜をプレゼントしてどうするんだ・・・
「責任」って何だろう。
フィンケは最後の最後でこの試合に限っては責任は自分にあるみたいな事を言っていたけど、この試合に限らず、試合の責任は監督にあるんだし、退任が決まった後で責任とか言われても、今更感しか残らないよ。だから自分は拍手なんてしなかったし、目を閉じていたよ。もはやそうするしかなかった。
公式戦ではボランチとして使っていた濱田を、今回は暢久の出場停止によってセンターバックで送り込んだ訳だけど、それが完全に裏目に出てしまった。でもああいう下げ方をするんだったら、結果論になってしまうとはいえ、始めから堀之内なりスピラなりを使っておけよと言いたい。
とはいえ、今回は神戸の気迫に、レッズが完全に飲まれてしまった。神戸のJ1残留に掛ける凄まじいまでの執念が、そのプレーに見て取れた。あんな凄い気迫溢れるプレーは、どのチームでもそう毎回出来るものではないけど、それにしても神戸の気迫は凄かった。だからこそ起きた奇跡なのだろう。サッカーの神様は良く観ている。
片やレッズは、もう途中から完全に気持ちが切れていたな。集中力も無くなり、守れないしボールを追えない。いくら何でも残留争いしているチームに4失点完封負けは、率直に言って酷い。
得点王が懸かっていたエジも、あのプレーでは得点王なんて虫の良すぎる話だったのかもしれない。周囲も、彼に得点王を獲らせてあげようとしていたのはわかったけど、どうもプレーが単調で、神戸はそれをわかっているから、エジのマークは徹底していた。その裏をかくようなプレーをチームでやらなければいけないと思うんだけど、それが出来ないのが今のレッズのサッカーなんだよね。そういうサッカーをしている以上、サッカーの神様も良い顔はしないのだろう。
ロビーの埼スタ最後の試合が、まさかこんな結果になろうとは・・・
レッズって、こういう特別な感情のこもった試合になると、どうしても締まりのないサッカーをしてしまうのは、もはや伝統なのかもしれない。
それでもロビーには感謝の気持ちでいっぱいだし、最後はやはり自分も目頭が熱くなってしまい、ロビーコールは声にならなかった。ロビーについては一言二言では言い表せないから、また後日改めて書こうと思う。
あの後、スタジアムの彼方此方からフロント出てこいと叫んでいた人が居たけど、ぶっちゃけ社長やGMは出て来なくて正解だったと思うよ。だいたい今更社長らが出て来たところで、また気持ちの欠片も入っていないような、マニュアル通りの言葉を聞かされるだけ。ただでさえ糞寒いのに、そんなの聞いたところで更に身体も心も冷えるだけ。ハッキリ言って時間の無駄だよ。そんなのは今更どうでも良いから、フロントとしてしっかり仕事をして、来季こそ成果を見せてほしい。
ということで、・・・とりあえずリーグ戦は終了ということで、皆さんお疲れ様でした。
このところ毎年反省会だよな。
いつになったら最終節で美味い酒が飲めるのだろう・・・
結局10位か。久々の2桁順位。リーグ優勝から僅か4年でここまで順位を落としてしまった。辛く厳しい結果だ。
幸い天皇杯が残っているけど、大阪へは仕事で行けないのが残念だ・・・
余談だけど、FC東京もまさかレッズが神戸にこんな悲惨な負け方をするとは、露ほどにも思っていなかっただろうな。まあこっちからしたら、FC東京が京都に負けるなんて思っていなかったから驚いたけど。
東京からついにJ1が消えた。来年は味スタには行けないのか。分倍河原に好きな焼鳥屋があったのに(なんじゃそりゃ)。残念だ・・・
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J1リーグ最終第34節 浦和0-4神戸
得点/31分・吉田(神)、52分・吉田PK(神)、59分・朴(神)、90+3分・小川(神)
観衆:45,941人
J1リーグ第33節
川崎フロンターレ1-1浦和レッズ
~等々力陸上競技場
昔から何度も等々力に行っているけど、小杉陣屋町交差点の角っこにある小さなソバ屋には、不思議と一度も入った事がなかった。行き帰り、いつもイイ匂いをプンプンさせているあのソバ屋。
今日ついに入った。いままで入らないまま、良く潰れないでいてくれたものだと関心するが、それ程にどう見ても流行っているとはいえない店・・・
何の変哲も無いラーメン(500円)が、何故か美味かった。どこからどう見ても普通の昔ながらの鶏ガラ醤油ラーメン。しかも麺がやたら多くて、ボリュームある。こんなに美味いなら、何故もっと早く入らなかったのだろう。俺の十数年の等々力の歴史は一体何だったのか!?(そこまで大袈裟ではない)
来年も是非この店に寄って、ラーメンを喰おうと決心した。
・・・何の話をしているんだ、俺。
そうだ、ここはラーメンのブログではない。レッズのブログである。試合の話をしよう。
さて、開始30秒早々の失点。あれだけドフリーでクロス上げさせて、あれだけ矢島のマーク外していては、そりゃ決められてしまう。試合に入り込めていない内からの失点と言えばいくらか慰めにもなるだろうけど、思わぬ時間帯に決められてしまって調子が狂ったのか。前半のレッズは、どこからどう見ても良くないサッカー。
川崎と対照的。川崎はやることはハッキリしている。ジュニーニョにどかどかボール集めて前へ縦へ。もはや見慣れた川崎の攻撃パターン。
うちは、横パス逃げパス、横へ後ろへ。もはや見慣れたレッズの攻撃(攻撃しているのか?)パターン。
嗚呼またいつものやってるよ~、このままじゃイカンだろ~、と思っていたら、後半20分過ぎから、ようやく前へ縦への姿勢が見え出した。中盤に細貝を投入して運動量を増やし、前線にセルを投入して、前半ほとんど見られなかったアグレッシブさが飛躍的に向上した。こうなると一転してゴールの匂いがプンプン漂い出す。ソバ屋やラーメン屋の匂いも好きだが、やはりゴールの匂いは格別。
何とか混戦からロビーが上手くボールを操って、最後はセルが叩き込んだ。あの混戦であの位置から決めたセル。24節の新潟戦を彷彿させるような場面だった。
結果的に言うと、今日は(珍しく?)フィンケの交代策が功を奏した形。啓太を投入して中盤の守備に厚みを持たせて後ろを盤石にした上で、前では波状攻撃でチャンスを作った。これで逆に更に原口を出していたら、また余計にスペースが無くなって、自ら動きを封じてしまっていたと思う。フィンケもようやく学習したか。もっと早く学習していれば、自身こんな事にはなっていなかったのに・・・
それだけに、あと1点、決めてほしかった。あと1歩、あと1歩の何かがあれば、絶対に追加点を奪えていたはず。そのあと1歩、やはりここはエジミウソンが決めるべきなんだよな。今日はエジが前線で完全にブレーキになっていたのは明白で、エジって頑張っているのはわかるんだけど、やはりこういう部分で評価が分かれてしまうのだと思う。あと1点、得点王だって懸かっているんだから、あと1点、エジの1点が観たかったよ。ここは最終節にハットトリック級の活躍を期待するしかないな。頑張れエジ。
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J1リーグ第33節 川崎1-1浦和
得点/1分・矢島(川)、75分・セル(浦)
観衆:19,411人
☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。
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レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。