浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
2023年 J1リーグ第11節
浦和レッズ2―1サンフレッチェ広島
〜埼玉スタジアム2002
ACL決勝による順延分とはいえ、他チームの試合が無い日に、しかもレッズより「上位」の広島を相手に、後半ロスタイムで逆転勝ちしては、その広島と順位まで引っくり返してしまうという、超理想の勝利ではないか!!
とはいえ、リーグ戦はホームゲームとなると、何故か先制されてしまう、1失点はするという変なジンクスも継続中なのが課題なのだが、もっと変な話として、逆転勝利の歓喜を味わう為には、先制されたり失点しないと味わえないから、今季は逆転勝利が少なくないところを見ると、何か逆転勝利の歓喜を味わう為に、わざと1失点、わざと先制点を喰らっているんじゃないのか?さすがスコルジャはエンターテイナーだな、と、アホな事も考えてしまうが、もちろん・・・んな訳ねーだろッ!
にしても、こうも逆転勝利が多いのは、ストレートに言ってしまえば「強いから」に他ならないんだけど、そんな単純なものではなく、とにかく選手と戦略と戦術がマッチしては、試合の流れを良く見てスコルジャが臨機応変に緻密な采配を振るうから、それで選手が常に効果的に動くんだな。
相手は途中から、この動きに付いて行けなくなる訳で、そうなるとこちらのペースが填まって、同点そして逆転と・・・なんて事かどうかは半分はわからんが、まあ半分は合っているだろう。
今回も広島のサッカーをしっかり分析した上で、上手い対応をしていた。少しでもバランスを崩して前や裏を開けて侵入されてしまうと、広島は結構な推進力があるから、一気に縦を突かれる。
そこでやたら最前線からの単純なハイプレスではなく、そこは少し余裕を持って相手陣内でボールを持たせながら、かわりにこちらは中盤にいつもより厚みを保ってから、そうした上で前からハイプレスに行って広島の縦への推進力を封じていた感じ。
ただ失点シーンだけは、相手のフリックで一瞬を突かれてしまった。こちらのプレスを一発で交わしては縦を突くのに有効なやり方だ。こういうプレーが今の広島は上手いから、そう簡単にはこちらのハイプレスも効かなくなる。広島は広島で緻密で順位通りの強い磐石なサッカーをしている。そしてあれだけ前をポッカリ空いた状態であれをやられてしまうと、一気に縦に持ち込まれる。一度は西川が防いだかと思われたが、まあその前のやられ方で失点したようなものだろう。
ハイプレスはレッズも広島も同じだが、ただ広島はビルドアップはほどほど、高い位置から人主体の推進力で相手陣内から自ら一気に縦を突くサッカーに対して、レッズは最終ラインから人とボールがバランス良く連動してビルドアップした上で、相手陣内の隙が見えたら一気に縦を突くサッカー。
後ろをしっかり構築した上で、中盤高めからはポゼッションに拘らず敵陣でのショートカウンターはどちらも狙いだが、それでも似ているようで少し違う戦術。
そしてうちは失点しても自分たちを失わない、冷静に押して引いてはいつも通り。相手に隙が出来た瞬間に一気にスイッチを入れて縦を突く。
伊藤敦から酒井へのスルーパスだって、流れから一瞬である。相手の深い位置で、あんなに綺麗にパスを通せるなんて、年々守備が超緻密化している現代サッカーでは本当に稀。しかしスコルジャのサッカーは、それを狙ってゴールまで繋げてしまう。
後半ロスタイム逆転ゴールも、本当に酒井の縦への放り込みは一瞬の隙である。その前に押して引いてをしているからこそ、リンセンもフリーになれて折り返せたし、そして伊藤敦で決めるのである。
これら2得点とも、最後は手数を掛けないが、そこに至るボール保持では、入念なボール回しで虎視眈々と相手の隙を伺いながら、誘って誘ってのスイッチは一瞬である。実にレベルの高い攻撃であった。
同点ゴールのアシスト、逆転決勝ゴール、浦和を熱くさせる漢の通りの大活躍である。
今季も攻守に渡り、本当に内容も良くて結果も出し続けている伊藤敦であるが、このままだと海外に持って行かれそうな状態になりつつあるし、アカデミーの先輩が何人も欧州行きを遂げている事実からしても、それを見て来た伊藤敦本人とて、当然ながら海外への強い意識は持っている筈。あ、でもその前に、先ずはA代表を狙ってほしいけどね。
しかしこの大活躍っぷりは、急成長を遂げつつある流経大後輩の安居の存在も大きいのかな。ボランチのポテンシャルとしては伊藤敦どころか代表の守田よりも上と言われ、そもそも流経大で伊藤敦をボランチからCBへ追いやった選手こそが安居である。
レッズでも伊藤敦からポジションを奪うのでは?との期待値が高かった安居の存在。安居が今はトップ下の適正を見出だされてそちらへコンバートされているとはいえ、しかし伊藤敦としては、先輩としてもボランチとしても、そしてプロとして今度こそ負けられないだろう。
だから競争意識も危機感も自信も意地も何もかも、そのままプレー内容にも結果にも繋がっては、激戦区ボランチで自分のポジションを確保し続けているのである。こういうギラギラした激しいポジション争いって、そのライバル同士の成長を強く促せるから、本当に素晴らしい競争を繰り広げているものだと、改めて思うよ。
ああ、だからこのままでは、また1人、もしかしたら海外に・・・。
まあ先の話をしても仕方がない。今は難敵広島からの今回の後半ロスタイム劇的逆転勝利を喜ぼう。
そして、劇的なこういう素晴らしい勝利の後だから、日曜日は気分良く鹿狩りに向かえる、ってなもんだぜ。
あ、そういえば、気分が良過ぎるのと後半ロスタイム逆転勝利が久々で、すっかりこの人を忘れていた。
浦和レッズ2―1サンフレッチェ広島
〜埼玉スタジアム2002
ACL決勝による順延分とはいえ、他チームの試合が無い日に、しかもレッズより「上位」の広島を相手に、後半ロスタイムで逆転勝ちしては、その広島と順位まで引っくり返してしまうという、超理想の勝利ではないか!!
とはいえ、リーグ戦はホームゲームとなると、何故か先制されてしまう、1失点はするという変なジンクスも継続中なのが課題なのだが、もっと変な話として、逆転勝利の歓喜を味わう為には、先制されたり失点しないと味わえないから、今季は逆転勝利が少なくないところを見ると、何か逆転勝利の歓喜を味わう為に、わざと1失点、わざと先制点を喰らっているんじゃないのか?さすがスコルジャはエンターテイナーだな、と、アホな事も考えてしまうが、もちろん・・・んな訳ねーだろッ!
にしても、こうも逆転勝利が多いのは、ストレートに言ってしまえば「強いから」に他ならないんだけど、そんな単純なものではなく、とにかく選手と戦略と戦術がマッチしては、試合の流れを良く見てスコルジャが臨機応変に緻密な采配を振るうから、それで選手が常に効果的に動くんだな。
相手は途中から、この動きに付いて行けなくなる訳で、そうなるとこちらのペースが填まって、同点そして逆転と・・・なんて事かどうかは半分はわからんが、まあ半分は合っているだろう。
今回も広島のサッカーをしっかり分析した上で、上手い対応をしていた。少しでもバランスを崩して前や裏を開けて侵入されてしまうと、広島は結構な推進力があるから、一気に縦を突かれる。
そこでやたら最前線からの単純なハイプレスではなく、そこは少し余裕を持って相手陣内でボールを持たせながら、かわりにこちらは中盤にいつもより厚みを保ってから、そうした上で前からハイプレスに行って広島の縦への推進力を封じていた感じ。
ただ失点シーンだけは、相手のフリックで一瞬を突かれてしまった。こちらのプレスを一発で交わしては縦を突くのに有効なやり方だ。こういうプレーが今の広島は上手いから、そう簡単にはこちらのハイプレスも効かなくなる。広島は広島で緻密で順位通りの強い磐石なサッカーをしている。そしてあれだけ前をポッカリ空いた状態であれをやられてしまうと、一気に縦に持ち込まれる。一度は西川が防いだかと思われたが、まあその前のやられ方で失点したようなものだろう。
ハイプレスはレッズも広島も同じだが、ただ広島はビルドアップはほどほど、高い位置から人主体の推進力で相手陣内から自ら一気に縦を突くサッカーに対して、レッズは最終ラインから人とボールがバランス良く連動してビルドアップした上で、相手陣内の隙が見えたら一気に縦を突くサッカー。
後ろをしっかり構築した上で、中盤高めからはポゼッションに拘らず敵陣でのショートカウンターはどちらも狙いだが、それでも似ているようで少し違う戦術。
そしてうちは失点しても自分たちを失わない、冷静に押して引いてはいつも通り。相手に隙が出来た瞬間に一気にスイッチを入れて縦を突く。
伊藤敦から酒井へのスルーパスだって、流れから一瞬である。相手の深い位置で、あんなに綺麗にパスを通せるなんて、年々守備が超緻密化している現代サッカーでは本当に稀。しかしスコルジャのサッカーは、それを狙ってゴールまで繋げてしまう。
後半ロスタイム逆転ゴールも、本当に酒井の縦への放り込みは一瞬の隙である。その前に押して引いてをしているからこそ、リンセンもフリーになれて折り返せたし、そして伊藤敦で決めるのである。
これら2得点とも、最後は手数を掛けないが、そこに至るボール保持では、入念なボール回しで虎視眈々と相手の隙を伺いながら、誘って誘ってのスイッチは一瞬である。実にレベルの高い攻撃であった。
同点ゴールのアシスト、逆転決勝ゴール、浦和を熱くさせる漢の通りの大活躍である。
今季も攻守に渡り、本当に内容も良くて結果も出し続けている伊藤敦であるが、このままだと海外に持って行かれそうな状態になりつつあるし、アカデミーの先輩が何人も欧州行きを遂げている事実からしても、それを見て来た伊藤敦本人とて、当然ながら海外への強い意識は持っている筈。あ、でもその前に、先ずはA代表を狙ってほしいけどね。
しかしこの大活躍っぷりは、急成長を遂げつつある流経大後輩の安居の存在も大きいのかな。ボランチのポテンシャルとしては伊藤敦どころか代表の守田よりも上と言われ、そもそも流経大で伊藤敦をボランチからCBへ追いやった選手こそが安居である。
レッズでも伊藤敦からポジションを奪うのでは?との期待値が高かった安居の存在。安居が今はトップ下の適正を見出だされてそちらへコンバートされているとはいえ、しかし伊藤敦としては、先輩としてもボランチとしても、そしてプロとして今度こそ負けられないだろう。
だから競争意識も危機感も自信も意地も何もかも、そのままプレー内容にも結果にも繋がっては、激戦区ボランチで自分のポジションを確保し続けているのである。こういうギラギラした激しいポジション争いって、そのライバル同士の成長を強く促せるから、本当に素晴らしい競争を繰り広げているものだと、改めて思うよ。
ああ、だからこのままでは、また1人、もしかしたら海外に・・・。
まあ先の話をしても仕方がない。今は難敵広島からの今回の後半ロスタイム劇的逆転勝利を喜ぼう。
そして、劇的なこういう素晴らしい勝利の後だから、日曜日は気分良く鹿狩りに向かえる、ってなもんだぜ。
あ、そういえば、気分が良過ぎるのと後半ロスタイム逆転勝利が久々で、すっかりこの人を忘れていた。
M野H郎「いや〜、後半ロスタイム逆転決勝ゴールって、本っ当に良いものですね」
ついでだから、ここでぶっちゃけた話をしよう。ACLに優勝した時、自分は1週間と少しは余韻に浸ろうみたいな事を何処かで書いたような気がするかしないか、何かそんなだったような気がするが(日本語メチャクチャ)、あれから1週間少しはどころか、個人の脳内で「やはり1週間ちょいだけではつまらんから、今月は優勝月間にしよう」と、勝手に決めて、余韻を保ちつつ過ごしていたのであった。
じゃあ何が優勝月間なのかと言われても、優勝に託つけて飲みに行く回数が増えたり、優勝したら飲もうと決めていた高い酒の封を開けたり、晩酌の肴のクオリティを上げたりとか、まあそんな庶民レベルなもんなのだが(全部酒絡みじゃねーか!と突っ込まれそう)、さすがにその5月も今日で終わりだから、勝手に設定していた優勝月間は今日で終わり。
じゃあ何が優勝月間なのかと言われても、優勝に託つけて飲みに行く回数が増えたり、優勝したら飲もうと決めていた高い酒の封を開けたり、晩酌の肴のクオリティを上げたりとか、まあそんな庶民レベルなもんなのだが(全部酒絡みじゃねーか!と突っ込まれそう)、さすがにその5月も今日で終わりだから、勝手に設定していた優勝月間は今日で終わり。
明日から6月だから、さあ心機一転である。と、ふと思ったが、これで飲みに行く回数が5月と比べて全く減らないどころか、逆に増えたりしていたら、何が優勝月間だったのかわからん始末になるけど・・・。
ーーーーーー
J1リーグ第11節 浦和2-1広島
得点/50分・森島(広)、72分・酒井(浦)、90+2分・伊藤敦(浦)
主審=飯田淳平
観衆:20,266人
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J1リーグ第11節 浦和2-1広島
得点/50分・森島(広)、72分・酒井(浦)、90+2分・伊藤敦(浦)
主審=飯田淳平
観衆:20,266人
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無題
おはようございます
昨日はサポートお疲れさまでした
鮮やかな逆転勝利、仰る通りまさに強いからでしょう!
緻密な采配、そして最初の3枚替えで流れ変わりましたよね。
同点になった瞬間からスタの雰囲気もガラッと変わりましたし、もう勝てる気しかしませんでした。変わらず厳しい日程続きますが中3日の鹿戦、逆に詰まってた方がいい結果期待出来そうですけどねぇ…
優勝月間年内延長!
昨日はサポートお疲れさまでした
鮮やかな逆転勝利、仰る通りまさに強いからでしょう!
緻密な采配、そして最初の3枚替えで流れ変わりましたよね。
同点になった瞬間からスタの雰囲気もガラッと変わりましたし、もう勝てる気しかしませんでした。変わらず厳しい日程続きますが中3日の鹿戦、逆に詰まってた方がいい結果期待出来そうですけどねぇ…
優勝月間年内延長!
コメントありがとうございます
欅通りのサポさん
おはようございます。
昨日はお疲れ様でした。後半ロスタイムの劇的かつ見事な逆転勝利でしたね。難敵の広島相手にこういう試合が出来るようになったのは、やはり成長と強さがあればこそだと思います。
今は失点しても追い付ける自信がありますし、更に逆転できる力も付け、またそれを支えるスコルジャの冷静で緻密かつ大胆な采配が素晴らしいですね。
ACL決勝の影響で過密日程の真っ最中ですが、おっしゃる通り、今はその厳しい状況を吹き飛ばすだけの勢いがありますね。
連戦連勝により、これで次も自信を保って臨めますね。このタイミングでの鹿戦、今のチームの力を測るには絶好の試合ですから、本当に期待したいです。
おはようございます。
昨日はお疲れ様でした。後半ロスタイムの劇的かつ見事な逆転勝利でしたね。難敵の広島相手にこういう試合が出来るようになったのは、やはり成長と強さがあればこそだと思います。
今は失点しても追い付ける自信がありますし、更に逆転できる力も付け、またそれを支えるスコルジャの冷静で緻密かつ大胆な采配が素晴らしいですね。
ACL決勝の影響で過密日程の真っ最中ですが、おっしゃる通り、今はその厳しい状況を吹き飛ばすだけの勢いがありますね。
連戦連勝により、これで次も自信を保って臨めますね。このタイミングでの鹿戦、今のチームの力を測るには絶好の試合ですから、本当に期待したいです。
無題
お疲れさまです。
仰る通り、今の広島は、前へグイグイくるイメージでしたが、レッズがそれをさせなかった、相手をしっかり分析した対応してましたね。あと広島は、満田選手がいなかったのも大きいのでは?
敦樹選手、色々と言われる時もありますけど、新人時代からずっとポジションを確保してますね。安居選手は大きなライバルでしょう。この二人のボランチも悪くないと思います。でも確かに、このままだと、海外に持って行かれそう…
仰る通り、今の広島は、前へグイグイくるイメージでしたが、レッズがそれをさせなかった、相手をしっかり分析した対応してましたね。あと広島は、満田選手がいなかったのも大きいのでは?
敦樹選手、色々と言われる時もありますけど、新人時代からずっとポジションを確保してますね。安居選手は大きなライバルでしょう。この二人のボランチも悪くないと思います。でも確かに、このままだと、海外に持って行かれそう…
ようこそ!!
☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。
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埼玉県富士見市在住
レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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