忍者ブログ
浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
[1405]  [1404]  [1403]  [1402]  [1401]  [1400]  [1399]  [1398]  [1397]  [1396]  [1395
朝起きたらネット上が、来季監督にリカルド・ロドリゲスの報道でワッショイワッショイ状態になっていた。

報道だとリストアップレベルや交渉中レベルではなく、既に「内定」となっている上に、複数のスポーツ紙が一斉に報じているという事になると、信憑性はかなり高いと見て良いものなのか?

時系列として、先ず曺貴裁に来季監督を打診したが、今月中旬に条件面が折り合わずに立ち消えになったとある。
自分、先月だかに曺貴裁の報道が出た時、これはスポーツ紙の暴走記事だろう、実際はオファーなんかしていないと思って完全スルーしていたのだが、報道からするとオファーして交渉していた事になる。
いくらレッズOBであり湘南で結果を出したとはいえ、あんなパワハラ事件を起こして一旦はプロサッカー界を追放された人物を、時間経過が少ない内にファーストチョイス交渉していたなんて、うちのフロント大丈夫か?

それで曺貴裁との交渉が決裂したから、次はリカルド・ロドリゲスに切り替えたら、あっさり交渉が纏まったという事か。今月中旬に曺貴裁と決裂して、月も股がない内に早くもリカルド・ロドリゲス内定って、本当ならば1週間~10日の内にバタバタと新たな監督を内定させた事になる。
少し過去を振り替えれば、2012年シーズンを迎える前に散々他の監督候補に断られ、たまたま就活中だったミシャになった、あの何の計画性も無い「取り敢えずフリーな人なら誰でも」的な状況とは違うとはいえ、話がトントン拍子に行き過ぎだと、逆にそんな上手い話があるのか?と心配になってしまうのだが。うちのフロント大丈夫か?

水面下で曺貴裁ともリカルド・ロドリゲスとも2面交渉していたならば話はわかるが、元々リストアップはしていたにしろ、よく調査しないまま交渉相手を切り替えまくっていたとしたら、またパイプが無い中で国内から任期が切れる監督を名前だけで慌てて選んでいる事になる。うちのフロント大丈夫か?

これ以上ケチをつけていても始まらないので一旦冷静になるが、先ずリカルド・ロドリゲスは現在J2徳島を昇格争いの先頭に立たせている状況であり、このまま行けば来季J1で指揮を執れる可能性が極めて高いのに、レッズからのオファーでアッサリとらばーゆしちゃうとしたら、レッズはどんだけ金を積んだのか?それとも徳島での年棒が安過ぎたのか?という事にもなる訳だ。ただリカルド・ロドリゲスは結構な野心家らしいから、これならば話はわかる。またシーズン途中に引き抜く訳ではないから、批難される筋合いは無い。

問題は、何故リカルド・ロドリゲスだったのか?先ずクラブ方針として攻撃的なサッカーを目指したい以上、最初に曺貴裁を選んだ理由は、わかる。リカルド・ロドリゲスも攻撃的サッカーを志向しているのは同じ。
次にリカルド・ロドリゲスのサッカーの中身である。元になっているのは所謂5レーン理論と呼ばれるポジショニング戦術。これは元々バルセロナにあった戦術理論で、それを体系化させたのが、リカルド・ロドリゲスも指導者として影響を受けている、あのグアルディオラというのは有名な話だが、簡単に言うと、ピッチを5分割など数分割して、分割内のポジショニングに徹底した約束事を設けながら、それを上下動もしくは左右にスライドさせる事によって様々な陣形を作り上げる。選手を分割内で保たせるので味方同士のポジショニングが被らずバラつきが少ない為に穴が出来難く、ポジショニングがハッキリしているので切り替えが速くなり、攻守とも素早く優位性を作り上げるのが狙い。
こう書くと素晴らしい戦術に思えるが、弱点もある。ポジショニングを大切にする分、そこから逸脱しての偶発的な場面に対応出来なくなるのと、狙いがハッキリしている分、相手からも研究され易くなる。
ハッキリ言ってしまうと、バルセロナやバイエルン・ミュンヘンのような、強力な選手の集合体だからこそ成り立つような戦術でもある。だからこそ高いレベルでの選手補強が必要。またズレを生じさせない緻密なサッカーが求められる為に、頭で理解させても身体で動かせるには時間が求められる。
・・・5レーンの説明、合ってる?間違っている部分もあるかもしれないから、後は自分で調べてね(笑)
ただこれを考えると、勝手にあちこち動き回るマルティノス、ポジションを逸脱して広範囲に激しく動いて守備する柴戸、フリーマンになりたい時の興梠などは合わなくなる可能性が。反対に仲間のポジショニングで守備面が補える為に守備負担が減る山中、ポジションを限定させる事でフィニッシャーとして集中させる事が出来るレオナルドや杉本などは合うかもしれない。

まあ戦術面は難しい話になるので一旦やめて、リカルド・ロドリゲス自体は確かに徳島で結果を出しているし、攻撃的サッカーの継続、またJリーグを理解しているという点ではクラブの監督選びの条件に当てはまる。
ただ外国人監督で失敗しまくった経歴から、日本人監督に限定したかったのでは?とか、3年計画の初年度限りで監督を交代させて良いの?という疑問点はある。計画2年目でリカルド・ロドリゲスに移行させるのに攻撃的サッカー継続という意味では間違っていないが、チーム作りとしては1から白紙みたいなものでもあるし。

ただ報道によれば、組長と上野コーチへは来季の契約を更新しない旨を伝えたという。恐らく今季の組長のチーム作りから明確な成長が見られない事による来季への不安、またACL出場権獲得ノルマが実質的に不可能になって来た事で、曺貴裁と交渉していた事からもわかる通り、既に早い段階で監督交代が決定していたのかもしれない。いや去年末に新監督招聘に失敗して「1年繋ぎ」の意味で組長に監督をお願いしていた可能性も高いが。
何れにしてもクラブの勝手な都合から、先ずは組長を暫定監督に、またヘッドコーチに、そして途中にオリヴェイラと対立したら今度は海外向け新プロジェクトという名の左遷職に追いやり、オリヴェイラで失敗した途端に再びトップチームの監督に祭り上げるという、本当に好き勝手にクラブの良いように使ってしまっていたのは事実。
これでまたそう成績が極端に悪くないのに1年限りで監督から降ろすのが事実であれば、このフロントは本当に人の使い方が乱暴であり、人を大切にしないクラブになってしまう。
組長はトップチームの監督としては大きな結果を残せた訳ではないが、あれだけゴタゴタしていた時代に、本人からしたら分析畑や育成畑であり、表舞台に出る人間ではないと理解していたであろう故に本意ではなかった筈の中、チームの危機的状況とクラブの陳情に、かなり無理をして、真の意味で火中の栗を拾って死に物狂いに頑張ってくれた人。
このような功労者をここで手放したら、更にフロントの資質が疑われるよ。組長には来季しっかりとしたポストを用意してあげないと。頼むよ立花社長。

リカルド・ロドリゲスに関しては、内定したと言われていても、まだまだ初期報道だから、ちょっと経過を見守る事にする。

追記
オフィシャルに正式に組長及びコーチ陣との契約満了の旨、出たね・・・。
◆大槻毅監督との契約について(レッズオフィシャル)
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
組長お疲れ様
うえさん どうもです。
組長には大変な時ばかり監督になってもらいお疲れさまでした。
でも この一年でチームが伸びたかというと 開幕前より下がった気がします。
戦術も1年間みましたがどうしたいのかがわからなかったし
サイドからのクロスに対する対応も治らない。
5人の交代枠があるのに 上手く使えないし
才能のある武田・鈴木を試合に出さず飼い殺し状態。
試合を見ていても 毎回同じような 録画を見ているような試合。
組長の敗戦コメントも同じ
正直、来年の監督交代に胸をなでおろしています。
組長なら 2年で優勝した女子の森監督の方がいいチームを作れるかもと思うほどでした。
新さん 2020/11/25(Wed)21:17:00 編集
コメントありがとうございます
新さん
こんばんはです。
組長の率直な評価は、まさにおっしゃる通りだと思います。実際問題として、チーム内に目指すサッカーは緩やかにでも僅かには見えていても、それを明確に成果に繋げては来季に著しい不安を残さずチーム作りが出来ていたかといえば、否なんですよね。
おっしゃる通り、この1年でチーム自体が伸びたかといえば、自分もそうではないと思いますし。降格免除なシーズンなのに、来季に繋がる積極的な若手育成が見えなかった点は大きな疑問でしたね。まあACL出場権ノルマが足枷になった面はあるかもですが。
ただ真に火中の栗を拾ってくれた人には間違いないので、残り試合で勝って、良い花道を作ってあげたいですね。
うえ URL 2020/11/25(Wed)21:42:17 編集
無題
今晩は 4試合残しての発表にはビックリですがやはりこれまでの内容、成績では妥当な判断かと思います。情けないフロントに2回振り回されながらも崩壊危機のチーム救ってくれた事、もう感謝しかないです。ただこんな乱暴な対応したクラブでも残ってくれれば嬉しいですがねぇ。
新監督の事は良くわからないですが浦和の責任背負うとかなんとかどっかの記事に出た?
公式発表待ちます!
欅通りのサポ 2020/11/25(Wed)22:17:48 編集
無題
こんばんは。

来シーズンの新監督が決まったのはいいものの、前にもお話しさせて頂きましたが組長が監督を退く=チームを去るとなってしまうのだけは止めて欲しいです。

プロスポーツチームは何故か監督以外の役職でいい働きをしていた人が監督となり、結果が残せなかったらチームを去るということが多い気がします。浦和レッズではエンゲルスや堀さんが挙げられます。組長まで同じようになってしまわないことを祈るばかりです。
アニメ統計学者 URL 2020/11/25(Wed)22:38:35 編集
コメントありがとうございます
欅通りのサポさん
おはようございます。
おっしゃる通り、レッズとしてはこのタイミングでの発表は珍しいですね。逆に考えたら来季の新監督内定が事実だという事にもなりますが、加えてあのフロントですから、残り試合を絡めてサポーターの気持ちを抑える狙いがあるのかも、と少し穿ってしまいますが。
組長はクラブの身勝手な人事に散々振り回されてしまった感があるだけに、どんな成績で終わろうと、自分も感謝しかないです。フロントもその辺を良く考慮して、その功労に報いる対応を組長にしてあげてほしいですね。

アニメ統計学者さん
おはようございます。
組長はクラブの失敗人事により発生したチームの危機を、幾度も先頭に立って乗り越えてくれた人ですから、その功労に見合った新たなポストを与えてあげてほしいですね。またこのような人材を手放してはいけませんね。
ただプロスポーツクラブって、監督の上だとGMレベルや取締役になるので、なかなか次の重要ポストが見付けにくいというのはありますね。それだけに内部人事で監督にさせる場合、クラブは覚悟が必要なんですよね。その辺をうちのフロントが真剣に考えているのかは疑問ですが・・・。
うえ URL 2020/11/26(Thu)10:48:51 編集
無題
こんにちは
未来はどうなるか分かりません。
良い方向に行くのか?
悪い方向に行くのか?
仮に悪い方向に行った時に立ち返る場所はあるのか?

3年計画を立ち上げて1年を経過しました。
応援している人に明確な浦和のサッカーを告げず、フワッとした話で誤魔化しました。

応援している人がレッズが目指しているサッカーが分からないから不要な文句が多く出ます。
応援している人からなぜ文句が出ているのか分からないから、文句の中で一番声が大きな人の意見を文句の本質だと見誤る。

チームを作っている人達は、プロですか?
一般社会の経験は不足してませんか?
特殊な業界の中の常識は一般では通用しませんよ。

浦和レッズはどういうサッカーを目指しているのか応援している人に明確に説明が必要です。
外に説明することで、大きな責任を負う事になります、それこそプロです。

シーズン終了後の反省の作文はいりません。
1.明確に目指すべきサッカーの説明
2.優勝または常に優勝を争えるチームの完成までのロードマップ
3.上記を実現するためのマイルストーンを設定し、その都度修正


正直、大槻監督にはレッズが大変な状況で矢面に立ってもらって感謝しています。
その反面、プロの監督という観点からすればチームの成長、結果が伴わない場合はこうなるのはしょうがないと思います。

監督としての知見を広げるためにレッズを離れるのか、クラブが内部でポジションを用意し、そこで仕事をするのかは不明ですが。
大槻さんの今後が幸多からんことを願っています。

話はガラリと変えますが、噂のリカルド・ロドリゲスさんが監督になった場合は、チームの作り替えになるんでしょうかねぇ
リカルド・ロドリゲスさんがどんな指向のサッカーが好きなのか分からないので、期待と不安・・・

ガラリと変わるとすれば、今シーズンは3年計画のアニメでよくあるゼロになるのか?

取りあえずは、新監督の件は正式発表されるまで個人的には封印です。

残り試合、勝てるように応援します。(特にホーム)
試合見て文句が増えたおやじ 2020/11/26(Thu)13:19:51 編集
コメントありがとうございます
試合見て文句が増えたおやじさん
こんにちはです。
3年計画の1年目。目標3年ですから、1年目でどうこうという話となると、また別の話にもなってきてしまいますから、そこは右に置くとしまして、今季どういったサッカーをやっていたかを明確に語るには、かなり中身が見えない、また曖昧な部分があり、また目に見えて来季に向けた希望・成長が見られたかと言われれば、これも否なので、実際問題として「わからない」部分が多いのが実状でしょうね。
自分、今季開幕前に行われた「ToT」にも行きましたが、そこで強化責任者のツッチーと西野氏から、ご指摘されている、
1.明確に目指すべきサッカーの説明
2.優勝または常に優勝を争えるチームの完成までのロードマップ
3.上記を実現するためのマイルストーンを設定し、その都度修正
・・・の「ようなもの」は一応(抽象的な部分は少なくないものの)我々に説明はされていましたから、一応クラブもそれに基づいて今回の判断に至ったものだと思います。
監督交代はノルマ未達成故なのか、また噂されている通り始めから1年限りの繋ぎだったのか、これはわかりませんが、成績だけを考えてしまうと微妙なだけに、やはり契約上のシビアな部分があったのだろうと思うしかありません。
ただ組長の扱いに関しては、クラブがあれだけ好き勝手に使ってしまった事を人情面で考えてしまうと、やはりその功労に見合った報いを与えてあげてほしいと思います。
さて、仮に来季の監督が、報道通りにリカルド・ロドリゲスになった場合、組長体制で少なからずも積み重ねたサッカーの継続か、または1からチームの作り替えかは現時点ではわかりません。明確になっているのは引き続き攻撃的サッカーを目指すという事と、リカルド・ロドリゲスであれば本人が志向する戦術が存在している事くらいでしょうか。その上でクラブが新監督と、継続優先なのか白紙委任なのか、どちらの条件で契約したかによるでしょう。
何れにしても新監督については、水面下では当然内定していたとしても、レッズと、またリカルド・ロドリゲスであれは徳島のシーズンが完全に終了してからでなければ正式発表はされませんから、そこはシーズン終了後まで気長に待つ事としましょう。
うえ URL 2020/11/26(Thu)16:48:33 編集
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第28節・後半分 浦和0-1川崎 得点/55分・小林(川)(前後半合計 浦和1-1川崎 前半得点/23分・凌磨(浦)) ・・・次の試合/J1リーグ第37節 福岡-浦和(ベスト電器スタジアム=11月30日14:00キックオフ)


★みんなのなんでも掲示板★
掲示板利用規約

☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。

ツイッター↓
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
11 12 13 15 16
17 18 19 20 21 23
24 25 26 27 28 29 30
最新トラックバック
リンク

にほんブログ村 サッカーブログへ



にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ
リンク

【相互リンク大歓迎受付中!!】
プロフィール
HN:
うえ
性別:
男性
自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
ブログ内検索
アクセスカウンター
アクセスカウンター
メールフォーム
バーコード
携帯からも閲覧できますよ。
忍者ブログ [PR]