横浜F・マリノス3-0浦和レッズ
~日産スタジアム
このカツ丼、写真からしてややグロテスクな通り、ぶっちゃけたいして美味くなかった上に、調子に乗って大盛りとかやって、やたら甘い味付けなのも手伝って半分胸焼け状態になったし。
だいたい自分、カツ丼ってたいして好きじゃないんだよな(なら喰うなよバカ)
・・・こうやって験を担ぐ時って、大抵は裏目に出るのが世の常なのだろうが、レッズの場合は、こういう大一番な時に、お約束のように情けない試合をしてしまうのも常なチームだから、まあこんな試合でも、驚かない。
驚かない、驚かないけど、悔しいし腹が立つのは驚かないとは別だ!
ったく、また1試合で別チームに早変わりだ。清水戦の組織的なチームは、また何処かへ行ってしまった。いや、正確には、大分戦以前のチームに戻ってしまったと言うべきかもしれないが。特に守備が。
まあミシャサッカーで良くある事とはいえ、森脇が負傷で退いて右からの攻撃が沈黙したも痛かったが、代わった坪井がお約束のような大焦りマイナスパスから、那須もワンタッチ後にセーフティーに弾き出せば良いものを無理に切り返しては奪われアウト。2失点目もマルキーニョスに簡単に振り切られたのも那須。那須は1失点する前に足をやや痛めた感じがあったが、それも影響したか?
しかし那須大明神様、得点力は素晴らしいが、大事な大一番では、守備で貢献してほしかったな。ホームのマリノス戦も含めて。貴方の古巣なんだし。
でもね、大一番ならば、本来ならば、もっとお互いが敵の長所をかき消し合いながらも、要所ではお互いの長所が光り合うような試合になってほしかった。こんな一方だけが駄目な部分だけ目立つワンサイドゲームで、首位を争う大一番なんて言うのが恥ずかしい位の、レッズにとって本当に情けない敗戦になってしまったよ。現時点で2位と3位がやる内容ではないよ、普通は。だからこそ、レッズらしい大一番だったと言う結論に繋がってしまうのだ。
グダグダ言っても仕方がない。毎度の事ながら扇谷にも腹が立つし、今回の敗戦には本当にガッカリだが、レッズは梅崎が復帰した事だし、安定感に欠けるレッズは、こんな敗戦の次は、良い試合をしてくれる事だろう。フッ、今日の自分は最後は珍しく冷静だな。
嘘。
この大一番を落とした事自体は凄く怒っているぞ!冷静なのではなく、単に疲れて覇気が無いだけだ!!
帰りの横浜線は混雑で発車が遅れて、本来乗りたかった時刻の東横線は行っちゃうわ、おかげ様で副都心線までの直通の乗り継ぎが最悪なダイヤの時間帯にハマるわ、地下鉄成増で馬鹿な客同士の喧嘩が発生して発車が遅れるわ、新宿三丁目からずっと同じ車両に乗っていたマリノスサポが、まさか自分の地元の駅で一緒に降りて来るわ・・・ふざけんな!踏んだり蹴ったりだ!!
これからザ・やけ酒かっ喰らってやる!しかも酒の肴が焼き茄子だ!しっかりしろ那須!!!!こうなったら3時まで飲むぞ!明日の仕事なんかどうなっても知らん!!
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J1リーグ第23節 横浜マ3-0浦和
得点/27分・中村(横マ)、29分・マルキーニョス(横マ)、48分・中村(横マ)
主審=扇谷健司
観衆:30,481人
清水エスパルス0-2浦和レッズ
~エコパスタジアム
そしてお約束のように三島で電車が無くなり、始発を待っての朝帰りなのであった。
まあ勝ったから苦にならないが、しっかし最近の清水戦は、毎年三島で夜を明かしているな、自分・・・(ここで絶対に掛川か静岡から新幹線という選択肢が出て来ない所がお馬鹿とも言えるが)
それにしても、こんな完璧な試合を敵地で披露してくれるとは!
攻守とも完璧。決して相性が良いとは言えない清水相手に、前半で2得点は出来過ぎとも言えるが、先ずは前半の清水の守備がやたら緩かった事は否めない。だからパスが回る回る。面白いように回る。やたら余裕があるから原口のドリブル突破もキレキレ。足の遅い柏木でさえ、スペースで自在に走り回っていた。それに前半は清水右翼深部がやたらガラ空き。そこをロングパスで執拗に突いては宇賀神や槙野を走らせる。清水はどうしてあの部分だけポッカリ空いていたのだろう?
そして何が凄いって、どの選手もこの猛暑に走る走る。ハードワークと言ってしまえば簡単だが、何処にそんなスタミナが残っているのかと言うレベルで、結局レッズのスタミナは、90分間途切れる事は無かった。この運動量が清水を完全に凌駕したのだ。
月並みな言い方だけど、本当に良く頑張った。良く走り良くファイトし、それが完璧な勝利を呼び寄せたに違いない。天晴れ!
久々の完封勝利だが、ぶっちゃけ守りやすかったと思う。清水はラドンチッチにボールを放り込むだけだったから、これに間合いをとって跳ね返せば、清水の攻撃はほぼ封じられる。もっとラドンチッチがスーパーな選手だったらどうなっていたかわからないが、今回に限ってのラドンチッチは高さは脅威だが、運動量もパワフルさも感じなかったから、身体を当てれば簡単に動きを封じる事が可能だったのだと思う。
逆に大前の存在が不気味だったが、あれだけ執拗にラドンチッチばかり狙って放り込むだけだと、何のための大前かわからなかった。もっと大前を生かすようなサッカーをして来られていたら、戦況は変わっていたかもしれない。そして敵ながらちょっと大前がかわいそうだった。
しっかし、相変わらず試合中にチキンラーメン流すんだよなぁ。いい加減にしないと、本気でチキンラーメン嫌いになるぞ!あー?
昼にスガキヤやったのに、CMのせいで腹が減る、もとい気が散る訳だが、あれ流れると「熱湯かけただけで卵があんな綺麗に仕上がる訳ねーだろ!」と毎回思ってしまう。本当に気が散る。
嗚呼いかん、こうやってチキンラーメンチキンラーメンと書いてる事自体が、チキンラーメンの術中にはまっているという事じゃないか!?日清の狙い通りでは・・・
しかし清水にとっては、チキンラーメンやるとレッズに勝てないジンクスを植え付けたかもしれないぞ。だとすると、チキンラーメンは実はレッズにとっては勝利の女神?
今日の昼飯、チキンラーメンにするかな(なんじゃそりゃ)
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J1リーグ第22節 清水0-2浦和
得点/7分・柏木(浦)、27分・興梠(浦)
主審=佐藤隆治
観衆:21,420人
浦和レッズ4-3大分トリニータ
~埼玉スタジアム2002
先ずはミシャ自身が選手に「去年の札幌戦」を叱咤激励材料にしておきながら、そんなのはおかまい無しに簡単に失点を重ねるレッズ。しかも立て続け、最初と2失点目はセットプレーから。あの~・・・今週の練習で、レッズがセットプレー練習を念入りに行ったと報道されていたが・・・それを逆に大分に簡単にやられてどうすんのよ!?こんな事ならセットプレーの練習ではなくて、セットプレー時の守備を練習しとけってなもんだ。
あー・・・それにしても前半の内に立て続けに3失点喰らうとは露ほどにも思わなかったし、だいたい第3節アウェー大分に、前半早々立て続けにミス絡みから2失点喰らったのも、全く反省材料として生かされていなかったなんだなぁ・・・。
去年の札幌戦もそうだし、今年のアウェー大分にしても、学習材料はいくらでもあったし、ミシャが札幌戦を例に出している以上、意識はしていたはずなのだが、逆にそれが足枷になったかプレッシャーになったかのようなお粗末な3失点だった。
ああそうか、いくら学習材料とか反省材料とか言っても、当のミシャの率いるチームが川崎と何度やっても同じ負け方をしているのだから、ぶっちゃけこれはチームの性質として、直らない部分なのかもしれないけど。
3点取られたら4点取れば良い。それならば、絶対に勝てる。攻撃的チームなのだったら、それこそが勝利の方程式なのだろうが、それにしても先に3失点して、そこから4点ぶち込むのだから、やれば出来るとも言えるし、良くやったとも言えるし、頑張ったとも言えるし、でも、やはり神懸かりな部分でもあったし・・・
何だかわからないけど、那須大明神の逆転ヘッドがゴールに吸い込まれた時、普通ならこんな超劇的な大逆転劇なのだから、当然のように狂喜乱舞で大歓喜の抱き合い圧し合い嬉涙の大パニック・・・になるはずが、何故か冷静に跳びはね喜んでは、安堵してしまった。隣の仲間の方が喜んでいる。そして妙に落ち着いていた自分。嬉しくないはずはないのだが、それ以上に何倍もの安堵感。
失礼を承知で言うが、最下位であり今季1勝しかしていない大分相手に、(勝って当然とまでは言わないが)普通ならストレートに勝っておかなければいけない相手だった。これは理屈ではなく、そういう状況にある両チームなのだから。だからこそ窮鼠猫を噛む的に何をしてくるかわらないチームでもあった訳だが、これは大分云々よりレッズ自身の問題であって、レッズらしい情けない失点劇だった。
結果論ではなく、興梠が1点を返した時点で、少なくとも同点には追いつけられると思っていた。確信は無かったけど、何故かそういう雰囲気だった。だから、マルシオの直接FKが炸裂した時も、阿部の同点PKも、冷静に喜べた。その上での那須大明神。わかる、わかるぞ、そういう逆転への流れが既に出来上がっていたのではないかと思う。そういう雰囲気。
・・・なんて勝手な事を言っているが、やっぱ結果論かな(今更なんじゃそりゃ)。
これで負けていたら、恐らく今、自分もレッズも、大変な事になっていただろう。こうして意気揚々と帰還なんか出来なかっただろうし、こうして冷静にキーボード叩いてブログ記事を書いていられる状況ではなかっただろう。
年に1回はこういう試合も良い・・・なんて意見もあるが、ぶっちゃけこういう滅茶苦茶で心臓に悪い試合は、5年に1回くらいにしてほしい。エンタメ性は抜群なれど、こんな試合展開で先に3失点側のチームのファン・サポーターで喜ぶ人が居るとしたら、よっぽどのMっ化があるとしか思えん(冗談だけど)。
こんな敗戦と勝利が両極端にある試合なんて、年に1回もやられたら、それこそまともに優勝なんて狙えないじゃないか。というか心臓が保たない。
会社5時で飛び出して、キックオフ1分後にゴール裏に飛び込んだ。猛ダッシュだったから肉体的に疲れた。そして変な試合を観せられて、何とか勝ったけど、精神的に疲れた。
選手たちよ、新潟戦への宿題をファン・サポーターに出す前に、どうしたらこういう滅茶苦茶な試合をしないかが、選手と監督への宿題だ。
あー疲れた。ザ・美酒しよ。
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J1リーグ第21節 浦和4-3大分
得点/12分・梶山(大)、15分・若狭(大)、20分・松田(大)、24分・興梠(浦)、47分・マルシオ(浦) 、56分・阿部PK(浦) 、84分・那須(浦)
主審=西村雄一
観衆:32,329人
名古屋グランパス2-0浦和レッズ
~豊田スタジアム
列順確保後の避暑先1発目に、何をどう血迷ったのか、何故かエロビデオ&大人のオモチャ専門店に入ってしまうという、まともな思考能力さえ奪われる(実はそれが本能だったという話もあるが)異常な暑さ。この日だけで、800リットル位の汗をかいたんじゃないかな(嘘)
そんな豊田遠征から、何処へ行っても何を乗っても激混みの18禁切符でやっとこさ帰って来た。疲れた。
ああいう信じられないような失点劇に発展してしまうのだから、散々機を逃した事で招いたしっぺ返しは本当に怖い。
後半失点後は引いて守る名古屋相手に効果的なパスが入れられず、チャンスはファーに関口が飛び込んだひとつだけ。
タワー級が林立する名古屋相手に、高さでは勝負にならないから、足下限定でのパス回しで終始我慢のサッカーをやっていたのは理解出来るが、それでも敵に先制を許しての流れだから、これで敵に引かれたら、もう万事休すになるのは当然と言えば当然なのであった。
そもそも前半と後半で全く違う内容になってしまったのだから、レッズにとっては、前半が全てだったという事か。
興梠があの決定機を決めていればとか、原口があそこで倒されなければとか、色々とタラレバはあった試合だったが、今更それを言っても仕方がない。ただ直輝が、ついにリーグ戦に復帰したというところで救われた試合だった。その直輝は相変わらず危なっかしいプレー内容で観ていてヒヤヒヤものでもあるのだったが、どう何をしてもこれが直輝のストロングポイントなのだろうなぁ。とにかくもう大怪我だけはしないでくれよ。
それにしても、・・・いや、レッズの守備戦術は「選手間の約束事だけ」という事はわかっているが、それにしても今回は目を背けたくなるレベルの情けない失点パターン。せっかく名古屋の高さは何とかかんとか紙一重でも封じていたのに、それを台無しにするような、実に勿体ないというか、パスミスが発端のカウンター失点。更にはドフリーカウンターでキーパーまであっさりかわされる始末。立て続け。
選手間で話し合っているのならば、せめてマークの受け渡し位はしっかりしておいてほしいところだけど。んー・・・どぎゃんかせんといけんのは昔からわかっていても、どうにも出来ない部分が、ここにあるのが何とももどかしい。
これだけは言っておきたいシリーズ。
最後にまた闘莉王がゴール裏に挨拶に来たが、これも何だかなぁって感じ。闘莉王がレッズ大好きだったり、まだ未練があるのか、この際どっちでも良いが、闘莉王がレッズを追い出されて名古屋に移籍してもう何年経つ?1年目なら理解出来る。それが名古屋で4シーズン目を迎えているのに、まだレッズ側に挨拶に来る必要があるのか?闘莉王の心は未だにレッズに向いているのだとしたら、ハッキリ言って名古屋に失礼では?闘莉王のレプリカを着た名古屋サポがどれだけ多いか、闘莉王はわかっているのだろうか?
闘莉王よ、お前は一体全体何処に所属している選手なんだ?そこんとこ良く考えろ!!
闘莉王がレッズ側に挨拶に来る必要はもはや無い。ってか来るな!来られると、・・・こっちがまた未練がましくなるだろ!(泣)
くっそ、レッズは負けるし浦学も負けるし、散々な連休スタートだ・・・
暴挙シリーズ
豊田ギャザ店スガキヤ2杯目、肉入りに肉入りをトッピングする暴挙!
宿がある刈谷でザ・やけ酒。
この糞暑い時期に、自殺行為とも言える七輪焼きを、しかも午前0時からスタートさせる暴挙!!
この店、七輪焼きがメインなのに、何人か居た同志も含めて客の誰も七輪焼きを注文していないという・・・
周りからはジロジロ見られるし、注文聞いた店員ですら「え?この糞暑い日に七輪焼きすんの?バカじゃないの?」的な表情・・・ほっとけ!!
しかも夜中の2時過ぎに、鷹の爪タップリの激辛名古屋名物・台湾ラーメンを喰う暴挙!!!辛党の自分は普通に喰えるが、そうではない仲間は、隣で汗だくになりながらヒーヒー言う始末。しっかりしろ!!
もう暑さと敗戦と疲労でヤケクソだ。
敗戦の夏、ヤケクソの夏。
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J1リーグ第20節 名古屋2-0浦和
得点/60分・玉田(名)、64分・ケネディ(名)
主審=飯田淳平
観衆:30,478人
浦和レッズ3-1サンフレッチェ広島
~埼玉スタジアム2002
ハーフタイムに北ゴール裏のサポ全員がピッチに背を向ける異常な光景・・・まあ、花火なんだが(撮影に失敗して、花火に見えない(泣))・・・散発的にパンパンと打ち上がるのが、何となくレッズの攻撃パターンを象徴しているようで・・・あ、いや、それ以上は・・・皆まで言うまい(笑)
それより、モブキャストのスタッツは、何時まで経ったてもシュート数と枠内シュート数が「0」だし(じゃあどうやってゴールしたんだよ)、加えて残り10分でオーロラビジョンがぶっ壊れて、画面がプッツリ消えるのは勘弁してくれ。今季から画面が大きくなったのに、もうぶっ壊れるとは。試合中に何とか直そうとしていたらしいが、結局は復旧せず。
残り時間がわからないのは、何となく心臓に悪いのであった。ロスタイム突入直前でようやく北側のオーロラビジョンの時計表示だけ復旧したものの、時既に遅し・・・。
しかし、これはどういう事だろうか。快進撃を続ける相手だけあって、絶対に難しく、そして我慢の試合になると思われた広島戦は、蓋を開けてみたら・・・。
そもそも同じようなサッカーをする両チームだけあって、本来なら合わせ鏡のような展開になると思って臨んだが、実際はそうではなかった。
広島からしたら、自分たちのサッカーをするはずが、試合開始早々に失点した事で、プランが狂ったのだろうか。更に言うと、レッズが前半の内に2点目まで奪ってしまったのだから、広島からしたら落ち着いてパスワーク主体で攻めるよりも、後半はとにかくロングボールの連続で、バンバン放り込むしか手が無かったのだろうか。どういう意図だったかはわからないが、それだけ今回の広島は、いつものパスサッカーをかなぐり捨てるように、やたら縦ポン気味にボールを放り込んで来ていた。広島ってこんなチームだっただろうか?
ただレッズもしっかり守っていたかというと、そうではない際どい時間帯もあった訳で、やたらコーナーキックを許すし、危険なシュートを放たれては、加藤の必死のセーブで守った部分が大きい。ここだけ見ると、試合はどっちにでも転ぶ可能性はあった。つまり3点も先行したとは言っても、手放しでは喜べない理由が、それにある。最後の失点は、「勝って兜の緒を締めよ」というサッカーの神様からの戒めかもしれない。
とは言うものの、首位相手にこういう勝ち方は、やはり痛快なのであった。
興梠は、前節磐田戦で決定機を外した分を、実は今日のゴールのために取っておいたのだと考えれば、納得が行くというもの。2点とも実に難しいゴールで、セットプレーとは言え、キーパーの届かない微妙な位置にヘッドで当てたかと思えば、湘南戦で見せたような鋭いクロスに足を伸ばしてゴールに叩き込むシーンも再び。
この興梠という選手は、やはり簡単と思われる決定機は外しまくり、こういう難しいゴールは決めてしまう。もうこうなったら、興梠にゴールを決めさせるために、簡単なパスや優しいパスより、やたら合わせ難い滅茶苦茶なパスを放り当ててあげよう。パスの出し手は、デビルパスを使える啓太なんかが最適ではないか?・・・というのは冗談だが、しかしクロスからの得点はレッズでは意外で、マッチデーのデータでレッズと広島のレーダーチャートを比較すると、さすが同じようなサッカーをする両チームだけあって、攻撃面では1ケ所を除いて形がほぼ同じになっているのだが、その攻撃面の違う1ケ所が「クロス」なのである。広島はクロスも多用する。対してレッズはクロスが限りなく少ない。ところが今回、その少ないクロスからレッズのゴールが生まれている。平川の絶妙かつ鋭いクロスだったが、深く攻め上がってもクロスより一旦止まってショートパスを選択する事が多い平川が、珍しく躊躇せずに思い切りクロスを入れたのは、絶対に通るという自信と、興梠への信頼感だったのだろう。それに応えた興梠も、さすがであった。そしてひじょうに綺麗なゴールだった。
繰り返すけど、本当に試合前は、お互いにもっと我慢が必要な展開になると思っていた。極端な事を言えば、1点勝負になる覚悟もしていた。ところが予想外に派手に動いた試合展開が、余計にレッズを熱くさせ、広島の焦りも誘ったのかもしれない。意外なゴールと、意外な形の勝利となった。
これで再びの過密日程が終わった。1週間、余韻に浸れる。首位に勝って、気持ちに余裕を持って気分良く豊田へ遠征出来るのであった。
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J1リーグ第19節 浦和3-1広島
得点/5分・興梠(浦)、28分・原口(浦)、 55分・興梠(浦)、 90+3分・水本(広)
主審=松尾 一
観衆:42,426人
ジュビロ磐田1-2浦和レッズ
~エコパスタジアム
パイナップルが、パイナップルがやっちまったー!!!!!!さくらんぼ!さくらんぼ!ピーヒャララ~ピーヒャララ~♪
・・・落ち着け、俺。
いや~、ロスタイム逆転決勝ゴールって、本当に良いものですね。
攻め続けるミシャサッカーにとってロスタイム勝利は少なくないか、でもあの時間帯にあの位置から大振りなシュートを放って入ってしまうのは、ある意味で奇跡というか、神懸かりというレベルなのだが、それでも入ってしまったのだから、入ったのだろう(完全に意味不明)。
興奮して何を言っているのかわからないが、マルシオの同点ゴールと合わせて、最後まで攻める姿勢、というか、闇雲にロングボールに走ったり、無茶にパワープレーを展開した訳ではなくて、頑固に我慢我慢で自分たちのサッカーを貫き通しながらロスタイムの逆転劇にまで持って行ったのだから、これは磐田に対してレッズのサッカー自体の勝利になった訳だ。
しかし試合開始から見て行くと、自分たちのサッカーと言っても、今回のミシャは序盤からロングボールを指示とかで、その通りにいつもよりロングボールで裏を突く場面が多く見られたが、それに加えて鋭い縦パス連発と、その延長線上とも言える柏木から興梠へのスルーパスが2度3度と飛び出すなど、多用なパスワークを駆使していた。縦パスはあっても、キラー的な種のスルーパスはミシャサッカーでは多いとは言えないだけに驚いたが、こういった数少ないながらも意外性と柔軟性は、広島時代から良く見られたミシャのサッカーの特長でもある。だからたまに敵もこれで混乱する。そしてマリノス戦で自分が痛烈に批判してしまったギャンブル的なパスも今回は最小限に留まっていた。だから落ち着いてパスが回っていた。
実際問題として、連敗していたチームだけに、状態は良いとは言えなかった。降格圏内であり、いくら監督が交代して復調しつつある磐田相手とて、普通にやれば絶対に今のレッズの方が強いはずだった。それが蓋を開けてみたら、関塚サッカーに飲まれかける時間帯も多かった。その上で後半は序盤から危険な場面を作られまくり、挙げ句は駒野のミドルで先制を許すなど、これが連敗中のチームなんだと思わせる時間帯が確かにあった。いや、本来からこれがレッズのサッカーなのであるが、連敗中だからこそ(良くない事とわかっていても)疑心暗鬼に陥ってしまう。それが連敗というものなのだ。
だから、3連敗だけは絶対に避けなければならなかったし、連敗を止める事、勝つことの執念が、同点ゴールと逆転ゴールに繋がった訳だ。
不運なシーン、良くないシーンが多かった。宇賀神がボタンの掛け違いのように周囲と微妙に合っていなかったり、せっかく得意のロングフィードで復調したと思った途端の永田がまたもミス連発。おまけに梅崎は脳震盪で前半から退くハメに。これで後半から切り札に使うはずの、代表戦中2日の疲労から回復していない原口を、泣く泣く前半から使わざるを得なくなった。完全に試合のプランが狂った。この試合は呪われているのかと思うくらい、前半から暗雲が立ち込めていたのが今日のレッズだった。
奇跡かもしれない、神懸かりかもしれない、そんな逆転勝利が生まれた。本当に安堵の連敗脱出。次節ホームで首位広島を迎える前に、本当に景気の良い勝利となった。そして自分的には平日でエコパに行けなかった悔しさと、月末で死にそうな位に忙しかった今日の仕事の疲れが・・・一気に吹き飛んだ!!
一言。最後の興梠の・・・あそこ決めないで何処で決めるんだよ興梠~!!嗚呼バースデーゴールは成らなかった(泣)
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J1リーグ第18節 磐田1-2浦和
得点/64分・駒野(磐)、83分・マルシオ(浦)、 90+3分・森脇(浦)
主審=山本雄大
観衆:20,049人
☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。
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レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。