浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
2023年(22年分) AFCチャンピオンズリーグ決勝・第1戦
アル・ヒラル1―1浦和レッズ
〜キング・ファハド国際スタジアム
ボールポゼッションは相手が72パーセントと、とんでもねー数字通りに支配されまくったが、この数字程の脅威さは、今回のアル・ヒラルからは感じられなかったのは少し拍子抜け。
あんまり相手の事を知らなかったまま優勝した17年はともかくとして、19年の敗けたイメージの方が新しいから、そこからアル・ヒラルをマークしていて、これでどうしても強い、怖いという考えが先行していたのだろうか?
とは言うものの、強い事は強いんだけど、アル・ヒラルって、従来こんなに極端に遅攻するチームだったっけ?もう少し力で圧して来ると思ったんだけど、予想に反してやたらスローテンポで、強引さが殆ど無く、これでよくレアル・マドリードから3点も奪えたと思うが、何か少し今回はイメージが違ったな。
その原因がアル・ヒラルそのものではなくて、逆にレッズに有ったのだとしたら、レッズは本当にアル・ヒラルに対して上手く対応したなと思うが、実際のところ失点シーンも左をぶち破られたとはいえ、守備と西川がお見合いしないで、中でキチンとブロックを作っていたら難なく跳ね返せていたものだったし、相手の突破はさすがだったが、勿体無い失点でもあった。
但し超強敵相手に、完全敵地で1失点は完全に想定内。問題というか、評価点はここから。
で、ここで並みのチームならば、動揺したり慌てるところ、失点後も焦らず、それどころか逆に失点した事で自分達を取り戻したという感じで、最初は地もボールも足に着いていなかったのか、はたまたアル・ヒラル相手と完全敵地の雰囲気に呑まれかかって緊張していたのか、それでミスを連発していた選手達。例えば小泉の不用意なバックパスからのプレゼントパスとか、あわやオウンゴールになりかけた岩尾のバックパスとかあったものの、失点は失点として、そこから25分も過ぎる頃から、眼も慣れて来たのか、落ち着いてサッカーが出来るようになっていた。
だから選手の距離感も、プレスのタイミングも徐々に良くなったし、相手のミスも誘えるようになったし、でも深追いしないままだから相手にカウンターを発動させなかったし、この立て直しは大人のサッカーをしていると感じたし、虎視眈々と少ないチャンスを狙い続けたのが、後半早々の相手のミス絡みの同点ゴールに繋がった。
正直もう少しリスクをかければ、前半から1点は取れたかもしれないが、それを早くから仕掛けてしまうと、相手の罠に嵌まっていた可能性が高い。
今回は終止一貫して自分たちのやり方、戦術の前に戦略を徹底して変えなかったのが良かったと思う。ここは我慢のサッカーを続けた選手を誉めたいし、この戦略を徹底させたスコルジャの勝負師としての凄さも見た。
決定的チャンスで滑って転んでとか、そこは運が無かったが、そもそも全体的にピッチコンディションがおかしくて、ボールが変なバウンドをしていたり、パスが止まったり、簡単に芝が捲れまくっていたりと、それで敵味方両して同じくらいミスが発生していたから、アル・ヒラルにしたら自分達のホームなのに肝心の芝でも自滅してくれていた感があるが、まあレッズとて同じ芝の土俵で戦っていた訳だから、ここはおあいこと考えるしかない。
ただ大久保のパスが相手のミスを誘発してのポスト跳ね返りの興梠の同点ゴールを考えてしまうと、運はやはり、ややレッズに見方していたのだろう。
主審のジャッジも首をかしげるものが多かったし、映像からしておかしなジャッジに助けられた場面と、おかしなジャッジで損した場面と、これも敵味方半々だったから、これもおあいこ。
ただ、サレム・アルドサリの岩尾への報復キックによる1発レッドだけは至極当然だから、そこは相手の自滅である。
サレム・アルドサリは17年の埼スタで遠藤航への危険なチャージによる退場といい、今回の退場もそうだが、歳は30過ぎても学習しないというか反省しないというか、よくレッズ相手に同じ事を繰り返してくれるなぁと・・・。まあ日本にもかつて、同じような選手がいたけど。
アウェーで1―1の折り返しだから、今はこれ以上の贅沢は言わない。07年のセパハンの時と、17年のアル・ヒラルの時と同じだから、これはレッズとしては吉兆の数字。そして理想的な折り返し。それだけを冷静に考える。
アル・ヒラル1―1浦和レッズ
〜キング・ファハド国際スタジアム
ボールポゼッションは相手が72パーセントと、とんでもねー数字通りに支配されまくったが、この数字程の脅威さは、今回のアル・ヒラルからは感じられなかったのは少し拍子抜け。
あんまり相手の事を知らなかったまま優勝した17年はともかくとして、19年の敗けたイメージの方が新しいから、そこからアル・ヒラルをマークしていて、これでどうしても強い、怖いという考えが先行していたのだろうか?
とは言うものの、強い事は強いんだけど、アル・ヒラルって、従来こんなに極端に遅攻するチームだったっけ?もう少し力で圧して来ると思ったんだけど、予想に反してやたらスローテンポで、強引さが殆ど無く、これでよくレアル・マドリードから3点も奪えたと思うが、何か少し今回はイメージが違ったな。
その原因がアル・ヒラルそのものではなくて、逆にレッズに有ったのだとしたら、レッズは本当にアル・ヒラルに対して上手く対応したなと思うが、実際のところ失点シーンも左をぶち破られたとはいえ、守備と西川がお見合いしないで、中でキチンとブロックを作っていたら難なく跳ね返せていたものだったし、相手の突破はさすがだったが、勿体無い失点でもあった。
但し超強敵相手に、完全敵地で1失点は完全に想定内。問題というか、評価点はここから。
で、ここで並みのチームならば、動揺したり慌てるところ、失点後も焦らず、それどころか逆に失点した事で自分達を取り戻したという感じで、最初は地もボールも足に着いていなかったのか、はたまたアル・ヒラル相手と完全敵地の雰囲気に呑まれかかって緊張していたのか、それでミスを連発していた選手達。例えば小泉の不用意なバックパスからのプレゼントパスとか、あわやオウンゴールになりかけた岩尾のバックパスとかあったものの、失点は失点として、そこから25分も過ぎる頃から、眼も慣れて来たのか、落ち着いてサッカーが出来るようになっていた。
だから選手の距離感も、プレスのタイミングも徐々に良くなったし、相手のミスも誘えるようになったし、でも深追いしないままだから相手にカウンターを発動させなかったし、この立て直しは大人のサッカーをしていると感じたし、虎視眈々と少ないチャンスを狙い続けたのが、後半早々の相手のミス絡みの同点ゴールに繋がった。
正直もう少しリスクをかければ、前半から1点は取れたかもしれないが、それを早くから仕掛けてしまうと、相手の罠に嵌まっていた可能性が高い。
今回は終止一貫して自分たちのやり方、戦術の前に戦略を徹底して変えなかったのが良かったと思う。ここは我慢のサッカーを続けた選手を誉めたいし、この戦略を徹底させたスコルジャの勝負師としての凄さも見た。
決定的チャンスで滑って転んでとか、そこは運が無かったが、そもそも全体的にピッチコンディションがおかしくて、ボールが変なバウンドをしていたり、パスが止まったり、簡単に芝が捲れまくっていたりと、それで敵味方両して同じくらいミスが発生していたから、アル・ヒラルにしたら自分達のホームなのに肝心の芝でも自滅してくれていた感があるが、まあレッズとて同じ芝の土俵で戦っていた訳だから、ここはおあいこと考えるしかない。
主審のジャッジも首をかしげるものが多かったし、映像からしておかしなジャッジに助けられた場面と、おかしなジャッジで損した場面と、これも敵味方半々だったから、これもおあいこ。
ただ、サレム・アルドサリの岩尾への報復キックによる1発レッドだけは至極当然だから、そこは相手の自滅である。
サレム・アルドサリは17年の埼スタで遠藤航への危険なチャージによる退場といい、今回の退場もそうだが、歳は30過ぎても学習しないというか反省しないというか、よくレッズ相手に同じ事を繰り返してくれるなぁと・・・。まあ日本にもかつて、同じような選手がいたけど。
アウェーで1―1の折り返しだから、今はこれ以上の贅沢は言わない。07年のセパハンの時と、17年のアル・ヒラルの時と同じだから、これはレッズとしては吉兆の数字。そして理想的な折り返し。それだけを冷静に考える。
だから、まだ、騒がない。来週のホームまで、静かに、ただ静かに、待つ。
しっかし、夜中の2時に埼スタは、なかなか貴重な体験。終電も近い武蔵野線内や東川口駅改札で多くのレッズ姿を見た一般人が、「浦和レッズ?こんな時間から何があるんだ?」的な事を言っている人が何人かいたが、まあ試合帰りではなく、沿線から次々に乗って来る、電車や改札から次々に降りて来る、明らかに「これから行く」的なレッズサポを何人も見たら、そりゃそう感じるわな。
キックオフ時間が時間とはいえ、今回はDAZN独占放送で、民間局が生でやってくれないから仕方ないが、それでもこんな変な時間に、例えばサッカーにしても野球にしても日本代表的な超国民的試合ならともかく、単一チームで真夜中の6万人レベルのスタジアムでパブリックビューイングをやる自体が、端から見たら異常なのかもしれない。
現地組の約7百人には頭が下がる思いだが、深夜の埼スタにも7千人近いサポーターが駆け付けてしまうのも、また異常なのかもしれないが、中身は中身で深夜の半分照明を落とした中で観るオーロラビジョンも、また格別の体験であった。
異常といえば、DAZNの映像も異常だったな。試合中もパニくっていたが、試合前のスタメン表示もアレクサンダー岩波とか、マリウスが2人とか、馬渡と関根の佳穂 が2人居たり、犬飼と彩艶の2トップとか、最初バカにしているのか?と思ったけど、これを素でやってしまう辺り、やっぱ海外なんだなと、ある意味で一番貴重なものを見た・・・。
さて、眠いぞ。
ーーーーーー
しっかし、夜中の2時に埼スタは、なかなか貴重な体験。終電も近い武蔵野線内や東川口駅改札で多くのレッズ姿を見た一般人が、「浦和レッズ?こんな時間から何があるんだ?」的な事を言っている人が何人かいたが、まあ試合帰りではなく、沿線から次々に乗って来る、電車や改札から次々に降りて来る、明らかに「これから行く」的なレッズサポを何人も見たら、そりゃそう感じるわな。
キックオフ時間が時間とはいえ、今回はDAZN独占放送で、民間局が生でやってくれないから仕方ないが、それでもこんな変な時間に、例えばサッカーにしても野球にしても日本代表的な超国民的試合ならともかく、単一チームで真夜中の6万人レベルのスタジアムでパブリックビューイングをやる自体が、端から見たら異常なのかもしれない。
現地組の約7百人には頭が下がる思いだが、深夜の埼スタにも7千人近いサポーターが駆け付けてしまうのも、また異常なのかもしれないが、中身は中身で深夜の半分照明を落とした中で観るオーロラビジョンも、また格別の体験であった。
異常といえば、DAZNの映像も異常だったな。試合中もパニくっていたが、試合前のスタメン表示もアレクサンダー岩波とか、マリウスが2人とか、馬渡と関根の佳穂 が2人居たり、犬飼と彩艶の2トップとか、最初バカにしているのか?と思ったけど、これを素でやってしまう辺り、やっぱ海外なんだなと、ある意味で一番貴重なものを見た・・・。
さて、眠いぞ。
AFCチャンピオンズリーグ決勝・第1戦 アル・ヒラル1-1浦和
得点/13分・Sアルドサリ(ヒ)、53分・興梠(浦)
主審=アハメド・アル・カフ
観衆:50,881人
得点/13分・Sアルドサリ(ヒ)、53分・興梠(浦)
主審=アハメド・アル・カフ
観衆:50,881人
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無題
おはようございます。
深夜のPV観戦お疲れ様でした。
6年前と同じくアウェーをドローで終える事が出来、しかもアウェーゴールのおまけつき。
これで満を持して埼スタで戦えます。
埼スタで6年ぶりの歓喜を味わいたいですね。
深夜のPV観戦お疲れ様でした。
6年前と同じくアウェーをドローで終える事が出来、しかもアウェーゴールのおまけつき。
これで満を持して埼スタで戦えます。
埼スタで6年ぶりの歓喜を味わいたいですね。
コメントありがとうございます
FREE TIMEさん
おはようございます。
先制はされましたが、先ずはアウェーゴールを1つ奪ってのドローなので、これで過去2度優勝した時と同じ半歩有利な状態からホーム埼スタで戦う事が出来ますね。
アル・ヒラルには19年に敗けた雪辱の意味もある相手なので、今度はレッズが勝って、ホームで大歓喜の優勝と行きたいですね。
おはようございます。
先制はされましたが、先ずはアウェーゴールを1つ奪ってのドローなので、これで過去2度優勝した時と同じ半歩有利な状態からホーム埼スタで戦う事が出来ますね。
アル・ヒラルには19年に敗けた雪辱の意味もある相手なので、今度はレッズが勝って、ホームで大歓喜の優勝と行きたいですね。
無題
お疲れさまです。
深夜のPV参戦お疲れさまでした。確かにゲームは支配されっぱなしでしたけど、チャンスはヒラルと同等に作れてたので、勝てていたかもしれませんね。でもアウェイらしい試合でした。
問題は次ですね。守りきれれば理想的。一方間違いなく今回以上に攻めてくる相手に、このままカウンター狙いで逃げきるか…
スコルジャ監督の、ここ一番の采配、注目したいです。
深夜のPV参戦お疲れさまでした。確かにゲームは支配されっぱなしでしたけど、チャンスはヒラルと同等に作れてたので、勝てていたかもしれませんね。でもアウェイらしい試合でした。
問題は次ですね。守りきれれば理想的。一方間違いなく今回以上に攻めてくる相手に、このままカウンター狙いで逃げきるか…
スコルジャ監督の、ここ一番の采配、注目したいです。
コメントありがとうございます
マウファンさん
こんにちはです。
後一歩前に出ていたら追加点も有り得ましたが、状況からしたら、今回は正しい戦い方だったと思います。
次はホームですが、かといって開始段階でリスクを犯す必要は無いので、基本やり方は1戦目と同じ意識で良いと思います。仮にゲームが動いた場合のBCプランも、当然用意している筈ですし。あと今回のお見合いミス的な失点から、修正も当然入るので、守備はよりしっかりすると思います。
こんにちはです。
後一歩前に出ていたら追加点も有り得ましたが、状況からしたら、今回は正しい戦い方だったと思います。
次はホームですが、かといって開始段階でリスクを犯す必要は無いので、基本やり方は1戦目と同じ意識で良いと思います。仮にゲームが動いた場合のBCプランも、当然用意している筈ですし。あと今回のお見合いミス的な失点から、修正も当然入るので、守備はよりしっかりすると思います。
ようこそ!!
☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。
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自己紹介:
埼玉県富士見市在住
レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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