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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2024年  J1リーグ第1節
サンフレッチェ広島2―0浦和レッズ
〜エディオンピースウイング広島

開幕戦に弱いのは監督が変わっても毎年同じだし、そこに苦手な相手であり、チームの基盤が出来上がっている広島、新スタジアムでモチベーションもテンションも上がっていた広島・・・うちは新監督で新体制だし、なんていう相手との差を言い訳にしてしまうのも何だけど、しかしまあこれが現実だから仕方がないったら仕方がない。
新スタジアムで広島に、華を添える形になってしまったのは不本意であるが。ご祝儀にしては勝ち点3は高く付いたぞ。だからこうやって出に使われる形になるの、嫌なんだよな。Jリーグもうちにうるせー割に、新スタの話題作りにレッズを頼る形で、そしてうちも素直に負けて相手に華をプレゼントしちゃうんだから・・・。

唯一悔やまれるべきは、自分が現地に行けなかった事、というのは右に置いておいて、去年のサッカーから比べたら、かなりの比重で攻撃面をテコ入れしてはサッカーを攻撃的にしながらも、しかし無得点に終わったのは期待が外れたが、まあ言い訳をすれば相手の広島も守備がひじょうに固いチームだし、そこにまだまだチーム自体が初期段階のうちのサッカーからすると、無得点というのも呑み込まなければいけないのだろう(あくまでうちは初期段階かつ相手が広島だからという条件付きよ)。

ただインサイドハーフのスタメン組、つまり小泉と敦樹がビルドアップに関して機能していない感があり、特に敦樹は本当にポジションがここで良いのかは初めから疑問に思っているところなんだが、ヘグモサッカーの鍵とも言える両ウイングも、開始からすぐに関根と松尾の左右を入れ換えたり、松尾は単騎で中に行く事を意識し過ぎて、早速ベンチからサイドへ流れるよう早々に修正されていたし、中央のチアゴ・サンタナはボールを収めるタイプではないから、いくらロングボールから低い位置で預けても機能しないのは想定内だったし・・・。

と、こう改めて思うに、縦に速いサッカーをやる筈が足元優先のサッカーになっていたり、もっと裏を狙うような動きが必要だったが、ボールを貰いたい前の3人が、そういう自らボールを受けたがる意識が高いと当然ながら高度が下がり、裏へ抜けるようなボールの引き出し方にならないんだな。
つまりヘグモが口を酸っぱくして、前目の選手は下がり過ぎるな、極端な事を言えば下がるな的な事を指示しているのは、変に足元を使うサッカーで攻撃にブレーキをかけたくない為だろうけれど、それとは真逆の動きをしてしまうと、このサッカーは機能しなくなるのである。

それでもボックス内へ速く繋ぐ意識に切り替えれば、一転してサイドからも崩せるし、序盤の速い攻撃からの小泉の決定的シュートや、同じく惜しくも大迫の好セーブに阻まれた松尾から関根へのニアは、そこまでのプロセスからして、やりたいサッカーの片鱗は見えたけどね。

シュート本数は去年より飛躍的に上がったのは、攻撃的なサッカーだから必然としても、そこで良い部分として、枠内シュートが多く生まれていたという点。
枠内シュートが多かったという事は、それだけパスもシュートも効果的に流れたからという事にもなるから、ここは大いに期待して良い部分。だっていくらシュートを撃てても、基本的に枠に行かなければゴールにならないからね。まあ単純な話なんだけど。

セットプレーにしても、去年は先ずボールを入れる段階からしてアイデア不足であり、とにかく絶望的だった去年のセットプレーから、いきなり枠内を捉えるフィニッシュが3本だか4本も生まれたのだから、この飛躍感は凄い。岩尾には悪いが、キッカーがグスタフソンに変わったのが先ずは要因だけど、中の動きもややデザインされていたし。

ちなみにそのグスタフソンだが、グスタフソン自体はアンカーとしてはさすがのプレーの質であったし、そこから前への展開力も、さすがヘグモのやりたいサッカーをわかっているとは思ったが、グスタフソンの両サイドのスペースがケア出来ていないのと、グスタフソンは守備自体は甘い部分がありで、グスタフソンに守備の負担を増やすと不味い事になるのがわかった。チームが連動するまでは、善くも悪くもグスタフソンがどうかによるサッカーでもある。

あと話は戻るけれど、やはりウイングからの崩しが機能しないといけない事と、中の選手の動き、受けでお互いが感じないとね。そこシュートじゃなくてクロスだったらサンタナがフリーで中央に走り込んでいてゴールイン確実だった場面とか、まだまだお互いがわかっていない故のチグハグさは、どうしても目立っていた。
逆にいぶし銀で受け方が一級品の興梠の方がサイドから上手くボールを引き出していたとか、後から入った前田が、前評判通りの右ウイングとして素晴らしいプレーを連発していたから、それなりに意識が高い選手は、どのサッカーが初期段階でも、しっかり個人で魅せるものだと感心した。

去年から何倍にも攻撃に比重を置く分、組織が出来上がっているような広島みたいな強いチームには、やはり今回のような失点も想定内ではあったが、ちょっとサイドからクロスを入れられ過ぎなのと、真ん中がポカッと空いてミドルを撃たれる場面の2つは修正しないとね。今回実際にこれで2失点した訳だから。
まあ1試合で何回は個の守備に頼る部分と、やはりキーパーのビッグセーブに頼る部分があるという前評価も、実際その通りであった。
西川のセーフティなフィードも増えたが、ただ出し所を探しながら後ろで危ないヒヤヒヤパスの繋ぎは変わってないし、それでPKを与えてしまっているのだから、いつもの課題も未だ課題のままだな。あそこで小泉が下がって来た自体(小泉が下がざるを得なかった)、まだヘグモのサッカーにはなっていないという証拠でもある。

それとやはり難しいのは、やっぱり荻原と明本の2枚が一気に抜けた左サイドバック。
渡邊凌磨は前半は個人では見事な身のこなし、テクニックで相手のプレスをしっかり剥がしながら、前線への意識をも維持し続けていたと思うが、やはり本来得意とするのはもう2つ前のポジションの選手だけに、サイドバックでは役不足感があるのと、当然ながらこのポジションに守備の不安がある選手を置くと相手に狙われる存在になる故に、守備に奔走された今回は、時間を増す毎に、目に見えて精神的疲労増であったな。
ここのポジション、やはり課題であり穴であり、本来ならば大畑がスタメンクラスであるべきなんだけど、でもやっぱりそこは難しいのかなぁ・・・。

取り敢えず、今季もお決まりの敗戦スタートになったのは変わらなかった。
が、去年は新監督体制と開幕3試合までの相手を比べて連敗覚悟だった部分はあるが、次の相手は過去十数年もJ2に沈んでいた相手だからな。うちがまた新監督体制だろうが、相手がヴェルディだろうが何だろうが、取り敢えずは勝たなければいけない条件だぞ。これだけ補強した上でのホームなんだし。
コンディション不良のソルバッケンは、次は間に合うのか?まさか焼鳥を喰い過ぎて、腹でも壊してんじゃないのか?とは冗談だが・・・。

しかしアレだな。レッズの公式戦を普通の画面で見るのって、果たして何時以来だっただろうか?去年は国内の公式戦は皆勤賞だったのと、ACL決勝第1戦は埼スタのパブリックビューイングだったし、クラブワールドカップはスマホからだったし・・・だから普通の画面でレッズの公式戦を見るのって、もしかしたら数年振りレベルか?
普段アホみたいにゴール裏でギャーギャーやっているから、もちろん応援ばかりで試合をキチンと観ていない訳ではないんだけど、キチンとした大きさの画面から綺麗な映像で試合を見るとなると、当然ながらスタンドやスマホからとは比べ物にならないくらい細かい部分が見える訳で、それを考えると現地に行けなかった今回、逆にをしっかりした画面越しにドッシリ座りながらサッカーを見る機会は、かなり貴重だったかもしれない・・・という、現地に行けなかったフラストレーションを、んな理由で少し晴らしておかないと正直やってられん。あとは、本来何万もかかる筈だった遠征代が、今回1試合分デカく浮いたぜ!ハーハッハッハッ!ハハ・・・
かなり虚しいな。きしょーめ。

ーーーーーー
J1リーグ第1節 広島2-0浦和
得点/45分・大橋(広)、55分・大橋(広)
主審=中村 太
観衆:27,545人
          
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ヤバい。すっかりブログ更新が滞ってしまった。サボり過ぎだな。例年に比べてクラブもチームも動きが速かったから、2月に入って何か落ち着いてしまった感で、これと言ったネタが無かったというのが本音であるが・・・。

そんな事を思ってサボっていたら、何時の間にか開幕戦まで1週間になってしまったので、そろそろ腰を上げないといけない。

とはいうものの、開幕戦の広島アウェーのチケットは、あのおかしな待機システムのせいで入手不能状態に陥っているので、来週は恐らく留守番となるだろうて。まあ生中継あるから良いか。
しっかし、広島のあの運頼りでリセール機能も無く、転売ヤーに渡ったらジ・エンドという最悪なチケットシステムのまま、キャパが狭い新スタでやられ続けると、多くのレッズサポは以後一生広島に行けなくなる可能性があるな。だいたいあんなキャパが狭いスタで、Jリーグチケットでは対応不可能になる程アホみたいに席種を増やす必要性があるのか!?
ったく本来ビッグアーチで開催していたら、多くのレッズサポが当日は広島に金を落としていたのに。広島の観光局はそれで良いのか?と思ったが、尤も広島からしたら観光資源とカープ需要があるから、基本年1しか来ないレッズサポが落とす金なんて軽く見ているのかもしれないけれどさ。次からレッズ戦だけビッグアーチでやってくれないか?
まあこの分だと恐らく広島には行けない分、アウェーは先ずは札幌で頑張って来るさ。

と、久々の更新がいきなり不満と文句で始まるという、まあ自分で言うのも何だが、ある意味でこのブログらしいが、文句はまだある。

新ユニフォームが未だに届かない・・・。
おいおい、ネット情報によれば2次先行購入の人の中には、既に到着している物もあるらしいのに、1次先行で発売時間ジャストで購入した自分のユニは届いていないなんて、これおかしくないか?しかもだな、自分の知るところ1次先行どころか、シーチケ同時注文分でさえ届いていない人が居るというではないか。それを飛び越して2次先行の人にユニが届いているなんて、発送システムどうなってんの?
遅延とかいう問題以前に、これ順番の問題だろ。飲食店で注文したメニューと同じ物を、後から注文した客に先に提供されちまうようなもんだ。これ宅配業者が悪いのか?それとも生産業者が納期に間に合っていないのか?何れにしても発送の順番が間違っている。こんな商売方法は、根本からおかしい。

と、何だかチケットやらユニフォームではおかしいとこだらけだが、その反面でチームは実に順調のようで、攻撃練習に7割を割くヘグモ体制らしくトレマではキチンと得点力を披露したし、骨折明けの大久保と軽症の安部とリンセン以外、特に怪我人も居ないし、攻撃力アップの反面で守備は個人頼りな部分だけが心配だが、全体的には恐いくらいに順調な状態で開幕を迎えられそうで良かった。

もはや自分は後は繰り返すけれど、新ユニフォームの到着を待つ以外、特に開幕に向けた準備もする事は限られるので、取り敢えず昨日の新加入外国人勢の会見で、ソルバッケンが日本食は焼鳥が気に入ったと発言したから・・・、

焼鳥ソルバッケン記念 では早速ソルバッケンの大活躍を願って、焼鳥屋に飛び込んで焼鳥を肴に一杯ひっかけるのであった。
このままではソルバッケンが活躍した試合後の居酒屋は、決まって焼鳥屋になりそうな予感がある。

ちなみに日本3大焼鳥の町のひとつ東松山を持つ埼玉は、豚カシラ=焼鳥というおかしな文化があるから、ソルバッケンがそれを知らずに焼鳥屋に入って豚カシラを出されたら、食感も味も鶏ではない歯応えある謎の肉を喰って「ナニコレ?バードナノニカタイ!ポークミタイナアジガスルバッケンヨ!?」(何処の言葉だよ)とパニックになりながら、その横で肉キチのサンタナから「うるせーなぁ。鶏も豚も肉なんだから変わんねーよ。黙って喰え」とか言われて、更にその横でショルツが鮪納豆を喰いながら「フッ」とほくそ笑んでいそう。
来日1年先輩のマリウスが、ソルバッケンやヘグモなどノルウェー衆に、キチンと日本の食文化を伝えているのかどうなのかは知らんが、パスタ好きのマリウスはカルボナーラ好きのリンセンと炭水化物ばっか喰ってそうで、ソルバッケンには6月前までに、絶対に日本を離れたくなくなるような、焼鳥より数千倍も気に入る喰いもんを見付けてあげないといかんぞ。

ちなみにソルバッケンの顔の作りって、どっかの昔の名作映画の俳優に似ているなと思って、朝からずっと記憶を辿っていて(暇人かよ)ふと気付いたが、スパルタカス時のカーク・ダグラスに似ているような似ていないような・・・。

ソルバッケンどアップ  カーク・ダグラス(スパルタカス)

ソルバッケンがジジイになったら、カーク・ダグラスっぽい顔になりそう。
・・・まあどうでも良いか。

あとグスタフソンは日本食を「ファンタスティック」とか言ってないで、早く明確な好物を発表しないと、またショルツに納豆攻撃されちゃうぞ。
未だ明確な日本食好物を見付けられないグスタフソンの為に、何処か浦和の食堂が、かつて選手時代のゼリコの為に作ったカツ丼のカツ二重乗せ〜ペトロスペシャルみたいなのを、グスタフソンの為に作ってあげてくれんだろうか。

なんていう実にどうでも良い話をしていたら、本当に開幕まで1週間となった。今年も頑張ろう。


追伸(17日17時)
言ってる側からユニ発送メールが来た。なんじゃこのタイミング。業者はここの文句を読んで、慌てて発送したんじゃないのか?(苦笑)
今季の新ユニフォーム、1次先行が5分未満で完売に続き、今日の2次先行も子供用以外は瞬殺レベルと売れ行きが凄い事になっとるが、毎年は買い替えない自分からしたら、毎年こうなのか?と思ってしまうが、新ユニフォームも生産から番号圧着まで限界があるから、先行販売で欲しい人に全て行き渡らせるのは無理として、過去レッズは新ユニフォーム初回分販売に関して、レッドボルテージ店頭限定や、完全受注生産なども行って来た上で、店頭限定では行列が発生して色々と不都合だし、完全受注生産だと売れ数によって開幕戦に間に合わなくなるから、結局のところ「店頭に並ばずに公平にネット予約で早い者勝ちで開幕戦に間に合わせる」となると、こういう販売方法しかない。
もっと公平にするならば、抽選予約という方法があるが、これをやると番号付きでバラつきが発生して面倒な上、そもそも抽選する分の日数を設ける必要性から、生産作業側に更なる納期の負担を強いる事になるから難しい。
こうなると、日程的にも入手する側も確実性、つまりハッキリさせるには、新ユニフォーム先行販売に関して、レッズは昨今の方法が、ベストとは言わないが、ベストに近い方法だろう。

えーと、実は今回は新ユニフォームの話がメインではなくて、何が言いたいのかと言うと、「確実性の重要さ」と「物事は出来るだけ早くハッキリさせろ」という事を書きたかったのである。

Jリーグ試合開催の公式日程発表が例年の如く遅い事に関して、本部にはその件のクレームが殺到しているという話は知っていたが、それに対してJリーグが作文を発表したのである。
内容は読んで単純明快で、ようは日程作りのプロセスを載せたのであるが・・・、

そういう事を言ってんじゃねーんだよゴルァ!!

という、更なるクレームが発生しまくっていて、一般民と、お役所仕事脳のJリーグ本部と、相変わらず国民と政治家と同じように、感覚がズレているなぁ、という印象しかないのだが、ようするに何故にこう毎年のように遅い日程発表に改善策が見られないのか、改善しようとしているのか、努力しているのか、無理なら無理で言い訳レベルでも先ずは構わないから、その理由を発表すれば良いものを、単なる日程作りのプロセスだけ載せてサヨナラしとるところ、これではクレームに対する明確な報告書になっていないのである。
仮に一般会社で取引先にこのような報告書を提出しようものなら、即行で突き返されるレベルである。

どうして日程発表に関してクレームが発生しているかと言えば、Jリーグに「確実性の重要さ」と「物事は出来るだ早くハッキリさせる」という、社会通念に於いて重要な部分が著しく欠如しているからである。
例えばレッズで言えば開幕戦を3日間のどれかにしたまま宙ぶらりんにされても、では遠征組は何処の日にちをターゲットにして予定を組み、どの日の切符やら宿やらを予約したらわからないから困っている訳で、宙ぶらりんにされまま遠征先の予約はどんどん埋まり、サポーターは手段が狭まる、または失うのである。
切符や宿なんてキャンセルすれば良いじゃんと簡単に考えている人も居るだろうが、それって例えば宿の方からしたら、表には出さないだろうけど内心は憤慨ものだろう。商業道徳、モラルに反する事は、至極仕方がない場合を除いては、やってはいけないと自分は心得ている。
先の能登半島地震が響いて、地震の影響が無い地域の宿泊可能な宿にも大量のキャンセルが発生しては、数百万円や数千万円単位の空手形を掴まされた形の宿側が嘆いている姿、テレビでも散々映されているでしょ?つまりそういう事なのである。
でもJリーグが実際に毎年のようにこんな日程作りをしている以上、毎年のように大量の商業道徳違反やモラル違反が発生しているのも事実なのである。

だから明本も移籍するのか残留なのか早くハッキリしろ!と言いたい訳で、新ユニフォームの話からJリーグのチンタラ姿勢に続き、今度は明本の話に飛び火というのも何だけど、これ何も話をムリヤリ飛躍させている訳ではなくて、新チーム体制が始まって、しかもキャンプまで突入しているのに、未だに移籍するのか残留するのか宙ぶらりんになっている選手が居るの、本当に困るのである。
オファーする側、オファーされる側、交渉がある以上は仕方がないかもしれないが、これが原因で多かれ少なかれチーム作りに支障を来しているのは事実で、他のチームはさて置いて、ここ何年かの主力外国人然り、去年も岩波然り松尾然り、レッズって毎年こういうのを繰り返している訳でしょ?それで今年は荻原が宙ぶらりんになり欠けて、明本は現状宙ぶらりんな訳である。

クラブは逆パターンでは、去年は何時までもハッキリしないギアクマキスの件で、散々のように苦労しては学んだ筈であろうし。
だからチームって、これで良いのかな?と毎年のように思う。移籍するにせよ残留するにせよ、もう少し早目にハッキリさせる事は出来ないものなのか?実際他ではキャンプ突入後の移籍は厳禁な契約をしているクラブや選手も居る訳で、そういう厳しい契約を端から強いず、海外からのオファーを許容するような選手に有利な契約を締結してしまうと、いざという時に選手に簡単に海外から引き抜かれてしまう。
結果的にそれが確実性の重要さを奪い、ハッキリしないまま物事が進行し、失う側や中身が見えない側は不利益を被るのである。

別に今回の明本を非難する訳ではないが、明本も去年の岩波が移籍を失敗した事がどういう惨状を招いたかを目の当たりにしているにしている訳で、それを理解した上で海外挑戦を慣行しようとしている明本の気概は自分も気持ちを汲むが、一方で宙ぶらりんな状態が招く結末を憂慮しているのも事実なのである。

これは性格性にもよるが、自分はハッキリ言って短気なものだから、物事は確実性を重要視し、早くハッキリしないとイライラする性格なのである。
釣り人は短気でスケベな性格が合う、とは某釣り漫画が原作の映画の名台詞だが、それを思うと自分は釣りを趣味にした方が良いのでは?と思う時があるが、サッカーの応援も、なかなか点が入らない事にヤキモキイライラしながら楽しむスポーツだから、そこは釣りと共通しているか。スケベな方は別として。

何か話が脱線しとる気がするが、今回の記事、始めから振り替えると、何をメインに書いているのか意味不明になっている部分もあるから、今回はそろそろこの辺でお開きとしておくか。

ようは物事は、大切なのは先ずは確実性であり、それを早目にハッキリさせろ!それを軽視したり放置すると、すればするだけ、各方面に支障を来す、損失を生む、迷惑を被る人や会社が発生するのだと言う事だ。

あ、ちなみに自分の今季の新ユニフォームは、1次販売でショルツLサイズを予約済である。今回も貯めに貯めたポイントで、約半額で購入できたぞ、ハッハッハッ。
元日から例の大災害が発生してしまったから(ちなみに地震発生時、自分は初詣で毎年恒例の明治神宮に居て、そこでは何も気付かず、その後に新宿の居酒屋での新年会最中に、地元の友人からのラインで知ったという、新年早々の鈍感さである)、ちょっと心情的にブログ更新やツイッター書き込みなどのSNSを行う気分になれず、これですっかり間が空いてしまった。
しかし・・・こう何時までも自粛していても始まらないから、遅ればせながら、今年は恭賀新年という事で、先ずは本年も当ブログをよろしくお願い申し上げます。

しっかし、自粛している間に、チームの去る選手と来る選手の出入りが凄い事になっていたな。
尤もその選手は事前の報道や噂通りの選手だったから、気持ちの準備が出来ていた分ビックリ感は少なかったが、唯一宇賀神復帰がサプライズと言えばサプライズだったから、そこは本当にビックリした。

で、それはそれとして、ついに24年の新ユニフォームがお披露目である。

2024新ユニフォーム
こ、これは!

・・・思うに、ナイキ史上一番カッコイイのではないか?というか今までのナイキのが単純に酷かっただけか。
デジタルフィルターだのグローバルクリエイティブだの大層な説明が付いているが、取り敢えずんな訳のわからん横文字キャッチはどうでも良いとして、まあナイキだから今回もどっか海外のチームと使い回しデザインではあろう。ってか既にブンデスリーガの某チームと同じなのがバレてるし。

レッズ的にはちょっと赤比率が減ったのがアレだが、一見して暗い底無し沼に大量の赤い血がドバッっと交ざり混んでグチャグチャしているようなのを赤黒反転させたような、このドロドロした不気味な感じが殺人現場的でヤバいが(なんちゅー表現してんだ)、逆にそのホラーな感じが心を擽るというか、以前の迷彩ユニも悪くはなかったが、それを更にグレードアップさせた感じだ。毎年デザインは賛否両論あるが、今回は恐らく男性は多くが気に入る類ではなかろうか。女性から見たらどうかは知らんが。
あとこれまでのデザインは、比較的身体がスリムな人の方が似合っていたが、今回の不規則模様のデザインだと横幅からの見た目も重要になってくるから、身体が少しガチッとしている人の方が似合うかもしれない。女性が着るとエロ、もといワイルドセクシー感があるかもしれんが、男性はオッサン、もとい年齢高めの人向けかも。

対して番号のフォントデザインが微妙だが、Jリーグ統一フォントではなくなったのが先ず良かったし、今回のドロドロユニのデザインには、こうした崩しフォントの方が合っているとも言える。
あれ?腰スポンサー何処行った?って話もあるが、うちは基本的に腰スポンサーは2年毎に新規スポンサーに変わるから、凸版から変わって新たな企業が入ると予想していたが、今年は何故か空洞である。単に腰スポンサーに見合う金額の企業が現れなかったか、天皇杯出場権剥奪の影響なのか、意図的に入れなかったのか、果たして何なのかは不明であるが、まあその辺の事情はアレとして、このデザインだと、ぶっちゃけ腰に余計な文字が入っていない方が、殺人現場的なドロドロ感が更に増していて映えるものだな。

先行予約が間近なんだから、番号も一緒に発表しろよ!と言いたいが、まだストーブリーグが終わっていないし、毎年番号発表してユニ予約を受け付けてから必ず何人か選手が移籍しちまうからな。13日までには番号発表されるのだろうか?そうじゃなきゃ番号付きの予約が出来ないもんな。

これ仮に買うとして、さて自分の番号はどうする?自分は武田のユニフォームのまま通していて、近年なかなか新ユニフォームを購入しなかった理由は、勿論ユニフォームのデザインの良し悪しもあるが、仲間に「武田がレッズに復帰するまで、意地でも武田ユニで待ち続けると」公言してしまっていたり、番号が統一フォントというJリーグの姿勢が気に入らなかったりと、こう色々あって購入を控えていた。
じゃあ武田がレッズに復帰したから、番号は引き続き武田だな?・・・と、いうと、えーと、そこはだな、いやその、あの、まああれだ、今まで武田ユニで待ち続けて、望み通りに武田はレッズに帰って来た時点で、もうその義理は十二分に果たしただろって事で(なんじゃそりゃ)、そろそろ別の選手の番号にした方が良いんじゃないか?とサッカーの神様が耳元で囁いている。
勿論まだまだ武田も選択肢のひとつながら、でも今更ながらショルツにしようかな?いやマリウスも良いな。バリバリの欧州現役代表なのに日本に来てくれた敬意を表してグスタフソンという手もある。ビックリ枠そのまま宇賀神も面白いけど。

こうして色々と番号で悩むのは楽しいが、それよか外国人CFの補強はどうなってんだ?あれだけキーセ・テリンだ何だ騒いでいて、昨日は一転してダミアンの噂が飛び出したと思いきや、その直後に去年もオファーしながら娘の学校の問題で断られたチアゴ・サンタナが報道されとるし。まさか右ウイングのソルバッケンをCFにするとかじゃないだろうな?ソルバッケンが本当に来るならば、天敵ツッチーが強化部を去った今、まだ1年契約が残っているユンカーを戻せば解決じゃんとは思うが、そこは根深い問題があるから、もはや戻したくても戻せないんだろうな・・・。
今季は年末にクラブワールドカップという一大大会が存在した為、天皇杯決勝が12月初旬開催も珍しくなくなった昨今、今年のレッズにとっては日本のクラブチーム最長スケジュールのシーズンを送る事になり、世界のクラブチーム全体を考えても、大陸代表としてほんの一握りの出場権を得られて、サポーターとしても、年の瀬まで応援するチームの戦いを楽しめた1年であった。
例年は余裕を持って早目の総括をする自分も、上記の理由により、今年は本当に年の瀬も年の瀬の年末が押し迫った状態で、少々慌ただしい時期での総括になる。


本来であれば今季は、2月という厳しい時期にACL決勝の開催が決まっていた為、慌ただしいスタートになるかと当初は覚悟していたが、各方面の様々な苦力により、ACL決勝が5月開催に延びたのは幸運であった。
仮に当初の予定通り2月に開催されていたら、新監督体制の下で、全くチームが出来上がっていない、補強も遅れている等々、明らかに著しい不備の状態で戦う羽目になり、この完全不利な状況からしたら、恐らく優勝という歓喜は得られなかったであろう。それはリーグ開幕2戦の連敗劇からでも明らかであり、誰しもが想像していた筈である。
これが5月に延びた事は、レッズにとって大きな幸運であり、そして結果的に、今季のレッズの最初にして最大であり、最後の幸運になった。
何故「最後の幸運」と表現したかの理由は後述するとして、何れにしても、これにより日本のサッカー史上どころか、どのアジアのクラブチームでも成し得ていなかった、ACL3度目となる優勝を達成した。この快挙により、レッズにとって以後も、更なる華々しい道程が待っていると、この時点では多くの関係者、ファン・サポーターは期待していた筈である。

ここで話を昨年に戻す。
2シーズン目のリカルド体制に暗雲が見え隠れするようになった昨年中頃から、クラブは早々に現体制に見切りをつけて、次期ポーランド代表監督とも目されていた同国の名将と、早々に契約を結んでしまう。
この素早い判断と決断は、近年には類を見ないクラブの動き方として、過去のように後手を踏まない為の学習材料が生きた形と評価できる。発足当時は素人人事とまで酷評されて赤子同然だった強化部が、数年間の経験で培って来た経験の成果とも言える。

強化部は同時に、当然ながら選手編成に於いても、ステップアップを図った。大きな戦力でありながら、不満分子と見たユンカーや江坂を躊躇なく放出し、欧州でも世界レベルの選手と次々に接触を図る。
ここまで得た内部留保や税金対策、そして三菱の支援もあり、豊富な補強資金の捻出が可能になっていた時期。これにより強化部は、ワールドクラスの選手を次々にリストアップしては、獲得に向けて積極的に活動を開始する。欧州の第1戦クラブで活躍する様々な選手の名前が上がる中、W杯オランダ代表のデイリー・ブリントはその筆頭株であったし、水面下では様々な大物クラスと接触していた筈である。
ところがここで思惑が外れる。獲得を狙った大物と尽く交渉が外れては、開幕前に成功した外国人補強はマリウス・ホイブラーテン僅か1人。既に攻撃面の重大かつ重要な選手を何人も放出していながら、レベルアップどころか穴埋めする選手の補強すら満足に至らないまま、興梠復帰という形だけを隠れ蓑にして開幕を迎える事になる。

監督人事では先手を打つも、選手人事では放出に対して補強が遅れて後手を踏んだ、つまり前年の過ちの繰り返しである。
それでも大魚狙いの方針を崩さず、またも表面化したギリシャ代表ギアクマキスという大物を、5億とも6億とも言われた資金を盾に追い掛け続け、メディカルチェックまで完了させておきながら、寸での所でアトランタに同選手を攫われる大失態を引き起こす。 既に後戻りが出来ない替えの効かない時期でのこの失敗劇は、以後に取り返しの付かない不備となる。
しかし大物補強に挑戦した事実を評価するか、尽く失敗した事実のみを評価するか、考えは人それぞれであるが、最終的に結果が全てのプロの世界に於いては、成功と失敗の評価の違いは明確である。強化部が身の丈に合わない仕事に拘り続けて、肝心の足元を見ながら地に足を着けた仕事を怠った事実は変わらない。

このようにレッズの現強化部は、大きな二面性を孕んでいる。長く続いた国内レベルの強化人事から脱却し、本気で世界に目を向けて、計画性を掲げて変革を開始してから数年が経過し、そこには成功も失敗も明確に繰り返して来た。
明確だからこそ対する評価も明確であり、成功すれば大きく評価され、失敗すれば大きく非難される。そして大きな影響を及ぼす。これを恐れず安全圏に留まらず、常に成長を続けようとする為には、常に大きなリスクを孕みながらの活動は必要になる。それが例え身の丈に合わない行動だとしても、挑戦しなければ話は始まらない。
そこは重要な部分であるが、もうひとつ重要なのは、挑戦から失敗も、同じ過ちを繰り返さない事である。現強化部は発足当時から様々な失敗を経て成功を収めて来た部分があり、そこは失敗から学び成長して成果に繋げるという形に表れているが、対して毎回の様に同じ部分で失敗を繰り返しているのも事実で、今季は選手人事がそれであった。
では果たしてこの失敗を来季にどう生かすか、その明確な行動が現状の通りである。動きの速さや明確性は、明らかに昨季より成長している。但しこれを何処まで成功に繋げられるかは、これからの経過を見るしかない。

さて自分は冒頭でACL優勝までの道程から「最後の幸運」と書いた。実際のところ、レッズがACL優勝に向けた過程は、勿論そこに力を注ぎ込んだクラブとチームの努力の賜物であったとされるが、余りにACL決勝に注力した結果、そこで多くのものを使い果たし、その後に力を振り絞る肝心の段階に於いて、最後の一押しが出なくなってしまった。
これは補強の不備や、チーム運営の不備は当然ながら影響しているが、そのような直接的な部分以前に、シーズン当初に実に巨大なタイトルを手に入れてしまった達成感と安心感から、精神的に落ち着いてしまい、その後の戦いに於いて、ハングリー精神が出難くなってしまったと思われる。
クラブにとって、そしてチームにとって、精神力の低下は成長を続けて行く上で実に致命的で、精神が強く保てなければ、本当の向上心も生まれない。故に本当の実力も発揮されない。運も実力の内と言うが、これも強ち嘘ではなくて、運というものは努力と実力が伴ってこそ自ら手繰り寄せるものである事を考えると、ACL優勝を成し遂げるまでのクラブとチームの集中力と努力は並々ならぬものがあり、だからこそ様々な幸運にも恵まれて大きな目標を達成できた。
しかしそこで燃えていた大火が鎮んだ途端に、勢いは薄れて、それが様々な部分に悪い影響を及ぼして行く。だからこそ運も逃げて行く。

後一歩で優勝を逃したルヴァン杯も、優勝争いに加わりながら終盤にあと一押しが出ずに最終節を待たずに脱落したリーグ戦も、そして新たなACLでのまさかのグループステージ敗退も、上記が原因であるところが大きいと感じさせるシーズンであった。
ACL決勝まで、あれだけ幸運にも恵まれていた状況から一変、その後は運に見放されたような試合が数多くあった事も考えると、ACL優勝以後から薄れて行った向上心が低下したクラブとチームに、もはや幸運の女神は微笑んでくれなかったのだ。冒頭で自分が「最後の幸運」と表現した所以がそれである。

そして失速の原因を追及するに、避けては通れない部分として、監督であるスコルジャの、早々の退任決定がある。
スコルジャが何時時点で自らの退任を決意したか、家族の問題とされる理由も、スポーツ界でカモフラージュに使用される常套句故、本当の退任理由は現在のところ藪の中であるが、何れにしてもスコルジャ退任の噂が流れた初秋頃から、明らかにチーム全体のモチベーションが低下して行った。開幕直後は監督への賛辞を惜しまなかった選手達も、秋口頃から口を噤ぐようになった。堂々と監督の指示を無視する選手さえ現れた。
この理由は明白であり、表にも出ない内から監督退任の噂は、チーム内には既に流れていたであろう事を考えると、就任1年にも満たない監督では求心力も完璧ではない、未だ未だ手探りの部分もある中で、来季は存在しない人物に対してのアピール度や評価そのものは低下して当然であり、モチベーションに確実に影響を及ぼした筈である。
クラブが何処まで本気でスコルジャを慰留したか、若しくは箝口令を敷く事は出来なかったのか、クラブの姿勢にも大きな疑問が残るが、スコルジャが退任を匂わせた頃から信憑性がある補強の話も激減したし、夏の補強も即日性があるものとは言えないレベルに留まっていた事を考えると、クラブとしては内面ではスコルジャに見切りを付けて、来季を見据えて早々に次期監督人事に動いていたと思われる。その証拠にスコルジャ自体の戦術の引き出しの手詰まり感から見て、本来クラブの設定したコンセプトと相反するものになっていたし、ヘグモの件は、スコルジャ退任報道と殆ど間を置かずに報道されている。

それでもスコルジャの存在は、初期のチームには強烈な存在として君臨した事実は疑い様はなく、就任から短期間でACL優勝を成し遂げたチーム運営の力は、素直に高く評価されるべきである。
自分はその達成事項が如何に前体制からの引き継ぎ、継続性が存在していたとしても、物事を成し遂げた時点での体制こそが、一番の事実であり真実として評価されるべきと考える。
だからこそ、その後のスコルジャとクラブの関係性に不可解な部分を見てしまったし、しこりが残ったのは残念である。

既に退任が決定している体制下で、疲労に鞭を打ってクラブワールドカップを戦った選手達の、精神的かつ肉体的な負担は計り知れないが、体制初期に大きなタイトルを獲得し、総計60試合という近年稀なる試合数を戦って来た体制が、僅か1年限りで終わる虚しさがある。

レッズの現強化部は二面性があると書いたが、果たしてこれを一面性に近付ければ良いのかと言えば、決してそうではない。過去の悪しき考えを捨て去ろうとしながらも、抽象的な表現ばかりで具体性に乏しく、形だけでもコンセプトを決めてスタートしたかつての素人人事は、今や自らの足で動けるまでに成長したのは事実で、そこには失敗と成功、悪い部分と良い部分があり、時に矛盾も発生させながら、その評価も人により大きく別れて来た。二面性が明確故である。
現強化部は偏った過去とその環境を善とせず、常に各方面にアンテナを張り巡らしながら、その動きを止めていない。寧ろ年を増す毎に活発化させている。その現状が、今季に早々の見切りをつけ、来季に向けた明確かつ素早い動きであったと評価したい。

Jリーグ史上またも前代未聞の問題を引き起こした制裁により、来季は天皇杯出場権剥奪という、大変厳しい制裁下でのクラブチーム運営を迫られるが、この事件も変革のひとつと受け入れて、フロントと一部サポーターの悪しき関係にも、今度こそ楔を打ち込む機会になればと思う。
フロントと強化部は飽くなき探求心を保ちながら、失敗を恐れず失敗から学び、明確に迅速に動き、一時の評価に左右されずに、引き続き変革を推し進めてほしい。そこに良い未来が待っていると信じて。


さて例年はシーズン総括と書き納め記事を別々に書けていた当ブログも、冒頭で既述した通り、今年はクラブワールドカップ出場でスケジュールが年の瀬まで続いた事より、すっかり年末となった今、今年の当ブログは、このシーズン総括にて書き納めとしたいと思います。
本来ならば安定した穏便なシーズンの終了を迎えたかったものの今年も叶わず、しかし来季は制裁下での新たな指導体制により、再び不安と楽しみが半々のスタートとなりますが、それを通しながら数年に渡り変革を進めて来たクラブの、3度目の正直に期待しつつ、今年を締めたいと思います。
周知の通り、既にストーブリーグが始まっているので、もはや過去は過去、ここからは来季に熱い眼を向けて、英気を養って行きましょう。

今シーズンもお疲れ様でした。そして当ブログにお付き合いいただき、今年も1年ありがとうございました。また来年もよろしくお願い致します。

皆様、良い年をお迎えください。
それでは。
2023年  FIFAクラブワールドカップ3位決定戦
浦和レッズ[アジア代表]2―4アル・アハリ[アフリカ代表]
〜プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム

231222モロヘイヤスープ 対戦相手料理も今季はこれで最後。そのラストを飾るのは・・・モロヘイヤスープだ。
エジプト料理なんざ知らんけど、モロヘイヤスープだけはクレオパトラが好んだと言われる有名な汁物だから、唯一知っていたこれで勝負を賭ける。
近所のベルクでモロヘイヤ(沖縄産だけど)を買って来たのは良いが、とはいうものの作り方なんざ知らんから、テキトーにモロヘイヤと玉葱を微塵切りにして炒めて、次に水入れて煮る。ここから何をどう味付けして良いかチンプンカンプンだから、先ずニンニクは定番として、牛鶏のコンソメに、某北アフリカの有名調味料と、あと家に有る自分のスパイスコレクションの中からアフリカやアラブっぽいのを数種類ドバンドバンぶち込み、更にヨーグルトを混ぜて、最後に塩と粗挽き黒胡椒で味と風味を整える。えーい唐辛子も入れてしまえ!
出来上がったのが上記の画像通りなんだが、・・・何だ、このグロテスクな・・・色々と滅茶苦茶に材料が入っているせいか、見た目からして実に怪しさ満点であり、見た目どころか匂いもヤバい。あのアラブ系レストランの前を通った時に漂って来る、プン!と強烈に鼻を突く怪しい香辛料の匂いそのもの。こりゃまさにイスラム!まさにアフリカ!って感じである。

ちなみに何故ヨーグルトを加えたのかというと、以前ワールドカップ時にヨーグルトとニンニクの組み合わせのイランの汁物料理を作った際に、それ自体は明らかに日本人には合わない味だったものの、副産物として偶然に出来たニンニクチーズがなかなかナイスだったから。
今回もニンニクとヨーグルトを使っているから、何か副産物が出来ないかな?と期待したが・・・その他の材料のせいなのか化学反応は発生せず、スープはスープに終わった。

さて実際に味わってみると・・・、
M田Y作再び何故か再び天国のM田Y作が登場だが、ニンニクとスパイスの味で訳がわからなくなって、良く言えば癖になりそうな味だが、だからこそある意味で危険な感じがするし、だいたいもはやモロヘイヤなんて関係なくなっているような気がして、毎日こんなの飲んでいたら、身体が丸ごと香辛料になりそう。こんな危険な味のスープを好んでいたなんて、クレオパトラって実はバ◯なんじゃないのか?クレオパトラって考えたら恋愛遍歴からして男を見る目が無いから、そのせいでローマに王朝は滅ぼされ、自害の仕方も毒蛇使用とか、現代からしたらちょっと危ない女に見えるしな。と、・・・あっちの人が聞いたら、殺されそうだ。
ちなみに世界三大美女はクレオパトラ、ヘレネー、楊貴妃だが、自分の三大美女は、南野陽子、南野陽子、南野陽子である。他意は認めない。以上。

アル・アハリってエジプト、というかアフリカの強豪ってのは理解しとるが、選手構成がエジプト人中心だし(エジプトのクラブチームなんだから当たり前だろ)と、外国人もアフリカ人ばかりだから、とにかくその中身が全くわからん。誰かが「サラーの居ないエジプト代表」って表現していたから、ナルホドと、半分知ったかで納得する事にする。
ちなみにここ、鹿島初の欧州人監督となり、すぐ解任されたレネ・ヴァイラーが鹿島来る前に監督やってたクラブってのは知っていたけれど、んな事より(当然だけど)遥か昔にドン・レヴィーもここの監督をやっていたのを、今回初めて知った。極東に住む日本人にとって、アフリカのクラブって取り分け馴染みが無い分、調べると、色々とへ〜へ〜へ〜が出て来るのが面白い。

こうして試合前は妙に余裕ぶっこいていたし、そもそもアフリカ勢は、過去レッズが出たクラブワールドカップで対2戦連勝中だから、今回で3連勝目だ!と意気込んでいた。
その自信タップリ通りに、今回試合開始からすぐレッズのパスが面白いように回ってはスムーズに縦に攻めているし、この開始3分で決定機を2度も作っていたから、なーんだ相手はたいした事ないじゃん、って思ってしまっていた。

・・・おかしいな、この開始からの勢いは何処へやら?相手の矢のようなシュートはクリア仕切れないし、ショルツのパスを受けた伊藤敦は相手の寄せから簡単にロストするし。
おいおい、モロヘイヤパワーは何処へ行ったんだ?クレオパトラを露骨に馬鹿にするような事を書いたせいで、女王様の逆鱗に触れてしまったのか?前半から、こんな筈ではなかったのに。

相手もやっているサッカーはアフリカらしいというか、やや緻密さにやや欠けていて、付け入る隙はじゅうぶん有った筈なんだけど、中盤までのパス回しはしっかりしているし、スイッチが入ると、ひとつひとつのプレーにバネのような強度があるから、どうしてもそこで圧し切られる。

ロングボールが繋がって、落としたボールをカンテがダイレクトで左足アウトにかけた技ありシュートで前半の内に1点を返したし、後半PKで追い付いたのも、リンセンへのロングから相手のハンドを誘ったからこそ。
強度対決では敵わない分、下手に肉弾戦に持ち込まず、こうしたロングパスからの隙や相手のミスを狙った形は奏功した訳だ。ここまでは良かったんだけどな・・・。

勝ち越された3失点目は、小泉に当たってコースが変わったものだが、不運と言えるかと思うと実はそうではなくて、シティ戦でもそうだったけど、どうも余裕が無い展開だと、守備も必然的に後手に回るから、どうしても一杯々々の状態で味方の位置やゴールマウスを確認する余裕も無くなり、こうして不用意な形からオウンゴールや、コースが変わってしまうとかの被弾が発生してしまう。
ただ言い訳にはなってしまうが、この失点シーンの前の、一旦は酒井がクリアする事になる相手のパスが出た時点で、相手の1人がオフサイドラインからやや身体がはみ出しているぞ。これどうなんだ?オフサイドテクノロジーも反応しなかったけど。おかしくないか?わからんけど。

でも結局は力で圧し切られたと言ってしまえばそれまでなんだが、コーナーキックからショルツの実に惜しいのもあったし、後半ロスタイムは9分もあったし、そこで追い付いて延長から逆転とか、PK勝ちとかの夢を見ていたのに、そこで最後にとんでもねーフリーキック喰らうんだから、ガクッと来てしまった。明本もそこで倒すかなぁと思ったけど、ギリギリでもエリア外で倒さないと、多分どっちみちやられていただろうし。その前から時間が無い中で1点を追う形で前掛かりになっていたから、最後のダメ押し失点は仕方がなかったと考えるしかないか・・・。

失点数を考えると、最初のレオン戦が無失点だったから少し勘違いしていたが、その後の僅か2試合で計7失点。いくら国内では頭1つ2つ抜きん出た守備力を持ち合わせているレッズも、やはり世界の粒揃いの強豪を相手のすると、研究や分析も深く及ばない分もあるし集中過密日程で疲労もあるが、しかし国内だけでは味わえない世界の攻撃力に曝される分、それだけ集中力も削がれるし、破壊力が違うのであった。

16年大会以来となる3位に及ばず、アフリカ勢にも3連勝ならずで、3度目となるレッズのクラブワールドカップは、今回は4位に終わった。結果が結果だけに、不完全燃焼な感はあるが・・・。
スコルジャは、正直に言わせてもらえば、レッズで退任を匂わせてから、選手の扱いと攻撃面で明らかに手詰まり感も出ていたが、しかし今後も長く続くであろう指導者キャリアに華を添える意味でも、シティには勝てなかったが、レッズを去る前にこの大舞台で、何とか3位には輝いてほしかった。最低限初戦の1勝を得られたのは救いだけど。
また今季最後の公式戦で、これにて現役を引退するカンテの、素晴らしいシュートとゴールが記録として残ったのが、また救いである。

さて、これにて今季のレッズの戦いは終了。
日本は多くのクラブチームが早目にシーズンが終了した中で、クラブワールドカップのおかげで、内容と結果はどうあれ、年の瀬まで愛すべきクラブチームを応援できた喜びと幸せに感謝しつつ、レッズの2023年シーズンもこれにて終幕である。レッズの世界の頂点を目指す戦いの夢も、25年に持ち越しだ。先ずは皆様、今シーズンもお疲れ様でした。
レッズのストーブリーグもここから公式発表待ちが続くが、良い発表の連続になる事を期待しつつ、自分もここからすぐ今季のシーズンを総括しなければならない。かなり慌ただしいが、来週中頃までにはそれを仕上げて、大晦日を迎えたいところである。

2023クラブワールドカップロゴ ーーーーーー
FIFAクラブワールドカップ3位決定戦 浦和2-4アル・アハリ
得点/19分・Yイブラヒム(ア)、25分・Pタウ(ア)、43分・カンテ(浦)、54分・ショルツPK(浦)、60分・オウンゴール(ア)、90+8分・Aマールル(ア)
主審=トリ・ペンソ
観衆:10,290人
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ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第11節 川崎3-1浦和 得点/18分・脇坂(川)、35分・大久保(浦)、49分・佐々木(川)、90+3分・家長(川) ・・・次の試合/J1リーグ第12節 浦和-横浜マ(埼玉スタジアム2002=5月6日17:00キックオフ)


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