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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2024年  J1リーグ第14節
浦和レッズ3―0京都サンガF.C.
〜埼玉スタジアム2002

240515安居ヒーローインタビュー 安居って、前もそうだったけど、得点した時はエラの張った顔をしわくちゃにして笑顔を見せるのに、ヒーローインタビューになると、どうしてこう無愛想というか、眠そうな表情になるんだ?いつも寝不足か?(笑)
今回欠場のグスタフソンの代役を見事に務めて、疲労困憊だったか?いやこのまま行けば近い内にA代表も夢じゃない逸材であり、現役スウェーデン代表とポジションを争っているんだから、代役なんて言い方は失礼か。安居よ許してちょんまげ。

これにより、本日の話題は、Jリーグカレー復刻版を手に入れるのに、売店カレーを喰わなければいけないルールは拷問か否か。
ではなくて、安居と渡邊凌磨はシュートが上手いが、果たしてチアゴ・サンタナはシュートが上手いのか否か?という話をしようか。

いや〜、安居のレーザービームのようなグラウンダーの鋭いミドルシュートがネット隅に突き刺さる、気持ちの良いシュートとは、こんなシュートを言うのだな。と、まあ、そう書いているが、ぶっちゃけシュートとゴールシーン、大旗で見えなかったから、瞬間の気持ち良さ(何か言い方エロいな)は味わえなかった。
安居は学生時代からシュート精度にかなり定評があったし、その通りにレッズでのシュートとゴールは、高精度を絵に描いたようなものばかりな記憶しかない。だから今回のも納得の高精度シュートとゴール。

しっかし、あんだけサイドやエリア内でガチャガチャやっていて、実際に得点が生まれるのはミドルシュートなんだから、これがサッカーの妙である。
現代サッカーの守備は、真ん中に鍵をしてサイドに誘導する方法がメジャーなんだが、蓋をする相手に対して簡単にはボールを放り込まず、あえてミドルゾーン手前からサイドと真ん中のパス交換やポジションチェンジを頻繁に繰り返しながら、何時でも中央から仕掛けられる態勢をとっているヘグモのサッカーならではというのがあるが、サイドやエリア内で散々のように相手の眼やマークを引き付けていたからこそ、時に中央や外枠が空くって事なのかもしれない。

追加点にしても渡邊凌磨のは一応ミドルだからね。しかもしっかりというか絶妙というか、すんげー落ち着いて、キーパーが及ばない枠内にしっかり蹴り込むんだから凄い。渡邊凌磨もシュート精度に定評がある選手だからこそってのもあるが、とにかくうちって比較的にシュートがあんまり上手くない選手が多いから、枠外シュートばかり見て来ていると(枠外以上に宇宙開発が必殺技の選手も居るし)、枠内にしっかり決める選手には本当に感動してしまう。
しかも左サイドバックスタメンに五輪代表帰りの大畑が入ったから、渡邊凌磨に至っては、今回は本来の得意なポジションに上がってイキイキと攻撃を楽しむのであった。
この渡邊凌磨という選手は、後ろをやらせれば、慣れなくても本職と遜色なくこなし、本来の主戦場である左の前目をやらせれば、必ずと言って良いほど結果を出すのだから、本当にインテリジェンス満載の素晴らしい選手である。

そんでもってサンタナなんだが、超ドフリーで京都の息の根を止めるダメ押しゴール炸裂は良いんだけど、PKがなぁ。いやPKにも絶対は無いから、失敗云々は責めないが、それよかサンタナってレッズでのPKは毎回同じ方向に同じ弾道で蹴っていたし、キーパーとの駆け引きなんざ二の次で、ぶっちゃけコースは甘いのを勢いでぶち込んでいたようなのばかりだったから、いくら何でも毎回のように同じ方向に同じような弾道のを蹴っていれば、キーパーだって毎回のように運良く逆方向に飛んでくれる訳でもない以上、そりゃまあ何時かは止められるよな。その何時かが今回になった訳で。
更に1対1で余裕もってミドルしたシュートは、ポスト内側を弾きながら外す形になったし、キーパーの目の前でのバイシクルシュートも弾かれと、まあ決定的なのをよく外す外すで、まあFWは極端な話1試合でシュート10本失敗しても、1本でも成功させれば良いポジションではあるが、それにしても今回はよく派手に外しまくってくれたもんである。京都の守備が崩壊しているから、チャンスが多過ぎて逆に余裕こき過ぎたか?
しかしポジティヴに考えたら、開幕しばらくの全くダメダメだった攻撃の形が、今はチームが狙うサッカーの、その形まで持って行けている回数が増えているのは、チームそのものの成長の証か?
それを踏まえた上で、この今回のサンタナのシュートを見てしまうと、サンタナってシュートが上手いのか普通なのか下手なのか、よくわからなくなってきた。F東戦みたいな特別にニュースになるようなスーパーゴールを決めたかと思えば、決定的なのもよく外すし。尤もそれだけ沢山のシュートを放てる自体はFWとしてポジティヴな部分であり、良くも悪くも斑があるのは、さすがブラジル人と言える。

240515文化シヤッター そんなこんなでも、選手を色々と遣り繰りしながらの大量点と完封の2兎勝利を得られたのは・・・まあ京都は京都で3連敗中の絶不調であり、失点も21と守備がぶっ壊れ中だし、そのようなチームと当たった巡り合わせの幸運は今回も存在したが、うちも守備は19失点だから京都の事は馬鹿には出来ないが、うちは失点もするけど得点も獲れるようになったから、ここが得点力は少ない京都との大きな違いである。
対して京都からしたら、んな状態で上がり調子のレッズに、しかもアウェーで当たってしまったのだから、不運の何ものでもなかっただろうに。後半ロスタイム最後の最後のアピアタウィア久の1発レッドなんて、時間帯と得点差からしたら、次の試合を考えたら、もうそこまで意地にならなくても良いのに、よくまあこの期に及んでそこまでやらかすものだと思いながら、元々大熊氏を招聘されて内心面白くないだろうキジェだが、今回で更に追い込まれてしまったそのキジェは、内心どう思っているのかなぁ、なんて相手の事情すら心配してしまった。でもまあ京都の守備が崩壊しようが退場者が出ようが、同じJ1という土俵での戦いだから、決して真からの同情はしないけど。

そもそも今回は、京都が得点力が少ないチームだからという事実に助けられての無失点だったが、実際うちも守備は不安定であり、正直3点リードするまでは今回も安心は出来なかったよ。ただ前節も3点リードしてから一度は1点差まで迫られたから、3点リードも今のレッズは決して安全圏ではないんだけどさ。後半2度も自爆気味にやらかして相手にヤバいシュートを撃たれた時は、やっぱりうちの今季の守備もやべー!と素直に思った(苦笑)←いや笑い事ではない。
その今回の守備面は、左は大畑が入ったから余り狙われなかったかわりに、腰に爆弾を抱えながら満身創痍でプレーする石原の右を執拗に狙われて、序盤は相手の後先を考えないような激しいハイプレスに圧されながら、なかなかボールを保持できない内にかなり相手に押し込まれたし。
それでも耐えた石原の天晴れさと、うちの冷静な大人の守備、特に痛みに耐えながらプレーする石原を助けようと、後方で必死に気遣いながらプレーしていたショルツの素晴らしさよ。そんでもって石原が満身創痍な状態で、酒井が復帰したのは良いタイミング。尤も石原からしたら、その酒井の離脱からスタメンを掴んでここまで来た以上、いくら自身は腰に爆弾を抱えようが、絶対にスタメンの座を酒井に返上したくはないだろうから、こうなると右サイドバックのスタメン争いも過激になるぞ。これぞレベルの高い競争である。うむ、善きかな善きかな。

240515ホーム京都戦 2節前のマリノス戦の勝利の後に、マリノスのACL決勝控えの極端な温存策やら、そもそもレッズ自体が不安定なチーム状態なんだから、連勝は期待しない、いや期待してはいけない、みたいな斜め目線の記事を書いておきながら、いざ(1歩違えば勝利を逃す危うい試合だったけど)その次の新潟戦に勝って、これにより新体制に於けるリーグ戦の初連勝という事になると、対戦相手の事情や試合内容などはどんどん脳裏から薄れて行き、少し前まで謙虚な気持ちで記事を書いた筈だったその舌の根も乾かず内にというか、一転してまあ人間これ欲が出るもので、何時の間にか、よっしゃ連勝したんだったら、じゃあ次は3連勝だろウヒヒヒヒヒヒ!って気持ちになってしまうのが、本当に人間の欲深いところである。まあウヒヒヒヒヒヒは余計として。
そんなところをサッカーの神様に見透かされて、時に痛いお仕置きを喰らう可能性もなきにしもあらずな訳だから、いや今回はサッカーの神様が恐らく明後日の方向に向いていてくれたからか、欲を出したらストレートに良い結果だけ手に入れた形になった。レッズに於けるヘグモン体制は、前節の初の連勝に続き、初の3連勝である。

こうなると、当然ながら、4連・・・いやいやいや、次こそ、冷静に、冷静に、謙虚に行こうよ(ホントかよ)。


追 記
オフィシャルで、こんな注意喚起が出たから、一応載せておこう。

◆浦和レッズサポーターになりすました人物に関する注意喚起(レッズオフィシャル)

これ、なりすまされた側やクラブには損害を与える行為になる訳だから、ようは名誉毀損や営業妨害という立派な犯罪である。
なりすまし犯は深く考えないで犯行に及んでいるのかもしれないが、バイトや客がテロ行為をSNSにアップして大問題に発展しているように、実際はおふざけや悪戯では済まされないぞ。

そしてやっぱり、こういうなりすまし犯が現れたなぁ、という印象である。
勿論なりすましに関しては犯人が一番悪いし、その原因を作って来た日頃から騒動を起こす一部の輩が問題なのも前提だが、Jリーグ本部も、客が起こした問題を、何でもかんでもクラブに責任を押し付ける上に、マスゴミも面白がって、レッズが起こした問題だけやたら過剰に報道するから、行き着くところ、決まってこういう愉快犯みたいなのが現れるんだよなぁ。
クラブは当然ながら厳正な対処が必要だが、これを機にJリーグもマスゴミも、責任の本当の所在や報道方法を、よーく考えてくれないと困るよ・・・。

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J1リーグ第14節 浦和3-0京都
得点/42分・安居(浦)、55分・凌磨(浦)、77分・サンタナ(浦)
主審=高崎航地
観衆:20,737人
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2024年  J1リーグ第13節
アルビレックス新潟2―4浦和レッズ
〜デンカビッグスワンスタジアム

240511アウェー新潟戦 240511アウェー新潟戦2
新潟がいくら去年J1に復帰しても、相変わらず御得意中の御得意であり、ヤバい試合をしても何故か勝てる、または負けない地・ビッグスワンであるが、しかし今回もその法則に則っての、ヤバい試合をしても勝てるスペシャルの発動である。

スペシャルとか今だから余裕ぶっこいてるけど、実際のところ3点リードしながら、後半だけで1点差に迫られるという大焦りの試合は、普通に考えたら守備が余程に不安定なチームでなければ発生しない訳であって、まあ今季のレッズを理解している人は、それを普通にわかっているんだけれど、つまり余程に守備が不安定だからである。
普通3点リードした状態ならば、守りに入っても誰も文句は言えないし、こちらは余裕をもって受け身に回りながら、焦りながら前掛かりになる相手を往なし続けて、まあ最後の方で相手にご祝儀代わりの1失点くらいは喰らうのも仕方ないな〜・・・くらいの大人な展開になるんだけど、今のうちの場合って、3点もリードしても守備がバタバタしながら、一旦相手の形振り構わぬ攻勢を受けると、もう後手々々バタバタで失点を重ねるチームなのである。

これは今に始まった事ではなく、今季の守備面のかなりヤバい部分だが、つまりサイドはサイドでバイタルを簡単に破られ、中の対応はボールウォッチャーで、ブロックや相手のマークはどうなっているんだ?というくらい、個人が対応するだけのスカスカのポケットに侵入されてシュートを撃たれ失点を重ねてしまうという、数字上は2失点だが、内容的には前半から同じような崩され方からシュートを許し、少なくとも6回は同じ危険なシーンで、枠外か西川正面で助けられたシーンばかり。まあよく2失点で済んだし、ぶっちゃけ終盤は同点に追い付かれる悲劇も覚悟したよ。ロスタイム11分というのも表示された途端に悲壮感満々だったし。
最後にPK獲得で助かったのが、本当に助かった。もちろんこちらから積極的に仕掛けなければ、PKを獲得する事は先ず難しい訳だから、あの時間帯に外に逃げず、中を選択した攻撃の姿勢が結果的に良かった訳だが。反対に中に仕掛けたところロストしてカウンター喰らって失点、なんて事になっていたら、暴動ものだったかもしれないが。サッカーはそういうとこ紙一重の世界だからねぇ。

ピンチや失点ばかりをクローズアップしておいて、うちのゴールを褒めないのはフェアじゃないから、そこもしっかり見てはいるし、先制点なんて速い繋ぎと縦への意識とアシストすべき選手と決めるべき選手、全てが揃った理想系だった訳で、いつも最初の10分はやたら期待値が高い今のサッカーは、こういう時間帯で決められるか否かは、今回を見てもその後のゲームの内容を左右するものである。
追加点と(あの時点では)ダメ押し点は、自らややシステムを可変して相手のマークを大混乱させての、スイッチを入れた途端にカウンターから相手のマークを最後の1人だけフリーに持って行きシュートレンジに迫らせるという、インテリジェンスに優れた作戦であった。
こんな理想的なサッカーをここまで展開したのに、まさかその後から相手の一大攻勢に、大焦りの状態にまで迫られる事になろうとは、その時点では露程にも思っていなかったが・・・。

これ相手にやたらボールを奪われては取り戻せない状態のまま、危険なラストパスやシュートまで持ち込まれる最初のキッカケって、殆ど肉弾戦から球際の弱さでボールを奪われているからなんだよね。そこの球際で負けて、バタバタ味方が倒れたりするでしょ。このタイミングで前掛かりになっている味方のプレスやカウンター準備体制から、おっとっとと一瞬足が止まってしまうと、後ろにポッカリ空いたスペースを簡単に狙われてしまい、守備はもうその時点で後手になるから、そこから一気にエリア内までつけ込まれる。舞行龍ジェームズに球際負けして裏を狙われたシーンなんて、幾度あった事か。
うちってドリブラーやテクニシャンが多い事からわかるように、技術面は代表クラスの選手が多いが、その代償なのか球際の弱い選手も多過ぎ。フィジカルより技術という、そういう選手を揃えるのがうちの伝統と言ってしまえばそれまでだが、技術とフィジカルの二兎を追えないのもレッズの悪い部分である。

話を試合内容に戻すが、まあ最後はよく耐えてPKまで獲得した訳だが、2失点目を喰らった直後に、自陣の中央に味方が集まり、青空会議して今一度の確認作業と気合いの入れ直しを行って、引き締めたのはチームとして大変良かったと思う。
本来ベンチワークからこれをやらないといけないんだが、耐える選手が疲労困憊の満身創痍から痛めたり足を吊ったりと、バタバタと選手が限界を迎える中で、スクランブル的に交代策に精一杯になっていた節はあるな。ヘグモンもいつも以上に、何度もテクニカルエリアとベンチを行ったり来たりの繰り返しだった。さすがに後半の守備の乱れっぷりと、痛む選手の続出には、かなり頭を悩ませて大変な状態に陥っていたという事だろう。

繰り返すが、さすがに3点リードから後半だけで1点差に迫られたり、ロスタイム11分は生きた心地どころか端からその分数が出た時点で真っ青になったしで、PKを獲得した時は、本当に助かったという安堵感だけだったか、もうPK蹴らなくて良いから、そのまま時間稼ぎで突っ立っていて良いよと、メチャクチャな事さえ思ってしまった。実際にはそんな事をしても遅延行為だけで、時間は消費されいのはわかっているんだけどさ。まあそれだけ何でもすがりたい最後のロスタイム11分間だったのである。

240511アウェー新潟戦3 結果的についにヘグモン体制でリーグ戦では初の連勝となった訳で、それはそれで記念すべき試合と勝利になった自体は良かったが、それがこういう乱れた試合であったのも、ヘグモン体制の守備は二の次チームの弱点らしいというか、やはり守備に穴がある以上は、起こるべくして起きた乱戦だったのかもしれない。でも今のところその穴を本気で塞ごうとする素振りは見えないし、複数失点してから選手が青空会議をやっている位だから、いやはやこりゃあやはり今季は、多少の失点は覚悟して、それを上回る得点力を身に付けて勝つしかないと、改めてそう思った次第である。

240511ザ・美酒 240511ザ・美酒2
240511ザ・美酒3 240511ザ・美酒4
今回は去年の前泊に続き、試合がキックオフと終了時間が早いんで時間の余裕を保てる分、宿は古町である。だから古町の、昔行った店を十年以上ぶりの再訪によるザ・美酒である。
メチャクチャな試合内容からの、そんな緊張感から解放されての勝利の安堵感で、やたら腹が空いたのか、新潟の海の幸や、超値がはる肉厚のスペアリブとか、料理を注文しまくりで大変な事になりながら、更に古町をさ迷い歩き、中華屋で二次会して、宿に帰還する時間と、このブログを書く時間が大変な事になった。アウェーは酔っ払っい帰還からいつもみたいに寝落ちして、涎たらしながらハッと起きて、夜中3時過ぎとか早朝5時に慌てて更新にならなかっただけマシか(笑)

ちなみに古町の宿は、去年の前泊時に利用した、例の名物女将が君臨する、名物旅館である。女将、8ヶ月ぶり再会直後から相変わらず弾丸トーク炸裂であった。

そういや去年の新潟は試合の日にジャニーズとぶつけられ、駅前でジャニヲタと仁義なき無意味な戦いを繰り広げたのを思い出したが、今回も何とかっていうアイドルだか何だかのコンサートとぶつかったが、その女子は新潟行きの高速バスからして沸いていたものの、去年程の混雑っぷりではなかみったな。とはいうものの、試合の日にいちいちアイドルイベントと被るの、色々と面倒だから、やめてくれんかなぁ・・・。

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J1リーグ第13節 新潟2-4浦和
得点/4分・サンタナ(浦)、65分・グスタフソン(浦)、69分・前田(浦)、75分・太田(新)、87分・長倉(新)、90+12分・サンタナPK(浦)
主審=笠原寛貴
観衆:24,652人
          
2024年  J1リーグ第12節
浦和レッズ2―1横浜F・マリノス
〜埼玉スタジアム2002

240506敦樹ヒーローインタビュー うああああああああ!敦樹が、敦樹が、敦樹が〜、ゴールを決めてしまったぞ!しかも先制点に追加点と、2得点も決めてしまったぞ!
不味い、ひじょうに不味い。これは雪が降るぞ!雹が降るぞ!矢が降るぞ!挙げ句の果ては槍が降るぞ!富士山が噴火するぞ!いや日本沈没か!天変地異の前触れだ!みんな逃げろ!!

と、エラい言い様であるが、それだけ今季の敦樹と今回の敦樹は、天変地異級である事に、誰しもかは知らんが、だいたいの人は、絶対にそう思っている筈と、かなり勝手に決め付けてしまう。

あんだよー、だったら今季ここまでの敦樹の沈没っぷりは、一体何なんだったんだよ?とも思ってしまうが、これまで散々のように敦樹のインサイドハーフとしての不調っぷりを見て来ている以上、いきなり掌を返して褒めまくるのは余りにも調子が良過ぎる話になってしまうから、そこは自制しつつ、先ずは一旦冷静になろう。

あれだけ沈没していたものの、確かに最近の敦樹は、攻守に渡る多種多様な仕事を臨機応変に求められるインサイドハーフとして、かつては完全に何をどうして良いかわからなかった状態だった頃に比べたら、前線に顔を出す回数も、エリア内へ侵入する回数も、だんだんと増えて来てはいたし、前節の川崎戦ではグスタフソンの絶好のパスを受けて、キーパーと1対1までは持って行った。シュートはヘナチョコで「それ決められないのマジかよ」状態だったが、そこまでの「そういう」動きからが出来るようになった事からして、兆候はあったが、しかしそれを信用に変えるには程遠く、まだまだ過去の沈没っぷりを払拭しない限り、正当な評価には繋がってはいなかった。

そして今回の2ゴールになる訳だが、もちろんゴール場面以外にも、僅かずつながら良くはなっているんだけど、時間が掛かり過ぎているのも確かだし、1点目は中島のお膳立てが凄く良かったし、2得点目のマリノスらしからぬズルズル下がりプレスに行かない中途半端な守備対応もありで、つまり今回はACL決勝を控えてメンバーを落として来たマリノスの状態を抜きには語れない部分が多々あるから、ここで敦樹ばかりを大きく評価しては、本質が見えなくなる。だから、やはり評価を自制して、ここから今一度冷静になり、そして敦樹を再度見て行く必要がある。
ただ今回に限った事で言えば、敦樹はホッとしたと思うけど、今回だけでまた次から逆戻りしては困るぞよ。まあでも一番ホッとしてるのは、ヘグモンかもしれんな。これまでもヘグモンはゴールや勝利にガッツポーズや喜ぶ姿は知っているが、それにしても敦樹のゴール時のあのエイドリア〜ン!は・・・。

尤も、それは敦樹やヘグモンにだけ言えた事ではなくて、繰り返すがACL決勝を控えてメンバーを落として来て、更にアンデルソン・ロペスも出場停止に、開始早々の天野の負傷交代というアクシデント付きという、そんなマリノスの台所事情と泣きっ面に蜂な状態に助けられた部分が、多々あったのは絶対的な事実である。
これは近場の試合を振り替えるだけでも、名古屋戦もそうであったし、負けた川崎戦とて川崎が不調故のレッズのチャンスの多さはあった訳である。
まあその川崎戦の記事で、自分は相手の状態に左右される現状は既に嘆いてしまったし、だから勝っても相手の状態を冷静に見なければ、また痛い目に合うだろうから、相手の戦力ダウンを素直に願うのは不味いという意味の文章も書いた。
が、またもマリノスの状態、このタイミングでマリノスに当たった幸運。タイミング、巡り合わせだけは、今季はツキがあると思えてしまう試合が、やはり多い気がするのは、否めない事実である。

240506ホーム マリノス戦 まあそういう話と条件を踏まえた上で、うちも勝った名古屋戦も、負けた川崎戦も、そして今回のマリノス戦を全て合わせて、怪我人と過密日程故の選手の遣り繰りはあったから、マリノス程ではないにしても、苦しい部分は存在したし、まだまだこれが続くんだろうけど。
でも今は勝利を得る事だから、相手がどうこうでも、それに合わせず呑まれずで、内容を伴って苦手なマリノスから勝ち点3をもぎ取った事が重要である。

選手のフィット感というか、大きな存在になりつつある、またはなっている選手もハッキリして来たし、中島はその筆頭株でありもはや別格の存在になっている訳で、インサイドハーフとして新境地を開きつつある大久保の存在も面白い。ここ2試合リンセンのウイングが意味不明なんだが、そもそも開幕前から敦樹のインサイドハーフが最大の意味不明だったんだから、ヘグモンからしたら、リンセンもそこで場数を踏ませれば、その内に大きな仕事をするだろうという算段なのか?それともリンセンって、エールディヴィジでウイング経験あるのかな?よくわからん。まあ歴史的にストライカーのイメージが定着している福田も、J黎明期は左ウイングだったし。真ん中も片翼も最前線ポジションだからFWには変わりないか(んな訳ない)。
そんな中で石原は、攻撃面はまだ酒井に及んでいないが、空中戦の競り合いの高さと強さは酒井以上だし、守備面を見れば右サイドバックそのものは、信頼し計算できる存在になりつつある。ただ今回、負傷退場してしまったのが気掛かりであり心配だが。石原は酒井不在の中でチャンスをモノにして、かなり期待できる存在にまでなったのに、ここで離脱なんて事になったら悔やまれるから、本当に軽傷であってほしい。そうじゃないと酒井が復帰しないと、引き続きショルツに右サイドバックをやらせなければならなくなってしまう。

あとはサンタナへのラストパスが開通すれば良いんだけど、相変わらずそこが開通してくれない。今回もそこは明らかなブレーキ部分であり、これはサンタナが下がり過ぎてポストプレーに熱を入れる余り、本来の役割、本質が少し違ってしまっている感があるのだが、サンタナの苦しそうなポストプレーは、求められてやっているものなのか?それともサンタナが自分の判断でやっているものなのか?どうなんだろう?
ポストプレーも場数を踏んでいる分、試合毎に悪くはなくなってきているのも事実なんだけど、これは敦樹と同じで、果たして何処までの場数が許されるのか?という話にもなるから、やはりというか当然ながら、サンタナには得点そのものを第一に求めてしまうのである。
それと今回、サンタナに対してやたらファール気味に接触しまくるマリノスの守備に対して、全く笛が吹かれなかったのが不満である。サンタナも意地になって倒れないものだから、余計に主審も笛を吹かないんだろうけど、それにしても少しはサンタナへの妨害接触を認めて、マリノスの反則気味の守備に笛を吹けよと思った。

まあそれでも最終的に1点差を逃げ切ったから良かったが、これはマリノスに限った事ではないが、やはりうちの左サイドの深い位置は、執拗に狙われるだけ狙われて、そしてそこから崩されて失点する。
課題というか、ここは選手の適正からして渡邊凌磨にやらせる以上は、かなり割り切らないといけない部分でもあるのだが、しかし穴を放置したままでは何時まで経っても穴は穴。やはり塞がないと不味いのでは?大畑が戻って来たら、少しは改善されるだろうか?

そして勝ったり負けたり、そしてまた勝ったり、これを繰り返すシーズンになる予感は、引き続きである。
連勝は期待してはいけない、みたいな事も前節の記事には書いてしまったが、ただそうは言っても、こうして勝てば勝つで、また喉元を忘れて期待してしまうんだけどさ。特に次はアウェー新潟という遠征絡みだし。去年嫌な追い付かれ方をしたお返しもしたいよね・・・。

240506西川ヒーローインタビュー そして西川はJ1リーグ戦600試合出場達成、おめでとう。
プロキャリアをスタートさせた大分で、出場ゼロだった新人初年度と、一度大怪我で長期離脱したシーズンを除けば、大分でも広島でも、そしてレッズでも、殆ど正守護神の座を譲る事なくゴールマウスを守り続けて来た。一度は正キーパー化も期待された彩艶も、A代表にもなり海外移籍もしたとはいえ、レッズでは結局は西川の牙城を崩せなかった。正キーパーのまま自身は一度もカテゴリーを落とす事なく、トップリーグに君臨しながら600試合という数字に辿り着いたのは、特筆すべき快挙である。

しかもこういう節目の試合を、勝利で飾れて良かったよ。

しっかしだな、なんか撮ったこの画像の西川、やたら胸を張ってドヤ顔になっとるのは、気のせいか・・・??

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J1リーグ第12節 浦和2-1横浜マ
得点/42分・敦樹(浦)、66分・敦樹(浦)、86分・加藤聖(横マ)
主審=中村 太
観衆:40,579人
2024年  J1リーグ第11節
川崎フロンターレ3―1浦和レッズ
〜Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu

240503アウェー川崎戦 あっち側で暴れているテツandトモをすご〜く冷ややかに見つめていた試合開始前であるが、川崎って芸能人や有名人をホームに呼ぶの、ホント好きだよな〜とか、レッズならば芸能人を呼ぶ金あったらチーム強化費に回せと批判の嵐だよな〜、とか思いながら、だいたい試合開始直前にメーカブー誕生日とかテツandトモとかやるな!と、相手のホームのイベントに内心文句つけながら、テツandトモは♪なんでだろ〜?とか、いつまで同じギャグやってんの♪なんでだろ〜?、なんて思っていたが、よく考えたら、レッズの今のサッカーも、いつまで填まらないサッカーをやってんの♪なんでだろ〜?という試合内容である。

不調も不調で下位に沈没中の川崎に、今勝てなければ何時勝つんだ?という絶好の好機ではあったが、考えたら前節の名古屋戦にしても、主力に怪我人続出中の相手に負けたらどうしよう?状態だったから、つまりは相手の不味い状況を好機に捉えて勝機を見出ださなければいけない現状が、考えたら情けないのであるが・・・。

しかし自分は聖人君子でもないから、そういう考えが良くないのはわかっていても、でもそういう考えも素直に浮かんでしまうのが人間というもので、つまりは人間の性とも言えるが、しかし、そんな考えが何度も連続で通じる程、プロの世界は甘くないんだな。
だからこういう良くない考えは、すぐに良くない結果を呼んでしまうものであると、今回は反省するしかない自分である。

うちの守備の最大の穴である渡邊凌磨の位置をストレートに狙われ続けては、そこから天敵ゴミスのガタイ抜群の強烈ポストプレーも手伝って、素直に先制点は喰らったとはいえ(※追記 ゴミスのハンド疑惑あり)、しかし川崎も今季は特に守備が不安定だけあって、序盤の上福元の2度のスーパーセーブが無ければ、うちは3点ものだったと思うが、それが同点弾の1点に留まったのも、またうちのサッカーの不味さと決定力の無さか。

足元プレー専門のような大久保が、中島のド派手なクロスから豪快にヘッドで叩き込んだ時は、まさか大久保が頭を使ったプレーなんてする筈ないと(わかってると思うけど誤解を生まない為と、世の中には読解力に乏しい人がいるから、あえて補足するが、頭を使ったって表現は、頭脳の意味じゃなくて、頭そのものね。ストレートに捉えるとまるで大久保がバ◯だと言ってるみたいたが、そうじゃないからね)思ったから、向こう側だし、あんな打点の高いヘッドは誰のゴール?と一瞬わからなかったが、まさか大久保がヘディングシュートを決めるなんてね。雪が降るんじゃないか?とも思ったが、雪ならまだ良い方で、後半にレッズに更なる失点という悪夢が降って来たんだから、たまらない。

そもそも後半開始5分も経たない内に、相手DFに深い位置から普通にドリブルで持ち込まれて、ようやく追い付いたショルツのカバーも虚しくシュートを叩き込まれるという、こういう時間帯とどんな守備してんの?って形の失点はさ、さあ後半は逆転だ!という気持ちから急転直下のガッカリ感で、確実に雰囲気を悪くするんだよね。
何であれ、もっと浅い位置で止められないのさ?前半にショルツはゴミスをカウンター阻止のカード覚悟で派手にぶっ倒してイエロー喰らい済みだから、そのショルツは強く当たりに行けないのが不幸だったが、他の選手は何をしてんのさ?西川もあれをセーブ出来ないのは、やっぱり年齢を感じさせるし。

でもレッズこそ、そういうサッカーを本来はやりたいんでしょうに?カウンターだろうがロングボールだろうが何だろうが、そんな形はどうあれ、余計なパス回しは二の次で、先ずは縦に速いサッカーを、裏を狙うサッカーをさ。
それをキーパーや最終ラインへのバックパスの連続から、サイドバックもインサイドハーフもウイングも下がりに下がってボールを貰いに来て、サンタナまでは間延びしたまま、囲まれてロストするか、そこから苦し紛れにボールを叩くだけで、それが渡っても手詰まりからすぐバックパスで・・・もうこの永遠ループで、もはやまともなビルドアップの体を成していない、酷いサッカーをしていたもんだ。アンカーから前が、グスタフソンしかボールを効果的に散らせていない有り様であった。
ゴミスの怪物ポストプレーを見てしまうと、サンタナのポストプレーが如何に機能していないかわかるし、そもそもゴミスにはショルツ単体でしか行かず、サンタナには複数で囲みに来るという、うちと川崎の相手FWに対する対応の違いからして、ここの対策もどうなってんの?
攻撃も個人技でボールをキープしつつ相手をしっかり剥がせる選手って、今回は中島しかいないのが悲しかった。中島が居なかったら、恐らくもっとボールは前に中に運べていなかっただろう。

だいたい今季初リンセンを投入しておきながら、リンセンの一番得意な形である点に合わせるプレーを求めず、足元ばっかりボールを転がして、サンタナやリンセンが一番生きないパスを展開するばかり。監督の指示なのか、選手がそういうプレーしか出来ないのか、何れにしても何がやりたいのかわからない攻撃と、そしてシュートを撃てるタイミングでパスを選択する無意味なプレー。川崎を見ろ!前が少しでも開けば第一選択肢はシュートだぞ!うちでそれが出来ていたの、中島だけだったじゃないか!

ビルドアップが体を成していないの♪なんでだろ〜?
FW選手の特性を生かさないラストパス♪なんでだろ〜?
前が開いてるのにシュート撃たないの♪なんでだろ〜?
こんなサッカーしてるの♪なんでだろ〜?

・・・、

やべ、腹立って、自分が壊れて来た(元から壊れているという話もあるが)。しかも今度テレビにテツandトモが出て来たら、怒りでテレビ画面を破壊してしまいそうだな。暫くテツandトモが出そうな番組は、危ないから視ない方が良いかもしれん。

それでも後半に、相手の守備が上手く入らなければ、ゴールインの場面は何度か作れていたのが(あんまり救いになってないけど)救いだが、それも結局は入らなければ意味はないんだけどさ。
あと相手の上福元は、ゴールマウスに立ちはだかるのは一級品だが、ヴェルディ時代も京都時代も、そして今の川崎でも前節もそうだったが、エリア外に飛び出したり、少しでも前に出ると、やらかして自爆してくれるキーパーだから、上福元を外に誘き出して、そこを狙えよとずっと思っていたが、うちがそこをわかっていたか偶然かは知らんが、結構うちの前線とその上福元の間に、執拗に微妙なパスを入れていたな。それで1回惜しいのがあったが、今回の上福元は、前節やらかしたばかりの反省からか、やらかしてくれなかった。残念。って、そこにも勝機を見出ださなければいけないの、やっぱり情けないか・・・。

取り敢えず、今回の内容、うちが見応えを作ったのは、大久保の天然記念物レベルのヘディングゴールと、中島の素晴らしい個人技プレーの連続と、ショルツとゴミスの迫力ある競り合い・・・くらいだが、大久保はゴール以外は、ぶっちゃけ敗戦に絡んだ存在だったじゃないか。何で最後まで交代させられなかったのか不思議だが、まあ中2日で控える過密日程があるから、今回の他の何人かの選手の温存は仕方ないか。ただ武田を投入するの、いくら何でも遅過ぎる。ヘグモンって選手交代、かなり後手を踏む時が多いよな。そんでもってこの期に及んで、敦樹を何処まで引っ張れば気が済むんだ?敦樹を使うなとは言わないが、結果が出ない選手の中で敦樹だけ辛抱的な長い起用は、いい加減にしてくれ!

もう今季は、勝ったら勝ったでも、下手に連勝連勝と言わない方が良いな。今季はこうして相手の状態にも深く左右されつつ、負けたり勝ったり負けたりを繰り返しながら過ぎて行くだけでマシなんだろうな。下手に欲をかいて自爆するなら、今季は我慢期間とするしかないか。
ただ我慢したところで、ヘグモンサッカーが進化するのか、はたまた最初から見込みが無いのか、もう色々なサッカーを見てきた自分は、もはや何が正解で、何が間違っているか、このサッカーに未来はあるのか、無いのか、訳がわからなくなって来た。
唯一わかるのは、今は絶対的にこのサッカーが上手くは行っていないという事だけである。♪なんでだろ〜?(知らねーよ!)

おまけというか余談というか・・・、
等々力もついにネーミングライツを始めやがった。何だよこの野暮ったい長いネーミング。「by」とかサンガスタジアムか(笑)。しかも近年の流行りの何でもかんでも平仮名にするな!只でさえ昨今は甘やかし過ぎて、小学生レベルの漢字すら読み書き出来ない大人が増えているというのに、これで平仮名ばかりにしたら、ますます身体だけ大人の中身は子供が増えるだけじゃないか!
え?平仮名の市をホームタウンにしているクラブチームのサポーターが言うなって?

ーーーーーー
J1リーグ第11節 川崎3-1浦和
得点/18分・脇坂(川)、35分・大久保(浦)、49分・佐々木(川)、90+3分・家長(川)
主審=池内明彦
観衆:23,457人
          
2024年  J1リーグ第10節
浦和レッズ2―1名古屋グランパス
〜埼玉スタジアム2002

240428ホーム名古屋戦 ユンカーも河昌來(
ハ・チャンレ)も山岸も山中も居ない、そんな名古屋に勝てなかったら、果たしてどうしよう?と思っていたけど、今のうちのチーム状態だと、それでも平気でやらかす可能性があるから、決して油断は出来なかった。
ちなみにハ・チャンレって、半チャーハンみたいで、美味そうな名前だな。一昔前は、半チャーハン+ラーメンの定食セットが、ランチならばワンコイン5百円で流行った時代があったのが、懐かしい。
というか主力数人が欠けているのは、名古屋もうちも同じなんだが、ならばマイナス条件はほぼほぼ同じとして、しかし選手層の厚さで言えば、名古屋よりうちの方が上なのは、自負できる部分であった。

だからといって、不安定なサッカーをしている今のうちだから、どんな条件でも蓋を開けてみなけりゃわからない怖さがあり、果たしてこの先が見えない怖さが、確信を持って楽しみに変わる日は、何時になったら来るのだろう???

なので、このタイミングで名古屋と当たったのは、天の助けであったとも言えるが、でも考えたら順位上はうちより名古屋の方が遥かに上だったんだな。
順位で上で元々補強もそれなりに済ませている相手に、主力が3人も4人も欠けているだけで、素直に勝てるかもと思わせてくれる名古屋もどうかと思うが、ぶっちゃけハセケンサッカーは組織より個頼み、特に外国人頼みの比率が高いから、去年は戦術マテウスが移籍した途端に総崩れして全くの別のチームになったように、今季もユンカーとハ・チャンレという、前後の外国人各1名が抜けているだけで、完全に別のチームになってしまうという、誰しもが思った見立てである。

その通りに名古屋に全く組織的な部分もパワーも見られないから、うちとしてはショルツが復帰した守備でしっかり蓋をしつつ、おかしな事さえしなければ守れてはキッチリ前に球は繋がるし、おまけに相手は素直にこちらのプレッシャーの餌食になってくれたのだから、今回の名古屋には本当に大助かりである。

240428安居ヒーローインタビュー 安居の先制点なんだけど、多種多様な仕事が求められるインサイドハーフの役割としては、あそこまでじっくり顔を出す読みと動きが大切だから、相手のボール処理のミス絡みとはいえ、そこを見逃さなかったのが重要。
これを柔軟に出来るか出来ないか、ここが今回の安居と、開幕以来の敦樹との大きな違い。もちろん敦樹は最近、ようやくこうした動きも増えて来たんだけど、それを開幕からずっとスタメン起用され続けてインサイドハーフとして少しだけ芽が出て来た選手と、開幕から長くベンチ外まで経験して、最近ようやく起用が増えつつある安居とでは、同じ得点でも、やはり評価は違って来るのである。
それこそJ3相手とはいえ、敦樹と同じインサイドハーフで今季初起用で躍動しつつ、前半序盤でいきなりゴールを決めてしまったルヴァン鳥取戦での武田のように、合っているもの、持っているものが違うというものがある。
ちなみに鳥取戦で結果を出したその武田を、今回はベンチのまま使わなかったのは不満。逆に安居は今回の今季初ゴールが、鳥取戦の武田のいきなりゴール(何かいきなりステーキみたいな言い方だが)に刺激を受けての結果であれば、それはそれで大変良かったのであるが、だからといって武田を使わなかったのは、また違うと思った。

しかし、得点こそ奪えなかったが、古巣相手に貴重なPKを獲得した上に、それが結果的に決勝点になったのだから、前田はある意味で「お主もワルよのぅ」だな。まあゴールそのものではないから「プチお主もワルよのぅ」だ。
ぶっちゃけあのPK獲得場面、うま〜くPKを貰ったなぁという感じがして、仲間と顔を見合わせてほくそ笑んでしまった。
これが本当にPKに値するファールか、仮に確認のVARが発動されていたら、ちょっとヤバかったかもしれないが、まあそこは、主審がいつも埼スタでやらかす氏だからね。そういう意味では納得したし、いつもはうちに不利な判定でやらかしてくれていたから、過去の全てがチャラという訳ではないが、少しはお返ししてくれたと今回は思う事にした。

240428サンタナ ヒーローインタビュー サンタナのPKのキックは、相変わらず細かい事を考えないで、とにかく勢い良く左足を巻いて蹴り込む。まあいい加減という訳ではないんだけど、ぶっちゃけコースなんてショルツが蹴るのに比べたら本当に甘いし、だからいい加減にも見えてしまうんだけど、それでも面白いというか不思議なもので、ここまでサンタナは何れのPKも、必ず相手キーパーは逆方向に飛んでくれるんだよな。
PKは読んで蹴るキッカーはキッカーで上手いが、あんまり細かい事を考えないで、ギャンブル的に豪快にぶち込むPKって、その気迫で勝ってしまうのかもしれない。
ん?あれ?それにしてもPKキッカーは、何時からサンタナ固定になったんだ?ショルツが復帰したのに、ショルツは蹴らなかった。この辺、どうなってんの?相手キーパーからしたら、ショルツが蹴るのか、サンタナが蹴るのか、直前までわからない方が混乱するだろうから、これはこれでシークレット事項にしておくのは、決して悪くはないけどさ。

なんてサンタナはPKは良いんだけど、まだレッズに来て、流れからのゴールが1点しか無いじゃないか!コーナーとかPKでゲットするのも点取り屋としての仕事には間違いないが、それでも今はエースFWとして存在しているのだから、やっぱりサンタナの流れからのゴールが欲しいぞ。味方のクロスにズドンとか、気持ちの良いゴールをさ。
それどころか今回も、やたらポストプレーに身体を張っていて、得点よりそっちで頑張っていた、頑張り過ぎていた感もありで、まあそれもFWの仕事の内なんだけど、清水時代の使い方とはズレている感があるのも正直に思うところ。ただサンタナは、レッズでポストプレーが増えるだけ、以前はポストプレーとなると苦手なのか全くボールが収まらないばかりか、ロストしまくってピンチを作る原因にもなっていたから、それを比べると、最近はポストプレーが少しだけ板について来たな。まだ不安定なのは不安定なんだけど。

あと前田のPK獲得に話を戻すと、もしこれがPKではなかったとしても、ロスタイムの失点の原因となったコーナーは、うちの選手の猛抗議っぷりからして、うちの選手は最後は触っていなかったぽいとも考えられるから、ここはうちも名古屋も、PKとコーナーの得点・失点は、おあいこという事で如何かな?
ほら繰り返すけど、主審が特に埼スタでやらかす某氏だから、仕方ないよ、うん(と、勝ったものだから、うちの都合の良い方にだけ捉える)。
あとさ、あの主審だからでいうと、米本のグスタフソンへの超危険なラフファール、あれ1発レッドじゃないの?下手したら、これだけは主審が某氏だからでは済まされない事態になっていたかもしれないぞ・・・。

勝利自体は、取り敢えず、勝って兜の緒を締める意味で、札幌戦と福岡戦と鳥栖戦と同様、今回は相手が名古屋だから、という事にしておこう。そうじゃないとまた変に勘違いしちゃうと困るし。
ただゴールデンウィーク突入の初戦、これに勝つか引き分けるか負けるかは、気分的には全く違うものになるから、そこは素直に喜ぶべき部分。

あと個人的に、鳥取から帰還して1日しか休憩しないで今日もう試合だから、気分的にはもちろん、体力的に疲れたな。今回のゴールデンウィーク初戦の勝利の安堵感を、しっかり回復材料にしないと・・・。

ーーーーーー
J1リーグ第10節 浦和2-1名古屋
得点/24分・安居(浦)、70分・サンタナPK(浦)、90+2分・和泉(名)
主審=荒木友輔
観衆:42,265人
2024年  YBCルヴァンカップ 1stラウンド2回戦
ガイナーレ鳥取2―5浦和レッズ
〜Axisバードスタジアム

240424アウェー鳥取戦 240424アウェー鳥取戦2
あっぶねー。鳥取くんだりまで赴いて、一歩間違えていたらというか、危うくヤバい結果になっていたかもしれない内容だったな。
自分的に思うに、お互いに3ゴール以上が生まれると、馬鹿試合設定になると思っているから、そういう意味では鳥取側にあと1点喰らっていたら、鳥取で馬鹿試合事件になるところだった。しかもJ1でもそれなりの戦力を揃えたチームが、J3のしかも助っ人外国人ゼロの相手に。

こんな事を言うのは何だが、攻撃サッカーを指標しているチームが、カテゴリーが2つも下の相手に、5得点もぶち込んでしまうのは、いくらこういう試合とこういう相手には、難しい試合になったりジャイキリも珍しくないとはいえ、しかしここはJ1の貫禄を当然のように見せたという意味で、そしてある事を理由に、無理には褒めないようにしておこう。

まあ、ある事を理由にとか言っても、失点数もヤバいが、失点未遂があまりに多過ぎて、ぶっちゃけ相手がJ3じゃなかったら、テクニックと決定力の差で、あと2失点は喰らっていたのは確実で、それにしてもうちの守備は、そりゃ最終ラインから繋ぎたいのはわかるが、どうしてああも自陣のボックス内で追い込まれるまでキープしては、決まって自らピンチを作るのか。今回佐藤がそれを数回もやらかした。
そしてどうしてああも、相手の右から何度もフリーで簡単にクロスを許し、ファーに渡されフィニッシュまで行かれてしまうのか。ヘッド失点もそれだった。
ヘグモンサッカーは基本的に前掛かりだから、いざボールをロストしてしまうと、相手にカウンターを許すリスクを孕んでいるのは理解している。で、今回キャパがやたら狭いスタジアムだから、目の前で余計に味方選手の守備場面をハッキリ追えたんだけど、攻め込まれると皆どうして一斉にボールホルダーにプレスに行くばかりで、役割分担的に中でブロックを敷く選手と、そのプレスに行く選手をハッキリさせないのかね?つまりやっぱり、守備の約束事が全く出来ていないのね。まあだから酷い形の失点をし続けているんだけどさ。

でもさ、武田が、ようやくレッズで初ゴールを決めたのが、それが嬉しいんだよね。去年まで武田ユニで帰還を待ち続けた甲斐が、まさか鳥取の地で得られるとは思わなかった。
しかーし!(いきなり豹変する)、武田よ、キック精度の巧さは相変わらずだし、加えて確かに3年間の武者修行の成果で、ボールへの反応の鋭さ、寄せの速さ、球際の強さの成長が明確に表れていたが、一方で自ら味方からボールを効果的に引き出す動きの稀薄さが、武者修行前と同様ではないか!武田のウィークポイントは昔からこれと思っているから、逆にこれさえ変われば、後輩の松木になれる筈なんだけどね。なあ松木の先輩よ。武田にはもっともっと期待しているから、J3相手に活躍では満足してはいけないという意味で、あえて厳し目に言わせてもらった。いや武田よ、すぐ近くに良いお手本が居るじゃないか。中島を見習うんだ中島を。

というか、武田が今季初めて起用されて、内容も伴いながらいきなり得点という結果が出た自体は良かったんだけど、一方で既に何故に起用されているのか、もはや摩訶不思議レベルに陥っている敦樹も、またまたまた引き続きのスタメンであり、そしてゴールを決めてしまったのが、またまたはたまた話を複雑化させちゃうんだよな。敦樹の得点自体は、身体の捻り返しから、良いゴールだったのが尚更・・・どうしよう、これ?

と、なんじゃこりゃ?本当に試合に勝ったのかと疑問になる程に、きなり文章が湿っているが・・・。
ここまでウダウダ言っておいて今更何だが、試合が話はこれ以上やっていると更に苦味が出るだろうから、そろそろ今回はここでやめとくか。まあ大量点で勝って良かったって事で。

240424アウェー鳥取戦3 240424アウェー鳥取戦4
240424アウェー鳥取戦5 240424アウェー鳥取戦6
鳥取のスタジアムって、キャパが狭い割には、世界中の地方の何処のスタジアムでもあるような、ザ・サッカースタジアムなんだけど、ゴール裏の席の縦構造が狭くない割には、席は3列しかないのが、まあ何とも不思議な感覚であった。
あと地方という立地で、それこそ畑のど真ん中は別に構わないんだが、このキャパで駅からバス利用させる距離が、ちょっと中途半端。というのも鳥取駅から距離的には歩けなくもないが、しかし歩くと面倒臭い距離であり、道が解らないから仕方なくバスって感覚であり、そのバスも当日のシャトルバスは往復無料なのは粋な計らいだが、帰りがとんでもねー長蛇の列になり、ウイダイ歌い終えて即行でバス列にダッシュしてもすんげー長蛇の列で、バスに乗るまで1時間以上掛かったという有り様。これには参った参った。
まあ鳥取も、レッズみたいなサポ数が押し寄せる試合は、あんま慣れてないから仕方ないが、レッズを良く知る岡野の運営だから、それでもまだまだマシだったのかもしれない。
というか試合前の岡野の挨拶が、意外に真面目だったのが驚ろいた。岡野なんだから、いくら代表取締役GMという立場でも、勝手知ったるレッズが相手なんだから、スピーチ途中いきなりスーツ脱いでユニフォーム姿になり、スタジアム内を猛ダッシュし始めるとか、何か笑いを入れろよ(苦笑)

さて今回は自身、そんな鳥取に初上陸である。上陸?陸続きの本州でおかしな表現だな。まあ良いか。これにより人生で行った事が無い都道府県が、またひとつ減った。
いつもの在来線で行こうかと思ったけど、それだと前泊しなきゃならんから、宿代をケチる為に深夜高速バスで米子まで出て(バス散策時点で調べた限り鳥取駅直行便が無い!)、その米子に朝7時前に着いて、そっから山陰本線で約3時間かけて鳥取という、米子までならば楽だが、Jリーグ関係で関東から鳥取駅へ行くのは、下道では一番乗り継ぎが少ない高速バス利用すら、行程が実に面倒臭いという事が判明した。鉄路だって在来線を使おうが特急を使おうが、結局は智頭急行を経由しないと行けないし。そもそも米子経由鳥取というルート自体が、果たして正しい選択だったのか?という話である。

鳥取駅に到着して、次の砂丘行きバスまで1時間以上もあるから、さあ駅前散策から始めようとウロウロしたら、時間も時間だろうけれど予想通りシャッター通りだし、そもそも余りにも人が歩いていない!これ下手したら鳥取遠征に来たレッズサポを駅前に勢揃いさせ方が遥かに多いのでは?とも思えてしまう程に、レッズサポしか歩いていない。つーか殆どレッズサポの街と化した鳥取駅前。一体全体鳥取市民は何処へ消えたんだ!?

そしてベタベタにも、やっぱり砂丘にしか、行くところが、無い。

240424鳥取砂丘 240424鳥取砂丘2
240424鳥取砂丘3 240424鳥取砂丘4
・・・右も左も上も下も東も西も南も北も、砂ばっかりじゃないか!(当たり前だろ)
しかも雨が強くなったり弱くなったりを繰り返しながら、時折強風に襲われ、只でさえ砂地を歩くと疲れるのに、それをアップダウンする地形を雨風に逆らって歩き、そして物凄い湿度で身体は汗ダクになり、試合前から無駄な体力を消耗させられる羽目になった。
そ、そうか、ガイナーレからしたら、相手サポを砂丘で体力を消耗させて試合までにヘトヘトにさせ、それで勝とうという戦略だったのか・・・!?

ちなみに砂丘に来たら、砂地に思いっきり巨大な落書きをしてやろうと小学生低学年レベルの夢を抱いていたが、実際に砂丘に入り、今ついに往年の夢が叶う時がやって来たのだ!見ていてくれ亡き親父よ、俺は今から砂漠のバンクシーになる!サヘル・ザ・バンクシーの誕生だ!と意気込んだ矢先、実は砂丘は落書き禁止で、破ると罰金刑だという事が判明し、泣く泣く長年の落書きの夢を諦める事になった。

え?鳥取まで来てご当地グルメはどうしたかって?そりよいつもご当地グルメにいい加減な自身も、初の地だから、そりゃ熱心に無理して、鳥取グルメを優先して飲み喰いしましたよ。

240424牛骨ラーメン 240424ザ・美酒
240424ザ・美酒2 240424ザ・美酒3
鳥取ラーメンといえば牛骨ラーメンだから、何とかっていう鳥取駅前ので有名なラーメン屋の、それこそ1日百杯限定バージョンの味版の牛骨ラーメンやら(牛骨ラーメンは大好きで関東でもたまに喰うが、本場の牛骨出汁は、それ以上にパンチが効いていて、確かに強烈に美味い)、試合後の居酒屋では、鳥取といえば大山鶏やら蟹だから、大山鶏の串焼きやら、蟹味噌の甲羅焼きやら、これを鳥取の地酒で攻めてやったわさ。
おかけ様で試合後深夜なのにはしご酒してしまい、宿に帰還したのがとんでもねー時間になり、ブログ書きながらうっかり寝落ちし、気付けば涎垂らしながら爆睡で夜が明けていて、そんでブログ完成がこんな時間に・・・。

さて帰路は、また米子まで戻ってバスも面倒だから、在来線で帰るか。件の智頭急行で上郡まで出て、途中の大阪で遊んでから帰るか・・・。

ーーーーーー
YBCルヴァンカップ1stラウンド2回戦 鳥取2-5浦和
得点/12分・武田(浦)、15分・サンタナPK(浦)、35分・田中恵(鳥)、52分・敦樹(浦)、55分・中島(浦)、64分・松木(鳥)、90+3分・中島(浦)
主審=高崎航地
観衆:7,677人
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ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第14節 浦和3-0京都 得点/42分・安居(浦)、55分・凌磨(浦)、77分・サンタナ(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第15節 磐田-浦和(エコパスタジアム=5月19日14:00キックオフ)


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埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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