浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
■レッズTV GGR 森脇良太選手獲得のお知らせ(テレ玉オフィシャル)
GGRの新MC・・・森脇かよ!!
後釜はてっきり坪井かと予想していたのに。それがタレントになった坪井を差し置いて、森脇が就任とは。GGRのプロデューサー正気か?
これ毎週うるせー番組になるから、これまでよりボリューム落として視ないとな。果たしてスポンサーは、森脇で耐えられるのか!?
来年頭から、このウゼー姿を毎週のように視させられる羽目になるのか。
隣で真面目なはるっちが、森脇を華麗にスルーしている姿が眼に浮かぶ。
ただ森脇って愛媛FCでポジティブエナジャイザーとかいう訳のわからん契約結んでいて、神奈川の社会人リーグでコーチやっていて、そんでGGRの司会もやるのか。
毎週テレ玉に来られるのか?司会スベりまくる前に、出演そのものからスベりまくったりして。ってか既に今回のロスタイムからスベり欠けてたけど。
・・・森脇どうでも良いから、さて真面目な話をするか。
来シーズンの日程の断片も発表されたし、新ユニフォームも出て後は早く背番号を発表してほしいところであるが、肝心の選手の動向が報道も正式発表も今年はまだおとなしいので、ここは来年頭からもしかしたらドカドカ出て来るかもしれないが、京都で結果を出したランニングマンを戻したのは良いとして、なーんかせっかく戻した藤原とか、「だから何でそうなるんだよ?」って新潟への移籍報道が出ていて、既に強化部のやっている事が怪しくなって来ているが、補強に関しては、ひとつ。
来季はハーフシーズンから始まる訳で、降格ルールが無い以上は、監督からしたらプレッシャーが少なく、色々と戦術も選手も試せるという意味では、ハーフシーズン用の補強は最低限で良いかなと。
GGRの新MC・・・森脇かよ!!
後釜はてっきり坪井かと予想していたのに。それがタレントになった坪井を差し置いて、森脇が就任とは。GGRのプロデューサー正気か?
これ毎週うるせー番組になるから、これまでよりボリューム落として視ないとな。果たしてスポンサーは、森脇で耐えられるのか!?
来年頭から、このウゼー姿を毎週のように視させられる羽目になるのか。
隣で真面目なはるっちが、森脇を華麗にスルーしている姿が眼に浮かぶ。
ただ森脇って愛媛FCでポジティブエナジャイザーとかいう訳のわからん契約結んでいて、神奈川の社会人リーグでコーチやっていて、そんでGGRの司会もやるのか。
毎週テレ玉に来られるのか?司会スベりまくる前に、出演そのものからスベりまくったりして。ってか既に今回のロスタイムからスベり欠けてたけど。
・・・森脇どうでも良いから、さて真面目な話をするか。
来シーズンの日程の断片も発表されたし、新ユニフォームも出て後は早く背番号を発表してほしいところであるが、肝心の選手の動向が報道も正式発表も今年はまだおとなしいので、ここは来年頭からもしかしたらドカドカ出て来るかもしれないが、京都で結果を出したランニングマンを戻したのは良いとして、なーんかせっかく戻した藤原とか、「だから何でそうなるんだよ?」って新潟への移籍報道が出ていて、既に強化部のやっている事が怪しくなって来ているが、補強に関しては、ひとつ。
来季はハーフシーズンから始まる訳で、降格ルールが無い以上は、監督からしたらプレッシャーが少なく、色々と戦術も選手も試せるという意味では、ハーフシーズン用の補強は最低限で良いかなと。
何より各ポジションに大学ナンバーワンクラスの選手がルーキーとして正式に加入して来る訳で、この才能を宝の持ち腐れにしない為には、とにかく先ずはこういった選手の能力を見抜きながらしっかり育てないといけない。
うちは育成クラブではない、ポジションは奪うもの、と頑なに言う人も居るが、そこは程度問題であり、やはりポテンシャルが高い選手ならば、そのポテンシャルを育てて生かして活かして大成させてあげないと。
今回の大卒ルーキー4人には、誰もが大きな期待を抱いていると思うし、過去を知るサポならばかつての「ユニバ5人衆」の再来となるようなシチュエーションになる。
今回は5人ではなくて4人だから、ユニバ4人衆+1としようか。+1は1年先輩の根本になる訳だが、今シーズン終盤に明確にレギュラーを掴みかけた逸材DFが、先輩リーダーとして後輩4人を引っ張る形で雰囲気を作ってくれたら良いかと。
ただ、但し、補強はするな、とは言っていないから、そこは強化部には、秋春制を見据えて、キチンと動いていてもらわないと困る訳で、とにかく数で埋めるような補強より、最低限の人数で良いからパンチの効いた選手を充てて、生きた金の使い方をしてほしい。
うちに来てくれる選手には悪いが、Bクラスの選手を沢山補強するより、Sクラスとまでは言わないが、Aクラスの選手を少なくてもしっかり補強する方が、明確な戦力アップになるのだから。だいたいうちの場合、Bクラスばかり集めたところで、すぐまたレンタル放出とかやりまくるのがオチなのだから。
とにかく例えば先の飽和状態になったアタッカー陣で、ポジションが被りまくって、誰も彼も中途半端な回数の使い方をして、組織にならないままってのだけは勘弁してほしい。いくら人数制限が撤廃されたり、近く始まるヤング(死語)リーグ用に若手も揃える必要性はあるとはいえ、それでも基本は数優先より質優先から始めてくれ。どっちみちハーフシーズンに限って言えば、その試合数の少なさからして、起用する選手数は必然的に限られてしまう訳だし。
と、こう今から言いたい放題なのも、先ずはハーフシーズンの降格が無いルールだからというのが正直なところだが、こういうプレッシャーが少ない状態になると、逆にうちって成績が良くなる節があるからな。そんでその成績に勘違いして、調子に乗って落とし穴に填まるの。
サポはハーフシーズンも優勝を目指せ!絶対に優勝しろ!とか、クラブも「目標は優勝」といつも通りド派手に、根拠の無い大風呂敷を広げておいた方が良いのかな?まあここで優勝しておかないと、今度いつACLE出場権を得られるか怪しくなるのも事実なんだが。それを考えると、さて困ったな。ハーフシーズンみたいな、普段やらないようなおかしなシーズンを作られると、こうやって戸惑いが発生するのである。だから個人的には、春秋制のママで良かったのに。
来季のハーフシーズンは我々の東側地区グループは殆どが関東と、あとひとつが隣国なので、その隣国を除けば移動は楽だが、半年間は長距離遠征が無いのは、実につまらない。しかし金はかからなくて良い。
・・・なんだかな。
と、いう事で、今年はこれが書き納めとなります。書き納めが森脇ってのも、どうかと思うけど。
来年は4年に一度のワールドカップイヤーですが、そこはそこそこに、ここは引き続き(最近の流行り言葉で言えば)レッズファーストで行きます。
今シーズンも当ブログにお付き合いいただき、本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願い致します。
皆様、良い年をお迎えください。
それでは。
うちは育成クラブではない、ポジションは奪うもの、と頑なに言う人も居るが、そこは程度問題であり、やはりポテンシャルが高い選手ならば、そのポテンシャルを育てて生かして活かして大成させてあげないと。
今回の大卒ルーキー4人には、誰もが大きな期待を抱いていると思うし、過去を知るサポならばかつての「ユニバ5人衆」の再来となるようなシチュエーションになる。
今回は5人ではなくて4人だから、ユニバ4人衆+1としようか。+1は1年先輩の根本になる訳だが、今シーズン終盤に明確にレギュラーを掴みかけた逸材DFが、先輩リーダーとして後輩4人を引っ張る形で雰囲気を作ってくれたら良いかと。
ただ、但し、補強はするな、とは言っていないから、そこは強化部には、秋春制を見据えて、キチンと動いていてもらわないと困る訳で、とにかく数で埋めるような補強より、最低限の人数で良いからパンチの効いた選手を充てて、生きた金の使い方をしてほしい。
うちに来てくれる選手には悪いが、Bクラスの選手を沢山補強するより、Sクラスとまでは言わないが、Aクラスの選手を少なくてもしっかり補強する方が、明確な戦力アップになるのだから。だいたいうちの場合、Bクラスばかり集めたところで、すぐまたレンタル放出とかやりまくるのがオチなのだから。
とにかく例えば先の飽和状態になったアタッカー陣で、ポジションが被りまくって、誰も彼も中途半端な回数の使い方をして、組織にならないままってのだけは勘弁してほしい。いくら人数制限が撤廃されたり、近く始まるヤング(死語)リーグ用に若手も揃える必要性はあるとはいえ、それでも基本は数優先より質優先から始めてくれ。どっちみちハーフシーズンに限って言えば、その試合数の少なさからして、起用する選手数は必然的に限られてしまう訳だし。
と、こう今から言いたい放題なのも、先ずはハーフシーズンの降格が無いルールだからというのが正直なところだが、こういうプレッシャーが少ない状態になると、逆にうちって成績が良くなる節があるからな。そんでその成績に勘違いして、調子に乗って落とし穴に填まるの。
サポはハーフシーズンも優勝を目指せ!絶対に優勝しろ!とか、クラブも「目標は優勝」といつも通りド派手に、根拠の無い大風呂敷を広げておいた方が良いのかな?まあここで優勝しておかないと、今度いつACLE出場権を得られるか怪しくなるのも事実なんだが。それを考えると、さて困ったな。ハーフシーズンみたいな、普段やらないようなおかしなシーズンを作られると、こうやって戸惑いが発生するのである。だから個人的には、春秋制のママで良かったのに。
来季のハーフシーズンは我々の東側地区グループは殆どが関東と、あとひとつが隣国なので、その隣国を除けば移動は楽だが、半年間は長距離遠征が無いのは、実につまらない。しかし金はかからなくて良い。
・・・なんだかな。
と、いう事で、今年はこれが書き納めとなります。書き納めが森脇ってのも、どうかと思うけど。
来年は4年に一度のワールドカップイヤーですが、そこはそこそこに、ここは引き続き(最近の流行り言葉で言えば)レッズファーストで行きます。
今シーズンも当ブログにお付き合いいただき、本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願い致します。
皆様、良い年をお迎えください。
それでは。
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さて興梠引退試合も終わって、本当の意味でのレッズの今シーズンが終了したので、公式戦はとっくに終了している以上、急いで2025シーズンの総括に移ろう。
とは言っても今シーズン、個人的にはやたら中身が薄かったシーズンだと感じているから、無理にでも理論的に書いたつもりはあっても、言うほど今回はあまり建設的な文章にはなっていないかもしれない。
レギュレーションが拡大された新たなクラブワールドカップへの参加があったとはいえ、国内の内容だけで言えば、2つのカップ戦も早々に敗退し、リーグ戦も大半の時期で中途半端な内容と順位に推移した。
悪い意味で言えば、新たな監督に就任したヘグモを僅か半年で解任したり、そうかと思えば前年に1シーズン限りで退任した筈のスコルジャが後任として電撃復帰したり、そしてシーズン途中で残留争いに片足を突っ込んだ昨シーズンの方が、エンタメ性、話題作りとしては、ある意味では今シーズンより盛り上がっていたかもしれない。もちろん繰り返すが、悪い意味で皮肉を込めた言い方をすれば、である。
始めに結論から言ってしまうと、一体全体、何に目標を置いていたのか、よくわからないシーズンであった。
荒れたシーズンを上手く収めたスコルジャ体制の留任は当然であったと思うが、そこから先、つまり今シーズンのチームの目標を、クラブは何処に置いていたのか。
レギュレーションが変更され拡大された新クラブワールドカップに、日本のクラブチームとして初めて参加するという、明確かつ大きなものが存在したのは事実である。
ではクラブの本当の目標は?
そのクラブワールドカップで、好成績を残す事にあったのか?本気でリーグ優勝を狙っていたのか?クラブ収入さえ利益率が高ければ良いとも揶揄されているが。それとも・・・?
シーズン開始前の補強状況を振り替える。
国内リーグ戦の残留争いに片足を突っ込んだ昨シーズンの状況も踏まえて、当然ながらその戦力を基盤としては、到底世界の強豪クラブと連続でぶつかるクラブワールドカップなど戦えなかったのは明らかで、だからこそ人数も中身も、大型補強に踏み切った。但し表向きには。
国内からはベストイレブン級の外国人選手を、海外からは有力な日本人選手を、更に南米からは優秀ブラジル人を。それなりの資金を用意し、それなりの人材は、揃えた。但し表向きには。
表向きと書いたのは、これら補強した選手は、あくまで国内レベルでは他も羨むような陣容であったが、ではクラブワールドカップで通用するような戦力であったかは、開幕前から疑問符が付いた。
自分は昨年のシーズン総括で、来季を見据えて『やるならば、徹底的にやれ。他に恨まれるくらい徹底的にやれ。他から馬鹿と思われる位に、狂っていると指摘されるくらい徹底的にやれ。盛大に大風呂敷を広げて、盛大に大枚を叩いて、盛大にやりきれ。誰も文句を言わせない程にやりきって人事を尽くして、最後まで走り続けろ』と書いた。
かなり乱暴な表現であったが、しかしである。書いた通り、ここまでやらなければ、残留争いに片足を突っ込むまでに陥ったシーズンから、一転して拡大版クラブワールドカップと国内リーグ戦を両立させるシーズンなど、とてもではないが戦えないと思ったからであり、そもそも過去に参加したクラブワールドカップから比べたら、レギュレーションから高レベルになっている、まるで違う今回のクラブワールドカップなど、根本から通用しないと感じたからである。
ところがオフシーズン、蓋を開けてみたら、狙ったヨーロッパや南米の代表クラスの補強に次々に失敗し、市場閉鎖とシーズン開幕が押し迫る中、僅か2週間の調査と交渉で別選手に切り替えるなど、数年前に繰り返した失敗劇と同じ轍を踏むという、切り替えの速さだけは過去の失敗を活かせたとはいえ、依然として変わらない外国人補強のゴタゴタ例を発生させた。
大風呂敷だけは広げたが、盛大に大枚を用意しても、それに見合うだけの交渉力が足りないのか、いつも盛大にはやりきる事は出来ないクラブの弱さが、今年も最初から露呈した。
とは言っても今シーズン、個人的にはやたら中身が薄かったシーズンだと感じているから、無理にでも理論的に書いたつもりはあっても、言うほど今回はあまり建設的な文章にはなっていないかもしれない。
レギュレーションが拡大された新たなクラブワールドカップへの参加があったとはいえ、国内の内容だけで言えば、2つのカップ戦も早々に敗退し、リーグ戦も大半の時期で中途半端な内容と順位に推移した。
悪い意味で言えば、新たな監督に就任したヘグモを僅か半年で解任したり、そうかと思えば前年に1シーズン限りで退任した筈のスコルジャが後任として電撃復帰したり、そしてシーズン途中で残留争いに片足を突っ込んだ昨シーズンの方が、エンタメ性、話題作りとしては、ある意味では今シーズンより盛り上がっていたかもしれない。もちろん繰り返すが、悪い意味で皮肉を込めた言い方をすれば、である。
始めに結論から言ってしまうと、一体全体、何に目標を置いていたのか、よくわからないシーズンであった。
荒れたシーズンを上手く収めたスコルジャ体制の留任は当然であったと思うが、そこから先、つまり今シーズンのチームの目標を、クラブは何処に置いていたのか。
レギュレーションが変更され拡大された新クラブワールドカップに、日本のクラブチームとして初めて参加するという、明確かつ大きなものが存在したのは事実である。
ではクラブの本当の目標は?
そのクラブワールドカップで、好成績を残す事にあったのか?本気でリーグ優勝を狙っていたのか?クラブ収入さえ利益率が高ければ良いとも揶揄されているが。それとも・・・?
シーズン開始前の補強状況を振り替える。
国内リーグ戦の残留争いに片足を突っ込んだ昨シーズンの状況も踏まえて、当然ながらその戦力を基盤としては、到底世界の強豪クラブと連続でぶつかるクラブワールドカップなど戦えなかったのは明らかで、だからこそ人数も中身も、大型補強に踏み切った。但し表向きには。
国内からはベストイレブン級の外国人選手を、海外からは有力な日本人選手を、更に南米からは優秀ブラジル人を。それなりの資金を用意し、それなりの人材は、揃えた。但し表向きには。
表向きと書いたのは、これら補強した選手は、あくまで国内レベルでは他も羨むような陣容であったが、ではクラブワールドカップで通用するような戦力であったかは、開幕前から疑問符が付いた。
自分は昨年のシーズン総括で、来季を見据えて『やるならば、徹底的にやれ。他に恨まれるくらい徹底的にやれ。他から馬鹿と思われる位に、狂っていると指摘されるくらい徹底的にやれ。盛大に大風呂敷を広げて、盛大に大枚を叩いて、盛大にやりきれ。誰も文句を言わせない程にやりきって人事を尽くして、最後まで走り続けろ』と書いた。
かなり乱暴な表現であったが、しかしである。書いた通り、ここまでやらなければ、残留争いに片足を突っ込むまでに陥ったシーズンから、一転して拡大版クラブワールドカップと国内リーグ戦を両立させるシーズンなど、とてもではないが戦えないと思ったからであり、そもそも過去に参加したクラブワールドカップから比べたら、レギュレーションから高レベルになっている、まるで違う今回のクラブワールドカップなど、根本から通用しないと感じたからである。
ところがオフシーズン、蓋を開けてみたら、狙ったヨーロッパや南米の代表クラスの補強に次々に失敗し、市場閉鎖とシーズン開幕が押し迫る中、僅か2週間の調査と交渉で別選手に切り替えるなど、数年前に繰り返した失敗劇と同じ轍を踏むという、切り替えの速さだけは過去の失敗を活かせたとはいえ、依然として変わらない外国人補強のゴタゴタ例を発生させた。
大風呂敷だけは広げたが、盛大に大枚を用意しても、それに見合うだけの交渉力が足りないのか、いつも盛大にはやりきる事は出来ないクラブの弱さが、今年も最初から露呈した。
クラブワールドカップに参加する各国クラブは、多くがそれに見合う補強や整備を進めている中で、レッズはあくまで国内レベルの補強に留まり、それを比較すれば、とてもではないが人事を尽くしたとは言えない。
強豪国との資金力の差は確実に存在してはいたが、三菱を含む株主からの資金力の支援と、クラブワールドカップシーズンの宣伝力を武器に集めに集めた優良スポンサーの存在、見切りながも見込まれたクラブワールドカップ参加費もあり、今シーズン開幕前だけは、クラブワールドカップに見合うだけの補強費は、確実に用意されていたのである。だからこそ当初、ヨーロッパや南米の代表クラスを狙えたのだ。
国際試合と国内の試合の二兎を追う為には、人事を尽くして、それを成功させてからスタートさせなければ、決して良い結果を得られない事は、ACLでは結果を出しながら、国内では結果を出せないレッズ自身が、痛いほど理解している筈なのだが、毎回のように大風呂敷は広げられても、人事を尽くせず、中途半端に終わるのも、またこのクラブの変わらない部分である。
それは国際試合が絡む今年のようなシーズンで、尚更に痛感させられる。
だからこそ、だからこそである。
目標設定を明確にしてスタートさせなければならないのだが、今シーズン、いや昨シーズンから含めて、クラブワールドカップという巨大な存在がやたら一人歩きしてしまい、国内まで眼が行き届かなかったのではなかったのか。
強豪国との資金力の差は確実に存在してはいたが、三菱を含む株主からの資金力の支援と、クラブワールドカップシーズンの宣伝力を武器に集めに集めた優良スポンサーの存在、見切りながも見込まれたクラブワールドカップ参加費もあり、今シーズン開幕前だけは、クラブワールドカップに見合うだけの補強費は、確実に用意されていたのである。だからこそ当初、ヨーロッパや南米の代表クラスを狙えたのだ。
国際試合と国内の試合の二兎を追う為には、人事を尽くして、それを成功させてからスタートさせなければ、決して良い結果を得られない事は、ACLでは結果を出しながら、国内では結果を出せないレッズ自身が、痛いほど理解している筈なのだが、毎回のように大風呂敷は広げられても、人事を尽くせず、中途半端に終わるのも、またこのクラブの変わらない部分である。
それは国際試合が絡む今年のようなシーズンで、尚更に痛感させられる。
だからこそ、だからこそである。
目標設定を明確にしてスタートさせなければならないのだが、今シーズン、いや昨シーズンから含めて、クラブワールドカップという巨大な存在がやたら一人歩きしてしまい、国内まで眼が行き届かなかったのではなかったのか。
木を見て森を見ず、という言葉があるが、レッズというクラブはいつもそれとは逆に、森ばかり見て木を見ない性質がある。
大きな目標を追う前に、いや大きな存在が立ちはだかっているからこそ、先ずは足元から必要なものを準備して、その存在目標に向かって地に足を着けて組み立てて行かなければならない筈が、しかしレッズというクラブは常に足元が不安定なまま、しかし、得た権利を過剰に拡げなから、大きな夢ばかり見るように壮大な森全体ばかり眺めているのだ。
かつてオジェックが弱かったレッズを率いる前に「屋根から家を建てる者は居ない」と語っていたが、レッズというクラブはその言葉から本質を学ばず、今回のように大きな存在を前にすると、それとは逆に、毎回のように屋根から家を建てようとして、後から柱や土台の重要性に気付いて、そして後手に回り手遅れになっている。
では、それが出来ないクラブならば、森ばかり眺めているのならば、屋根から家を建てたいのならば、ならばこそ細かい事など気にせず『やるならば、徹底的にやれ。他に恨まれるくらい徹底的にやれ。他から馬鹿と思われる位に、狂っていると指摘されるくらい徹底的にやれ。盛大に大風呂敷を広げて、盛大に大枚を叩いて、盛大にやりきれ。誰も文句を言わせない程にやりきって人事を尽くして、最後まで走り続けろ』と書いたのである。
しかしクラブは、それも出来ない。表向きは人事を尽くそうとしても、毎回のように中途半端終始している。片方を立てて片方を倒してしまう覚悟も見えない。どっち付かず。だから結局、何がやりたいのか、何がやりたかったのかが、わからない。
そして、クラブワールドカップで惨敗した。
クラブワールドカップ前には、大会に向けた新たな補強も期待したが、行った補強はクラブワールドカップに起用するには間に合わない選手と、クラブワールドカップ終了後の補強である。
この辺りも何を目的とした補強かは明確ではなく、単に獲れる時に獲れる選手を引っ張って来たに過ぎない。補強プランなど端から存在していないような流れであった。
話をチームの動きに戻す。
監督は極端に分ければ、自分の考えを頑なに植え付けようとする強権タイプと、性質に見合ったチーム作りをする合理タイプが存在し、近年で言えば前者がリカルドやヘグモ。後者がスコルジャである。
スコルジャは過去にクラブが攻撃サッカーを押し進めようとして失敗を繰り返していた実例から、攻撃戦術を二の次にして得点力を捨ててでも、先ずは足元を固める為の、リスクの少ない守備的なサッカーを頑なに選んでいる。これは現実的な方法ではあり、繰り返すが過去の失敗例を鑑みれば、合理的でリアリストな性格の人間からしたら、必然的な選択になる。
スコルジャの失敗は、相手に合わせ過ぎて自己のスタイルを見失いがちな部分で、これが時期により波のある中途半端なサッカーと成績を招いている。
しかし、これは監督の問題以前に、タイプが真逆の監督人事を繰り返しているクラブに、一貫性が無い故である。表向きはコンセプトを掲げながら、肝心のクラブこそが自ら掲げたコンセプトを守らない。会社で言えば執行部は最初は大層な指針を掲げるが、その指針を継続せず、短期的に社員に慣れない内に仕事の内容を変えさせているようなものだ。これが常に現場に混乱を誘発させる。そして執行部への信用が薄れてはやがて失墜する。レッズのフロントが永遠に繰り返している愚行である。社会通念上、これでは誰が監督でも上手く行く筈がない。
クラブは新たな監督を就任させるタイミングも、後手を踏み続けている。就任して短期で大きな複数の仕事を強いる。
スコルジャが復帰から残留争いで凌ぎ、ようやく腰を据えて試行錯誤を繰り返す筈が、前半はクラブワールドカップの準備に追われて、後半から試行錯誤を繰り返す形になった。これは一昨年もスコルジャが先ずはACL決勝の準備に追われ、後半にチーム作りが追い付かなくなった形と全く同様であった。
リーグ戦に時期的な成績の波を作ってしまった事が、短絡的に考えがちな人々には悪い印象を招いた。これが勝ったり負けたりを繰り返しながら推移していたら、またその印象は違っていた部分はあっただろう。
ここは上記のスコルジャの失敗と原因の不幸にある訳だが、仮に平時のリーグ戦だけを戦うシーズンであったならば、果たしてどうなっていたか。
ここで重要な指摘部分として念を押すが、レッズに於けるスコルジャ体制は、3シーズンとも平時のシーズンには存在していない。常にクラブが後手を踏んでいる中で、大きな大会を見据えた状態や、苦境に立たされている中で招聘されている。何から何まで足枷を着けられながら激務を強いられていると言える訳で、これを遣り繰りしながらチームを運営し続けている体制を、果たしてどう評価するか。即ちスコルジャの本当の実力、正当な評価というものは、レッズでは実は未だ誰も量れないのである。
そんな中でも自分は、成績的に多くの否定的かつ批判的な意見とは違い、今シーズンは、高くはないが低くてもチームを評価はしている。
新クラブワールドカップに参加する唯一の日本勢として、それによる独特の過密日程により、国内では他チームよりも結構な不利な条件を強いられた。にも拘わらず、クラブワールドカップ前には上位成績で乗り切って貯金を作り、惨敗したクラブワールドカップ後も、疲弊しながらも最終的には極端な落ち込みを発生させなかった。
短期的には成績の極端な波が発生したが、そこだけを見て批判を集中させるのは至極ナンセンスで、全体的に見れば、誰もが納得する成績は無理だったとしても、クラブワールドカップが(言葉は悪いが)足枷になりながら、国内でも無難な成績で乗り切ったという考え方が現実的と考える。つまり年間通して独特の過密日程に対処する為、総崩れしないように、綿密なリスクマネジメントを徹底した、ここがスコルジャの手腕と考える。
ここで足枷扱いしてしまったクラブワールドカップも、但しそれに出場した価値は、限りなく有り続ける。何事も初めてというものは唯一無二であり、永遠に尊く恒久的に栄誉ある称号なのである(その栄誉とは逆も作って来たのもまた、このクラブとサポーターではあるが)。
このようにクラブの歴史を刻むに、確実に意義があり、少なからずだが意味もあった。但しそれは、繰り返すがクラブの歴史的な価値を見た場合であり、シーズン単体に於いては、今季は残念ながら明確な意味は見出だせず、中身が薄いままであったのが事実である。
クラブやチームにばかり批判が及ぶが、サポーターの姿勢も、大きな過度期を迎えている。
クラブワールドカップでも見せてくれた素晴らしいサポートは、世界のメディアでも評価された通り、アメリカに行っていない自分からして、本当に頭が下がる思いから感動を与えてもらったが、しかし肝心の国内のサポートに移せば、年々抑制が増えながら閉鎖的になり続けた結果のサポーター離れ。特にゴール裏離れが深刻になり、クラブとチームとサポーターの溝の深まりが見え隠れしている。サッカーと応援を楽しむという本質的なものが失われつつある中でも、強気の姿勢を貫くゴール裏に、時代がゴール裏に合わせるか、ゴール裏が時代に合わせるか。
大きな目標を追う前に、いや大きな存在が立ちはだかっているからこそ、先ずは足元から必要なものを準備して、その存在目標に向かって地に足を着けて組み立てて行かなければならない筈が、しかしレッズというクラブは常に足元が不安定なまま、しかし、得た権利を過剰に拡げなから、大きな夢ばかり見るように壮大な森全体ばかり眺めているのだ。
かつてオジェックが弱かったレッズを率いる前に「屋根から家を建てる者は居ない」と語っていたが、レッズというクラブはその言葉から本質を学ばず、今回のように大きな存在を前にすると、それとは逆に、毎回のように屋根から家を建てようとして、後から柱や土台の重要性に気付いて、そして後手に回り手遅れになっている。
では、それが出来ないクラブならば、森ばかり眺めているのならば、屋根から家を建てたいのならば、ならばこそ細かい事など気にせず『やるならば、徹底的にやれ。他に恨まれるくらい徹底的にやれ。他から馬鹿と思われる位に、狂っていると指摘されるくらい徹底的にやれ。盛大に大風呂敷を広げて、盛大に大枚を叩いて、盛大にやりきれ。誰も文句を言わせない程にやりきって人事を尽くして、最後まで走り続けろ』と書いたのである。
しかしクラブは、それも出来ない。表向きは人事を尽くそうとしても、毎回のように中途半端終始している。片方を立てて片方を倒してしまう覚悟も見えない。どっち付かず。だから結局、何がやりたいのか、何がやりたかったのかが、わからない。
そして、クラブワールドカップで惨敗した。
クラブワールドカップ前には、大会に向けた新たな補強も期待したが、行った補強はクラブワールドカップに起用するには間に合わない選手と、クラブワールドカップ終了後の補強である。
この辺りも何を目的とした補強かは明確ではなく、単に獲れる時に獲れる選手を引っ張って来たに過ぎない。補強プランなど端から存在していないような流れであった。
話をチームの動きに戻す。
監督は極端に分ければ、自分の考えを頑なに植え付けようとする強権タイプと、性質に見合ったチーム作りをする合理タイプが存在し、近年で言えば前者がリカルドやヘグモ。後者がスコルジャである。
スコルジャは過去にクラブが攻撃サッカーを押し進めようとして失敗を繰り返していた実例から、攻撃戦術を二の次にして得点力を捨ててでも、先ずは足元を固める為の、リスクの少ない守備的なサッカーを頑なに選んでいる。これは現実的な方法ではあり、繰り返すが過去の失敗例を鑑みれば、合理的でリアリストな性格の人間からしたら、必然的な選択になる。
スコルジャの失敗は、相手に合わせ過ぎて自己のスタイルを見失いがちな部分で、これが時期により波のある中途半端なサッカーと成績を招いている。
しかし、これは監督の問題以前に、タイプが真逆の監督人事を繰り返しているクラブに、一貫性が無い故である。表向きはコンセプトを掲げながら、肝心のクラブこそが自ら掲げたコンセプトを守らない。会社で言えば執行部は最初は大層な指針を掲げるが、その指針を継続せず、短期的に社員に慣れない内に仕事の内容を変えさせているようなものだ。これが常に現場に混乱を誘発させる。そして執行部への信用が薄れてはやがて失墜する。レッズのフロントが永遠に繰り返している愚行である。社会通念上、これでは誰が監督でも上手く行く筈がない。
クラブは新たな監督を就任させるタイミングも、後手を踏み続けている。就任して短期で大きな複数の仕事を強いる。
スコルジャが復帰から残留争いで凌ぎ、ようやく腰を据えて試行錯誤を繰り返す筈が、前半はクラブワールドカップの準備に追われて、後半から試行錯誤を繰り返す形になった。これは一昨年もスコルジャが先ずはACL決勝の準備に追われ、後半にチーム作りが追い付かなくなった形と全く同様であった。
リーグ戦に時期的な成績の波を作ってしまった事が、短絡的に考えがちな人々には悪い印象を招いた。これが勝ったり負けたりを繰り返しながら推移していたら、またその印象は違っていた部分はあっただろう。
ここは上記のスコルジャの失敗と原因の不幸にある訳だが、仮に平時のリーグ戦だけを戦うシーズンであったならば、果たしてどうなっていたか。
ここで重要な指摘部分として念を押すが、レッズに於けるスコルジャ体制は、3シーズンとも平時のシーズンには存在していない。常にクラブが後手を踏んでいる中で、大きな大会を見据えた状態や、苦境に立たされている中で招聘されている。何から何まで足枷を着けられながら激務を強いられていると言える訳で、これを遣り繰りしながらチームを運営し続けている体制を、果たしてどう評価するか。即ちスコルジャの本当の実力、正当な評価というものは、レッズでは実は未だ誰も量れないのである。
そんな中でも自分は、成績的に多くの否定的かつ批判的な意見とは違い、今シーズンは、高くはないが低くてもチームを評価はしている。
新クラブワールドカップに参加する唯一の日本勢として、それによる独特の過密日程により、国内では他チームよりも結構な不利な条件を強いられた。にも拘わらず、クラブワールドカップ前には上位成績で乗り切って貯金を作り、惨敗したクラブワールドカップ後も、疲弊しながらも最終的には極端な落ち込みを発生させなかった。
短期的には成績の極端な波が発生したが、そこだけを見て批判を集中させるのは至極ナンセンスで、全体的に見れば、誰もが納得する成績は無理だったとしても、クラブワールドカップが(言葉は悪いが)足枷になりながら、国内でも無難な成績で乗り切ったという考え方が現実的と考える。つまり年間通して独特の過密日程に対処する為、総崩れしないように、綿密なリスクマネジメントを徹底した、ここがスコルジャの手腕と考える。
ここで足枷扱いしてしまったクラブワールドカップも、但しそれに出場した価値は、限りなく有り続ける。何事も初めてというものは唯一無二であり、永遠に尊く恒久的に栄誉ある称号なのである(その栄誉とは逆も作って来たのもまた、このクラブとサポーターではあるが)。
このようにクラブの歴史を刻むに、確実に意義があり、少なからずだが意味もあった。但しそれは、繰り返すがクラブの歴史的な価値を見た場合であり、シーズン単体に於いては、今季は残念ながら明確な意味は見出だせず、中身が薄いままであったのが事実である。
クラブやチームにばかり批判が及ぶが、サポーターの姿勢も、大きな過度期を迎えている。
クラブワールドカップでも見せてくれた素晴らしいサポートは、世界のメディアでも評価された通り、アメリカに行っていない自分からして、本当に頭が下がる思いから感動を与えてもらったが、しかし肝心の国内のサポートに移せば、年々抑制が増えながら閉鎖的になり続けた結果のサポーター離れ。特にゴール裏離れが深刻になり、クラブとチームとサポーターの溝の深まりが見え隠れしている。サッカーと応援を楽しむという本質的なものが失われつつある中でも、強気の姿勢を貫くゴール裏に、時代がゴール裏に合わせるか、ゴール裏が時代に合わせるか。
対してこれまでサポーターの眼を気にしていたクラブの姿勢に、いよいよ変化の兆しが見える。サポーターの過度な要求に度々応えて来たクラブだが、一時期を境に首脳陣が矢面に立たなくなり、これでサポーターと距離を置く態勢に入ったように思える。
何れの姿勢も未だ正解は見えないが、何れ全ては集客と売上という数字が現す事になる。しかしそれはまた来季の話である。
という事で皆さん、今シーズンもお疲れ様でした。
冒頭に書いた通り、個人的には中身が薄いシーズンであったと感じている一方、クラブワールドカップの存在から、それでも意義はあったシーズンとも感じているので、来季はそれが意味あるシーズンになってほしいと感じつつ、ここからはストーブリーグに一喜一憂して行きましょう。
何れの姿勢も未だ正解は見えないが、何れ全ては集客と売上という数字が現す事になる。しかしそれはまた来季の話である。
という事で皆さん、今シーズンもお疲れ様でした。
冒頭に書いた通り、個人的には中身が薄いシーズンであったと感じている一方、クラブワールドカップの存在から、それでも意義はあったシーズンとも感じているので、来季はそれが意味あるシーズンになってほしいと感じつつ、ここからはストーブリーグに一喜一憂して行きましょう。
2025年 興梠慎三引退試合
浦和レッズ20173―1鹿島アントラーズ2007-09
〜埼玉スタジアム2002
普通に考えたら、もっとゴールラッシュになるかと思ったんだけど、ガチ試合を公言していたとはいえ、とはいえ、意外とたま〜にガチっぽくやっとる場面あり、そう思わせてくれるところが面白いんだけど、坪井のエキサイト以外、プロレスに見えなかったのが、面白かった。そう思わせてくれた、良い引退試合だった。
前半の榎本の超スーパーセーブが、ある意味で一番の盛り上がりだったかもしれんが、スーパーセーブなのに、やたらスローに見えたのが笑えた。もちろん他の現役を引退済の選手、だいたいスローなんだけど。だから後半に一瞬まだ現役の西川が飛び出してキャッチに入った時、プロの当たり前のスピードなのに、その西川の動きがすげー速く見えた。何十分もスローな試合を見ると、すぐそっちに見慣れてしまう・・・。
主役の興梠のゴールが、最初の1発だけだったのも意外だったが、現役時代にフリーマンで動き回っていた興梠だから、周りを使い使われながらの現役時代通りのプレーに徹していて、自身の得点は1点だけっだったというのは
浦和レッズ20173―1鹿島アントラーズ2007-09
〜埼玉スタジアム2002
普通に考えたら、もっとゴールラッシュになるかと思ったんだけど、ガチ試合を公言していたとはいえ、とはいえ、意外とたま〜にガチっぽくやっとる場面あり、そう思わせてくれるところが面白いんだけど、坪井のエキサイト以外、プロレスに見えなかったのが、面白かった。そう思わせてくれた、良い引退試合だった。
前半の榎本の超スーパーセーブが、ある意味で一番の盛り上がりだったかもしれんが、スーパーセーブなのに、やたらスローに見えたのが笑えた。もちろん他の現役を引退済の選手、だいたいスローなんだけど。だから後半に一瞬まだ現役の西川が飛び出してキャッチに入った時、プロの当たり前のスピードなのに、その西川の動きがすげー速く見えた。何十分もスローな試合を見ると、すぐそっちに見慣れてしまう・・・。
主役の興梠のゴールが、最初の1発だけだったのも意外だったが、現役時代にフリーマンで動き回っていた興梠だから、周りを使い使われながらの現役時代通りのプレーに徹していて、自身の得点は1点だけっだったというのは
、実に興梠らしい。バーに一旦弾かれとるのも、また興梠らしい。でも更に押し込む貴重な1点。
考えたら福田も引退試合は1点だけだったし。ポジションがFWの得点こそ、引退試合だからこそ、1点だけに終わる、若しくは終わらすってのは、逆に1点の価値を高めるFWらしくて、何かこれも良いかと、福田の時以来、改めてそう思った。
しっかし、鹿島の得点、昌子はどうしてあんなド真ん前に陣取っていたんだ?お前ディフェンスだろ(笑)
ちなみに鹿島の選手、あちらさんもさすが有名どころ揃いだし、だからだいたいはわかったけど、約2、3人だけ、こんな選手いたっけ?状態だった。
その鹿島の憎らしい、もとい懐かしい面々を迎えながら、前半はレッズの選手陣の方が勢いがあったけど、時間が増す毎に疲れて来たら、鹿島はさすがオジサンになっても染み付いている巧さがあるから、その鹿島のお得意の組織的パス回しにレッズ陣は右往左往し出したの、みんな現役時代まんまで笑えた。その右往左往するレッズ陣を破れない、肝心なとこでもたつく鹿島陣。面白いな。柳沢も完全にオジサンになったし。見た目、谷村新司だろ。しかし鹿島側の一番のエンターテイナーは、さすがの貫禄オリヴェイラだったな。
レッズのメンバーの中に、マウリシオが居なかったのが残念だったな・・・。鹿島は、森脇とアレやったあの選手が居たら・・・。
この墫酒が試合後にゴール裏で、面白い事になる。
こういうの用意するのだから、中心部もなかなか粋なとこあるね。
しかし!
用意されていたのは墫酒だけではなかった・・・!!
その前にセレモニーを。
灯り消してセレモニーやるのも、レッズでは珍しいが、その中身もメチャクチャなものだったが、それを語るのは野暮な話になるからやめとくけど、とにかく面白いセレモニーだったよ。興梠の国大セミナー産英語が、通訳いるのに、何を言っているのか面白過ぎて、全く耳に入らなかった。
前代未聞!ゴール裏全員にビールが配られる引退試合!!さすが酔っ払い興梠の引退試合に相応しい処置だ!かつてこんな引退試合があっただろうか(笑)
興梠との乾杯を待っている間、ビールが生温くなると思いきや、糞寒いせいで逆にビールが良い具合に冷えて美味くなるという巧妙!ドンチャン騒ぎで、引退試合なのか酒飲みイベントなのか、訳がわからなくなる大爆笑。
前代未聞!ゴール裏に登って来た選手はこれまでも存在したが、そこでゴール裏住人全員で乾杯し、興梠は大ジョッキ呑まされ、鏡開きを行い、しかも本人が何度ぶっ叩いても割れねーし。そして自ら酒をあおる興梠。引退する選手に試合直後に酒を呑ませる(というか自分から呑んどるけど)、かつてこんな引退試合があっただろうか(笑)
前代未聞!興梠に酒呑ませて、直後に興梠とみんなで「男なら」で跳び跳ねる!酒が回る興梠!乾杯直後に炭素が溜まったまま「男なら」は苦しい!かつてこんな引退試合があっただろうか(笑)
こんな感動しないで、というか感動したくない、お祭りになる引退試合も、過去とは比べ物にならないドンチャン騒ぎやる引退試合も、他チームが見たら、何をやっているんだ?と思うだろうな。
いやしかし、これが良い。いや、これで良い。
つまり今日、我々は、引退試合で、歴史を見た!違う意味で(笑)
興梠の日頃のなせる業か、セレモニー後から長引いたゴール裏のこれでありながら、それが終わるまで雨が降らなかったのも幸運だった。すげー寒かったけど。贅沢を言わせてもらえば、せめて15時からやってほしかったが、まあ今日はJ2昇格プレーオフやる日とバッティングしたから、そこは仕方ないか。
さて、これにて本当の意味で、レッズの今シーズンが終了した。皆様、本当にお疲れ様でした。
色々と言いたい事はあるけど、それはまあ総括で。さてさて、そのシーズン総括を書くとするか。
ーーーーーー
興梠慎三引退試合 浦和3-1鹿島
得点/9分・興梠(浦)、21分・ズラタン(浦)、80分・昌子(鹿)、90分・李(浦)
主審=西村雄一
観衆:30,562人
天候>晴のち曇
考えたら福田も引退試合は1点だけだったし。ポジションがFWの得点こそ、引退試合だからこそ、1点だけに終わる、若しくは終わらすってのは、逆に1点の価値を高めるFWらしくて、何かこれも良いかと、福田の時以来、改めてそう思った。
しっかし、鹿島の得点、昌子はどうしてあんなド真ん前に陣取っていたんだ?お前ディフェンスだろ(笑)
ちなみに鹿島の選手、あちらさんもさすが有名どころ揃いだし、だからだいたいはわかったけど、約2、3人だけ、こんな選手いたっけ?状態だった。
その鹿島の憎らしい、もとい懐かしい面々を迎えながら、前半はレッズの選手陣の方が勢いがあったけど、時間が増す毎に疲れて来たら、鹿島はさすがオジサンになっても染み付いている巧さがあるから、その鹿島のお得意の組織的パス回しにレッズ陣は右往左往し出したの、みんな現役時代まんまで笑えた。その右往左往するレッズ陣を破れない、肝心なとこでもたつく鹿島陣。面白いな。柳沢も完全にオジサンになったし。見た目、谷村新司だろ。しかし鹿島側の一番のエンターテイナーは、さすがの貫禄オリヴェイラだったな。
レッズのメンバーの中に、マウリシオが居なかったのが残念だったな・・・。鹿島は、森脇とアレやったあの選手が居たら・・・。
こういうの用意するのだから、中心部もなかなか粋なとこあるね。
しかし!
用意されていたのは墫酒だけではなかった・・・!!
その前にセレモニーを。
灯り消してセレモニーやるのも、レッズでは珍しいが、その中身もメチャクチャなものだったが、それを語るのは野暮な話になるからやめとくけど、とにかく面白いセレモニーだったよ。興梠の国大セミナー産英語が、通訳いるのに、何を言っているのか面白過ぎて、全く耳に入らなかった。
前代未聞!ゴール裏全員にビールが配られる引退試合!!さすが酔っ払い興梠の引退試合に相応しい処置だ!かつてこんな引退試合があっただろうか(笑)
興梠との乾杯を待っている間、ビールが生温くなると思いきや、糞寒いせいで逆にビールが良い具合に冷えて美味くなるという巧妙!ドンチャン騒ぎで、引退試合なのか酒飲みイベントなのか、訳がわからなくなる大爆笑。
前代未聞!ゴール裏に登って来た選手はこれまでも存在したが、そこでゴール裏住人全員で乾杯し、興梠は大ジョッキ呑まされ、鏡開きを行い、しかも本人が何度ぶっ叩いても割れねーし。そして自ら酒をあおる興梠。引退する選手に試合直後に酒を呑ませる(というか自分から呑んどるけど)、かつてこんな引退試合があっただろうか(笑)
前代未聞!興梠に酒呑ませて、直後に興梠とみんなで「男なら」で跳び跳ねる!酒が回る興梠!乾杯直後に炭素が溜まったまま「男なら」は苦しい!かつてこんな引退試合があっただろうか(笑)
こんな感動しないで、というか感動したくない、お祭りになる引退試合も、過去とは比べ物にならないドンチャン騒ぎやる引退試合も、他チームが見たら、何をやっているんだ?と思うだろうな。
いやしかし、これが良い。いや、これで良い。
つまり今日、我々は、引退試合で、歴史を見た!違う意味で(笑)
興梠の日頃のなせる業か、セレモニー後から長引いたゴール裏のこれでありながら、それが終わるまで雨が降らなかったのも幸運だった。すげー寒かったけど。贅沢を言わせてもらえば、せめて15時からやってほしかったが、まあ今日はJ2昇格プレーオフやる日とバッティングしたから、そこは仕方ないか。
さて、これにて本当の意味で、レッズの今シーズンが終了した。皆様、本当にお疲れ様でした。
色々と言いたい事はあるけど、それはまあ総括で。さてさて、そのシーズン総括を書くとするか。
ーーーーーー
興梠慎三引退試合 浦和3-1鹿島
得点/9分・興梠(浦)、21分・ズラタン(浦)、80分・昌子(鹿)、90分・李(浦)
主審=西村雄一
観衆:30,562人
天候>晴のち曇
2025年 J1リーグ第38節
浦和レッズ4―0川崎フロンターレ
〜埼玉スタジアム2002
J1リーグ戦5百勝達成おめでとう!!!!!
・・・とか、 盛大に言っている場合ではないぞオイ!!
何か、今年もまた最後まで、訳のわからん試合を披露してくれたもんだ。すなわち、何試合も1点すら獲るのに大大苦労していたチームが、最終節にいきなり4ゴールの馬鹿勝ちとかさ。こんなに点が獲れるんだったら、もっと他の試合でも獲れる試合はあっただろうに。
開幕から最終節まで、負けようが引き分けようが、そして勝とうが、どんだけ不安定さを見せ付けてくれるのか、このチームは。つまり5連勝もあったかと思えば、勝てないのは当たり前、引き分け地獄の期間もありで、なのに最後の2試合では連勝し、変わらないのは今回のように、ザ・お得意の無失点くらいである。
やるサッカーが毎試合のようにコロコロ変わるのだから、不安定なのも当然と言えば当然なのだが、岡山戦でやろうとしていたワンタッチツータッチのプレーと、サイドチェンジの多様化は、岡山戦では距離感も悪過ぎてチグハグだったダイレクトのパス回しと、同じくやろうとしてやれていなかったサイドチェンジは、今回は1週間でかなり出来るようになっていたし、実際それでまた結果が出たのだから、それはそれで良いのだが、グスタフソンのゴールに繋がる流れるようなパスワークは出来すぎとしても、こう2試合連続でチャレンジしたサッカーが成功した途端に、シーズン終了である。ったく、遅きに喫したというか、本当に今更感が満載で遅いっつーの!このやり方をシーズン中盤から繋げていたら・・・なんて仮定の話をしても、本当に時既に遅しである。
普通はうちと川崎がやると、シーソーゲームのような点の取り合いから壮絶なドロー劇とか名物化しているところだが、 まあ川崎も今季の成績が、順位的にはうちとどっこいどっこいなように、 最後はモチベーションもイマイチでグダグダ感があったし、メンバー交代も来季を見据えたやり方だったし、まあ全体的にもあんなに緩い守備からミスも連発してくれれば、うちも楽な部分はあったのは事実であろう。
現実的には、7位と8位の中途半端な順位同士で、直接対決で順位を引っくり返して終えただけ、川崎よりうちの方が、雀の涙くらいはマシだったという事にしておこうか。
前節の岡山戦の肥田野の件に続いて、今回も選手に関して幾つか明るい材料を得ての終わり方だから、そこはそこで良かったのだが、何だかんだ言っても、やはり根本の存在がデカいよ。本職の守備は及第点どころか、もはやA代表レベルで完璧に近いし、その上で連発する鋭い縦パスやロングフィードすら完璧にこなすでしょ。マリノス戦でのミス(ただあれは半分相手のファールと思っているが)から得た反省と成長から、岡山戦も今回も、判断が早く後手を踏まない守備が輝っていた。で、これだけじゃなくて、何とセットプレーから初ゴールでしょ。根本本人はキッカーの渡邊凌磨のボールのおかげと謙遜していたが、いやあの後方からパワフルに飛び込んだ打点の高いヘッド、これもタダ者じゃないでしょ。これまで出た試合でセットプレーから度々ヘディングシュートはあったからゴールも近いと思っていたが、来季を待たずに今季中にその初ゴールが飛び出した。守備能力もパス能力も得点力も完璧。やべーよ根本。これ森保に呼ばれちゃったら、どうしよう?
意味ある使い方という意味では、藤原をようやくJ1で試せたのも良かったというか、下のカテゴリーとはいえ、さすがにかなり試合経験は積んでいただけあり、すぐ試合に入り込めてはミスもなく、短い時間だったとはいえ、根本となかなか良い感じでの生え抜きセンターバックを築いていたな。この将来性抜群の2人、やはり期待しかない。
レッズ公式戦「2試合目」の安部も、やはり「巧い」というプレーには素直に評価するが、それでもようやく2試合目。ストレートに言わせてもらうと、ここまでレッズでモロ給料泥棒は否定できない時間を過ごしたのだから、今回所々で巧いプレーを見せたり、いきなりテリンのゴールを、キーパーが出られない位置へ絶妙なクロスでアシストしたとはいっても、これを開幕からフル出場する気概で来季からスタートしてもらわないと、本当にリンダ困っちゃう。
・・・とか言って安部、プレー出来るようになった途端、まさか移籍しないだろうな?中島と質が被るが、中島も来季は居るかどうか不透明だし。
さらばマリウスよ〜(なんか♪さらばラバウルよ〜みたいになっとるが)。改めてこれ観ると、眼がうるんでいるな。ぶっちゃけ自分も半分そうなっとったけど。全体的にアッサリとしたセレモニーだったけど、サンタナもそうだが、あんまりシンミリ長々やるよりは、別れ方としては、こういう方が外国人選手には合っているかもしれない。特にマリウスのようなスマートな王子様は。
ちなみに前々からこのブログでも書いている通り、最終戦セレモニーは、別れ行く選手のセレモニーは必要でも、自分は監督や社長の挨拶は不要と思っているから、今回もこれで良いの。何度も言うが、早く居酒屋に行きたい糞寒い中で、別に見たくもない社長の顔をオーロラビジョンにドアップに映されながら、マニュアル通りのつまらん言い訳なんざ聞きたくないのだ。表てに一切出て来ない今の社長のスタイル、ずっとこのままで良いよ。
それでも、久しぶりに最終節で勝って終われたから、今シーズンはそこは良かったよ。繰り返すが4得点完勝とか、最後で連勝とか、今まで何をやっていたんだの今更感はあるにはあるが、例年みたいな終わり方よりは、この方が遥かにマシってなもんだ。
ただ心配したのは、何か特別なものが懸かっている試合って、うちって必ずと言って良い程にズッコケるから、それを今回は最終節という特別な感情が入る試合で、良くJ1リーグ戦5百勝をすんなり達成できたものだよ。そこはホッとした。いつものうちだったら、5百勝目は来季に持ち越し〜、とか平気でやらかす方のが当たり前だから・・・。
ザ・反省会だが、最終節後の反省会で必ず使う浦和の半行き着けの居酒屋が、マスターがインフルエンザ中でお休みという(しかも明日から店再開)悪いタイミングにぶち当たり、仕方がないから別の店での反省会になってしまった。何年ぶりかで勝って終われたホーム最終節だっただけに、いつもの店でやりたかったが。
今季のリーグ戦が終了したので、例年ならばすぐシーズン総括の記事を書くが、今年はまだ来週に興梠の引退試合が残っているので、シーズン総括も引退試合が終わってから書く事にしよう。
ーーーーーー
J1リーグ第38節 浦和4-0川崎
得点/44分・グスタフソン(浦)、54分・サンタナ(浦)、58分・根本(浦)、77分・テリン(浦)
主審=小屋幸栄
観衆:47,878人
天候>晴
浦和レッズ4―0川崎フロンターレ
〜埼玉スタジアム2002
J1リーグ戦5百勝達成おめでとう!!!!!
・・・とか、 盛大に言っている場合ではないぞオイ!!
何か、今年もまた最後まで、訳のわからん試合を披露してくれたもんだ。すなわち、何試合も1点すら獲るのに大大苦労していたチームが、最終節にいきなり4ゴールの馬鹿勝ちとかさ。こんなに点が獲れるんだったら、もっと他の試合でも獲れる試合はあっただろうに。
開幕から最終節まで、負けようが引き分けようが、そして勝とうが、どんだけ不安定さを見せ付けてくれるのか、このチームは。つまり5連勝もあったかと思えば、勝てないのは当たり前、引き分け地獄の期間もありで、なのに最後の2試合では連勝し、変わらないのは今回のように、ザ・お得意の無失点くらいである。
やるサッカーが毎試合のようにコロコロ変わるのだから、不安定なのも当然と言えば当然なのだが、岡山戦でやろうとしていたワンタッチツータッチのプレーと、サイドチェンジの多様化は、岡山戦では距離感も悪過ぎてチグハグだったダイレクトのパス回しと、同じくやろうとしてやれていなかったサイドチェンジは、今回は1週間でかなり出来るようになっていたし、実際それでまた結果が出たのだから、それはそれで良いのだが、グスタフソンのゴールに繋がる流れるようなパスワークは出来すぎとしても、こう2試合連続でチャレンジしたサッカーが成功した途端に、シーズン終了である。ったく、遅きに喫したというか、本当に今更感が満載で遅いっつーの!このやり方をシーズン中盤から繋げていたら・・・なんて仮定の話をしても、本当に時既に遅しである。
普通はうちと川崎がやると、シーソーゲームのような点の取り合いから壮絶なドロー劇とか名物化しているところだが、 まあ川崎も今季の成績が、順位的にはうちとどっこいどっこいなように、 最後はモチベーションもイマイチでグダグダ感があったし、メンバー交代も来季を見据えたやり方だったし、まあ全体的にもあんなに緩い守備からミスも連発してくれれば、うちも楽な部分はあったのは事実であろう。
現実的には、7位と8位の中途半端な順位同士で、直接対決で順位を引っくり返して終えただけ、川崎よりうちの方が、雀の涙くらいはマシだったという事にしておこうか。
前節の岡山戦の肥田野の件に続いて、今回も選手に関して幾つか明るい材料を得ての終わり方だから、そこはそこで良かったのだが、何だかんだ言っても、やはり根本の存在がデカいよ。本職の守備は及第点どころか、もはやA代表レベルで完璧に近いし、その上で連発する鋭い縦パスやロングフィードすら完璧にこなすでしょ。マリノス戦でのミス(ただあれは半分相手のファールと思っているが)から得た反省と成長から、岡山戦も今回も、判断が早く後手を踏まない守備が輝っていた。で、これだけじゃなくて、何とセットプレーから初ゴールでしょ。根本本人はキッカーの渡邊凌磨のボールのおかげと謙遜していたが、いやあの後方からパワフルに飛び込んだ打点の高いヘッド、これもタダ者じゃないでしょ。これまで出た試合でセットプレーから度々ヘディングシュートはあったからゴールも近いと思っていたが、来季を待たずに今季中にその初ゴールが飛び出した。守備能力もパス能力も得点力も完璧。やべーよ根本。これ森保に呼ばれちゃったら、どうしよう?
意味ある使い方という意味では、藤原をようやくJ1で試せたのも良かったというか、下のカテゴリーとはいえ、さすがにかなり試合経験は積んでいただけあり、すぐ試合に入り込めてはミスもなく、短い時間だったとはいえ、根本となかなか良い感じでの生え抜きセンターバックを築いていたな。この将来性抜群の2人、やはり期待しかない。
レッズ公式戦「2試合目」の安部も、やはり「巧い」というプレーには素直に評価するが、それでもようやく2試合目。ストレートに言わせてもらうと、ここまでレッズでモロ給料泥棒は否定できない時間を過ごしたのだから、今回所々で巧いプレーを見せたり、いきなりテリンのゴールを、キーパーが出られない位置へ絶妙なクロスでアシストしたとはいっても、これを開幕からフル出場する気概で来季からスタートしてもらわないと、本当にリンダ困っちゃう。
・・・とか言って安部、プレー出来るようになった途端、まさか移籍しないだろうな?中島と質が被るが、中島も来季は居るかどうか不透明だし。
さらばマリウスよ〜(なんか♪さらばラバウルよ〜みたいになっとるが)。改めてこれ観ると、眼がうるんでいるな。ぶっちゃけ自分も半分そうなっとったけど。全体的にアッサリとしたセレモニーだったけど、サンタナもそうだが、あんまりシンミリ長々やるよりは、別れ方としては、こういう方が外国人選手には合っているかもしれない。特にマリウスのようなスマートな王子様は。
ちなみに前々からこのブログでも書いている通り、最終戦セレモニーは、別れ行く選手のセレモニーは必要でも、自分は監督や社長の挨拶は不要と思っているから、今回もこれで良いの。何度も言うが、早く居酒屋に行きたい糞寒い中で、別に見たくもない社長の顔をオーロラビジョンにドアップに映されながら、マニュアル通りのつまらん言い訳なんざ聞きたくないのだ。表てに一切出て来ない今の社長のスタイル、ずっとこのままで良いよ。
ただ心配したのは、何か特別なものが懸かっている試合って、うちって必ずと言って良い程にズッコケるから、それを今回は最終節という特別な感情が入る試合で、良くJ1リーグ戦5百勝をすんなり達成できたものだよ。そこはホッとした。いつものうちだったら、5百勝目は来季に持ち越し〜、とか平気でやらかす方のが当たり前だから・・・。
今季のリーグ戦が終了したので、例年ならばすぐシーズン総括の記事を書くが、今年はまだ来週に興梠の引退試合が残っているので、シーズン総括も引退試合が終わってから書く事にしよう。
ーーーーーー
J1リーグ第38節 浦和4-0川崎
得点/44分・グスタフソン(浦)、54分・サンタナ(浦)、58分・根本(浦)、77分・テリン(浦)
主審=小屋幸栄
観衆:47,878人
天候>晴
2025年 J1リーグ第37節
ファジアーノ岡山0―1浦和レッズ
〜JFE晴れの国スタジアム
決勝ゴールを決めた肥田野を、全体挨拶合流まで待つ選手達と、急いでこっちに来る肥田野の図。
で、なんやかんやで、ようやく勝ったとはいえ、ある意味で恐ろしいチームである。8試合セットプレー1点のみとか、リーグ戦での長距離アウェーが全く勝てないとか、んな事を平気やっているシーズン終盤、まさに悪夢のようなチームのゼロ行進と勝てないよどうしよう問題を打開したのが、頼みの外国人選手でもなく、困った時のベテランでもなく、期待のルーキーでもなく、それどころか、まだ加入していない特別指定のJ初出場の肥田野だったのだから、うちとしては凄い事態の発生である。まあ、ある意味で、レッズらしいといえばレッズらしいんだけど。
でもうちって確か、ユースの選手を公式戦に起用した事はあっても、特別指定の選手を加入前に公式戦に起用したのって、自分の記憶が正しければ、この肥田野が初めてだよな?
ファジアーノ岡山0―1浦和レッズ
〜JFE晴れの国スタジアム
で、なんやかんやで、ようやく勝ったとはいえ、ある意味で恐ろしいチームである。8試合セットプレー1点のみとか、リーグ戦での長距離アウェーが全く勝てないとか、んな事を平気やっているシーズン終盤、まさに悪夢のようなチームのゼロ行進と勝てないよどうしよう問題を打開したのが、頼みの外国人選手でもなく、困った時のベテランでもなく、期待のルーキーでもなく、それどころか、まだ加入していない特別指定のJ初出場の肥田野だったのだから、うちとしては凄い事態の発生である。まあ、ある意味で、レッズらしいといえばレッズらしいんだけど。
でもうちって確か、ユースの選手を公式戦に起用した事はあっても、特別指定の選手を加入前に公式戦に起用したのって、自分の記憶が正しければ、この肥田野が初めてだよな?
公式ツイッターからの事前情報で、肥田野の起用の可能性を仄めかすツイートは有ったが・・・これ、まあもちろん肥田野が練習から好アピールして輝るものがあったからもあるが、詰まるところ特別指定を使わざるを得ない事情もあった訳で、それだけプロ登録の選手が、もはや頼りになら・・・いや、その、それ以上は言わないでおこう。なんて事はないと思いたいし。
あ、でも同じ来季加入する特別指定中の植木颯も、結局使わなかったとはいえベンチに入れていたし。そうかと思えば、退団が決定しているマリウスをベンチ外にして、同じく退団が決定しているサンタナはベンチに入れて途中から起用した。ちょっとチグハグだな。じゃあマリウスは来週の最終戦でお別れ起用かな?
選手個人の話はともかく、ぶっちゃけ立ち上がりから、この長きに渡る3週間の開きで、みんな何をやっていたんだ?という、相変わらずの低調チグハグぶりで、開始からもう複数ピンチ喰らっとるし、相変わらずボール回しは雑だし、だからシュートにまで持って行けないしで、全体的にはどうも選手のやる気というか覇気が薄くて、何がやりたいかわからないよ感は相変わらず前半から満載だったのだから、こりゃあまた下手したら、ってな内容でスタートしていたのは事実であろう。
そんな中で安居が的確なポジショニングとハードワークから素晴らしいパフォーマンスを見せていたり、消極的なパスが多いチームの中でも、根本だけは積極的に鋭い縦パスを突いていたし、グスタフソンは良くボール触るし、テリンも最前線で孤軍奮闘で楔にはなっていたし、一部の個では立派なサッカーはしているんだけど、だけど、やっぱりチームとしては・・・ね。
尤もシーズンも終わろうとしている時期に、何の目標も失ったチームに於いて、内容も成績も思わしくないのに、今更ここに来て内容を求めるつもりは、毛頭無かったのは事実である。
だからって来季もレッズに居る選手個人には、来季に繋がる内容を得て欲しいし、そういう意味では肥田野が初出場でゴールという結果を出した自体は、大変に意味があるものにはなったと思う。
しかもポジションはFWだけに、やはり得点でアピールするのが当然だし。今回仮にアシストも得点も無かったとしたら、お試し起用という感にもなってしまう。
でも仮に無得点だったとしても、確かに肥田野のプレーは、所々で非凡なものを感じたが、果たしてポジションそこで良いの?って使い方に感じてしまった面もある。まあ自分、肥田野のプレースタイルをよくわかっていないから、そこは何とも今は評価が出来る立場にはないんだけどさ。
でも、何だかんだ言って、勝てる時は、やっぱりウノゼロという定番中の定番。シーズン途中までは戦略としてやっていると思っていたが、最近は、これを狙ってやっているのか、偶然なのか、もはやどっちかわからなくなっているから、特別指定の肥田野の初出場のゴールで、記念すべき話題性だけは満載で勝てただけで御の字という、今回はそう思う事にした。
スタジアムが「晴れの国」というネーミング通り、天候は笑っちゃうくらいピーカンだったが、もちろん初めて来たスタジアムなんだけど、キャパが少ないのと、今はプロの、しかもトップリーグで使うスタジアムには珍しくなった芝生ゾーンのスタンドがゴール裏になっているのがネックとはいえ(だから自由席は画像通りクルヴァの位置なのよ)、立地的にも環境的にも、このスタジアムはなかなか恵まれているとは思った。やっぱ街中にあるのは便利だよ。
スタジアム対面に道挟んで、隣のファミマに喧嘩を売るように、とんでもねーバカ安いローカルコンビニあるし。ここで酒やお茶や喰いもん買いまくり、その内のひとつ、昼飯用にしっかり豚ロースのカツカレー299円を買って喰ったから、だから勝ったんだな。
ちなみに試合終了後、岡山のキーパー金山の引退セレモニー&岡山のホーム最終戦セレモニーに付き合って、アウェー側にも周って来た岡山の選手やスタッフに、拍手とかしちゃっていながら、その後もボケ〜とスタンドに残っていたら、気付いたら我々レッズ側のスタンド、誰も居なくなっていて、自分らだけになっていた。岡山がセレモニーあるから、スタッフも「帰れ」とは言えなかったんだろうが、気付いたらそんな事になっていて、岡山側のバックスタンドからもジロジロ見られるし、ちょっと恥ずかしかった。
ようやく長距離アウェーでのザ・美酒・・・岡山の夜なんだけど、串焼きも酒類も、後から入って来た客は先に注文来るのに、自分らのは何時まで経っても、2度も3度も注文を忘れられて、途中からわざとやっているんじゃねーのか?というドイヒーな店に入ってしまった。
あんま文句を言うと今時カスハラとか言われるから、やんわり文句言って耐えたが、自分らだけ30分近くも注文したの来ないと、まさかレッズサポ相手に本当にわざとやっているんじゃねーのか?と本気で思ったが、他のレッズサポの席のは普通に注文来てるし。接客のおねーちゃんが可愛くなかったら、テーブル引っくり返していたぞ。まさか勝ったのに、岡山でアウェーの洗礼を受けるとは。
ちなみに岡山って、あくまで「サッカーでは」初めて訪れる地とはいえ、この地方では立地的にも宿代的にも便利で、九州方面への遠征の中継宿泊地としては良く利用しているから、路面電車側の店とかホテルとかはある程度は熟知しているし、今回試合後に泊まる宿も以前に使ったとこだし、だから個人的には全く新鮮味が無いという・・・。
だから前日入りした試合前日は岡山に居てもつまらないから、伯備線に乗って備中高梁まで足を伸ばすのであった。だから前泊の宿も備中高梁。
何で備中高梁?と思われるかもしれないが、ここ寅さん博の実家設定として2度も舞台になっている地だから、ガキの頃から映画では飽きるほど視ていて、死ぬまでに一度は実際に行っておきたかった地なのであるが、これまで行く機会が無かった。今回は岡山で試合だから、足を伸ばして高梁に行くのに丁度良かったのだ。
余談だが、備中高梁の居酒屋は、酒代がぼったくり価格だという事が判明した。チューハイ1杯が平気で税込み7百円超えるとか、どんな値段設定しとるんだ?代わりに肴は安目のとこが多いけど。それでバランスとってるのか?
で、今日試合に勝ったついでに、その備中高梁が誇る謎のご当地キャラクター達で、お楽しみください。
あ、でも同じ来季加入する特別指定中の植木颯も、結局使わなかったとはいえベンチに入れていたし。そうかと思えば、退団が決定しているマリウスをベンチ外にして、同じく退団が決定しているサンタナはベンチに入れて途中から起用した。ちょっとチグハグだな。じゃあマリウスは来週の最終戦でお別れ起用かな?
選手個人の話はともかく、ぶっちゃけ立ち上がりから、この長きに渡る3週間の開きで、みんな何をやっていたんだ?という、相変わらずの低調チグハグぶりで、開始からもう複数ピンチ喰らっとるし、相変わらずボール回しは雑だし、だからシュートにまで持って行けないしで、全体的にはどうも選手のやる気というか覇気が薄くて、何がやりたいかわからないよ感は相変わらず前半から満載だったのだから、こりゃあまた下手したら、ってな内容でスタートしていたのは事実であろう。
そんな中で安居が的確なポジショニングとハードワークから素晴らしいパフォーマンスを見せていたり、消極的なパスが多いチームの中でも、根本だけは積極的に鋭い縦パスを突いていたし、グスタフソンは良くボール触るし、テリンも最前線で孤軍奮闘で楔にはなっていたし、一部の個では立派なサッカーはしているんだけど、だけど、やっぱりチームとしては・・・ね。
尤もシーズンも終わろうとしている時期に、何の目標も失ったチームに於いて、内容も成績も思わしくないのに、今更ここに来て内容を求めるつもりは、毛頭無かったのは事実である。
だからって来季もレッズに居る選手個人には、来季に繋がる内容を得て欲しいし、そういう意味では肥田野が初出場でゴールという結果を出した自体は、大変に意味があるものにはなったと思う。
しかもポジションはFWだけに、やはり得点でアピールするのが当然だし。今回仮にアシストも得点も無かったとしたら、お試し起用という感にもなってしまう。
でも仮に無得点だったとしても、確かに肥田野のプレーは、所々で非凡なものを感じたが、果たしてポジションそこで良いの?って使い方に感じてしまった面もある。まあ自分、肥田野のプレースタイルをよくわかっていないから、そこは何とも今は評価が出来る立場にはないんだけどさ。
でも、何だかんだ言って、勝てる時は、やっぱりウノゼロという定番中の定番。シーズン途中までは戦略としてやっていると思っていたが、最近は、これを狙ってやっているのか、偶然なのか、もはやどっちかわからなくなっているから、特別指定の肥田野の初出場のゴールで、記念すべき話題性だけは満載で勝てただけで御の字という、今回はそう思う事にした。
スタジアムが「晴れの国」というネーミング通り、天候は笑っちゃうくらいピーカンだったが、もちろん初めて来たスタジアムなんだけど、キャパが少ないのと、今はプロの、しかもトップリーグで使うスタジアムには珍しくなった芝生ゾーンのスタンドがゴール裏になっているのがネックとはいえ(だから自由席は画像通りクルヴァの位置なのよ)、立地的にも環境的にも、このスタジアムはなかなか恵まれているとは思った。やっぱ街中にあるのは便利だよ。
スタジアム対面に道挟んで、隣のファミマに喧嘩を売るように、とんでもねーバカ安いローカルコンビニあるし。ここで酒やお茶や喰いもん買いまくり、その内のひとつ、昼飯用にしっかり豚ロースのカツカレー299円を買って喰ったから、だから勝ったんだな。
ちなみに試合終了後、岡山のキーパー金山の引退セレモニー&岡山のホーム最終戦セレモニーに付き合って、アウェー側にも周って来た岡山の選手やスタッフに、拍手とかしちゃっていながら、その後もボケ〜とスタンドに残っていたら、気付いたら我々レッズ側のスタンド、誰も居なくなっていて、自分らだけになっていた。岡山がセレモニーあるから、スタッフも「帰れ」とは言えなかったんだろうが、気付いたらそんな事になっていて、岡山側のバックスタンドからもジロジロ見られるし、ちょっと恥ずかしかった。
あんま文句を言うと今時カスハラとか言われるから、やんわり文句言って耐えたが、自分らだけ30分近くも注文したの来ないと、まさかレッズサポ相手に本当にわざとやっているんじゃねーのか?と本気で思ったが、他のレッズサポの席のは普通に注文来てるし。接客のおねーちゃんが可愛くなかったら、テーブル引っくり返していたぞ。まさか勝ったのに、岡山でアウェーの洗礼を受けるとは。
ちなみに岡山って、あくまで「サッカーでは」初めて訪れる地とはいえ、この地方では立地的にも宿代的にも便利で、九州方面への遠征の中継宿泊地としては良く利用しているから、路面電車側の店とかホテルとかはある程度は熟知しているし、今回試合後に泊まる宿も以前に使ったとこだし、だから個人的には全く新鮮味が無いという・・・。
何で備中高梁?と思われるかもしれないが、ここ寅さん博の実家設定として2度も舞台になっている地だから、ガキの頃から映画では飽きるほど視ていて、死ぬまでに一度は実際に行っておきたかった地なのであるが、これまで行く機会が無かった。今回は岡山で試合だから、足を伸ばして高梁に行くのに丁度良かったのだ。
余談だが、備中高梁の居酒屋は、酒代がぼったくり価格だという事が判明した。チューハイ1杯が平気で税込み7百円超えるとか、どんな値段設定しとるんだ?代わりに肴は安目のとこが多いけど。それでバランスとってるのか?
で、今日試合に勝ったついでに、その備中高梁が誇る謎のご当地キャラクター達で、お楽しみください。
・・・誰だよ、こいつら。
んなキャラクターに力を入れている金があったら、寂れまくっている高梁の街中をどうにかしろニャン。
ーーーーーー
J1リーグ第37節 岡山0-1浦和
得点/72分・肥田野(浦)
主審=先立圭吾
観衆:15,623人
天候>晴
今年も退団選手の発表が始まったが、うちって発表のタイミングを図る傾向にあるから、他チームの試合とはいえ、まさか天皇杯準決勝をやる日に発表が始まるとは思わず、ちょっと油断していた。
サンタナには失礼を承知で書くが、やはり在籍期間はともかく、存在感と、何よりACL優勝の立役者の1人であるマリウスの退団は、その重みが違う。だからサンタナよ、マリウスで話を進める事を許してくれ。
とは言っても、今季で契約が切れるマリウスの退団は、個人的にも早くから予想していたから、覚悟をしていたという意味では、「やはり」という思いになる。発表されてしまうと、それでもショッキングだけど。
もっと個人的な事を言わせてもらうと、自分ショルツ退団後は、REXクラブのお気に入り選手をずっとマリウスにしていたのと、来季もマリウスが契約を延長したら、実はマリウスのユニにしようとしていたから、それがお蔵入りになってしまった。
中途半端なハーフシーズンがあるから、それ用に選手を探すよりは、それでも契約を延長するかもしれないという淡い期待はあったが、夏頃にはブラジル2部のセンターバックを調査中という報道もあったし、そこからマリウスの来季に向けた去就に関しては、かなり宙ぶらりんな感情で見ていた自分であった。
パフォーマンスの低下は去年辺りからもかなり指摘はされていたけれど、自分が見るに、マリウスは劣化していた訳ではなくて、特徴と弱点がハッキリしていたと思っている。
スピード勝負には滅法弱い。仕掛けられると振り切られる。そこは最初から同じ。それをショルツがカバーしていた部分があるが、そこの息はボザではちょっと合っていなかった。
サンタナには失礼を承知で書くが、やはり在籍期間はともかく、存在感と、何よりACL優勝の立役者の1人であるマリウスの退団は、その重みが違う。だからサンタナよ、マリウスで話を進める事を許してくれ。
とは言っても、今季で契約が切れるマリウスの退団は、個人的にも早くから予想していたから、覚悟をしていたという意味では、「やはり」という思いになる。発表されてしまうと、それでもショッキングだけど。
もっと個人的な事を言わせてもらうと、自分ショルツ退団後は、REXクラブのお気に入り選手をずっとマリウスにしていたのと、来季もマリウスが契約を延長したら、実はマリウスのユニにしようとしていたから、それがお蔵入りになってしまった。
中途半端なハーフシーズンがあるから、それ用に選手を探すよりは、それでも契約を延長するかもしれないという淡い期待はあったが、夏頃にはブラジル2部のセンターバックを調査中という報道もあったし、そこからマリウスの来季に向けた去就に関しては、かなり宙ぶらりんな感情で見ていた自分であった。
パフォーマンスの低下は去年辺りからもかなり指摘はされていたけれど、自分が見るに、マリウスは劣化していた訳ではなくて、特徴と弱点がハッキリしていたと思っている。
スピード勝負には滅法弱い。仕掛けられると振り切られる。そこは最初から同じ。それをショルツがカバーしていた部分があるが、そこの息はボザではちょっと合っていなかった。
ただ守備に特化したサッカーならば、実にバランスがとれたセンターバックであり、動かなければ、いや動かされなければ、守備ラインに溶け込むタイプ。だから4バックではなくて、3バックの中央でカバーリングするマリウスを、1度見てみたかったな。
某記者の某記事によるレッズ入団前のマリウスのノルウェー時代の評価がある。出来るだけ原文のママで略して載せる。この記事、当時では誰も知らなかったマリウスの詳細を詳しく書いていて、後々の参考になるかもと思い、手元に残していたもの。
『ホイブロテンの長所として挙げられるのは、主に3つ。
1つ目は、怪我の少なさ。これまでのプロキャリアにおいて戦線離脱を強いられたことがほとんどない。2022シーズンも公式戦45試合に出場とほぼ休むことなくピッチに立ち続けているため、浦和でもフル稼働に期待できる。
某記者の某記事によるレッズ入団前のマリウスのノルウェー時代の評価がある。出来るだけ原文のママで略して載せる。この記事、当時では誰も知らなかったマリウスの詳細を詳しく書いていて、後々の参考になるかもと思い、手元に残していたもの。
『ホイブロテンの長所として挙げられるのは、主に3つ。
1つ目は、怪我の少なさ。これまでのプロキャリアにおいて戦線離脱を強いられたことがほとんどない。2022シーズンも公式戦45試合に出場とほぼ休むことなくピッチに立ち続けているため、浦和でもフル稼働に期待できる。
2つ目は空中戦の強さ。184センチという長身はもちろん、ボールの落下地点に入り込むのがうまく、そう簡単には競り負けない。今季のヨーロッパリーグ(EL)では空中戦20回中15回で勝利。良いデータと言っていい。
3つ目は足元の技術。ボデ/グリムトへの加入が決まった際、同選手は「僕は足元でボールをプレーするのが得意」と話していた。実際にプレーを見ても、簡単にはクリアせず、繋ぐ意識を高く持っていることがわかった。また、今季のチャンピオンズリーグ(CL)予選では、8試合に出場して計235本のパスを出し、232本成功。うちミディアムパスは204本中203本、ロングパスは8本中7本成功させたというデータが出ている。抜群に多い数字とは言えないかもしれないが、ミスが少ないことは明らか。希少な左利きというのも魅力。』
国際試合以外では母国のノルウェーリーグでしかプレーした事がなかったマリウスが、3つ全てがJリーグにフィットした訳ではないが、怪我をしないというのは本当であったし、空中戦もある程度は強かった。パスはパスミスも目立ったが、逆に言うとそれだけパスを出していたという事である。
どうしてこうしたレッズ入団前のデータ記事を出したのかというと、マリウスのパフォーマンスの低下を指摘する声が高まっていた中で、改めて本当のマリウスのプレースタイルというものを思い返してもらいたい、という考えがあったから。
やたらSNS上で非難ばかり生まれる傾向にあるが、選手の中身はプレースタイルというものがあり、そこにはストロングポイントとウィークポイントが両方ある訳で、その中で非難先行で物事を考える人には、今一度冷静になり、良い部分も思い返してもらいたいと思った。特にマリウスのような、表面上はインパクトあるプレーをしないと目立たない上に、ひとつのミスが試合の流れを大きく左右するポジションの選手に対しては。
マリウスって、先に退団したショルツと比べられたり、入団翌年からはチーム内部も荒れていたし、特に今季は本来のキャプテンである関根が控えになる事が多くて、代わりに頻繁にゲームキャプテンを任されたりと、クラブワールドカップもあったし、だから精神的にもなかなか難しい立場でのプレーを迫られて、余計に本来の力を発揮できなかった部分があったかもしれない。
去年、ショルツも退団せず、あのままヘグモ体制でショルツとずっとセンターバックコンビを続けられていたら、果たしてマリウスの立場もどうなっていたかな。もっとのびのびプレー出来ていたかもと思う反面、王子様とか言われていたマリウスの、個人的にはリーダータイプじゃないと思っていたのに、今季はそれに反して力強いキャプテンシーが見られたのは、実に頼もしかった。特にクラブワールドカップで試合開始前のロッカールームで映されていたマリウスの覇気は、自分も感動させてくれた一面だった。
良いタイミングかな。
もちろん潮時という意味ではない。結果を出して、こうして、良い思い出を多く残して、キッチリと契約満了かつ惜しまれ愛されながら退団して行く選手は、今やどのチームでも数少なくなったから。
たった3シーズンか、3シーズンもかは、外国人選手の在籍期間として時間の感覚と評価は人により別れるが、しかしマリウスは間違いなく、レッズの歴史を作った選手であり、素晴らしいものを残して、潔く去って行くのである。
マリウスは、それが出来る選手だった。それが出来た選手だった。「出来る男」としてレッズを去るのだ。それに感謝したい。
マリウス退団で、来季のセンターバック事情がどうなるかわからないが、仮に4バックを続けるとして、これで暫くはセンターバックに外国人2人を置く体制はおしまいかな。いやまあ別の外国人リストアップの噂もあるし、ボザは確か3年契約だし。
勇気を出して、腰を据えて、根本を使おう。マリウスの5番を背負ってほしいな。藤原もちゃんと育てよう。工藤も改めて育てよう。マリウスの後継を、しっかり生え抜きで埋めてほしいよ。
しっかし、これで岡山で、マリウスの姿を観た途端に、・・・になりそうだな。岡山戦までだいぶ間が空いてるから、マリウスに対する思いを積もらせる期間にはじゅうぶんだが、しかしそれだけさびしさも積もる訳で・・・ぶっちゃけ、これ書いている時点で、実は自分の涙腺が危険な事になっている。ヤバい。
岡山戦までにノルウェー料理でも喰って、マリウスの退団決定を惜しみながらに、マリウスに感謝する期間にするか。
3つ目は足元の技術。ボデ/グリムトへの加入が決まった際、同選手は「僕は足元でボールをプレーするのが得意」と話していた。実際にプレーを見ても、簡単にはクリアせず、繋ぐ意識を高く持っていることがわかった。また、今季のチャンピオンズリーグ(CL)予選では、8試合に出場して計235本のパスを出し、232本成功。うちミディアムパスは204本中203本、ロングパスは8本中7本成功させたというデータが出ている。抜群に多い数字とは言えないかもしれないが、ミスが少ないことは明らか。希少な左利きというのも魅力。』
国際試合以外では母国のノルウェーリーグでしかプレーした事がなかったマリウスが、3つ全てがJリーグにフィットした訳ではないが、怪我をしないというのは本当であったし、空中戦もある程度は強かった。パスはパスミスも目立ったが、逆に言うとそれだけパスを出していたという事である。
どうしてこうしたレッズ入団前のデータ記事を出したのかというと、マリウスのパフォーマンスの低下を指摘する声が高まっていた中で、改めて本当のマリウスのプレースタイルというものを思い返してもらいたい、という考えがあったから。
やたらSNS上で非難ばかり生まれる傾向にあるが、選手の中身はプレースタイルというものがあり、そこにはストロングポイントとウィークポイントが両方ある訳で、その中で非難先行で物事を考える人には、今一度冷静になり、良い部分も思い返してもらいたいと思った。特にマリウスのような、表面上はインパクトあるプレーをしないと目立たない上に、ひとつのミスが試合の流れを大きく左右するポジションの選手に対しては。
マリウスって、先に退団したショルツと比べられたり、入団翌年からはチーム内部も荒れていたし、特に今季は本来のキャプテンである関根が控えになる事が多くて、代わりに頻繁にゲームキャプテンを任されたりと、クラブワールドカップもあったし、だから精神的にもなかなか難しい立場でのプレーを迫られて、余計に本来の力を発揮できなかった部分があったかもしれない。
去年、ショルツも退団せず、あのままヘグモ体制でショルツとずっとセンターバックコンビを続けられていたら、果たしてマリウスの立場もどうなっていたかな。もっとのびのびプレー出来ていたかもと思う反面、王子様とか言われていたマリウスの、個人的にはリーダータイプじゃないと思っていたのに、今季はそれに反して力強いキャプテンシーが見られたのは、実に頼もしかった。特にクラブワールドカップで試合開始前のロッカールームで映されていたマリウスの覇気は、自分も感動させてくれた一面だった。
良いタイミングかな。
もちろん潮時という意味ではない。結果を出して、こうして、良い思い出を多く残して、キッチリと契約満了かつ惜しまれ愛されながら退団して行く選手は、今やどのチームでも数少なくなったから。
たった3シーズンか、3シーズンもかは、外国人選手の在籍期間として時間の感覚と評価は人により別れるが、しかしマリウスは間違いなく、レッズの歴史を作った選手であり、素晴らしいものを残して、潔く去って行くのである。
マリウスは、それが出来る選手だった。それが出来た選手だった。「出来る男」としてレッズを去るのだ。それに感謝したい。
マリウス退団で、来季のセンターバック事情がどうなるかわからないが、仮に4バックを続けるとして、これで暫くはセンターバックに外国人2人を置く体制はおしまいかな。いやまあ別の外国人リストアップの噂もあるし、ボザは確か3年契約だし。
勇気を出して、腰を据えて、根本を使おう。マリウスの5番を背負ってほしいな。藤原もちゃんと育てよう。工藤も改めて育てよう。マリウスの後継を、しっかり生え抜きで埋めてほしいよ。
しっかし、これで岡山で、マリウスの姿を観た途端に、・・・になりそうだな。岡山戦までだいぶ間が空いてるから、マリウスに対する思いを積もらせる期間にはじゅうぶんだが、しかしそれだけさびしさも積もる訳で・・・ぶっちゃけ、これ書いている時点で、実は自分の涙腺が危険な事になっている。ヤバい。
岡山戦までにノルウェー料理でも喰って、マリウスの退団決定を惜しみながらに、マリウスに感謝する期間にするか。
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