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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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総括は本筋であればシーズンが完全に終了してからという事になるのだけど、今年は天皇杯に生き残っている上で、今回のチャンピオンシップ敗退から次の公式戦である天皇杯準々決勝までが1ケ月近くもあるため、こんなに開き過ぎていては自分の気持ちが中弛みしてしまう危険性が大と考えて、チャンピオンシップや昇格プレーオフも終了した事で、早めにシーズンの総括をしてしまおうと思った次第。

今シーズンの率直な感想は、悪い意味で予想通り。過去3シーズンのミシャレッズを振り返れば、この期に及んで同じ体制を継続すれば、4シーズン目とてどのようなシーズンになるかは、容易に予想が出来ていた。だからこそ自分の予想を裏切って欲しかったのだが・・・。

チームは確実に成長していると言う人も居る。それは勝ち点が過去より多いという数字上の動かざる事実。これだけを見れば、誰しもが成長していると思うだろう。
ところがサッカーに於ける数字とは残酷なもので、その成長の証である数字の上昇が、必ずしも結果と結びつかない。何故ならば、その数字だけをいくら主張しても、相手にその数字を上回られてしまったら、絶対に頂点には立てないからである。

ところが、この数字上の絶対的なルールを根本から済し崩しにする新たなルールが設けられた。それが今シーズンから復活した2ステージ制だった。シーズン中、どんな成績であれ、ステージ優勝などでチャンピオンシップ出場権を得られれば、年間2位でも3位でも、プレーオフたった3試合を戦って勝ち切れれば、それで頂点に立てるというもの。
しかしこの理不尽極まりないルールが、皮肉にも2ステージ制反対派の急先鋒であったレッズの助け船となり、そして同時にまたも頂点を阻むものとなってしまった。

自分はファーストステージ優勝はじゅうぶん可能と確信していた。これは結果論で言っているのではなく、ここでも書いた通り、その予想に値する確固たる根拠と確率が昨シーズンまでに存在していた。つまり過去3シーズンのミシャレッズを見れば、ファーストステージ優勝の予想は可能だったのである。
それと同時に、シーズン終盤の失速癖と、短期決戦に対する勝負弱さも懸念していた。これも過去3シーズンのチーム状況を見れば必然的な予想と予感であった。
・・・その通りになってしまった。予想と予感は恐ろしいほど見事に的中した。これが競馬だったら大喜びだが、こういう予想と予感は、的中してしまえばしまうほど全く嬉しくない。

真面目な話、こういう予想や予感を抱いていたのは自分だけではなく、長年レッズの内面を見て来ている多くのサポーターが、心の中で抱いていたものだったと思う。チームがいくら補強しようとも、フロントや監督がどんな事を主張しようとも、過去に同じ過ちを何度も繰り返してきた事で、優勝に向けたクラブチームの姿勢など、懐疑的に思えてしまっていた人は決して少なくないはずだったと思う。

チームは新たな選手の補強によって、外面は変える事が出来る。しかし体制を継続しながらだと、内面を変える事が難しい。継続は力なり。確かにこの格言は的を射ている。しかし、継続は長くなればなるほど諸刃の刃となる。何故ならば体制を継続して行くという事は、もちろん良い部分も継続するが、反面で悪い部分も継続するからである。この悪い部分を治癒せず放置したまま継続すると、果たして何が起こるか。

そう、永遠に同じ事を繰り返すのである。

自分は去年の総括で、「変わっていたら、去年と同じ過ちは繰り返していない」と書いたが、それは今年も同じ事が言える。結論から言えば、ミシャレッズはずっと何も変わっていない。チームの内面が成長したと言えるのは、百歩譲っても去年までだろう。ある意味でチームは、過去3シーズンで熟成し切ってしまったと思う。その上で今年は、ほとんど上積みするものが無いままシーズンを戦っていた感じがする。その証拠が、結果的に去年と同じ事を繰り返してタイトルを逃し続けているというものである。
それを限界と見るか継続と見るかは人それぞれの評価、つまりこれこそ賛否両論。そして明確な賛否があるという事は、正しい部分と間違っている部分の両面にあるという事なのである。

但しこれだけは言える。成長しているのであれば、去年と同じ過ちは繰り返していない。そういう事だ。問題は数字ではないのだ。数字は外面。だからこそ自分は”ミシャレッズは数字に騙されてはいけない”と唱え続けて来た。数字という外面は増えていても、内面が成長していなければ、要所要所で少しずつ鍍金が剥がれて行き、最後に必ずボロが出るのが世の常なのである。シーズン序盤は良くても、後になればなるほど駄目になって行く。その世の常を絵に描いたように繰り返しているのがミシャレッズなのである。
尤も選手は若ければ成長可能だが、残念ながら熟成し切った監督の内面は、以降も絶対に成長しない。繰り返すが、成長しているのであれば、去年と同じ過ちは繰り返していない。

マンネリ、である。もはやミシャレッズはマンネリ。これ以外に表現する言葉が無い。なので不満も文句も言い尽くした。もちろん何らかのタイトルを獲っていながら体制を継続しているのであれば、それは良いマンネリとして誰しもが認めるものになっていた事だろう。
ところが毎年毎年それなりの補強を繰り返しながら同じような成績に終始してタイトルを逃し続けているのだから、そこに不信感や反発心を抱くサポーターが増えても仕方がない事なのである。それこそ素直な人間的感情であって、サッカーの応援は宗教チックではあっても決して宗教ではない。盲目的に信じ続けていれば良いというものでもないのだ。
もちろん毎年優勝争いに絡む監督を交代させるのは理不尽だという意見も正論だし、危険な行為である事も重々理解できる。だからこそ、そこに希望を見出し続けて体制継続を望むサポーターが沢山存在するのもまた事実だ。
つまり賛否両論であるがどちらの意見も間違ってはいない。しかし今のところ、どちらの意見も正解には達していない。正論がぶつかり合っているだけである。この正解が出るのは、同じ体制でタイトルを獲るか、はたまた例年に比べて目に見えて成績が落ち込むか、このどちらかしか無いだろう。

来季も同じ体制のままであるから、可能性としては、余程の強烈な補強が敢行されない限りは、成績もタイトルが獲れるレベルまでの上昇は難しい。また過去4シーズンと同じように、最初は勢いが良くて、中盤にやや息切れ傾向、そして終盤に失速気味になりながら、最後のここぞという試合を落として優勝を逃す。再びこうなる確率は決して少なくない。いやこうなればまだマシな方で、このマンネリが悪化した場合は、まともな成績では済まされなくなる。
それこそ今季は、主力ベテラン選手の衰えが虚実に表れたシーズンでもあった。何時までも同じベテラン選手の力に頼る訳には行かない。何時かは限界が来る。もしその限界が今季だったとしたら・・・。
これから来季に向けた補強が運命の鍵を握る。来季はそういう意味でも、かなり危険を孕んだシーズンになると思っている。


あえて辛口に書いた。このマンネリを自分の中で打破するためには、それなりに強烈な事を書かなければいけないと思った。素直に自分が思っている事を書かなければいけないと思った。なので読む人にとって、その考えが違う場合はひじょうに気分を害する内容になっている事も承知の上。
でも何もかもポジティヴに考える時期は通り過ぎていると思っている。残留争いから優勝争いが出来るチームにまで引き上げてくれたミシャとか、度々聞かれるこのような言葉も、一体どこまで言い続けなければいけないのか。同じフロント体制と同じ監督体制でもう4シーズンが経過したのである。過去の体制は関係ない事に気付いてほしい。無冠のフロントと無冠の帝王の下に無冠のチームという事実があるのに、この期に及んで論点をすり替えて現実を逃避してはいけない。もうこれ以上、臭い物に蓋をしてはいけない。

という事で、本当のお疲れ様でしたを言うにはまだ早いですが、とりあえずリーグ戦はお疲れ様でした。来季は今回のような不満だらけの文章にならないためにも、可能であれば今季唯一残された望みである天皇杯に優勝してもらって、ミシャ初のタイトル獲得となれば良いのですが・・・。とりあえず、天皇杯まで心と体を落ち着かせて、また頑張って行きましょう。


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2015年 Jリーグ チャンピオンシップ・準決勝
浦和レッズ1(延長)3ガンバ大阪
~埼玉スタジアム2002

15.11.28CS準決勝
キックオフ前は勝つ気満々だったチャンピオンシップが・・・



結局・・・





15.11.28CS準決勝敗戦 結局のところ、ここまでしても、どうやっても、この期に及んで、絶対に絶対に勝たなければいけない試合に、やっぱり勝てないんだな・・・。
同じ監督で何年やろうとも、毎年毎年有力選手を沢山補強しようとも、最後は決まって大事な試合を尽く落としてしまう。この驚異的な勝負弱さは、もはや病気レベル、それも不治の病レベルと言っても過言ではないだろう。サッカーが優勝を狙うのではなく、勝負弱さを競うスポーツだったら、レッズは間違いなくタイトルホルダーとなったであろう。まあそんなスポーツがある訳が無いから、この際どうでも良い話なのだが。いや、もう、そんなくだらない冗談でも言わないと、本当にやりきれんという事さ。

悪い試合はしていなかったと思う。前半からお互いに長所を消し合いつつ、それでも自分たちの長所を生かしたサッカーで、それぞれのチームの持ち味が出ていた高レベルのサッカーをしていたと思う。
そしてこういう、負けたら終わりの試合こそ、ひとつのミスが命取りになるように、単純なパスミスから失点してしまうのもレッズらしいし、そしてミスを見逃してくれないのもレベルの高いチーム同士が当たるからこそ。それでも同点に追い付くのも、絶対に勝たなければいけない、負けたら終わりという極限の意識のもとにサッカーをやっているからこそだろう。だからこそ、90分通して良い試合をしつつ1-1で延長戦に入ってしまったのだと思う。
思えば前回レッズが出場した2004年のチャンピオンシップだって、第1戦アウェーで0-1とリードされたところを、第2戦ホームで一度は同点に追い付いて1-1での延長戦だったではないか。それを、歴史は繰り返すとでも言うのか・・・。

集中力が切れた訳ではないと思いたいんだが、ガンバがチョンボパスしてオウンゴールかと思われたのがポストに当たり、そこから一転してバイタルまでボールを持ち込まれる訳だから、あの瞬間はもう何が何だかわからなかった。一瞬の隙なのか何なのか、あの瞬間だけは上手く表現出来ない。いや、したくもないけど。
集中力が切れたのは、そこからだったと思う。ショッキングな展開からの失点で、それまで張り詰めていた神経がブッツン、一気に瓦解してしまった。3失点目は、そういうパターンの失点であったと思う。

延長戦を考えているのか疑問に思えたミシャの交代采配。相変わらずと言ってしまえばそれまでではあるが、先ずはそれを加味した上で、90分のみならず、120分を走り抜いた選手には、本当に頑張ってくれたと言いたい。だからこそ負けても拍手が出た訳だ。皆、痛い程わかっている。でもね・・・

これ本当は言いたくないんだけど、それでもあえて言うけど、どんなに走っても、どんなに痛んでも、それで最後に負けてしまったら、全てが無駄になってしまう。それが次に繋がるリーグ戦とは違う、一発勝負の試合の悲しさ、そして虚しさなのである。

3位ガンバに年間勝ち点で大きく引き離してのファーストステージ覇者であり年間2位だったレッズが、そんな相手に延長で敗れる。絶対に勝たなければいけない大事な試合になると絶対に勝てない、ガンバに勝てない。
このチームが、同じ監督のまま勝負強いチームに変貌するには、一体どんな方法があるのだろうか。誰か教えて~。

ってか、未だ勝っていない内から、来週の水曜はどうやって仕事を切り上げて埼スタに行くか、そして何とか広島に行けるかどうかを模索していた自分がバカみたいだ・・・まだ何も手に入れていない内からそんな事を考えているから負けてしまったのだろうが、とにかくこれで計画の全てが無駄になった・・・。

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Jリーグ チャンピオンシップ・準決勝 浦和1延長3ガ大阪
得点/47分・今野(ガ大)、72分・ズラタン(浦)、118分・藤春(ガ大)、120+1分・パトリック(ガ大)
主審=松尾 一
観衆:40.696人



2015年 J1リーグ 2ndステージ 第17節
浦和レッズ5-2ヴィッセル神戸
~埼玉スタジアム2002

15.11.22ホーム最終戦、勝利途中に天皇杯があったとはいえ、リーグ戦だけを考えれば、試合を2週間も空けると前回とは全く別のチームになるレッズ。さあ今回は、順番からすれば前節の川崎戦から、逆に良い意味で別のチームになっている筈なのだった。その予想がピタリと当たったかどうかは知らんが、川崎戦の前のFC東京戦の時の、前半立ち上がりから電光石火のゴールラッシュチームになっていた。カウンターがハマりまくったと言えばそれまでなんだけど、内実は、立ち上がりから両チームともボールが足に着かず、暴れたサッカーの中で、ボールを奪ったレッズは、自身も『あわよくば』的なダイレクトプレーを繰り返した結果、何れもゴールに繋がった感はあった。ただしそれに至るプレーは、個人能力の高い選手を揃えるレッズのチーム編成が生んだ連携力無くしては語れないのも事実だが。
まあ、カウンターが不得意なミシャサッカーに、簡単にカウンターゴールを許しまくる神戸の守備は大丈夫なのか?しかも守備の要の北本は前半早々に退いちゃうし。
と、敵の守備に余計な心配をしていたら、レッズとて散漫な守備から2失点している訳だし、永田があんなとこでボールを失う大チョンボなんて、もうレッズらしいと言うしかない。これ本来の3バックの内、那須も森脇も欠場したから、とは全く関係無いレベルだ。だからって永田と加賀をこれ以上どうこう言う訳ではないけどさ。

でも、書いてしまってから言うのも何だけど、今回は内容なんて二の次だったのさ。広島を抜いて年間最多勝ち点チームになるためには、とにかく勝利という結果のみ求められていた訳だから。そしてチームは、その結果を出してくれた。それも大量得点という喜ばしい内容とともに。

問題は、・・・広島も勝ってしまったという事だよな。それも広島も大量得点で。但しあっちは無失点で。そこがレッズとは大きく違う部分・・・。
嗚呼これでレッズはチャンピオンシップを準決勝から戦う事になってしまった。これをポジティヴに捉えるならば、また2週間空いて、法則から行けば次は悪いチームになるはずのレッズが、1週間だけ空くから今回のチーム状態を維持できると・・・そんなレベルでボジティヴ感を出していて良いのだろうかという疑問はあるが、それでも今は切にう願いたいところだ。ただ問題は、次の相手が当初予定していた相性の悪くないFC東京ではなく、苦手なガンバになっちまったという事だが・・・。

鈴木啓太退団セレモニーという事で、鈴木啓太16年間レッズで大変お疲れ様。ちょっと奥さんがフライングしちゃった部分はあったが、退団セレモニーで自分の口から直接引退宣言をしてしまうなんて、もう啓太らしいと言う他はない。
不整脈が無かったらとか、別チームでもプレーをしてほしいというものも含めて意見は様々だが、移籍が当たり前なプロサッカーの世界に於いて、自分はひとつのチームだけで現役を全うする選手が生まれるのは大変喜ばしい事だと思っているから、今回啓太がレッズ一筋でプロ生活を終えた事に付いては、もう安堵の気持ちで一杯なのである。
レッズで愛され続けた啓太は、これからもファン・サポーターの心の中で”生涯レッズ”の選手であり続けるのである。クラブにとって、それが大きな遺産となるのである。福田や暢久がそうであったように、啓太もまた、そういう存在になったのである。これを喜ばずして何としよう。

時に自分は啓太を、元イタリア代表のトンマージに思い被らせていた。あのトッティは後ろにトンマージが居たからこそ、あれだけの成功を収めたとも言われている。そして今日「自分は上手い選手ではない」と啓太は言った。確かにそうだったかもしれない。でも啓太は、そういう上手い選手を後ろから献身的に支える素晴らしい選手であった。これまでレッズで上手い選手は、啓太が居たから上手い選手であったと思う。

でも、自分は啓太の上手いプレーが一番印象に残っている。レッズがJ1復帰を決めた後に駒場で行われた天皇杯ホンダロック戦、プロとして初のピッチに立った啓太は、目の覚めるような豪快なミドルシュートを決めた。そして飛び上がり両腕を天に突き出して渾身のガッツポーズで大喜びしていた。その姿が目に焼き付いている。思えば啓太の伝説がそこから始まったのである。もちろんあの時点で、誰がこの選手が日本代表でキャプテンマークを巻くまでに成長すると思っただろうか。
繰り返すけど、16年間レッズでのプロ生活、本当にお疲れ様。そして、生涯レッズの選手で居てくれた事に、感謝。

15.11.22ザ・反省会
で、チャンピオンシップと天皇杯は残っているけど、リーグ戦は終了という事で高齢の浦和でのザ・反省会である。

皆さん、とりあえずリーグ戦お疲れ様でした。そしてチャンピオンシップも頑張りましょう。





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J1リーグ2ndステージ第17節 浦和5-2神戸
得点/2分・武藤(浦)、19分・李(浦)、13分・柏木(浦)、26分・石津(神)、65分・森岡(神)、77分・青木(浦)、84分・梅崎(浦)
主審=高山啓義
観衆:52,133人



2015年 天皇杯4回戦
FC町田ゼルビア1-7浦和レッズ
~熊谷スポーツ文化公園陸上競技場

何とか熊谷へ行けるように画策したものの、結局は仕事が立て込んで行けずじまいになった(泣)
そんな訳で熊谷まで行かれた皆さん、お疲れ様でした。

そんな人達へのご褒美と言わんばかりのゴールラッシュ炸裂で、でもレッズよりも更に遠目の開催地を設定されてしまった町田には無慈悲な虐殺ショー・・・。とはいえ町田はJ3とはいえ、現在J2昇格争いをしているチームだけに、何時のことを蒸し返す訳ではないが、例え地域リーグが相手でも負けてしまうレッズというチームにとっては、その町田は決して侮れないチーム・・・だと思っていたら、予想に反して大量得点を積み重ねたのはレッズだった。

先発は阿部と梅崎を除けば控え組。先ず何が恐ろしいって、試合勘からして心配な橋本、永田、加賀のお三方による最終ライン。この3人組では場数を踏んでいない状態、ぶっつけ本番と言っても過言ではない急造3バック。失礼を承知で言うけど、J1相手ならば確実に崩壊していても不思議ではないところ。でもそこは相手がJ3、と思っていたら、攻め込まれると結構危ない場面が多くて、平気で危ない位置でボールを持たせてしまうとか、スルーパスは通されるわ、裏街道までやられるわで・・・でも相手が相手だから何とか凌いで1失点で済んだけど、やはり急造3バックは最後まで急造3バックのままであった。

それにしても、移籍前は左ウイングバックの方のイメージが強かった橋本。もちろん左ストッパーも可能だからこそ今回はそこで使われた橋本だったが、それが前半から移籍後初ゴールやアシストなど、これまでベンチウォーマーだった鬱憤を晴らすかのような大車輪の活躍。ならばもっと早く起用してあげれば良かったのに、とは思うが、まあそこは相手が相手だったからという現実は忘れてはいけない。それを踏まえた上でも、活躍する姿を見るのは嬉しいし、その反面で移籍話も浮上しているのだから、活躍したのに何だか悲しくなってしまったのは自分だけではないはず。試合後のヒーローインタビューも、どことなく違和感があったし・・・。
そしてこれは橋本に限った事ではなく、控え組がこの時期に活躍する姿を見ると、繰り返すけど嬉しい反面で、「来年はこの控え組の中で、どれだけの選手がレッズに残っているのだろう?」という淋しい気持ちにもなってしまう。そりゃ本当は今だからこそ、そんな事を考えてはいけないのかもしれないが、それでも人間だから、どうしても先の事を考えてしまう。中村祐也がいつの間にか町田の選手になっていたけど、何れレッズの選手も、こうして対戦相手になってしまうのかなと考えてしまうのであった。

えーごめんなさい。せっかくの大勝の後なので、これ以上の暗い話はやめよう。
とりあえず、相手が相手なのに守備が怪しかったのはひじょうに気になったが、攻撃面では相手が相手だけに、キッチリと大量得点で勝ったのだから文句なしさ。
石原もようやく復帰して来たのだから嬉しかった。その石原はこれで次の最終節とチャンピオンシップに間に合った事になる。こうなれば次に期待する事はひとつ。今日は橋本が移籍後初ゴールを決めたけど、次は石原の移籍後初ゴールが見たいぞ。

おまけ
ちなみに自分、他チームのエンブレムってほとんど気にしないんだけど、町田のエンブレムだけは昔から何故か格好良く思っていて好きなんだよね。丸の中にZみたいな好対照さが好きなんだけど、とにかくシンプルかつインパクトある造りになっているところが自分好みなのであった。

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天皇杯4回戦 町田1-7浦和
得点/30分・橋本(浦)、32分・李(浦)、45+2分・関根(浦)、50分・平(町)、65分・阿部(浦)、69分・高木(浦)、75分・興梠(浦)、90+2分・関根(浦)
主審=飯田淳平
観衆:5,505人



2015年 J1リーグ 2ndステージ 第16節
浦和レッズ1-1川崎フロンターレ
~埼玉スタジアム2002

15.11.7ホーム川崎戦ドロー スウィーツ祭りどころの騒ぎじゃなかった(まあ当然ながら買わないから良いんだけど)。仕事が立て込んでスタジアムすら行けるか行けないかの瀬戸際、タイムリミットギリギリに会社を逃げ出して、何とかキックオフ10分前にゴール裏に着いたのは良かったけど・・・

だからこのチームは、2週間置きに試合すると駄目なんだよ。すぐ別のチームになっちゃうんだから。前節の勢いは、2週間は保たない。つまり2週間もモチベーションは保てない。レッズとは、そういうチームだ。鉄は熱い内に打てという言葉があるが、レッズがまさにそれだ。2週間も空いたら、それこそ脳味噌が冷えて気持ちが萎んでしまうのだった。

なので2週間前の試合と違って、実に落ち着いた試合運びの前半、まあそれが良かったのか、興梠も実に落ち着いて先制点を叩き出したまでは良かったけど、その後に追加点のチャンスで決めきれないまま、徐々に川崎の反撃体勢。
あれ、あんな中央からドフリーでシュートを撃たす守備もザルだし、撃った森谷をほめるべき上手いシュートでもあったけど、レッズはああいう場面で枠にシュートを飛ばせる選手が少ない中で、良くもまあ、あんなに上手く枠を捕らえられるものだと感心してしまう。それも日本代表正キーパーが守るゴールマウスに。まあその西川がボールを地面に叩きつける程だったから、本人も相当守備陣にお怒りモード+上手いシュートを決められての二重に悔しい失点だったのだろう。そうでなければ、あんな温厚でいつもニコニコしている西川が、ボールはお友達な大切なボールを地面に叩き付けるはずがないのだ。
ちなみに地面にボールを叩き付けると、普通なら反スポーツ的行為で確実にイエローを喰らう。だからヤバイ!と思って村上主審を観たら・・・ところが西川がボールを叩きつけた瞬間、主審は明後日の方向を向いていて全く気付いていなかった。それでも副審が見ていたような気もするが、まあ気付いていなかったのだろうという事にしておこう。
それより宇賀神に出たイエローの方が意味不明。宇賀神は何か主審に文句でも言ったか?

後半お互いにバイタルエリアまで頻繁に攻め込むも、そのお互いがゴール前で手数のかけ過ぎ。両方とも日本式パスサッカーだからそうなるんだけど、まあミシャレッズは元からそういうチームだし、川崎は大久保が居ないからか強引さというかゴリゴリ感が無く、それでも決定的チャンスは川崎の方が作っていた上で、レッズは川崎が縦に攻めると付いて行けなくなっていて、やはり最後は西川様々で失点せずに済んだのだった。なので西川は、ボールを地面に叩き付ける良くない行為を差し引いても余りあるスーパーセーブ率なのであった。

ってか言いたくないけど、またこの時期に結局は勝てなくなる失速パターンじゃないか、これ。前節は勝利は勝利だったけど、ぶっちゃけ実に怪しく一歩間違うと同点や逆転されていた内容だっただけに、それで今回も勝てなかったとなると、やはり失速癖は治っていなかったという事になってしまう。またやっちまってる感が実に満々・・・。

まあいいや。広島が勝ってしまったとか、もう今更どうこう考えても始まらない。泣いても笑っても2週間後の神戸戦で年間順位が決まってしまうのだから。とにかく最後に勝って、その上でチャンピオンシップに臨むだけだ。
ってかその前に、また次節まで2週間も空くってのが実にふざけていて腹が立って来るんだけど、本当にこのJリーグのバカ日程の組み方はどうにかならんものか?まあ、2週間空くと別のチームになるのがレッズだから、それが2週間後に良い方のチームになってくれるかもしれない。

と思ったら、来週は天皇杯があるのね。シードもシードのレッズだからすっかり忘れていたけど、でもまた何が腹立つって、どうして平日ナイターをレッズサポにとっても町田サポにとってもますます遠くなる熊谷で開催するのかという・・・。そりゃ天皇杯の始めの方では良く熊谷が使われるパターンではあるけど、それは土日開催の時がメインであって、何も平日ナイター開催で熊谷開催って、サッカー協会は行く方の都合や集客の事を全く考えていないのか。しかもあそこ駅からだとバスは並ぶわ徒歩だと50分かかるわ、おまけに公園の周囲に駐車場は少ないし・・・その前に車で行くのだって時間かかるし・・・まともに仕事をしていたら全然キックオフに間に合わない・・・ので、11日はパスかな・・・。

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J1リーグ2ndステージ第16節 浦和1-1川崎
得点/28分・興梠(浦)、44分・森谷(川)
主審=村上伸次
観衆:46,597人




この「来季監督は誰が良い?アンケート」が終了する前にミシャ続投が決定してしまったから話は終わりなんだけど、それにしても10月末時点でミシャ続投派が5割、そして別監督派も5割。ちなみに別監督派はラモスとかいう人も含めて・・・。

どうしてここまでキッカリと分かれてしまうのだろう。ちなみに、神に誓ってアンケートに細工はしていないので、あしからず。
真面目な話、つまりミシャという人物は、ストレートに言えば好き嫌いがハッキリ分かれるタイプという事になるのだが、その理由も単純明快で、毎年それなりの成績を残している部分を評価する人が居る一方で、未だにJリーグ3大タイトルは獲れないまま。それも時にワガママ補強と揶揄しても過言ではないレベルで自分のサッカー感に合いそうな選手を補強する一方、スター選手や外国人選手はほとんど補強しない。しかも広島の選手を獲り過ぎる部分は内外から大反発を喰らっている。またその広島時代とは打って変わって、若手や生え抜きの育成は上手く行っているとは言い難い。また特殊なサッカーか変なサッカーかは別として、ミシャサッカーはチームに浸透した。ここまで独自のスタイルを貫くサッカーを根付かせた監督は、レッズでは過去存在しなかった。
そうした上で・・・ミシャを支持する人は、毎年それなりの結果を残しているし、浸透したミシャサッカーを監督を代えた事により崩すにはリスクが大き過ぎると思っている。
一方で監督交代派は、同じ過ちを繰り返しては未だに1つもJリーグ3大タイトルが獲れないし、補強選手に偏りがある。ミシャサッカーにも疑問符という事だろう。マンネリ化しているとも考えられる。

本当に賛否両論だ。繰り返すけど、神に誓ってアンケートに細工はしていない。それでも良い部分と悪い部分が両極端というか、ハッキリし過ぎている。ミシャの評価は真ん中が無いのだ。続投派も交代派もお互いにツッコミどころ満載で、議論は水と油の平行線を辿るだけ。だから竹をスパッと割ったように、ここまで評価が大きく分かれてしまう。

嗚呼、だから去年にしっかりリーグ優勝をしておけば、少なくともこんな極端な事にはなっていなかったかもしれないのに。あの去年の大失速によるタイトル逃しは、かなりミシャの評価を下げてしまったのは大きな事実なのだから。

人にアンケートするだけで自分の意見を述べないのは卑怯なので、自分はどっち派なのかを白状するけど、まあこれまでのブログの文章からもわかる通り、自分は交代派だった。でも続投が正式決定してしまったから今更何も言えないんだけど、そもそも自分は3年目の時点でタイトルが獲れなかったら交代派だったから、その上でミシャ4年目を迎えた今シーズンに付いては、もう監督の存在は余り考えないようにしていた。
そして上記通り、ミシャサッカーに関しては完全にマンネリ化してしまっていると思っているので、もはやミシャサッカーに上積みは無いと考えている。4年やろうが5年やろうが、もう同じ事の繰り返しではないかと。それでも毎年結構な補強をしてはそれなりの成績は残すだろうが、偏った補強方法ではやっぱりタイトルだけは獲れない・・・なんて可能性の方が高い気がしたから交代派なのであった。

まあこの自分の考えが間違っている方が良くて、今年チャンピオンシップで勝ち切ってリーグ優勝してくれるのが一番なのは決まっている。また来シーズンにもタイトルを獲ってくれなければ本当に困る訳だが・・・。

そんな訳で、アンケートにご回答くださった皆様、誠にありがとうございました。



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ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第12節 浦和1-0広島 得点/57分・金子(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第14節 浦和-東京ヴ(埼玉スタジアム2002=5月3日15:00キックオフ)


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