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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2024年  J1リーグ第17節
浦和レッズ1―1ヴィッセル神戸
〜埼玉スタジアム2002

240601ホーム神戸戦 せっかく年1回のガキンチョデーなんだから、たまにはこういう時にこそ、沢山のガキンチョの前でスカッと勝たなきゃならんのだが、やっぱりというか何というか、こういう試合になると、決まって勝てんなぁ。
ちなみに帰り、某所に設置してある記念撮影用のニート夫婦の夫の方の等身大看板に、姉妹と思われる5歳位と3歳位の女の子が、「チューするチューする〜」「あたしもチューする〜」と言いながらニート夫看板に抱き付きまくりながら、顔を執拗にベロベロ舐めまくりんぐしていて、親が「汚いでしょ!」「バイ菌だらけなんだからダメ!」「病気になるからやめなさい!」と何度も何度も制止するのを聞かずにベロベロを繰り返すものだから、 ニート夫の顔がベトベトのヨダレだらけになって凄い事になっていたばかりか、あんなのベロベロ舐めまくって、あの姉妹、恐らく明日辺り腹壊してるか、親の心配通り本当に変な病気にでもなっているんじゃないのか?尤も勝手に姉妹波状ダブルベロベロ舐められプレイされた挙げ句、汚い扱いやバイ菌扱いや病原体扱いされるニート夫も悲惨だけど。

というガキンチョデーならではの下らない目撃談なんざどうでもよくてだな、うーん、とにかく先ずは失点の仕方だよな。まあやっぱりというか、こんな安っぽい失点を今季はよくやらかすんだけど、あんなの相手の2人目3人目の選手をしっかり捕まえておく守備を日頃からやっていれば、先ず普通はクリアで凌げる何でもない場面だと思うんだけど、それが出来ない位にうちの今季の守備は、エリア内がスカスカのスカンスカンであるという事である。今更ではあるが。

ただ今回ひじょうに残念だったのは、本当に駄目だったのが、この前半の唯一の失点シーンだけで、確かに前半はイマイチな部分も多々あったが、それでも前半がイマイチならば、後半は修正して良くなるのは、監督が代わっても去年も今年も同じ。
じゃあ前半から本気を出せよ、と言われると何も言えなくなるんだが、90分間上手くペース配分しながら良い試合をする力量には、このチームは未だ達していないのだから、そこは無理強いされても、まだまだ無理な話なのだ。

ただ90分通して、失点シーンと超最低限のピンチ以外は、完璧とは言わないまでも、殆どうちが圧倒していた訳だし、しかもこれが下位チーム相手ではなくて、今回は現リーグ王者であり上位争い中の神戸なんだから、その相手にサッカーそのもので圧倒した以上、価値ある試合にはなったと思う。

采配という意味では、いつも後手を踏むヘグモンも、今回はハーフタイムから積極的かつ的確に動いて、チーム力の修正と向上に繋げたのは確かである。
逆に先発させた岩尾を何故アンカー起用したのかは、ヘグモンわかってんのか?と思ったが。というのもヘグモ体制に於いて、これまでボランチ起用された岩尾はイマイチであり、インサイドハーフで起用した岩尾は、まるで別人のように輝いたプレーをしていた。それなのにこの期に及んで岩尾をアンカー起用とは?ちょっと疑問に思ったが、岩尾のアンカーは案の定イマイチであった。ならば安居と岩尾に位置を初めから逆にしておけば、とは今更思ったところで後の祭りであった。
新潟戦の終盤で痛めた影響から、まだスタメンでは不安があるグスタフソンを、ベンチスタートさせなければいけない苦しい事情が引っ掛かっているのが辛いところである。

最近また怪我して、同じくベンチスタートになっている中島も勿体無いのだが、途中投入ながら後半頭から早速ボールを引き出しまくって、自らのリズムとペースに持って行く中島の天才的な部分は、何度見ても(変な意味ではなくて)惚れ惚れしてしまうが、今回はソルバッケンからボールを引き出して、自らのスーパーゴールに繋げたからな。
ヘグモのサッカーの肝のひとつである両ウイング間で、あれだけレベルの高い動きをしながら、今回はゴールに繋げた辺りは、かなり価値ある部分だったと思う。
ソルバッケンも試合毎に中に個人技でボールを運べるようになって、いくらか周囲と息が合って来たのも要因だが、もちろん対極から中島という天才がボールを引き出したからこそで、まあ今回の2人の両ウイングの関係は、未開のワールドクラスと、日本の天才肌が繋がった、と言ったところだろう。

それだけに、だんだん良くなっているビルドアップと、バイタル侵入率と、ゴール期待地の異常な高さと、データでは素晴らしい数字だけは叩き出しているだけに、それをなかなかマルチゴールに繋げられないここ数試合の、ゴール前での内容が歯痒いな。
尤も調子の悪いチームや下位チーム相手には、複数得点からの勝利という結果は出しているから、それが地力ある磐田や、得体の知れない町田や、上位争い中の神戸には、内容は圧倒しても、まだまだ1ゴール以上の壁は破る力は無いという事欠か。これ以前も何度も同じ事を言ったけど、弱いとこには強くて、そうじゃない相手には勝てない、または負けるという、つまり番狂わせは無い、本当にわかり易く素直なチームである。
じゃあ長崎戦は何だったんだって話にもなるが、・・・あの試合は、忘れよう。
それより上位争いしている神戸だが、今回だけを見ると、とても上位に居るチームじゃないようなサッカーをしていたが、神戸も確か連敗中だったっけ?段々歯車が狂って来ているのかな?それとも攻撃はある意味で大迫&武藤のコンビ頼みだった部分は否めないチームだけに、最近いくらかメッキが剥がれて来たか?わからんけど。

240601ホーム神戸戦2 でも神戸の心配なんて本気でしている訳じゃないから正直どうでも良いが、あの3連勝の後に、リーグ戦のここ3試合は、悪い内容ではないのに2分1敗とモヤモヤ感しかないから、本当ならば今回に勝って、スッキリした精神状態で2週間の中断期間を迎えたかった。何かこの中途半端な状態で2週間も空くのは、正直かなりつまらないぞ。
まあそれもこれも誰のせいでもなくて、アウェー長崎で、あんな酷い形でルヴァンを敗退したからに他ならないんだけど。

でも中断明けがアウェーセレッソだからな。その前に1勝という明確な収穫が欲しかった。その収穫を得るに、今回はあと1歩の後半の圧倒っぷりだった。

おまけにショルツがイエロー4枚目を喰らった。ショルツが警告累積で出場停止になるなんて、去年までならば考えられない異常事態が、しかもこんなに早く、ついにやって来てしまったが、つまり今季の守備は、ショルツがイエローを多く背負わなければいけない程、ショルツ個人に掛かる負担が膨大だという証拠である。
ただなぁ、これは何もショルツだけに言えた事ではないが、出場停止の試合が2週後の試合というのが実に勿体ない。只でさえ出場停止が無くても2週間も休めるんだから、そのうえ出場停止で更に休む事になるなんて、本当に本当に勿体ない。
ただショルツからしたら、自分の記憶が正しければ、去年アウェーセレッソ戦は、単に負けた地ではなくて、初イエローは喰らうわ、PKは初失敗するわ、ヨドコウはショルツにとってもロクな思い出が無い鬼門だから、逆にショルツが休みで良かった・・・なんて試合になるには、勝たなきゃイカンだろ。今季はやるサッカーの性質が変わったんだから、そろそろ大の鬼門も払拭しなきゃいかんぜよ。

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J1リーグ第17節 浦和1-1神戸
得点/15分・井出(神)、61分・中島(浦)
主審=中村 太
観衆:45,976人
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2024年  J1リーグ第16節
浦和レッズ1―2FC町田ゼルビア
〜埼玉スタジアム2002

240526ホーム町田戦 おいおいおいおい、オイって!失点はしたとはいえ、すぐ追い付いたし、つまり90分を通したら、町田の暴力サッカーに対して、相手の挑発に決して乗らず、上手く往なしながらの大人のサッカーで、せっかく良い感じで来ていたのに、何で最後の最後の後半ロスタイムで、相手にPK献上なんていう最悪のパターンになってしまうんだ?

天は我を見放したか!?いや某雪中行軍のやらかしに比べたら遥かにマシな方だが、それにしても、おいサッカーの神様よ、ちょっとこのシナリオは、あまりに無慈悲というか、かなり酷いんじゃないか?あんな暴力丸出しのサッカーに負けずに、ちゃんと真面目にサッカーをしていた方に、サッカーに於いて一番最悪・一番悪夢パターンを与えるなんて、信じられん。
なあサッカーの神様、おめー(既にお前呼ばわり)本当に神様なのか?・・・まあ神様って、良い神様も悪い神様も両方存在するけどさ。最悪の場合、パズズとか。

取り敢えずさ、今の町田の暴力サッカー、これまで映像を通してだけしか見た事が無かったけど、町田がどうして色々なチームに勝ててしまうのか、目の前で生で観て、改めてよーくわかったよ。勝てば官軍ならば、何をしても良いのか?故意に相手を怪我させても良いのか?という酷さ。
つまり、確かに聞いていた通り、戦術なんざ二の次で、雑でもとにかく前に縦に蹴り込んで、反則お構いなしに身体をぶち当てに行って、相手を倒して奪って、というセオリーも何もかも無視なメチャクチャなサッカーをやっているんだけどさ、レフェリーが見ていない所や、ボールホルダーと関係ない所でも、町田の選手って、顔面を狙って腕を出していたり、危険な蹴りを入れていたり、逆に自分がファールを貰えないと平気でシミュレーションまがいに倒れこむし、相手へのファールなんて、ファールにならなきゃ儲けものと言わんばかりの、肉弾戦やらデュエルとプロレスを勘違いしてないか?ってのばかりじゃん。
これで繰り返すけど、あわよくばファールにならなきゃ儲け儲けを繰り返しているから、それがノーファールに転んだ時に、どのチームもやられているんじゃなかろうか?

失点シーンも、前田が倒されてボールを奪われたのがキッカケだけど、あれがファールかノーファールかなんて紙一重の場合だったからこそ、今回の主審は流してしまったんじゃないのか?仮に単に前田の球際に負けてのロストだったとしても、町田に対しては悪評判が先入観で頭に染み付いているものだから、例えファールでなかったとしても、色眼鏡でそう疑ってしまう。

だからレフェリーの選択も、どっちに転ぶかわからない。
今回は外国人の主審だったから、町田に対しては変な先入観は、Jリーグに慣れた日本人レフェリーよりは薄かったのかもしれないが、それでも町田がどういう性質で、どういうサッカーをやるかは、事前に耳に入っていた筈である。

でも今回のレッズは、これまでJ1で町田の暴力サッカーの餌食になった他のチームよりかは、明らかにしっかり研究して、肉弾戦に持ち込まないよう、出来るだけ事前にボールを剥がすよう、そして相手の挑発には絶対に乗らないよう、良い意味で相手を全く見ない、関わらないサッカーをしていたのは観て取れた。

だからこそ悔しい負け方であり、最後のPK献上はサッカーの神様レベルで納得が行かない、トラウマになりそうな悪夢なのである。
ちなみにPKそのものに納得が行かないんじゃなくて、その直前までは町田よりしっかりサッカーをしていたからこそ、最後の最後が状況的に納得が行かないという意味よ。
だいたい自分、PK献上の瞬間は、目の前の大旗で全く見えていない。仲間も同様。だから現時点で何故どういう形でPKになってしまったのか、全くわかっていない。西川がキックのコースには飛んだが、惜しくも弾けなかったのがわかっているだけである。

今回は、本当にセオリー無視のサッカーをやる相手だったから、選手個人では誰がどのプレーが良かったとか、悪かったとか、うちの戦術面で細かい部分がどうだったか、という普通の話はやめておく。繰り返すけど、普通のサッカーじゃないサッカーをやる相手だったのだから。そのサッカーに糞真面目にあーだこーだ分析したり評価しても、今回は無意味だと思うから。

ただ1人の選手、個人的に、武田には、恩師に対して、強烈な恩返しをしてほしかった。いや途中投入ながら、今回の武田は、周囲としっかり息を合わせつつ、課題であるボールの引き出し方も悪くなくて、縦パスの意識も高く成功させていたし、少ない時間帯ながら、かなり好アピールで良かったと思うよ。
だからこそ武田よ、このまま絶対にレッズで成長してくれよ。出場機会の関係で仮に恩師にオファーされたりなんかして、勝利優先の青森山田時代なら仕方なかったが、プロの世界であんな暴力サッカーに染まってしまう事だけは、絶対にやめてほしいから。

あと前回の途中投入デビューだったソルバッケンは、先発で見てみないとわからないと前回の記事に書いたが、早速その先発が巡って来て・・・、冷静に長い時間のプレーを見てみると、ウイングとしての動きは未だイマイチなものの、個人そのものの動き、プレーに関しては、やっぱ上手いと感じた。身体の使い方も足元のボールの扱い方も、そんじょそこらのレベルではない事は、今回ようやくわかった。
もちろんまだこれでも本調子ではないのだろうけれど、長崎戦に比べたら、周囲との息はそれなりに合っていた場面が何度かあったし、この辺はしっかりプレー可能になった今、ワールドクラスの片鱗と見て良いのだろうか?

240526ザ・ヤケ酒 そして何故か、カルビ無料クーポン券が当たった安楽亭で、この糞暑いのに焼肉のザ・ヤケ酒である。こんな負け方に、安楽亭どころか安楽死したい気分である。

丸々先週の日曜は静岡でまさかの追い付かれ方をして4連勝を逃し、水曜日には長崎で数的優位からJ2相手にゴールを奪われ完封負けし、まだアウェー2連戦の疲労が丸々残る中で、1週間半ぶりに帰って来たホームで、後半ロスタイムにPK献上で暴力サッカーに負ける。
悲惨な1週間であった。その前のリーグ戦3連勝で湧いていたのは、一体何だったんだという話であるが、サッカーというのは恐ろしいもので、お祭り気分でハッスルしていた僅か1週間ちょい前から、その後の1週間で一気に最悪の気分に突き落とされるのだから、本当に恐ろしい。果たして次のホーム神戸戦まで、精神的にも肉体的にも1週間休めるのが、良かったのか悪かったのか、悪夢の1週間をすぐ取り戻したい気分で、すぐ試合をしたい感覚にもなるし、でも疲れているから休みたいしで・・・でも、嗚呼、疲れたな。
どっかの港町のチームの、ACL決勝のド派手な逆転負け優勝逃しに比べたら、マシな方か・・・?

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J1リーグ第16節 浦和1-2町田
得点/52分・平河(町)、54分・敦樹(浦)、90+6分・下田PK(町)
主審=ザシャ・シュテーゲマン
観衆:39,460人
2024年  YBCルヴァンカップ 1stラウンド3回戦
V・ファーレン長崎1―0浦和レッズ
〜トランスコスモススタジアム長崎

240522アウェー長崎戦 240522アウェー長崎戦2
ここに来るのは、長崎が過去ここまで唯一J1だった2018年シーズン以来である。年に何回かは遠征が入る九州は九州でも、個人的にもサッカー以外で長崎(というか諫早だけど)に来る用事なんて無いから、つまり実に人生3度目6年ぶりの長崎県である。そんな長崎で・・・、

やらかした。

またやらかした。
やらかしやがった!
平日の長崎まで来て、見事にやらかしてくれたよ。いやもう本当に、見事なやらかしと言うしかない。こりゃ笑うしかないわ。ハッハッハッ。
笑ってる場合かバカ!と怒られそうだが、これくらいでアタフタしたり、いちいち怒っていたら、レッズサポは務まらないのさ。まあ怒っているけど。
せめてJ2相手に、相手がレッド退場して、こちらが数的優位になってから、それなのに失点した挙げ句に完封喰らって負けるパターン、これだけは勘弁してくれ。
ただこれ、俗に言うジャイキリとかいうものではなくて、長崎ってここ14試合負け無しの絶好調で来ていたんでしょ?それがいくらうちからしたらカテゴリーがひとつ下のチームとはいえ、J2で強いチームって、下手なJ1下位チームより、全然しぶとかったり強い場合があるからさ・・・。

だから油断するなよ、とは結果論になってしまうが、あながちチームの前半の戦い方からして、ちょっと気が抜けていたよな。
いつもの停滞してる時の戦い方まんまと言ってしまえばそれまでなんだが、つまりボールをDFラインで右往左往させているだけで、たまにサイドに散らすけど、そのサイドも常に相手ゴールに背を向けて各駅停車のパスを受けるだけだから、常に相手の守備を背負った形になり、これでパスを受けても何も出来ず、またはしようとせずバックパスの繰り返し。以下ボールをDFラインで右往左往云々のループ。
こんなやる気の無い、覇気の無い戦い方で、でもJ2相手だから、何処かで隙が生まれるだろう的な考えで、全く仕掛けないで各駅停車だけやっていた前半。

当然の如く、縦パスが無いからと後半頭からDFラインに佐藤を投入してテコ入れ。長い時間は保たない興梠も前半限りでサンタナ投入。実にわかりやすいなぁオイ。
でもそれだって、カウンター狙いしかしない徹底ぶりの長崎は、不用意に前に出て来てくれなかったからね。わかりやすいサッカーしていると、相手にもわかりやすく対応されるだけである。

途中からついにソルバッケンのお披露目となったが、個人的にはJ2相手の試合から日本デビューさせるのではなくて、感覚をJ1に揃える意味で、使うのはリーグ戦からにしてほしかった。変に今回仕様を覚えてほしくないからね。
そしてソルバッケンが仕事をしたのか?といえば、正直まだよくわからん。動きやボールの扱いは僅かながら世界の片鱗だけは見えたが、しかし周囲と息が合っていないから、ポジショニングもイマイチだったし、まだソルバッケン本人が何をどうして良いやらわかっていない様子。
相手のライン際でのマルコム強志とガツガツやってエキサイトして、相手をレッド退場に追い込みながら自らはイエローを喰らう。なんかよくわからんレッズデビュー戦であった。まあ過去のニールセンみたいに、自身がレッド退場するデビュー戦にならなかっただけマシだったが。
ソルバッケンは、カウンターからサンタナがゴール前に一直線からシュートに持ち込んだ場面で、並行して外枠からドフリーで駆けていて、結局サンタナからパスが出なかったのを怒っていたが・・・。

しかし話を戻せば、数的優位になった事で、相手に意識変化を生ませてしまい、これでかえってゲームを難しくしてしまった。
尤も失点のキッカケは、ちょっと雑というか、いい加減なクリア対応で自爆した形だけど。でもJ2相手にまでいい加減なそれをやってしまうのだから、ここも情けないと言うしかない。
あと情けないと言えば、んなリードされている状態でも、時間が無い状態でも、平気でバックパスを選択しているのは相変わらずなんだけど、相手が完全に引いていて、もはや絶対に攻めて来ないのに、それでバックパスはバックパスでも、不必要に牲川にまで戻すの、何を考えているのかわからん。
というかさ、そんな状態での前に向かう姿勢を明確に見せていたの、やっぱりというかショルツだけじゃん。他の選手、数的不利の相手に時間が無い中でも、バックパスやらサイドこねくり回しやら、いつもいつもの相変わらずな姿とはいえ、カテゴリーの下の相手に対して数的優位からリードを許した実に情けない状態なのに、それでもこの期に及んで最後まで何やってんの。そりゃこんな後ろ向きな姿勢では、監督がいくら攻撃サッカーをやらしても、選手の意識が勿体ぶりだったり消極的なんだから、尚更のように守りに入っている相手になんか、絶対にゴールを奪えない。

240522アウェー長崎戦3 あーあ、今季は去年の名古屋CSアセットでの例のアレのペナルティで、天皇杯出場資格を剥奪されているから、ACLも無いし、これでルヴァンも敗退したとなると、公式戦はリーグ戦だけになってしまった。
あーあ、まだ5月だというのに、またまだシーズンは先が長いのに、どうすんだよこの、早くも試合数とやる事が極めて限られてしまったシーズンを。まあ逆にある意味で、残りはやる事はハッキリしたとも言えるけど。

240522アウェー長崎戦4 ちなみに長崎のホームゲーム開催は、今年中に長崎市内の新スタジアムに移るから、この諫早のスタジアムに来るのは、今回が最後か。まあ最後と言っても2回しか来た事ないけどさ。
というか長崎がJ2のままだと、また暫くは長崎と公式戦を戦うなんて機会は訪れないだろうから、そうなると長崎県自体、自分が次に再び訪れる日は、果たして何時になるのだろうか?

ちなみに今回の自分の宿、長崎市内でもJR諫早駅前でもなくて、島原鉄道の本諫早駅前だったんだけど、諫早に着いて本諫早まで歩き、宿に荷物を置いて休憩してから、夕方スタジアム目指してチンチラ歩いていたら、本諫早駅の踏切んとこで、前方に停まった自動車から降りて来た中年男性に声をかけられた。「スタジアムまで乗って行きませんか?」と。どうやら、帰りに寄る居酒屋を物色ついでにキョロキョロして歩いていたのが、その人の眼にはレッズサポが道に迷っているように見えたらしい(笑)
聞けばその方、某A日新聞系列の長崎支局だかのサッカー担当の記者さんで、その方も今回の試合の取材で、スタジアムに行くところだったのだ。
スタジアムまでの短い時間ながら、その方と車の中で色々と話をしたが、J1への想いとか、地方クラブの立場の難しさ、中でも親会社ジャパネット頼りになっているクラブの将来に対するぼんやりとした不安があるという話は、特に印象的であった。
また今年に柿落としが待っている例の新スタジアムへの期待も話されていたが、自分は「諫早に立派なスタジアムがあるのに勿体ない」という話をしたら、地方クラブにとっては、都市部にスタジアムを作って客を増やさない事には盛り上がらないし、このまま諫早ではお金もなかなか地元に落ちないから、という切実な話をされていて、なるほどなぁと感心しながら、それと比べたらレッズみたいな首都圏クラブは本当に恵まれているんだなと、改めて感じるに良い機会となった。
ちなみにその方によると、新スタジアムに移ったら、その後の諫早開催は、今のところ予定に無いらしい・・・。

240522ザ・やけ酒 240522ザ・やけ酒2
試合終了後、寂れた本諫早駅すぐの商店街の、居酒屋なんだかチャンポン屋なんだかスナックなんだかよくわからん飲み屋兼ラーメン屋みたいな店で、ザ・ヤケ酒である。
とにかく本諫早駅前は、市街地という名の旧市街地化しては昼間からシャッター通りだから、夜も更ければ先ず人が歩いていない。本諫早駅前からアーケードまで、呑む前と呑んだ後で計4人と1匹の野良猫しかすれ違っていないのだから、とにかく人が居ない。
だから夜もやっている飲食店は極めて限られる。それこそ灯りがチカチカしているのは、数少ないコンビニと、アーケードから一歩入った裏路地の、こぢんまりした歓楽地帯のクラブという名のスナックやバーくらい。居酒屋を探すのは一苦労である。
自分が入ったその店は、島原出身の婆ちゃんが1人で切り盛りする小さな店で、もはや存在するツマミも限られ、何故かヒジキをアテに、婆ちゃんとの会話を肴にしながら、ビールとあおり、水割り焼酎をチビチビやるのであった。

240522ザ・やけチャンポンでもチャンポンの提灯を出しているんだからと、どうせ長崎に来たんだからチャンポンも喰おうと、婆ちゃんが作るチャンポンを締めに啜るのであった。
野菜や魚介類の多さはチャンポンだから当然として、サービスなのか何だか知らんが、やたら大量に豚肉を入れてくれて、チャンポンなんだか肉ラーメンなんだか、よくわからんチャンポンだったが、形だけでも長崎の喰い物という事と、まあ味は家庭的だけど悪くなかったからヨシとしよう。
それよりこの婆ちゃん、この店を切り盛りしながら、朝5時には自分が泊まる宿で喫茶&朝食を作る仕事も掛け持ちしている事が判明。おいおい婆ちゃんの歳で、朝から晩までよく働くなぁ。さすが逞しさでは定評がある九州女だけある。あと婆ちゃんの親しい親戚だか娘だかが、なんと浦和に嫁いでいるという事実も判明した。偶然とは恐ろしいが、これもまた遠征先の醍醐味のひとつだ。

ちなみに今回は長崎観光は、無し!←ビックリマーク付けるほど強調してるのが意味不明だが。
繰り返すが、長崎を訪れるのは人生わずか3度目で、最初は高校2年時の修学旅行で、2度目はV・ファーレンがここまで唯一J1昇格した年。そして3度目が、今回である。
その自分に於ける長崎って、修学旅行では観光という名の学習巡りをしなきゃならんとこ、当然ながら(?)途中から飽きて市内のゲーセンで遊んでいたら、(我々のような奴を取り締まろうと)市内巡回中の監視役の先公に見付かり捕まり罰を喰らい、更にハウステンボスでおバカなキャンギャルから間違って提供された試飲ワインを、自分は呑みたかったもとい呑みたくなくはなくはなかったもとい呑みたくなかったような気はしないもとい呑みたくなかったような気にしたいんだけど素直に飲んだら担任に怒られ、2度目は試合で長崎に引き分けた挙げ句に、帰りの新幹線で停電発生で大幅遅延し帰還が終電間際になるとか、ハッキリ言って長崎は、ロクな思い出が無いのである。そして3度目の長崎も、更にロクな事が無い以上に最悪な遠征となった。
じゃあかわりに観光しろと言われても、長崎市内のそれなりの観光地は過去2回で行き尽くしているし、いくらルヴァン3回戦とはいえ、Jリーグの謀略で(平日に鳥取と長崎って、レッズサポなら行くとJリーグは絶対に狙っていた)九州遠征を平日水曜に組むもんだから、日曜のリーグ戦に間に合わせる為に、長崎観光なんかしている暇は無いのだ。とにかく一刻も早く埼玉に帰らないと。
そして今回の情けない敗戦により、自分の長崎に対する悪い印象持ちは、引き続き継続されるのであった。

♪ああ〜長崎は〜今日も〜ダメだった〜

何か釣りバカ日誌で、そんなサブタイトルの回があったな。でもそういや長崎に来て、過去に一度も雨になんて降られた事ないぞ。今回もずっと降りそうな曇り空ながら、雨にはギリギリ降られなかったし。そのかわりに、実に情けない形の敗戦という涙は降ったけど。なんちって。

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YBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦  長崎1-0浦和
得点/78分・フアンマ(長)
主審=山崎良美
観衆:7,872人
2024年  J1リーグ第15節
ジュビロ磐田1―1浦和レッズ
〜エコパスタジアム

240519アウェー磐田戦 点の獲り方としては、ある意味で理想的だったんだけどな。繰り返すけど、「ある意味で」という意味よ。
つまり、あんだけドン引きしてエリア内を徹底的に蓋をしている相手には、どんな戦術でもどんな攻撃でも、普通にやればゴールを奪うのは難しいんだから、そこで困った時のセットプレーという事になり、昨季と雲泥の差レベルでまるで違って、今季はセットプレーから点が獲れるようになったんだから、じゃあドン引きしようが関係ないセットプレーでやっちまえば良いじゃんって事で、それでゴールを奪えたのが理想的だったという話である。

誤算だったのは、そこで磐田がガクッときてくれなかったんだよな。あんだけドン引きしていて、どんなに攻められようがピンチを招こうが、耐えに耐えていてしてやったりと思っていたところ、コーナーキックからやられて意気消沈・・・してくれたら更なる理想だったのに、失点した途端にガツガツ来るもんだから、こうなるとタジタジ癖があるうちは・・・。
いいですか?相手はああやって、中にうちの選手が居ようが居まいが、ヤケクソ、もといガムシャラになってシュートを撃って来るんですぞ?それでそのシュートは入らなくとも、何故か上手くエアポケットに居る選手がシュートコースを変えてしまうのですぞ?一見偶然に見える一連の流れは、シュートを撃つというサッカーの基本を積極的に行ったからですぞ?

まあうちも今回は、というか今回も要所ではアグレッシヴに行っていたし、勿体振りでシュート機会を逃す場面は、いつもよりは少なかったと思うのだが、あれだけ圧し込んでも、いくらシュートを放っても、枠に行かないのでは入る訳がない。
サイドに誘導しようと中央を蓋している相手を執拗にサイドに誘きだして、逆に中を狙うという、現代サッカーの逆を突くいつもの戦法も、それなりには機能していたのだが、如何せん今回はフィニッシュ精度が・・・。
惜しいは惜しかったのは事実だし、話を序盤に戻せば、うちの開始早々からのプッシュプッシュで、磐田の守備が大混乱に陥っていた開始5分、まだうちのシュートが枠に行きやすい内に、本当ならば先制しなくてはいけなかった。新潟戦はこれが良い結果を招いた。新潟戦と同じような立ち上がりの今回、こうして早く速く決めきれないと、行く行くは苦しくなるのがうちの攻撃。

それでもセットプレーで先制したから良いじゃん、って単純な話ではなくて、自らリズムを作り、流れを自分たちから引き寄せて、それを早目に成功させないと、焦りは生んでも、心に良い余裕は生まれない。

と、選手に偉そうな事を指摘しているが、今回は(今回も?)自分の気持ちがダメだったな。
すなわち喉から手が出るほど1点が欲しい時間帯にゴールして、今の磐田の状態を考えたら、相手の順位も順位なんだけど、いくらドン引きしていても耐性は強くはないだろうし、ジャーメイン良だって離脱中だしで、ぶっちゃけ自分、先制して一瞬これで勝ったと思ってしまった。
これはひじょうに不味かった。攻撃面が絶好調での3連勝中という勢いが、油断なのか驕りなのか、とにかく攻撃面絶好調中の3連勝中という一応の根拠が、おかしな過信を生んで、まだ残り時間もタップリ残っている時間帯なのに、そして過信という自信が僅か3分で崩れた。

あー、あとね、リズムという話になると、今回の西村氏、いやこれも「今回も」だけど、磐田の乱暴なファール連発とか、明らかなアフターとか、そりゃひとつひとつのファールはカードを出すまでではなかったかもしれないが、ちょっとやり過ぎ感があった磐田のラフファール連発には、何処かでカードを出して、選手を牽制しながら試合をコントロールしなきゃいけない時がある。
今回は明らかにそれであったと思う。だって今回の磐田のファールの中身、半歩でも間違えたら怪我に繋がるのばかりだったじゃん。それに牽制カードを1枚も出さないのは、絶対におかしい。少なくともマリウスへの危険なアフターは、絶対にイエローだっただろ。これすら出さなかったのは如何なものか?こういう事をやられると、せっかくチームは良い試合をしていても、選手とてプロである前に人間なんだから、これでイライラしたりカッカしたりしちゃって、途端にリズムを崩されて、全てがおかしくなるんだよな。
まさか「俺、カードを出さないで、試合を壊さなかった、偉いじゃん」なんて思っていたら大間違いなんだが、でも西村氏って若い頃は不可解なカード連発する主審だったのが、ベテランになってから逆にカードを出さない主審に変身している節があるからな。まあ正確なデータを見ていないから、あんまり下手な事は言えんけど。しかしそういう疑い、印象を持たれる自体が、レフェリーとしては大きなマイナスであろうて。

3連勝だから4連勝も、というのは当たり前ではないのはわかっているから、連勝が途切れたこと自体はどうのこうの言えないが、内容からしたら勝てた筈だし、僅か3分で追い付かれるとか、とにかく悔やまれる事ばかりの試合だったのがモヤモヤする。
次にルヴァンは挟むものの、リーグ戦だけを考えたら、次から難敵や強敵、中上位との試合が多くなる訳だし、しかもリーグ戦は次は例の町田だしな。あ、いや、別に、J1ピカピカの1年生なんざ、恐れている訳じゃないぞ。寧ろあんなパワハラサッカーにタジタジになる訳には行かないのだ。なぁそうだろうジョニー?←誰だよ。
でも下手に4連勝して勘違いするより、今回の僅か3分で追い付かれてのドローで、逆に気の引き締めになったら良いのでは?と勝手に前向きに考える事にした。正直ちょっと無理矢理感はあるけど。

240519エコパの釜揚げシラス丼 それと、また自分事で恐縮だが、普段やらない事をやると、駄目だな。
いつもホームすらロクにスタグルを買わない自分が、アウェーでスタグルを、しかもアウェーの地に関係あるような食材のスタグルを購入してしまう。こういう珍しい事をやると、何故かロクな事が起きないのだ。
しかもこの釜揚げシラス丼みたいなの、金払ってからやたら出て来るの遅いから、忘れられているのかと思って一応確認の文句を言ったら(軽くよ軽く)、あのネーチャン、即行でテーブルの下から注文していたのを出しやがった。
あんだよ!すぐ出せるならすぐ出せっちゅーに!それをどうして注文から20分以上も待たせるんだよ?別に試合に勝てなかったからってこの屋台に恨みは無いが、ぶっちゃけエコパって磐田戦も清水戦も、スタグルに関してはあんまり良い記憶が無いから、もう次回からエコパでスタグルを買うのはやめよう。やっぱ東海地区の昼飯はスガキヤ一択だな。ったく・・・。

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J1リーグ第15節 磐田1-1浦和
得点/68分・マリウス(浦)、71分・金子(磐)
主審=西村雄一
観衆:20,861人
          
2024年  J1リーグ第14節
浦和レッズ3―0京都サンガF.C.
〜埼玉スタジアム2002

240515安居ヒーローインタビュー 安居って、前もそうだったけど、得点した時はエラの張った顔をしわくちゃにして笑顔を見せるのに、ヒーローインタビューになると、どうしてこう無愛想というか、眠そうな表情になるんだ?いつも寝不足か?(笑)
今回欠場のグスタフソンの代役を見事に務めて、疲労困憊だったか?いやこのまま行けば近い内にA代表も夢じゃない逸材であり、現役スウェーデン代表とポジションを争っているんだから、代役なんて言い方は失礼か。安居よ許してちょんまげ。

これにより、本日の話題は、Jリーグカレー復刻版を手に入れるのに、売店カレーを喰わなければいけないルールは拷問か否か。
ではなくて、安居と渡邊凌磨はシュートが上手いが、果たしてチアゴ・サンタナはシュートが上手いのか否か?という話をしようか。

いや〜、安居のレーザービームのようなグラウンダーの鋭いミドルシュートがネット隅に突き刺さる、気持ちの良いシュートとは、こんなシュートを言うのだな。と、まあ、そう書いているが、ぶっちゃけシュートとゴールシーン、大旗で見えなかったから、瞬間の気持ち良さ(何か言い方エロいな)は味わえなかった。
安居は学生時代からシュート精度にかなり定評があったし、その通りにレッズでのシュートとゴールは、高精度を絵に描いたようなものばかりな記憶しかない。だから今回のも納得の高精度シュートとゴール。

しっかし、あんだけサイドやエリア内でガチャガチャやっていて、実際に得点が生まれるのはミドルシュートなんだから、これがサッカーの妙である。
現代サッカーの守備は、真ん中に鍵をしてサイドに誘導する方法がメジャーなんだが、蓋をする相手に対して簡単にはボールを放り込まず、あえてミドルゾーン手前からサイドと真ん中のパス交換やポジションチェンジを頻繁に繰り返しながら、何時でも中央から仕掛けられる態勢をとっているヘグモのサッカーならではというのがあるが、サイドやエリア内で散々のように相手の眼やマークを引き付けていたからこそ、時に中央や外枠が空くって事なのかもしれない。

追加点にしても渡邊凌磨のは一応ミドルだからね。しかもしっかりというか絶妙というか、すんげー落ち着いて、キーパーが及ばない枠内にしっかり蹴り込むんだから凄い。渡邊凌磨もシュート精度に定評がある選手だからこそってのもあるが、とにかくうちって比較的にシュートがあんまり上手くない選手が多いから、枠外シュートばかり見て来ていると(枠外以上に宇宙開発が必殺技の選手も居るし)、枠内にしっかり決める選手には本当に感動してしまう。
しかも左サイドバックスタメンに五輪代表帰りの大畑が入ったから、渡邊凌磨に至っては、今回は本来の得意なポジションに上がってイキイキと攻撃を楽しむのであった。
この渡邊凌磨という選手は、後ろをやらせれば、慣れなくても本職と遜色なくこなし、本来の主戦場である左の前目をやらせれば、必ずと言って良いほど結果を出すのだから、本当にインテリジェンス満載の素晴らしい選手である。

そんでもってサンタナなんだが、超ドフリーで京都の息の根を止めるダメ押しゴール炸裂は良いんだけど、PKがなぁ。いやPKにも絶対は無いから、失敗云々は責めないが、それよかサンタナってレッズでのPKは毎回同じ方向に同じ弾道で蹴っていたし、キーパーとの駆け引きなんざ二の次で、ぶっちゃけコースは甘いのを勢いでぶち込んでいたようなのばかりだったから、いくら何でも毎回のように同じ方向に同じような弾道のを蹴っていれば、キーパーだって毎回のように運良く逆方向に飛んでくれる訳でもない以上、そりゃまあ何時かは止められるよな。その何時かが今回になった訳で。
更に1対1で余裕もってミドルしたシュートは、ポスト内側を弾きながら外す形になったし、キーパーの目の前でのバイシクルシュートも弾かれと、まあ決定的なのをよく外す外すで、まあFWは極端な話1試合でシュート10本失敗しても、1本でも成功させれば良いポジションではあるが、それにしても今回はよく派手に外しまくってくれたもんである。京都の守備が崩壊しているから、チャンスが多過ぎて逆に余裕こき過ぎたか?
しかしポジティヴに考えたら、開幕しばらくの全くダメダメだった攻撃の形が、今はチームが狙うサッカーの、その形まで持って行けている回数が増えているのは、チームそのものの成長の証か?
それを踏まえた上で、この今回のサンタナのシュートを見てしまうと、サンタナってシュートが上手いのか普通なのか下手なのか、よくわからなくなってきた。F東戦みたいな特別にニュースになるようなスーパーゴールを決めたかと思えば、決定的なのもよく外すし。尤もそれだけ沢山のシュートを放てる自体はFWとしてポジティヴな部分であり、良くも悪くも斑があるのは、さすがブラジル人と言える。

240515文化シヤッター そんなこんなでも、選手を色々と遣り繰りしながらの大量点と完封の2兎勝利を得られたのは・・・まあ京都は京都で3連敗中の絶不調であり、失点も21と守備がぶっ壊れ中だし、そのようなチームと当たった巡り合わせの幸運は今回も存在したが、うちも守備は19失点だから京都の事は馬鹿には出来ないが、うちは失点もするけど得点も獲れるようになったから、ここが得点力は少ない京都との大きな違いである。
対して京都からしたら、んな状態で上がり調子のレッズに、しかもアウェーで当たってしまったのだから、不運の何ものでもなかっただろうに。後半ロスタイム最後の最後のアピアタウィア久の1発レッドなんて、時間帯と得点差からしたら、次の試合を考えたら、もうそこまで意地にならなくても良いのに、よくまあこの期に及んでそこまでやらかすものだと思いながら、元々大熊氏を招聘されて内心面白くないだろうキジェだが、今回で更に追い込まれてしまったそのキジェは、内心どう思っているのかなぁ、なんて相手の事情すら心配してしまった。でもまあ京都の守備が崩壊しようが退場者が出ようが、同じJ1という土俵での戦いだから、決して真からの同情はしないけど。

そもそも今回は、京都が得点力が少ないチームだからという事実に助けられての無失点だったが、実際うちも守備は不安定であり、正直3点リードするまでは今回も安心は出来なかったよ。ただ前節も3点リードしてから一度は1点差まで迫られたから、3点リードも今のレッズは決して安全圏ではないんだけどさ。後半2度も自爆気味にやらかして相手にヤバいシュートを撃たれた時は、やっぱりうちの今季の守備もやべー!と素直に思った(苦笑)←いや笑い事ではない。
その今回の守備面は、左は大畑が入ったから余り狙われなかったかわりに、腰に爆弾を抱えながら満身創痍でプレーする石原の右を執拗に狙われて、序盤は相手の後先を考えないような激しいハイプレスに圧されながら、なかなかボールを保持できない内にかなり相手に押し込まれたし。
それでも耐えた石原の天晴れさと、うちの冷静な大人の守備、特に痛みに耐えながらプレーする石原を助けようと、後方で必死に気遣いながらプレーしていたショルツの素晴らしさよ。そんでもって石原が満身創痍な状態で、酒井が復帰したのは良いタイミング。尤も石原からしたら、その酒井の離脱からスタメンを掴んでここまで来た以上、いくら自身は腰に爆弾を抱えようが、絶対にスタメンの座を酒井に返上したくはないだろうから、こうなると右サイドバックのスタメン争いも過激になるぞ。これぞレベルの高い競争である。うむ、善きかな善きかな。

240515ホーム京都戦 2節前のマリノス戦の勝利の後に、マリノスのACL決勝控えの極端な温存策やら、そもそもレッズ自体が不安定なチーム状態なんだから、連勝は期待しない、いや期待してはいけない、みたいな斜め目線の記事を書いておきながら、いざ(1歩違えば勝利を逃す危うい試合だったけど)その次の新潟戦に勝って、これにより新体制に於けるリーグ戦の初連勝という事になると、対戦相手の事情や試合内容などはどんどん脳裏から薄れて行き、少し前まで謙虚な気持ちで記事を書いた筈だったその舌の根も乾かず内にというか、一転してまあ人間これ欲が出るもので、何時の間にか、よっしゃ連勝したんだったら、じゃあ次は3連勝だろウヒヒヒヒヒヒ!って気持ちになってしまうのが、本当に人間の欲深いところである。まあウヒヒヒヒヒヒは余計として。
そんなところをサッカーの神様に見透かされて、時に痛いお仕置きを喰らう可能性もなきにしもあらずな訳だから、いや今回はサッカーの神様が恐らく明後日の方向に向いていてくれたからか、欲を出したらストレートに良い結果だけ手に入れた形になった。レッズに於けるヘグモン体制は、前節の初の連勝に続き、初の3連勝である。

こうなると、当然ながら、4連・・・いやいやいや、次こそ、冷静に、冷静に、謙虚に行こうよ(ホントかよ)。


追 記
オフィシャルで、こんな注意喚起が出たから、一応載せておこう。

◆浦和レッズサポーターになりすました人物に関する注意喚起(レッズオフィシャル)

これ、なりすまされた側やクラブには損害を与える行為になる訳だから、ようは名誉毀損や営業妨害という立派な犯罪である。
なりすまし犯は深く考えないで犯行に及んでいるのかもしれないが、バイトや客がテロ行為をSNSにアップして大問題に発展しているように、実際はおふざけや悪戯では済まされないぞ。

そしてやっぱり、こういうなりすまし犯が現れたなぁ、という印象である。
勿論なりすましに関しては犯人が一番悪いし、その原因を作って来た日頃から騒動を起こす一部の輩が問題なのも前提だが、Jリーグ本部も、客が起こした問題を、何でもかんでもクラブに責任を押し付ける上に、マスゴミも面白がって、レッズが起こした問題だけやたら過剰に報道するから、行き着くところ、決まってこういう愉快犯みたいなのが現れるんだよなぁ。
クラブは当然ながら厳正な対処が必要だが、これを機にJリーグもマスゴミも、責任の本当の所在や報道方法を、よーく考えてくれないと困るよ・・・。

ーーーーーー
J1リーグ第14節 浦和3-0京都
得点/42分・安居(浦)、55分・凌磨(浦)、77分・サンタナ(浦)
主審=高崎航地
観衆:20,737人
2024年  J1リーグ第13節
アルビレックス新潟2―4浦和レッズ
〜デンカビッグスワンスタジアム

240511アウェー新潟戦 240511アウェー新潟戦2
新潟がいくら去年J1に復帰しても、相変わらず御得意中の御得意であり、ヤバい試合をしても何故か勝てる、または負けない地・ビッグスワンであるが、しかし今回もその法則に則っての、ヤバい試合をしても勝てるスペシャルの発動である。

スペシャルとか今だから余裕ぶっこいてるけど、実際のところ3点リードしながら、後半だけで1点差に迫られるという大焦りの試合は、普通に考えたら守備が余程に不安定なチームでなければ発生しない訳であって、まあ今季のレッズを理解している人は、それを普通にわかっているんだけれど、つまり余程に守備が不安定だからである。
普通3点リードした状態ならば、守りに入っても誰も文句は言えないし、こちらは余裕をもって受け身に回りながら、焦りながら前掛かりになる相手を往なし続けて、まあ最後の方で相手にご祝儀代わりの1失点くらいは喰らうのも仕方ないな〜・・・くらいの大人な展開になるんだけど、今のうちの場合って、3点もリードしても守備がバタバタしながら、一旦相手の形振り構わぬ攻勢を受けると、もう後手々々バタバタで失点を重ねるチームなのである。

これは今に始まった事ではなく、今季の守備面のかなりヤバい部分だが、つまりサイドはサイドでバイタルを簡単に破られ、中の対応はボールウォッチャーで、ブロックや相手のマークはどうなっているんだ?というくらい、個人が対応するだけのスカスカのポケットに侵入されてシュートを撃たれ失点を重ねてしまうという、数字上は2失点だが、内容的には前半から同じような崩され方からシュートを許し、少なくとも6回は同じ危険なシーンで、枠外か西川正面で助けられたシーンばかり。まあよく2失点で済んだし、ぶっちゃけ終盤は同点に追い付かれる悲劇も覚悟したよ。ロスタイム11分というのも表示された途端に悲壮感満々だったし。
最後にPK獲得で助かったのが、本当に助かった。もちろんこちらから積極的に仕掛けなければ、PKを獲得する事は先ず難しい訳だから、あの時間帯に外に逃げず、中を選択した攻撃の姿勢が結果的に良かった訳だが。反対に中に仕掛けたところロストしてカウンター喰らって失点、なんて事になっていたら、暴動ものだったかもしれないが。サッカーはそういうとこ紙一重の世界だからねぇ。

ピンチや失点ばかりをクローズアップしておいて、うちのゴールを褒めないのはフェアじゃないから、そこもしっかり見てはいるし、先制点なんて速い繋ぎと縦への意識とアシストすべき選手と決めるべき選手、全てが揃った理想系だった訳で、いつも最初の10分はやたら期待値が高い今のサッカーは、こういう時間帯で決められるか否かは、今回を見てもその後のゲームの内容を左右するものである。
追加点と(あの時点では)ダメ押し点は、自らややシステムを可変して相手のマークを大混乱させての、スイッチを入れた途端にカウンターから相手のマークを最後の1人だけフリーに持って行きシュートレンジに迫らせるという、インテリジェンスに優れた作戦であった。
こんな理想的なサッカーをここまで展開したのに、まさかその後から相手の一大攻勢に、大焦りの状態にまで迫られる事になろうとは、その時点では露程にも思っていなかったが・・・。

これ相手にやたらボールを奪われては取り戻せない状態のまま、危険なラストパスやシュートまで持ち込まれる最初のキッカケって、殆ど肉弾戦から球際の弱さでボールを奪われているからなんだよね。そこの球際で負けて、バタバタ味方が倒れたりするでしょ。このタイミングで前掛かりになっている味方のプレスやカウンター準備体制から、おっとっとと一瞬足が止まってしまうと、後ろにポッカリ空いたスペースを簡単に狙われてしまい、守備はもうその時点で後手になるから、そこから一気にエリア内までつけ込まれる。舞行龍ジェームズに球際負けして裏を狙われたシーンなんて、幾度あった事か。
うちってドリブラーやテクニシャンが多い事からわかるように、技術面は代表クラスの選手が多いが、その代償なのか球際の弱い選手も多過ぎ。フィジカルより技術という、そういう選手を揃えるのがうちの伝統と言ってしまえばそれまでだが、技術とフィジカルの二兎を追えないのもレッズの悪い部分である。

話を試合内容に戻すが、まあ最後はよく耐えてPKまで獲得した訳だが、2失点目を喰らった直後に、自陣の中央に味方が集まり、青空会議して今一度の確認作業と気合いの入れ直しを行って、引き締めたのはチームとして大変良かったと思う。
本来ベンチワークからこれをやらないといけないんだが、耐える選手が疲労困憊の満身創痍から痛めたり足を吊ったりと、バタバタと選手が限界を迎える中で、スクランブル的に交代策に精一杯になっていた節はあるな。ヘグモンもいつも以上に、何度もテクニカルエリアとベンチを行ったり来たりの繰り返しだった。さすがに後半の守備の乱れっぷりと、痛む選手の続出には、かなり頭を悩ませて大変な状態に陥っていたという事だろう。

繰り返すが、さすがに3点リードから後半だけで1点差に迫られたり、ロスタイム11分は生きた心地どころか端からその分数が出た時点で真っ青になったしで、PKを獲得した時は、本当に助かったという安堵感だけだったか、もうPK蹴らなくて良いから、そのまま時間稼ぎで突っ立っていて良いよと、メチャクチャな事さえ思ってしまった。実際にはそんな事をしても遅延行為だけで、時間は消費されいのはわかっているんだけどさ。まあそれだけ何でもすがりたい最後のロスタイム11分間だったのである。

240511アウェー新潟戦3 結果的についにヘグモン体制でリーグ戦では初の連勝となった訳で、それはそれで記念すべき試合と勝利になった自体は良かったが、それがこういう乱れた試合であったのも、ヘグモン体制の守備は二の次チームの弱点らしいというか、やはり守備に穴がある以上は、起こるべくして起きた乱戦だったのかもしれない。でも今のところその穴を本気で塞ごうとする素振りは見えないし、複数失点してから選手が青空会議をやっている位だから、いやはやこりゃあやはり今季は、多少の失点は覚悟して、それを上回る得点力を身に付けて勝つしかないと、改めてそう思った次第である。

240511ザ・美酒 240511ザ・美酒2
240511ザ・美酒3 240511ザ・美酒4
今回は去年の前泊に続き、試合がキックオフと終了時間が早いんで時間の余裕を保てる分、宿は古町である。だから古町の、昔行った店を十年以上ぶりの再訪によるザ・美酒である。
メチャクチャな試合内容からの、そんな緊張感から解放されての勝利の安堵感で、やたら腹が空いたのか、新潟の海の幸や、超値がはる肉厚のスペアリブとか、料理を注文しまくりで大変な事になりながら、更に古町をさ迷い歩き、中華屋で二次会して、宿に帰還する時間と、このブログを書く時間が大変な事になった。アウェーは酔っ払っい帰還からいつもみたいに寝落ちして、涎たらしながらハッと起きて、夜中3時過ぎとか早朝5時に慌てて更新にならなかっただけマシか(笑)

ちなみに古町の宿は、去年の前泊時に利用した、例の名物女将が君臨する、名物旅館である。女将、8ヶ月ぶり再会直後から相変わらず弾丸トーク炸裂であった。

そういや去年の新潟は試合の日にジャニーズとぶつけられ、駅前でジャニヲタと仁義なき無意味な戦いを繰り広げたのを思い出したが、今回も何とかっていうアイドルだか何だかのコンサートとぶつかったが、その女子は新潟行きの高速バスからして沸いていたものの、去年程の混雑っぷりではなかみったな。とはいうものの、試合の日にいちいちアイドルイベントと被るの、色々と面倒だから、やめてくれんかなぁ・・・。

ーーーーーー
J1リーグ第13節 新潟2-4浦和
得点/4分・サンタナ(浦)、65分・グスタフソン(浦)、69分・前田(浦)、75分・太田(新)、87分・長倉(新)、90+12分・サンタナPK(浦)
主審=笠原寛貴
観衆:24,652人
          
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第38節 浦和0-0新潟 ・・・次の試合/J1リーグ第1節 神戸-浦和(ノエビアスタジアム神戸=2月15日14:00キックオフ)


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埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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