浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
さて、今年もいよいよ総括する時がやって来た。
ここ例年は負けたりタイトルを逃してシーズン終了という、実に暗い終わり方を経験して来たが、今年はそれとは違う、勝利して、タイトルを獲得して終了という、実に理想的な終わり方を久々に経験する事が出来た。
過去2年の総括に於いて、悪い意味でも良い意味でも「終わり良ければ全て良し」という表現を引用して総括を進めた。しかし今年は素直に良い意味で、この表現を使ってシーズンを終える事が出来る。
その表現で締め括る為に、去年終盤のリーグ戦の不安から今季開幕前にたれ込めた暗雲、そして序盤の苦闘の振り返りは、余り思い出したくは無いものの避けては通れない。
結論から言ってしまうと、堀の続投が第一であり最大の失敗であった。フロントは来季監督続投条件として、堀へ「来季のACL出場権獲得」という明確なノルマを課して監督へ就任させた。ところが最終的な順位は7位と、ノルマには程遠い成績で終えた。ミシャ体制で崩壊しかけたチームを受け継いだという点を考慮すれば、良くぞ7位で踏み留まらせたという見方も出来たが、ミシャサッカーの欠陥部分を修正して上向かせたチームを、堀は途中から自ら思考するサッカーへシフトし、これで途端にチームが不安定になり、とりわけリーグ戦最後で無得点で3連敗するという致命的な失態は、絶対に見逃せない部分であった。これにより世論は、堀の監督としての資質に、大きな疑問と不安を抱いた。
しかし、リーグ戦に相反して、ACLでは優勝した事で、リーグ戦の成績の現実が霞んでしまい、フロントも当初の続投条件は何処へやら、ノルマを撤廃して堀を続投させてしまった。ここが第一の失敗であり、翌年に続く暗雲の始まりであった。
第2に、ラファエルシルバの放出があった。既に来季の構想が出来上がり、チームを作る初期段階に於いて、突然ラファエルシルバが中国2部の武漢へ移籍してしまった。中国マネーによる完全な引き抜きであった。まさかの段階での引き抜きは、誰の眼から見ても寝耳に水で、これによりチームは、大きな計算が出来る強力な戦力を信じられない時期に失う羽目になり、これで攻撃力と得点力の激減は避けられない形になってしまった。
第3に、マルティノス獲得の失敗。元々堀は、このマルティノスとラファエルシルバを両翼に置き、両者の個人技により攻撃力を支えるという構想であった。マルティノス獲得は堀の強い希望により実現したものである。つまりマルティノスは、堀サッカーを支える鍵であり肝であった。
ところが蓋を開けてみると、このマルティノスが、全くと言って良い程に機能せず、空回りを繰り返し続けては、チームの成績低下の大きな原因になってしまう。
前述したように、開幕前にラファエルシルバが引き抜かれ片翼を失っていて、更に大枚叩いて肝入りで獲得したマルティノスも全く機能しなかった。構想の肝であった両翼の攻撃力が消滅した。早くも大失敗は明白。この時点で他に引き出しが無い堀のサッカーは詰んでしまったのである。
結果、第4節までにリーグ戦は1試合も勝てずに2敗2分と散々な成績の17位。またサッカーの質も、チームとして全く成り立っていない内容。タイトルを使命付けられたチームの成績としては、明らかな解任レベルである。
取り返しのつく内に、一刻も早く手を打たなければいけない。ここで次の試合までに2週間の空きがあり、監督を交代させるには絶好の機会だった。にも拘わらず、フロントは堀を続投させてしまった。堀支持を打ち出したフロントだったが、実は日頃の準備不足が響いて動けなかっただけなのかもしれない。
そして案の定、中断明けの第5節でも磐田に敗れ、ここでようやく堀が解任される。傷口を更に拡げるだけで2週間の貴重な時間を台無しにした、フロントの後手々々人事である。試合数の少ないサッカーに於いて、1日々々はひじょうに貴重なものとなるが、それを2週間も無駄にしたフロントの判断力の低さは相変わらずであった。
次期正式な監督が決まる間の繋ぎとして、育成ダイレクターだった大槻氏を暫定監督として昇格させたが、この時点でトップチームからではなくユースチームからの人事という点は、チーム体制の層の薄さ、クラブの危機管理能力の低さも露呈した。
また失敗人事を繰り返していた山道強化部長の任をようやく解き、中村修三氏を呼び戻してプロ契約でGMに就任させたが、この過程で空白期間を作ってしまった。
以上がチーム建て直しに向けた春先の流れだったが、ここから先は本当に奇跡的と言うか、後任人事が本当に奏功したと言える。
大槻組長は、堀体制で崩壊していたチームを、先ずは強い精神論で意識改革を施し、サッカーに関しては至極シンプルな戦略と戦術に切り替えて選手の役割をハッキリさせた。余計な事を考えなくて済むようになった選手は、動きが活性化し、結果リーグ戦は6節から9節まで3勝1分と勝ち点を10も上積みし、当面の危機を脱した。
この大槻組長の存在は、レッズにとって本当に救世主であった。堀の解任劇とトップコーチ陣の不足が無ければ、未だ育成の責任者として、裏方に埋もれていたであろう人物である。それが皮肉にもチームが危機的状態に陥った事で表舞台に登る事になり、世間にその強烈な存在感を示したのである。まさに怪我の功名であった。
そしてオリヴェイラに行き着く事になる訳だが、オリヴェイラ就任後の成績も既に周知の通り。
このオリヴェイラに関しては、中村GMの求めた「Jリーグを良く知る監督」としての最上位でリストアップされた人物であった。監督経験は豊富で、鹿島でも3冠を成し遂げた大きな実績はあったが、但しブラジルでは渡り鳥のように1年毎にチームを渡り歩いており、当初はそれが不安視された。
ここ例年は負けたりタイトルを逃してシーズン終了という、実に暗い終わり方を経験して来たが、今年はそれとは違う、勝利して、タイトルを獲得して終了という、実に理想的な終わり方を久々に経験する事が出来た。
過去2年の総括に於いて、悪い意味でも良い意味でも「終わり良ければ全て良し」という表現を引用して総括を進めた。しかし今年は素直に良い意味で、この表現を使ってシーズンを終える事が出来る。
その表現で締め括る為に、去年終盤のリーグ戦の不安から今季開幕前にたれ込めた暗雲、そして序盤の苦闘の振り返りは、余り思い出したくは無いものの避けては通れない。
結論から言ってしまうと、堀の続投が第一であり最大の失敗であった。フロントは来季監督続投条件として、堀へ「来季のACL出場権獲得」という明確なノルマを課して監督へ就任させた。ところが最終的な順位は7位と、ノルマには程遠い成績で終えた。ミシャ体制で崩壊しかけたチームを受け継いだという点を考慮すれば、良くぞ7位で踏み留まらせたという見方も出来たが、ミシャサッカーの欠陥部分を修正して上向かせたチームを、堀は途中から自ら思考するサッカーへシフトし、これで途端にチームが不安定になり、とりわけリーグ戦最後で無得点で3連敗するという致命的な失態は、絶対に見逃せない部分であった。これにより世論は、堀の監督としての資質に、大きな疑問と不安を抱いた。
しかし、リーグ戦に相反して、ACLでは優勝した事で、リーグ戦の成績の現実が霞んでしまい、フロントも当初の続投条件は何処へやら、ノルマを撤廃して堀を続投させてしまった。ここが第一の失敗であり、翌年に続く暗雲の始まりであった。
第2に、ラファエルシルバの放出があった。既に来季の構想が出来上がり、チームを作る初期段階に於いて、突然ラファエルシルバが中国2部の武漢へ移籍してしまった。中国マネーによる完全な引き抜きであった。まさかの段階での引き抜きは、誰の眼から見ても寝耳に水で、これによりチームは、大きな計算が出来る強力な戦力を信じられない時期に失う羽目になり、これで攻撃力と得点力の激減は避けられない形になってしまった。
第3に、マルティノス獲得の失敗。元々堀は、このマルティノスとラファエルシルバを両翼に置き、両者の個人技により攻撃力を支えるという構想であった。マルティノス獲得は堀の強い希望により実現したものである。つまりマルティノスは、堀サッカーを支える鍵であり肝であった。
ところが蓋を開けてみると、このマルティノスが、全くと言って良い程に機能せず、空回りを繰り返し続けては、チームの成績低下の大きな原因になってしまう。
前述したように、開幕前にラファエルシルバが引き抜かれ片翼を失っていて、更に大枚叩いて肝入りで獲得したマルティノスも全く機能しなかった。構想の肝であった両翼の攻撃力が消滅した。早くも大失敗は明白。この時点で他に引き出しが無い堀のサッカーは詰んでしまったのである。
結果、第4節までにリーグ戦は1試合も勝てずに2敗2分と散々な成績の17位。またサッカーの質も、チームとして全く成り立っていない内容。タイトルを使命付けられたチームの成績としては、明らかな解任レベルである。
取り返しのつく内に、一刻も早く手を打たなければいけない。ここで次の試合までに2週間の空きがあり、監督を交代させるには絶好の機会だった。にも拘わらず、フロントは堀を続投させてしまった。堀支持を打ち出したフロントだったが、実は日頃の準備不足が響いて動けなかっただけなのかもしれない。
そして案の定、中断明けの第5節でも磐田に敗れ、ここでようやく堀が解任される。傷口を更に拡げるだけで2週間の貴重な時間を台無しにした、フロントの後手々々人事である。試合数の少ないサッカーに於いて、1日々々はひじょうに貴重なものとなるが、それを2週間も無駄にしたフロントの判断力の低さは相変わらずであった。
次期正式な監督が決まる間の繋ぎとして、育成ダイレクターだった大槻氏を暫定監督として昇格させたが、この時点でトップチームからではなくユースチームからの人事という点は、チーム体制の層の薄さ、クラブの危機管理能力の低さも露呈した。
また失敗人事を繰り返していた山道強化部長の任をようやく解き、中村修三氏を呼び戻してプロ契約でGMに就任させたが、この過程で空白期間を作ってしまった。
以上がチーム建て直しに向けた春先の流れだったが、ここから先は本当に奇跡的と言うか、後任人事が本当に奏功したと言える。
大槻組長は、堀体制で崩壊していたチームを、先ずは強い精神論で意識改革を施し、サッカーに関しては至極シンプルな戦略と戦術に切り替えて選手の役割をハッキリさせた。余計な事を考えなくて済むようになった選手は、動きが活性化し、結果リーグ戦は6節から9節まで3勝1分と勝ち点を10も上積みし、当面の危機を脱した。
この大槻組長の存在は、レッズにとって本当に救世主であった。堀の解任劇とトップコーチ陣の不足が無ければ、未だ育成の責任者として、裏方に埋もれていたであろう人物である。それが皮肉にもチームが危機的状態に陥った事で表舞台に登る事になり、世間にその強烈な存在感を示したのである。まさに怪我の功名であった。
そしてオリヴェイラに行き着く事になる訳だが、オリヴェイラ就任後の成績も既に周知の通り。
このオリヴェイラに関しては、中村GMの求めた「Jリーグを良く知る監督」としての最上位でリストアップされた人物であった。監督経験は豊富で、鹿島でも3冠を成し遂げた大きな実績はあったが、但しブラジルでは渡り鳥のように1年毎にチームを渡り歩いており、当初はそれが不安視された。
結局そこは杞憂に終わるのだが、オリヴェイラを選んだ理由は、やはり鹿島時代の実績が大きく影響していた筈である。
この大槻組長とオリヴェイラの存在が、序盤から出口が見えない状態でJ2降格すら危ぶまれたチームを、根底から救ってくれたのは確かである。
オリヴェイラもチームを把握しきれない序盤こそ勝利は少なかったものの、ワールドカップの長い中断期間を使って自分流のチームに建て直せた事で、そこからは飛躍的に勝ち星に恵まれるようになった。練習に厳しさを加えて開幕前に不足していたフィジカル強化を徹底的に行う一方で、これまで長くチームの基盤であったポゼッション重視のサッカーから、現実的な堅守速攻型に変えた事で、接戦を守りきれる勝負強いサッカーが可能になったのである。勿論ここにはオリヴェイラの戦略家としての高いマネジメント能力や、人身を掌握する選手の扱いの上手さが含まれる。ましてや遠藤の移籍やファブリシオの長期離脱で大幅な戦力ダウンの危機に陥ったにも拘わらず、それを乗り越えて勝ち点を積み上げられたのも、オリヴェイラの日頃からの士気向上努力があったからこそだろう。
これらの積み重ねが、一時は下位をさ迷っていたチームを、最終的には5位まで引き上げ、更に天皇杯に至っては通算僅か1失点という驚異的な記録を叩き出して、見事優勝にまで登り詰めた。これも全ては練習通り、戦略と戦術通りの、納得と根拠ある成績を得た形となった。
何事も現実をしっかり見据えて人事を尽くして取り組めば、成功を納める事が出来るのだという事を、見事に証明したシーズンになったと思う。
これまでのレッズは、ハッキリ言ってしまえば理想ばかりを追い求める一方で、監督人事にしても選手補強にしてもフロントの姿勢にしても、人事を尽くしたとは言い難いぬるま湯体質を続けて来た。去年のミシャ体制崩壊や堀のリーグ戦終盤の不振からも、何も学ばなかった。その結果、必然的に今季シーズン序盤の悲劇を招いたと言える。そういう意味では堀も、本当のプロになりきれていないフロントの犠牲者だったのかもしれない。都合の良いように振り回した堀への扱いを、フロントは大いに反省しなければならない。
そして来季に不安を残したまま、明らかな穴があるにも拘わらず、安易に監督を続投させる事が、如何なる悲劇を招くかという事を、クラブは学んだだろうか。
そうならない為に、日本はおろか世界に目を張り巡らせて、常に人材を調査し続ける。パイプを拡げて維持し続ける。レッズというクラブは、この点が実に稀薄である。そして自ら努力して動かない事が怠慢に繋がっている。
しかし例年と違い、今季終了時点でのチーム状態は良好である。オリヴェイラ招聘が大成功を納めた事や、大槻組長のヘッドコーチ就任によって、チーム指導陣の体制は磐石なものを築けたと思う。
また平川は引退するものの相変わらず選手陣はベテランが増えているとはいえ、橋岡や荻原や柴戸などルーキーが高いレベルで絡めているなど、若返りに向けての明るい材料がある。そこに加えて理想的な補強が成功すれば、オリヴェイラの指導力と合わせて、本気でリーグ戦とACLを狙えるチームが出来上がる予感がある。
例年と違い来季に向けて不安より期待が高いのも、やはり監督や選手の存在感の違いであろう。
フロントはその期待を潰さないよう、しっかりオリヴェイラとコミュニケーションを交えつつ、万全のサポート体制で支えてあげてほしい。
補強に関しても、もう例年のような数だけの補充レベルの中途半端な補強をやめて、本気で今居る主力選手のポジションを奪えるレベルの有力選手を獲りに行ってほしい。そうならなければチーム戦力は絶対にアップしないのだから。このクラブは、やはりフロントが本気を出せるかどうかに懸かっている。
最後に来季の絶対的な目標を定めたい。それはリーグ優勝する事。もはやこれしかないだろう。さあ今から、それに向けての戦いの始まりだ。
という事で、皆さん改めまして今シーズンも大変お疲れ様でした。
今季は序盤の躓きから一時は降格すら危ぶまれる苦しい時期も経験しましたが、今となってはそれもひとつの思い出。勿論忘れてはいけない事ですが、そんな事があったのが嘘のように、最後は最高の気分でシーズンを終える事が出来ました。そこで今こそ、この言葉を本当の意味で使いたいと思います。即ち「終わり良ければ全て良し」。やはり優勝は、タイトル獲得は良いものです。サポーターを真から幸せにしてくれます。
来季はこれをリーグ優勝という形で味わいたいです。勿論ACLもあります。また熱いシーズンになる事でしょう。それを期待しつつ、引き続きレッズの動向に注目して行きましょう。そして当ブログも、引き続きよろしくお願い致します。
この大槻組長とオリヴェイラの存在が、序盤から出口が見えない状態でJ2降格すら危ぶまれたチームを、根底から救ってくれたのは確かである。
オリヴェイラもチームを把握しきれない序盤こそ勝利は少なかったものの、ワールドカップの長い中断期間を使って自分流のチームに建て直せた事で、そこからは飛躍的に勝ち星に恵まれるようになった。練習に厳しさを加えて開幕前に不足していたフィジカル強化を徹底的に行う一方で、これまで長くチームの基盤であったポゼッション重視のサッカーから、現実的な堅守速攻型に変えた事で、接戦を守りきれる勝負強いサッカーが可能になったのである。勿論ここにはオリヴェイラの戦略家としての高いマネジメント能力や、人身を掌握する選手の扱いの上手さが含まれる。ましてや遠藤の移籍やファブリシオの長期離脱で大幅な戦力ダウンの危機に陥ったにも拘わらず、それを乗り越えて勝ち点を積み上げられたのも、オリヴェイラの日頃からの士気向上努力があったからこそだろう。
これらの積み重ねが、一時は下位をさ迷っていたチームを、最終的には5位まで引き上げ、更に天皇杯に至っては通算僅か1失点という驚異的な記録を叩き出して、見事優勝にまで登り詰めた。これも全ては練習通り、戦略と戦術通りの、納得と根拠ある成績を得た形となった。
何事も現実をしっかり見据えて人事を尽くして取り組めば、成功を納める事が出来るのだという事を、見事に証明したシーズンになったと思う。
これまでのレッズは、ハッキリ言ってしまえば理想ばかりを追い求める一方で、監督人事にしても選手補強にしてもフロントの姿勢にしても、人事を尽くしたとは言い難いぬるま湯体質を続けて来た。去年のミシャ体制崩壊や堀のリーグ戦終盤の不振からも、何も学ばなかった。その結果、必然的に今季シーズン序盤の悲劇を招いたと言える。そういう意味では堀も、本当のプロになりきれていないフロントの犠牲者だったのかもしれない。都合の良いように振り回した堀への扱いを、フロントは大いに反省しなければならない。
そして来季に不安を残したまま、明らかな穴があるにも拘わらず、安易に監督を続投させる事が、如何なる悲劇を招くかという事を、クラブは学んだだろうか。
そうならない為に、日本はおろか世界に目を張り巡らせて、常に人材を調査し続ける。パイプを拡げて維持し続ける。レッズというクラブは、この点が実に稀薄である。そして自ら努力して動かない事が怠慢に繋がっている。
しかし例年と違い、今季終了時点でのチーム状態は良好である。オリヴェイラ招聘が大成功を納めた事や、大槻組長のヘッドコーチ就任によって、チーム指導陣の体制は磐石なものを築けたと思う。
また平川は引退するものの相変わらず選手陣はベテランが増えているとはいえ、橋岡や荻原や柴戸などルーキーが高いレベルで絡めているなど、若返りに向けての明るい材料がある。そこに加えて理想的な補強が成功すれば、オリヴェイラの指導力と合わせて、本気でリーグ戦とACLを狙えるチームが出来上がる予感がある。
例年と違い来季に向けて不安より期待が高いのも、やはり監督や選手の存在感の違いであろう。
フロントはその期待を潰さないよう、しっかりオリヴェイラとコミュニケーションを交えつつ、万全のサポート体制で支えてあげてほしい。
補強に関しても、もう例年のような数だけの補充レベルの中途半端な補強をやめて、本気で今居る主力選手のポジションを奪えるレベルの有力選手を獲りに行ってほしい。そうならなければチーム戦力は絶対にアップしないのだから。このクラブは、やはりフロントが本気を出せるかどうかに懸かっている。
最後に来季の絶対的な目標を定めたい。それはリーグ優勝する事。もはやこれしかないだろう。さあ今から、それに向けての戦いの始まりだ。
という事で、皆さん改めまして今シーズンも大変お疲れ様でした。
今季は序盤の躓きから一時は降格すら危ぶまれる苦しい時期も経験しましたが、今となってはそれもひとつの思い出。勿論忘れてはいけない事ですが、そんな事があったのが嘘のように、最後は最高の気分でシーズンを終える事が出来ました。そこで今こそ、この言葉を本当の意味で使いたいと思います。即ち「終わり良ければ全て良し」。やはり優勝は、タイトル獲得は良いものです。サポーターを真から幸せにしてくれます。
来季はこれをリーグ優勝という形で味わいたいです。勿論ACLもあります。また熱いシーズンになる事でしょう。それを期待しつつ、引き続きレッズの動向に注目して行きましょう。そして当ブログも、引き続きよろしくお願い致します。
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2018年 天皇杯・決勝
浦和レッズ1-0ベガルタ仙台
~埼玉スタジアム2002
やったぜー!皆よく頑張りましたー!優勝ー!おめでとう!
宇賀神、スーパーミドル偉い!
オリヴェイラ、嫁さんの誕生日おめでとう!

さあ再び世界へ!
で、協会の糞日程のせいで、明日仕事だから浦和に行っている時間が無いから、東川口でザ・優勝美酒!
おめでとう!お疲れ様!
後で追記します(笑)
↓↓↓
で、午前様で帰宅してから更にザ・美酒っていたら、やや二日酔い気味になったが、この頭の重さも優勝の重さに比べたら軽いものだ。
最後のロスタイム5分が10分位に長く感じられた。実際5分過ぎてもなかなか笛が鳴らされなかったと思ったが、終了の笛が響いた瞬間、絶叫して仲間と抱き合い歓喜の瞬間を迎えた。やはり少し涙が出た。
鹿島戦で負傷退場して出場が危ぶまれた興梠、武藤、青木が間に合った。ホッとした。のも束の間、今度はマウリシオ大先生が急な怪我で出られなくなってしまった。一瞬青くなった。しかし阿部が居た。頼もしかった。
鹿島戦同様、本当に耐えに耐えた試合だった。渡辺監督体制で成熟機を迎えている仙台のパスサッカーに主導権を握られ続けた。13分にコーナーキックの流れから、宇賀神の神掛かったスーパーボレーが炸裂した。まさかこの1点が決勝点になろうとは、その時は思っていなかった。
油断大敵で気の引き締め直しは当然だったが、総合力とホーム埼スタでは大の御得意の仙台が相手だけあって、正直普通にやれば2点3点獲って勝てると思っていた。懸念材料は鹿島戦後の燃え付き症候群の心配とマウリシオ欠場くらいだった。
ボールは仙台に支配され16本ものシュートを撃たれたが、レッズの戦い方は鹿島戦と全く同じ。超組織的に堅く守ってのクリア一辺倒でのカウンター狙い1本。ここはブレない。一見攻められているように見えて、レッズは完全に狙い通りのサッカーで、実は手の内はレッズにあった。後一歩でタイトルを逃しまくっていたミシャレッズは、このやり方を忌避して自滅していたのだ。皮肉にも仙台が数年前のレッズに見えた。サッカーに正解は無い。しかし最後に勝った者が正解である。
今季リーグ戦の序盤の躓きから途中まで本当に苦しいシーズンを味わったが、それを乗り越えた事で、サッカーの神様が贈ってくれたご褒美なのかな。
天皇杯優勝でシーズンの幕を閉じれるのは、サポーターにとってもサポ冥利につきる終わり方。タイトルを獲得して最高の形でシーズンを終える事が出来た。ACL出場権も獲得する事が出来た。本当に良かった。
皆、本当に頑張りました。今年は天皇杯が前倒しされた分、それだけ長く優勝の余韻も楽しめるね。というか鹿島に振り回される協会のお粗末な日程作りに、最初は文句炸裂だったが、終わってみれば優勝だし、ストレートに考えて選手も例年より早く多く休めるのだから、まあ良かったのかな。本当に結果的にだけど。
という事で、レッズに関わる全ての皆さん、改めて優勝おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。
さあここからはストーブリーグで沸きましょう。また近い内に総括します。
------
天皇杯・決勝 浦和1-0仙台
得点/13分・宇賀神(浦)
主審=山本雄大
観衆:50,978人
★
浦和レッズ1-0ベガルタ仙台
~埼玉スタジアム2002
やったぜー!皆よく頑張りましたー!優勝ー!おめでとう!
さあ再び世界へ!
おめでとう!お疲れ様!
後で追記します(笑)
↓↓↓
で、午前様で帰宅してから更にザ・美酒っていたら、やや二日酔い気味になったが、この頭の重さも優勝の重さに比べたら軽いものだ。
最後のロスタイム5分が10分位に長く感じられた。実際5分過ぎてもなかなか笛が鳴らされなかったと思ったが、終了の笛が響いた瞬間、絶叫して仲間と抱き合い歓喜の瞬間を迎えた。やはり少し涙が出た。
鹿島戦で負傷退場して出場が危ぶまれた興梠、武藤、青木が間に合った。ホッとした。のも束の間、今度はマウリシオ大先生が急な怪我で出られなくなってしまった。一瞬青くなった。しかし阿部が居た。頼もしかった。
鹿島戦同様、本当に耐えに耐えた試合だった。渡辺監督体制で成熟機を迎えている仙台のパスサッカーに主導権を握られ続けた。13分にコーナーキックの流れから、宇賀神の神掛かったスーパーボレーが炸裂した。まさかこの1点が決勝点になろうとは、その時は思っていなかった。
油断大敵で気の引き締め直しは当然だったが、総合力とホーム埼スタでは大の御得意の仙台が相手だけあって、正直普通にやれば2点3点獲って勝てると思っていた。懸念材料は鹿島戦後の燃え付き症候群の心配とマウリシオ欠場くらいだった。
ボールは仙台に支配され16本ものシュートを撃たれたが、レッズの戦い方は鹿島戦と全く同じ。超組織的に堅く守ってのクリア一辺倒でのカウンター狙い1本。ここはブレない。一見攻められているように見えて、レッズは完全に狙い通りのサッカーで、実は手の内はレッズにあった。後一歩でタイトルを逃しまくっていたミシャレッズは、このやり方を忌避して自滅していたのだ。皮肉にも仙台が数年前のレッズに見えた。サッカーに正解は無い。しかし最後に勝った者が正解である。
今季リーグ戦の序盤の躓きから途中まで本当に苦しいシーズンを味わったが、それを乗り越えた事で、サッカーの神様が贈ってくれたご褒美なのかな。
天皇杯優勝でシーズンの幕を閉じれるのは、サポーターにとってもサポ冥利につきる終わり方。タイトルを獲得して最高の形でシーズンを終える事が出来た。ACL出場権も獲得する事が出来た。本当に良かった。
皆、本当に頑張りました。今年は天皇杯が前倒しされた分、それだけ長く優勝の余韻も楽しめるね。というか鹿島に振り回される協会のお粗末な日程作りに、最初は文句炸裂だったが、終わってみれば優勝だし、ストレートに考えて選手も例年より早く多く休めるのだから、まあ良かったのかな。本当に結果的にだけど。
という事で、レッズに関わる全ての皆さん、改めて優勝おめでとうございます。そしてお疲れ様でした。
さあここからはストーブリーグで沸きましょう。また近い内に総括します。
天皇杯・決勝 浦和1-0仙台
得点/13分・宇賀神(浦)
主審=山本雄大
観衆:50,978人
★
2018年 天皇杯・準決勝
浦和レッズ1-0鹿島アントラーズ
~カシマサッカースタジアム
鹿島のホームスタジアムでホーム側扱いがレッズで、それなのにホームユニを着ているのは鹿島で、このこんがらがりぶりが、さすが天皇杯といったところか。そんな事実上は決勝戦と言って良い準決勝は・・・。
浦和レッズ1-0鹿島アントラーズ
~カシマサッカースタジアム
鹿島のホームスタジアムでホーム側扱いがレッズで、それなのにホームユニを着ているのは鹿島で、このこんがらがりぶりが、さすが天皇杯といったところか。そんな事実上は決勝戦と言って良い準決勝は・・・。
まさに死闘による総力戦!それを、良く守った!良く耐えた!偉い、偉いぞ!現地組の同士の素晴らしいサポートも、本当にありがとうございます!
しかも興梠、武藤、青木と、痛めて次々に負傷退場して行くというアクシデント大連発にも拘わらず、この悲惨かつ最悪な状況を、まさに総力戦による全員守備で守り抜いた。早めに交代枠を使いきらなければならなかった苦しい展開で、その後も橋岡や李など、他にも痛めて苦しそうな選手が続出する中、それでも起き上がり、足を引き摺りながら、最後までよく戦ってくれたよ。本当に頑張った。
冷静に考えると、興梠&武藤が後半早々に痛めて退くという事は、せっかくリーグ戦最終節に、この2人を完全温存したのに~、という悔しい思いも浮かんでしまうのだったが、とはいえ、それでも勝利を得たのだから、結果的には土曜日の温存策は間違っていなかった、それどころか大成功だったという事にしておこうじゃないか。
というか、温存策といえば、同じく足を痛めていて最終節を回避したマウリシオ大先生が決勝ゴールな訳だし、マウリシオは完封勝利にも大貢献している訳だから、やはり最終節の温存策は間違っていなかったのだ。
とはいえ本当に苦しい内容。立ち上がりから鹿島に押し込まれる展開で、レッズとしては前線に興梠と武藤を残して、後は殆どが自陣の深い位置で守らざるを得なくなる。カウンター狙いと言えば聞こえは良いが、そこは相手が鹿島だけに、なかなか前線に効果的にボールを運ばしてはくれなかった。
そこで困った時のセットプレーという事になってしまうが、オリヴェイラになってから、そのセットプレーをかなり緻密に練習するようになり、その成果で、今やリーグでも屈指のセットプレーが強いチームに変貌しているのが今のレッズ。それだけに最近本当にキック精度が復調した柏木のキックと、ここにセットプレーに強い槙野とマウリシオと岩波が好調を維持しているとなれば、何本か蹴れば1本は必ずゴールを捉えられるという状況。それだけにマウリシオ大先生のも納得のドンピシャヘッドであったし、惜しくもゴールにはならなかったが、その後のコーナーからの岩波のヘッドも、本当に惜しいシュートだった。いやセットプレーが強いチームって、本当に強いチームの要素だと思うよ。本来は鹿島がそういうチームであり、レッズは少し前までは、本当にセットプレーが課題のチームだったのだから。それが最近は鹿島のお株を奪うようなチームに成長したのだから、やはりオリヴェイラの存在なんだなぁと、しみじみそう思う。
それでも引き続き鹿島に対して防戦一方になっていたので、実に心臓に悪いままであったのは確か。そもそも前線には李が1人で、いざカウンターに移ろうにも、柏木が無理にでもドリブルで抜け出そうという場面で、鈍足の柏木では突破できる訳でもなく、ならばロングボールを、と言っても、上記の通り、前線に李が1人だけでは、ボールが届くのを「偶然の産物」に期待するしか他に無い状況であった。
それだけに、もう如何に守ってセーフティーにボールをクリアして耐え続けられるか、とにかく5バック気味にラインを下げて、そこからは集中力の勝負になっていた。リスクをかかけてヘタに繋ごうとはせず、常にクリア一辺倒のやり方をハッキリさせていたのは、メリハリという面で大変良かった。その上で、守備をテコ入れしてある今のレッズだけに、相手のマークを絶対に外さなかったし、絶妙な距離感を保ちつつ、中ではしっかりブロックを作って、鹿島の効果的な侵入をなかなか許さなかった。今のレッズは、ここまで組織的に守れるレベルに成長した。そしていざとなれば個人能力全開で、特に今回の槙野は圧巻の気迫溢れる守備で、大きく完封勝利に貢献してくれた。更に終盤宇賀神が寸ででボールを掻き出したシーンも鳥肌もの。天晴れである。もちろん、どの選手も。
後は、もう少し主審のジャッジがなぁ。まあブーイングレベルではなかったとはいはえ、これはレッズにも鹿島にも言えるけど、明らかなファールを見逃したり、逆に反則判定したり、ゴールキックが鹿島のコーナーキック判定になったりと、追加副審まで付けて開催している試合なくせして、かなり疑問と不満が残るレフェリングだったと思うよ。決勝進出を決める大事な試合だっただけに、余計にそう思った。
そして・・・興梠と武藤と青木、この3人が決勝に間に合うかどうかだが、興梠と武藤はそう重症ではない気はするんだけど、青木は肘を痛めて腕が上がらない風だったから、骨自体が心配。
で、掴み取った決勝進出。相手は仙台。まさか決勝で仙台と当たるとは最初は予想していなかったが、もうここまで来たら相手は何処でも良いのだ。レッズは今回、(仙台と山形には悪いけど)鹿島と事実上の決勝戦を戦い抜いて決勝進出の切符を手に入れたのである。士気は上がりに上がっている。後はホームに帰って、あと1つ勝つだけである。
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天皇杯・準決勝 浦和1-0鹿島
得点/27分・マウリシオ(浦)
主審=福島孝一郎
観衆:13,949人
しかも興梠、武藤、青木と、痛めて次々に負傷退場して行くというアクシデント大連発にも拘わらず、この悲惨かつ最悪な状況を、まさに総力戦による全員守備で守り抜いた。早めに交代枠を使いきらなければならなかった苦しい展開で、その後も橋岡や李など、他にも痛めて苦しそうな選手が続出する中、それでも起き上がり、足を引き摺りながら、最後までよく戦ってくれたよ。本当に頑張った。
冷静に考えると、興梠&武藤が後半早々に痛めて退くという事は、せっかくリーグ戦最終節に、この2人を完全温存したのに~、という悔しい思いも浮かんでしまうのだったが、とはいえ、それでも勝利を得たのだから、結果的には土曜日の温存策は間違っていなかった、それどころか大成功だったという事にしておこうじゃないか。
というか、温存策といえば、同じく足を痛めていて最終節を回避したマウリシオ大先生が決勝ゴールな訳だし、マウリシオは完封勝利にも大貢献している訳だから、やはり最終節の温存策は間違っていなかったのだ。
とはいえ本当に苦しい内容。立ち上がりから鹿島に押し込まれる展開で、レッズとしては前線に興梠と武藤を残して、後は殆どが自陣の深い位置で守らざるを得なくなる。カウンター狙いと言えば聞こえは良いが、そこは相手が鹿島だけに、なかなか前線に効果的にボールを運ばしてはくれなかった。
そこで困った時のセットプレーという事になってしまうが、オリヴェイラになってから、そのセットプレーをかなり緻密に練習するようになり、その成果で、今やリーグでも屈指のセットプレーが強いチームに変貌しているのが今のレッズ。それだけに最近本当にキック精度が復調した柏木のキックと、ここにセットプレーに強い槙野とマウリシオと岩波が好調を維持しているとなれば、何本か蹴れば1本は必ずゴールを捉えられるという状況。それだけにマウリシオ大先生のも納得のドンピシャヘッドであったし、惜しくもゴールにはならなかったが、その後のコーナーからの岩波のヘッドも、本当に惜しいシュートだった。いやセットプレーが強いチームって、本当に強いチームの要素だと思うよ。本来は鹿島がそういうチームであり、レッズは少し前までは、本当にセットプレーが課題のチームだったのだから。それが最近は鹿島のお株を奪うようなチームに成長したのだから、やはりオリヴェイラの存在なんだなぁと、しみじみそう思う。
それでも引き続き鹿島に対して防戦一方になっていたので、実に心臓に悪いままであったのは確か。そもそも前線には李が1人で、いざカウンターに移ろうにも、柏木が無理にでもドリブルで抜け出そうという場面で、鈍足の柏木では突破できる訳でもなく、ならばロングボールを、と言っても、上記の通り、前線に李が1人だけでは、ボールが届くのを「偶然の産物」に期待するしか他に無い状況であった。
それだけに、もう如何に守ってセーフティーにボールをクリアして耐え続けられるか、とにかく5バック気味にラインを下げて、そこからは集中力の勝負になっていた。リスクをかかけてヘタに繋ごうとはせず、常にクリア一辺倒のやり方をハッキリさせていたのは、メリハリという面で大変良かった。その上で、守備をテコ入れしてある今のレッズだけに、相手のマークを絶対に外さなかったし、絶妙な距離感を保ちつつ、中ではしっかりブロックを作って、鹿島の効果的な侵入をなかなか許さなかった。今のレッズは、ここまで組織的に守れるレベルに成長した。そしていざとなれば個人能力全開で、特に今回の槙野は圧巻の気迫溢れる守備で、大きく完封勝利に貢献してくれた。更に終盤宇賀神が寸ででボールを掻き出したシーンも鳥肌もの。天晴れである。もちろん、どの選手も。
後は、もう少し主審のジャッジがなぁ。まあブーイングレベルではなかったとはいはえ、これはレッズにも鹿島にも言えるけど、明らかなファールを見逃したり、逆に反則判定したり、ゴールキックが鹿島のコーナーキック判定になったりと、追加副審まで付けて開催している試合なくせして、かなり疑問と不満が残るレフェリングだったと思うよ。決勝進出を決める大事な試合だっただけに、余計にそう思った。
そして・・・興梠と武藤と青木、この3人が決勝に間に合うかどうかだが、興梠と武藤はそう重症ではない気はするんだけど、青木は肘を痛めて腕が上がらない風だったから、骨自体が心配。
で、掴み取った決勝進出。相手は仙台。まさか決勝で仙台と当たるとは最初は予想していなかったが、もうここまで来たら相手は何処でも良いのだ。レッズは今回、(仙台と山形には悪いけど)鹿島と事実上の決勝戦を戦い抜いて決勝進出の切符を手に入れたのである。士気は上がりに上がっている。後はホームに帰って、あと1つ勝つだけである。
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天皇杯・準決勝 浦和1-0鹿島
得点/27分・マウリシオ(浦)
主審=福島孝一郎
観衆:13,949人
2018年 J1リーグ第34節
浦和レッズ3-2FC東京
~埼玉スタジアム2002
今年は勝利で終えたから、例年に比べたら実に穏やかな社長の挨拶であっだが、相変わらずマニュアル通りの事しか言わないのも毎年の事なんだけどさ。
しかしオリヴェイラも、思い切ったな。宇賀神と長澤はベンチで、興梠と武藤とマウリシオ大先生に至ってはベンチ外。まあマウリシオは元々怪我だし、武藤は前節に脚を痛めた面もあったけど、それでも完全に天皇杯を見据えての温存策であった。
これはこれでメリハリの効いた采配であり、その上で肝心なのは代わりの選手が如何にその穴を埋めるかが大事である。そういう意味では、開始僅か6分でコーナーから先制点を叩き込んだのが、久々にスタメンの李であったというのは、してやったりといったところだ。2トップを組むナバウトも自慢のフィジカルを武器に積極的に攻め込んでいたし、興梠と武藤のコンビも良いが、李とナバウトの2トップも、なかなかの迫力があった。コンビネーションはイマイチと思いきや、李の2点目をアシストしたのはナバウトだったし。ただナバウト、あそこはFWとして考えると自分で撃ってほしかった面もあるな。パスは上手かったけど、李との距離を考えたら、自分でシュートでも良かったんじゃないかなと。ナバウトは献身的で本当に良い選手なんだけど、やはり助っ人FWとしては、リーグ戦で得点を記録してほしかったな・・・。
守備面を見ると槙野が脳震盪から復活したのは良かったが、マウリシオ不在のリベロは、やはり阿部の方が落ち着く事は落ち着く。ただ左ウイングバックが荻原だけあって前には強いが、裏がポッカリで、何度も室屋をフリーにしてはピンチを作っていたのも事実。荻原は攻撃的な面を考えると使うには申し分は無いんだけど、問題はその場合の裏のケアをしっかりしないといけないね。
でも橋岡と荻原というユース生え抜きのルーキーが同時にリーグ戦でスタメン器用されるって、やはり胸踊るよなぁ・・・。
あ、あと忘れていたけど(忘れるなよ)、後半開始早々に失点してアッサリ同点に追い付かれるの、こういうのやめてほしいんだけど。この類いの失点って本当にテンションが下がるんだから。
ところが再びテンションがアップするのが今回の2得点目なんだけど、あの柏木の意表を突いた鬼のような高速リスタートクロスに、何故かゴール射程圏内に飛び込んで来たのが柴戸という・・・やっちまったなぁ柴戸!スタメン器用もさる事ながら、プロ初ゴールをルーキーイヤーの最終節で決めてしまうという、もうテンション上がりまくりの嬉しいゴールが産まれてしまったよ。まあ柴戸は終盤でキープをミスってボールかっ拐われてカウンターを喰らって大ピンチ作ったのは密かな話だが。しかし90分通して、本当に良いプレーを見せたと思うよ、柴戸は。
橋岡とか荻原とか柴戸とか、質の高いルーキーがこれだけ居るのだから、この若手をしっかり代表クラスまで育ててほしいよ。
で、最後に本当に平川を投入したなぁ。まさか本当に使うとは思っていなかったというのが本音なんだけど、最初2点リードした状態で平川がスタンバイ状態になり、ベンチではチームメイト全員が平川を囲むようなシーンが観られたんだけど、直後に失点して1点差に迫られた時は・・・オリヴェイラも一瞬どうしようか迷っただろうけど、それでも平川を入れたなぁ。空気を読んでの勇気ある粋な采配であった。
浦和レッズ3-2FC東京
~埼玉スタジアム2002
しかしオリヴェイラも、思い切ったな。宇賀神と長澤はベンチで、興梠と武藤とマウリシオ大先生に至ってはベンチ外。まあマウリシオは元々怪我だし、武藤は前節に脚を痛めた面もあったけど、それでも完全に天皇杯を見据えての温存策であった。
これはこれでメリハリの効いた采配であり、その上で肝心なのは代わりの選手が如何にその穴を埋めるかが大事である。そういう意味では、開始僅か6分でコーナーから先制点を叩き込んだのが、久々にスタメンの李であったというのは、してやったりといったところだ。2トップを組むナバウトも自慢のフィジカルを武器に積極的に攻め込んでいたし、興梠と武藤のコンビも良いが、李とナバウトの2トップも、なかなかの迫力があった。コンビネーションはイマイチと思いきや、李の2点目をアシストしたのはナバウトだったし。ただナバウト、あそこはFWとして考えると自分で撃ってほしかった面もあるな。パスは上手かったけど、李との距離を考えたら、自分でシュートでも良かったんじゃないかなと。ナバウトは献身的で本当に良い選手なんだけど、やはり助っ人FWとしては、リーグ戦で得点を記録してほしかったな・・・。
守備面を見ると槙野が脳震盪から復活したのは良かったが、マウリシオ不在のリベロは、やはり阿部の方が落ち着く事は落ち着く。ただ左ウイングバックが荻原だけあって前には強いが、裏がポッカリで、何度も室屋をフリーにしてはピンチを作っていたのも事実。荻原は攻撃的な面を考えると使うには申し分は無いんだけど、問題はその場合の裏のケアをしっかりしないといけないね。
でも橋岡と荻原というユース生え抜きのルーキーが同時にリーグ戦でスタメン器用されるって、やはり胸踊るよなぁ・・・。
あ、あと忘れていたけど(忘れるなよ)、後半開始早々に失点してアッサリ同点に追い付かれるの、こういうのやめてほしいんだけど。この類いの失点って本当にテンションが下がるんだから。
ところが再びテンションがアップするのが今回の2得点目なんだけど、あの柏木の意表を突いた鬼のような高速リスタートクロスに、何故かゴール射程圏内に飛び込んで来たのが柴戸という・・・やっちまったなぁ柴戸!スタメン器用もさる事ながら、プロ初ゴールをルーキーイヤーの最終節で決めてしまうという、もうテンション上がりまくりの嬉しいゴールが産まれてしまったよ。まあ柴戸は終盤でキープをミスってボールかっ拐われてカウンターを喰らって大ピンチ作ったのは密かな話だが。しかし90分通して、本当に良いプレーを見せたと思うよ、柴戸は。
橋岡とか荻原とか柴戸とか、質の高いルーキーがこれだけ居るのだから、この若手をしっかり代表クラスまで育ててほしいよ。
で、最後に本当に平川を投入したなぁ。まさか本当に使うとは思っていなかったというのが本音なんだけど、最初2点リードした状態で平川がスタンバイ状態になり、ベンチではチームメイト全員が平川を囲むようなシーンが観られたんだけど、直後に失点して1点差に迫られた時は・・・オリヴェイラも一瞬どうしようか迷っただろうけど、それでも平川を入れたなぁ。空気を読んでの勇気ある粋な采配であった。
柏木との交代で、キャプテンマークを平川に巻かせたのも、また柏木の粋な計らいであった。この時点で少しグッと来たが、更に平川が渾身のプレーでドリブル突破をしようと肉弾戦を繰り広げたシーン、もう鳥肌が立ったし、最後のプレーを焼き付けようと、必死に平川の姿を追っていたロスタイムだった。
最後に、平川は本当にお疲れ様なんだけど、また一人レッズ一筋で現役を全うしたレジェンドが誕生した瞬間という事でもあるな。
平川ってここ4年を除けば、ずっとレッズの主力として頑張って来て、しかもレッズの全てのタイトル獲得を経験している訳だけど、それだけの実績がありながら、意外にも代表とは縁がなく、派手さは無いというか本当に寡黙で、与えられた仕事を黙々とこなして来た印象。縁の下の力持ちとは少し違う感もあるけど、目立たないところでひじょうに良い仕事をする選手だったと思うよ。
平川というと、07年ACL準決勝PK戦の、決勝進出を決めた最後のキッカーの姿が必ず浮かぶけど、個人的には、何時のシーズンだったか忘れたけど、西京極で目の覚めるような超芸術的ループシュートを決めたシーンが強烈に焼き付いている。地味な平川では一番ド派手なシーンだったように思う。
これでユニバ5人衆がまた一人引退か。さびしい。平川に花束を渡したのが、山口から駆け付けた坪井っていうのも粋であった。話を平川に戻すが、これも時代の流れを感じるけど、逆に考えたら、よくぞ17シーズンにも渡り、ひとつのチームで現役を続けられたと思うよ。偉いよ。改めて本当にお疲れ様と言いたいし、そして平川よ、レッズ一筋で現役を終えてくれて、本当にありがとう。
という事でリーグ戦は終了で、皆様お疲れ様でした。目標の3位には届かなかったのは残念だったけど、春先の悪夢を考えたら、最後に良くぞ5位まで上げたのは、ある意味で立派であろう。もちろんそれで満足していては駄目なんだけどね。
しかし戦いはまだ終わっていない。さあ天皇杯だ。
で、取り敢えずは恒例のザ・反省会という事で。ただ今季のリーグ戦は珍しく(?)勝利で終えられたから、まあザ・美酒って事で、お通夜状態にならなくて済んだのは良かった。
というか話が、磐田の入れ替え戦陥落で盛り上がるというメチャクチャな反省会に。いや改めて思うに、そのまま引き分けならば何の問題も無かったのが、ロスタイムもロスタイム、本当にあと少し94分にオウンゴール自爆で一気に16位に転落って、すげーよな・・・
------
J1リーグ第34節 浦和3-2F東京
得点/9分・李(浦)、46分・ディエゴ オリヴェイラ(F東)、48分・柴戸(浦)、68分・李(浦)、87分・前田(F東)
主審=村上伸次
観衆:46,770人
最後に、平川は本当にお疲れ様なんだけど、また一人レッズ一筋で現役を全うしたレジェンドが誕生した瞬間という事でもあるな。
平川ってここ4年を除けば、ずっとレッズの主力として頑張って来て、しかもレッズの全てのタイトル獲得を経験している訳だけど、それだけの実績がありながら、意外にも代表とは縁がなく、派手さは無いというか本当に寡黙で、与えられた仕事を黙々とこなして来た印象。縁の下の力持ちとは少し違う感もあるけど、目立たないところでひじょうに良い仕事をする選手だったと思うよ。
平川というと、07年ACL準決勝PK戦の、決勝進出を決めた最後のキッカーの姿が必ず浮かぶけど、個人的には、何時のシーズンだったか忘れたけど、西京極で目の覚めるような超芸術的ループシュートを決めたシーンが強烈に焼き付いている。地味な平川では一番ド派手なシーンだったように思う。
これでユニバ5人衆がまた一人引退か。さびしい。平川に花束を渡したのが、山口から駆け付けた坪井っていうのも粋であった。話を平川に戻すが、これも時代の流れを感じるけど、逆に考えたら、よくぞ17シーズンにも渡り、ひとつのチームで現役を続けられたと思うよ。偉いよ。改めて本当にお疲れ様と言いたいし、そして平川よ、レッズ一筋で現役を終えてくれて、本当にありがとう。
という事でリーグ戦は終了で、皆様お疲れ様でした。目標の3位には届かなかったのは残念だったけど、春先の悪夢を考えたら、最後に良くぞ5位まで上げたのは、ある意味で立派であろう。もちろんそれで満足していては駄目なんだけどね。
しかし戦いはまだ終わっていない。さあ天皇杯だ。
というか話が、磐田の入れ替え戦陥落で盛り上がるというメチャクチャな反省会に。いや改めて思うに、そのまま引き分けならば何の問題も無かったのが、ロスタイムもロスタイム、本当にあと少し94分にオウンゴール自爆で一気に16位に転落って、すげーよな・・・
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J1リーグ第34節 浦和3-2F東京
得点/9分・李(浦)、46分・ディエゴ オリヴェイラ(F東)、48分・柴戸(浦)、68分・李(浦)、87分・前田(F東)
主審=村上伸次
観衆:46,770人
2018年 J1リーグ第33節
湘南ベルマーレ2-1浦和レッズ
~Shonan BMWスタジアム平塚
こういう事になると、2週間一体何をやっていたんだ?という話になってしまうのだが、長いオフもあったし、その間に槙野は代表で脳震盪やって駄目で、マウリシオ大先生も怪我してしまい出場不能になるという、変に中断期間を作ると良くない事が起こる。だから余計な中断期間なんか作らないで、スパッと試合をしてほしかったんだよな。
と、今更日程に文句言っても無意味な訳のは理解してはいるが・・・。
先ず3バックがとんでもない突貫急造であった。前述したように槙野とマウリシオが出場不能になってしまったから仕方がないのだが、岩波を真ん中に置いて、右ストッパーに森脇、左ストッパーに至っては茂木である。J2で修行を積んだとはいえ、J1公式戦未経験の若者を初出場させる大抜擢ではあったが・・・。
湘南ベルマーレ2-1浦和レッズ
~Shonan BMWスタジアム平塚
こういう事になると、2週間一体何をやっていたんだ?という話になってしまうのだが、長いオフもあったし、その間に槙野は代表で脳震盪やって駄目で、マウリシオ大先生も怪我してしまい出場不能になるという、変に中断期間を作ると良くない事が起こる。だから余計な中断期間なんか作らないで、スパッと試合をしてほしかったんだよな。
と、今更日程に文句言っても無意味な訳のは理解してはいるが・・・。
先ず3バックがとんでもない突貫急造であった。前述したように槙野とマウリシオが出場不能になってしまったから仕方がないのだが、岩波を真ん中に置いて、右ストッパーに森脇、左ストッパーに至っては茂木である。J2で修行を積んだとはいえ、J1公式戦未経験の若者を初出場させる大抜擢ではあったが・・・。
その前に何故に橋岡と森脇を逆にしないのだ?いくらレッズでの橋岡は右WBで使われているとはいえ、攻守を考えたら明らかに両者のポジションは逆。今回のオリヴェイラは意味わからんかったぞ。
そんなもんだから、守備のバランスが悪い悪い。ストッパーの森脇が上がりまくり、ウイングバックの橋岡がぎこちない。こんな中途半端やっているもんだから、カウンターもあっさり喰らう。しかも梅崎に。あんなに平気で独走許してしまうのだから堪らん。というか梅崎に決められるとか、お約束をまたやらかすところ、本当にレッズらしいな。どうにかしろ。
後ろは後ろでチグハグならば、前は前で攻撃がチグハグ。立ち上がりこそ完全にゲームを支配して押し込みまくったが、これは毎度の事で、だから立ち上がりから15分の優勢な内に先制点を奪えないと、このチームは途端に相手に流れを渡してしまう。そんな中で喰らった梅崎弾であった。お決まりのように。
柏木が出場停止で、ここに武富を使ったものの、本当に久々に公式戦に使ったものだから、試合勘も戻っていないのか武富らしさは殆ど見られず。というか武富の場合、試合勘というよりは使うポジションが合っていないような。この選手は完全なトップ下かサイドハーフ気味かFWで使ってこそ活きるタイプであり、だからオリヴェイラ体制では適正ポジションが無くて全く使われなかった訳で、それをいきなり3ボランチの一角で使われても、そりゃ戸惑うよな。まさか古巣相手だから武富を使ってみたとかじゃなかったら良いのだが、いやそんな感じもするけど・・・。
と、まあ、采配ミスも明らかだったというか、あっちもこっちも、先ずは単純に選手の使い方を間違えていたっぽい事からして変であった訳だし、だからと行って選手は抜擢されているのだから、せっかくチャンスを得た武富や茂木などは、使われた試合で結果を出さなければいけなかったのだよ。だいたい森脇だってミシャ時代はストッパーであったし、橋岡だってもうどんだけ右WBを経験している事か。
それと茂木に関しては失点に絡んでしまったとはいえ、それでも未だJ1公式戦は初体験。今回は仕方がないとしておこう。たかが1試合、されど1試合という話もあるが、それでも未だ1試合目。ようは今回の経験を学習材料にして如何に次に活かすかである。
というか試合勘という話になると、これまた久々にズラタンが復活した訳で、茂木にしろ武富にしろ、更にズラタンまで、初出場やら久々出場やら、これだけ選手が入れ替わると、何が何やら別のチームになってしまっていたな。
そんな中でも興梠はしっかり1点は決めるし、長澤は相変わらず中盤のキープマンとして不動の地位を築いているし、柴戸は着実に経験値を得て来ているしで、動じない選手は選手が入れ替わろうが何が起ころうが、動じないのであった。
とはいえ・・・結局また湘南に勝てない何かが発動したのか、つまり負けた事には変わらず。何か半分クラブ間で提携しているかのような仲が良い間柄の湘南を、残留争いで手助けしてあげたかのような形であった。
その代わりにだな、お陰でこっちは目標の3位なんぞ完全に届かなくなり、それどころか次節に勝ったとしても5位以下が確定してしまったじゃないか!更に言うと、次節最終節にF東京に勝って順位をひっくり返さないと、下手したら他会場の結果如何に於いては中位へ再転落してシーズンを終えてしまう可能性すらあるのだ。
かつては17位まで落ちた事もあったボロボロのチームを、よくぞ(一応)上位まで復活させた事は大きな評価として認めるが、それも最後で台無しにしてしまう事だけは避けたい。順位的には賞金にも影響する。とにかく最後は勝って(一応)上位として終わろうじゃないか。
ACLは天皇杯で優勝すれば良いや。
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J1リーグ第33節 湘南2-1浦和
得点/20分・梅崎(湘)、56分・菊地(湘)、77分・興梠(浦)
主審=松尾 一
観衆:14,711人
そんなもんだから、守備のバランスが悪い悪い。ストッパーの森脇が上がりまくり、ウイングバックの橋岡がぎこちない。こんな中途半端やっているもんだから、カウンターもあっさり喰らう。しかも梅崎に。あんなに平気で独走許してしまうのだから堪らん。というか梅崎に決められるとか、お約束をまたやらかすところ、本当にレッズらしいな。どうにかしろ。
後ろは後ろでチグハグならば、前は前で攻撃がチグハグ。立ち上がりこそ完全にゲームを支配して押し込みまくったが、これは毎度の事で、だから立ち上がりから15分の優勢な内に先制点を奪えないと、このチームは途端に相手に流れを渡してしまう。そんな中で喰らった梅崎弾であった。お決まりのように。
柏木が出場停止で、ここに武富を使ったものの、本当に久々に公式戦に使ったものだから、試合勘も戻っていないのか武富らしさは殆ど見られず。というか武富の場合、試合勘というよりは使うポジションが合っていないような。この選手は完全なトップ下かサイドハーフ気味かFWで使ってこそ活きるタイプであり、だからオリヴェイラ体制では適正ポジションが無くて全く使われなかった訳で、それをいきなり3ボランチの一角で使われても、そりゃ戸惑うよな。まさか古巣相手だから武富を使ってみたとかじゃなかったら良いのだが、いやそんな感じもするけど・・・。
と、まあ、采配ミスも明らかだったというか、あっちもこっちも、先ずは単純に選手の使い方を間違えていたっぽい事からして変であった訳だし、だからと行って選手は抜擢されているのだから、せっかくチャンスを得た武富や茂木などは、使われた試合で結果を出さなければいけなかったのだよ。だいたい森脇だってミシャ時代はストッパーであったし、橋岡だってもうどんだけ右WBを経験している事か。
それと茂木に関しては失点に絡んでしまったとはいえ、それでも未だJ1公式戦は初体験。今回は仕方がないとしておこう。たかが1試合、されど1試合という話もあるが、それでも未だ1試合目。ようは今回の経験を学習材料にして如何に次に活かすかである。
というか試合勘という話になると、これまた久々にズラタンが復活した訳で、茂木にしろ武富にしろ、更にズラタンまで、初出場やら久々出場やら、これだけ選手が入れ替わると、何が何やら別のチームになってしまっていたな。
そんな中でも興梠はしっかり1点は決めるし、長澤は相変わらず中盤のキープマンとして不動の地位を築いているし、柴戸は着実に経験値を得て来ているしで、動じない選手は選手が入れ替わろうが何が起ころうが、動じないのであった。
とはいえ・・・結局また湘南に勝てない何かが発動したのか、つまり負けた事には変わらず。何か半分クラブ間で提携しているかのような仲が良い間柄の湘南を、残留争いで手助けしてあげたかのような形であった。
その代わりにだな、お陰でこっちは目標の3位なんぞ完全に届かなくなり、それどころか次節に勝ったとしても5位以下が確定してしまったじゃないか!更に言うと、次節最終節にF東京に勝って順位をひっくり返さないと、下手したら他会場の結果如何に於いては中位へ再転落してシーズンを終えてしまう可能性すらあるのだ。
かつては17位まで落ちた事もあったボロボロのチームを、よくぞ(一応)上位まで復活させた事は大きな評価として認めるが、それも最後で台無しにしてしまう事だけは避けたい。順位的には賞金にも影響する。とにかく最後は勝って(一応)上位として終わろうじゃないか。
ACLは天皇杯で優勝すれば良いや。
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J1リーグ第33節 湘南2-1浦和
得点/20分・梅崎(湘)、56分・菊地(湘)、77分・興梠(浦)
主審=松尾 一
観衆:14,711人
2018年 J1リーグ第32節
北海道コンサドーレ札幌1-2浦和レッズ
~札幌厚別公園競技場
♪は~るばる来たぜ厚別ぅ~
という訳で、長距離アウェー恒例、またも変な時間にブログを更新しとる訳だが、とりあえず実に10年ぶりの札幌遠征である。本当は去年も行く筈で計画を立てていたのだが、仕事の関係でおじゃんになる悪夢があったので、今年は何とかかんとか北海道に来られたぜ。
予想された程は寒くなかったから結果的に厚別でも良かったのだが、とはいえ陽が射していたかと思えば途中で寒風が吹いて来たり、大粒の雨が降ってきたり、虹が出たり、最後はまた晴れてきたりと、北海道特有なのか?実に不安定な天候の中での試合になった。だから札幌ドームでやってくれれば良いものを。EXILEめ~。
とはいえ、試合はなかなかスリリングな展開で、最近のレッズの傾向として、今回も立ち上がりからガンガン飛ばして行くパターンから入ったのだが、この場合は開始15分以内に先制点を決めきれるかどうかが鍵になる。ここで先制点を奪えないと逆に流れが敵に移ってしまうのだが、そういう意味では、開始6分で長澤の華麗なロングパスから、フリーで受けた武藤がしっかり決めるという、実に幸先の良い展開にな・・・るかと思われたんだけど、攻撃攻撃のミシャだけあってガンガン来るのは札幌も同じで、先制点を奪われた札幌は、ますます攻撃的になり、攻勢に出て来るのであった。こうなるとレッズは徐々に後退して行くのだが・・・で、そうなると、最後は相手を捕まえきれなくなり、やられちゃうんだな、こりゃ。
それにしても札幌、ラフなファールが多くなったな。ミシャもどんな指導しとるのか。まあ都倉は相変わらずなんだけど。前半だけでどれだけ都倉にファールされたか。マウリシオ大先生とバチバチやり合っていたが、ここが面白いところで、都倉にあれだけ挑発的にファールを連発されたらブチギレモードに入るのが普通なのだが、そこはザ・無表情男のマウリシオ大先生だけに、何をされてもあまり相手にせずに冷静沈着なのであった。ここは都倉も調子が狂わされた事だろう。
でもそんなファール連発に耐えていると、女神はやがてレッズに傾くもので、引き続き相手の攻勢に呑まれない内に、またも武藤がフリーで落ち着いての追加点という。その前に隣で見事なスルーした、誰だったか良く見えなかったけど興梠だろうけど、あのスルーが凄かったな。まあミシャ札幌だけあって、やはり守備が弛かったというのは否めないけど。だいたいボールウォッチャーになって最後の選手をフリーにさせるところ、やはりミシャなんだなぁ。
こうして前半の内に寿司がマルチゴールという、やはり海の幸が美味い時期に入る北海道だけに、寿司が絶好調になるという流れであった訳だな。
前半だけで得点が動いてしまったので、後半は相変わらずガンガン来る札幌の攻勢を耐えに耐えての逃げ切りになった訳だが、アウェーだし、そんな逃げ切りの勝利も悪くはないよ。順位的にまだ札幌の下に居るのは納得が行かんけど。まあまだ2試合残っているから、諦めないけどね。
でもミシャには、ハーフタイムで3枚替えやってほしかったなぁ(笑)
ちなみに今回のプチ殊勲賞、個人的には柏木である。それも攻撃で貢献した訳ではなくて、カウンター喰らった時にイエロー覚悟で敵を倒したやつ。ファール自体は当然誉められるべきではないのは承知しているし実際問題イエローは喰らったが、前節ガンバ戦みたいに敵に当たりにも行かずズルズル来て中途半端な守備でやられるのではなく、今回のように大ピンチになる前にイエロー覚悟でも敵を潰す強かさ、これが大事なのさ。前節の記事で書いた事を、柏木が実践してくれたのが良かった。こういうメリハリが効いたプレーの積み重ねが勝利を呼ぶのであった。
♪すすきのへ行こう~ってな事で、狸小路の寂れた方でザ・美酒!!
サッポロクラシック生大ジョッキを駆け付け2杯グビグビし、続いて北海道蔵元の生酒やら、肴もルイベやらラム肉やらザンギやら本ししゃもやら、メニューは一応北海道らしいもので並べたぞ。ウニとかイクラとか高価なモノに行かないところは相変わらずなのだが。ああ武藤が2発も決めたのに、また寿司喰ってないし。でもやはり美味い北海道グルメの勝利の美酒に酔ったぞ。
あとこの店に居た札幌サポと少し話したんだけど、駒井の話になって、個人的には駒井はレッズに戻って来ない気がすると話したら、あちらとしては駒井に残ってもらいたいようで、どうなるかなぁと・・・最後に挨拶に来た駒井の姿からしても、何となくレッズには戻って来ない気がするねぇ・・・。
そんでもって、二条市場で贅沢してから帰ろう。
ちなみに今回の遠征は、前節の記事の最後に書いた通り、飛行機が大嫌いな野郎による下道キチプランなので、行きは→高速バス→[盛岡]→新幹線はやて→[新函館北斗]→特急スーパー北斗→[新札幌]でキックオフ1時間前に厚別着という、実にまどろっこしく慌ただしい道程であった。だいたい初っ端の高速バスからして、盛岡に6時に着かなければいけないのに45分も遅延しやがり、それに乗らないと間に合わない新幹線にギリギリで乗車するという、朝からこちらもスリリングな洗礼を受けたのであった。
これも昔みたいに青森からブルートレインの゛はまなす゛があったら、朝一で札幌に着けて、少しは楽だったんだけどなぁ。だから何でもかんでも新幹線ばかり作って夜行を廃止するなって話だ。
帰りは[札幌]→スーパー北斗→[新函館北斗]→新幹線はやぶさ→[大宮]・・・か、金が・・・。
という訳で金が無くなったので、というのは嘘で、札幌戦遠征で仕事を休んだ分、湘南戦は仕事の為にお留守番です。
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J1リーグ第32節 札幌1-2浦和
北海道コンサドーレ札幌1-2浦和レッズ
~札幌厚別公園競技場
という訳で、長距離アウェー恒例、またも変な時間にブログを更新しとる訳だが、とりあえず実に10年ぶりの札幌遠征である。本当は去年も行く筈で計画を立てていたのだが、仕事の関係でおじゃんになる悪夢があったので、今年は何とかかんとか北海道に来られたぜ。
予想された程は寒くなかったから結果的に厚別でも良かったのだが、とはいえ陽が射していたかと思えば途中で寒風が吹いて来たり、大粒の雨が降ってきたり、虹が出たり、最後はまた晴れてきたりと、北海道特有なのか?実に不安定な天候の中での試合になった。だから札幌ドームでやってくれれば良いものを。EXILEめ~。
とはいえ、試合はなかなかスリリングな展開で、最近のレッズの傾向として、今回も立ち上がりからガンガン飛ばして行くパターンから入ったのだが、この場合は開始15分以内に先制点を決めきれるかどうかが鍵になる。ここで先制点を奪えないと逆に流れが敵に移ってしまうのだが、そういう意味では、開始6分で長澤の華麗なロングパスから、フリーで受けた武藤がしっかり決めるという、実に幸先の良い展開にな・・・るかと思われたんだけど、攻撃攻撃のミシャだけあってガンガン来るのは札幌も同じで、先制点を奪われた札幌は、ますます攻撃的になり、攻勢に出て来るのであった。こうなるとレッズは徐々に後退して行くのだが・・・で、そうなると、最後は相手を捕まえきれなくなり、やられちゃうんだな、こりゃ。
それにしても札幌、ラフなファールが多くなったな。ミシャもどんな指導しとるのか。まあ都倉は相変わらずなんだけど。前半だけでどれだけ都倉にファールされたか。マウリシオ大先生とバチバチやり合っていたが、ここが面白いところで、都倉にあれだけ挑発的にファールを連発されたらブチギレモードに入るのが普通なのだが、そこはザ・無表情男のマウリシオ大先生だけに、何をされてもあまり相手にせずに冷静沈着なのであった。ここは都倉も調子が狂わされた事だろう。
でもそんなファール連発に耐えていると、女神はやがてレッズに傾くもので、引き続き相手の攻勢に呑まれない内に、またも武藤がフリーで落ち着いての追加点という。その前に隣で見事なスルーした、誰だったか良く見えなかったけど興梠だろうけど、あのスルーが凄かったな。まあミシャ札幌だけあって、やはり守備が弛かったというのは否めないけど。だいたいボールウォッチャーになって最後の選手をフリーにさせるところ、やはりミシャなんだなぁ。
こうして前半の内に寿司がマルチゴールという、やはり海の幸が美味い時期に入る北海道だけに、寿司が絶好調になるという流れであった訳だな。
でもミシャには、ハーフタイムで3枚替えやってほしかったなぁ(笑)
ちなみに今回のプチ殊勲賞、個人的には柏木である。それも攻撃で貢献した訳ではなくて、カウンター喰らった時にイエロー覚悟で敵を倒したやつ。ファール自体は当然誉められるべきではないのは承知しているし実際問題イエローは喰らったが、前節ガンバ戦みたいに敵に当たりにも行かずズルズル来て中途半端な守備でやられるのではなく、今回のように大ピンチになる前にイエロー覚悟でも敵を潰す強かさ、これが大事なのさ。前節の記事で書いた事を、柏木が実践してくれたのが良かった。こういうメリハリが効いたプレーの積み重ねが勝利を呼ぶのであった。
♪すすきのへ行こう~ってな事で、狸小路の寂れた方でザ・美酒!!
サッポロクラシック生大ジョッキを駆け付け2杯グビグビし、続いて北海道蔵元の生酒やら、肴もルイベやらラム肉やらザンギやら本ししゃもやら、メニューは一応北海道らしいもので並べたぞ。ウニとかイクラとか高価なモノに行かないところは相変わらずなのだが。ああ武藤が2発も決めたのに、また寿司喰ってないし。でもやはり美味い北海道グルメの勝利の美酒に酔ったぞ。
あとこの店に居た札幌サポと少し話したんだけど、駒井の話になって、個人的には駒井はレッズに戻って来ない気がすると話したら、あちらとしては駒井に残ってもらいたいようで、どうなるかなぁと・・・最後に挨拶に来た駒井の姿からしても、何となくレッズには戻って来ない気がするねぇ・・・。
ちなみに今回の遠征は、前節の記事の最後に書いた通り、飛行機が大嫌いな野郎による下道キチプランなので、行きは→高速バス→[盛岡]→新幹線はやて→[新函館北斗]→特急スーパー北斗→[新札幌]でキックオフ1時間前に厚別着という、実にまどろっこしく慌ただしい道程であった。だいたい初っ端の高速バスからして、盛岡に6時に着かなければいけないのに45分も遅延しやがり、それに乗らないと間に合わない新幹線にギリギリで乗車するという、朝からこちらもスリリングな洗礼を受けたのであった。
これも昔みたいに青森からブルートレインの゛はまなす゛があったら、朝一で札幌に着けて、少しは楽だったんだけどなぁ。だから何でもかんでも新幹線ばかり作って夜行を廃止するなって話だ。
帰りは[札幌]→スーパー北斗→[新函館北斗]→新幹線はやぶさ→[大宮]・・・か、金が・・・。
という訳で金が無くなったので、というのは嘘で、札幌戦遠征で仕事を休んだ分、湘南戦は仕事の為にお留守番です。
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J1リーグ第32節 札幌1-2浦和
得点/6分・武藤(浦)、25分・進藤(札)、35分・武藤(浦)
主審=小屋幸栄
観衆:12,723人
主審=小屋幸栄
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スタジアムではゴール裏住人であります。
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