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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2019年 天皇杯2回戦
浦和レッズ2-1流通経済大学
~浦和駒場スタジアム

190703流経大戦 その1

プロ相手に、どっちがプロだかわからない試合をした皆さん。

最終的に敗けはしたが、称賛に値する内容である。さすが、何人ものJリーガーを輩出している名門である。天晴れ!!








190703流経大戦2 その2

大学生相手に、どっちがプロだかわからない試合をした皆さん。

大学生相手に、何あんなタジタジな試合をしとるんじゃゴルァ!!






そりゃこれだけメンバーを落とせば、なんて簡単な理由で済まされる内容ではなかった。
立ち上がりの福島のあわやなプレーからして、これがその後に続くタジタジな内容の兆候であった。先ずキーパーとDFラインが全く息が合っていないというか、何であんなにおっかなビックリというか、チグハグなボール交換しとるんだ?という実に危なっかしい内容。というか危ない内容。福島自体もベンチ生活が長過ぎて試合勘が鈍っているのか、全く試合に入り込めていなかった。DFラインもそれをお構い無しに雑にキーパーに戻すものだから、尚更チグハグになってミスする繰り返し。

それでも開始2分でコーナーから鈴木の移籍後初ゴールで先制した。まあさすがプロと大学生の違い、と思ったのが間違いで、流経大の失うものは無いようなイケイケの動き、そして連動に、常に後手を踏みまくるレッズ選手陣。挙げ句に右から簡単に斬り込まれて、角度の無いところからの豪快で技ありのシュートを叩き込まれる始末。これで元々良くなかったムードは、更に悪く重くなるのであった。

とにかく流経大に決定力があったり、一度福島のナイスセーブが無かったら、それこそ大量失点していた内容である。
それに比べてプロであるレッズの方が、ロクにシュートまで持ち込めないのであるから、まあ困ったものである。ハーフタイムに組長キレたかもなぁ(汗)
それはともかく、後半に杉本を投入して少しだけ前線に活気が出てきたと思ったが、汰木はドリブル突破連発も最後の最後で行き切れず、そしてエヴェルトンまで投入する、大学生相手に形振り構わぬ交代策で、そのエヴェルトンでようやく勝ち越し点を獲得したのであった。これで流経大先輩枠で、ようやく宇賀神を投入できたものの、これで仮に失点したら目が当てられなかったよ。

まあいくら相手が大学生であり関東大学リーグ最下位とはいえ、それでもプロの卵みたいなのがゾロゾロ居る流経大だし、それを受けるメンバーを大幅に落としたプロチームでは、無くはない予想できた内容でもあったけれど。過去や今大会で、それで大学生に破れたプロチームもある訳だし。
しかし、冒頭の福島以外にも、例えば大学生相手にノーゴールで最初に下げられる現役オーストラリア代表とか、どうも最近プレーに落ち着きが無くなっている柴戸とか、あと山田直輝みたいに全く試合に絡めない上に酷いボールの奪われ方をしていたりと、他の選手も問題点続出で、もう本当に頭を抱える試合であったのは事実。特に直輝はなぁ、下手したら今回が最後のチャンスだったかもしれないのに・・・。
こんなもんだから、湿度でムシムシして暑い筈なのに、ヒヤヒヤの内容で常に背筋は寒かった。大学生相手に安堵の勝利であった。
しかも天皇杯、次の相手はJ2で絶好調の水戸という・・・何か今年の組み合わせは危険だな、こりゃ。これでもレッズは、現天皇杯王者の立場なんだぜ・・・。

あ、最後に。
スタンドの流通経済大学の皆さん、試合後に浦和コールありがとうございました。嬉しかったですよ。

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天皇杯2回戦 浦和2-1流経大
得点/2分・鈴木(浦)、19分・菊地(流)、74分・エヴェルトン(浦)
主審=高山啓義
観衆:6,691人
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2019年 J1リーグ第17節
大分トリニータ2-0浦和レッズ
~昭和電工ドーム大分

水曜日のACLからメンバーを7人も入れ替えて、橋岡も戻って来たし、最近調子を上げている杉本も頭から使って来たしで、さあ組長マジックの始まりだ!・・・と思ったんだけど、蓋を開けてみたら、水曜日のメンバーと比べると、全くもって完成度が低かった。
ボランチの長澤と柴戸のところは空気みたいだったし、全く縦にパスが出ない。マルティノスとナバウトと杉本は個人で動いているだけで連携が無し。マルティノスはやはりボールロストで危なかったし、この選手はやはりスーパーサブで使った方が良いのだろうね。杉本はシュート意識が高くてそこまでの気持ちは見えたが、撃った後に天を見上げるだけで、キーパーがキープしてもボールを追わない。この姿勢は実に良くなかった。橋岡は守備では気迫のブロックで大ピンチを救うなど見せ場を作ったが、攻撃となると、やっぱり・・・。

韓国からの更に大分への移動を考えると、次の試合に備えての準備が実質1日くらいしかとれなかったと思うから、これでメンバーを7人も入れ替えるのはギャンブル要素が高かったと思うが、それでも選手の疲労を考えたら仕方なかったのかな。

外国人の質も影響しているんだけど、それを言ったら大分のメンバーは国産オンリーだった訳で言い訳にはならない。更にこっちからレンタル中のオナイウや伊藤が契約上の関係で出場できなかったのに、シンデレラボーイの苦労人・藤本は、しっかり点を取ってくるもんな。しかもあの斜めから絶妙に裏へ抜ける動き、上手過ぎである。こんな良い選手が何故に数年前までJFLに埋もれていたのだろうか?
それはともかくとして、大分のやる事をハッキリとしたチームの完成度に比べると、メンバー7人を入れ替えたレッズは全くチームとして機能していなかった。強い弱いというより、これこそ今回ピッチに立った選手とチームの完成度の違い、これがあり過ぎた。

守るだけで全く点が取れなくなってしまったオリヴェイラ体制から、ラインを押し上げて両ウイングバックも高い位置を取り、シュート意識を高めて前への意識は強くなったが、単純なカウンターも簡単に喰らうようになってしまった。後ろのケアが間に合えば事なきを得るが、今回のように何度もシュートまで持ち込まれてしうと、いつ失点してもおかしくないチームになってしまう。今回はそれこそ大量失点を喰らっていてもおかしくなかった訳で、よく2失点で済んだと思う内容であった。

様々な悪条件も重なり、仕方がなかった敗戦と捉える事も出来るが、しかしそれを言ってしまうと言い訳になってしまうから、素直に出ていた選手によるチーム完成度の違いと認めて、主力と控え組の差を良い意味で縮めてゆかなければならない。

但し、悠長な事を言っていられないのも事実で、下位との勝ち点差を気にしなければならない状況。下位数チームもズッコケてくれているから助かっているが、ガンバや仙台や清水が復調して来ているだけに、中位を死守しないと、そろそろひっくり返されてしまう。ここを何とか踏み留まらないと、そろそろ不味いぞ。

で、関根復帰は好材料なんだけど、今日でレンタル契約が切れるエヴェルトンの去就は、一体どうなっているのだ?
契約が切れる選手を最終日にベンチに置くか?という疑問もあるが、でも今日まで契約はあるのだから戦力としてベンチに置くのも当然だし。どうなってんの?
個人的に、助っ人としては微妙なのは否めない選手なんだけど、チームに慣れてきて地味にフィットしつつあるのも事実だし。ただポルトに高い移籍金を払ってまで完全移籍で獲得する必要があるかと言われれば違う気がするし、レンタル延長が現実的なのだろうけど、この状況で新しい外国人補強は必要ないのか?という問題もあるし、うーん・・・。

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J1リーグ第17節 大分2-0浦和
得点/51分・藤本(大)、73分・小林(大)
主審=佐藤隆治
観衆:14,519人
2019年 AFCチャンピオンズリーグ・ラウンド16 第2戦
蔚山現代浦和レッズ
~蔚山文殊フットボールスタジアム

ほら、1点差なんざぁ糞喰らえだったじゃあないか(笑)
・・・という単純なものではなかったのは承知しているが、しかし2年前の2度もの逆転劇から、また今回もやってしまったのだから、ACL決勝トーナメントに於けるセカンドレグの逆転勝ち上がり方式は、もはやレッズのお家芸になったと言っても大袈裟ではないだろう。・・・いやちょっと大袈裟かな。

その前に先ずは蔚山の出方であったけど、いくら相手はホームとはいえ、最初から前に出て来るなんてナンセンスな事はやらず、やはり引いての端から1点差を守って来たね。それも埼スタでやった時のように、ある程度まではレッズにボールを持たせてくれていた。蔚山からしたら仮に失点したとしても1失点ならば許される訳だし、まあ当然の選択だったと思う。

ただ、あの視界不良レベルのボチャボチャ降る雨である。守るにしても当然その雨は邪魔していただろうし、それを象徴するように、蔚山はあわやオウンゴールだった半チョンボクリア発生があったし、守備そのものも埼スタで見せたような、憎らしい程の寄せの速さはやや減少していたようで、マークに微妙なズレが見られた。
そんな中でレッズは序盤から得点の匂いプンプンで、コーナーからポスト直撃もあったし、ファブリシオは得意のミドルで蔚山ゴールを脅かし、そして宇賀神のセンタリングを興梠が頭で合わせての先制点である。待ち焦がれた先制点が前半の内から生まれたのは大きかった。興梠もエリア内でのマークの外し方が見事だった。

それでも蔚山は落ち着いていたというか、挑発には乗らないで、一貫した戦い方。まあ1失点は許されていたのだから、そりゃそうなんだろうけれど、並のチームだったら焦り出すものだが、そうでもなかったところはやはりアジアの強豪チームのひとつといったところか。レッズなら失点するとたちまち焦るところ。レッズって表情が顔に出やすいチームだから(笑)

それはさて置いて、そんなチーム相手に逆転となる追加点が、マウリシオ大先生のクロスから興梠の豪快なダイビングヘッドである。あんな滅多に見られない形が、勝ち上がり条件だった2点目なのだから、もう涎ダラダラものであった。ここでもフリーで飛び込んで来た興梠の動き、本当に素晴らしかったよ。

ここに来てようやく前に出て来た蔚山だったが、あの時間帯では時既に遅しで、逆に裏をポッカリ空けてくれた事でカウンターの餌食。勝ち上がりを超決定付けるダメ押し3点目が成功。
組長采配も臨機応変で、途中にややプレーに波が見られた岩波からキープ出来る長澤に代えて後ろを4バックにしたかと思ったら、今度は森脇を投入して再び3バックに戻す。あの状況で橋岡や柴戸という守る選択肢がある中で、あえて森脇を入れる思いきりも凄いけど・・・。

もうレッズにばかり良い方向に転ぶだけの試合であった。そして恵みの雨になった事は確かだった。レッズとしては確かに高いラインを保って攻撃的に出ていたが、蔚山は前に出て来なかったからこそ冷静に落ち着いてボール運びが出来ていたし、ボールを持たせてくれていた事が、今回は蔚山に裏目に出た形である。
守り方は水際作戦かゲリラ戦かは状況によるが、下手な小細工をせずに定石で攻撃的に出たレッズと、結果的に選択を間違えて守備が崩壊した蔚山。前回埼スタの時とは間反対の両チームであった。
そして、これだからこそACLは何が起こるかわからない。だから恐ろしいし楽しいのである。そんな大会もいよいよベスト8まで来た。さあ本当の戦いは、これから。

・・・、しかし、今回の主審は、律儀というか糞真面目というか何というか、ロスタイムは必ず時間ピッタシに笛を吹く人だったな。おかげで前半ロスタイムにカウンター喰らって大ピンチになりかけたところでの笛、神だったぜ。

あ、大分は日曜ナイターなので、お留守番です。

ACL2019 ------
AFCチャンピオンズリーグ・ラウンド16第2戦 蔚山0-3浦和
得点/41分・興梠(浦)、80分・興梠(浦)、87分・エヴェルトン(浦)
主審=ハミス・アルクワリ
観衆:3,140人
2019年 AFCチャンピオンズリーグ・ラウンド16 第1戦
浦和レッズ1-2蔚山現代
~埼玉スタジアム2002

190619ホーム蔚山戦 190619ホーム蔚山戦2
一見序盤から、かなり試合の主導権を握っていたように見えたんだけど、先ず蔚山の守備が極めて組織的だったというか、パスコースは完全に封鎖され、またシュートコースも消しに寄せに来るのが速いこと速いこと。もしかしたらレッズが主導権を握っていたように見えて、実は単にボールを持たされていただけなのかもしれない。蔚山はカウンター狙いが見え見えだったし。

そんな中でも一瞬の隙を突いて、杉本が見事なヘッドから先制点を奪ったんだけどね。杉本らしいゴールだったというか、あの気合いの入ったガッツポーズからしても、オリヴェイラ体制では悔しい思いをしていた杉本が、何かに解放されたようなゴールだった。

ここまでは良かったんだけどね。ACLも決勝トーナメントともなれば、ミスはやはり命取りになってしまうもの。ボールロストしてしまったエヴェルトンも不味かったが、エリア内に放り込まれた時点で、レッズの守備陣も数は揃っていたのに、完全にボールウォッチャーになってしまっていた。防げない失点ではなかったと思う。

またシュートの意識が高まっていて、チャンスと見るやミドルレンジからでも積極的にシュートを放っていたが、最初に書いたように、蔚山の守備があまりに鉄壁で、何度もブロックに跳ね返されては、カウンターのピンチも招いていた。
ただシュートは撃たなければ入らない訳で、跳ね返されてのカウンターを恐れてサイドに逃げるよりは、シュートは撃って行った方が可能性は高まるのは事実。このシュート意識は減らしてほしくはないところ。

こちらのホームとはいえ1失点は最低限だと思っていたんだけど、痛かったのは更に失点を重ねてしまった事。またカウンターを防げなかったパターンだが、前掛かりになった時の対処が後手後手になると、必ず失点に繋がっている。特にマウリシオ大先生が居ない時は、スピードで遅れをとる。これはオリヴェイラ体制から変わっていない部分だ。

何れにしてもアウェーゴールを1点のみならず、2点も奪われてしまったのは痛恨だった。これを来週のアウェーでひっくり返さなければならなくなった。
ただ点が全く取れなかった今季のオリヴェイラ体制から比べたら、組長体制になり明らかに得点力はアップしたから、そこは悲観的ではない。
寧ろこれでやる事がハッキリした訳だから、そういう意味では無理にでもポジティヴに捉えようではないか。

そこで2年前に書いたあのフレーズを、今再びチームに送りたい。
「1点差なんか糞喰らえだ!もう失点なんか気にせず、ガンガン攻めてガンガン仕掛けてガンガンシュート撃ちまくれ!やっちまえ!!」と。
そう2年前なんて1点差どころか、2点差をひっくり返したのだから、それに比べたらまだ1点差なのである。余裕とは言わないが、2点差に比べたら楽である。
ただ問題は、2年前とはホームとアウェーの順番が逆って事だけど。つまり1点差だけど最低2点取らないと勝てないから、実質的には2点差なんだけどね。
しかもホームアドバンテージが如実に左右するACLに於いて、果たして来週これがどう左右するかは、今のところサッカーの神様が知るのみである。今回守備的だった蔚山が、ホームでは豹変して攻めて来るかもしれないし。勝負は下駄を履くまでわからんよ。

しかしアレだな、この蔚山というチームは、特にラフプレーやらカッカする訳でもなく、試合終了後にはレッズサポにも丁寧に挨拶するなど、試合中に殴りかかって来たり、試合終了後に選手を追いかけ回すどっかのオレンジ色のチームと違って、実に落ち着いていて礼儀正しいチームだな。まああのオレンジ色のチームが特に異常だったというのはあったが・・・。

ACL2019 ------ 
AFCチャンピオンズリーグ・ラウンド16第1戦 浦和1-2蔚山
得点/37分・杉本(浦)、42分・周敏圭(蔚)、80分・黄一琇(蔚)
主審=トゥルキ・アルフダイル
観衆:20,741人
2019年 J1リーグ第15節
浦和レッズ2-1サガン鳥栖
~埼玉スタジアム2002

オーロラビジョンの大槻組長紹介画像を撮り損なったので、代わりにこの人でお楽しみください。

M野H郎
M野H郎「いや~ロスタイム逆転決勝ゴールって、本っ当に良いものですね」






190615ホーム鳥栖戦、勝利 ・・・さて、正式監督としてはホーム初陣となった組長レッズだけに、ここは是が非でも勝たなければいけなかった訳だが、いや実際問題リーグ戦だけを見れば、平成最後に日本平で勝って以来だから、つまりリーグ戦は令和で初勝利という事になるのか。その間にオリヴェイラが解任され、そして組長が監督就任と、まあ色々あったが、しかししかし短い期間での長いトンネルであった。

川崎戦の劇的ドローによる勢いが冷めてしまうかもしれなかった中断期間だが、チームを作る意味で吉と出るか、はたまた勢い冷めの中弛みで凶と出るか、ここはどちらに転ぶか楽しみ半分、不安半分だったが、ここは組長の神通力を含めて結果的に吉となったな。
雨のホーム鳥栖戦は悪いイメージは少ないのだが、それでもやや苦手意識もある鳥栖だけに、そのせいか序盤から西川が審判スルーのファールを受けて足を痛めたり(今回の主審はとにかく見逃しが多過ぎ。ファール判定もアベコベばかり。単純にJ1で笛を吹くには力不足では?)、挙げ句に先制点を奪われたりと、少しだけど暗雲も垂れ込めてしまった。

オリヴェイラ直伝の守備意識を忘れた訳ではなかったと思うが、得点力不足を打開する為には、選手間の距離を修正して、中盤をコンパクトにしなければいけない。その為にはラインも上げる必要がある。
これで鳥栖に散発的ながら危ないカウンターを喰らっていたが、本当に危険なところまで持ち込まれる前に、身体を張った肉弾戦で、相手選手を潰しまくっていた。おかげでファール連発にイエローも喰らったが、しかしこのメリハリが効いていたのも事実。躊躇してズルズル持ち込まれていたら、それこそ失点していただろう。
あと大ピンチを救ったプレーの岩波だけど、全体的にちょっとボールの扱いが雑だったかな。これで前半に何度か危ういピンチを招いた。それと柴戸は本当にハードワークで頑張るし、レギュラー確定まであとほんの少しの状態にあるが、頑張り過ぎというかポジションを逸脱し過ぎて、チームバランスを崩してしまう場面が何度か見られた。ここは今後の課題かな。基本的には凄く良い選手だからね。

190615宇賀神ヒーローインタビューで、先ずはこの男である。

去年の天皇杯決勝で凄いミドルを炸裂させて、本人も「あれ以上のゴールは今後も無い」みたいな事を語っていたが、しかししかしどうして、今回のゴールも天皇杯決勝ゴールに引けを取らない素晴らしいシュートだったじゃないか。ゴール前で2人スルーも凄かったが、最後の宇賀神によるファーを狙った完璧かつ絶妙なシュートは、本当に綺麗な弾道の素晴らしいシュートだった。
宇賀神は昔から撃てば宇宙開発かワールドクラスと言われて来たが(というか自分がそう言っていた節があるけど)、去年からはワールドクラスなシュートオンリーになって来た感じがするよ。そうさ宇賀神だってワールドクラスなのだ。若い頃はブンデスリーガのボーフムからオファーが来た男なのだし。ベテランの域に入ったのに、まだまだ成長を見せてくれていると思う。

そしてマルティノス登場である。いや何が凄いって、ボールロストの天才マルティノスを、あの微妙な時間帯に投入する組長の勇気だな。いや時間帯もそうだし得点が欲しい状況だから当然の投入のように思えるけど、慎重かつ粘りがあるサッカーをしてくる鳥栖のような相手に、万一でも変な形からボールを失ったら、本当に命取りになる状況でもあった。しかも実際マルティノスは1度それをやらかしてピンチになるところであった。
しかし今回、最後のドリブルだけは、最後までボールを失わなかったな。いつものマルティノスだと、ハイリスクドリブルで大抵は途中でボールを失って逆に大ピンチになるんだけど、しかし今回は・・・!
まあ最後に相手の足が入ってカットされそうだったんだけど、その引っ掛かった足でイレギュラー化したボールが、本当に絶妙な所にフワッと飛んで落ちてくれたよ。そして相手DFも届かなかった裏に興梠が居るのだから。もちろん運もあったけれど、マルティノスの踏ん張りと興梠の嗅覚が繋がった瞬間であった。

今季ロスタイムに失点して負けて苦渋を飲んだ試合も何度かあれば、ロスタイムに追い付いてドローに持ち込んだ試合も何度かあった。ところが今回は、なんとロスタイムに決勝ゴールであり、しかも逆転ゴールなのである。
いや今季ようやくロスタイムに本当の意味で歓喜する事が出来たのである。本当に良かった。

・・・にしても、今季ロスタイムにドラマを発生させ過ぎでは?これ偶然なのかな?いやわからんけれど、もしかしから今季のレッズは、ロスタイムの神様に取り憑かれているのかもしれない。え?そんな神様が居るのかって?・・・知らん(笑)

それはともかくとして、正式監督に就任してから2試合目、ホームで組長の初勝利である。本当におめでたい。
しかし組長体制になってからチームのプレーが、やや、いやかなり荒っぽくなった気がするんだけど?エグいファールとか増えたし。これやはり、組長が指導するチームだけあるという結論でよろしいかな?

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J1リーグ第15節 浦和2-1鳥栖
得点/18分・金庸佑(鳥)、31分・宇賀神(浦)、90+3分・興梠(浦)
主審=小屋幸栄
観衆:28,081人
2019年 J1リーグ第14節
川崎フロンターレ1-1浦和レッズ
~等々力陸上競技場

190601アウェー川崎戦ドロー 何時かの試合と同じで、まるで勝ったかのような・・・。

最終的に、すんごい試合になったじゃないか。後半ロスタイム、最後の最後のワンプレーで同点に追い付くというのは、まあたま~にあるから珍しくないのだが、しかし今のレッズの状況が状況だけに、何か今回は、初めから作られていたシナリオ通りのような展開であった。

これも正式監督としては初陣となった大槻組長の神通力が、影響していないと言えば嘘になるだろう。いや確実に影響した筈である。
その組長らしいというか、早速スタメンからしてかなり弄って来た。エヴェルトンをベンチに下げ、長澤やファブリシオに至ってはベンチ外にも驚いた。オリヴェイラのお気に入りだった汰木も外れた。その代わりに杉本が久々にベンチ入り。
で、最初このスタメンを見た時は驚いたが、システムをシンプルにダブルボランチにして青木の負担を減らし、柴戸や宇賀神など走れて守れる選手を起用。最終ラインには岩波が復帰した。基本的に守備でハードワーク出来る選手をチョイスした感じ。守備を動ける選手で強化して、その上でマルティノスを攻撃に専念させる作戦?その期待に応えたマルティノスが前半立ち上がりから前に前にの姿勢を崩さず、チャンスメイクを連発したかと思えば、決定的なヘディングシュートと、水を得た魚のようにハッスルしまくるのであった。でも後半入って動きが鈍くなった途端に下げられたけど(苦笑)。ま、この辺は組長らしいメリハリが利いた好判断だ。マルティノスは必要以上に使い続けると苦味が出て来るからね。組長よくわかっていらっしゃる。
そしてスタメンでレッズデビューを果たした岩武である。川崎からは当然のように岩武の位置を狙われていたが、それを臆せず武藤のフォローに助けられながら高い位置で活発にプレー。エリア内で抜かれたら終わりの場面で、粘りの守備でピンチを救った。

特別何か上手い事をやったり、それこそ小細工をした訳ではなくて、とにかく気持ちの面で強くファイト出来ていた。今回はその1点に限る。
だから今回この内容ならば、仮に試合に敗けたとしても、自分は選手を讃えようと思っていた。失点だって今の強い川崎相手とレッズの状況を考慮すれば、1失点だったら最低限の失点であると思っていた。そうしたら、後半ロスタイムもロスタイム、最後の最後のワンプレーで、あれが待っているとは。
最後の最後のコーナーキック時に、西川が上がって行った時点で何か起こる期待は当然あったし、キーパーが最後の最後に賭けて上がって行くというのは、もちろんそういう事なのである。
一言で「西川のフリックから森脇のゴール」と言うのは簡単だが、しかしあれを真反対のゴール裏1Fから観ている身としては、実際エリア内のゴチャゴチャは細部までは見え難い。ぶっちゃけ何だかわからん内にレッズの選手が喜び合っていた。周りでは入った事に気付いていない人も居た。そんな劇的な同点ゴールであった。

190601森脇挨拶 その劇的ゴールマン森脇って、このブログで言うならば、所謂「ワル」なのかもしれない。こういう劇的なゴールが実に多い。今季だってホームでF東京相手に終了間際に地獄に突き落とすようなゴールを決めて、また今回も九分九厘勝利を手中に収めていた川崎を地獄に突き落としてしまった。これはかなりの「ワル」である。
ただまあ森脇は、そのお粗末なプレーで、逆にレッズを地獄に落としてしまうような事も少なくないから、まあこれはおあいこかな。これだから森脇を外せないし、たまに森脇を外せ!になる。さすがレッズトップクラスの諸刃の剣である。

しかしこういった劇的な面は、冒頭にも書いたけれど、やはり組長の存在なしには語れない。やはり存在感だけでも半端ない人になってしまった。だからこそ選手も動く。
組長は、やはり熱心な人だった。テクニカルエリアから常に選手を呼び寄せてアドバイスを送る。あまり熱心にやり過ぎて、たまにテクニカルエリアを飛び出して、半分ピッチに足を踏み入れていたし。しかも副審の目の前で堂々と。こっちはいつ主審に注意されるかヒヤヒヤしていたぞ。
そうかと思えば頻繁にベンチに戻ってペットボトルの水を煽る。ずっと喚いているからなのか、やたら喉が渇くんだろうな。ペットボトルはテクニカルエリアに置いていたらダメなのか?あ、でもそれやると組長が怒った時にペットボトルを選手に投げ付けそうだから、やめといた方が賢明か(苦笑)

冗談はともかく、今回は組長が起爆剤となり、選手がそれに応えた形で川崎相手に勝ち点1を獲得した。しかしこれは北京戦と同じで、そこに焦点を絞ったからこそ奮起できた面もある。
リーグ戦はこの先も長い。これが北京戦みたいな一過性のものであってはならない。良い試合をした後にまた別チームになってしまっては意味が無い。これを継続して安定に繋げられるかがこの先の課題であり、また正式な監督に就任した組長の仕事である。
幸い、ここから2週間の中断期間に入る。新しい監督の下で新しいチームを作るに、2週間の中断は恵みとなる・・・筈である。いやそうなってほしい。まあ中断期間が無いで、この勢いのママすぐ次の試合ってのも見てみたかったけれど。

しかしこれで明日はレッズフェスタでしょ?これ仮にオリヴェイラのママで、しかも川崎戦に負けていたら、フェスタなんてどうなっていたんだろう?それを考えると、フェスタが控えていたからオリヴェイラを解任した?なんて穿った下衆の勘繰りをしてしまうよ・・・。

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J1リーグ第14節 川崎1-1浦和
得点/54分・ダミアン(川)、90+5分・森脇(浦)
主審=荒木友輔
観衆:24,578人
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ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第12節 浦和1-0広島 得点/57分・金子(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第14節 浦和-東京ヴ(埼玉スタジアム2002=5月3日15:00キックオフ)


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埼玉県富士見市在住

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