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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2019年 J1リーグ第30節
鹿島アントラーズ1-0浦和レッズ
~カシマサッカースタジアム

何をどう言ったら良いのか、何から話したら良いのか、変な意味で話題が盛り沢山になってしまったこの試合だが、先ず現実的には、厳しい中で、勝てなかったか。
興梠をベンチスタートにして、全然フィットしていない杉本を使って、それで勝てるほど甘くはなかった。というか状況的には勝利は贅沢でも、せめて勝ち点1が最低限ほしかったのであるが。

怪我人がドカドカ復帰して来ちゃった鹿島相手というタイミングの悪さはあったが、それでも鹿島より前節の広島の方が強く感じたが、それはあくまで表面的な部分であって、ゲーム運びの上手さを例にしても、やはり鹿島の内面的な強さ、強かさに、ベストメンバーを組めないレッズでは、やはり大きな差があった。
それは助っ人レベルでも違いがあるんだけど、途中から出て来てワンチャンスでゴールを奪ってしまうセルジーニョと、スタメンで出て殆ど良いところが無かったファブリシオ。これは大きかったし、まあそれ以前にファブリシオも疲労で、身体が重そうで全くしなやかさが無かったし、疲労のせいにばかりしては言い訳になってしまうのかもしれないが、関根にしても明らかに疲れていて全く縦へ行けていなかったし、やっぱりこの異常な過密日程やら中2日やらの不利な条件は、厳しいものがある。

だからこそ、久々に復帰した柏木に頑張って欲しかった。いや柏木は良かったと思う。周りの動きが鈍いから、フレッシュな柏木の動きが目立っていたのかもしれないが、それでも献身的にボールを集めては、必死にパスを通そうと懸命にゲームメイクに励んでいたし、キャプテンとしてチームを鼓舞しようと、声を枯らしながら周りを動かしていた。ある意味で中盤で孤軍奮闘していた。
それだけに、周りがもっと動けていたらと思う。そしてあのパスが通っていれば、あのパスが渡っていたら、そんな場面が度々見られた。まあそこを許してくれない鹿島の守備だったんだけど。

そしてJ1としてはリーグ戦初出場の福島である。スタメンを見た時は一瞬、西川はやはり広島戦の最後の場面で腕を痛めたのかと思ったらベンチには入っていたから、やはりACL第1戦に備えた予行演習なのだろう。ただ鹿島戦でキーパーに福島を使って来るとは、やはりビックリした。この辺は組長らしい思いきった起用法である。
前半12分の勇気ある飛び出しもシュート撃たれて一瞬やっちまったかと思われたが、実はボールに触っていてピンチを救ったり、鹿島の鋭いシュートやいやらしいパスを、落ち着いてのキャッチが何度も見られた。前回の駒場での大ドタバタ劇からしたら、別人のように落ち着いて集中していた。ミスらしいミスは後半のミスキックによる敵へのプレゼントパスくらいであった。
失点場面は、仕方がない。その直前に一度防いでいる訳だし、それでそれ以上を言うのは厳しい場面。その前に何度もバイタルに侵入されてボールを放り込まれていた自体が失点ものであった。
福島は、このJ1リーグ戦初陣の内容に自信を持って良いと思う。それだけ上出来なプレー。これならばACL第1戦を任せられるという確信を、周囲に抱かせるにじゅうぶんな活躍だったと思う。

組長のレッドカード退席処分は、まあストレートに考えてしまうと何をやっているんだという事になってしまうが、まあようするに、まだまだ組長も若いという事だ。それを含めて、まだまだ監督として足らない部分があるという事。
だだよくわからないのは、何故に永木にあんな事をする必要があったのか。とっさの勢いだったのか。それとも永木に何か言われたのか。よくわからんけれど、組長も何度も手を合わせて謝っていたから、自覚はあったのだろう。
これで川崎戦はベンチ入り不可だから、上野コーチが現場指揮になる訳か。まあ組長も一度スタンドからチームを見つめ直して、気持ちをリフレッシュさせるには良い機会かもしれない。別に退席処分を肯定する訳ではないけれど、何かを変えるに、こういう出来事がなければ、なかなか状況は変わらないから。

そんでもって、残留争いしている状況で、負けは負けで厳しい状況は変わらない。何を言っても過密日程は変わらない。それでも次の戦いを乗り越えて、そしてサウジアラビアに乗り込まなければならない。
負けて、引き続き疲労困憊で、監督も退席処分と、駄目な時は何をやっても駄目になる負のスパイラル。それでもまた中3日で試合はやって来る。試練を前に下を向くな。下を向いてはいけない。

試練は続く。試練は続く。試練は続く。


そして、こんな日の敗戦後にシーチケ更新する自分。これじゃクラブは危機感を持たんよなぁ・・・。

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J1リーグ第30節 鹿島1-0浦和
得点/72分・セルジーニョ(鹿)
主審=荒木友輔
観衆:14,439人
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2019年 J1リーグ第31節
サンフレッチェ広島1-1浦和レッズ
~エディオンスタジアム広島

ACL決勝に進んだ栄えあるチームに待っていた罰ゲーム、地獄の過密日程ロードが始まった。その第1段。
スタメンは、まあ現時点ではベストメンバーで良いと思った。スタメンを考えて運用しなければならなくなるのは、次節からになると思う。マルティノスがベンチに戻ってきたのは何を意味するのかだが、つまりそういう事だ。

ただね、そのベストメンバーに近い形で、ACLでは良い意味でハッスルしていたチームが、やはりJリーグになると、今度は途端に悪い意味で別のチームになる現象が再び。もうさ、いっその事、選手に催眠術でもかけて、JリーグをACLに思わせてしまった方が手っ取り早くないか?そうすればチームはガラリとかわる・・・訳ないか。

・・・冗談はともかく、まあこれ、毎回の事だからそう驚かなくなったが、それにしても前半立ち上がりからドイヒーな内容。関根の何をやっているのかななプレーから始まり、終始広島に攻め込まれては危ないシュートを喰らいまくり、レッズといえばボールを奪ってもカウンターを発動せず、すぐ後ろにボールを戻すいつものやつ。
この連続で、それで広島にいつゴールを喰らっても不思議じゃなかった状況で前半を無失点に凌いだのは奇跡であった。広島は広島で、まあよく外しまくってくれたからだけど。後半にバー直撃とかあったけど。

で、その後半になると、また少し違うチームになるから、それもわかっているから驚かなかったんだけど、今度は前から頻繁に行き出して、前半に比べたら幾らかマシな内容。決して良い内容ではなくて、前半が酷過ぎたから、それで後半が良く見えただけというのもわかっている。
それでも広島に押し込まれまくっていたのは変わらないし、シュートもしっかり撃たれまくり、それをドン引きで何とか跳ね返していた状況。だからクリアに必死でボールは前に繋がらず。だいたい前半から何度も柏のドリブル個人技に手を焼き、川辺に至っては何本シュートを許しているんだという始末であった。

もうこのチーム、Jリーグではそういう戦い方を狙ってやっているんだと思うしかないのだが、そんな事を考えていると、たまに良い形からゴールが生まれてしまうという。前線で興梠の幾度もの粘りあるプレーが実を結んだとも言えるが、最後は攻撃参加して来た岩波の、ダイレクトで撃たずに1トラップしての落ち着いたシュートが綺麗に決まってしまうのだから、まあサッカーは何が起こるかわからないものだなと・・・。

ここから広島は当然のように執拗に攻めて来る訳だが、これで逃げ切れればという状況で、このチームは明確に守りに入るという選択肢ではなくて、どうも中途半端というか、どっち付かずのサッカーをやっているもんだから、ちょっとでも前に出ると後ろに穴が出来る。
オウンゴールになった場面だけど、橋岡がどうこう言うより、その前から守備が後手になっていたから、あれでパスを出されないで川辺にそのままシュートを撃たれていた可能性もあるし、橋岡が足に当てなかったら、ドウグラスヴィエイラにパスが通ってシュートを撃たれていただろう。どっちみち、あの形にされた時点で、半分は失点したようなものだったと思う。橋岡もあの時間帯では足がパンパンで、コントロール出来なかっただろうし。
このオウンゴールがなければ、数字上は勝てたかもしれなかった。ただオウンゴールに至るまでが、必然の失点だったという事であると思っている。というか、無理にでもそう思わないと、オウンゴールで勝ち点を2失ったと思うと、悔しくて眠れなくなるからね。まあヤケ酒飲んで寝るけど。

現実的には上位の広島相手に、この低内容でアウェーで勝ち点1は悪くはないのだが、しかし残留争いしている身としては、本当ならば勝ち点は3を得て、少し気が楽になりたかったが、まあ現実はそう上手く行かないものだな。

あと試合終盤に渾身のプレーで腕を痛めた西川。まさか筋はおろか骨を痛めていなければ良いのだが。
ACL第1戦は西川が出場停止だから、それに備えて福島を使ったら良い論もあったが、しかし普通に考えて、西川が健在な以上、西川のプライドを考えたら、そんな事は出来ないだろう。

で、この後に中2日でアウェー鹿島でしょ。そんで中3日でホームで川崎でしょ。そんで中3日でアウェーACLでしょ。
改めて思うに、Jリーグってどうしてこうお馬鹿な日程になるようなスケジュールを組むんだろうね?毎年毎年、ACLを勝ち進めば勝ち進むだけ、自分の首をしめるようになる日程構成。Jリーグの上の連中が、日本勢のACL決勝進出を本気で信じていないで日程を作っているのが明白なのだが、つまりJリーグは、日本勢にACLで優勝してほしくないって事かな?
まあ始めっからわかっていた事だから今さら文句を言うのも何だけど、しかしここからの過密日程と強い相手が待ち構える連続、本当に恐ろしいが、しかし死に物狂いの総力戦で乗り切るしかない。乗り切った先に、大歓喜が待っていると信じて。

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J1リーグ第31節 広島1-1浦和
得点/75分・岩波(浦)、88分・オウンゴール(広)
主審=上田益也
観衆:6,710人
2019年 AFCチャンピオンズリーグ準決勝・第2戦
広州恒大0-1浦和レッズ
~広州天河体育中心

広州恒大ね、ああ、ホームでACL5年間無敗とか、国内でホーム21戦無敗とか、あー、・・・関係ないね(柴田恭兵風に)。
知らねーよ。だいたい、誰を相手にしているんだよ。その相手は変態だぞ。アジアが誇る変態を相手にしているんだぞ。変態に常識が通用するか?通用しないんだよ。何故なら、レッズは、アジアの変態だから。

やべー、数日前に、何で大分にあんな負け方しているんだろう?あの鹿島を退けた広州相手に、2戦合計完封しちゃう変態を完封勝ちしてる大分って、つまり東アジア最強じゃね?

・・・何で話が大分の事になっとるかという事態だが、いやとにかく、またやってしまった。摩訶不思議なチームが、ACL決勝進出である。

ボランチ青木が怪我で出られないのと、マウリシオ大先生が最近精彩を欠いてスタメン落ち中以外は、考えられるだけのベストメンバーを組めた訳だが、先ず驚いたのは、年齢的な部分で不安のある阿部を、大分戦に続いてスタメン起用した事かな。てっきり大分戦は阿部で、今回は青木だと思っていたから、それでも青木が間に合わなかったとなると、やはり柴戸ではなくて大ベテランに頼りたい組長の気持ちは、わからないではない(ボランチに柏木という予想もあったが)。
しかもやはり、この辺は変態なんだな。阿部もかなり劣化したと思われた大分戦に比べて、すげー集中力でちょっと別人だったし。変態チームは、ACLとなると、個々の能力を変態にするのである。

前半は、まあ予想通りね。攻める広州。レッズはドン引きはしない。やや引き気味なれど、前への姿勢は保たれていた。これでピンチを招いた部分はあったが、それでも想定内の展開だったと思うよ。
西川のスーパーセーブが注目されたが、前半の本当にヤバかったのはタリスカのクロスバー直撃くらいで、実は他はしっかりシュートコースを消した上での後は西川の守備範囲・・・だったと勝ったから強気に結果論で話しているが、まあ、しかし、前半は、本当は、やっぱりヤバかったな(苦笑)
ただレッズもウルトラマンと阿部の枠内ミドルが炸裂したからね。Jリーグになると枠外になるのに、ACLになると枠内捉えちゃうもんなあ。特にファブリシオ。

前半、そんな展開だったけれど、レッズとしては狙い通りに前半に無失点で切り抜けた事で、後半からかなり精神的に余裕が出たんじゃないかな。そのプレーに、時に前半に見られたような引け腰からピンチを招くのではなく、どっしり構えて広州を跳ね返す守備から、急がず慌てずの攻撃転換が見られた。そのまま落ち着いてプレーしていれば、そのまま逃げ切れるだろうという、確信に似た自信が見えるプレーっぷり。広州が焦りに焦って前に出ようとしては空回りしているから、余計にレッズの落ち着きっぷりが目立ってしまった後半。

興梠のゴールは、まあその賜物かな。橋岡の、切り返しから前にスライドしてのクロスは、そう、今シーズン夏場から見られるようになった、橋岡がサイドプレーヤーとして成長した部分だが、それをアジアの舞台でも発揮するとともに、それを確実に捉える、やっぱり興梠なんだな。

これで勝ち抜けに4点もの大量負担が必要になった広州、半ば諦めたようにファールとイエローを連発してくれやがって、道連れに怪我でも喰らったらたまったものではなかったが、しかし、こういうところはやっぱり中国なんだよね。せっかく監督がカンナヴァロという伝説的な元選手を監督に擁するチームなんだから、それを汚してはイカンな。

なんて思っていたら、西川にもイエロー出ちゃうし。え?遅延行為?いやいやいや、そこまで遅延行為しとらんだろ。これ広州とバランスとる為に無理にイエロー出したの見え見えでしょ。お陰様で決勝第1戦に西川出場停止ってアンタ。このイラン人の主審、途中まで良いジャッジすると思っていたのに、イラン人だけにいらんイエローまで出す空気が読めない審判だったとは・・・。
まあ、福島が居るから、大丈夫でしょ。何が大丈夫かよくわからんが、福島が出た試合、レッズでは始め2試合が無失点で、初失点が今年7月の駒場での天皇杯・流経大戦だったような・・・大丈夫か?いやまあ、ここでいきなり超アウェーのキング・ファハドで出場なんだから、そこで活躍したら、かなり度胸ついて、西川の後釜に急成長するって算段で行こう。

あー、そうだよ、決勝の相手が、またアル・ヒラルなんだよね。個人的にはアル・サッドの方が良かったんだけど。アル・ヒラルだと、2年前の事があるから、絶対リベンジに燃えてぶつかって来るだろうから、絶対やりにくい相手にはなるだろうね。
まあしかし、そこはこっちは変態だから、更にその裏を行く訳のわからない変態パワーでアル・ヒラルを混乱に陥れる自信があるけどね。変態だから。

しっかし、国内リーグで残留争いしているチームが、ACLでは決勝に進出してしまう例、過去にあったっけ?これある意味でギネス記録に載せても良いんじゃないか?何のギネスがよくわからんけれど。

あー、何か興奮してきた。とりあえずザ・美酒飲も。
ちなみに天河スタジアムの観客数、なんじゃ39999って。4万のあと1人に達しないところが、何ともかんとも。

ACL2019 ------
AFCチャンピオンズリーグ準決勝・第2戦 広州0-1浦和
得点/50分・興梠(浦)
主審=アリレザ・ファガニ
観衆:39,999人
2019年 J1リーグ第29節
浦和レッズ0-1大分トリニータ
~埼玉スタジアム2002

191018ホーム大分戦 超大型台風通過を挟んで皆さま無事だったでしょうか。うちはオンボロポストの蓋が吹っ飛んだ以外は被害は無かったですが・・・そんな台風一過もありの約2週間の中断期間を経て、さてチームは少しは変わったかなと期待していたんだが・・・結局は根本的な部分は何も変わっていなかったな。

この終了間際とか、後半ロスタイムに失点して敗けるパターンなんだけど、これ今シーズン何回やっているんだ?
攻めるだけ攻めて惜しいところまで行くも、相手にガチガチに守られて跳ね返されて、そんでアホみたいにラインを上げるだけ上げて前掛かりになっているから、簡単に縦ポンやられて裏を取られてカウンター喰らって、そんで被弾するやつ。ミシャサッカーの酷い時にも散々見たけど。あれから監督が何人変わっても、これだけは変わらないんだな。
こんだけ同じような失点パターンを繰り返しているんだから、いい加減に少しは学習しろよって言いたいんだけど、ようするに学習能力が無いのだろうか?攻撃にここまでリスクをかけなければ得点できない?のも問題だが、というかリスクをかけても実際は得点できていないけど(汗)

いや大分は大分で強いんだよ。やる事はハッキリしているし。それでメンバーも今回オール日本人で、あそこまで粘り強くサッカーをしてくるんだから。契約上オナイウが出場できなかったり、得点限だった藤本を神戸に引き抜かれても、崩れないどころか、安定しているのだから。
まあ逆にレッズが、これだけの金かけたメンバー揃えながら(国内では)弱いのも大問題なんだけど、そのやる事がハッキリしている大分に、最後に狙い通りにやられるのだから・・・。

組長も分析力はあるから作戦は立てて来ているだろう。今回は前からのハイプレスを仕掛けて、狙い通り散々のように大分からボールロストを発生させていた。ボールも奪えていた。そういう作戦だったのだろう。
しかし、そこから先が無い、それ以外に明確なものが無い。ボールを奪っても約束事も連動性も無いから、前は動かずボールは出せず、それでプレスを受けると後ろに戻しちゃうから、相手の守備はすぐ整ってせっかくのチャンスを逸っしてしまう。悲しいかな戦術が乏しいから、やっぱりチームとして機能していないんだよね。
前半の眠っていたのかの内容を見れば、それがわかってしまう。たまに凄くつまらないゲームってあるじゃん?今回の前半がまさにそうで、ゴール裏住人として本当はあってはならないんだけど、それでも所謂「眠くなる」内容ってやつだった。一番目が覚めたのが、12分の決定的なシュート喰らったものの、ギリギリポストに救われたやつね。あれは肝を冷やしたが、しかし逆にレッズは前半まともなシュートあったっけ?
あとさ、ラインを上げなきゃいけないのはわかるんだけど、それやると3バックのポジショニングバランスが悪過ぎて、縦ポンやられるとマウリシオ大先生が1人で敵2人を相手にしなきゃならなくなる守備、どうにかならんものか?それをマウリシオが自分のスピードで喰らいついて行っているのだが、これチームとしてしっかりライン修正していれば、こんな後手は踏まないのに。岩波の中途半端なビルドアップからのブレーキや、上がりっ放しで裏を取られてもマウリシオ任せにする槙野という相変わらずのパターンである。これを繰り返しているまま修正しないから、ピンチや失点が減らない。

勝てる分岐点はあったかな。武藤が負傷した。それでファブリシオを投入した。このファブリシオがACL並みに高精度のミドルを放てていたら、いやそもそもキーパーと1対1を決めていたらな。ファブリシオはミドルは上手いが、ああいう場面の決定力は無いのか?大分は後半途中から明らかにドロー狙いだった訳だから、時間的にもあれを決めてくれていたら、勝っていたと思う。なんてタラレバの話は悔しくなるから、あまりしたくはないけどね。

あんまり名前を聞いた事がない山岡っていう主審も訳がわからなくて、明らかにイエローな場面で全くカードを出さず、前半はイエローをポケットに入れるのを忘れたんじゃないのか?と疑ってしまう始末である。だから選手も調子に乗って、平気でカウンター阻止の明確なファールを犯す。前半の長澤の手でモロに相手を薙ぎ倒したファールなんて、あれでイエローが出ないのだから凄い。だからエヴェルトンがファールで吹っ飛ばされてビッグチャンスをフイにされたやつも、アリバイのように主審はカードを出せなかったのだ。そんで後半に関を切ったようにカードを出すのだから、実にアンバランスな主審であった。

で、どうしよう。約2週間前の勝利の安堵が、またこの敗戦によって憂鬱な雰囲気に逆戻りである。このタイミングで来週にACL準決勝の第2戦をアウェーで控えているのだ。
これで外弁慶なチームだから、ACLになるとまたコロッと別のチームになるんだろう?そうなんだろう??・・・とはいえ今日、興梠と関根をフルに使ってしまったのは、果たして良かったのだろうか?全ては来週の水曜日に答えが出る。

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J1リーグ第29節 浦和0-1大分
得点/90+3分・後藤(大)
主審=山岡良介
観衆:19,698人
2019年 J1リーグ第28節
浦和レッズ2-1清水エスパルス
~埼玉スタジアム2002

191006ホーム清水戦、勝利 国内リーグ戦では勝てなくて、アジアに出ると途端に強くなる変態チームだったのだが、ついにその殻を破る日がやって来た。
あんだよ、国内でも、やれば出来るじゃないか。

・・・とは言うものの、それは終わってみれば言える事であって、最初はリーグ戦お得意の得点の匂いがしない外パスだらけのサッカーから、そんでもってロングスローとか特異な事をやられると、大抵は付いて行けなくなるチームだから、やばいなぁと思っていたら、案の定ロングスローからあっさりやられるという始末。
これ対応不足でクリア出来なかったのは百歩譲って仕方がないにしても(本当は仕方がない事にはしたくないんだけど)、だいたいだな、中の守備の人数があれだけ揃っているのに、それでドウグラスに綺麗にシュート決められてしまうのだから、うちの守備ブロックとかどうなっているんだ?という話。まあ今更それ言っても、今に始まった事ではないんだけどさ。ドウグラスの針の穴を通すようなレーザーシュートも上手かったけれど。

先制した清水が、ここから攻撃の手を緩めてラインが下がり出したのは幸いした。これでレッズが高い位置でボールをキープ出来るようになった。ボールの扱いが上手いエヴェルトンが中軸となり、中盤を制圧できるようになってから、流れがレッズに傾き始めた。

191006橋岡ヒーローインタビュー 今回1アシスト1ゴールのビッグヒーロー橋岡だが、先ずは前半終了間際のクロスによるアシスト。ただこれ、もちろんアシストした橋岡も良かったんだけど、これに関しては、決めた選手が凄過ぎた。
そう、この変態チームにあって、一番の変態は興梠かもしれない。何だよあの高速瞬間移動のような横走りからのヘディングシュートは。忍者かよ。清水の守備が橋岡のクロスで気を取られた一瞬に、エリア内を消えるように素早くササッと横走りして、いきなり相手DFの背後を取ってクロスに頭で合わせての超絶ヘッドを炸裂させる。さすがのファン・ソッコも、これには驚いただろうな。本来そこに居ない筈の選手が、いきなり顔を出して来るんだもん。そんでズドン。やられた方からしたら「えっ?」だよな。まさに唖然ってやつだね。

後半、高いラインを維持しつつ、守備にミスが出ず、清水を中にサイドに揺さぶり続けたのが奏功した。セットプレーからの流れだったが、最終的に橋岡の侵入口が空いて、あの豪快シュートに繋がった。いや素晴らしいシュート。前が空いたら迷わず右足を振り抜いた。少し相手DFに当たったかカスったかで微妙にコースが浮いてキーパーが取れない位置に突き刺さったが、いやこれは橋岡の迷いが無いシュートがゴールに繋がった形である。

最後に人間ブルドーザーが出て来た時には恐怖だったが、それを逃げ切り、そしてリーグ戦の勝利なんて7月アウェーエコパでの磐田戦以来であり、一体全体どんだけ勝てていなかったんだという話になってしまうのだが、しかも勝利は勝利でも、逆転勝利という二重の歓喜を味わえたのもいつ以来だろう?

いや現実問題として、(毎回同じ事を言っているとはいえ)今回は本当に勝たなければいけない試合だった。前日に鳥栖も松本も勝ってしまった以上、今回勝たなければ貯金が尽きる。引き分けでも駄目。とにかく勝ち点3が必要だったのだ。その背水の陣で、前節大勝した清水をホームに迎えての、意識的には難しい一戦であった。しかも清水の超ハンド見逃しとか、誰が主審やっても毎試合そんなのに泣かされている中、それでも逆転勝利を収めてくれたのだから。

入れ替え戦圏内の16位鳥栖と勝ち点差を引き離す事は出来なかったが、他の下位チームを牛蒡抜きして、一応は10位まで浮上させる事には成功した。もちろん下位チームは団子状だし、残り試合を考えたら、これからが本当の残留争いに突入して行く訳なんだけどね。
ただ次の試合まで2週間近く間が空くから、これの前に勝利しておけたのは、精神的には大きいのだ。これ仮に16位と勝ち点1差で中断期間突入とかしていたら、それこそ精神的に地獄だったもん。いや一先ずは勝てて本当に良かった良かった。

恐怖の狭山茶菓子群 ちなみに、静岡チーム来襲で取って付けたような狭山茶フェアだけど・・・。
我が辛党同好会と熾烈なライバル関係にある、甘党同好会の狭山市民の仲間による狭山ラインナップ。・・・オゲェ、見ているだけで胸焼けしそう。ロイヤルパインズのケーキなんて無駄に金箔が乗っかっているし。
この狭山市民の友人さ、何が凄いって、味千ラーメン喰った後に、このムースやらケーキやら団子やらの菓子ラインナップを、ペロリと平らげては平然としているのだから信じられない。世間では甘い喰い物は別腹とはよく言うが、それは辛党からしたら全くの理解できない部分であり、つまり辛党からしたら、この今回の仲間の喰いっぷりは、まさに変態にしか映らないのである。

このブログ、前回も今回も、変態だらけだな・・・。

無駄なJアンケート ってか、せっかくの勝利の後だけど、これだけは文句言いたい。
Jリーグアンケート頼みに来た兄ちゃん、5分したら回収しに来ると言っておきながら、1時間経っても回収しに来ないじゃないか!たまにこの類いのアンケート受けるけど、回収しに来なかったのは初めてだ。
真面目にアンケート答えて損した!





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J1リーグ第28節 浦和2-1清水
得点/19分・ドウグラス(清)、45+2分・興梠(浦)、75分・橋岡(浦)
主審=福島孝一郎
観衆:34,131人
2019年 AFCチャンピオンズリーグ 準決勝・第1戦
浦和レッズ2-0広州恒大
~埼玉スタジアム2002

191002ホーム広州戦 いや、だから、何故に、これを国内リーグ戦で出来ないのか?という決まり文句を今回も繰り返してしまう訳なのだが、あの鹿島でさえ勝てなかったチーム相手に、鹿島に勝てないレッズが嘘のように完勝してしまうのである。
つまり広州が弱い訳ではないのだ。だからといってレッズのリーグ戦の成績を見れば、とてもアジア4強であるのは、端から見たらやはりおかしな事。
もはや、何が何に強くて、何が何に弱いのか、勢力図というか位置付けというか、もう何が何だか、訳がわからなくなってきた。

ようするに、変態である。見事な変態っぷりを発揮するのである。どっかの内弁慶と揶揄されているチームとは真反対。逆にアジアに、世界に出ると、見事な外弁慶っぷりを発揮するのである。もはやいつか表現した「変なチーム」なんて柔らかな表現をしている場合ではない。このチームは、「変態」である。つまり、アジアの変態。

そうでなければ、あんな凄いミドルシュートが炸裂してしまう訳が・・・にしても、ウルトラマンのもの凄いアウトに掛かったスーパーミドル。いくらファブリシオの最大の武器がミドルシュートとはいえ、あんな見事なシュート、なかなか撃てるものではない。確かに広州の寄せは甘かった。というか寄せられる前にシュートを撃ったとも言えるが、何れにしても、とんでもない見事なシュートだったと言う他はない。
裏付けはあるけどね。繰り返すけどファブリシオはミドルシュートが得意。しかし今季は長期離脱の影響で、なかなか調子が上がらず、ミドルシュートの精度もガタ落ちしていたのが復帰からしばらくの姿だった。ところがここ最近、調子を取り戻して来ると、それに比例するようにミドルシュートの精度も威力も回復しつつあった。そこに来て今回のスーパーミドル炸裂と考えたら、根拠あるゴールって事になるよね。

何故かピンチも少なかったというか、本当の意味でバイタルに攻め込まれる事が少なかった。相手に積極性が希薄だったというか、広州っていくらカテナチオ時代の代名詞的存在カンナヴァロがチームを率いているとはいえ、こんなに攻めて来ないチームだったっけ?そんな中でもアンデルソンタリスカばかりが目立っていて(髪の毛の色も目立っていたけど)、よせばいいのに中国に帰化しちゃったエウケソンなんて何処に居た?
うちの守備が良いという状態ではないんだけど、でも今日は良かったのも、相手との相性になってしまうのだろうか?最近精彩を欠いてスタメン落ちしているマウリシオ大先生に代わり、真ん中に入っている鈴木が、鬼神の如く広州の攻めを跳ね返しまくっていた。これを連携よろしく守備からのパスもポンポン繋がるのだから、まあやっぱり広州の寄せが甘いのもあるけれど、やはりリーグ戦ではなかなか見られないシーンを連発していた。
でも、この広州が鹿島をはね除けた訳で、それを考えると、やっぱりよくわからんな、広州も、鹿島も、そしてレッズが。

唯一、失点でアウェーゴールを喰らったと思われたシーンも、しっかりオフサイドを再確認してノーゴールに判定が覆ったし。
これもリーグ戦ではなかなか見られない。Jリーグの審判なんて、一度ジャッジを下しちゃうと、間違えを認めたくないもんだから、ほぼ絶望的に判定は覆らないもんね。土曜日の鳥栖戦の金崎のゴールだって、あれが今回だったら、オフサイドを認めてノーゴールに覆っていたかもしれない。そう考えると、色々批判されるアジアの笛も、最近は柔軟になったと言える。

JリーグとACLは性質が別物。だから国内とアジアでは違う事が起こる。今のレッズは明らかに国内に相性が悪く、アジアに出ると相性が抜群に良い。鹿島は逆。そういう事はあるかもしれない。
だからという訳ではないが、関根までとんでもねーゴールを炸裂させちゃうのだ。あの小さな身体で、あんなパンチの効いた、かつレーザービームのようなミドルシュートが飛び出してしまうのだから、いやACLに於けるレッズって、やっぱり変態になってしまうものなのだよ。ああ恐ろしい。

なんて変態変態と喜んでいるのは良いが、冷静に考えたらホームで勝っただけで、当然アウェーが残っているので、あんまり陽気に喜んでいる訳には行かないな。ここは勝って兜の緒を締めよという事で、先ずは冷静にならないといけない。
とはいえ2点も先行して、相手にはアウェーゴールを与えなかった、つまり完封して90分を折り返せたのが大きい。数字的にも精神的には大きな有利さが働く。しかもゴールかと思われてオフサイド覆りでゴールが取り消されたりと、精神的な落ち込み感も広州に与える事が出来た筈。

191002ホーム広州戦2 191002ホーム広州戦3
先ずは完勝劇で完璧な折り返し。決勝が見えて来た。そして、気を引き締め直そう。

さあリーグ戦
そう、次は、これだし、ね・・・。










ACL2019 ------ 
AFCチャンピオンズリーグ準決勝・第1戦 浦和2-0広州
得点/19分・ファブリシオ(浦)、75分・関根(浦) 
主審=クリストファー・ビース 
観衆:30,068人
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ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第12節 浦和1-0広島 得点/57分・金子(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第14節 浦和-東京ヴ(埼玉スタジアム2002=5月3日15:00キックオフ)


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自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
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