忍者ブログ
浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
[53]  [54]  [55]  [56]  [57]  [58]  [59]  [60]  [61]  [62]  [63
先ずはお詫びから。
当ブログのサーバーである忍者ツールズに於いて、1月25日昼頃から大規模障害が発生し、ブログの閲覧及び更新が出来なくなっていました。
29日夜にはブログの閲覧が可能にはなりましたが、引き続きコメント記入やログイン不能により更新は出来ない状態にありました。
この間、アクセスしていただいた方々にはご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ありませんでした。
本日ようやく復旧し、ブログの更新が可能になりましたので、先ずはお知らせとともに、再開したいと思います。

ToT2020 で、ブログ更新が不能な時に限って、寝耳に水でいきなりトーマス・デンを獲得しとるし、この選手に関しては書きたい事が沢山あったんだけど、本当にタイミングが悪い時に障害が起きるものである。
更にタイミングが悪くて困ったもので、TOTに行った記事も書けず、こっちにも書きたい事は沢山あったのに・・・。

ただ、まだRSSとか一部機能が復旧していないっぽいのが困ったものですが、とりあえずサーバー側は完全復旧ではないっぽいですが、最低限の基本機能は何とか投稿できるようになったみたいなので、ブログ復旧しました。
また引き続きよろしくお願い致します。
PR
今シーズンのキャプテンが西川に決まったが、本人自身33歳にしてキャプテンは初めてとはいえ、まあ無難な線を選んだかな、という印象。個人的にはもう少し中堅どころがキャプテンをやった方が良かったかなとは思ったけれど、ぶっちゃけ今のチームで新たに初めてキャプテンをやらせるに値する、これっていう選手が存在しないのは否めない。
個人的には長澤あたりでも悪くはないとは思ったが。鈴木なんて貫禄があるから、もっと少し在籍年数があったらキャプテンに就任していてもおかしくなかったのかもしれない。在籍年数で言えば生え抜きの宇賀神が居るが、去年辺りからベンチスタートが多くなってしまった事を考えると、やはり西川しか居なかったのだろう。まあ去年副キャプテンながら柏木の不振でゲームキャプテンを務める事が多かった興梠って選択肢もあっただろうけれど、興梠だと若手が余計に萎縮しちゃうからなぁ。あ、それもリーダーには必要な要素か。いつもニコニコしている西川とは、タイプが真逆である。ただ西川もキャプテンとなると、そう年中ニコニコしていられなくなるかな・・・。

でもレッズからするとキーパーのキャプテンって、何となく最終手段である印象で、かつてツッチーがキャプテンに就任した時も年齢的には結構な時だったし、しかも正キーパーは田北に移っていた時期にキャプテンだった上にJ2降格まで味わってしまったのだから、キャプテンとして二重三重の辛さを味わったのもツッチーである。
今年の6月には34歳になる西川。キーパーは経験がものを言うポジションだけに、そのキーパーは30歳からが脂が乗るとは言われているが、とはいえ年齢的には明らかに斜陽に入っているのも事実。
3年計画を考えてしまうと、そろそろ不動のポジションであった西川を、レギュラーから引き摺り下ろすキーパーが出て来ないと、近い内にまた補強に頼る羽目になってしまう。そういう意味では今季はキーパーというポジションも重要になって来る訳で、もちろん西川自体が好調を維持してくれれば自分の考えも杞憂に終わるのだが、そうは言っても年齢的な事を考えると、そろそろかな、という考えも頭に浮かんでしまう。名古屋みたいに楢崎の天下が長過ぎて後釜キーパーというポジションに蓋をしてしまうと、それは逆に将来に弊害を来さないとも限らないし。

まあようするにだ、今年こそ西川のポジションを福島が脅かさなければいけないし、福島も年齢を考えたら、もうそろそろという時期なのである。幸いにして昨シーズン、少ない試合数ではあったが、何れも好パフォーマンスを見せて大きな可能性を見せてくれた訳だし、本人とて今シーズンはかなりの覚悟で勝負のシーズンになると思っている筈であろう。またユースから注目の彩艶君が上がって来たら慌ただしくなるだろうから、その前に福島の存在感を植え付けておきたいところ。

なんて考えていたら、今日の沖縄SVとのトレーニングマッチは、西川が1試合目だけ出場に対して、福島は2試合目と3試合目に出場したという話だから、まあまだ最初のトレーニングマッチだから何とも言えないものの、これが何を意味するものなのかを考えてしまうのもこの時期の醍醐味なのかな。それとキーパーの起用法は監督にとって一番勇気と覚悟が試される采配だからね、そこを組長ならばどう考えているか、それをサポーター目線で考えてしまうのも、やはりこの時期なのだろうけれど。

とりあえず今日のトレーニングマッチ、新しいシステムとフォーメーションで、相手が相手とはいえ、11得点で無失点は幸先良いスタートと言える。レオナルドも得点したし、それに何と言っても合流したばかりの武田にもゴールが生まれた辺りは素晴らしい好材料。やはりこの大物ルーキーには期待してしまう。いや期待しかないと、今は言っておこう。

おおっと、全日程も発表されたようだ。これから忙しくなるぞ~。
今年は正月休みが長かったから、すっかり更新をサボってしまった。
そんな訳で皆様、凄く遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

さてご存知のように、チームはレオナルドの補強と伊藤のレンタル復帰と高卒ルーキー武田君しか戦力の上積みが出来ていないママ、これに対して周囲からフロントへの批難レベルが超絶糞味噌状態になっているが、とは言っても泣いても笑ってもチームは始動してしまったので、もう腹を括るしかない。

補強に関しては、レオナルド以外は尽く失敗している国内は望み薄になってきているが(そもそも杉岡以外は本当にオファーしていたのかわからないが)、まだまだ国外からの外国人ならば可能性は残っているし、噂レベルならば何人かのブラジル人の名前は挙がっている訳だし。レッズ自体は現状外国人出場枠は埋まっているものの、家庭の事情だの結婚式だので未だブラジルから帰って来ていない3人の事を考えると、やはり裏では何かあるのではないかと勘繰ってしまう。家庭の事情って外国人選手では常套句だし。特にマウリシオ大先生は移籍の報道があったばかりだし。マウリシオの報道は一体何だったのだろう。
まあストレートに考えると、チームの始動が例年より早過ぎて、単に合流が間に合っていないだけなのだろうけれど。片方の事情に関係なく始業日には合流しなければいけないというのは、あくまで日本人のお堅いサラリーマン文化であって、ブラジル人はシーズン中にも関係なくリオのカーニバル見たさに一時帰国しちゃう選手だって居るんだからなぁ・・・。
昔、さいたまスーパーアリーナで行われたレッズフェスタで、合流日に姿を現さないかったエメルソンについて「エメルソン選手は空港までは行ったのですが、そこでお腹が痛くなり引き返しました、という連絡がありました」というズッコケ発表があったのを思い出した。嘘バレバレなんだけど、嘘でも良いから何か合流が遅れている事情は発表してほしいよな。じゃないとデマや噂が一人歩きして、昨日のマウリシオみたいに無駄に大騒ぎになるんだから。

さて話は開幕戦でレッズが金Jの餌食になるかもしれないという事なのだが、率直に言って「バカじゃないのか?」という話である。
去年、あれだけJリーグのACLを考慮しない糞メチャクチャ日程に苦しめられて、平日開催連発の餌食になったのが他でもないレッズなのに、どうしてまた開幕戦からレッズを金Jに持って来るのだろう。それもアウェー湘南というキャパの狭いとこを。まあ、あからさまにレッズだからという話なのだろうけれど。開幕戦なんだから去年優勝したチームを最初に持って来るのが筋なんじゃないの?マリノスでは金曜日の集客が期待できないって事なのか。
村井マンなんて多額のスポンサー料が絡むダゾーンの言いなりなんだから話にならないが、肝心なのは、レッズはこの事をJリーグにしっかり抗議したのか?って話だ。去年の事情を強く話して不公平感を煽る事は大切だと思うし、寧ろそうしなければならないだろうに。これが鹿島が抗議したら二つ返事で取り下げるんだろうな。
でもうちのフロント、どうせ収入に響かないアウェーな上にダゾーンからご褒美が貰えるから、開幕戦なんて平日でも良いやなんて思って、簡単に金Jを受けちゃったんだろうなぁ。湘南からしても、相手がレッズならば、平日でもチケットはバカ売れするから良いやと思っているだろうし。

どうせなら開幕戦は新国立でやってくれないかな。在関東のチームは国立を使う権利があるんだから。湘南は平塚競技場のネーミングライツがあるから、ダメか。
師走も師走、そろそろ今年も終わるので、ここまでの動きを纏めると・・・、

放出
森脇→京都へ完全移籍
岩舘→?
オナイウ→マリノスへ完全移籍
茂木→愛媛へ完全移籍

補強
レオナルド→決定
杉岡→断られて鹿島?
原→断られて鳥栖残留
小塚→噂だけ?

新人
武田←青森山田高

つまり未だに加入が決定しているのが新潟からレオナルドと、ルーキー加入は青森山田高から武田君だけ。ユースからの昇格は無し?

あれだけ騒いでいた杉岡や原に断られて、小塚も周りが騒いでいるだけで、実際のところどうなっているのかわからない状況。本当にオファーしているのか?また国内だと今はこれ以外で話が出てきていない他、ガセっぽいのもあるから気を付けないといけない。
だいたい速いサッカーすると言っておきながら、仙台がゼロ円で獲れたクエンカを、うちは何故に獲らなかったのだろう?戦術も乏しい中で、スピードと個人技で打開できるクエンカなんて理想的だったのに。
またレオナルドはJ3とJ2では驚異的な実績をあげているし、まだまだ若いから期待はしたいが、それでもJ1では未知数の為、過度の期待は禁物かもしれない。ただ来季に向けたFWの補強はレオナルドだけだろうから、これで失敗した場合は悪夢が待っている。しかもレオナルドは個人で打開するタイプではないから、彼に好パスを供給する選手が居ないと力は半減するという話も気になる。また3年契約らしいが、それに見合った活躍をしてもらわなければならない。本人は日本への帰化も視野に入れているらしいが、レッズ在籍中にそれが叶えば理想である。

とにかく日本人で有力選手の補強が出来ないとなると、いっその事、外国人補強だけで良いから、それなりにお金をかけて海外から連れて来いと言いたいが、水面下で動いてくれているのかどうか、パイプが無いうちの強化部では怪しいところではあるが・・・。
その外国人出場枠は今のところレオナルドで埋まったが、問題は出て行く外国人が居るかどうか。エヴェルトンはレンタル契約が今月までだから、今季の働きを見るに、延長は怪しいところ。マルティノスは2年契約ならば恐らく放出だろうが、3年契約だったら・・・。マウリシオは元々3年契約だったらしいから、そうだとするとまだ半年は契約が残っている。ファブリシオに至っては5年契約って本当なのかね?
まあ外国人も保有枠は制限が無いから、別に放出しなくても補強は可能だが、今のうちにそんな余裕があるのかどうかと問われれば、ノーだろう。来季はACLも無いからアジア枠も使えないし。

複数年契約の選手が多過ぎて、出すに出せない状況なのもわかるが、杉岡や原を本当に狙っていたのであれば、少なくともまだ2人は補強できる訳だし、まさかこれで補強がレオナルドだけとは思えないから、そこは年明けに期待はしたいが。
でも監督が言い訳できない補強をすると公言しておきながら、方々に断られて、挙げ句レオナルドだけに終わり、早くも監督の前に強化部とフロントが言い訳する事態に陥る可能性もなきにしもあらず。

まあ理想はルーキー武田君が伸二並みに開幕からスタメン大活躍でスーパーなパスを供給し高度なテクニックでゴールに絡みまくり、それをレオナルドと興梠で得点量産!なんて事になってくれたら手っ取り早いんだけどね。だって仮にこれ以上の補強が無かった、若しくは失敗したとしたら、本当にそこに活路を見出ださなければいけなくなるのだから。そりゃ柏木や杉本の復活に期待をしない訳ではないが、今季の稼働率を見てしまうと、それはそれ、これはこれって話になるのである。古いものより新しいものに期待するのが人間の性なのだ。

まあ年明けに、まだ1人くらいは補強と放出はあるかな。メモリアルイヤーの三菱が特別にドカンとスポンサー料を積んでくれて、とんでもねー外国人選手を1人獲得しちゃう夢を正月くらいは見よう。


という事で、今年の記事はこれが書き納めになります。
今年も当ブログに訪れていただき、また沢山のコメントもいだたき、本当にありがとうございました。また来年も引き続き、当ブログをよろしくお願い申し上げます。

では皆様、良い年をお迎えください。
それでは。
この小出しにするユニフォームの発表の仕方はどうにかならんかと思うが、個人的にはファーストユニが重要だから、昨日発表のセカンドユニを無視した訳ではないが、やはりファーストユニ発表こそ胸踊るのである。

2020ファーストユニ

コンセプトに「ダイヤモンドの輝きに幾何学的なグラフィックを用いて大胆にダイヤモンドの輝きと美しさを表現」とあるが、最もらしい表現を並べているものの、噂されていた通りゼニトと同じで色違いの使い回しデザインではあるのは既にバレているんだけど・・・。

とはいえ、デザイン的にはナイキにしては珍しく(?)カッコ良い方に入るかな。幾何学的なグラフィックは、個人的に好きだった95年ミズノ製のファーストユニを連想させるものだし、今回のはあそこまでド派手さを強調するのではなく、逆に地味というかシンプルな範囲で楽しめるデザインである。ただこれ、興梠が着ている姿を見てしまうと、ちょっとスマートな人向けのデザインだと思う。普通に見るとスマートさを強調できるデザインだけど、横にビヨ~ンと拡げちゃうと、逆に・・・ね。
あとポラスには悪いけど、やっぱり胸スポンサーには三菱のスリーダイヤが乗っている方が、世界の三菱をバックに付けているとアピールする意味でも見映えがする。後は三菱のメモリアルイヤーを飾るシーズンにしなければならないところだが・・・。


ちなみに昨日発表済のセカンドユニは、見た目が凄くスッキリしていてデザイン的には悪くないと思うんだけど(というかスッキリはスッキリでもスッキリし過ぎでユニフォームに見えない面があるが)、コンセプトがちょっとなぁ。日の丸からインスピレーションを得たって、何処が?しかもACL出場権を失っているシーズンに「浦和から世界へ」って言われても、その前に先ずは国内で勝てるようになれよ・・・ってかこれ、「柏から世界へ」を思い出したんだけど・・・。
あと鹿島や広島と史上初の統一テーマユニっていうけど、ナイキって毎年他チームとのデザイン使い回しだから、今さら史上初とか言われても違和感だけが残る。逆にナイキのやっつけ仕事にしか見えないのだ。このようにツッコミどころ満載のセカンドユニであった。

で、明日はサードユニとキーパーユニの発表だっけ?面倒臭い発表の仕方をするなぁ。まさか補強が難航していて発表する事が出来ないから、ユニ発表で間を繋ごうとしているんじゃなかろうな・・・?
シーズンを総括する時期が今年もやって来たが、今年は実に複雑な気分で総括しなければならなくなった。即ちリーグ戦の低迷によるまさかの残留争いと、ACLのファイナル進出という、実に相反する成績故である。

そこに至る前に、先ずは去年からの経過から振り返らなければならない。
昨シーズン、チームは初期の大低迷から開幕5試合で監督である堀を解任。そこから育成ダイレクターだった大槻氏を暫定監督に充てて凌ぐ一方、鹿島時代に3冠を達成したオリヴェイラを新監督として招聘。このリレーで低迷したチームを最終的には5位まで押し上げ、天皇杯では優勝しタイトルを獲得した。シーズン初期の危機的状況を振り替えれば、見事な浮上復活劇であったと言える。

チームの窮地を救った2人、オリヴェイラ監督と大槻ヘッドコーチが運営する磐石の指導体制。誰しもが翌シーズンに大きな期待を抱いたのである。

ところが、この時期、指導陣内では重大な不調和音が起きていた。選手の求心力が監督であるオリヴェイラではなく、ヘッドコーチである組長に集まり過ぎ、それを良く思わず懸念していたオリヴェイラが結果、なんと組長をヘッドコーチから外してしまったのである。
当時クラブは本当の理由を発表せず、当の組長は3月に入り、降って湧いたような海外向け新プロジェクトの責任者として転任させられてしまった。クラブは組長本人からのコメントも出さずままの不可解な異動。オリヴェイラと対立した事による明らかな左遷人事であった事は否めない。
このように、シーズン序盤から早くも不穏な空気が流れ始める。果たしてチーム内部で何が起きているのか、サポーターからも不審の眼が向き出した。今から思えば、チーム瓦解はこの時から始まっていたと言える。

補強面はどうだったか。経験豊富な鈴木大輔や、売り出し中の山中、そして興梠の後継者と期待した杉本と、日本人に至っては一見有力な補強と評価は高かったが・・・蓋を開けてみれば、これらの選手も現主力の座を奪えるレベルになく、とりわけ得点源になる筈の杉本が全くフィットしなかったのは致命的であった。
外国人に至っては、自ら探す術がない故のまたもポンテルート。そのエヴェルトンも助っ人と言うには明らかに物足りず。また他の昨年から残留した外国人もシーズン通して殆ど機能せず、終盤では外国人では唯一レギュラーだったマウリシオに至っても精細を欠きレギュラーから外れる始末であった。
開幕前は「リーグとACLの2冠を目指すに2チーム分の補強をした」と豪語した中村GMの自信とは裏腹に、全く戦力アップになっていない例年と同じ轍を踏む補充レベルの域を出ない補強だった。
挙げ句にシーズン途中に放出したナバウトの換わりとなる新外国人の補強も怠った。途中、海外で出場機会が無かった関根を買い戻しただけである。後にこの怠慢が、終盤の戦力不足に大きく響いて行くのである。

開幕前はフィジカル鍛練と守備強化に努めていたものの、攻撃面ではテコ入れをせず、補強した選手も全く機能しない状態で、開幕から極度の得点力不足に苦しんだチームは早くも中位をさ迷うようになり、優勝争いどころか下位転落さえ危ぶまれた5月末、オリヴェイラは早くも解任される。昨シーズンの勢いからすれば、何ともあっけない解任劇であった。

ここから更にクラブの迷走が始まる。オリヴェイラの後任に充てた人物、それは2ヶ月前に謎の新プロジェクト責任者へ転出させられていた大槻組長である。オリヴェイラの元を追放された人物を、今度はオリヴェイラを解任した途端、たった2ヶ月で監督として戻すという、何ともチグハグで安易な人事であった。もはや後任監督を探す時間も術も無い追い詰められた中村GMの苦肉の策が、昨年に暫定監督としてチームを救った大槻組長の現場復帰という手段であった訳だ。

組長体制になってからの成績も周知の通り。昨年短期間に発せられた組長の強烈な神通力は何処へやら、期待値とは大きくかけ離れて、チームはますます機能しないまま残留争いへ巻き込まれて行く。
相反してACLでは快進撃(個人的には怪進撃と表現したい)を続けて、東アジアの強敵を次々に払い除け、国内リーグでは残留争いに陥っているチームが、アジアでは決勝進出を果たすという前代未聞の不可思議な現象を引き起こした。
ただしACLを視野に入れないJリーグの滅茶苦茶な過密日程の犠牲にも陥り、結果リーグ戦はますます危険水域へ。最終的に残留を果たしたものの、他力本願であったからこその残留であり、数字的には例年を比べたら明らかな降格レベルであった。

期待のシーズンに相反して、リーグ戦ではこのような情けない事態に陥った原因は様々だろうが、本来スロースターターとされたオリヴェイラの狙いが何処にあったのかはもはや闇の中である。但し始めに振り返った通り、先ずは指導陣の不協和音がチーム内に及ぼした影響は多かれ少なかれあったであろうし、そのような落ち着かないチームと指導陣の下に置かれた選手では練習と試合に集中する事が出来ず、故に機能するものも機能しなくなるのは当然と言える。
これは更に上を見れば、年中行き当たりバッタリの迷走を繰り返しているクラブの下に置かれたチームは、故に振り回されるだけ振り回されるだけで、故にチームもマトモに機能しないという事なのである。
浦和レッズというクラブは、今も昔もその繰り返しなのである。よく口癖のようにビジョンが無いと言われるが、ビジョンなどという壮大なもの以前の問題であり、先を見据えるどころか現状、つまり足元すら固まっていないまま運営されているのである。だから年がら年中躓いている。足元がフラフラな状態のままでは、いくらビジョンを描こうにも永遠に土台は出来上がらないどころかすぐ崩れるだけ。故にビジョン以前の問題なのである。

クラブはここ3シーズンで毎年のように監督の解任劇を繰り返した。これだけでも異常であるし、その為に費やされる違約金で無駄な金も吹き飛び、補強資金も枯渇する。
新たな人材を探す術も持たない。いや過去にはあったのだろうが、監督人事の失敗を繰り返している内に、いよいよ登用候補すら枯渇してしまったようである。これはフロントにも言える事で、強化責任者に素人同然のツッチーを上げてOBの西野努を呼び戻したのも、去り行く中村GMの後釜に行き詰まった故の行き詰まり人事であろう。今のクラブには、もはや外から監督も強化責任者も引っ張って来る術は無くなってしまった。だから内部とOBで回すしか手が無くなってしまったのだろう。これも長年に渡る失敗人事による人材枯渇と信用失墜、そして外部とのパイプ作りを怠って来た当然のツケである。

だから来季も、もはや大槻組長しか託せる監督が居なくなってしまったという事であったら、もう完全な行き詰まりである。組長の本心はわからない。本音は辞任したかったのかもしれない。普通ならばとても続投できる成績ではなかったし、組長からしても、とても続投を受け入れられるような精神状態ではなかった筈である。
クラブは続投発表に伴う組長のコメントを未だ発表していない。あの3月の時と同じように。このような不可解さを公然と繰り返し続けては不審を買い続けるクラブの不誠実さである。根本は何も変わらない。昔も今も。

さて、この行き詰まったクラブの行く末は未来に託すしかないが、このような状態でも時間は待ってくれない。来シーズンは確実にやって来る。不満と不安と心配が大半のまま、もう来季に向けて動き出している。
勝てない監督の続投が正式発表されている以上、もう泣こうが喚こうが人事は変えられない。先ずはこの道を進むしかない。
だからサポーターは応援するしかないと在り来たりな表現で終わらせたくはないのだが、逆にこの程度でレッズから心が離れる人が居るとしたら、それまでの人だったという事である。いや皆レッズが好きで応援しているからこそ、怒り、不満を言うのである。皆、本心から心配で来季が怖いのである。だから騒ぐのである。それで良いと思っている。だって誰も何も言わなくなったら、それこそ終わりなのだから。
だからチームの体制が固まるまでは、大いに騒ぎ怒り不満をぶつけ、堂々巡りでも良いから実のある議論をし続けよう。でも体制が固まったら、とりあえず蟠りを胸に仕舞って腹を括りつつも、またレッズを応援しよう。組長と選手を勝たせる為に精一杯サポーターしよう。
そしてフロントには、来季こそ組長に恥をかかせないような、せめて補充ではない本物の補強という形だけでも強烈なバックアップを求めたいが・・・。

という事で皆さま、改めて今シーズンもお疲れ様でした。今シーズンはタイトルに届かず、また昨年の最後からしたら、リーグ戦はまさかの不振なシーズンに陥り残念かつ苦しいシーズンでしたが、ACLでは大きな夢を見て、また悔しさを味わいました。リーグ戦は最後は何とか残留争いに生き残る事が出来ましたが、それを含めて激動のシーズンでした。体力はもとより精神的にもキツいシーズンになりましたが、一先ずは精神を落ち着かせましょう。
来季は来季で正念場のシーズンになりそうですので、今からしっかり鋭気を養いつつ、覚悟を持って臨もうではありませんか。そしてまた引き続き当ブログをよろしくお願い致します。
<< 前のページ 次のページ >>
ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第12節 浦和1-0広島 得点/57分・金子(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第14節 浦和-東京ヴ(埼玉スタジアム2002=5月3日15:00キックオフ)


★みんなのなんでも掲示板★
掲示板利用規約

☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。

ツイッター↓
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 2 4 5
6 8 9 10 11 12
14 15 16 18 19
21 22 23 24 25
27 28 29 30
最新コメント
[04/29 Jamesquink]
[04/28 うえ]
[04/28 欅通りのサポ]
[04/28 うえ]
[04/28 名無しさん]
最新トラックバック
リンク

にほんブログ村 サッカーブログへ



にほんブログ村 サッカーブログ 浦和レッズへ
リンク

【相互リンク大歓迎受付中!!】
プロフィール
HN:
うえ
性別:
男性
自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
ブログ内検索
アクセスカウンター
アクセスカウンター
メールフォーム
バーコード
携帯からも閲覧できますよ。
忍者ブログ [PR]