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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2020年 J1リーグ第9節
名古屋グランパス6-2浦和レッズ
~豊田スタジアム

うお~!前半からゴールラッシュの嵐じゃ~!しかもレオナルドなんて2ゴールも決めてしまったじゃないか!祭りじゃ祭りじゃ!・・・って、ド阿呆が!!

何だこれ?余りにも酷過ぎて、一体何がどう酷いのか、もう訳がわからなくなってきた。自分が訳がわからなくなっているのだから、実際に戦っていた選手は尚更訳がわからないままパニック崩壊を起こしたに違いない。

先ず最初の失点がケチの付きはじめだ。レッズ側はオフサイドを猛烈主張。確かにちょっとオフサイドっぽかったが、実際はよくわからない。コロナでVARも中断している中、しかも主審がイエティでは尚更判定が覆る事はなかった。
問題はその直後の選手の精神状態である。この蟠りを抱えたママ、全く試合に集中できずに立て続けに同じ選手に2失点目を喰らう。こうなるとメンタルが弱い選手が多いレッズでは動揺が止まらない。だからセットプレーでも集中力を欠き、またその後もお約束のような転落コースでの前半だけで5失点沈没である。
後半、焼け石に水とはいえ反撃の狼煙レオナルド一撃の直後に6失点目を喰らうパターンも泣きっ面に蜂であった。

まあ大量失点するには集中力云々の前に、チームとして選手として問題があるからこそなんだけど、とにかく先ずは選手個人の守り方からしてダメダメである。
あんなに簡単に両センターバックが前にサイドに釣り出されては後ろは誰も居ない。釣り出されてボールを奪いに行ったところでボールを叩かれるか、身体を入れ換えられて、交わされてジ・エンドの繰り返しなのである。
特に鈴木ね。この鈴木は身体的には固いDFなんだけど、固い故に柔軟性が無く、だからこそ相手に柔軟性がある攻撃を受けると、簡単に交わされたり裏を取られたりする。カウンターにも弱い。それなのに自分から守備を仕掛けに行くものだから、弱点を突かれて相手を逃してしまうのである。鈴木は真ん中でドッシリ構えるタイプだから、ハッキリ言ってしまうと今のラインを高く保ちながらカウンターに弱いサッカーには一番合わないタイプのDFなのである。で、案の定ハーフタイムで槙野に代えられてしまう。あの酷さでは当然である。センターバックが怪我以外で同じセンターバックとハーフタイムで交代させられるのは失格の烙印を押されたようなもの。鈴木はそこを良く考えて、その上で奮起し復活してもらいたい。

じゃあデンは良かったのか?と言えば、うーん、さすがに今回は少し若さを露呈したかもしれない。スピードによるカバーリング主体のDFなのが、上記のような鈴木と同じ不味い守備をしていた時間帯があり、それがバタバタ感を呼んでピンチを招く場面も多々。

とにかくね、ターンオーバーで毎試合色々コロコロとセンターバックも組み合わせを変えるから、連携もイマイチで、誰と組み合わせればベストなのかわからないのである。まだマウリシオ大先生とデンデンのコンビは公式戦では試していないんだから、次はマウデンコンビをやってくれ。

もちろん、6失点はセンターバックだけの責任ではない。両サイドの守備も軽いし、軽いだけならまだしも守備以前に上がりっぱなしなのだから、そりゃセンターバックしか守備対応できず、釣り出されざるを得ないわな。まあ失点するのも必然である。

攻撃も守備と一体だから、前掛かりになっている場面で、あんな至るところでボールの出し所に困りながらオタオタしてはボールロストしてカウンターを喰らう繰り返し。
ぶっちゃけ、6失点喰らいながらも、まあよく2ゴールも奪えたと思うよ。レオナルドの最初のはゴール前でボテボテになった泥臭いやつだったけれど、2点目は山中の得意の縦への鋭い裏パスから関根クロスのレオナルドと、実に綺麗な形だった訳で、あれこそ今季リーグ開幕戦でも見せたような理想のゴールの形なんだけどね。でもここだけ褒めていて実は6失点している訳だし、攻撃面は凄いが守備は完全に度外視放棄の空気中の空気である山中が居るからこそ得点以上に失点しまくっていたらあんまり意味が無いのではあるが。山中は2度のクロスバー直撃もあったように本当に攻撃面だけは外せない選手ではあるが。諸刃の剣なので無理にあーだこーだ言っても仕方がないけど。

まあどの選手がどう悪いとかは、こんなメチャクチャな負け方をしていると、いちいち1人々々をピックアップしていても、もはやキリがないというか意味がないというか、悲しくなってくるだけだけどね。
ただ最後にひとつだけ言いたい。これは前回の記事でも書いたけど、組長は、攻撃で貢献出来ていない杉本をこれだけ使い続けて、一体何に期待しているのだろう?百歩譲って凄い縁の下の力持ち的な働きをしていればわかるが。確かに献身的に動き回ってはいるが、実際そこまで貢献しているというよりは逆に攻撃でブレーキになっている事が多いし、守備で頑張っている?いやいやいや、FWは先ずは守備より攻撃で頑張ってくれないとさ。前からガンガン行って献身的な守備を怠らずに、尚且つコンスタントにゴールまで奪ってくれるレオナルドのようなFWならばわかるが。
しかし、興梠が怪我で出られない今、レオナルドが居なかったらと思うとゾッとするわい。今はレオナルドが唯一の希望かもしれない。

あとさ、他のチームは、降格が無い今季は積極的に若手やルーキーを投入して育てているのだから、レッズもそろそろそれをやってくれないかな。30を越えたベテランばかり使って勝てなくなっているんだから、もっとフレッシュな選手を使って競争させて活性化しないと未来が無いよ。育てて負けて来季以降に結果が出る可能性があるならば、そう文句は言わないのだから。まあ考えたら若手といっても、多くをレンタルに出している今、あまり使っていないフィールドプレイヤーというと荻原と武田と伊藤、それに特別指定中の大久保くらいしか残っていないけどさ。特に武田はせっかく3日前にプロデビューを飾ったのだから、継続してベンチに入れてほしかったのに・・・。

次まで1週間あるから、組長そこんとこ宜しく頼みますよ・・・。

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J1リーグ第9節 名古屋6-2浦和
得点/9分・前田(名)、10分・前田(名)、18分・シミッチ(名)、38分・前田(名)、45分・シャビエル(名)、48分・レオナルド(浦)、50分・前田(名)、76分・レオナルド(浦)
主審=家本政明
観衆:4,956人/上限5,000人限定試合
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2020年 YBCルヴァンカップ・グループステージ第2節
セレッソ大阪1-0浦和レッズ
~ヤンマースタジアム長居

またこの流れかい。前半なんて相手に1本のシュートも許さないまま、当のレッズは立ち上がりの裏へ抜け出したレオナルドの超決定的なシュートを皮切りに、どんだけシュートチャンス作っては、どんだけシュート放って、どんだけ外しまくっているんだという話である。

ぶっちゃけ先週土曜日の清水戦の後半も、まああの時はレオナルドが1点は決めたとはいえ、それでも今回と同じようにどんだけ状態を繰り返した挙げ句に終盤に失点して追い付かれた訳だし、今回はチャンスは作ってシュートは撃ってもゴールは奪えずなまま、結局は相手のカウンターを喰らって痛い1発を喰らうという、まあ良くあるパターンではあるんだが。
だいたい前半相手のシュートをゼロに抑えながら、後半開始早々にいきなり相手に際どいシュート喰らった時から、何やら怪しさは感じていたのだが。

しかしうちの選手陣、単純な話、決定力が無いのかね?それとも以前にも言ったけど単純にシュートが下手なのか?いやそもそもボールを奪ってからの展開がチグハグで、ショートカウンターとして完結していない故というのも明白だが。もっと相手にゴール前を固められる前にバイタルに侵入できないものなのかね?まあこう書いているほど実際は簡単なものではないのは理解しているつもりではあるが。

珍しくセカンドボールも拾えていたし、内容は相手を圧倒しており、今季の試合の中でも上位に来るほど内容は良かったのは間違いなく事実なんだろうけれど、でも内容だけ褒めちゃうと、それなのにこんな結果になっている以上は本質を見誤るから、内容云々を語るのは今回はやめようか。虚しくなるだけだし。
だいたい開始5分で相手の木本が負傷退場したのに代わって入ったのがマテイ・ヨニッチだもんな。こういうのやぶ蛇って言うんだよ。これでセレッソの守備に粘りが出てしまったもんな・・・。

それに比べてうちの選手達は・・・あ、いや悪くはなかったとは思うが。いやでもせっかく良いリズムで来ていたところに武藤に代えて杉本を投入したら、逆にリズムが悪くなったという感じがしたが。杉本はもう最近は何がやりたいのかわからん。組長は杉本に何かの可能性を感じているからこそ使い続けているのだろうけれど、まさか今回は古巣相手だから投入したのだとしたら、いい加減にそういう使い方は杉本の為にならないからやめてほしい。いい加減に仁義なき扱いをした方が良いと思う。

・・・いかん、杉本の話でますます雲行きが怪しくなってきた。選手を批難するのはやめよう。
あ、そうだ、選手個人を褒めよう。それも普段は出場機会に恵まれていない選手を褒めよう。そうしようそうしよう。
えーと、誰が良いかな。そう、先ずは岩武かな。地味なんだけど長澤とのコンビネーションで幾度も裏抜けを成功させ、後はラストパスの精度だけってところまで今回はプレー出来ていた。
福島はまあピンチが限られていた分、そう評価の対象にはならないのかもしれないが、西川に比べて余計な事をやらない分、逆に落ち着いて見られた感はある。それだけに豊川のシュートを防げていたらグッと評価が上がったのだが。
マウリシオ大先生も今回のように先手先手の守備が出来れば落ち着いてプレー出来るってなもんよ。フリーキックも惜しかったし。
あと、えーと、・・・無理に選手だけ褒めようとしてもネタ切れになるだけだな、こりゃ。

武田だな、そう、武田。ついにプロデビュー。おめでとうだな。
とはいえ、ちょっと使われ方と出場時間の短さで、今回はどう評価して良いやらわからない部分があるのだが、とりあえずボールを持った時にルーキーらしからぬ落ち着きがあったのは確か。あとボール捌きが柔らかい。ドリブル突破を試みて相手DFに引っ掛かった場面があったが、もう少しああいったプレーを見てみたい。まだ先輩方に遠慮していたのか、パスという武器でどうこうする場面は少なかったが、それでもデビュー戦での落ち着きっぷりは今後も期待させられる。今回は長澤に代わって右サイドハーフに入ったが、プレーエリアが限定されるサイドハーフより、次はボランチとしてセントラルMFとして、360度どうボールを捌くのかを見てみたい。

ハァ・・・、とりあえず今回は、負けたけど武田のデビュー戦が見られたから、良しとするか・・・。

あれ?そういやルヴァンの勝ち抜けとかどうなってんだっけ・・・??

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YBCルヴァンカップ・グループステージ第2節 セ大阪1-0浦和
得点/82分・豊川(セ大)
主審=福島孝一郎
観衆:2,847人/上限5,000人限定試合
2020年 J1リーグ第8節
浦和レッズ1-1清水エスパルス
~埼玉スタジアム2002

200801ホーム清水戦 今回、北ゴール裏は北ゴール裏でも、こんな端っこの席に割り振られてしまった。まあサッカー用語的には所謂クルヴァといわれる位置だから悪くはないんだが、駒場ではクルヴァの位置に慣れていても、埼スタでは大抵は真ん中とその周辺に陣取っているから、こんな端に来たのは初めてであり、すげー違和感があった。しかもここ、左はバックスタンドからのライトがやたら眩しいわ、右からは上野コーチの声デカコーチングが耳に響くわ、もう終始大変。
ってかおかしいな、柏戦まではエリアを選べたんだが、今回は購入と同時に勝手にエリアを割り振られたぞ。どゆこと?
しかしこれが怪我の功名か、この席で仲間内の中の2人と自分の計3人が横並びになるという超偶然。皆バラバラにチケットを買っているのに、こんな偶然があって良いのか?ビックリである。
が、まさかここで運を使い果たしたのが災いしたというのか。肝心の試合が・・・。

んー、今回は虎の子の1点を守りきれずか。今シーズンこれまで接戦の時は何とかリードを守りきれていた試合が多かったが、それも清水のような地力あるチームには通用しなかったか。いやでも清水は最下位に陥落していたチームだしなぁ。そのチームに1点を守りきれなかったのは何とも痛いな。

まあ前半のただ攻撃を受け続けるだけの内容からしたら、後半の1失点だけでよく済んだとは思うが。その前半なんて序盤にカウンターから2度ほど惜しい攻撃があった程度で、後は一方的に清水に攻められていた訳で、橋岡&関根ラインの裏側を何度も突かれては引っ掻き回され翻弄させられ、バイタルに散々ヤバいパスは通されるわ、コーナーキックは何本も与えるわで、そこを人数をかけて必死にブロックを作って紙一重のギリギリ守備で守っていたのである。挙げ句には決定的なヘッドまで撃ち込まれたところを西川スーパーセーブで何とか凌ぐのであった。

だから後半頭から、よく立て直したと思うよ。これはハーフタイムに組長から相当の修正と檄が入ったものと思われる。だからこそ後半は前半とは真逆で、レッズの方が圧倒的にチャンスを作っていた訳だし。
どうも距離感がおかしくポジショニングも動きもパッとしなかった青木をハーフタイムで下げる英断から、代わった柴戸がハードワークと肉弾戦で素晴らしい仕事っぷりを披露してくれたし、攻撃面では手詰まりになっていた関根も守備では相当の働きをしていたと思う。ただ関根には本来の攻撃面でもっと奮闘してもらいたかったが。山中も相変わらず攻撃での貢献度は驚異的だったし、その上でレオナルドがゴール正面での落ち着いた動きから冷静に良く狙った先制点をあげるなど、上手く行っていた後半だったんだが。途中から投入された荻原も、キレのある動きからチャンスメイクにシュートにと良いプレーを連発していたのに。

それだけに、あの一発だよな。まあ横からのクロスに相変わらず弱いと言えばそれまでなのかもしれんが、クロス上げられる前に守備で喰らい付いては突破されてしまったのが守備陣ではなく杉本だったというのも問題だが、あの時間帯にあんな打点の高いヘッドをぶち込まれる中の守備対応もどうかと思うよ。外も中も一瞬の綻びからであった。でもそれ以外の場面では本当に守備は頑張っていたから、この失点場面だけで責められないか。
強いて言えば、後半あれだけ清水を防戦一方に追い込みながら、それでもシュートを外しまくり、結果的に追加点を奪えなかった攻撃面こそ、今回勝ち点2を逃した要因かもしれない。汰木も荻原もシュートエリアまでは個人技で持って行けるが、肝心のシュートが枠を捉えられず。エヴェルトンも枠さえ行けばゴールってとこで吹かしちゃうし。杉本に至っては下がっての楔や守備面では奮闘してくれているものの、ポジションはFWなんだから第一に求められるのは得点であり、だからこそゴールに近い位置で奮闘してもらいたいんだよね。今回は興梠の欠場で、せっかくゴールで結果を出すチャンスだったのだが。
武富が復帰したのは収穫だったけど、かつてはシュート割合からの決定率がリーグ屈指だった武富だけに、杉本に代えて完全FWの位置で投入した方が良かったかも。

200801ホーム清水戦2 という事で、今の清水相手に、攻撃面を考えると、負けなくて良かったという試合ではなく、やはり勝ち点2を落とした痛い試合になったと思われる。だいたいホームだし、5千枚とはいえチケット完売の試合だったし。勿体無い試合だったよ。
だから今回は選手挨拶時に、個人的には素直には拍手は出来なかったというか、まあ終盤に個人的にも勝利を確信してしまった甘さがあったのは事実だが。だからこそ西川よ、選手挨拶時に満面の笑みでニコニコしているんじゃない!キャプテンなんだから、こういう時こそ厳しい表情で下がって行ってほしかった。選手にやたら近い位置に陣取ると、表情もハッキリクッキリ見えちゃうからなぁ・・・。

さて次はルヴァンか。これも第1節からやたら間が空いたな。ルヴァンは是が非でも武田の起用を!キーパーもニコニコしているキャプテンは休ませて福島にしよう。

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J1リーグ第8節 浦和1-1清水
得点/54分・レオナルド(浦)、86分・ヴァウド(清)
主審=荒木友輔
観衆:4,237人/上限5,000人限定試合
2020年 J1リーグ第7節
横浜FC0-2浦和レッズ
~ニッパツ三ツ沢球技場

後半ロスタイム、柴戸のクロスから最後の最後で勝利を決定付けるエヴェルトンのヘッドで2点目が決まったから良かったものの、先制するまではもちろん、先制した後も、実に気の置けない、息抜きが出来ない展開であった。
それだけ結構な場面で横浜FCに際どいプレーをされていたし、ボールを持たれていたし、レッズにとっては実に窮屈なプレーを強いられていたのである。

J1昇格組なれど決して侮れない前評判があった横浜FCだが、確かに前半だけ見ると、チャンスを果たしてどちらが昇格組かわからない内容ではあった。
尤も今のレッズは、相手が横浜FCだろうが何処だろうが、かなりイマイチなサッカーをしているのには変わりないから、相手云々は二の次なんだけどね。
崩壊した守備から、センターバックを今回は槙野と鈴木の組み合わせにして来たが、この2人はフィジカルは日本人屈指に間違いないが、守備そのものはカウンターに実に弱いから、それが懸念されたものの、それを自らわかっているのか、今回は何時にも増して最終ラインをそれほど頻繁には上げていなかったように思う。それで前線も何時にも増して孤立する場面が前半は目立ったが、それはプラン通りだったとしたら、それはそれで良しとしよう。

本来の狙いは、ショートカウンターや縦に速い攻撃を目指している訳だが、それが試合全体では出来ていなくても、要所でそれが発動して成功してくれれば、まあ最終的には狙い通りのサッカーが出来たという事にもなってくれるのだろうか。
先制点の場面は柏木から関根が鋭く縦にスルーパスを通して、最後は決めるべき選手・レオナルドが一撃で決めるという、まあ確かに狙い通りの理想的な形でのゴールではあった訳だ。2点目も同じく。
こういう場面をもう少し増やせると良いのだが、現状はまだ連携がチグハグであり、パスの出し手と受け手の息は全然合っていないし、パスそのものの精度も悪いんだけど、それでも個の力は高い選手が揃っているからこそ、ギリギリでも最後は差が出て来るというものである。

いや横浜FC、かなりしぶとかったのは事実だが。ボールを繋ぐという点に関しては組織的に動いていたし、そこに若さとスピードを織り混ぜてぶつかって来るから、レッズとしては少しでも気を抜くと裏を取られてバイタルに迫られる連続であった。
ただね、それでも最終的にゼロに抑えられたのは、個の力の要素から来る、チーム力の差であったと思う。ここが同じ昇格組でも、地力がある柏と、そうではない横浜FCの違いかな。ただしその横浜FCは柏を・・・まあそれはそれ、これはこれだが。あと中村俊輔がハーフタイムで下がってくれたのは助かった気がする。

まあレッズは連敗中だったし、だからこそ絶対に勝たなければいけない試合だった。ここで同じく連敗中で下がり調子の横浜FCに当たった幸運があったのは事実である。
それと、やっぱり守備面で致命的なミスをしなければ、それだけで勝てる要素が高まるというもので、過去2試合があるから青木や西川を見ていて、ずっとヒヤヒヤしていたのは否めない話。ターンオーバーだろうけれど青木はスタメンに復帰したし、結局は西川もスタメン継続だったが、この2人、今回かなりプレーが慎重に見えたのは偶然ではないだろう。

今でも夢に出て来る程に悔しい思いをした13年前の最終節の屈辱的な負け方による優勝逃しをした相手に、その時を経て少しだけ借りを返した事になった。
まあ13年という空間は、ハッキリ言ってしまえば時が経ち過ぎていて、今回ピッチに立っていた選手は、そんな事は露にも関係ないんだけどね。カズもベンチすら入っていなかった訳だし。それより試合が始まれば、橋岡と松尾のレッズユース出身・組長チルドレン対決とか、南ってまだ現役だったんだとか、去年川崎に居たマギーニョは横浜FCに来たのかとか、あれ?イバとかレアンドロ・ドミンゲスとかヨンアピンは何処行った?とか、それらの方が気になってしまったという。

それと、レオナルドに惜しいパス出しをした直後に変な着地をしてしまい腰を痛めて退いた興梠が心配だが、その後の姿を見るに、たいした事はなさそう、と思いたいが。早くリーグ戦150ゴールを見たいが、それは次のホームでという事で・・・。

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J1リーグ第7節 横浜C0-2浦和
得点/52分・レオナルド(浦)、90+3分・エヴェルトン(浦)
主審=岡部拓人
観衆:2,580人/上限5,000人限定試合
2020年 J1リーグ第6節
浦和レッズ0-4柏レイソル
~埼玉スタジアム2002

200722ホーム柏戦 あーあーあー、通常の試合ならば野次が重なって何を言っているのかわからない場合があるが、人が少なく静かなもんだから、本当に極一部が選手に野次っているのがハッキリ聞こえまくりで、そんなもんだからこれがズバズバと選手に突き刺さる突き刺さる。人が少ないから野次が少ないかと思ったら大間違いで、人が少ないなら少ないなりに空気が澄んで野次が聞こえまくり、ボロ負けすると悲惨な選手挨拶になるという悪夢である。

だから西川さー、そういう時はセーフティにクリアすれば良いだけだろうに!昔からそうやって無理に繋ごうとしてはミスって、何回自爆して来たと思っているんだ?だいたい最近はヤバくなったらハッキリとセーフティにクリアしていたのに、何故に今回に限ってあんな事をしたのか。言いたくないが、まだミシャサッカーが抜けていないんじゃなかろうか?

せっかくレッズに風が流れていたのに、この自爆失点でアッサリと流れが柏に移り、その流れは最後まで取り戻す事は出来なかった。
だいたいこうなる前に、何回ゴールのチャンスを迎えては外しまくったと思っているのだろう?嫌がらせのようにキックオフ直前に土砂降り雨になったから、あんだよこの天気は!と思ったら、それがレッズにとっては恵みの大雨だったらしく、序盤から混乱している柏の守備を更に乱しまくってはチャンスを連発。
しっかし、シュートが下手なのか決定力が無いのか、本当に枠に行かないのである。決まったと思ったらボールが枠を逸れて行く。たまに枠に来た!と思ったら、中村航輔に全てセーブされるのである。というか中村の守備範囲にわざと蹴り込んでいるんじゃないかと思う位に・・・あのさ、中村に対してセーブの練習に付き合っているんじゃないんだからさ、せめて1本くらいゴール決めても良いんじゃないの?まあ中村が凄いってのは確かにあるんだけど、それにしてもって話はあるだろうに。せめて後半の伊藤のシュートだけでも決まっていたら、ボロ負けたとしても収穫が得られた試合になったのに。

だいたい前半15分までに、シュートが決まらない決まらないと、そんな事を繰り返している内に、あれだけレッズに味方してくれていた恵みの雨はどんどん止んで来て・・・西川なにしてんの、になるのである。八甲田山じゃないが、天は我々を見放したか!?と、ここから徐々に柏へ流れが移る訳だが、後半の崩れっぷりを見るに、天に見放されたどころか、更に天を怒らせてドン底に突き落とされた感がある。

だいたい点を取りに行くのはわかるが、結局のところ守備を大幅に犠牲にして攻勢を仕掛けているもんだから、前掛かりになればなる程に後ろはスカスカになり、バイタルもスカスカだから余裕を持って正確なクロスを放り込まれては、キーパーの位置を見て正確に決められてしまうのである。西川のポジショニングも今回は凄く中途半端だったし。
中断明けから、懸念された守備がかなりマシになったと思っていたけれど、ここ2試合は調子の良いチームや苦手意識があるチームを相手にすると、やっぱり守備の悪さでボロが出たという事かな。これデンが居たらどうだったかはわからないが、少なくともここ2試合はデンどうこう、守備どうこうというより、チームそのものの問題と、やはりミスだよミス。この失点に直結するミスを、やってはいけない状況や場所や選手が犯してしまう。だから勝てないのは当たり前であろうよ。

懲罰かターンオーバーかどうかはわからないが、前回致命的なミスを犯した青木が今回はベンチからも外れたように、たまには西川も懲罰的な意味でスタメンから外す勇気も必要だと思う。
そもそも西川の今回のようなミスは、何も今に始まった事ではない訳だし。大ベテランのキャプテンが、やってはいけないミスを犯した意味を、形として表すのはそろそろ必要かと思うけどね。こういった事が出来るのも、それが降格が無いシーズンだからだろうし。
だいたい組長は3年計画で世代交代も任されているんでしょ?ならばこういう時に何か思い切った事をしないと、この甘いチームは何も変わらんのだから。組長にしか出来ない仁義なき挑戦をしようじゃないか。

今回の収穫は、試合が試合だけに、岩沢氏の急病で朝井夏海嬢のスタメン発表が聞けた事くらいか・・・。
次の相手は過去にアウェーで実にいや~な負け方をしてドン底に落とされた因縁の相手だから、絶対に勝たないと・・・。

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J1リーグ第6節 浦和0-4柏
得点/32分・ヒシャルジソン(柏)、51分・オルンガ(柏)、56分・仲間(柏)、89分・神谷(柏)
主審=飯田淳平
観衆:4,127人/上限5,000人限定試合
2020年 J1リーグ第5節
FC東京2-0浦和レッズ
~味の素スタジアム

まあそりゃあね、いくら相手が大の御得意様でも、永遠に何時までも勝ち続けられる訳は無いんだから、負ける時もあるさ。
・・・なんて考えてはみたものの、そんな御得意様に負けたとなると、やはり勿体ないというか悔しいというか何というか、逆に考えたらF東京の方は6年間もレッズに勝てていなかったのか。そっちの方が異常だし、ならばまあ1回くらい負けてあげても良かろうか。いや嘘、というのは強がりであり、負け自体は良くないけどさ。

レッズからすると今季は初めて好調なチームと対戦する事になったのは間違いなかったと思う。ただ試合全体からすると実に膠着していたというか、おとなしかったというか、両チームとも激しい動きはなく、手探りするような試合展開ではあった。
右サイドの室屋を自由にさせ過ぎていた感はあったが、マッチアップするのが山中&汰木の守備は期待しないコンビだったのだから、ここは想定内ではあった。
相手の外国人の強力さもわかっていた筈。それでもフィジカルモンスターのディエゴオリヴェイラは並の選手では肉弾戦で太刀打ち不能だし、なんちゃって元セレソンとはいえ元セレソンには変わりないレアンドロは落ち着いていて上手い選手だったし、そこに来て後からアダイウトンが入って来るのだから、レッズとしてはディエゴオリヴェイラやアダイウトンなどゴリゴリ系は本当に苦手な訳さ。

1失点は室屋のクロスを誉めるべきなのかもしれないが、あれ西川が僅かに触れていなかったら、橋岡は頭に当ててクリア出来ていたかな?いやわからないけれど。橋岡の表情からすると、クロスが入って来た時点で構えていたのが、西川が飛び出して僅かに触れた為にコンマ数ミリコースが変わってディエゴオリヴェイラに渡ってしまった感もあるが。繰り返すけど橋岡の表情が「そこ触れないでよ~」みたいになっていたもんで・・・。

問題は2失点目で、これが全ての行方を決定付けたかもしれない。青木のチョンボトラップから背負っていたアダイウトンに奪われてそのままゴールインされる訳だが、青木は定期的に失点に直結する大チョンボをやらかすから、この辺がボールロストしてはいけないボランチとしては問題部分なんだよな。何時ぞやのホーム磐田戦の時の大チョンボプレゼントバックパスでも、後ろに居てビックリ追い掛けさせられていたマウリシオ大先生だったが、今回も絶対にデジャヴ発生の「おいおいまたかよ勘弁しろよー!」と思った筈である。

デンが別メニューになったので久々に起用されたそのマウリシオは、心配されたポカもなく自身のプレーは安定していたが、これを見るとマウリシオとデンでセンターバックを組ませたら、スピードとカバーリングに関しては凄くなるかもしれない。恐らくまだ意志疎通はバラバラだろうから、他の部分で崩壊する恐れはあるが(苦笑)

今回はというか今回も、守備から攻撃への切り替えが遅くて、山中頼みになっていた部分から先のアイデア不足でゴールは遠かった。興梠も杉本も自身の動きは悪くなかったが、距離感がイマイチで2人が両方下がり過ぎてしまう場面もあったし、とにかく中央からの効果的なパスが出ないと、山中のパスや汰木のドリブルだけでは、F東京のような上位チームにはまだまだ厳しい部分はあった。
あとマルティノスもレオナルドもエヴェルトンも、後から入った助っ人陣が無駄にイライラし過ぎ。この辺を諌められるような選手が周りに居ないから、イライラするとイライラしっ放しになるのはどうしたものか。人間そんなにイライラしていると血圧上がるから気を付けよう。

しかしまあ、ぶっちゃけた話、相手を考えたら凄く悪い内容ではなかったし、イライラ選手は居たとはいえ落ち着いた内容でもあった。これが下位チーム相手にだったら少し問題だが。
それだけにひとつの大チョンボが試合の行方を決定付けてしまう恐ろしさ。青木には悪いが、もう経験豊富なベテランであり、これが1度ではない以上は、あえて厳しい事を言わせてもらうが、やはりあの大チョンボは試合をぶち壊したと思う。今回のF東京を見ても、勝つチームにはそういう事をやらかす選手は先ず居ない。この差は大きいのである。

負けは負け。ここまで3勝1分の無敗で来ていた分、今回は現実を見せ付けられた感はある。相手は橋本のラストマッチだからモチベーションとかどうこうも違ったかもしれないが、しかしやはり問題はレッズ自身にあるのは明白なのだから、そこを良く踏まえて仕切り直さないといけない。次こそ苦手な相手になる訳だし・・・。

しっかしだな、スタジアムでのコロナ対策ルール違反、他会場でもあったとはいえ前回はレッズサポーターばかりがクローズアップされていたが、この試合のスタンドを改めて見るに、今回はマスクをしていないF東京サポーターがカメラにかなりすっぱ抜かれていたな。まだ口を塞いでいないが顎には引っ掛けている人はマシな方で、マスクそのものをしていない人も結構撮されていたし、お母ちゃんはマスクしてるのに足元の幼児はノーマスクとか、最後は禁止されている手拍子も堂々と飛び出しちゃうし(ちなみに手拍子と拍手は違うのであしからず)。やはり他会場でもやらかしまくっている訳さ。
やっぱり他会場でもルール違反やりまくってるじゃん!とかいう意味ではなくて(いや1割、ああ、いや2割くらいはそれも言いたい気持ちもあるが)、それを踏まえて次はレッズのホームゲームなのだから、鹿島戦の事もあるのだし、レッズサポーターはレッズサポーターで同じ事を繰り返さないようにしなければ、ね・・・。

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J1リーグ第5節 F東京2-0浦和
得点/45分・ディエゴ オリヴェイラ(F東)、66分・アダイウトン(F東) 
主審:荒木友輔
観衆:4,705人/上限5,000人限定試合
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ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第38節 浦和0-0新潟 ・・・次の試合/J1リーグ第1節 神戸-浦和(ノエビアスタジアム神戸=2月15日14:00キックオフ)


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