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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2021年 J1リーグ第9節
浦和レッズ1-0徳島ヴォルティス
~埼玉スタジアム2002

210411ホーム徳島戦 勝ったのは良かったが、リカルドサッカーの遺産がまんま活用されてJ1に乗り込んで来ては、ここ3試合連勝中の徳島が相手だけに、端から難しい試合になる事だけはわかっていた。
全体を通して、選手のポジショニングの緻密さと、しっかりパスを回せていたのは徳島の方だった。ここは4年間でリカルドのサッカーを完成させただけあって、1日の長であった。これは当然である。
対してレッズは、先ず運動量は遥かに相手を上回っていた。徳島は逆にそこまで激しく動かないかわりにポジショニングをしっかり確保しながらのサッカーで、そこをレッズの激しい運動量が徳島の陣地を引っ掻き回しては、これで時折相手のミスを誘っていた。去年J2の徳島を知るアパッチけん、じゃなかった、明本と、小泉の両者がその原動力になっていたのは、逆に明本と小泉を知る徳島にとってはやぶ蛇だっただろう。
あと何と言っても、レッズは徳島に比べて個が遥かに上回る。だからレッズはまだ完成されていない組織を個と運動量で補い、逆にサッカー自体は完成されている徳島は、レッズ相手に敵わない個と運動量を組織力でカバーしていた。
どちらが正しいかではないが、これを比べて今回のサッカーを見た場合、個と運動量で上回ったレッズが、局面局面で競り勝ってはギリギリ勝利をもぎ取ったという感じかな。さすがに素早い囲い混みの守備だけは、レッズも徳島も同じだったけど。でも予想した程のミラーゲームのようにはなっていなかったのは意外だった。

210411文化シヤッター 210411西川ヒーローインタビュー
ギリギリ勝利というのも、攻撃の組織的な部分から繋がり、危険なシュートは遥かに徳島の方が撃って来ていたし、レッズは前半の岩波に代表されるように不味いミスもあった。そこを西川の幾度かの好セーブで何とか守った場面があった。
結果的に完封勝利で文化シヤッターになったのは良かったが、まあこれ面白いもので、前節は西川が2度のパスミスを犯したかわりに、岩波がゴールを含めて乱れなかった守備で完封勝利に貢献し、今回は一転して岩波がミスしたが、西川はミス無く好セーブで完封勝利に貢献した。まあDFもキーパーも、持ちつ持たれつなんだなーと。とはいえ試合毎に岩波と西川が代わりばんこにミスされちゃ困るから、そこは反省して治してもらわなきゃ困るんだけどさ。

あと槙野が最近妙に落ち着いて来たのが大きいかな。以前は調子に乗って後先考えないプレーで簡単に裏を取られたり、サボり癖か気の抜けた動きで相手を平気で逃してしまったりと、ところが阿部不在でキャプテンマークを巻く試合が増えた最近は、それで責任感が芽生えたのか、お調子プレーが減って、冷静に守備のカバーに入れては正確にボールを捌けている気がする。・・・あんまり誉めるとまた調子に乗るから、槙野に関してはこの辺でやめとくか。

何だかんだ、やはりまだまだ流れでシュートに持って行けない課題はそのままだし。そこをしっかりと守備して、セットプレーから虎の子の1点というパターンも悪くはないんだけどね。
山中も絶好調で、相変わらず鬼のようなすげー良いクロスを上げるし、ちびっこの関根も上手く消える動きでマイナスの体勢から踏ん張って良くゴールを捉えたよ。
考えたら山中から関根のは、鹿島戦で凄い良い流れからゴールと思ったのを、武藤のハンドがVARでバレて取り消された悔しいのがあったからな。だからあの分を今回で取り戻したと思う事にしよう。

3連勝か。4月に入ってから突如として負けなしであり、しかもここ2試合は完封勝利。課題は課題のままではあるが、まあ良い感じになってきたんじゃなかろうか。
リカルドに関しては、今回は4年間も率いては自分のサッカーを熟成するまで植え付けた上でJ1に上げた古巣を、果たして敵としてどんな感情で見ていたのだろうか。しかもその相手に、新たに率いてから日がない全然未完成のチームで完封勝利をしちゃったのだから、心中複雑なのかな?・・・なんて自分が思っていても、当のリカルドはそんな事はお構い無しに、徳島の方に遠慮する事なく関根の先制点で大はしゃぎしていたから、過去の事なんて平気で割り切っていたのかもしれないが。それこそがプロの本来のあるべき姿なのだし。まあでもやはり勝利は勝利で、リカルドが一番徳島から勝ちたかっただろうし、一番喜んでは、それより先ずはホッとしているのがリカルドだと思うよ。

しかし、勝ったのは、勝ったのは良いんだけど、武田の負傷具合が気になる。関根もあんな窮屈な形で無理に武田にパスを出さなければ良かったのに。武田もボールを失わないように無理にふんばっちゃったし。なんて今更それを言っても遅いが、武田は倒れた時にかなり嫌な捻り方をした感じだったし、かなり痛そうに顔を抑えてそのままタンカで搬送されてしまったから本当に心配。
武田が退いてから、速いパスが回らなくなった。武田ってまだ明確な結果は出していないとはいえ、武田が出た試合、特にスタメンだった鹿島戦や清水戦で、武田はかなり速くて鋭いパスをダイレクトで展開していた唯一の選手だったから、この他の選手には無いリズムを失った事で、途端にスピード感が無くなってしまった。武藤も武田と分散して相手のマークを交わしていたのがここ2試合だったが、武田を失ってマークがきつくなった上に、代わりに入った杉本ではボールが収まらないわ明後日の方向に乱れまくるわで・・・。
こうして武田は徐々に存在感を高めている最中だったのに、ここでまさかこんなアクシデントが待っていたとは。とにかく軽傷である事を祈るばかり。靭帯やってなければ良いけど・・・。

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J1リーグ第9節 浦和1-0徳島
得点/60分・関根(浦)
主審=今村義朗
観衆:9,972人/上限10,000人限定試合
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2021年 J1リーグ第8節
清水エスパルス0-2浦和レッズ
~IAIスタジアム日本平

210407アウェー清水戦 いや~夕暮れ模様の日本平は綺麗だな~。

なんて、試合前はそんな気分ではなかったが、こうして超余裕ぶっこいていられるのも、会心の勝利があればこそなのである。

今季の清水は監督がロティーナに代わり、しぶとくなっているとの話だったから、結構警戒していたんだけどね。その割には前節に徳島に3失点完封負けしてる訳だけど、リカルドの遺産ともいうべきチームに大敗して、中2日で今度はリカルドが率いる新生チームが相手という、清水にとっては良いんだか悪いんだか複雑な巡り合わせではあったと思う。
個人的には、3日前に徳島を相手にした清水が、リカルドサッカーに免疫を持ってはしまわないかと、それだけが心配であったのだが・・・。

ビルドアップ、攻撃の組み立ては大人と子供だったな。レッズの方は前節鹿島戦と同じメンバーで、そこで填まった4141も実はゼロトップ気味のシステムを継続。それを元に冷静にポゼッションしながら、攻め急がずの押して引いてを繰り返し、相手の隙を伺うだけ伺う。しかも清水がボールを持っても、激しいプレスと囲い混みで奪い返す連続。これで清水のパスミスを誘発しまくり、セカンドボールも殆どがレッズの元へ。面白いようにゲームはレッズが完全に支配していたのであった。

その割には、相変わらず効果的なシュートにまでは繋がらないのも見慣れた光景だが、そんな時のコーナーキックからの先制点だから、余計に嬉しいのである。山中のキックが素晴らしかったが、それに合わせた岩波もドンピシャであり、岩波は最近は守備で精細を欠いていた上に、前節は他の選手が軒並み高評価の中で、岩波だけパッとしなかったから、それに奮起したのか、貴重な先制点を叩き出した上に、この試合では守備面も全く乱れなかった。

そのかわりに西川が前半に2度のパスミスをやらかし大ピンチを招くという、特に30分位にやらかしたゴール前での相手へのプレゼントパスは、正直やられたと思ったよ。何とかギリギリ失点にならなかったから良かったが、あれ失点していたら、また彩艶論が再燃していたであろうから、西川は喉元過ぎるとやらかす癖だけは本当にどうにかしてほしい。せっかくDF陣が乱れなかったのに、キーパーが乱れては台無しになってしまうのだから。

まあぶっちゃけ、清水の絶望的なビルドアップに助けられた面もあったけれどさ。清水は全く攻撃の形が出来ていないで個人がボールを持っているだけで、周りの動き出しも僅かだったし、これに対して猛烈なプレッシャーと肉弾戦を仕掛けるレッズのサッカーと合間って、お尻に火が付いて清水が攻勢に出る後半途中までは、まさにレッズのやりたい放題だったな。
レッズは去年ロティーナが率いたセレッソにアウェーでリーグ戦とルヴァンで2度もボコられたのが嘘のよう。まあホームではボコり返したけど。まあロティーナは守備的サッカーを志向するから、攻撃力は抜群のセレッソだったから攻撃も成り立っていたが、そうじゃない清水では今回みたいになってしまうのかな。まあ確かに清水も守備だけは結構固かった印象だけど。

210407アウェー清水戦2 それをぶち破ったのが後半ロスタイムの杉本のスーパーボレーという、追加点で安心したかった中で、同点に追い付きたかった清水の気を完璧に挫いた良い時間帯であった。
すげー、杉本が久しぶりにPK以外で点を取ったよ!って話なんだが、この選手は去年のルヴァン開幕戦もそうだったけれど、本当にたまーに凄いシュートを放って決めちゃうんだからなぁ。どうしてこんなシュート技術がありながら、たまにしか覚醒してくれないんだろうと、本当に悔やまれる選手さ。
ってかこのロスタイムのダメ押し弾、杉本に渡る前に、汰木が落として興梠が繋いで伊藤敦がラストパスして杉本ズドンでしょ。そういう意味では、最近スタメンを外れている選手4人が活躍してもぎ取ったゴールと言えるだろう。

こうなると今度は最近スタメンを勝ち取っている選手に更なる活躍を求めてしまう訳で、こうして選手同士が競争意識を燃やしてくれればチームは確実に成長して行くのである。今回の連勝が、その始まりである事を願うよ。
ってか何だかんだヤバかった一時期も、難敵と思われた鹿島と清水を相手に、その相手に殆ど仕事をさせずに連勝しちゃったよ。リカルドレッズでは初の連勝だ。これってチームにようやく内容も伴った結果が出始めたと見て良いのだろうか?
その答えを出す為にも、いよいよ次は本家リカルドサッカーを持つ徳島に勝たなければいけない。今のレッズのチーム力を計るには絶好の相手であるし、ある意味でこれが序盤戦の山場かもしれない・・・。

おまけ
試合中の槙野、主審に「岡部ちゃん岡部ちゃん、あれファールでしょ」は笑った。主審を友達のように扱うな(笑)

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J1リーグ第8節 清水0-2浦和
得点/40分・岩波(浦)、90分・杉本(浦)
主審=岡部拓人
観衆:5,548人/上限,人限定試合
2021年 J1リーグ第7節
浦和レッズ2-1鹿島アントラーズ
~埼玉スタジアム2002

210403ホーム鹿島戦 210403ホーム鹿島戦2
絶好の春日和にホームで鹿狩り大成功なんて、こんな贅沢で幸せな時間を過ごせて、果たして宜しかったのだろうか?
なんて思えるほど、ここまで局面での攻撃が機能していなかったチーム状態からしたら、まるで嘘のような内容と結果を得られた訳だが、そりゃ確かに鹿島も開幕から苦しんでいるとはいえ、でも相手は鹿島だし、去年序盤の鹿島とは違ってザーゴ体制2年目だし、そこにズッコケ癖のあるレッズとくれば、危険な要素は満々にあった訳だが、ところが蓋を開けてみたら、唯一の失点シーン以外では鹿島に全く仕事をさせず、終始主導権を握っての完璧に近い勝利である。

運動量、組織的なプレス、高い位置からの守備、ラインも下がらず選手の距離感も崩れず、開幕戦のF東京戦を観ているかのような好内容。
少し違ったのは選手配置で、待望の武田をトップ下気味にして、そこに武藤が衛星のように動く。最初は武藤1トップは無理では?と思ったが、実際には武藤も下げ気味の配置で実質ゼロトップのようだった。
柴戸をアンカー守備専にして小泉がいつものようにボールアタックへ。パサー役は武田に任せて、武藤がクッション役になり、それに釣られて鹿島DFが中央に誘き出され、その隙にフリーになった関根と明本の両サイドハーフが中へ飛び込む形。同時に両サイドバックが常にケアに入るから、多少のズレが生じてもボールを失わない。
これは以前まで狙っていても効果的なパスが出ずに機能していなかった形。ところが選手配置をズラして意識を高めた途端にスムーズにボールが回るようになった。

210403明本ヒーローインタビュー 何が気持ち良いって、先制点が元鹿島の西のフィードから、決めたのが茨城のライバル栃木出身の明本という、茨城鹿島にとっては踏んだり蹴ったりの失点だろうて。
流れの中からのゴールもリカルド体制で初だし、それが明本の移籍後初ゴールでありJ1初ゴールなのだから、これは二重にも三重も美味しいゴールになったぞ。
この明本、前から思っているんだけど、アパッチけんに似てるよな。あ、若い人はアパッチけんと言っても知らない人が多いか。あ、今は芸名を本名に戻して中本賢だったか。詳しくはアパッチけんか中本賢でググってね。・・・なんかスゲー話が脱線したけど、とりあえずアパッチ、じゃなかった明本よ、レッズ移籍後&J1初ゴール+PK獲得おめでとう!

・・・しかしおかしいな、本来ならば3点とか4点獲って勝っていたんだけどな。山中から関根のヘッドなんて、流れから絶妙のクロスと人数をかけた前線選手の中でドフリーになったファーの関根の完璧なゴールだったんだけど。まあ山中に出る前に確かにハンドしちゃってるから、VARで武藤モロバレは仕方ないか。
でも終了間際のゴール前でのプレス奪取からの杉本シュートはキーパーに阻まれるし、ユンカー来るんだからそこは決めとけよ!ってとこで決められないのもやはり杉本なのか。
同じくロスタイムのヘディングもオフサイドだったし。
これらを決めておけば楽になったんだけど、結局は最後まで1点差で、おまけにVAR判定が多過ぎてロスタイムが6分とか、終了の笛が鳴るまでずっとスリリングだったじゃないか!・・・まあ、だからこそ勝利の瞬間は余計に安堵も満々の歓喜になった訳だが。
ってか槙野は、以前の試合では絶対にPKを蹴ろうとしなかったのに、今回に限って何故に自分からキッカーを志願したのだろう?阿部も欠場だし杉本も興梠もまだベンチで、誰も蹴るのが居なかったからか?まあ結果的に決めてくれたから良かったけどね。個人的にあそこはシュートの上手い武田に蹴らしても面白かったんだけど、若い選手に蹴らせて失敗すると精神的ダメージを与えてしまう恐れありと、若手にPKを蹴らせない場合が結構あるからなぁ。

210403武田ヒーローインタビュー その武田もヒーローインタビュー登場だったが、やはり武田はボランチやサイドハーフより、しっかりトップ下に置いてパスを出させた方が活きるよ。これでトレーニングマッチのようにもっとエリア内に近い位置まで抜け出せれば、自ずとゴールという結果も出てくると思う。あの枠内フリーキックは入ったと思った。惜しかった。
まあ何れにしても、ホームで鹿島相手にスタメンで本職のトップ下でそれなりのプレーを見せてくれたのだから、柏木が抜けたゲームメーカーの役割を担う選手として、これから更に期待が膨らむ選手になるだろう。

あー、今の鹿島の状態がどうであろうと、もちろん勝利も嬉しいが、それが鹿島相手というのが気持ち良いってなもんだ。去年アウェーでボコられた借りを返せたというものだ。贅沢を言えば、これがコロナ禍ではなくて、チケット完売の5万人超えの試合で鹿島サポも入れた状態での勝利だったら尚良かったんだけど、まあそんな贅沢は言っていられないか。
とりあえず久々の勝利で、今はその余韻に浸りながらザ・美酒を味わえるだけで幸せと思おう。関東の桜は散りつつあるが、リカルドレッズの開花はこれからが本場だぜ。
しかし、選手のゴールで一番はしゃいで喜んでいたの、他でもない誕生日のリカルドだったな(笑)

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J1リーグ第7節 浦和2-1鹿島
得点/37分・明本(浦)、45+2分・関川(鹿)、66分・槙野PK(浦)
主審=荒木友輔
観衆:9,975人/上限10,000人限定試合
カスパー・ユンカー カスパー・ユンカー、本当に来そうだな。

この選手の話が出たのが昨日未明で、そこからあれよあれよという間にレッズ行きの可能性が報じられ、翌朝にはもうクラブ間合意の報道から更にメディカルチェック報道。恐ろしい程にトントン拍子ではないか。
ここまで迅速に明確に報道されている以上、メディカルチェックで問題が無ければ、即レッズのユンカーが誕生だろう。ただ上手い話には罠があるではないが、逆にこれで来なかったら大笑いで竹中直人になりながら星一徹なみに卓袱台を引っくり返すけど。
しかもコロナ事情から急ぎたいメディカルチェックに、フェイエノールトが協力してくれるとは。これで即ロッテルダムかアムステルダムから日本への直行便でゴー出来る訳だ。
フェイエノールトに関しては、これオリヴェイラと対立した組長が飛ばされて就任した海外新プロジェクト責任者として、フェイエノールトとパートナー契約を締結した賜物だよね。あの時の組長の仕事が、ここで生きて来るとは!

で、話の流れから、海外にパイプが極めて薄いうちの強化部を見るに、ノルウェーというレッズと全く関わりが無い国のリーグから自力で選手を見付けて来る事は考え難く、デンマーク人というと過去にレッズでは同国代表ニールセンを思い浮かべるが、今更ニールセンは昔過ぎて関わりが無いだろうし、移籍容認条件達成の約束を反古にしたボデ・グリムトに本人がぶちギレてスペインキャンプから脱走とか凄い噂も上がってはいるが、そんなキナ臭い話も絡めて考えると、ストレートに大丈夫なのか?という不安はあるのだが。

レッズの前に名古屋が目を付けていたという報道もあるから、その話を聞き付けたレッズが、名古屋行との交渉が膠着しかけるのを見計らって、レオナルドの移籍金をそのままポンと見せて金で釣ったとか?金額がまんまで辻褄合っているし。こうなるとキチンと調査せずに、名古屋が見付けて来た選手に横槍を入れて掻っ攫った事になるが。名古屋と破綻してすぐ、代理人が金が出せそうで新FW捜索中のレッズに話を持ち掛けた可能性もある。

しっかし、これも既に言われている事だけど、ユンカーの過去成績や経歴を見ると、確かに杉本と瓜二つなんだよな。

カスパー・ユンカー
年 クラブ 出場数/得点
2013―2014 ラナース 4/0
2014―2015 ラナース 5/0
2015―2016 ラナース 8/0
2016―2017 AGF 26/3
2017―2018 AGF 28/4
2018―2019 AGF 7/0
2018―2019 ホーセンヌ 22/3
2019―2020 ホーセンヌ 3/0
2019 スターベク 12/6
2020 ボデ・グリムト 25/27

杉本健勇
年 クラブ 出場数/得点
2010 C大阪 0/0
2011 C大阪 15/2
2012 C大阪 0/0
2012 東京ヴ(J2) 18/5
2012 C大阪 12/1
2013 C大阪 30/3
2014 C大阪 32/5
2015 川崎 24/6
2016 C大阪(J2) 41/14
2017 C大阪 34/22
2018 C大阪 30/5
2019 レッズ 21/2
2020 レッズ 33/2

トップリーグだけの得点数を見てみると、後半まで所属クラブで殆どパッとしなかったのが、後の1シーズンだけ超爆発的に得点しており、しかもレッズに来る前のトップリーグの得点数も両者ほぼ同じ。
共通しているのは経歴や得点数だけではなく、プレースタイルも同じフィニッシャータイプ。容姿も両者はかなりのイケメンであり、両者とも長身。名前もユンカーにケンユーと響きが何となく・・・これは無理矢理か。
おいユンカー、頼むからレッズに来てからの成績だけは絶対に杉本に似ないでくれよ!

正直言うと、FWにパスが出ない現状では、フィニッシャータイプより、独力で圧せるゴリゴリタイプかスピードタイプが欲しかったんだけど、まあこの際だから四の五の贅沢は言っていられないか。ユンカーが、かつてのマリッチのような選手である事を願うよ。

まあとりあえず、補強必至部分だった内のひとつFW1枠がようやく埋まるようだ。こんな登録締切間際でドタンバタンしている感は否めないが、クラブもレオナルド移籍から慌てて水面下で色々と選手は漁っていたものの、報道にあったように、門前払いは喰らうわ、あっちに断られそっちに断られで右往左往していたんだろう。
今まで国内で胡座をかきながら海外はロビーにばかり助けてもらい、代理人ではテオの言いなり。こうして海外に自力のパイプ構築を怠ったツケを、みーんな西野氏が払わされているのかと思うと申し訳ないが。大学教授と二足の草鞋もレッズに集中する為に大学は辞めたって話もあるし。傍らでぶっ倒れたツッチーは復帰したものの、何をやっているのかわからんし。今度は西野氏の体調が心配になってきた。

さて、あと噂になっている外国人で明確にレッズがオファーをかけているのは、トップ下のトニー・アンデルソンくらいか?パスが出ない今のチームでは、武田が成長するか小泉がJ1に慣れるまでは、確かに補強ポイントのひとつではあるんだが。しかもトニー自体が若いから、まだまだ伸び代があるし。
ティティパンとか頓珍漢な報道もあったけど、本当ならば戦力というより、バックに付いているタイの裕福なスポンサー狙いだと思う。
あとCBはどうした!?ベティスと競合中と噂のアラン・エンペラーは、仮に獲れても夏という話だし。ラファエル・ティエリの名前も上がってはいるが。ただそもそもブラジル人自体がコロナの影響でビザ発給が大幅遅延中で、他クラブの新加入選手も軒並み今回の合流に間に合わないなんて話も出て来ているから、それを考えると無理にブラジル人を狙うと自爆する恐れはあるかな。まあCBは今デンが復帰してくれれば当面は乗り切れるとは思うのだが、まだ今季はベンチ入りすらしていない状況だけに、果たして・・・。
2021年 YBCルヴァンカップ・グループステージ第2節
浦和レッズ0-1柏レイソル
~埼玉スタジアム2002

210327ホーム柏戦いやさすがに、結構メンバーを落として来ている感のあった今回の柏が相手だったら、勝てるか、それか勝てないまでも、少しは点が取れるかと思っていたのだが、それでも勝てない、相変わらずノーゴールとなると、ちょっと事は深刻かもしれないぞ、これは。
まあそうは言ってもレッズもメンバーは落としていたから、一概に比較は出来ないんだけど、それにしてもゴールの匂いがしないのは何ともかんとも・・・。

まあこれ、やはり選手の質の問題はあるのだろう。同じFWでも、いくらやってもフィニッシュまで持って行く事すら一苦労な杉本と違い、再復帰した興梠は巧みにボールを捉えてフィニッシュまで持って行ける。相手DF陣と全く駆け引きが出来ない杉本と、しっかり駆け引きをして味方からボールを引き出せる興梠との、点取り屋としての質の違いが、こう表れるのである。

ただFWに得点してもらう為には、FWにボールを供給しなければならない訳で、このリカルドのサッカーでは、まだ中盤でボールを奪う事と、ボールポゼッション率を高める事は出来ていても、そこから先が全く開通していない。まあ逆に言えば、ボール奪取とポゼッションは板についてきたというか、そこそこ出来ているという見方は出来るのだが。

ただやはり選手の質かな。リカルドサッカー下でのレッズの選手を、公開トレーニングマッチを含めてここまで見て来て、だんだん選手のマッチ度が見えて来た。
今回出場した選手を例にすると、例えば達也2号は周囲との息が全く合っていなくて、いつも単独で動いている。武器のドリブルも殆ど見られない。
汰木は逆に周囲との息を気にし過ぎているのか、ボールを受ける事に時間をかけ過ぎていてブレーキになっている。
小泉はリカルドのサッカーを体現していると言えば一番合っているように思えるが、ボール奪取は二重丸もそこから先の判断が遅い。ただ危険なボールロストは減った。場数を踏めばJ1のスピードに慣れるだろう。
これは伊藤敦も同じで、守備的ボランチとしてはルーキー以上のものを見せているのだから、そこから一皮剥けて、今のシステムに合うようにセントラルMFとしての伊藤敦に成れるかどうかがこの先の課題である。
柴戸はぶっちゃけリカルドのサッカーには全く合わないタイプだが、自身が必死に今のサッカーに合わせようと精進しているのが見てわかる。その証拠に前への気持ちが高くなっていると共にサッカーが上手くなった。
明本なんて今回は左サイドバックという、いくら山中が怪我したからとはいえ、最初スタメン見た時はリカルドがトチ狂ったのかと思ったが、蓋を開けてみたら意外に良かった。持ち味の運動量とスタミナが活きて、かなり活発に上下動を繰り返していた。課題はパスを出せるようになればという話だが、ポリバレントな存在としての明本は収穫である。

興梠の動きがリカルドのサッカーで正しいのか?という疑問はある。フリーマンとして動きたがる興梠だが、緻密なポジショニングと緻密な動きが必要になるリカルドのサッカーに於いて、自由過ぎる動きが許されるのかどうなのか。
あと杉本と興梠がどちらもボールを貰いに下がって被る場面が何度かあった。これは何か違う気がした。リカルドは興梠のスタイルをどう思っているのだろう?

で、レッズデビューを果たした西なんだけど、まあ大ベテランの域だから派手なものは全く期待していないんだけど、逆に落ち着き過ぎていたのがベテランらしかった。前半は達也2号や杉本の動き出しが鈍くて、前にボールを出せずに少々窮屈さが感じられたのは気になったが。
西自身は可もなく不可もなくではあったが、自分にボールが回って来ると、プレッシャーを受けても全く慌てずにボールを叩ける。こういうゲームを落ち着かせられる選手は、今季若返りを果たしたレッズには貴重だ。

こうして選手の善し悪しはあれど、しかし、如何せん勝てない。点が取れない。そこはメンバーを落とした相手でも変わらなかった。そこは正直、気になる。

210327ホーム柏戦2 埼スタの桜は見事に満開になっていたが、リカルドのサッカーが花を咲かせるに必要な春は、まだまだ遠いようだ。
とはいえやっているサッカーの中身は崩れている訳ではなく、形は徐々に組み立てられている部分も見てわかる。それでも時間を要する事も理解している。
だからこそ、文中に指摘した通り、選手の質というものが気になる。質は天性の部分が大きな比率を占めるから、残念ながら監督の力や練習ではどうにもならない部分がある。
だからこそ外国人補強はどうなっているの?という話だが、いよいよ登録期限の締め切りが迫ってきた。ブラジル人FWに断られたという報道もあった。果たしてどうなっているのか・・・???

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YBCルヴァンカップ・グループステージ第2節 浦和0-1柏
得点/79分・クリスティアーノ(柏)
主審=村上伸次
観衆:8,024人/上限10,000人限定試合
2021年 J1リーグ第6節
浦和レッズ0-5川崎フロンターレ
~埼玉スタジアム2002

210321ホーム川崎戦ある程度は覚悟していたし腹は括っていたつもりなんだけど、それにしてもボッコボコにやられたな。
失点するまでは川崎に全く仕事をさせなかったし、そこまでは一応レッズが主導権を握っていたんだけど、まあ主導権を握っていたといっても川崎の網をそう崩せた訳でもなくて、杉本の惜しい枠内シュートはあったものの、殆どの時間帯は相変わらず中盤ではボールを奪えてはボールを回せても、そこから先が無い、いつもの展開ではあったが。
川崎からすればそこを冷静に守って凌いでいれば、何れ隙を見付けて得点を奪い、そこから自分たちの試合になるだろうという余裕と自信はあったんじゃないのかな。だって川崎の選手たち、レッズがボールを保持して右に左に揺さぶっていても、ポジションを崩さず乱れず全く慌てていなかったし。それを考えると、仮に杉本のあのシュートが決まっていたとしても、今回のやられっぷりを見るに、結果はあまり変わっていなかったかな。
多少の失点は仕方がないチーム力の差はあったが、問題は一旦失点すると、浮き足だったのか焦りが噴出したのか、集中力がプッツンしたように立て続けに失点するような内容は頂けない。しかもハーフタイムに修正を施した筈なのに、後半入ってすぐにまた失点をしているのだから、こういう流れはチームの士気を奪うから、本当に良くない。とにかくメンタルが弱過ぎる。

まあでも今のレッズを卑下する訳ではないけれど、やっぱりというか当然というか必然というか、川崎とは個々の選手の動きも、例えばボールの受け方、トラップひとつとっても違うし、その上で意識も組織力も全く違うし、意識という意味では、これは以前の川崎戦でも書いたけれど、川崎の選手はとにかく出足が速いのだ。こういう部分からして差がある。レッズも新体制下で出足の速い動きは少しずつ出来るようになっているとはいえ、先ずはそういう基本的な部分と意識からして高めながら基盤を作らないと、本当に強くはなれない。

210321ホーム川崎戦2 試合後の挨拶で、選手に混じってリカルドも申し訳なさそうに一緒に挨拶に来てくれたけど、まあこういうところはリカルドの性格なのかな。嫌いじゃないし、よく挨拶に来てくれたとは思う。ただ毎回これをやらないで済むようなチーム作りを早く進めてほしいとは思う。
ただやはり選手層がなぁ・・・。リカルドのすぐ斜め後ろに居る選手さ、これだけ出場機会を与えられていながら、自己のプレー内容と成績をどう思っているのやら。
まあ特定の選手だけを批判する訳ではないけどね。例えば開幕から暫くは好評価だった小泉も、これだけチャンスを与えられている中で、試合毎に課題が出て来ている訳で、例えば確かに中盤での激しいプレスやボールアタックは相変わらず良いのだが、縦へのパス判断が遅いままだから逆に攻撃のブレーキになる時が増えてきているし、シュート判断も遅い。せっかく豊富な運動量と高い中盤制圧能力を持っているのだから、これを活かせるように早くJ1のスピードに慣れないと、いざOMFに必要な攻撃面では置いてきぼりになる恐れもある。
両センターバックの守備の軽さも相変わらずだし。簡単に相手に剥がされるし剥がしちゃうしで、効果的に相手FWに付けていない。無責任にサイドに無理なパスしてピンチの元を作るのも本当にやめてほしい。まあこれらは今に始まった事ではないが・・・。

こうやって逐一粗探しみたいな事をやっていても情けなくなるからやめるけど、何を言っても川崎とは何もかもの差があるのだから、何を嘆いても今は現実を受け止めて、リカルドレッズが成熟する日を夢見るしかないんだけどね。

雨と春の嵐のダブルパンチで体力的にも疲れた。せめてレッズが今回の嵐を味方に付けてくれればとは思っていたが、それも川崎の前には全く無意味であった。
そうそう昔、同じ埼スタでの川崎戦で、試合前に嵐と大雨を喰らった時があったな。天候大荒れと同じく試合も確かレッズ側が2人も退場する大荒れの内容で、これで攻めるだけの川崎に好き放題ボッコボコにシュートを撃たれながら、死に物狂いでゴール前に蓋をして、守って守って守って守って、スコアレスドローに持ち込んだ奇跡的な試合があったな。せめてこんな粘りを今のレッズにも欲しいところだが、それもチームの成長とともに身に付くであろうと期待して辛抱して待つしかないか・・・。

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J1リーグ第6節 浦和0-5川崎
得点/42分・小林(川)、46分・ダミアン(川)、51分・旗手(川)、53分・小林(川)、67分・脇坂(川)
主審=飯田淳平
観衆:4,679人/上限5,000人限定試合
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ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第12節 浦和1-0広島 得点/57分・金子(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第14節 浦和-東京ヴ(埼玉スタジアム2002=5月3日15:00キックオフ)


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