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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2021年 YBCルヴァンカップ 準決勝・第2戦
セレッソ大阪1-0浦和レッズ
~ヨドコウ桜スタジアム

失点しようが何をしようが、どうせこちらは最低でも1点を取らなければ勝てなかった訳だし、だから失点しても全く気持ちは慌てなかったし、寧ろこれでますますやる事がハッキリしたし、それで撃ち合いにでもなってくれたら更にこちらの思う壺、と自分的には完全に割り切っていたのだが、当のリカルドと選手は、果たして最後は割り切って戦ってくれただろうか?

槙野を入れてパワープレーに出たのは当然やる事だし、当たり前だから良いのだが、後半ロスタイムに相手のフリーキックを与えた後でも、どうせ失点しても同じなんだから、ならば跳ね返した後のカウンターに備えて達也2号を前に張らせれば良いと思ったが、その姿勢が表れたのはフリーキック体制に入る前に結構時間が経ってから。この時点でパワープレーやカウンターのチャンスを狙う必要性をわかっていたのか?と思ったし、フリーキックからコーナーを奪われた後には、達也2号も守備に回る始末だった。最後の最後なんか守備なんかどうでも良くて、最低限の守備陣だけに守らせて、チャンスがやって来るかもしれない可能性だけを信じて、捨て身のカウンター狙いや、もっともっと積極的なパワープレーを仕掛けて欲しかった。

勝負は水物だから、敗戦は仕方がない。それ自体をとやかく言う気は毛頭無い。言いたいのは、パワープレーに入ったのならば、最後まで諦めずに、攻める姿勢を貫けって事。現にそれで奇跡を起こした試合だって今季もあったじゃないか。それを今回、どうして最後の最後に消極姿勢になってしまったのか?まさか選手から先に諦めてしまった?とは思いたくないが・・・。

今更内容を言っても仕方が無いし意味は無いのだが、前半からプラン通りに試合を進めていたのはレッズだったし、ボールが暴れてお互いに奪いきれない中でも、冷静にボールを繋いで攻めていたのはレッズだった。守勢に回ってカウンター狙いを続けるセレッソ相手に、崩しきれなくても、徐々に可能性を見せていたのもレッズだった。確かにサッカーはやっていたのだ。
しかし、それはリーグ戦用のサッカーだったのかもしれない。本来なら早い時間帯に得点を奪わなければならない。早い時間帯に奪えなくても最低でも1点は奪わなければいけない。
そういう状況に於いて、自分たちのサッカーに集中し過ぎて、逆にカップ戦で自分たちが置かれた状況を少し右に置いてしまった感じがした。

馬鹿正直にスマートなサッカーを続けるだけでは、特殊な状況は打開できない。リーグ戦にはリーグ戦の、カップ戦にはカップ戦の戦い方があるのだという、良い勉強になったのではなかろうか。
悔しいが、セレッソはそれを徹底していたという事だ。

と、負けたから、敗退が決まったから、決勝進出を逃したから、気持ちが悔しくて色々と訳のわからない事を書いているが、まあ冷静になって考えたら、まだまだ弱い部分があるからこうなってしまった訳で、新体制で発展途上のチームがここまで上手く行き過ぎて、真の部分が見えていなかった事実はある。セレッソを打ち破れないようでは、結局は名古屋にも勝てなかっただろう。そう思うしかない。

カップ戦の戦い方で言えば、これをしっかり天皇杯に活かすべきでもある。もちろん同じカップ戦とてルヴァンと天皇杯はやや性質が違うが、しかし今回の敗退劇が、天皇杯に必ずや糧になると、そう思って気持ちを切り替えるしかない。

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YBCルヴァンカップ準決勝・第2戦 セ大阪1-0浦和
得点/53分・加藤(セ大)
主審=福島孝一郎
観衆:8,654人/上限10,000人限定試合
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2021年 YBCルヴァンカップ 準決勝・第1戦
浦和レッズ1-1セレッソ大阪
~埼玉スタジアム2002

211006ホーム ルヴァン セレッソ戦 んー、最後の最後のセレッソのエリア内ハンド疑惑、自分は眼の前に陣取っていたから、一瞬ハンドしたようにも見えたんだけど、まあルール上ハンドしても明確な場合じゃないとハンドにならない場合もあるし、そもそも今回ハンドも微妙は微妙だったんだけど、VARが発動しかけて結局最後はスルーされたから、まあハンドじゃなかったんだろうな・・・。

そのハンド以前に、後半は押し込まれる場面が増えに増えては、バー直撃だけで3回も喰らっているのだから、正直そこを1失点で防いだというか凌いだだけでも御の字か。とんでもねーバックパスミスから普通なら失点ものだったのを彩艶の超スーパーセーブに救われたのもあったし。彩艶は前半に、よく西川がやらかすプレゼントパスになりかける危ない至近距離パスとパンチングミスでヒヤッとしたのが各1回あったが、同じく前半にも好セーブで失点を防いでいるから、全体としては良かったと思う。ヒヤヒヤ感はまだまだ若さ故としておこう。
それより神戸戦のミス連発からか、西川をベンチからも外したリカルドの英断は評価したい。西川はリカルド体制でベンチ外は今回が初めてではないが、それだけに西川も気を引き締めないと、そろそろ命取りになるかもしれない。

ただそのリカルド采配、果たして60分の3枚替えは、果たしてやるべきだったのかな?結果的にその後に明本の位置から鋭いクロスを射されて失点した訳だから、守備に不安がある山中を下げてから左サイドを突かれての失点は、絶対にやってはならないパターンの失点だったと思うが。
小泉も相変わらず良い部分は良いのは変わらないが、投入されてから暫くは、弱点のボールロストやバックパスミスでピンチを作っていたし。小泉は最近1試合に1回か2回は必ず安易なバックパスをミスってプレゼントパスになりピンチを作るのだが、ここが小泉の諸刃の剣になっている訳だから、本当に直してもらいたい部分である。
関根もドリブル突破がママならず、ボールを持ち過ぎて逆にチャンスを潰していたし。これを考えると、3枚替えで投入された3人が、逆にマイナスに働いていた時間帯があったという事で、普段は交代策の成功率が高いリカルドにしては、珍しくその交代策が失敗したという事になる。まあリカルドも神様じゃないから、たまにはそういう事もあるのはわかるが。だから仕方がないといえば仕方がないけれど。ただ3枚替えのとこだけは、もう少し慎重さが欲しかったかな。結果論にはなってしまうが。

久々にユンカーのゴールが生まれたのは良かったけどね。怪我して以来ベンチにも入らなかった山中と、最近ずっとベンチスタートが続いていたユンカーが、ともにスタメンで久々に起用されては、その山中のクロスを素晴らしい捉え方からダイレクトでゴールネットを揺らしたユンカー。山中とユンカーがコンビで結果を出したのは良かった。
神戸戦での大敗と過密日程が生んだスタメン変更であったが、彩艶と山中とユンカーが明確な結果を出したのだから、4日前の大敗は決して無駄ではなかったという事だ。

これでウノゼロでも勝てていたらもっと良かったが、まあセレッソも馬鹿ではないから、リーグ戦の敗戦からは少しやり方を変えて来て、明らかに守備面がテコ入れされていたのと、かなりプレスを仕掛けて来るようになっていた。特に後半はセレッソのハイプレスに手を焼き、守勢に回ったところも突かれては、何度も押し込まれて失点もしてしまった。1点とはいえ痛いアウェーゴール献上である。

211006ホーム ルヴァン セレッソ戦2 前半戦が終わったところで数字上はドローだが、アウェーゴールを与えてしまった事で先ずセレッソを有利にしてしまったが、天皇杯の川崎戦と同じ折り返しになったとはいえ、セレッソもレッズが川崎をギリギリでも払い除けた事実から警戒はして来るだろうから、レッズとしては川崎戦同様に、早い時間帯にアウェーゴールを奪って優位性を奪回したいところだ。そうすれば相手はいよいよ焦り出すだろうし。
まあこのように、天皇杯川崎戦同様に、今回もこれで第2戦となるアウェーでやる事はハッキリした訳だから、そこをポジティヴ材料にして大阪に乗り込むしかない。

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YBCルヴァンカップ準決勝・第1戦 浦和1-1セ大阪
得点/12分・ユンカー(浦)、66分・山田(セ大)
主審=佐藤隆治
観衆:8,734人/上限10,000人限定試合
2021年 J1リーグ第31節
ヴィッセル神戸5-1浦和レッズ
~ノエビアスタジアム神戸

今から考えても開幕から初期段階のレッズだったらわかるが、リーグ戦に限って言えば、1ヶ月半以上7試合に渡り1失点若しくは無失点を続けていたチームが、ここに来ていきなり5失点もするものだろうか?いや実際にそうなった訳なのだが、繰り返すけど1ヶ月半以上リーグ戦は1失点若しくは無失点のチームが、ここに来ていきなり5失点というのは、ちょーっと、かなり異常なのではなかろうか???
もちろん原因は、あるだろう。でなかったら、普通ここまで整備されて来ているチームが、いきなりの5失点は、絶対に有り得ない。え?その有り得ない事を良くも悪くもたまにやってしまうのもレッズだろって?・・・その通りなんだけど、それにしてもだな・・・。

冷静になろう。先ずまた三木谷マネーでメチャクチャな金満補強を行った神戸のパワフルさにやられた点は、当然ある。ボージャンに武藤に大迫にと反則級の大金を積んだ神戸。だが、レッズだって決して負けてはいない。ショルツに江坂に酒井に平野という素晴らしい補強で、金はともかく質では負けていない。前回3回の対戦時から比べて、チーム作りでも補強でも質の高いレベルでグレードアップしているのは、レッズも神戸も同じなのである。

では、何故に5失点も?まあ個人の質で言えば、全体的には国内レベルで質の高いレッズと、対して反則級の大金叩いて欧州レベルの選手を揃えている神戸との違いはある。何れの在籍クラブでも期待通りの結果を出していないとはいえ欧州ビッグクラブを渡り歩いて来たボージャンと、更にまだまだ欧州で通用するであろう大迫や武藤まで連れて来ては、確かに大迫と武藤の加入でチーム力が引き締まったという神戸の評価はあり、その通りに大迫と武藤が動いて味方の力を引き出すプレーは驚異ではあった。これだけで今年3回対戦している神戸とは、全くの別物にはなっていた。

それにしても、という話にもなるが、そこで出て来るのは、最近の固くなった筈の守備に対しての過信もあったかな、という場面が多々。
先ず各選手が神戸の選手に対して出足で遅れていたというのがあり、これは中2日の神戸に対して1週間あったレッズの動きの鈍さに対する不満もある。また前半は前線からのいつものプレスがやや甘かった(これはリカルドも指摘済)。ここに神戸の個人の高い質をぶつけられると、なかなか試合中の修正が簡単ではなく、これで当然のように全てが後手後手に回る。
だからイニエスタが居るのに危険な位置でもファールが増える。イニエスタの射程圏内で、そこでファールしちゃイカンだろう!という位置でも、ファールでしか止められなくなっているのだから、つまりファールせざるを得なくなる程に後手を踏んで踏まされている。そして年老いてもワールドクラスのボールを蹴り込まれるのである。

そこに西川自体の過信も加わる。変に足元に自信があるものだから、時にその自信が過信に変わっては、窮屈なパスを味方へ出してはピンチを招く毎度毎度毎度のパターンを今回も連発。
3失点目はシュートが味方に当たってコースが変わった不運はあったが、窮屈な状態から西川の小泉への出し方と小泉の受け方が両方安易で、こういうパスでの奪われ方は今も昔もレッズでは決して珍しくないのだが、4失点目もボールの失い方は全く同じ流れ。
4失点目なんて、せっかく後半開始すぐに1点返したというのに、さあこれから反撃の狼煙という時に自爆失点だから、こういうのを西川からしてやられると、本当に萎えてしまうのだ。

主審もちょっと神戸寄りなんじゃない?というのもあったが、各方面で真しやかに語られているイニエスタ忖度なんて本来ある訳は無い筈だが、イニエスタが出ると毎回不思議と判定が神戸寄りに感じられるのは何故だろう?
こういう感情が生まれるのは、過去シーズン中の背番号変更禁止ルールをJリーグがイニエスタに許した事情が発端で、三木谷マネーによるJリーグへのスポンサー料という名の実質買収疑惑からの不信感もある。対象が金と思われる企業や人物が絡むと、事実の有無に拘わらず、不信感は一生付きまとう。
奇しくもイニエスタで同じスペイン絡みになってはしまったが、イニエスタがバルセロナ一筋だし関係ないとはいえ、フランコ政権下に負った贔屓疑惑が一生消えないレアル・マドリードのように、一度でも疑惑に金と権力の疑惑が絡むと、事実の有無に拘わらず、今後一生不信感は消えないのである。ネット社会になった今は尚更。その最先端を行くべき楽天(というか実際は三木谷のポケットマネーだけど)が逆にやり過ぎて不信感を生んでいるのは大きな皮肉だざ、だからこそルール、つまり法律は、1クラブだけの問題で安易に変えてはならないのだ。
このせいかわからないが、前半終了間際の酒井のゴールが幻になった。何故にレッズのファールになるのかわからん。飯倉がモロ小泉を倒しているのと、その後に飯倉は自分から柴戸にぶつかりに行って自爆してるだけ。レッズ側は何もしていないばかりか、そもそも柴戸だって相手に押されているし、小泉の時点でPKになるか、こういうのVARにならないのか?このゴールが認められていたら、時間帯からしても気持ち的にも雰囲気的にもかなり違って、後半の試合展開を左右していたと思うんだけどね。

しかしこの負け、失点数以上に状況的にかなり痛い。勝ち点で並んで3位を狙う同士、勝った方は得られる勝ち点3の倍の価値を得て相手を引き離せるのである。その試合に負けた。しかも1ヶ月半振りに負けた。
神戸加入以来ゴールが無かった大迫とボージャンに決められた。ボージャンに関しては初物に弱いレッズの悪い病気も出た形。しかも同じく加入以来無得点のリンコンにも危うく決められそうになった。しかし武藤にも決められた。イニエスタ2ゴールと加えて、話題も全て神戸に持って行かれた。
散々な大敗になった。散々過ぎて逆に清々しさすら感じる程だ。

しかし繰り返すが、この大敗の一因は、レッズの最近得た自信が、まるで過信に変わったかのような、プレスは緩く甘く、味方の動きを見ずに普段より個人技に走ったり、それでボールロストを連発しては、ボールを必死に取り返しに行かないで相手を見送るなど、どの選手も所々に見られた緩慢なプレーにもあったのも事実だろう。
最近状態が良過ぎて固定化されているスタメン組も、またベンチから外れない控え組も、ここから来る過信は無かっただろうか?また負けない、勝ちまくっているチームだから、だから何だかんだ言っても今の神戸にさえも勝てるだろう、という過信は、サポーターの自分にも無かっただろうか?と思う。
サッカーの神様に、いい気になるな、そこを考え直せと、一旦ガツンとやられてしまった感もある今回のまさかの大敗。しかしそのまさかは、実は起こるべきして起きたのだろう。そう思って反省し冷静になるには、ちょうど良い機会かもしれない。
そして過信を消して謙虚さを取り戻し、気持ち新たにルヴァン準決勝に臨もうではないか。

・・・でも、その前に、


しっかし、一言だけ言っておきたいから、これだけは言う。
緊急事態宣言が解除されてチケットが5千人限定から1万人に緩和されたのは良いが、その今節から県跨ぎが近い遠いに拘わらず多くのクラブがビジター席を解放したのに、レッズや神戸みたいに一部は未だにビジター席を解放していない。緊急事態が解除されてもクラブによってビジターの有無が違うのは余りに不公平というか、整合性が取れないと思うけどね。これも「自治体の判断」と責任を丸投げしている政府のやり方が根本悪にあるからなんだけど。
その一方で前から納得行かないのは、緊急事態中なのに端から1万人以上入れているわビジター客も入れているわのプロ野球の事実があり、「プロ野球とJリーグは足並みを揃える」と格好良い事を言い放っておきながら、実際は嘘八百になっている村井マンはその点はずっとダンマリ。こういうとこが益々の不信感や不満に繋がるんだよなぁ・・・。
と、ボロ負けした途端にこの不満も再び爆発したのであった。

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J1リーグ第31節 神戸5-1浦和
得点/8分・大迫(神)、21分・イニエスタ(神)、34分・イニエスタ(神)、49分・小泉(浦)、53分・武藤(神)、84分・ボージャン(神)
主審=木村博之
観衆:7,923人/上限10,000人限定試合
2021年 J1リーグ第30節
FC東京1-2浦和レッズ
~味の素スタジアム

開始いきなり森重にロングボールを放り込まれて、酒井がアッサリと田川に裏を取られてしまっての早々失点にはオイオイと思ったが、まさか酒井が失点に絡み、まさかこんな時間帯と、こういう形から、長らく守って来たクリーンシート試合が崩れるとは思っていなかった。
でもまあ、永遠に無失点で試合を続けられる訳ではないし、記録は何時かは費えるものである。それが今回はたまたま、こんな時間帯と、こういう形だったという事で、大切なのは、同じ過ちを繰り返さない事である。
あと前節のセレッソ戦もそうだったけど、今回もパンチの効いた攻撃力があるF東京が相手なのだから、個人的には正直今回も1失点くらいは想定内というか、覚悟はしていたのである。まあ酒井がやらかすとは思っていなかったけど。

しかしだな、そのチョンボを自らの手(というか厳密に言えば足か)で取り返すのだから、酒井という漢は自分で自分のケツをしっかり拭ける選手なのだな。
レッズ移籍後初ゴールおめでとう酒井だが、問題は、誰の眼から見てもオンサイドだったのを、一番近くで判定していた副審が平気で旗を上げちゃうところだよな。未だにこんなレベルの低い見方をしているなんて。VARで当然だが判定は覆りの酒井のゴールは認められた訳だが、平野のラストパスにしてもしっかり相手のラインを読んでいた訳だし、酒井も余裕を持って飛び出した訳で、あれに旗を上げちゃうのはなぁ・・・。

今回は主審も主審なんだけど、前半からおかしな判定を連発していたし、何よりラフプレーを連発している東京の選手に対しての態度が消極的だったのは腹が立った。おまけに肘打ち喰らったショルツの方がファールってのもあったし。

ラフなファールは多いは、前半からペース配分を考えずに飛ばしまくっていたせいか、後半に入ると東京の足が眼に見えて止まって来たのがわかったが、そこを逃さずにガンガン裏を狙う容赦の無いレッズの攻撃である。
そんな中での関根の強烈なクロスバー直撃だったが、あそこでエリア内で敵味方ほぼ全員の足が止まったのは意外だったな。尤もユンカーは跳ね返りを待ち構えてボールを回収しようとして一瞬棒になっただけだが、そこは江坂の反応が上回っての冷静な流し込みであった。あそこで江坂とユンカーがお見合いしていたら、チャンスを逸していたかもしれない。ただユンカーはFWとしては自分こそ決めたかっただろうな。江坂を祝福はしていても、顔は笑っていなかったのが印象的であった。やはりユンカーは自身のゴールが欲しいのである。

そういえば自分のケツ云々と言えば、その酒井はアダイウトンの突破にDFに入った時に、アダイウトンの足が左ケツ辺りに入って痛めてしまったが、しばらくプレーは出来ていたとはいえ続行困難でタンカに乗せられて交代してしまったが、怪物の酒井が痛がるとなると相当に痛かったのは確実なので、こうなると酒井ヒップアウチの影響がどうなのか心配である。まあ痛いのに笑っていたのが逆に不気味だったし、ベンチに下がってからは歩いていたから、恐らく打撲程度の軽傷だと思いたいが・・・。ってか尻を痛めて退いた後に、そこに西が出て来るというのが、もはや何ともエr、・・・い、いや、安心感というか・・・エグいな。
まあそれはともかくとして、そういや試合前の酒井は、東京に復帰した長友とのマッチアップばかりが注目されていたが、個人的にはそこばかり報道されるのもどうかと思ったのと、個人的には長友にはかつてのイメージ先行があるだけで、今回はそうインパクトは見られなかったけどね。年齢的な部分はあるけれど、同じマルセイユでもバリバリのレギュラーだったのにJリーグに復帰した選手と、眼に見えて力が衰えて来てからJリーグに復帰した選手とでは、やはり運動量もプレーの質も開きはあったと思うよ。

質という点では、前節の相手セレッソ同様に相手は中2日でレッズは休養&練習タップリの有利だったとはいえ、根本的な部分で組織的な試合巧者という意味でも、レッズは東京をしっかり上回っていた訳で、常にブレずに落ち着いてパスを回しながら狙い通りのビルドアップを繰り返すレッズと、前半の勢いが続かずに時間が増す事にブラジル人頼みになって行く東京とでは、今季開幕戦で対戦した頃から見ても、チームとしての開きが数字以上にあったと思う。
ん?仮に東京は肘打ちレアンドロが出場停止ではなかったらどうだったか?うーん、そこはわからんけど、長谷川健太の東京は元々大量のブラジル人を抱えて成り立っている部分があり、対して外国人頼みではなく日本人の質と少ない助っ人を融合させているレッズの対戦だからね。やっているサッカーが根本から違う以上、イフの話はやめておこうか。

さあセレッソにも勝った。F東京にも勝った。明確にチームが成長しながら、ルヴァンは川崎を払い除けて勝ち上がり、リーグ戦も無敗で勝ち点を大量に稼ぎながらの9月が終わった。とても素晴らしい9月であった。ここはセプテンバーレッズと呼んであげよう。
しかし、リーグ戦は、ここまでは順位で言えばレッズより下のチームばかり。ところが次はいよいよレッズより上位の神戸と当たる。これでどうなるか、今のチーム力を測るには良い相手。引き続き楽しみである。

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J1リーグ第30節 F東京1-2浦和
得点/1分・田川(F東)、45+1分・酒井(浦)、66分・江坂(浦)
主審=小屋幸栄
観衆:4,875人/上限5,000人限定試合
2021年 J1リーグ第29節
浦和レッズ2-0セレッソ大阪
~埼玉スタジアム2002

210918文化シヤッター リーグ戦に限って言えば、いや~途切れないなぁ、クリーンシート試合が。
今回は苦手意識があるセレッソだし、過去に何度も撃ち合いや馬鹿試合を繰り広げたセレッソだし、乾も復帰したセレッソだし、あと、えーと、もう無いか。いや様するに今回は相手が今も昔も基本的には攻撃力のイメージがあるセレッソだから、さすがに失点は覚悟していたんだけど、ところが蓋を開けてみたら、今回も全体的には全く危なげない内容で、そしてセレッソをも完封して文化シヤッターを降ろしてしまったがな。

まあ今回のセレッソは水曜日にACLを戦った上で中2日で埼玉に乗り込んで来た訳で、だからスタメンは完全なベストメンバーという訳ではなかったし、対して当然1週間ミッチリ休養と練習期間があってスタメンメンバーもほぼベストだったレッズとは、端から条件面で大きな違いはあったのは決して見逃せない事実ではあるが、しかしそういう理不尽を乗り越えないと勝ち上がれないのもACL組の宿命で、レッズも過去に何度も何度もその理不尽さを経験しては乗り越えてアジアで2度の優勝と1度の準優勝を得ている訳で、そこはACLに出る以上は決して文句が言えない部分ではある。
まあそのACLで敗退したばかりな上に国内リーグ戦も中途半端な位置をさ迷っているセレッソにとっては、そのリーグ戦でモチベーションを上げるのは難しかったのかもしれないが。レッズはチームが明確に成長している過程で、更に目標のACL出場権獲得順位を射程圏内に入れている現状、モチベーションの違いも明らかではあったな。

210918ショルツ ヒーローインタビュー このクリーンシートが続くのも、もちろんチームの守備意識の高さ、走って身体を張っての選手の頑張りがあればこそなのであるが、しかしやはり、この選手が加入してから明確に守備力がアップしている以上、その役割は本当に大きいだろう。
大きいといえば川谷拓三もといショルツはこれまでレッズのホームゲームは駒場しか経験していなかったから、今回いよいよ埼スタ初見参となり、大きさもアジア最大級のサッカー専用スタジアムでプレーした気持ちは、果たしてどうだっただろう?今回何時にも増して超アグレッシヴに攻め上がりも見せていた辺り、やはりテンションが上がっていたのかもしれない。あのエリア内の超深い位置まで持ち込んでのシュート、惜しかったな・・・。

しかし、とにかく素晴らしいチーム状態の中で、それを象徴するかのように先制点も綺麗過ぎる程に綺麗に繋がって決まったし、関根のパスを超絶妙な形でスルーした小泉、あのスルーには身震いさえ覚えた程に巧過ぎるスルー。それをわかっていたようにコースに走り込んで受けてはゴールしてしまう江坂も江坂で素晴らしいし、これまさに完璧な距離感と連動性が無かったら、あんな綺麗でスムーズな形のゴールはなかなか生まれない筈。それだけ周囲と小泉と江坂の関係性が良過ぎるという事で、ユンカーを控えに回してでもゼロトップにして小泉と江坂をスタメンで使い続けているリカルドの気持ちがわかるな。もちろんそれに応えて小泉と江坂も結果を出し続けているからこそなんだけど。

210918汰木ヒーローインタビュー 追加点も前節より早い時間帯に奪う事に成功したし、即ちこれもチームと選手が試合毎に成長している証だし、岩波の最大の武器であるロングフィード1本から汰木の2試合連続ゴールなんて、過去に結構抑え込まれているキム・ジンヒョンを戸惑わせるかのような形だったのが愉快痛快だったし、汰木は前節がプロ初のヘディングゴールで、今回がプロ初の2試合連続ゴールと言うのだから、つまり汰木も汰木で明確に調子を上げては成長している証拠である。
ちなみに汰木のゴール直後にオーロラビジョンにデカデカと映されてしまった相手の監督、絶望的な死にそうな顔していたな。完全にスッパ抜かれていた訳で、狙いに狙って映したカメラマン、容赦無さすぎで、何かすげーな(笑)。そしてその直後に狂ったように4枚替えをしてしまう相手の監督。完全にテンパったか?何かセレッソの監督が一瞬ミ◯ャに見えたんだけど・・・。

平野は幅を効かせたプレーで中盤の底を完全に制圧しつつ味方が受け易い位置に効果的に繋ぐセントラルなプレーはもはや代表クラスと言えるし、そして明本のゴールから遠い位置での強かファール連発による早目のピンチの芽摘みが結構効いていたな。ああいう場面で審判の眼を気にして遠慮してしまうと、その隙に一気にバイタルに持ち込まれる羽目になる。そうならない為に明確に早く速く潰すのが正解。あんまりやり過ぎて後半ついにイエロー喰らっていたけど(苦笑)。まあ本人は途中からカード上等でやっていた筈だから、そこはヨシとしよう。
これでセレッソ相手に殆ど仕事をさせず、もっと決定力さえあったら、あと2点か3点は奪えた内容であったが、キム・ジンヒョンのミスを奪った関根、2度の惜しいゴールを放った伊藤敦、何れも超決定機だっただけに、どれか1本でも決めては欲しかったが・・・まああんまり贅沢を言うのも何なので、今回は良い時間帯に追加点が奪えた事と、何より無失点試合が続いている事を喜んで、3ゴールは次以降に期待しよう。

210918ホーム セレッソ戦 駒場での試合が続き、久々に埼スタに帰って来たから、何だか逆に埼スタが新鮮に感じてしまったが、その試合が台風の真っ最中という変なタイミングであったのは、まあある意味でレッズらしいと言うか、その台風にも負けずに、内容も伴いつつクリーンシートを継続させながら、素晴らしい内容で勝利を達成。試合前は台風で延期になったらどうしようかと今日正午の正式発表にドキドキしながら待っていたが、無事に開催されて本当に良かったし、結果的に台風が恵みの雨みたいになった気もするから、もちろん大雨の中でファイトして勝ち点3を得てくれた選手に感謝しつつ、これでチームへの更なる期待が高まる勝利になった。

あとは、セレッソ相手という意味ではルヴァン準優勝の前哨戦の意味合いもあったが、しかしリーグ戦はリーグ戦、カップ戦はカップ戦、ルヴァンでのセレッソはメンバーも再編成して間違いなく今回より強い筈だから、そこはレッズも気を引き締め直して臨んでもらいたい。

おまけ
台風で武蔵野線がストップしたら不味いと思い早目に出撃したのは良いが、最近ずっと駒場開催だったら、これと昔の癖も手伝って、うっかり南浦和で降りてしまったではないか!階段を下りている途中に反対側からマスクしたバナナマン日村みたいな赤い服の同志が上がって来るのを見て、今日からまた埼スタ開催だと思い出した。仮に南浦和の階段で同志に出会わなかったら、そのまま浦和まで行ってしまっていたかもしれない。ありがとうバナナマン日村、もとい赤い同志よ!
ってか武蔵野線の分際で自分を南浦和で降ろすとは、おのれ~(意味不明)
ちなみに言っておくと、自分はバナナマンが売れる前からのバナナマンのファンである。エヘン。

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J1リーグ第29節 浦和2-0セ大阪
得点/10分・江坂(浦)、59分・汰木(浦)
主審=中村 太
観衆:4,887人/上限5,000人限定試合
2021年 J1リーグ第28節
横浜FC0-2浦和レッズ
~ニッパツ三ツ沢球技場

ピンチの後にチャンス有りとは良く言うが、終盤に何度かのピンチを凌いでからの、後半ロスタイム突入直前のカウンターが実に綺麗だったな。
前がポッカリ開いている状態でドリブラー大久保が持ってしまえば、後は得意のドリブルでゴールまで一直線!と思ったら、途中で更にゴールに迫っていたユンカーにパスしてしまったが、貰った!と思ったら相手キーパーに阻まれてシュートしたボールはド派手に暴れて再び大久保の元へ。そこをズバンと綺麗に・・・!!
まあこれは、あれですな。最近かなり好アピールを続けて頑張っている大久保に対する、サッカーの神様からの贈り物ですな。「さあ今回はお前こそゴールしなさい」という、粋な黒塀もとい粋な計らいですな。
大久保はこれでルーキーイヤー(厳密に言えば一昨年から特別指定だったけど)によるプロ入り初ゴールだから、先ずは大久保おめでとう。中央大の大先輩・福田も後輩の初ゴールに喜んでいる事だろう。そして駒場での初アシストの時もそうだったが、今度は初ゴールでチームメイトにメチャクチャに祝福されている光景、大久保って愛されているんだな(笑)

しっかし、いくらルヴァン川崎戦で馬鹿試合を繰り広げたとはいえ、そこはカップ戦はカップ戦で、リーグ戦はリーグ戦。当然意識の違いはあるだろう。そのリーグ戦での最近のレッズは勝ってもウノゼロ、時に無得点と、そんな数字上は苦しい試合が続いていたから、何かリーグ戦で2得点も挙げるなんて久しぶりだな。
でも、2得点目を奪ったのは後半ロスタイム突入寸前だったから、ウノゼロの時の緊張感と心臓の悪さに差ほど変わりはない気もするんだけど、とはいえ試合終了までのロスタイム5分間だけでも2点差の安心感を味わえた訳だから、そこは今回は贅沢を言わずにヨシとしよう(1週間前の川崎からしたら超皮肉な話にもなるが)。

ヨシと言えばヨシオ小泉は、今回もますます本当に上手くて巧いプレーを連発しては、汰木の先制点までアシストしていたが、また前半限りの起用だったのね。まあ今回は少し前に別メニューだったという話もあるから、大事をとってのハーフ起用だったという事か?
ユンカーと交代してお決まりのように前線でボールが収まらなくなったが、今回キレキレだった汰木と、高い位置でボールを落ち着かせる事が出来ていた関根、そして明本の超絶ハードワークでカバーしていたから、そこはギリギリセーフかな。
ただ今回はボランチに平野が居なかったのと、加えて伊藤敦が早い時間帯にイエローを喰らった影響か、それでここの安定感がやや下がっていた感はあったが、柴戸の献身性で何とか切り抜けていたのと、やはりやはり酒井のとんでもない危機察知能力による守備ラインの完璧なカバーが凄過ぎた。正直、今回酒井が居なかったら失点していたかもしれない場面が2度3度。
それを考えると、今回のリーグ戦の日程が1日後ろにズレてくれたのと、そもそも酒井が疲労で早目にA代表を離脱した事が、レッズにとっては全ての面でプラスに働いた訳だが、それでも今回まさか酒井がスタメンに入っているのはビックリしたし、これではA代表の疲労離脱は何だったのか?と思える、もの凄い運動量とパワフルなプレー内容の連続。守備でボコボコ相手を抑え込んでいたかと思えば、次には重戦車のような突進でガンガンゴールに迫っているんだもん。上下動を繰り返したかと思えば、右にも左にもスタミナ無尽蔵のように動き別次元のプレーを披露しまくる。もうバケモンかよ。いや完全にバケモンだろ。顔もバケ、あ、いや、えーとその、・・・凄いが、選手としてバケモンでは、もはや何をどうして良いやら、こんな凄い選手、敵に回さないで味方になってくれて本当に良かったよ・・・。

アウェーで2ゴールを奪っての完封による勝利は良かったが、相手の横浜FCは、夏の補強で大量に新外国人を補強しまくっては、その新外国人が当たりと聞いていたから、相手の今の順位ほど簡単には勝てないかもしれないと警戒はしていたが。だいたい、んな5人も一挙大量に新外国人を補強する金、このコロナ禍で何処から調達したんだろう。小野寺グループって、そんなに金持っているのか?
で、実際その新外国人連中は最初こそ脅威を感じたものの、眼が慣れて来れば来るほど、例えばサウロ・ミネイロはコロコロ転びまくっていたし、フェリペ・ヴィゼウは体格によるボールキープは凄いんだけど、遠い位置で動きを鈍らせておけば大丈夫だったし、あとまあブラジル人らしく遠目から無理やりにでもシュートは撃って来たが、個人が動いているだけで連動性が無かったし、まあ組織力は元々今のレッズと横浜FCでは大人と子供の差があると言っても過言ではないんだけど、レッズは初モノに弱い性質があるから唯一そこが心配だったが、今回はそうでもなかった部分はとても安心した。
ただブローダーセンという相手のドイツ人キーパーは、なかなか良い選手だったな。スキンヘッドのせいか遠くから見ると老けてるかと思いきや、アップで見たら若いのね。まだ24歳か。ブンデスでも2部リーグからとはいえ、この若さの年代別代表の経験もあり将来性あるドイツ人選手を良く獲れたな。しかも出番は無かったとはいえ東京オリンピック代表の一員だったのか。これはビックリドンキーさ。
まあ西川もポロリ1回して大ピンチ(それで自分でビッグセーブしてんだから世話ないけど)とミスキック2回したとはいえ、その西川の方が実力は上だろう・・・と思うけど。

しかし、上が負けてくれないと、いくらレッズが勝ったところで、なかなか順位が上がらないなぁ。勝ち点では目標順位まで僅か1試合差をキープしているのに。まあ得失点差が上位の中で低いのが痛手ではあるが。でもレッズとしては今回みたいに下位に取り零さず、そしてこれから中位や上位との試合が増えて行くのだから、それに打ち勝って上位争いに喰らい付いて行くしかない。次節からその本格的な戦いが始まる。

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J1リーグ第28節 横浜C0-2浦和
得点/34分・汰木(浦)、89分・大久保(浦)
主審=池内明彦
観衆:4,992人/上限5,000人限定試合
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試合終了/J1リーグ第12節 浦和1-0広島 得点/57分・金子(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第14節 浦和-東京ヴ(埼玉スタジアム2002=5月3日15:00キックオフ)


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