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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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2021年 J1リーグ第25節
徳島ヴォルティス0-1浦和レッズ
~鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム

ついにユンカーが復帰!ショルツは初スタメン!と、意気込んで、試合が始まってみたら・・・徳島にすんげー攻め込まれまくりんぐで、手も足も出ない状態になってしまうという前半。

その前半、徳島のパス回しは鋭くて、レッズとしてはそれを眼で追うばかりで付いて行くのがやっとの状態。しかも特に徳島のキーマンである岩尾を自由にプレーさせ過ぎて、簡単に危険な懐にボールを散らされていた。また激しいプレスに晒されてはボールキープどころか、ボールタッチすら儘ならない窮屈さ。それでも無理に繋ごうとするから、既にプレスを受けては身体を当てられているかいないかの内の味方に苦し紛れのパスを叩いては、それを奪われる連続である。
特に右での関根と達也2号のボール処理の関係がやたらチグハグだったのは、果たしてどういう事か。ここを散々徳島に狙われていたな。これで関根は不用意なバックパスを奪われての大ピンチが2度。関根と達也は、後ろに居てくれた酒井の守備のカバーやフォローに大分救われていたな。

加えて海から吹いて来る、鳴門特有の嫌らしく強い横風ね。これが試合にかなり影響していたと思う。
尤も、これを熟知しているホームの徳島は鳴門の横風を味方に付けられるが、逆にアウェーのレッズにとっては、鳴門の横風は本来のプレーを邪魔するだけの実に厄介なものにしかならず、前半は鳴門風を1名加えた12人での徳島を相手にしていたようなものだろう。ただ結果的にレッズとしては、まさに「雨にも負けず風にも負けず」な形にはなったのであるが。
・・・なんて思っているが、本当のところ、鳴門の風がどこまで影響していたかは、ピッチの選手しか知り得ない事なんだけどさ。

で、イマイチだった達也2号はハーフタイムで下げられてしまい、パスが全く出なかった前半を修正する上では、江坂の投入は当然。
関根をサイドに移して、後半は最終ラインからのロングボールと、それに呼応してのサイドハーフによる相手の裏を狙う戦法に変えて来たな。前半はボランチからもパスが出なかったのだから、これも当然の作戦変更である。
見た目は単純な修正だが、横風も雨足も強くなっていたし、イレギュラーなボールでのピンチを無くしては、ガラリとストレートな戦法に変えて相手を惑わすのは、ある意味で理に叶ったやり方である。思いきった修正が得意のリカルドならではとも言えた。

だから汰木が仕掛けて、関根がゴール、という願ったり叶ったりなゴールが決勝点になったのは偶然ではないとは思うが、前半からあれだけ徳島に好き放題させては散々のように攻め込まれながら、その相手にゴールを許さず、こちらは限り無く少ないチャンスをモノにするところは、やはり選手個人の力の差と、チームの総合力の差である。
まあ今回のレッズは、それを考えると守備の勝利とも言える訳で、帰陣を速くして人数をかけて素早くブロックを形成してはエリア内やバイタルを固めるのは当然として、前半は西川の2度のスーパーセーブにも助けられ、後半は更にバイタルで寄せを速くした部分と、オマケに1度はポストにも救われと・・・。
ちなみに初スタメンのショルツは、落ち着いていた事は落ち着いていたし、時たま積極的な攻め上がりも見せたりと個人としては悪くはなかったが、自身と前線へのパスの食い違いなどを見る限りでは、やはり連携面はこれからだろう。ここは練習と試合を増して行けは解決するから、今後に期待する部分ね。

皆、頑張ってくれたんだけど、それでも特に頑張ってくれているのは、やはり明本になるんだよな。間近の2試合はFWとして駆けずり回り、ユンカーが復帰した今回は左サイドバックに戻っては常に上下動を繰り返す。相手のラフなファールにも引き続き耐えては負けない。本当に頭が下がる思いにさせられる選手とは毎回そう書いている気がするが、もはやそれを遥かに越えて、本当に明本の身体と体力が心配になっている自分が居る。リカルドよ、もう少し明本を休ませてあげられるようなチーム状態にしてくれ!

リカルドと言えば、ある意味で徳島とポカリスエットスタジアムに「凱旋」した訳だが、4月に行われた前半戦は埼スタだったからある意味で別としても、今回は4年間手塩にかけてJ1に昇格するまでに育てたチームに加えて、4年間をホームとして戦ったスタジアムに、自分は新たなチームを率いての古巣との対戦だからな。どんな気持ちで戦い、どんな気持ちで勝利を迎えたのか、やはりサポーターとしても気になるのは気になるね。まあ野心家のリカルドの事だから、実はリカルド当人がその辺はたいして気にしていなかった、なんてオチの可能性もあるけどね。

まあそれはともかく、これでリーグ戦は連勝。天皇杯を含めれば3連勝。良い形と良い雰囲気に戻って来たんじゃないかな。これで良い勢いで駒場で広島を迎えられるよ。ちょっと選手の疲労度が心配だけど・・・。

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J1リーグ第25節 徳島0-1浦和
得点/62分・関根(浦)
主審=荒木友輔
観衆:7,046人/上限10,000人限定試合
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2021年 天皇杯4回戦
京都サンガF.C.0-1浦和レッズ
~たけびしスタジアム京都

またチームにコロナ陽性の選手が1名出て半分練習がストップしたから仕方がない上に、まさかユンカーが頬骨骨折で手術だったとは発表されるまでは寝耳に水だったんだけど、スタメンを鳥栖戦から西を宇賀神に、達也2号を関根に入れ換えただけで、この夏場の過密日程下で、しかも只でさえ夏は暑い京都の地で、しかも19時ならぬ18時キックオフで、スタミナを使うポジションの選手の入れ換えたが少なかったのは良かったのだろうか?
特にガンガンに走り回っては相手の激しいマークに晒されてはファールも受けまくっている明本なんて、いくら運動量と無尽蔵級のスタミナが売りとはいえ、それでも何処にスタミナが残っているんだ?と疑問に思えるほど今回もとんでもないハードワークしまくっとるし。本当に明本には頭が下がる。
酒井もな、引き続き期待通りの素晴らしい動きなんだけど、次も体力が保てるのか??

だから鳥栖戦でもスタメン組だった選手を思うと、早めに先制しては、追加点も安全圏になるまで取ってもらって、早目に選手交代を行ってほしかったんだけど、確かにコーナーキックから岩波が開始15分でネットを揺らしてくれたまでは良かったが、その後も攻めるに攻めては惜しい場面は連発するものの、いつもの決定力の乏しさがJ2相手にも響いての、全くもって追加点が奪えなかったのが痛かった。奪えていれば、もっと早目に選手交代できていた筈なのに。

そのJ2相手、京都、J2でも現在2位だから、もっと手強いかと覚悟していたら、京都に失礼なのを承知で言うけど、イスマイラが出てくるまでは、ぶっちゃけ富山や相模原が相手だった方が苦戦していたような・・・?
京都は寄せも甘いしボールロストは多かったし、繰り返すけど富山や相模原が相手だった時の方が、レッズは遥かに窮屈な試合を強いられていたような気がする。まあ気がするだけで、細かいところはそうではないのかもしれないが。

ただ上記に書いたように、それもイスマイラが出てくるまでの話で、京都はイスマイラを投入した途端に、レッズは守備の要の槙野がイスマイラの対応に集中せざるを得なくなり、最終ラインに余裕が無くなってボール回しも後手を踏むようになり、そこから京都に押し込まれる連続だったな。
福島時代のイスマイラは名前だけ知る選手だったが、実際イスマイラって身のこなしが抜群でボールの扱いもアフリカンらしからぬ繊細な部分があり、良い選手だったな。京都に来る前にJ3に埋もれていたのは勿体なかったな。
ってか京都ってキジェはヤル気満々なコメントしていたが、果たしてベストメンバーだったのか?もっと元レッズの選手を見たかったが・・・。

まあ、それでも勝利優先の天皇杯で、ここまでJ3やJ2相手に足元をすくわれず、ここまで何れも無失点勝利で来ているのは好材料かな。まあ対極に毎試合1ゴールしか奪えないで接戦で来ているのは、果たしてどう評価して良いやら難しい部分はあるけれど。

勝ったのは良い。嬉しい。しかし、うーん、繰り返すけれど、過密日程で鳥栖戦と京都戦で主力の体力を消耗してしまったのが、果たして次の徳島戦にどう影響するかだな。
2試合連続で特にやたら動き回っている明本や酒井や槙野、体力大丈夫だろうか?平野もよく動くし。これで各選手、徳島戦も平然と動き回っていたら、本当に化けモンだな。明本なんてそうなっていそうな気が本気でしてしまう辺り、もう化けモンなんだけどさ。

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天皇杯4回戦 京都0-1浦和
得点/15分・岩波(浦)
主審=飯田淳平
観衆:3,416人/上限5,000人限定試合
2021年 J1リーグ第24節
浦和レッズ2-1サガン鳥栖
~浦和駒場スタジアム

210814ホーム鳥栖戦
リーグ戦ではもはや何時以来か記憶の彼方になるレベルの、超久々の駒場開催となった訳だが、やはり駒場は良い・・・と、悠長な感情を抱く余裕が無い、リーグ戦は暫く公式戦で勝てていなかった上に、長い中断期間を経ての再開戦も落としての、その上での久々のホームゲームなものだから、何だかやたら勝利が久々に感じられるな。
・・・実際、リーグ戦は本当に久々の勝利になった訳だが、仙台や湘南や大分など、下位チーム相手に尽く勝てなかったチームが、財政難で選手を出しまくっているのに3位に居る鳥栖には勝ってしまうのだから、本当に変というか、不思議なチームよ。

しかも、前節からの小泉に続き、ユンカーまで完全欠場という大ピンチの中で鳥栖に当たるなんて!と思っていたのだが、しかしリカルドすげーな。もう少し休ませてから使うと思われた酒井はスタメンだし、加入したばかりの平野もスタメンで使ってしまう思い切りの良さ。さすがに木下はまだだったが、ついにショルツまでベンチ入り。更に小泉とユンカーが居ないポジションには、江坂と明本が入るという頼もしさである。

210814江坂ヒーローインタビュー いきなり江坂と明本が絡んでの先制点。江坂の胸チョンアシストパス、エロかったな。エロいのは西だけかと思ったら、意外と江坂もエロいんだな。顔はタカアンドトシのタカとハライチ岩井を合体させて2で割ったような顔をしてるのに(どんな顔だよ)。
しかし前節の江坂の状態からして、チームにフィットするには、もう少し時間が掛かるかなと思われたんだけど、そこはそろそろベテランの域に入る経験値と元々の能力か、レッズで2試合目にして周囲の選手を使うような、好パスから運動量まで、今回かなりハイレベルなプレーが出来ていたのには驚いた。PKはご褒美みたいなものかもしれないが、それがレッズでの公式戦初ゴールであり今回は貴重な決勝点になった訳だから、この江坂は何か持っている選手なのかもしれない。

ただそれ以上にハードワークに、先制点に、更にはPK獲得と、縦横無尽に走り回ってはチャンスを作りゴールに迫る明本の強烈なプレー内容。鳥栖のラフプレーにも負けない強靭なフィジカル。あの小さな身体からは想像も出来ないレベルで、相変わらず化け物を思わせる。
いくらスタミナが売りとはいえ、それでも尽きない運動量と献身性。その高いポリバレント性から、時にサイドハーフ、時にサイドバック、今回はFWに入り小泉とユンカー欠場の大ピンチを完璧に救っては結果を出す。まさに大車輪の活躍。この明本の頑張りには、本当に本当に頭が下がる思い。こんなにも素晴らしい選手をJ2から獲得できた事が、未だに信じられん・・・。

ちなみに江坂よりエロいエロチック艦隊の旗艦である大先輩の西は、本来の主戦場である右サイドバックを酒井に譲ったから、今回はてっきりボランチに入るかと思いきや、なんと逆サイドに!?西って右サイドのイメージが大半だからビックリしたが、左のサイドバックも可能だったのか?いやエロいから、真逆のポジションでも平気でこなしちゃうのな。まあ無難にプレーしてはいたが、機能していたかと言えば微妙だったし、たまに微妙に敵にプレゼントパスしちゃっていたけれど。

で、ボランチにいきなり平野だからなぁ。個人的には水戸時代は全く注目していなかったから、どんなボランチか不明だったが、的確なボール回収が目立つ一方、かなり柔らかい身のこなしから肉弾戦を避けての、球離れ良くパスを出せる選手ね。
リカルドは徳島監督時代に水戸時代の平野を理解している筈だから、その上で今回のプレー内容を見る限り、いきなりスタメンで起用した理由がわかった気がする。また1人、J2から、埋もれていた逸材を発掘できた思いで、この先も期待が出来る楽しみな選手ね。

これだけ話題満載なのに、ここに酒井の存在が絡んで来る訳だから、いやはや今季開幕前からは想像が付かなかった凄い陣容になったものである。
さすがに酒井には期待通りと言うしかないが、このレベルの選手がレッズで上下動を繰り返しているのだから、本当に贅沢である。
顔通りのゴリゴリのフィジカルから危機察知まで、さすが高いレベルであったが、とにかく右サイドで高い位置をキープしたがるね。ただいざという時の帰陣も速いけど。
酒井が高い位置をキープするから、後ろの岩波が上がるチャンスが無くなり、岩波は酒井の遥か後方でフィード専門みたいになっていたな。しかしこれまでの岩波は、不用意に上がっては裏を取られてピンチを招くプレーが少なくなかったから、守備面を考えつつ岩波の武器であるロングフィードを活かす意味では、酒井が蓋をして岩波が上がれなくなった方が良かったのかもしれない。意外なところで酒井効果が表れたものだと今回思った。ただ岩波自体は、このままの内容だと、いよいよショルツがデビューした今・・・。

でも本当に今回は話題満載の勝利で、何を中心に書いて良いやら、誰を主役しにして良いやら、嬉しい悩みの勝利であったが、しかし勝利とはいえ、鳥栖相手にギリギリの内容であったのは事実だし、攻める内容、シュートまでの勢い、繋ぎは鳥栖に完全に上回れていた。一番警戒していた山下には、その前にボランチのチグハグさから槙野は外に釣り出されては岩波のポカ気味の守備も絡み、中をポッカリ空けては失点した。酒井が一歩スライディングが間に合わなかったが、素早く中までケアしに来た危機察知能力の高さはさすがだったが。
西川の2度のスーパーセーブはあったが、鳥栖に押し込まれまくった時間帯に、その鳥栖がシュートで外しまくってくれたのは助かったが、とにかく鳥栖のハングリー精神を剥き出しのプレーに、かなり手を焼いては苦戦してしまったのは事実だろう。ただ鳥栖は、一歩間違えば怪我するレベルの危険なラフプレーが多かったのには、クレームの意味で一言付け加えておきたいけれど。いや鳥栖はさすが3位のチームだけあるのもわかるが、これがアウェーだったらと思うと、鳥栖スタが鬼門になるのもやはり頷けるよね・・・。

210814ホーム鳥栖戦2 ちなみにショルツなんだけど、今回は終了間際による守備固めだけの起用だったが、しかしバッと飛び出しては後ろ髪を鋭く靡かせながらピッチを横切る姿、カッコ良かったな。
が・・・、以前から写真ではあのスタイル、風貌からしても顔も超ワイルドに見えたんだけど、今日実際に生でショルツの顔を見たら、何か川谷拓三にも似ているような・・・。まあ川谷拓三は、温和な役処が定着する以前は、壮絶ワイルドな死に役で一世を風靡した役者だから、あながち間違ったイメージではないか。ちなみにショルツは、川谷拓三どころか、一歩間違ったら、顎んところが、自分が以前に居た会社の本部長にも似ているんだけど・・・。

でも、ああ~ごめんよ選手達、以前は明本をアパッチけんとか、今回は江坂をタカアンドトシのタカとかハライチ岩井とか、ゴリゴリ酒井とか、挙げ句の果てにショルツを川谷拓三とか本部長とか、こんな事を言っているもんだから、今回レックスカードの来場履歴を記録するの忘れたじゃないか!アホか自分・・・。

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J1リーグ第24節 浦和2-1鳥栖
得点/36分・明本(浦)、45+1分・山下(鳥)、84分・江坂PK(浦)
主審=木村博之
観衆:4,704人/上限5,000人限定試合
2021年 J1リーグ第23節
コンサドーレ札幌2-1浦和レッズ
~札幌ドーム

中断明けからこういう酷い試合を見せられてしまうと、やはり中断期間中に何をやって何を準備していたのか?という単純な話にもなってしまうが、スタメン発表を見た時でも、まあ酒井を含めて五輪組は出られる状態ではないし、もちろんショルツはまだまだだし、そこは良いんだけど、ユンカーは控え、小泉に至ってはベンチ外という「何故?」な疑問からスタートしているし。小泉は怪我か?もしかしからコロナ陽性1名の選手って・・・?いや達也2号もベンチにすら入っていなかったけどさ。今更そこを詮索しても意味ないのでやめるけど。
対照的に江坂がスタメンだったが、江坂は平川の引退試合でいきなり使ったから、もしかしたら中断明けから使ってくるのは予想はしていたが。

その江坂、確かに動きやボール捌きは非凡なものを持っているのは今回も見えたし、ブロックされたとはいえ力強くシュートに持って行ったプレーと気概から期待したが、加入間近でまだまだリカルドのサッカーの理解度も薄く、そして連携のれの字はこれから場数を踏まないと生まれない部分なのはわかっているから今回は贅沢は言わないが、何かやたら右サイドに固まってボールを処理しているだけで、本来の主戦場である1.25列目レベルの高い位置での中央からのチャンスメイクの可能性が見えなかったのは、残念なレッズでの公式デビュー戦であった。
こんなんで武田まで琉球に育成レンタル出している余裕あるのか?と今季武田ユニの自分としては不満があるが、武田を武者修行に出してしまった以上、江坂は今回ベンチ外だった小泉とのダブル司令塔になってもらいたい部分は期待しているけどね。

ただ、もはや元から居るベテラン選手がなぁ・・・。
槙野は相変わらず技術で仕掛けられると処理が軽くなり失点しているし、岩波もショルツが加入した事に対する競争意識というか必死さが見られないで相変わらずの判断の遅さから来る凡プレーやミスが減らないし。
宇賀神は宇賀神のママだから仕方ないのだろうけれど、関根は踏ん張れないであんなに簡単にボールロストする選手だったかなぁ?
阿部なんて投入直後で元気な筈なのにドリブル処理でアッサリ相手にボールをかっ拐われたシーンには、あまりに淡白過ぎるボールの失い方に泣きたくなったよ。
興梠も深刻で、今季は中年太りが治らないママの状態から動きに本当にキレが無くなってしまったな。ボールを持った途端の体操選手顔負けなポストプレーはもはや不可能であり、ボールを受けても一旦止まって無難にボールを叩くだけの選手になってしまったのか。相手のミスからドフリーでのゴールチャンスも、あんな弱々しいシュートで富士見市出身菅野にプレゼントパスしたかのような場面だった。興梠は年齢もあるのは理解しているが、やはり去年の骨折は致命的だったのかもしれない。獲得に興味を示した札幌相手にレッズ残留を表明しながら、その札幌の前に何も出来ずにベンチを下がって行く姿が悲しかった・・・。

ってか、その札幌の前しか見ない単純な行け行けミシャサッカーに、また今回も素直にお付き合いするなっちゅーの。ハイプレスかけられてボール下げ合いを繰り返しては更に追い詰められてますますのピンチで自爆している、リカルドであろうが前の監督であろうが、どんなサッカーをやっても札幌のようなタイプのチーム相手に同じ事を繰り返している、同じ轍を踏んでいる、プレスに後手を踏んでいるのにセーフティにクリアせず、無理に繋いでボール奪われて大ピンチになるアレね。
これさ、西川と槙野がそこに居る限り、永遠に無くならないんだよな。そこに素直にボールを出さない(自称)ひねくれ者の西や、ズッコケプレーの伝道師みたいな宇賀神が加わっているのだから尚更なのであるが、これだけは本当にどうにかならないのかな。

・・・、何だよこれ、中断明けでの久々の試合で、久々の記事更新で文句炸裂の最悪の文章、どうしてこうなるんだ?んな事ならオリンピックの中断なんて無ければ良かったのに!
なんて幼稚な感情を炸裂させていても始まらないから、そこはグッと怒りを抑えるしかないのだが、しかし繰り返すが、長い中断明けで待ちに待った試合でこれかよ!!って怒りは発生するよな、当然。
うーん、これがホームに帰ってどうなるかだな。そんでもって、酒井、ショルツ、早くレッズで出られるようになってくれ!切実に。

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J1リーグ第23節 札幌2-1浦和 得点/8分・深井(札)、58分・小柏(札)、66分・明本(浦)
主審=谷本 涼
観衆:8,330人/上限10,000→5,000人限定試合
平川忠亮引退試合
URAWA☆☆☆LEGENDS3-2浦和レッズ
~浦和駒場スタジアム

平川忠亮引退試合 観衆を5千人限定にするには勿体ない、中身の濃い引退試合だったなぁ。
レッズの過去の引退試合もそうだけど、もちろん主役は居るんだけど、それに輪を掛けて同窓会のような雰囲気を楽しませてくれるのも、またレッズの歩んで来た歴史の成せる技なのである。

強いて言うと、試合には出場しなかった森脇だが、お決まりでスベっているより、主審に抗議しまくりイエローでも、更に2枚目を喰らって退場処分とかやってくれたら、先輩の引退試合で出場しないママ退場という、前代未聞の素晴らしい伝説を築けたのに。森脇はそこが脇が甘いな。
ってか、森脇に注意やイエロー出しに走ったり、PK判定でエリア中央に走る主審の走力の方が、出場しているどの選手よりも超高速だったのが笑った。

伸二の90分フル出場も驚いたし。我々はそれが凄く嬉しかったが、しかし一方で札幌からクレーム入らないか心配だ(笑)。伸二はやはり上手いし、ベルベットパスは健在。あの姿を見てしまうと、最後はもう一度レッズの選手として戻って来てほしいと思う。
気が早い話だが、選手の引退試合は最後に所属したクラブに主催権利があるのだから、過去にマリノスが井原の引退試合の主催をレッズに持って行かれて後悔したという話があるように、仮に伸二の引退試合を札幌に持って行かれるとしたら、レッズサポとしては悔しいな。西武の松坂のように、レッズもそういう配慮が来季に向けて出来る余裕があってほしいと切に思った。

闘莉王や岡野や堀之内はワンプレーこなす毎にヨタっているし(笑)
それを考えると、主役の平川は良く動けていたな。前半に右でフリーの時間帯が多くて、位置的にも状況的にも西日が一番当たっていたのに。さすが真面目な平川だけあって、しっかり準備して来たのだろうね。さすがよ。

一部空気を読まない汰木や大久保が超本気でドリブルしまくっていたが、武田はスゲー弾道のシュートを西川相手にぶち込んじゃうし、まさか江坂をFWで先発させてしまうのも粋な計らいではないか(ゴールまで決めているし)。

平川忠亮引退試合2 最後に犬飼元社長の話も長かったけど中身は濃かったし、お決まりのような犬飼節でクラブと選手とサポーターに対しての、皮肉のようで実は真剣な叱咤激励が今回もあったのも嬉しかったが、更に平川も、3年前の最後の公式戦の後のセレモニーの挨拶と同様に、過去の誰よりの選手よりも長く語ってくれて、あれだけの長く中身が濃い挨拶が出来るのも、やはり真面目な平川ならではと思った。
そして、照明を落とした中での駒場の風景が幻想的だった。やはり駒場は良い、と、改めて思った。

平川忠亮引退試合3 平川忠亮引退試合4 
平川というと、レッズが07年ACL決勝進出を決めたPK戦勝利の最後のキッカーの姿が第一に思い出されるが、前にも書いたけど、Jリーグで言うと西京極で決めた超ビューティフルなミドルループが、やたら脳裏に焼き付いているのである。ポジション的にはゴール自体は少ない選手だからこそ、そういう派手なゴールが印象に残っているのだろう。
ユニバ5人衆と言われ02年に大きな期待を受けてレッズに加入した平川。シーズンを増す毎にその5人衆がまた1人また1人と移籍や引退で抜けて行く中、まさか平川が最後まで現役でレッズ一筋を通すとは、あの頃は予想していなかった。
左右のウイングバックをこなす一方、時には右ストッパーにも入るなどの器用さを見せる職人的なプレイヤーとして、多くの監督から重宝されながら、怪我も少なく常に着実な仕事を続けて来たからこその成果だろう。
A代表には縁がなく寡黙で本当に地味な選手だったが、ユニバ代表時代は主将を務めるなど本来はキャプテンシーがあり、直線を走らせたら実はエメルソンより速い?とか、ケツメイシとお友達とか、隠れた一面に意外性がある選手でもあったな。

平川忠亮引退試合5 という事で、これで平川に対して本当の意味でお疲れ様である。出来ればもっと早く引退試合を開いてあげてほしかったし、蔓防が無かったら更に多くの観衆を入れての開催も可能だったが、しかしこのコロナ禍、無事に開催できただけでも良かったと考えなければいけないのかな。

そのレッズに於ける引退試合の歴史。福田、山田、啓太、そして平川。ルーキーイヤーからチーム一筋で長く主力を担いながら現役を全うし、単独有料引退試合まで開ける選手。レッズから次は誰が出て来るのか。是非とも平川に続く選手が再び出て来てほしいが。
こうなると毎回思う事がある。以前、福田のドイツへの旅番組で、フランクフルトで再会した長谷部が、チーム一筋で盛大な引退試合まで行った福田に対して「羨ましい」と語り、レッズを途中で出て海外で移籍を繰り返している自分は、最後は福田や山田や啓太の様には送り出してもらえない・・・みたいな気持ちを吐露していたが、確かに長谷部のような海外での成功は当然の夢ではあるが、その一方、チーム一筋で愛され続けながら、最後は盛大に花道から送り出される選手こそ、プロ選手にとっての大きな勲章であり幸福な事なのでは、と。これによりクラブとサポーターも、かけがえのない貴重な歴史の財産を得られるのだから。
しかし、元々平川のような選手こそ稀なプロサッカーの世界に於いて、年々海外移籍のハードルが低くなり、またJリーグもカテゴリーとクラブチームが増加し、JFLや地域リーグへ現役続行の場を求める選手も増えており、昔に比べたら格段に選手の受け皿が増えては、選手寿命も延びてますます移籍が活発な環境を考えると、レッズではもう平川に次ぐ選手は現れないかもしれない・・・と、ちょっと寂しい気持ちにもなった。

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平川忠亮引退試合 URAWA☆☆☆LEGENDS3-2浦和
得点/34分・武田(浦)、39分・平川PK(U)、44分・平川(U)、45分・江坂(浦)、54分・平川PK(U)
主審=福岡靖人
観衆:4,991人/上限5,000人限定試合
2021年 J1リーグ第22節
大分トリニータ1-0浦和レッズ
~昭和電工ドーム大分

210710アウェー大分戦 トークショーが蝶野だった事からして嫌な予感はしていた、というのは冗談だが、いつものパスのこねくり回しが初端から仇になったな。この初期戦術は、プレッシャーが少ない相手には落ち着いてボールを回して好機の糸口を探る余裕があるが、ショートカウンター狙いで高い位置から鬼プレスを仕掛けて来る相手には、常に「ひょんな」時にボールを失っては大ピンチに陥る危険性を孕んでいる。
J1レベルで研究され始めているリカルドのサッカーに対して、今回の大分も同様に、ある意味でマニュアル通りにレッズに対して序盤から執拗な鬼プレスを敷いて来た訳だが、そんなのは端からわかっていても、それでも明るい未来を信じて確固たるスタイルを確立する為に、自分たちのサッカーを貫こうとする姿勢が、時としてそういう相手の格好の餌食になってしまうのであった。

まあ戦術と相手の絡み以前に、個々の選手、特に守備の選手陣のプレーも怪しかったけど。お約束通りに槙野が調子に乗ってビルドアップに自ら荷担しまくると、ガラ空きになったその背後を当然のように狙われる。槙野の背後で町田が何度も何度もフリーで待ち受ける状態。そして嫌な形からボールを失ってのクロスを放り込まれ、お約束のように超絶ドフリーの町田に超余裕のヘディングシュートを叩き込まれるのであった。

失点シーンの流れ以前に、そもそも前半は守備陣の動きが実にチグハグで怪しく、上がりまくる槙野は上記通りだし、岩波はボールが足に着かないままの「悪い時」の岩波まんま。西も不用意な横パスを奪われてピンチを招くし、高い位置を保つ明本は常にその背後に発生する広大なスペースを狙われまくっていた。そして年がら年中苦し紛れのボールが戻って来る西川の更なる苦し紛れのボール処理である。
いつも通りと言ってしまえばそれまでではあるが、そこに相手の激しいプレスに後手を踏む状態が加わっているのだから、余裕の無い中で更なる苦し紛れの不用意なボール処理が繰り返されてはピンチを招いていた前半であった。

地に足が着かないような状態は攻撃陣も同様であったが、徹底マークを受けて効果的なパスを出せない小泉、パスを受ける側の達也2号は飛び出す判断が一歩遅れてチャンスを逸する場面が目立ったし、小泉同様徹底マークを受けるユンカーはシュート体勢にすら持ち込み不能に。

とにかく相手のマークを分散させなければ、という意味では後半頭から柴戸を下げて杉本を投入した意図はわかったし、小泉をボランチに下げた事で前半は分断気味だった中盤の底と前線のパス関係は繋がったし、これで相手の守備が中央に集中してサイドが動きやすくなり汰木などは前半には全く見られなかった縦への仕掛けが生まれたが、しかし、虎の子の1点を守りたい相手の守備が中央に、中に集中すればするだけ、いくらバイタルまで侵入は出来ても、そこから先が崩せないのである。キーパーに弾かれた杉本の惜しいミドルはあったが、相手の守備もとにかく集中が切れないまま。敵ながらよく守るものだと、逆に感心してしまったくらい粘られてしまった。

210710アウェー大分戦2相手は19位に沈んでいる訳だし、レッズは今年から良い意味でチームが変わって成長著しい訳だし、色々な要素からして、今回こそ鬼門の地であれど勝てるだろうと思っていたのに、思っていたのに、それでも大分に来ると、勝てない。
何故だ?単純に鬼門だからと片付けてしまうのは簡単だが、それでも勝てる要素満々だった今回でさえ勝てない大分の地。もはや何か霊的なモノでも働いているのでは?とさえ思ってしまう怪しい土地である。まあそれをまさしく鬼門と言うのではあるが・・・。
うーん、とにかく勝って気分良く中断期間を迎えたかったのに、その大事な試合で、アウェーとはいえ、鬼門の地とはいえ、こんな煮え切らない負け方で終える事になろうとは。これで次の公式戦まで、実にヤキモキしながら過ごす事になってしまったじゃないか。
まあそれでも、中断明けにはショルツ、酒井、江坂という大幅な戦力アップになる3人を加えたチームになる訳だから、そこは楽しみではあるが・・・。

210710ザ・やけ酒 都町で久々のザ・やけ酒である。
ナイトゲームの後で限られた時間にラストオーダーまでにガンガン酒を煽ったものだから、当然のように二日酔いになった。あー、大分となるといつもこうなるな。
店でマスターに明らかに皮肉っぽく「(大分が)勝ってしまってごめんなさい。また来年も来てください」と言われたから、せめてもの抵抗に「大分が来年J1に居たらね~」と皮肉に皮肉で返すのが精一杯であった。はぁ~虚しい。

フェリーさんふらわあ・ぱーる ちなみに今回大分へは、♪さんふらわあ~の唄で知られる、フェリーさんふらわあで乗り込んだ訳だが、このように例年とは少し趣を変えて遠征をしたのに、それでも風向きが変わらず負けるのであるから、こりゃ改めて大分って、レッズにとっては恐るべし鬼門なんだな。果たしてこれをどう撃ち破れば鬼門を解けるのであろうか?その答えはまた来年まで待たなければならなくなった。
・・・来年J1に大分が存在していれば、だけど。

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J1リーグ第22節 大分1-0浦和
得点/12分・町田(大)
主審=高山啓義
観衆:9,384人/上限14,000人限定試合
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試合終了/J1リーグ第38節 浦和0-0新潟 ・・・次の試合/J1リーグ第1節 神戸-浦和(ノエビアスタジアム神戸=2月15日14:00キックオフ)


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埼玉県富士見市在住

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