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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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公式戦日程が終了した途端に選手の動向が堰を切ったように流れ出すのは毎年の事だが、その中でも興梠の復帰報道にはぶったまげた。

興梠が自ら希望しての札幌へのレンタル移籍が決まった時に、ショックとともに、年齢的な事やミシャの存在を考えると、恐らくは片道切符になるだろうと思っていたから、この復帰報道にはストレートに驚いている。

この報道が本当だとしたら・・・、

ローストチキンこおろぎの存在が興梠復帰の原動力だな。
・・・というのは冗談だが(あながち冗談でもない部分はあるだろうけど)、自分は過去ここでリカルド就任時点で書いた通り、リカルド体制以前はフリーマンとして遊撃的な選手を自覚していた興梠にとって、プレーエリアの積極的な確保と全体的な連動性を高次元で求められるポジショナルサッカーに於いて、タイプが全く違う興梠は合わないと危惧し指摘した。
そしてその通りに、リカルド下では全くと言って良いほど興梠は機能せず、それまで記録を達成するまでに前年まで2桁得点を維持して来た興梠の得点力は、リカルド下ではいきなり深刻な大幅レベルで激減してしまった。

やはりリカルドのサッカーと自身のプレースタイルは絶対に合わないと改めて自覚した興梠は、高年俸契約が来季も存在するにも拘わらず、慰留するクラブに背を向ける形で、自ら希望して自分を生かせ慕うミシャの指揮する北海道の地へ旅立ってしまった。

札幌としても伸二に続き、興梠という日本サッカー界のレジェンドを確保する事は、ブランド価値を著しく高めるから、高年俸を肩替わりしてでもレンタル獲得したのであろうし、このレジェンドを近い将来スタッフ入閣を見据えての、そのまま興梠を札幌の選手として残したかった部分はあるだろうが、ところが意外にも、興梠とは合わないサッカーをするリカルドが今季限りで契約解除となった事で、興梠自身がレッズに戻る大義名分が出来てしまった。

凄い流れである。野球で言えばカープへまさかの補償奪取された長野が巨人に電撃復帰するように、サッカー業界も、何が起こるかわからない。
完全に片道切符と予想した自分も、リカルドの3年目があるだろうと確信していたからこそ、それに合わない興梠のレッズ復帰は無いだろうと予想していたのだが、その予想が180度見事に外れては、ここに来てレッズ復帰報道である。
興梠が札幌残留を希望するならば、興梠を重宝しているミシャは手放す理由は無いし、資金面では決して潤沢とは言えない札幌が来季の興梠の給料を払えないから、というのはあるかもしれないが、何れにしても興梠からしたら、リカルドが去るレッズに復帰するには、渡りに船だろう。

興梠が復帰するならば、素直に嬉しい。
ただ、問題はここから。

一番肝心な部分である、戦力として機能するのか?という点である。
いくら毎年2桁得点をキープしていた点取り屋であっても、それはあくまで3年前までの話。札幌でもいぶし銀のプレーで魅せる部分はあったとはいえ、点取り屋としての存在感は眼に見えて衰えているのは確かだし、そして何より明らかなキャリアの最終盤を迎えている年齢に於いて、果たして何処まで動けるのか、活躍できるのか、その懸念材料を消すだけの限りあるA契約保有枠1つを使ってまで復帰させるだけの価値があるのか、という当然の見方は発生する。

またサポーター目線では次の監督が報道だけで、未だ正式にわかっていない現状、そもそも新監督がどういうサッカーをするのか、そのサッカーに合うのか?という不安も。
尤も水面下で次期監督は内定済であろうし、復帰が事実ならば、興梠もその中身を聞かされた上での復帰であろうし、いくらクラブがレジェンドの存在を強く感じて、最後はレッズの選手として引退させる為に復帰させたくとも、何より新監督自身が、行うサッカーから端から構想外のタイプの大ベテラン選手の復帰を、わざわざ受け入れてまで契約するリスクを負う訳もないだろうから、次の監督の志向するサッカーが、少なくとも興梠が取りつく島も無いほど全く合わないサッカーではないだろうという逆算予想は出来る。

こう色々と考えると、興梠復帰の準備は整っていると言えるから、後は札幌とのレンタル契約期間が満了した上での、正式なレッズ復帰の発表を待つだけという事になる。

それが実に待ち遠しいが、だからこそ早く、「おかえり慎三」と言いたいソワソワした自分が居る。
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2022年  J1リーグ第34節
浦和レッズ1―1アビスパ福岡
〜埼玉スタジアム2002

221105ホーム福岡戦 試合終了直後から北ゴール裏の半数がセレモニー対応ボイコットで異常事態になってしまったが、毎回の如く立花社長のテンパっているかのような無駄に声だけデカいマニュアル的な演説はともかくとしても、さすがに実際に現場で戦ったリカルドと選手に対して、最後にそれに背を向けるのは、余りに失礼な話だと思い、成績云々は別として、やはり最後はしっかり監督と選手に向き合う事にした。

だからと言って、考え方は人それぞれ。今回の北ゴール裏住人の試合後の行動で、ボイコットにしても残るにしても、どちらを選択しようとも、何が正しいかは後世が決める事だし、つまり正解は無いし、どちらとも責める必要もないし出来ないのだ。
要は、その行動が、周りに流されたからではなく、本当に、自分の信念を持って、責任を持って行ったかのみが今は重要である。そしてそれこそが一番大事なのである。
ただ懸念されるのは、こういう事が起きると、また頻発すると、北ゴール裏にも変な分断が起きやしないかと、それだけが心配である。実際に最近ゴール裏でもかつての統一感が薄れて、それどころか考え方がバラバラになって来ている感じがするし。只でさえ世界的に右か左かの両極端な考え方が対立と分断を生む構造化しているだけに、ね。

221105リカルド最終節挨拶 それと自分は前回の記事で、去り行くリカルドに対して、しっかり感謝と拍手を送ると公言した以上、その言葉に偽りが無いように、自分に嘘をつかないように、そのリカルドに対しても最後まで真摯に正面から向き合わなければいけなかったのである。
しかしそんな中でも空を見上げれば、暮れ行く中で夕陽に照されながらもドンヨリとした晩秋の雲が、何か物悲しかったな。空虚感、である・・・。

まあそのリカルドのレッズでの公式戦最後の指揮となる試合だけは、是が非でも勝ってリカルドに自ら花道を作ってほしかったが、希望と現実の開きは大きく、最後は今季1年やって来た煮え切らないサッカーのそれを、また最後までやっているかの内容に終始してしまったのが残念だ。
ただこの期に及んで、もう内容云々を書いてもどうにもならないし意味は余り無いから、そこは無理に追求しないし、監督が代わるならば、ちょっと乱暴な表現になるが、ハッキリ言って今更どうでも良いんだけどね。
ただ今回のリカルド采配からして、交代枠を2つしか使わなかったのが物足りなかったけれど。戦略や状況を無視してまで無理に交代枠を使いきれという訳ではないのだが、それでも最終節だし、もしかしたら今節がレッズでプレーする最後の試合になるかもしれない選手が居たかもしれず、だから多くの選手のプレーを観る為にも交代枠を使い切ってほしかった。しかしその希望に反して3人も交代枠を残すという、どうしてそんな消極的な選手の使い方をしたのかがよくわからない。
そういえば前節マリノス戦も大量リードを許した状態でも交代枠を2人も残して終わっていたし。尤も今回は福岡も同じく交代枠を3人残したママだったから、こういうの最終節に近付くに連れて、何か選手との契約の関係があるのだろうか?ここはよくわからん。まあそれも今更言っても後の祭りだ。

何れにしてもリカルドに関しては、最初に出て来た時点でサポーターに対して深々とお辞儀を繰り返す姿を見て、それだけで心に来るものがあった。
こういう真摯な部分を見せてくれる監督と、こんな中途半端な形で別れるのは、やはりさびしいし、悲しい。
次の監督も、真摯な部分を持ち合わせた監督であってほしいが、しかし真摯すぎるのも、また監督としては甘いのかな。その辺は何がどう正しくて監督に適正なのかは、わからないが・・・。

その後任監督人事報道も、アヒム・バイアーロルツァーやマッシモ・フィッカンディーの名前が出たと思ったら、昨晩になって今度はポーランド人のマチェイ・スコルジャとか飛び出したし。しかも既に合意間近で、埼スタに居たなんて噂も一部では出ているが。一体どうなっとるんだ???
今年は師走になる前から、早くも後任監督人事で踊らされる羽目になるとは・・・。

221105ザ・反省会 恒例のリーグ戦終了後の、浦和でのザ・反省会である。
肴のメインは、鍋である。「チゲ」である。「チゲ鍋」と表記してしまうと、あっちの国では「鍋鍋」という意味になってしまうのである。至極どうでも良い話である。ザ・ヤケ酒状態だが、〆の雑炊が美味かったのが幸いである。

・・・、ちょっと話が脱線したが、とにかく今年はリーグ戦も天皇杯もルヴァンも、全てが中途半端に終わってしまった上に、最後はリカルドと契約解除という泣きっ面に蜂みたいな出来事が発生してしまったが、まだACL決勝でビッグタイトル獲得の可能性が残されているのが唯一の救いだが・・・。

という事でリーグ戦も終了。
ここからは来年2月のACL決勝まで公式戦が無い分、それだけに阿部の引退試合とフランクフルト戦は、肩の力を抜いて楽しもうじゃないか。

ーーーーーー
J1リーグ第34節 浦和1-1福岡
得点/56分・岩波(浦)、60分・フアンマ(福)
主審=松尾 一
観衆:33,816人
噂され報道されていた通り、リカルドが契約解除となった。

◆リカルド・ロドリゲス監督との契約について(レッズオフィシャル)

しかし本来ならば、フロントが継続性を掲げていた以上、余程に成績が落ち込まない以上、そしてACL決勝が存在している以上は、個人的には続投と思っていた。
だから、ここでの打ち切りは個人的に残念でたまらないし、これでまたフロントに対して疑問符が。

ただフロントとしては、3年計画が失敗した以上、仕切り直す方の道を選んだのであろうし、リカルドとて求められた結果を達成できなかった責任を負う形で、契約解除を受け入れたのかもしれない。またもしかしたら、契約内にリーグ優勝ノルマが存在していた可能性もある。

一方でリカルド続投で来季リーグ優勝するようなチームになるのかと問われれば、そこは今季途中からのリカルドのチーム運営を見ていると、自信を持って来季に期待を持てるとは言えない部分はあるのだが、しかし一方で責任を蜥蜴の尻尾切りのようにリカルドだけに負わせたような気がして、納得が行かない部分はある。

もちろんプロの世界だから、情に流されてはいけないのは理解しているが、リカルドは人間性は凄い良い人だし、指導者としても脂が乗って行く年齢だけに、まだまだ来季に向けて希望と期待の要素も多く含みながらのお別れとなるのは、後ろ髪を引かれる思いである。
しかし・・・こうなってしまっては・・・もはや、どうにもならない。

今はただ々々、リカルドに対しては、天皇杯優勝のタイトルと富士フィルムカップ優勝、そしてACL決勝進出をもたらしてくれた事に感謝するだけだ。
不様な敗戦をきしても、遠いアウェーでも、最後の選手挨拶時に本当に申し訳なさそうにサポーターの前に来て頭を下げるリカルドの真摯な姿、その誠実性を永遠に忘れないよ・・・。

221029ザ・ヤケ酒 ちなみに先日のマリノス戦の敗戦後に、画像通り新横浜でザ・ヤケ酒になった訳だが、ここでもリカルドの去就はだいたい判明していたから、ある意味でリカルドに対する惜別の思いを込めたヤケ酒になった訳だ。

で、

後任は、アヒム・バイアーロルツァー?

ただこの人、知名度は高い割に継続性ある監督成功歴が少ないから、監督と言うよりマネージャー的な方が向いている気がするのだが、つまり昔からブンデスリーガを見ている自分からすると、レッズに関係するならばフィンケ以来、再び「なんじゃそれ」的な人選になるのだが、今の事情からしたら、ちょっとわからくもない人選でもあるし。
ただどういう経緯でこの人に行き当たったのかわからんが、フランクフルトと提携を開始したのも、この含みかな?と思うところはある。ドイツ繋がりでフランクフルトから紹介されたのであろうか?バインも絡んでいたら更に面白いけど。
そういや昔、提携先のバイエルンからトーマス・ドルを紹介されたのに、それをスルーしてフィンケを選んで、せっかく斡旋してくれていたバイエルンや、フィンケに大反対したアドバイザー契約していたギドを怒らせた失敗があるからな。もし今回フランクフルトから紹介されたとしたら、この過去の過ちを繰り返したくない故の素直な受け入れか?とも穿ってしまうが、ちょっと考え過ぎか?

肝心なのは、バイアーロルツァーが志向するサッカーだな。今や世界的にも広まったゲーゲンプレス、つまりユルゲン・クロップが作った戦術哲学で、バイアーロルツァーも志向する彼が指導者キャリアをスタートさせたRBライプツィヒで継続される、つまりゲーゲンプレスと同様の戦術で、レッドブルグループクラブで一時代を築いたラルフ・ラングニックが吟味し確立した戦術は、ある意味でレッズの強化部が求めるサッカーと一部で合う部分はあるのだが。このサッカーを機能させるには運動量が絶対的に求められるという点に於いても、今季開幕前に若い選手を揃えているのは、良い状況ではある。
しかし、中身は、細かい部分から見ると、リカルドがやって来た極端なポゼッション重視と、ラングニックスタイルによるアンチポゼッションとは、真逆な部分がある。
合致しているのは、前からのハイプレスとショートカウンターだが、手数を掛け過ぎるポゼッション重視のリカルドのポジショナルサッカーと、手数を掛けない強引なまでの速攻がメインのラングニックスタイルは、表面上は全くの別物である。
中盤に局地的な厚みとポジショニングを保たせて中央突破を封じながら守備面の内面的な支配率を高め、つまり守備も高い意識の下で組織的という点と、そこから速い攻撃を求めたいという点はリカルドの行った戦略と戦術と同じであり、強い攻撃ありきの意識を保つ意味では、強化部の求めるサッカーとしては、一応わかるのだが・・・。
まあ後任が未だバイアーロルツァーと公式発表された訳ではないので、これだけは今騒いでも何とも言えないのだが。

更に言うと、マッシモ・フィッカンディーの名前が出るのも何故なのかわからん。それこそ日本では何れのチームも「結果は出すが守備を重視しまくりでつまらないサッカー」とのレッテルで、毎回良いところまで来ると契約を打ち切られる、不運な人として個人的には思っている。
ただ守備から入る監督は、ここで昔から一貫して書いている通り、個人的には嫌いじゃないんだけどね。
・・・あれ?そういう意味では ゲーゲンプレスとラングニックスタイルを持つバイアーロルツァーは、自分にとっては悪くないのかな・・・?もっと言うとマッシモでも?・・・何か自分がよくわからなくなって来た。

まあ次の事は追々発表されるから、今からどうこう考えて悩んでいても仕方がない。

それよりも、とにかく志半ばであったであろうリカルドの契約解除は、その期待値から言っても不完全燃焼と無念さが強いものになったのは間違いない。
野心を持っていたリカルド本人も、本当ならばレッズで真の意味で成功させて、満を持してヨーロッパに戻る事こそが狙いだったのだから。

レッズもリカルドも、本当に不完全燃焼で別れる形になってしまった。しかし過去を振り替えれば、成績上はもちろん、選手やフロントやスタッフとの確執が問題視されながら監督交代を繰り返している歴史を思ったら、その点に於いては内部事情も極端に表に出ずと、誠実なリカルドらしく立つ鳥跡を濁さずで、過去に比べて表面上は穏便な別れ方とも言えるが、しかし腑に落ちない部分と腑に落ちる部分が行ったり来たりしている別れ方になる。

こういう別れ方は、奥歯に何かモノが刺さったママというか、何かシックリ行かず、そしてやはり、さびしい・・・。

最終節、どんな結果になろうとも、自分はリカルドに、最高の拍手を贈ってサヨナラを言おう。
2022年  J1リーグ第33節
横浜F・マリノス4―1浦和レッズ
〜日産スタジアム

221029アウェーマリノス戦 この2週間半もの間、練習にしても分析にしても、一体全体何をやっていたのだろう?という程に見事なやられっぷりだったが、この前のセレッソ戦にしても札幌戦にしても、前からガンガン来るチームを相手にすると余裕が無くなり、攻守とも後手々々になるのはわかっているのだから、それと同じマリノス相手にも、この期に及んで同じ轍を踏んでいるのだからたまらない。
尤も前から来るとか来ないとか言っている以前に、マリノスでは今のレッズではチーム完成度からしてまるで違うから、マリノスがどんな戦術で来ようが来まいが、大変に厳しい試合になるかもしれない事は覚悟していたけれど、それでも試合する前から負けを考える馬鹿は居ないのだから、厳しい中でも期待する部分はあったのだがね・・・。

失礼な表現かもしれないがガンバや磐田でさえ勝ったマリノス相手に、磐田に大勝しているレッズがマリノスにはボロ負けするというのは、ちょっと納得が行かないというか、まあ磐田の場合は(ガンバもだけど)残留争いで最後の火事場の糞力をマリノス相手には見せたという考え方もあるが、レッズとて意地を見せての火事場の糞力を、今回くらいはマリノス相手に見せてくれても良かったのにさ・・・あー、その火事場の糞力はいつかのホームで3点差から追い付いた時に、マリノス相手には使い果たしてしまったか・・・。

まあしかし他会場で川崎も勝ってくれたから、目の前でマリノスの優勝を見せられる屈辱だけは避けられた形になった。
それで考えたらアレだな、もし磐田が前節マリノスに負けていたら、今回レッズがマリノスの優勝を目の前で見せられる羽目になっていた訳だ。危ない危ない。
それを考えると、前節マリノスに勝ってくれた磐田と、そして今回勝ってマリノスの優勝を最終節に持ち越しに追い込んでくれた川崎には、感謝しなければいけないな。

・・・なんて言う実にレベルの低いレベルでの他力本願になる話を本気でしている、いやしなければならないのは、本当に情けない話にはなってしまうのだが、情けないのは状況だけではなく、結果はもちろんサッカーの内容でもボロボロ状態というか、マリノスと全く格が違うのだから、ここは情けないよ。ただ言い訳としては、チーム作りの年季が違うというのはあるのだけれど。

しかし今になってもそんな話をしているのもどうかとも思うが、外国人にしてもシャルクはスペ体質、モーベルグも最近怪我がちで復帰してはまた欠場の繰り返し。またリンセンもようやく復帰したと思ったらコンディション不良で欠場だし、毎回々々外国人選手でさえマトモに揃わない中で、ならば日本人選手だけでも、と頼みの綱にしようにも、不穏な空気が流れている江坂はせっかくのスタメンです自らが空気になっていたし。
あの選手もこの選手も、どうにもこうにもマリノスの選手に比べて出足は遅いし、フィジカルでも負けまくっているし、あとようするに選手に覇気が見られなかったんだよね、今回は特に。ただ前にボールを蹴っているだけみたいな。まあこれもマリノスの激しいプレスに圧されまくっていた故ではあるけれど。
あと2失点目直前でエリア内で突破された選手がユンカーと江坂ってのが泣きたくなった。あの位置でFW2枚にどんな守備させているのかと。もう、こういうとこもバラバラだったな。負けるべくして負けただけさ、はぁ・・・。

221029アウェーマリノス戦2 しっかし、日産スタ、本当に勝てないスタジアムになってしまったな。というか元々昔から勝率の悪いスタジアムだから、今に始まった事ではないのだが。だから何時まで経っても、個人的にこの横浜という土地が好きになれないんだな。
まあ、ぶっちゃけ、お洒落な街に自分が似合わないというだけという話もあるが。東京や大阪の下町とかの方が明らかに似合ってるもんな、自分。

話が何か脱線したが・・・、

さて、今季リーグ戦もいよいよ次節で最終節。今回優勝争いの相手から一転、次は入れ替え戦の可能性を残す相手。もうわざとやっているのかと思わせる、この面倒な相手との日程の巡り合わせ、本当にどうにかしてほしい。
しかも11月初旬でリーグ戦が終わるのは違和感ありありだしが、例年に比べて本格的に寒くなる前に最終節を迎える今季、只でさえ社長のマニュアル染みたお寒い挨拶を聞かされるのに(しかも立花社長って無駄に声がでかい上に話も無駄に長くて、結局何を言っているのかよくわからんし)、その際に気温だけでも寒さで震えなくて済むだけ、マシと思うしかないか。また荒れそうだけど(汗)

余談。
ちなみに個人的に、菊名経由横浜線利用で日産スタへ行くのは、今回が最後になるのかな。
日吉から分岐して新横浜や西谷へ繋がる東急&相鉄新横浜線の来年3月開業に伴い、同時に東武東上線との相互直通乗入運転が始まるから、これを使うと地元駅から日吉経由で新横浜まで一本で行ける事になる。
これで国立や等々力に続き、日産スタも地元駅から一本で行けてますます便利になるが、ただこれにより、菊名で乗り降りするのも、横浜線に乗るのも、小机で乗り降りするのも、今回でもしかしたら人生最後になるかな、と。菊名での大混雑する面倒な乗り換えから解放されるのは良かったけれど。

ーーーーーー
J1リーグ第33節 横浜マ4-1浦和
得点/17分・エウベル(横マ)、37分・A ロペス(横マ)、57分・エウベル(横マ)、65分・A ロペス(横マ)、67分・ユンカー(浦)
主審=佐藤隆治
観衆:46,387人
2022年  J1リーグ第27節
浦和レッズ1―1北海道コンサドーレ札幌
〜埼玉スタジアム2002

221012ホーム札幌戦 元々相性はあまり良くない相手とはいえ、今の札幌にあれだけ苦戦するとは。今のミシャがどういうサッカーをするかはわかっていたつもりだし弱点も理解しているが、それでも前からガツガツ嵌められると、後手後手になって、ボールをまともに扱えなくなる。しかも自然の厳しい北の大地で鍛えられた足腰が強い選手にマンツーマンでビッチリ付かれたら、強引に剥がせるパワフルな選手が少ないレッズでは、尚更である。尤もパワー不足は今に始まった事ではないんだけど・・・。

かと言って、札幌にサッカーそのものでやられた感は不思議と少なくて、当然と言えば当然なんだけど、どうしても自分たちのサッカーの不備な点を見てしまう。

数字上も引き分けの痛み分けみたいなものだから、現時点でそう深刻に考えなくても良いかなと甘い事を考えてもしまうが、でもそれはあくまで表面的な部分だけを見たらそうなるが、内面を考えてしまうと、同じ監督で2シーズンが終わりかけている現状、まだこの段階のサッカーなのか?とも思ってしまうし、一方で今季はメンバーがガラリと変わったから実質1からチームを作り直し?とか、元々リカルドのサッカーは何故か2年目はイマイチになる傾向があるから?とか、無理にでも慰め材料を探してしまうが、それも下手したら現実逃避になってしまうから、そこは深追いして考えない方が、深みに嵌まらない為にも身の為かな。

ユンカーとリンセンの2トップ、これで途中投入と先発合わせて3試合目だが、2人とも最前線タイプだから、やっぱり2列目からしっかりとしたパスが出ない事には、上手くは機能しないものだね。
ユンカーもリンセンも、楔になったりパスは繋ごうとしているんだけど、そこはパサーとの違い、ポジションの違い、またマークが一番厳しいものに晒されるポジションだから、どうやってもパスだけはスムーズに回らない。というか2人はパスの引き出し方や受け方は一流でさすがなのだが、そこから自身が出すパスになると1テンポ遅いのか、はたまたちょっと雑なのか、大抵が相手に引っ掛かっかるね。この辺もFWならではの精度の低いパスの出し方という事か?
パスを出せる小泉や岩尾に、もっと縦への意識を強めてもらわない事には、なかなか強引に2トップだけでは機能しない。

そんな中で前節、終盤ちょびっと起用されただけの江坂が、今回はベンチからも外れたのは気になる部分だが、怪我でなければ不調が原因だろうが、最近やや中盤省略の前線外国人頼みの節があるサッカーだと、柏時代もそれに不満を持ってネルシーニョと確執を生んで移籍しただけに、やはりそこが不安になってしまう。江坂ってどのチームでも良い意味でも悪い意味でも王子様タイプだから。

ただ一方でリンセン、今回は前節と違ってエリア内に頻繁に侵入し、自らシュートを撃つ機会が増えていたから、これだけは良い傾向だと思った。
ただ肝心の外しっぷりも凄くて、今回も無得点のママ途中でベンチに下がってしまったが、しかし徐々にゴールに近付いているという部分に於いては、それこそ次に期待したいところである。
まあユンカーもリンセンも、今回あと一歩決定力があったならば、それこそ先制点や勝利に繋がるゴールが生まれていたと思うよ。だが今回は、何度かのループシュートを見ても、惜しいシーンで枠を外し過ぎた。

札幌は札幌で、ルーカス・フェルナンデスにあの持ち込まれ方をしたのは不味かったし、彼の一番の得意の形でストレートに決められてしまった。
が、終盤に菅が負傷退場になる代償を払ってまで防いだこちらの決定機を、菅に代わり投入された福森のハンドでPK失点というのは、時間帯からしてもショックだったろうに。
しかし明らかなエリア内ハンドなのに、札幌の連中は何故にあそこまで執拗に抗議するのか?3分以上も長々抗議しないでほしいんだが。おかげでロスタイムが7分にもなったし、ショルツがPKを決めた時間帯、ロスタイム突入直前だから、知らない人が時間だけ見たら、表面上は劇的PKみたいに思っちゃうよな。
まあ札幌は勝てば、ほぼJ1残留を決めれただけに、追い付かれての同点そのものがショックかもしれないが。

それにしても、マリノスはマリノスでガンバに続いて磐田に負けとるし、優勝に王手のママ2試合連続残留争いしているチームに負けるの勘弁してほしかったが、とはいえ嫌な予感がしていたんだよな、うちと当たる試合まで持ち越されるんじゃないかとさ。悪い予感はだいたい的中するから困ったものよ。
それで次節まで2週間半も空くんだから、この日程設定はちょっとイライラする。ただうちは降格も優勝も無いから中途半端だが、J1残留争い中のチームにとってのこの2週間半もの長い中断期間は、徹底的に残り試合に備えられる反面で、どう転ぶかわからない状況で2週間半も待つという、まるで蛇の生殺し状態が続くのは、ある意味で地獄だな。
うちがそういう状況に陥らなくて、本当に良かった・・・。

ーーーーーー
J1リーグ第27節 浦和1-1札幌
得点/71分・L フェルナンデス(札)、89分・ショルツPK(浦)
主審=谷本 涼
観衆:18,510人
2022年  J1リーグ第32節
浦和レッズ2―1サガン鳥栖
〜埼玉スタジアム2002

221008ユンカー ヒーローインタビュー 久々にユンカーの穏やかな表情を観る事が出来た。というか画像は別に狙った訳ではないが半分ドヤ顔みたいになっとるけど。
でもやっぱりユンカーは、最後の挨拶時の明らかにご機嫌でノリノリな耳当てポーズを見ても、自分がゴールを決めてこそ調子に乗れるタイプであり、これをエゴイストと見るかどうかは人によるが、ストライカーとして、点取り屋として考えるならば、時に俺が俺が的な態度も必要と言える、と、個人的には思う。
なんてこちらが細かい事を考えていても、ユンカーの頭の中には、そんな事より「イケブクロ」「ラーメン」「ムテキヤ」の三拍子が渦巻いていたかもしれないが。

ユンカーとリンセンの2トップは、前節の広島戦では緊急的な途中投入での使われ方だったから正解がわからなかったが、今回みたいに両者を戦略的にスタメンから使うとなると、もはやそれだけで脅威的な感じがしたし、実際に鳥栖の守備陣も2人の動きに四苦八苦していたし、2人が鳥栖の守備陣をガッツリ引き付けていた事で、ゲームを作る小泉が何度もフリーになれていたし、中に行きたい大久保の動きもスムーズになり理想的なアシストに繋がるなど、かなりの相乗効果が生まれていた。

リンセンの意外な一面。この選手はエリア内で味方のパスを引き出してフィニッシャーの役割を果たすのかと思っていたんだけど、それどころかひとつのポジションに留まらず、敵陣を縦横無尽に動き周り、ダイナミックに空中戦を挑んではガツガツ相手にぶつかって行ったり、そうかと思えば相手の死角に入ってボールを奪ったりと、途中から「忍者か?」と思わせるプレーの連続で、ぶっちゃけここまで献身的に動く選手だとは思わなかった。
ただストライカーとしては、ちょっと動き過ぎかなとも感じたが、フィニッシュはユンカーに任せて、リンセンが衛星役になっていて今回は上手く行ったから、取り敢えずこの使い方で良いという事なのだろうか?逆にユンカーにリンセンのような激しい動きをやらせたら、それでまた爆弾を抱えている部分を痛めても困るから、今はこれで良いのかな?もちろんリンセン自身のレッズ初ゴールも待ち遠しいが。

221008ホーム鳥栖戦 凄い良い内容という訳ではなかったが、ここ5戦で勝ち星無しとか間近2試合で連続4失点大敗という実に酷い状況だったから、当たり前だけど、それからしたらかなりマシに見えたというか、まあレッズも鳥栖も同じような順位に居る両チームだから、お互い順位相応の内容ではあったと思う。

ただレッズは鳥栖を相手にすると、大の鬼門のアウェーでは勝てず、ホームに鳥栖を迎えるとギリギリの内容でもレッズが勝つという例年の名物のような構図は、結局は今年も変わらなかったな。
この両者のスタジアムとチームの相性、本当に面白いとも思うが、ホームはホームチームが有利というサッカーの法則通りの事を、レッズと鳥栖は毎年必ず繰り返しているのだから、何かもう本当に素直な2チームだとつくづく思うよ。だから鳥栖って、何〜かわからんけど憎めないんだよな。

でも贅沢を言うと、もう1点獲れたかな?と思うが、カウンターから松尾の2度の決定機外しも勿体無かったが、そもそも開始直後の相手の幻のオウンゴールに繋がった抜け出し、あれ本当にオフサイドだったのか?という感じがしたし、逆に相手のゴールに繋がった抜け出し、あれこそオフサイドでは?と思ったのと、また別シーンでユンカーや松尾が抜け出して明らかな得点機会阻止で倒されたのも、主審によっては1発レッドだよな、あれ・・・。

しかし今回、この試合を裁くのに、まさかJ1初の女性主審である山下良美レフェリーをぶつけて来るとは思わなかった。
誤解を生まない為に予め断っておくけど、別に女性蔑視をしている訳ではなく、つまり女性だからどうこうとかは無いんだけど、それを踏まえた上で評価するとして、男性主審のジャッジからすると、悪く言えば消極的、良く言えば配慮と優しさが見えたような、そんな気がした(一応慎重に言葉を選んだつもり)。でもまあ捉え方によって、結局それが女性だから?という話にはなってしまうのだろうけれどさ。人間どうしても先入観ってあるから。
いっその事、ユンカーのイケメン度や、小泉のかわいいキャラ度を超全面に押し出して、それで山下主審を惑わせてしまったらどうだろう?と、試合中にも拘わらず、大変不謹慎かつ実に善からぬ超絶アホな事が頭に浮かんでしまったのを、自分は大変反省しています、ハイ。ごめんなさい。

ヤバい、せっかくの勝利の後に、最初は真面目な話をしていたつもりが、何時の間にか、かなりバカっぽい話になって来た。これ以上書くと更に暴走してヤバい文章になりかねないから、今回はこの反省を最後に、この辺で締める事にしよう。

最後に、取り敢えずJ1残留おめでとう。・・・とかこの時点で言っている今季のリーグ戦の成績、なんだかなぁ。

ーーーーーー
J1リーグ第32節 浦和2-1鳥栖
得点/40分・ユンカー(浦)、50分・小泉(浦)、62分・宮代(鳥)
主審=山下良美
観衆:26,503人
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ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第12節 浦和1-0広島 得点/57分・金子(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第14節 浦和-東京ヴ(埼玉スタジアム2002=5月3日15:00キックオフ)


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埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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