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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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さて始まった決勝トーナメント。初っ端から波乱を期待したが、この辺まで行くと、そう簡単に番狂わせなんぞ起きないものだな。

ヤングアメリカも、1次リーグは若さと勢いで突破した感があるが、さすがに決勝トーナメントともなると、優勝候補に貫禄を見せ付けられる結果になった。
とはいえ自分、応援しているドイツが1次リーグでズッ転けた以上、もはや今回のワールドカップの何に期待を寄せているかと言うと、今回こそ過去に優勝経験が無いチームに優勝してもらいたいと思っているから、そういう意味では、優勝経験が無いチームの中で一番優勝の可能性があるオランダには、生き残っておいてほしいとは思っている。

ただひとつ問題がある。オランダって、個人的にどうも素直に応援できない部分がひとつだけあるのだ。
それはヨハン・クライフの存在で、クライフってオランダファンのみならず、世界中のサッカーファンの中でも取り分け人気がある大レジェンドな訳だが、でも自分はクライフ大嫌いなの。
だってクライフって過去にベッケンバウアー全盛時代の西ドイツに決勝で破れた恨みからなのか、ドイツの事をやたら嫌っており、あるインタビューでクライフの口から、今なら確実に放送事故になるであろう、聞くに耐えない口汚い表現でドイツを罵倒したのを目の当たりにして以来、ちょっとクライフの人間性に疑いを持ってしまった。あんな事をメディアの前で堂々と言えるなんて、この人は一体どんな性格でどんな育てられ方をしたんだろう?的な・・・あの日以来、自分はクライフを大嫌いになってしまったのだ。
今のオランダには何の恨みも無いんだけど、オランダ代表って聞くと、真っ先にクライフのドイツに対する酷い悪口が浮かんでしまう。だから14って数字もあんまり好きじゃないんだよね。この番号を付けている選手には悪いけれど。

だからと言ってアルゼンチンは優勝経験があるから、ここに優勝されても面白くないし。でもオーストラリアでは、やっぱり勝てないよな。メッシも35歳なのに、全然衰える気配が無いのが困ってしまう。
アルゼンチンってビフテキ狂いと言われるほど牛肉大好きな国だから、オージービーフのステーキ肉を買ってきて、アルゼンチンとオーストラリアの融合だ!とかやろうと思っていたんだけど、いざ肉の値段を見たらオージービーフでさえ高騰しているから、買うのやめた(苦笑)
ちなみにアルゼンチンのステーキって、豪快にウェルダンな焼き方で味付けは塩一択らしいから、ステーキの喰い方としては自分好みなんだけどね。
フランスのビフテキみたいに、赤身の熟成肉をレアで、上品なソースをつけて、みたいな喰い方は堅苦しい。だいたいソースは甘ったるいから嫌いだ。肉は良く焼いて塩胡椒ぶっかけて喰う、ワイルドかつシンプルなので良いのだ。
だから複数人で焼肉に行くと、しっかり焼こうと生ビール飲みながら待っている内に、周りの人に先にどんどん肉を取られて行くんだけど・・・肉はしっかり焼け!!


結果試合/決勝トーナメント4日
オランダ3-1アメリカ
アルゼンチン2-1オーストラリア

次の試合/決勝トーナメント5日
◆フランス-ポーランド ~アル・トゥママ・スタジアム/ドーハ0:00
◆イングランド-セネガル ~アル・ベイト・アリーナ/アル・ホール4:00
W杯カタール大会ロゴ



※日時表記は日本時間
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グループGはブラジルが既に第2戦で決勝トーナメントの進出を決めているから、残り1枠をカメルーン含めて三つ巴状態だが、自分としてはセルビアとスイスの対戦に注目する事になる。ブラジルのような派手なチームも、あんまり見過ぎると逆に疲れちゃうし。
まあそうじゃなくても、セルビア対スイスなんて地味地味同好会好みのカードだし、前にも書いたけど、自分の住む市とセルビアのシャバツ市が密接な姉妹都市関係だからってのはあるが、だからといって、別にセルビアを凄く応援している訳ではないけどね。
ぶっちゃけ監督としては、Jリーグ内では敵同士の元名古屋の情緒不安定なピクシーより、個人的にシュツットガルト時代から好きな選手だったムラト・ヤキンを贔屓してしまう。
まあ国としてはセルビア、監督としてはスイス、って事になる複雑な試合だ。

しっかし、ワールドカップなのに、レベルが高いんだか低いんだか、よくわからん内容になった。
守備のチームなのに、前半だけで自陣で2度もミスって自滅失点するスイスと、逆転してリードしているのに、一旦落ち着いて守る事を知らないから再逆転されるセルビア。

お互いに中盤なんか端から無視して、単純に敵陣へのボールの蹴り合いである。これでワールドカップじゃなかったら、何かどこかのカテゴリーが2部クラスの、地方クラブチーム同士の試合を見ているかのようだったが、高等技術から繰り出されるスーパープレーが連続の試合より、こういう肉体と肉体がぶつかり合うだけのような試合も、たまには面白いものである。

つまり両チームとも実に落ち着きが無いサッカーだが、まあセルビアは元々守備度外視の、攻撃一辺倒の落ち着きが無くわかりやすいチームだから不思議に思わない。
そもそもピクシーが一番落ち着きが無いからな。リードしている時はテクニカルエリアから飛び出さんばかりの凄い剣幕で絶好調で喚き散らしているし、同点に追い付かれるとシュンとしちゃって呆然と立ち尽くしたままだし、リードを許すと即やる気なくしてベンチに籠るし。普通の指揮官と真逆の行動で、性格そのものだから、実にわかりやすい。
おまけにPK疑惑の抗議でセルビアの控え選手が大挙してのピッチ侵入でイエロー喰らってるし。ロスタイムにはセルビアのミレンコヴィッチがキレて、両軍乱れてのエキサイトだし。さすがヨーロッパの火薬庫だ。

スイスは、まさか他会場のカメルーンが、ブラジル相手に終了間際にゴールを奪うなんて思っていなかっただろうから、終わってみれば安堵の勝利だったろうに。

さてさてこれで、決勝トーナメント16強が出揃った訳だ。結局のところ、ほぼほぼ順当な国が勝ち上がっている上に、次の対戦もいきなり優勝候補同士がぶつかるって試合も無いから、ちょっと面白味には欠けるかな。
ここに2大会連続ドイツの名前が無いのが、実に情けなく悲しくさびしいが・・・。


結果試合/1次リーグ3日
グループH   韓国2-1ポルトガル
グループH   ガーナ0-2ウルグアイ
グループG   カメルーン1-ゼロブラジル
グループG   セルビア2-3スイス

次の試合/決勝トーナメント4日
◆オランダ-アメリカ ~ハリファ・インターナショナル・スタジアム/アル・ラーヤン0:00
◆アルゼンチン-オーストラリア ~アフメド・ビン=アリー・スタジアム/アル・ラーヤン4:00
W杯カタール大会ロゴ



※日時表記は日本時間

日本対スペイン戦を待っていたら、岩波のカタールのアル・サッド移籍の報道が飛び込んで来て、それこそ一気に目が覚めた。おいおい、よりによって何でやねん?と思ったけど、アル・サッドって日本やアジアから引き抜くのが上手い、油断のならないクラブだからな。
しかしまさか岩波が狙われるとは、全くの予想外だった。どうして岩波なんだろう?いくらレッズでレギュラーとはいえ、そこまで目立つ存在ではないと思うんだけど。もしかしてカタールでワールドカップをやっているからって、レッズサポ相手に捏造報道している訳じゃないよな・・・?

気を取り直して、今日対戦の第3戦のグループ内も、かなり複雑な状況になったな。一応ランキング2位のベルギーでさえ1次リーグで敗退するのだから(いくらFIFAランキングがアテにならないとはいえ、自分ベルギーがどうして2位なのか理解不能)、やっぱり各国のサッカーの底上げは、過去にも増して近年は著しく、確実に進んでいるという事だ。

ハモンイベリコとスペインワイン さてスペイン戦記念、スペイン産生ハムとスペインワインだ。
スペインの生ハムといえばイベリコ豚。幸い某スーパーで本物のハモンイベリコがタイムサービス半額で売っていたから、これに同じくスーパーで半額で売っていたスペイン産ニンニクとスペイン産バージンオリーブオイルとその他数種類の香辛料を混ぜて作った特製オイルをかけて『ハモンイベリコ・アホオイルがけ』だ。ちなみに「アホ」とはスペイン語でニンニクの意味だ。アホ〜アホ〜(カラスかよ)
そしてそれを攻めるのは、某スーパーで5百円以下で売っていたスペイン産ワイン「カーサ・アンティグア・ヴィーえーと何とかかんとかント」とかいう、カスティーラ・ラ・マンチャのワイナリー、ボデガス・フェルナンド・カストロで作られたスペインで高級ワインに使用されるテンプラニーニョ種を使用(自分で何を言っているのかわからない)した、ようするにとにかくスペイン産ワインだ!
気を取り直し・・・ふっ、今回はなんちゃってバージョンではなく、メイン食材は正真正銘スペイン産!つまりモノホンの本物なのだ!
タイムサービス半額とか、オリーブオイルも消費期限間近ので安く買えたやつとか、安いワインとか、付け合わせのカマンベールチーズは家にあった百円のとか、右から左まで貧乏臭いとこが、ちょっと問題だけど・・・。

日本の1失点は想定内だったが、それより前半だけで3バック全員がイエローを喰らった時は、後半どういう守り方をするんだ?と思っていたが、スペインが後半いきなり、キーパーから無理に繋ぐ深海パスだけサッカーの自滅劇を、見事にやって自爆失点した。堂安の奪ってからのシュートも凄かったけど。
スペインは、こういう戦い方で良かったのか?更に日本に勝ち越しを許した後、他会場のコスタリカがドイツに逆転した時間帯だけ、このままだとスペイン自体が敗退するから本気でスイッチを入れて攻めに入り、再びコスタリカがドイツに追い付かれると、完全に手を休めて流しっ放しのサッカーに戻る。決勝トーナメントで絶対にブラジルに当たりたくないからと、2位狙いが見え見えの戦い方であったが、第3戦目でこういう余裕を持てる状況を作れたのはスペイン自身の力だから、そこは文句は言えないのだが・・・。
ただそれを考えると、日本はスペインの状況とコスタリカ対ドイツの状況の狭間で、積極的に来ないスペインを相手に守れた運はあった。もちろんその運を手繰り寄せる為に、積み重ねて来たものがあったからこその、運も実力の内と言えるのだろうけれど。
しかし日本の戦い方は、試合前はスペインには人数をかけたハイプレスが有効とか言われていたのに、実際はドン引き引き籠りの完全なカウンター狙いがメインだった。結果的にこれが良かったんだけど、立ち上がりからハイプレスがメインのサッカーをやっていたら、果たしてどうなっていただろう?でも前半のスペインの冷静なパス回しはともかく、2位狙いも不味くなった時間帯のスペインのスイッチの入り方を考えたら、やっぱり下手に人数を掛けて前へは行けないよな・・・。

スペインの戦い方こそが1次リーグ3戦目の妙ではあるが、第3戦目まで4チームとも、得失点差により勝ち上がりも敗退もあるという状況は、客観的に見ると実に面白いものだ。
ワールドカップとは、世界最高峰のプレーや決勝トーナメントに於けるレベルの高いチーム同士の対戦も良いのだが、実は1次リーグのこういう数字勘定のハラハラ感が、ある意味で一番面白いのかもしれない。

ただ個人的に応援しているチームが、それに関わっていると話は別なのだ。
つまり一方のドイツは、初戦で日本に敗けたのが全てだったが、2大会連続の1次リーグ敗退は、もはや衰退の域に達しては抜け出せなくなっている事を意味している。メディアはまさかの敗退とか言っているけど、中身は全くまさかではないのだ。
ドイツは国内リーグの扱い方から、真剣に考え直さないといけない。国内リーグに強力な外国人選手が氾濫しつつ、バイエルンだけ活性化して、他国の選手を強くしている一方で、ドイツ人選手はガラパゴス化。今のイタリアも、少し前のイングランドも、この状態になり、自国の代表が弱体化した。明らかにドイツも同じ道を歩んでいる中、新しいチームで臨んだものの、明確な中心選手が現れないし、どうにもしっくり行っていない。
これからのドイツが、どういう方向に向かうのか。それこそイタリアと同じ轍を踏んで、本大会に手が届かなくなるまで落ちぶれて行くのか。本当に危機感を持って考え方を変えないと、4年後が無くなってしまうよ。


結果試合/1次リーグ2日
グループF   クロアチア0-0ベルギー
グループF   カナダ1-2モロッコ
グループE   日本2-1スペイン
グループE   コスタリカ2-4ドイツ

次の試合/1次リーグ3日
グループH   ◆韓国-ポルトガル ~エデュケーション・シティ・スタジアム/アル・ラーヤン0:00
グループH   ◆ガーナ-ウルグアイ ~アル・ジャノブ・スタジアム/アル・ワクラ0:00 
グループG   ◆カメルーン-ブラジル ~ルサイル・アイコック・スタジアム/ルサイル4:00
グループG   ◆セルビア-スイス ~スタジアム974/ドーハ4:00
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※日時表記は日本時間
ここまで決勝トーナメント進出チームは、ほぼほぼ順当というか、自分も予想通りには来ているんだけど、ここまで唯一予想を外したのが、グループDのオーストラリアとデンマークである。
このグループの本大会前の予想は、フランスは当然の事ながら誰の目から見ても1位通過すると思っていたが、では2位通過は何処だろうと予想すると、普通ならばデンマークが上がって来ると思っていたんだけど、まさかそのデンマークが1勝も出来ずに、最後にオージーにまで負けるとは・・・。

デンマークは、圧倒的に攻めて攻めては、前掛かりになっているところをオージーのカウンター1発に泣いた形だが、守備ならばそう簡単には崩されないチームが、変に攻めていると時に我を失って背後が疎かになり、ここをカウンターで突かれるという、サッカーでは至極ありがちな過ちを本大会でやってしまった。
にしても、まさかオージーにやられるとは、失態である。今頃ユンカーとショルツは、母国の1次リーグ敗退を、どう見ているだろうか・・・。

しっかし、フランスもここまでスタメンで主力をあからさまに温存すると、チュニジアに負けるものなんだな。
チュニジアに先制された途端に、エムバペを投入する辺りが中途半端というか、どうせ主力を温存するんだったら、徹底的に温存させれば良かったのに。最後までエムバペが居ないままだったら、今のフランスがどうなるかを見てみたかった気がする。

グループCは、終わってみれば順当にアルゼンチンとポーランドだが、では初戦のアルゼンチンから勝利したサウジアラビアの大番狂わせは、一体何だったのかという勿体無さ。サウジは第1戦がピークだったか・・・。
ただこの1次リーグ敗退の鬱憤を、ほぼヒラルの選手達がACLにぶつけられちゃうと困るんだよな。アル・ヒラルは只でさえルール違反を犯して補強禁止処置中なんだから、そこに更にイライラ材料を与えてしまうと、逆に気持ちで奮起されてしまう危険性がある。
それを考えたら、逆にほぼヒラルに決勝トーナメントでも戦ってもらい、最後は燃え尽き症候群になってくれた方が良かったな。2017年にレッズがアル・ヒラルを決勝で破った時に、キチレベルでアル・ヒラルの敗戦を喜んでいたサウジのライバルチームのサポーター達も、特に現在ACLに出場中のアル・シャバブとアル・ファイサリーのサポーターは、同じ事を思っている筈・・・???


結果試合/1次リーグ1日
グループD   チュニジア1-0フランス
グループD   オーストラリア1-0デンマーク 
グループC   ポーランド0-2アルゼンチン
グループC   サウジアラビア1-2メキシコ

次の試合/1次リーグ2日
グループF   ◆クロアチア-ベルギー ~アフメド・ビン=アリー・スタジアム/アル・ラーヤン0:00
グループF   ◆カナダ-モロッコ ~アル・トゥママ・スタジアム/ドーハ0:00 
グループE   ◆日本-スペイン ~ハリファ・インターナショナル・スタジアム/ドーハ4:00
グループE   ◆コスタリカ-ドイツ ~アル・ベイト・アリーナ/アル・ホール4:00
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※日時表記は日本時間
さて3戦目のグループBは、2試合とも激しい因縁まみれの対決。本物の戦争は不味いが、サッカーで険悪同士の対戦は醍醐味で大好きよ。尤も昔のホンジュラスとエルサルバドルみたいに、試合後に本当の戦争に発展しちゃったら困るけど。

フィッシュ&チップス イギリス険悪対決を記念して、ベタな話だがイギリスの定番『フィッシュ&チップス』を作る。
そういや昔の本場イギリスのフィッシュ&チップスって、ろくに臭み抜きもしない白身魚に、下味も加えず単に衣を付けただけのを揚げて、おまけにタルタルの質も低いから、日本人からすると味気無く生臭くて、星一徹並みにテーブルを引っくり返したくなるレベルの糞不味さだったらしいが、それから比べたら最近はイギリスでも、キチンと下処理をして作る店が増えたようだ。

フィッシュ&チップスは取り立てて珍しいもんじゃないから、普通に美味い。問題は、次だ。

マステ・ムスイール イラン料理『マステ・ムスィール』

ニンニク入りヨーグルトだ!なんじゃそりゃ?ヨーグルトにニンニクって合うのか?
ニンニク好きだから挑戦してみたが、半信半疑ながら、無糖ヨーグルトに砕いたりおろしたりしたニンニクをぶち混んで、これだけだと無味だから、塩胡椒やら葉っぱ系の香辛料で味付けして煮て、冷やして再凝固化させて完成なんだけど、これ、どうやって喰うの???
作ってから悩むなよって話だが、イメージ沸かないから、取り敢えずこのまま凝固したの喰ってみたら・・・ん?んん?・・・酸味の効いた塩ニンニク味のチーズ状固形ヨーグルト、みたいな?
何だかよくわからん。心底不味くはないんだが、取り分け美味いって訳でもない。日本人には理解不能な味と食感だ。イラン人ってこんな訳のわからんものを喰っているのか?と思ったけど、まあイラン人からしたら、理解不能な日本食も沢山あるだろうからこれは禁句か。納豆とかフグとか外国ではグロやキチ扱いされとるし。
サラダにかけてみたけど、これまた微妙で、何か減塩凝固チーズのシーザードレッシング風味みたいな??凝固部除いて残った汁は、まんま酸味の強いニンニクヨーグルトスープになった。
まあ良くわからんモノを作ってしまった。どうしよう。嗚呼アラーの神よ。

しかし、もっとわからんのはイラン代表の戦い方なんだな。リードされた状態からも、1点を取りに行かなければならない状況なのに、最後までどうもアグレッシヴさに欠けるような淡白な姿勢。前に人数を掛けたりと、表面上は攻勢に出ているんだけど、中身は至極単調な動きの繰り返しで、ロングボールを多用する訳でもなく、あちこちでバチバチやりながら、肝心のフィニッシュチャンスになると自爆覚悟でぶつかって行く訳でもなく、全てが中途半端。
こういう場合、自分たちのサッカーを捨ててでも、時にギャンブルのようなサッカーをしなければ、守る相手にはそう劇的なゴールは生まれないと思うんだけど、風紀が厳しいイスラムの国のお固い気質からなのか、イランはそのギャンブルが出来ないんだな。
78年アルゼンチン大会から換算して6回も本大会に出場していながら、1度も決勝トーナメントに行けていないばかりか、通算勝利すら僅かに3試合のみ。柔軟性が無く、他を認めず自分たちの世界しか見ていないような性質など、本大会で全く通用しないのは、こういうとこなのかもしれない。

一方のアメリカは、しっかり前の試合から学んでいる。実力差が全く違うイングランド相手に終始押し込まれた前回はともかく、初戦のウェールズ戦で先制してからズルズルとラインを下げてしまい、結局耐えきれずPKを与えてしまった反省からか、今回は1点を守る状況でも、基本はしっかり高い位置からの速い寄せと、真ん中に蓋をしながら相手の攻撃をサイドに誘導する、狙い通りの守備を崩さなかった。
若さを武器に勢いあるスピードと運動量は、イランを圧倒的に上回っていたのだから、そこにしっかりとした守備が加われば、自ずとリズムと安定感が出て来るというものだ。

しかしさすがイランとアメリカ。競り合いの回数と激しさは強烈で、それはファールとカードと負傷者の数字が物語っているが、しかし国同士が険悪でも、何処かの国やあの国の選手みたいに、ファールするにしても意図的に暴力に訴えるような汚い事はせず、エキサイトする事も無く、所々ではお互いリスペクトするようなシーンもあったのは良かった。なかなかの好試合だったと思うよ。


結果試合/1次リーグ30日
グループA   オランダ2-0カタール
グループA   エクアドル1-2セネガル
グループB   ウェールズ0-3イングランド
グループB   イラン0-1アメリカ

次の試合/1次リーグ1日
グループD   ◆チュニジア-フランス ~エデュケーション・シティ・スタジアム/アル・ラーヤン0:00
グループD   ◆オーストラリア-デンマーク ~アル・ジャノブ・スタジアム/アル・ワクラ0:00 
グループC   ◆ポーランド-アルゼンチン ~スタジアム974/ドーハ4:00
グループC   ◆サウジアラビア-メキシコ ~ルサイル・アイコック・スタジアム/ルサイル4:00
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※日時表記は日本時間
何かと個人的に気になってしまうコンテナスタジアム974。前半43分ブラジルのコーナーキック直前に突如照明が落ちるアクシデント。突貫工事の影響か?(笑)
しかしこれ、コーナーを蹴る前で良かったな。仮に蹴った直後に照明が落ちて、それからゴールが生まれてしまったら、こういう場合のルールはどうなっているのだろうか?

さて、明確過ぎる程に攻撃と守備の対決であるブラジル対スイスは、予想されたように本当にわかりやすい内容になったが、スイス人の気質なのか真面目過ぎるスイスの守備が、左から侵入されてゾマーの好セーブに助けられた場面以外、全体的にはブラジルに仕事をさせない場面が目立っていたが、守っているだけでは得点は奪えないから、これは1次リーグならではの内容でもあったかも。これを決勝トーナメントでやれと言っても、PK戦まで耐える戦略なんて、余程の事がなければ選択しないだろうから。

ブラジルのヴィニシウスの幻の先制点は、リシャルリソンの戻りオフサイドに救われたが、そもそもヴィニシウスをドフリーにし過ぎる。初戦のセルビアもそうだったけど、ヴィニシウスを全く捕まえられない。
今回カゼミーロの侵入先制点も、最後は味方DFの身体に当たってコースが変わった不運はあったとはいえ、そもそもその前にヴィニシウスを自由にやらせている。
あえて中を絞っているのか、中を見るだけで手一杯なのか、どちらにしても守備が緻密なスイスでさえ、こういう穴を作らざるを得ないのだから、それこそ靭帯損傷のネイマールが欠場の戦力ダウンを感じさせないブラジルのメンバー構成のレベルが、常識を遥かに上回っているという事か。

もちろんスイスとしては無失点で耐えきれればしてやったりだっただろうけど、ブラジル相手に1失点が、スイスの最低限の範疇にあったのかどうか。選手はヤル気満々でも、ムラト・ヤキン自体はブラジル相手に勝てるなんて思っていなかっただろうし。映し出された彼の渋い表情がそれを物語っていた。
でもブラジル相手に9割方は通用したこの守備力ならば、1次リーグ通過は守備通り固いと思われるが、その前に最後の相手のセルビアがカメルーン相手に馬鹿試合やって引き分けちゃったから、次も明確に攻撃対守備の試合をしないといけない。
次は感情の起伏が激しいピクシーと、渋過ぎるムラト・ヤキンの、風貌が全く違う監督の様子を比較するのも楽しい試合になりそうだ。


結果試合/1次リーグ29日
グループG   ブラジル1-0スイス
グループH   ポルトガル2-0ウルグアイ

次の試合/1次リーグ30日
グループA   ◆オランダ-カタール ~アル・ベイト・アリーナ/アル・ホール0:00
グループA   ◆エクアドル-セネガル ~ハリファ・インターナショナル・スタジアム/アル・ラーヤン0:00 
グループB   ◆ウェールズ-イングランド ~アフメド・ビン=アリー・スタジアム/アル・ラーヤン4:00
グループB   ◆イラン-アメリカ ~アル・トゥママ・スタジアム/ドーハ4:00
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※日時表記は日本時間 
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ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第12節 浦和1-0広島 得点/57分・金子(浦) ・・・次の試合/J1リーグ第14節 浦和-東京ヴ(埼玉スタジアム2002=5月3日15:00キックオフ)


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うえ
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自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
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