気が付けばもう12月15日。ってことは、いよいよ明日から天皇杯が再開される。
ここからは元日までノンストップ。優勝の余韻はひとまず右に置いておいて、ここは天皇杯へ集中しよう。
ノロウイルス大発生で明日のスタメンがどうなるかが心配なんだけど、リーグ優勝したチームであり現天皇杯を保持しているチームが多少戦力を落としたところで、J2降格が決定しているアビスパに負けるわけにはいかない。ここは敵にすんなり引導を渡して、我々は元日を目指そう。
ひとつ、個人的には大変心配なことが。
明日は午前の仕事を終わらせてから埼スタへ駆け付けるから、キックオフに間に合うかどうかが心配。毎年のことなんだけど、13時からキックオフってやめてくれないかなぁ…
Jリーグは、J1全18クラブの監督および選手による投票結果をもとに、今シーズンの優秀選手賞28名を決定。この中からベストイレブンとMVPが選出され、18日に行われるJリーグアウォーズで発表される。
さて注目の我らがレッズ勢は?
ギシ!
闘莉王!
坪井!
アレックス!
啓太!
長谷部!
ロビー!
山田!
ワシントン!
す、すげぇ。9人もノミネートされちまったよ。やはりリーグ優勝すると、こういう所もすごいんだなぁ。 MVPは闘莉王が濃厚だろうね。
ん?あれ?ちょっと待てよ?誰かを忘れてやしないか?
堀之内がいない…
なぜだ?なぜ堀之内がノミネートされていないのだ!?
超驚異的なリーグ最少失点を支えた最強3バックの1人が選ばれないなんて、どう考えてもおかしいのではないのか?
試合数が足りないのか?いや、そんなはずは無い。堀之内の今季試合出場時間はレッズ内では長谷部に次いでの5位(ちなみに山田が6位)。得点数?そりゃ確かに1得点だが、それを言うなら長谷部は2得点。そもそもストッパーで得点を評価に持ってくる訳は無い。DFとしての能力?そもそもDFとしての能力が低ければ、いくら闘莉王と坪井が居ても、28失点という鉄壁守備ラインを作れるはずはない。
一体、一体何がいけなかったのか!?
地味なのかな…
◆浦和2冠へ 阿部に正式オファー(スポニチ)
『浦和は9日、千葉の日本代表MF阿部勇樹(25)獲得に向けて正式オファーを出したことをあらためて明かした。細かな条件提示は今後となるが、複数年での契約を見据えているという。中村修三GMは「複数のポジションをこなせるし、FKも持っている。アジアチャンピオンズリーグとリーグ戦を勝ち抜くには必要な選手」と打ち明けた。』
ありゃ、ホントにオファーしたんだね。阿部獲得の是非については色々と議論を呼んでいるんだけど、個人的には「獲れるんなら獲った方が良い」って感じかな。
補強というのは、基本的に、手を抜かずにやるなら徹底的にやらなければ意味が無い訳で、そう言った意味では阿部を獲れれば申し分は無いと思っている。
啓太がいる、長谷部はどうするんだ、酒井の出番がますます減ってしまう…等々の声は聞こえてくるが、現状からさらにチーム力をアップさせるには、こういった補強は毎年必要不可欠になってくる。しかも、もし啓太がディナモ・キエフに移籍してしまうことにでもなれば、尚更阿部は必要であるとは思っているんだけど…。
余談。そういえば、阿部ってオフト時代だかギド体制初年度だかに、代理人を通じてレッズに売り込みに来なかったっけ?その時はレッズが断ったって聞いてるけど。まあいいか。
◆エンゲルス氏が浦和と複数年契約(スポーツ報知)
『J1王者浦和が次期監督就任が有力なホルガー・オジェック氏(58)の補佐役に、現コーチのゲルト・エンゲルス氏(49)と複数年契約を結ぶことが6日に分かった。
福岡からオファーを受けていたエンゲルス氏はこの日、浦和側と契約交渉。中村修三GMは「残ることは決まった。ゲルトは選手もコーチ陣も知っている。日本語も話せる。我々にとって大事なパイプ役」と説明し、ブッフバルト監督の参謀役を3年間務めた同コーチの残留を明言。もし、オジェック氏との交渉が決裂した場合、エンゲルス氏が代役として監督昇格するオプションも付いている。』
実はギドが辞めるとなると、ヘタするとゲルトも出て行ってしまうのではないかと心配していたのだが、一応これで一安心。
ギドと選手間で素晴らしいコミュニケーションがとれていたのも、日本語を話せるゲルトの存在が大きかった訳で、彼が来季以降もレッズに残ってくれるのはかなり心強い。
って、すでに世間は来季の監督がオジェックで決まったような言い回しだな。まあ俺的にもオジェックでも良いかなとは思っているけど。
95~96年の2年間でオジェックがレッズである程度の好成績を残せたのも、選手間のコミュニケーションで絶大な評価を高めたフリントコーチの存在抜きには語れないところがある。
名監督の影には必ずと言って良いほど名コーチが存在するものだ。現に、97年にケッペルがレッズを率いた時、チーム内がゴダゴタしたのも、ボーラースコーチの仲介役としての働きが欠如していたとも言われている。
オジェック-ゲルト、なかなか楽しみな組み合わせである。
さて、歓喜の瞬間から2日が経ち、リーグ優勝の余韻もいくらか落ち着いてきた。
っていうのは大嘘で、まだまだその余韻にタップリ浸っているんだけど、この余韻ってのは優勝を手にした者だけが味わうことが出来る特権なんだから、誰の遠慮も無く思いっきり浸って居ても良いよね。
あの瞬間、試合終了のホイッスルと同時に眼から大量の涙が流れ落ち、仲間の肩に支えられながら大声で叫んで号泣してしまった。
この1年どころか、14年間に積み重ねてきた緊張が一気に解き放たれたような、そんな瞬間だった。
夜、歓喜の浦和の街で、思い存分騒いで、思い存分美酒を味わった。
翌朝、昨夜の酒が残っていながらも早起きして、コンビニに大量のスポーツ新聞を買いに出かけた。ビデオ録画しておいた優勝の試合や番組をまた目を潤ませて観まくった。
優勝したら、あれをしよう、こんなことを書こうと色々考えていたんだけど、実際に優勝してみると、もう何が何だかわからないくらいに嬉しくて、とにかく落ち着くまでにはまだまだ時間を要しそうだ。それだけ14年間の重みを今、味わっている。
今日、ギドの勇退が決まった。
個人的にはギドとともにアジアへ飛び出したかったが、退任が決まった以上は、ギドがレッズに関わる残された時間を大切にしたいと、そう思うことにした。
俺は良くメディアが好むような「○○のための○○」といった表現は在り来たり過ぎて嫌いだが、今回に限っては、天皇杯はギドのための大会にしたいと思う。
ギドが最後に指揮を執る大会を優勝で飾って、最高の形でギドを送り出したい。
だからまだ、ギドには「ありがとう」も「お疲れ様」も言わないでおく。天皇杯が終わるまでは。
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