◆ドイツ代表、GKの座をめぐる議論が高まる(スポーツナビ)
『6日に行われたオーストリアとの親善試合(3-0でドイツの勝利)で、ドイツ代表正GKイェンス・レーマンが不安定なパフォーマンスを見せたことをきっかけに、代表GKの座をめぐる議論が再び高まっている。
代表GKコーチを務めるアンドレアス・ケプケは、ポストをめぐる競争が代表内にあることが望ましいとして、目下代表に定着しているレーマンとティモ・ヒルデブラントの2人に加え、新たにもう1名招集する可能性を考えている。代表の第3GK候補としては、UEFAカップのスポルティング・ブラガ戦(13日)で2度にわたってPKを阻み、チームを勝利に導いたべルダー・ブレーメンのティム・ビーゼ、そして同じくUEFAカップのガラタサライ戦(13日)で好守を見せた若手GKレネ・アートラーらの名が挙がっている。
だが、代表関係者らがレーマンを正GKと見なしている事実は変わっていない。レーマンが周囲の批判の声を封じ、代表GKの座を守るためには、今後のパフォーマンスがより一層重要になる。』
カーン、レーマンの2大看板時代が長かったドイツ代表の正GK争いに、予想通りの弊害が生まれている。元々”経験”を重んじる気風があったドイツ代表GKだけど、それは世代交代を妨げる諸刃の剣となりうることはわかっていたわけで、尤もこれはカーン、レーマン2大看板時代よりもはるか昔からドイツ代表が抜け出せない悪しき伝統なのかもしれない。
ドイツ代表の戦力の空洞化はGKに限ったことではなく、代表全体の以前からの懸念事項だった。しかし06年W杯ドイツ大会を目指していた時期は自国開催という余裕があり、新監督に就任したクリンスマンが、経験を積ます意味でも若手を積極的に起用して多少の軌道修正が図られた。それが功を奏してW杯3位という好成績をおさめ、現在は2010年南アフリカ大会を目指すドイツ代表の基盤となっている。だが、それでも唯一GKだけはやはり世代交代が図られなかった。(今から思えば、3位決定戦では”温情”でカーンを起用していたのも、この問題に逆行する行為だったのかもしれない)
この問題を先送りにしてしまったのはクリンスマンの残した唯一の失敗だろう。そして彼の”弟子”レーヴが新監督となり一年半が過ぎた今も、その弊害から抜け出せていないのは周知の通り。
レーマンはもはや現実的ではない。彼は所属するアーセナルでもここ最近はレギュラーの座を失いつつある上、引退の二文字を口にするなど弱気を覗かせている。そもそも39歳という年齢を考慮すれば、彼が南アフリカ大会のピッチに立っている姿は微塵も想像出来ない。もう潮時であることは誰の目から観ても明らかだと思う。
もちろんその年齢でありながら今だプレミアのトップリーグ第一戦で闘っている事実はあり、代表関係者がレーマンに理想を捨てきれない部分はある。しかし最近は弱点である安定感の無さにますます磨きがかかって(苦笑)いるようで、もはや持ち前の神懸かり的な火事場の実力だけで、このまま代表でも彼を使い続ける意味はどこにも無い。
何れにしてもドイツ代表にとってGKの世代交代を行うための時間は限りなく少ない。次期正GK第一候補は自ずとヒルデブラントに絞られてくると思う。彼はGKにとって必要な技術をバランス良く兼ね備えた安定性のある選手であり、加えてキャプテンシーも持ち合わせている。2004年からの代表経験もあり、06年W杯では第3GKだった。現在所属するバレンシアでは重鎮カニサレスを正GKの座から引きずり降ろし、今季は安定したスタメン出場を続けている。年齢的にも経験的にも実力的にも申し分ない。これとエンケやビーゼを競わせながら南アフリカ大会を目指すのが現実的ではないだろうか。
尤も、過去にGKの世代交代問題で選手時代に批判に晒されたのは現代表コーチのケプケである。つまりこの問題は、彼が一番わかっているとは思うのだが・・・
レッズのグアムキャンプがいよいよスタートする。レッズ陣は本日午前中にグアムへ出発した。
リハビリ中のロビーと、代表参加中の啓太、細貝、梅崎を除く選手27名が参加。左内転筋を負傷した阿部もどうやら重症には至らなかったようで、キャンプには帯同した模様。
他チームに比べて始動が遅い感もあるだけに、当然今からキャンプでみっちり身体を作って、戦略と戦術、連携を叩き込んで開幕に間に合わせなくてはいけない。まあその辺はオジェックとスタッフが上手くやってくれるであろうが。
東アジア選手権を外れた高原もフル参加出来るわけだし、別メニュー組の闘莉王やアレックスも、このキャンプからトップに復帰するだろう。
グアムで他チームとの練習試合は予定されているんだっけ?まあ、とりあえずケガだけはくれぐれも注意して、充実したキャンプにしてきてくれることを願う。
出発前のアレックス。・・・ピースしとる場合か。
余談/
そういえば、昨夜TBSの情熱大陸で福田健二が取り上げられていたけど、ちょっと、いや、かなり感動してしまった。これまで知らなかった彼の一面を知ったとき、衝撃を受けた。
両親の離婚、母親の焼身自殺、Jリーグでの栄光と挫折、数々の苦難の果てに辿り着いたスペインの空の下で、苦しみ、もがき、そして必死に戦っていた。
彼が日本を飛び出してからもう何年になるだろう。パラグアイ、メキシコ、スペイン・・・ベテランの域に達した福田は今も厳しい環境で頑張っている。そして今、福田が大きな壁に直面している。彼を素直に応援したくなった。
◆坪井、代表引退!日本最速ストッパー28歳の決断(スポーツ報知)
『2006年ドイツW杯にも出場した日本代表DF坪井慶介(28)=浦和=が、代表を引退する意思を固めたことが7日、明らかになった。6日のタイ戦前に岡田武史監督(51)に伝えており、試合後、指揮官から選手に報告された。代表キャップ40試合の快足ストッパーは、今後は世界進出計画を進める浦和の躍進に、全身全霊をささげる。
日本最速のストッパー・坪井が、28歳というキャリア最盛期に代表引退を決断した。タイ戦快勝劇で高揚する6日夜の埼玉スタジアムのロッカールームが重苦しい雰囲気に支配された。「残念な知らせがある…」日本サッカー協会関係者によると、複雑な表情を浮かべた岡田監督は死闘を終えた選手に対し、坪井が代表引退の決意を固めたことを報告したという。
坪井はタイ戦前の段階で岡田監督と去就会談を持った様子。タイ戦では登録メンバー18人から外れたものの、戦力として評価する岡田監督は強く慰留した模様だが、坪井の意思は固かった。8日にメンバー発表となる東アジア選手権にも参戦せず、日の丸の舞台から去ることになる。』
うーん、これが事実なら残念だけど、とりあえず坪井には「お疲れ様」と言う他はないのかな。
レッズではルーキーとしていきなりスタメンを勝ち取り、一時は日本代表でもレギュラーを張るなど着実に一流選手の階段を駆け上がり、ついにはW杯という夢の舞台にまで出場した坪井。でもその反面で度重なるケガにも泣き、更にここ最近は代表のDFラインも固定化されて、ベンチ暮らしが続いていたからねぇ。しかも皮肉にもクラブで同僚となった阿部からスタメンを奪われていたという事実もあり、本人も考えるところがあったのだろうか。
海外だと自ら代表を引退するのが通例だけど、日本人選手で自ら代表引退を宣言する例は希だと思う。
でも潔いというか、爽やかなイメージそのままの坪井らしい身の引き方なのかな。
あとこれは俺の勝手な推測だけど、去年レッズでアジアチャンピオンにもなって、クラブワールドカップにも出場するなど、とてつもなく大きな貴重な経験をした坪井にとって、もはや選ぶべき道は日本代表だけじゃないということを悟ったのかもしれない。
何れにしても坪井はレッズにとって大切な選手。後はレッズのために・・・!!
タイだよ、タイ。一度行ってみたい国なんだよねぇ、タイは。食い物が安くて美味いんだってねぇ。そうそう、タイと日本は昔から仲良しだしねぇ。
でも試合が行われたのはタイじゃなくて我らが埼スタ。行っていない俺が言うのも何だが代表戦にしては観客動員数もかなり寒かったらしいけど、もっと寒かった雪の中で、絶対タイ人選手は寒かったはず。日本人がすごく寒いと感じるんだから、タイ人の人達はその倍も寒いはず。
ところがその寒さお構い無しにすごいシュートが炸裂したわけで・・・ティーラテップ・ウィノタイか・・・1ボランチの啓太が中から外れている瞬間、中澤が寄せに追いつけなかった隙に、一歩前に出ている川口を嘲笑うかのような・・・うーん、見事なミドルだな。ある意味でこの試合のMIP級のゴールかもしれない。あ、でも考えたら過去にタイは日本よりサッカーが強かった時代もあるわけで、真面目な話、決して侮れない相手ではあるんだけどね。
ところでマンチェスターシティにタイ人選手が2人だか3人だか所属してんだっけ?
マンチェスターシティと言えば元タイ首相タクシン氏が買収したんだよね。そのコネってわけじゃないけど、なんかすごいな、オーナーの力って。まあ今回の試合にそのマンC所属選手は出場停止だかで出ていなかったらしいけど、正直言うとちょっと観てみたかったよね。
あ、いかん、タイのことばかり話ってるんだが、・・・日本代表は、4-1、まあこんなとこでしょ。前半のもたつきはあったにせよ、結果は妥当。ただ唯一高原がまたノーゴールってのが気になるところなんだけど、正直言えば高原には代表の前に早くレッズに帰って来てほしいんだよね。話はそれからって感じ。
とりあえず、雪の中で埼スタへ行かれた方々、本当にお疲れ様。SRは大丈夫と思うけど、武蔵野線大丈夫かな・・・
複雑な理由はもうひとつある。昔からブンデス好きの俺にとって、その中でもブレーメンは好きなクラブのひとつなんだよね。よりによってそのブレーメン戦で伸二が・・・。ちなみにブレーメンってアンチも多いんだけどさ。
さらに、もうこの際だから白状しちゃうけど、ボーフムは俺にとってはブンデスの中で嫌いな方に属するクラブだったんだよ、マジで・・・そこに伸二が移籍しちゃうなんて、この先どうすれば良いんだよ、俺・・・
そんな中、本日よりレッズの2008年シーズンが始動。調神社で必勝祈願の後、雪が残る中でいよいよ全体練習の開始。
多くの新戦力、そして復帰した選手も居る中、今シーズンのレッズがどんなサッカーを魅せてくれるのかが楽しみである。
目下の心配事項はやはり代表組の不在。しかも東アジア選手権の予備登録選手を含めた場合に多くて7人が抜ける可能性がある。
すぐ先に控えているグアムキャンプを含めて今後のチーム作りが懸念されるけど、そういったところも今のレッズの宿命として割り切る他ないのかな。(これは毎度言うことだけど)これを上手く乗り越えて行かないとね・・・
追伸、恐れていたことが・・・チームが始動したのに未だACL優勝グッズが届かない・・・ゴルァ~・・・
☆インフォメーション
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