浦和レッズ3-0アルビレックス新潟
~埼玉スタジアム2002
やっと勝てた。ホッとした。それが今の率直な気持ち。
勝つって本当に難しい。それが近年の連勝街道が当たり前になっていたレッズにとって、1勝の喜びを取り戻させてくれた、そんな勝利だったのかもしれない。
課題は色々ある。堀之内はまたも同じミスを繰り返してしまったし、勝因だって相手がレッズと同じく開幕から波に乗れない新潟だったからという面も承知している。更に言えば、闘莉王のボランチ起用に相手が未対応だったということもあるだろう。啓太のケガも心配だ。
とにかくレッズは背水の陣で臨んだ試合だった。もうこれ以上負けられない、引き分けられない、勝利しかない、その思いが表れたゲームだった。
それにしても永井、特に良いねぇ。全ての面においてチャンスに絡んでるし、今日の駄目押しゴールなんてまさに永井らしい一撃だったね。悪いけど、高原の存在を忘れさせる選手こそが永井だね。
そして予告通り、十数年使用の例のタオマフがこの試合で引退!!
最後に素晴らしい勝利で、ホームで「We are DAIAMONDS」で有終の美!!
そして数ヶ月ぶりのザ・美酒!!
勝利って素晴らしい!!!!!!!
引退タオマフにもお疲れ様のビールを・・・
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J1リーグ第3節 浦和3-0新潟
得点/42分・相馬(浦)、45分・闘莉王(浦)、67分・永井(浦)
観衆:46,962人
そんな中、長らく俺の首に巻かれていたタオマフを、ついに引退させる決意を固めた。
この「HEART-FULL WONDERLAND」タオマフは、96年だか97年だかにレッドボルテージで買ったもので、以来試合の時にずっと俺の首に巻かれていた”戦友”である。
J2降格、J1復帰、福田引退、ナビスコ初タイトル、ステージ優勝、天皇杯優勝、リーグ制覇、アジア制覇、そしてクラブワールドカップ・・・雨の日も風の日も炎天下の日も、それこそ台風の日も、日本各地を飛び回り、俺と共にレッズの明と暗の歴史をすべて観てきた、血と汗と涙と涎(←意味不明)のタオマフである。
出来ることならこの先もずっと、と思ってはいたものの、去年あたりから、さすがに長年酷使し過ぎたのか劣化が目に見えてわかるようになり、糸の解れが激しくなってからは、さすがにこれ以上使い続けるのは無理との判断に至ったわけ。
出来ることなら去年”世界3位”達成時に有終の美を飾らせてあげたかったものの、”後任”のタオマフを探す時間が無くて、今日まで延び延びになっていた。
えっと、単に引退させるだけじゃさびしいんで、「次のホームゲームでレッズが勝利」した試合をこのタオマフの引退試合にすることに決定!!・・・次の新潟戦がそうなると良いんだが・・・
そんなもんでとりあえず、先ずは勝利を・・・!!!
京都サンガFC3-3浦和レッズ
~西京極陸上競技場
今季ようやく初ゴールが生まれたと思ったら、エジミウソンが前半の内に怒濤のハットトリック。
こりゃ今日こそ行けるな~、エジよそれだけ得点出来るなら1点くらい次の試合にとっておいてくれよ~、なんて余裕かましたのがいけなかったのか。
後半、システムを変えて来たサンガに対して、レッズはこれに対応仕切れず混乱。あっという間に同点に追い付かれ・・・嗚呼・・・
なんだか、前半と後半では180度違うお得意のパターンがまたも発生してしまった。
相手のシステム変換に対して、素直に守備が混乱してしまうのは致命的な弱点。信じられないミスも犯すし、とくに坪井はいけない。とにかくミスが多くなる一方だし、これは個人的な意見だけど次は坪井をスタメンから外して、少し頭を冷やさせた方が良いのではなかろうか??
とりあえず、今回も勝てなかった。
でも、負けなかった。
どっちが適切な表現なのかは人それぞれなので、試合の評価もけっこう分かれるだろう。
(ちょっと極端過ぎたけど)ようやく得点も取れたし、守備の悪い部分も浮き彫りになった。
悪いところは今の内にとことん膿を出し切ってしまえば良い。
次からはいよいよリーグ戦が再開する。
代表組も戻ってくるし、またスタメンも色々と変わってくるだろう。
変な話、”お試し期間”はここまでにしてもらいたい。
ホップ、ステップ、ジャンプの法則で行けば次は絶対勝てるぞ。
必ず良い結果を、勝利を!!
現地組の方、お疲れ様でした。そして西澤、初出場おめでとう。
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ヤマザキナビスコ杯予選第2節 京都3-3浦和
得点/19分・エジミウソン(浦)、35分・エジミウソン(浦)、36分・徳重(京)、39分・エジミウソン(浦)、45分・柳沢(京)、54分・渡邉(京)
t観衆:13,332人
浦和レッズ0-1ヴィッセル神戸
~埼玉スタジアム2002
今日はお彼岸だから午前中は墓参りしてから埼スタへ。
親父に今日こそ勝てるようにと手を合わせて来たのに・・・開始わずか2分でいきなり失点かよ・・・
ってか守備は相変わらずミスが多いなぁ。堀之内も坪井も、前節からの気負いをそのまま引きずっているかのような危なっかしさ。なんだか堤の方が落ち着いて見えたような・・・
攻撃は、ゲルトが立て直そうとした成果が現れたのか、これまでと違って素早いパス回しと連動性が観られた。この辺はゲルトが作るチームの断片が見えた感じでプラス材料かな。ただどうしても上手くフィニッシュに持ち込めない。この辺からしてまだまだ時間がかかる予感。
細貝、相馬は名古屋戦に続き良く動き回ってチャンスを作っていたし、何より移籍後初スタメンの梅崎はうめ~(失礼)。高崎とかセルヒオも出て来たし、見所は多い試合だった。
ただ、勝てない。相変わらず点も取れない・・・
監督交代で飛躍的にチームが変わるわけはないと思って臨んだものの、現実的には負けるとなるとやはり不安がつのる。
で、・・・
試合終了後、フロントの責任を追及する超ロング横断幕が・・
ジッと構えること30分、藤口社長&中村GMご登場。
うーん、なんだかなぁ。この行為が正しいか否かの話は別として、サポをここまで決起させてしまうだけでもフロントの責任は重大だ。雨の中で社長も誠意を持って対応してくれてはいたけど、それでも社長や中村GMの言葉の端々に、サポの怒りや思いとはズレたコメントもあり、まだ本当の現実が見えていないような感じも覚えた。
今回のことでフロントも自分たちが犯してきた体たらくさを身に染みて反省し、本当に目を覚ましてくれれば良いのだが・・・とりあえず手遅れになる前に、サポとフロントが対峙して思いをぶつけ合う場が出来たことは悪くなかったのかなと、そしてこれが真に有意義な時間であったと、無理にでもそう思いたい・・・
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ヤマザキナビスコ杯 予選第1節 浦和0-1神戸
得点/2分・レアンドロ(神)
観衆:33,392人
極めつけは緊急決起集会なるもの。ガラリと明るくなった選手の雰囲気の良さというか、オジェックの時には無かったかのような、選手の一致団結を強調するかのような記事。
これが事実なら・・・
もっと早く一致団結しろよ。
少々怒りに似た感覚を覚えるのだ。なぜ監督が替わった途端に、これほど都合良く選手が改心出来るのだろうか?厳格路線を敷いていたオジェックの下では、自由に身動きが取れなかった事実はある。しかし、それと一致団結出来なかったのとではまた違う次元の問題である。本来ならチームが空中分解に陥っていた時だからこそ、選手は一致団結しなければいけなかったのではないのか。
いや、もしかしたら以前から選手は一致団結していたのかもしれない。ただしそれはチームの勝利ではなく、オジェック解任に向けて、である。・・・言い過ぎだな。反省。しかしそれほど穿った見方になってしまうだけの理不尽さが今のレッズにはあるのだ。
もしオジェック時代に、たとえばワシントンが、伸二が、闘莉王が不満を言い始めた時に、選手がもっと話し合ってオジェックに歩み寄るべき行動を取っていたなら、少なくとも今日の騒動は避けられたのではないのか、と・・・変な悔しさがこみ上げてくるのだ。
いや、自分の今書いていることが、どれだけ女々しく、絵空事であり綺麗事であり、都合が良すぎるかは重々承知している。上記に書いたことは受け流してくれて全く構わないわけで、自分の今の率直な気持ちを書きたかったわけ。変に後ろを振り返るのはここまでだから許してほしい。
これからは前に向けての話。
選手が一致団結したのならば、本当にゲルトのために、レッズのために死に物狂いで闘ってほしいわけで、そのために我々レッズサポも同じく死に物狂いでサポートし続ける。どんな結果になろうとレッズが死力を尽くして闘って得た結果なら誰も文句は言わないわけで、これからはそういった闘い方が求められることになる。一人一人の力がより強く求められるシーズンになる。
改めてゼロからのスタート。みんな頑張ろう。
オジェックが解任された。
求心力の著しい低下はチームを動かす上で大きな障害となる。修正不能と判断したフロントが早々に手を打ってきた。
しかし見方を変えればすべてがオジェックの責任とは言い切れない、フロントの体たらくという事実が存在する。
早くも後手に回ったフロントの責任は重大だと思う。
去年からわかっていたチーム内のゴタゴタも、結局はフロントがクラブ全体の問題と捉えず、本気で解決しようとしなかった、動かなかったのである。
選手の造反が目立った昨季を踏まえて、フロント側は「今季はそういうことが起きないようにする」みたいなことも公言していた。そもそもこういった問題が起きるのは、クラブ全体への管理能力が無いと言っているに等しい。
例えば、マスコミの取材に対して選手が堂々と不満じみたことを言う。これはクラブの内部事情やチーム戦術を暴露していると同じである。こういう軽々しい発言を行わないようにするための対策をクラブは行っていたのだろうか?単純に箝口令を敷いて、ヘタに発言でもしようものなら重度の罰金を課すくらいのことは行えたはずだし、現にそうしているクラブもある。
フロントとオジェックの溝も致命的だった。チーム内が再びゴタゴタし始めたマリノス戦敗戦直後、藤口社長はオジェックから目をそらすような状態だった。チームの危機に際して、お互いに深い話し合いなどしていなかったし、しようともしなかったのだろう。オジェックと選手間にコミュニケーションが無かったのは明白だが、実はフロントとオジェックの間にもコミュニケーションなど存在していなかったのだ。
こうなると何もかもが崩れて行くのが社会通念というものである。
崩壊寸前に陥る前に、講じられる対策は沢山あったはずだ。それをノホホンと指をくわえて放っておいたのはフロント自身である。
藤口社長や中村GMを筆頭に、クラブ幹部はこの事実から目をそらさず、自らの責任も追及すべきだ。
ギドが監督時代、犬飼元社長は積極的に現場のフォローに当たってきた。だからこそ現場もフロントの熱意に動かされて、選手の指導に集中出来たはずである。それが藤口社長を始め今のフロントにはまったく出来ていない。すべては現場任せ。オジェックという強烈な個性を持つ人物におんぶに抱っこ状態になっていた。
オジェックは昔とは違って、自らの怒号で選手を突き動かすような指導は行わなかった。不満をぶちまける選手をヘタにシーズン途中に干すような荒行事は行わなかった。それはオジェックに課せられた使命がチームの立て直しではなく、「優勝」だったからである。ヘタに有力選手を追放すればタイトル獲得など夢のまた夢になってしまうのだから。使命通りに巨大な結果を残したオジェックの舵取りの、ここが幸と不幸だった。
そして昔と今ではチーム状況が格段に違った故の弊害がここで現れた。予想外に厳しさを見せない監督に、選手も好き勝手な発言を繰り返す。上手く行かないのは最終的にはすべて監督のせいになる。ここ1年、選手が自らを戒める言葉など聞いたことがない。
何もかもが悪循環に終始する。
解任されてしまったオジェックは、選手の扱い方に対する疑問符は一生拭い去ることは出来ないだろう。彼がここまでチームの雰囲気を低下させた責任は重く、解任は仕方がない。
それでも昨季アジア制覇、クラブワールドカップ3位というレッズ史上最大の結果を残した。そこは素直に感謝したい。昔に遡れば、弱かった時代を知る者としては、オジェックがこんな形でレッズを去るのは辛いし寂しい。
その功労者が解任されてしまった以上、彼にどうのこうの言うのは忍びないからやめる。これ以上彼が周りからどうのこうの言われるのは聞くに堪えない。せめて自分一人でもオジェックを評価したいから。
オジェックはレッズにとって英雄の一人である。だから一言、”ありがとう、お疲れ様”。
後任はゲルト・エンゲルス。
本来なら彼がオジェックの右腕として動かなければいけなかった人物だ。それが出来なかった責任も重い。今回の昇格人事はゲルトに対しても”最後通告”の意味を孕んでいる。そのことを良く踏まえて指揮に当たってほしい。
これで飛躍的にチーム状況が改善されるかはわからないが、やってもらうしか道はない。
それと選手たち。特に今までオジェックに責任を棚上げしていた選手は、これで言い訳が出来なくなったぞ。”産みの苦しみ”という言葉がある。だから自分たちの言動にも責任を持って今後に臨むべきだ。
今こそレッズ全体の真価が問われる時かもしれない。
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