浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
2023年(22年分) AFCチャンピオンズリーグ決勝・第1戦
アル・ヒラル1―1浦和レッズ
〜キング・ファハド国際スタジアム
ボールポゼッションは相手が72パーセントと、とんでもねー数字通りに支配されまくったが、この数字程の脅威さは、今回のアル・ヒラルからは感じられなかったのは少し拍子抜け。
あんまり相手の事を知らなかったまま優勝した17年はともかくとして、19年の敗けたイメージの方が新しいから、そこからアル・ヒラルをマークしていて、これでどうしても強い、怖いという考えが先行していたのだろうか?
とは言うものの、強い事は強いんだけど、アル・ヒラルって、従来こんなに極端に遅攻するチームだったっけ?もう少し力で圧して来ると思ったんだけど、予想に反してやたらスローテンポで、強引さが殆ど無く、これでよくレアル・マドリードから3点も奪えたと思うが、何か少し今回はイメージが違ったな。
その原因がアル・ヒラルそのものではなくて、逆にレッズに有ったのだとしたら、レッズは本当にアル・ヒラルに対して上手く対応したなと思うが、実際のところ失点シーンも左をぶち破られたとはいえ、守備と西川がお見合いしないで、中でキチンとブロックを作っていたら難なく跳ね返せていたものだったし、相手の突破はさすがだったが、勿体無い失点でもあった。
但し超強敵相手に、完全敵地で1失点は完全に想定内。問題というか、評価点はここから。
で、ここで並みのチームならば、動揺したり慌てるところ、失点後も焦らず、それどころか逆に失点した事で自分達を取り戻したという感じで、最初は地もボールも足に着いていなかったのか、はたまたアル・ヒラル相手と完全敵地の雰囲気に呑まれかかって緊張していたのか、それでミスを連発していた選手達。例えば小泉の不用意なバックパスからのプレゼントパスとか、あわやオウンゴールになりかけた岩尾のバックパスとかあったものの、失点は失点として、そこから25分も過ぎる頃から、眼も慣れて来たのか、落ち着いてサッカーが出来るようになっていた。
だから選手の距離感も、プレスのタイミングも徐々に良くなったし、相手のミスも誘えるようになったし、でも深追いしないままだから相手にカウンターを発動させなかったし、この立て直しは大人のサッカーをしていると感じたし、虎視眈々と少ないチャンスを狙い続けたのが、後半早々の相手のミス絡みの同点ゴールに繋がった。
正直もう少しリスクをかければ、前半から1点は取れたかもしれないが、それを早くから仕掛けてしまうと、相手の罠に嵌まっていた可能性が高い。
今回は終止一貫して自分たちのやり方、戦術の前に戦略を徹底して変えなかったのが良かったと思う。ここは我慢のサッカーを続けた選手を誉めたいし、この戦略を徹底させたスコルジャの勝負師としての凄さも見た。
決定的チャンスで滑って転んでとか、そこは運が無かったが、そもそも全体的にピッチコンディションがおかしくて、ボールが変なバウンドをしていたり、パスが止まったり、簡単に芝が捲れまくっていたりと、それで敵味方両して同じくらいミスが発生していたから、アル・ヒラルにしたら自分達のホームなのに肝心の芝でも自滅してくれていた感があるが、まあレッズとて同じ芝の土俵で戦っていた訳だから、ここはおあいこと考えるしかない。
ただ大久保のパスが相手のミスを誘発してのポスト跳ね返りの興梠の同点ゴールを考えてしまうと、運はやはり、ややレッズに見方していたのだろう。
主審のジャッジも首をかしげるものが多かったし、映像からしておかしなジャッジに助けられた場面と、おかしなジャッジで損した場面と、これも敵味方半々だったから、これもおあいこ。
ただ、サレム・アルドサリの岩尾への報復キックによる1発レッドだけは至極当然だから、そこは相手の自滅である。
サレム・アルドサリは17年の埼スタで遠藤航への危険なチャージによる退場といい、今回の退場もそうだが、歳は30過ぎても学習しないというか反省しないというか、よくレッズ相手に同じ事を繰り返してくれるなぁと・・・。まあ日本にもかつて、同じような選手がいたけど。
アウェーで1―1の折り返しだから、今はこれ以上の贅沢は言わない。07年のセパハンの時と、17年のアル・ヒラルの時と同じだから、これはレッズとしては吉兆の数字。そして理想的な折り返し。それだけを冷静に考える。
アル・ヒラル1―1浦和レッズ
〜キング・ファハド国際スタジアム
ボールポゼッションは相手が72パーセントと、とんでもねー数字通りに支配されまくったが、この数字程の脅威さは、今回のアル・ヒラルからは感じられなかったのは少し拍子抜け。
あんまり相手の事を知らなかったまま優勝した17年はともかくとして、19年の敗けたイメージの方が新しいから、そこからアル・ヒラルをマークしていて、これでどうしても強い、怖いという考えが先行していたのだろうか?
とは言うものの、強い事は強いんだけど、アル・ヒラルって、従来こんなに極端に遅攻するチームだったっけ?もう少し力で圧して来ると思ったんだけど、予想に反してやたらスローテンポで、強引さが殆ど無く、これでよくレアル・マドリードから3点も奪えたと思うが、何か少し今回はイメージが違ったな。
その原因がアル・ヒラルそのものではなくて、逆にレッズに有ったのだとしたら、レッズは本当にアル・ヒラルに対して上手く対応したなと思うが、実際のところ失点シーンも左をぶち破られたとはいえ、守備と西川がお見合いしないで、中でキチンとブロックを作っていたら難なく跳ね返せていたものだったし、相手の突破はさすがだったが、勿体無い失点でもあった。
但し超強敵相手に、完全敵地で1失点は完全に想定内。問題というか、評価点はここから。
で、ここで並みのチームならば、動揺したり慌てるところ、失点後も焦らず、それどころか逆に失点した事で自分達を取り戻したという感じで、最初は地もボールも足に着いていなかったのか、はたまたアル・ヒラル相手と完全敵地の雰囲気に呑まれかかって緊張していたのか、それでミスを連発していた選手達。例えば小泉の不用意なバックパスからのプレゼントパスとか、あわやオウンゴールになりかけた岩尾のバックパスとかあったものの、失点は失点として、そこから25分も過ぎる頃から、眼も慣れて来たのか、落ち着いてサッカーが出来るようになっていた。
だから選手の距離感も、プレスのタイミングも徐々に良くなったし、相手のミスも誘えるようになったし、でも深追いしないままだから相手にカウンターを発動させなかったし、この立て直しは大人のサッカーをしていると感じたし、虎視眈々と少ないチャンスを狙い続けたのが、後半早々の相手のミス絡みの同点ゴールに繋がった。
正直もう少しリスクをかければ、前半から1点は取れたかもしれないが、それを早くから仕掛けてしまうと、相手の罠に嵌まっていた可能性が高い。
今回は終止一貫して自分たちのやり方、戦術の前に戦略を徹底して変えなかったのが良かったと思う。ここは我慢のサッカーを続けた選手を誉めたいし、この戦略を徹底させたスコルジャの勝負師としての凄さも見た。
決定的チャンスで滑って転んでとか、そこは運が無かったが、そもそも全体的にピッチコンディションがおかしくて、ボールが変なバウンドをしていたり、パスが止まったり、簡単に芝が捲れまくっていたりと、それで敵味方両して同じくらいミスが発生していたから、アル・ヒラルにしたら自分達のホームなのに肝心の芝でも自滅してくれていた感があるが、まあレッズとて同じ芝の土俵で戦っていた訳だから、ここはおあいこと考えるしかない。
主審のジャッジも首をかしげるものが多かったし、映像からしておかしなジャッジに助けられた場面と、おかしなジャッジで損した場面と、これも敵味方半々だったから、これもおあいこ。
ただ、サレム・アルドサリの岩尾への報復キックによる1発レッドだけは至極当然だから、そこは相手の自滅である。
サレム・アルドサリは17年の埼スタで遠藤航への危険なチャージによる退場といい、今回の退場もそうだが、歳は30過ぎても学習しないというか反省しないというか、よくレッズ相手に同じ事を繰り返してくれるなぁと・・・。まあ日本にもかつて、同じような選手がいたけど。
アウェーで1―1の折り返しだから、今はこれ以上の贅沢は言わない。07年のセパハンの時と、17年のアル・ヒラルの時と同じだから、これはレッズとしては吉兆の数字。そして理想的な折り返し。それだけを冷静に考える。
だから、まだ、騒がない。来週のホームまで、静かに、ただ静かに、待つ。
しっかし、夜中の2時に埼スタは、なかなか貴重な体験。終電も近い武蔵野線内や東川口駅改札で多くのレッズ姿を見た一般人が、「浦和レッズ?こんな時間から何があるんだ?」的な事を言っている人が何人かいたが、まあ試合帰りではなく、沿線から次々に乗って来る、電車や改札から次々に降りて来る、明らかに「これから行く」的なレッズサポを何人も見たら、そりゃそう感じるわな。
キックオフ時間が時間とはいえ、今回はDAZN独占放送で、民間局が生でやってくれないから仕方ないが、それでもこんな変な時間に、例えばサッカーにしても野球にしても日本代表的な超国民的試合ならともかく、単一チームで真夜中の6万人レベルのスタジアムでパブリックビューイングをやる自体が、端から見たら異常なのかもしれない。
現地組の約7百人には頭が下がる思いだが、深夜の埼スタにも7千人近いサポーターが駆け付けてしまうのも、また異常なのかもしれないが、中身は中身で深夜の半分照明を落とした中で観るオーロラビジョンも、また格別の体験であった。
異常といえば、DAZNの映像も異常だったな。試合中もパニくっていたが、試合前のスタメン表示もアレクサンダー岩波とか、マリウスが2人とか、馬渡と関根の佳穂 が2人居たり、犬飼と彩艶の2トップとか、最初バカにしているのか?と思ったけど、これを素でやってしまう辺り、やっぱ海外なんだなと、ある意味で一番貴重なものを見た・・・。
さて、眠いぞ。
ーーーーーー
しっかし、夜中の2時に埼スタは、なかなか貴重な体験。終電も近い武蔵野線内や東川口駅改札で多くのレッズ姿を見た一般人が、「浦和レッズ?こんな時間から何があるんだ?」的な事を言っている人が何人かいたが、まあ試合帰りではなく、沿線から次々に乗って来る、電車や改札から次々に降りて来る、明らかに「これから行く」的なレッズサポを何人も見たら、そりゃそう感じるわな。
キックオフ時間が時間とはいえ、今回はDAZN独占放送で、民間局が生でやってくれないから仕方ないが、それでもこんな変な時間に、例えばサッカーにしても野球にしても日本代表的な超国民的試合ならともかく、単一チームで真夜中の6万人レベルのスタジアムでパブリックビューイングをやる自体が、端から見たら異常なのかもしれない。
現地組の約7百人には頭が下がる思いだが、深夜の埼スタにも7千人近いサポーターが駆け付けてしまうのも、また異常なのかもしれないが、中身は中身で深夜の半分照明を落とした中で観るオーロラビジョンも、また格別の体験であった。
異常といえば、DAZNの映像も異常だったな。試合中もパニくっていたが、試合前のスタメン表示もアレクサンダー岩波とか、マリウスが2人とか、馬渡と関根の佳穂 が2人居たり、犬飼と彩艶の2トップとか、最初バカにしているのか?と思ったけど、これを素でやってしまう辺り、やっぱ海外なんだなと、ある意味で一番貴重なものを見た・・・。
さて、眠いぞ。
AFCチャンピオンズリーグ決勝・第1戦 アル・ヒラル1-1浦和
得点/13分・Sアルドサリ(ヒ)、53分・興梠(浦)
主審=アハメド・アル・カフ
観衆:50,881人
得点/13分・Sアルドサリ(ヒ)、53分・興梠(浦)
主審=アハメド・アル・カフ
観衆:50,881人
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2023年 J1リーグ第9節
川崎フロンターレ1―1浦和レッズ
〜等々力陸上競技場
ACL決勝に行く意地というか、こういう追い付き方、ACL決戦の壮行試合に相応しいような、熱い展開であった。
まあぶっちゃけ思うに、同点に追い付いてからの、更なる押し込みっぷり、積極的な攻めっぷりからの、ゴール前で何度もシュートまで行けていた惜しいチャンス連発を考えたら、それこそ本気で逆転も可能だったと思うし、しかもスコルジャの交代采配がドンピシャだったのが、先ずは凄かった。この監督、本当に交代策が上手いというか、選手を良く見ている。
リンセンがようやくJ1相手にゴールを奪う仕事を果たしてくれたし、今回カンテが出場停止だから、興梠がヘバったら、正直言えば点が獲れないリンセンではどうするんだ?と思っていた自分が恥ずかしいが、その心配を実に良い意味で裏切ってくれたリンセンに、謝りたい。
交代策による安居や早川君も明確に良いプレーを見せては、あと一歩、あと一押しでゴールという場面も惜しかったし、・・・だいたい興梠がエリア内で引っ掛けられて潰されたあれ、PKだろ!と贔屓目には見てしまうが、当たり前と言えば当たり前なんだけど、失点シーン以外はほぼ完璧な試合進行だったんだけどな。守備もマリウスが家長に抜かれたというより、相手のラストパスをニアに限定させて中で弾くのが今の守備の狙いだから、そこに入り込んだ脇坂のフィニッシュも巧かったけどね。
川崎は元々の不調と怪我人続出中という条件付きはあるものの、それでも基盤がしっかりしている川崎である。先のルヴァン同様、やはり一筋縄では行かしてくれないというか、これでも勝たせてくれないのは、さすがの川崎の強さでもあった。
おや?気が付けば、川崎を誉めるなんて、自分でも珍しいな・・・いや、今日の川崎運営には、本当に感謝感激である。
先ずは、試合終了すぐの、川崎から、この粋な計らい。
レッズに対する激励のアナウンスと供に、アウェーチームに対して、これをやってくれる実に素晴らしい度量のデカさである。
これには素直に感動したし、感激したし、川崎には心の底から感謝を申し上げたい。本当にありがとう川崎フロンターレ。
過去を振り替えれば、かつては何度も共にACLを戦い、またそれこそ情報も共有した仲ではあるが、アウェーチームにこういう暖かい気遣いをしてくれるから、川崎は何となく憎めないクラブチームである。
そんでもって、選手バス囲み・・・間違えた、選手バス送り出しまで、その時間と場所を解放してくれるなんて、これも川崎運営の度量のデカさである。こういうところは、レッズの運営も見習わなくてはならない。
ぶっちゃけアウェーのスタジアムの外で、遠慮なくこんなホームみたいにド派手にやってしまって良かったのか?と、今から思えばちょっと遠慮してしまうが、しかしやってしまったものは仕方がない。この送り出しが、サウジへ発つチームの力になった筈と、心からそう信じよう。
だからこそ、今回はアレにコレにと、ACL決勝に向けたレッズに、こんなにも至れり尽くせりをしてくれては許してくれたなんて、もう川崎運営に足を向けて寝られんな。
それを考えると、今日に限っては下手に逆転でもしちゃっていたら、せっかくACL決勝に向けて激励してくれる川崎に、果たして何を思われていたかわからんが、でもまあそこはプロの試合、やはりというか、当然だが勝ちたかったのが本音だけど。
ただ追い付かれたドローと、追い付いたドローでは気持ちは違うから、そこは悪い試合ではなかったのは間違いない。
今回の試合、当然ながらACL決勝へ弾みを付ける意味も強かったから、いくら勝てなかったとはいえ、川崎相手にこういう立派な好試合が出来るのだから、いくら相手がアル・ヒラルとはいえ、今の監督の意識から選手の意識まで、規律がしっかり統一されているレッズは、チーム状態が実に不安定だった19年に敗けた時とは、状態はもちろん士気からしても雲泥の差、と思いたい。無理にでも自信を持って、そう思いたい。それだけ可能性を期待させてくれるチームになっているのだから。
だからこそ、超強気に行こう。アル・ヒラルなんて、恐るるに足らず!赤き血の戦士たちよ、オイルマネーに胡座をかいている奴等の鼻を、ボッキンボッキンにへし折ってやれ!!フッ。
さあ、もはやこれ以上は、何も言うまい。
次からの2試合、いよいよ決戦である。
ーーーーーー
J1リーグ第9節 川崎1-1浦和
得点/48分・脇坂(川)、81分・リンセン(浦)
主審=谷本 涼
観衆:22,304人
川崎フロンターレ1―1浦和レッズ
〜等々力陸上競技場
まあぶっちゃけ思うに、同点に追い付いてからの、更なる押し込みっぷり、積極的な攻めっぷりからの、ゴール前で何度もシュートまで行けていた惜しいチャンス連発を考えたら、それこそ本気で逆転も可能だったと思うし、しかもスコルジャの交代采配がドンピシャだったのが、先ずは凄かった。この監督、本当に交代策が上手いというか、選手を良く見ている。
リンセンがようやくJ1相手にゴールを奪う仕事を果たしてくれたし、今回カンテが出場停止だから、興梠がヘバったら、正直言えば点が獲れないリンセンではどうするんだ?と思っていた自分が恥ずかしいが、その心配を実に良い意味で裏切ってくれたリンセンに、謝りたい。
交代策による安居や早川君も明確に良いプレーを見せては、あと一歩、あと一押しでゴールという場面も惜しかったし、・・・だいたい興梠がエリア内で引っ掛けられて潰されたあれ、PKだろ!と贔屓目には見てしまうが、当たり前と言えば当たり前なんだけど、失点シーン以外はほぼ完璧な試合進行だったんだけどな。守備もマリウスが家長に抜かれたというより、相手のラストパスをニアに限定させて中で弾くのが今の守備の狙いだから、そこに入り込んだ脇坂のフィニッシュも巧かったけどね。
川崎は元々の不調と怪我人続出中という条件付きはあるものの、それでも基盤がしっかりしている川崎である。先のルヴァン同様、やはり一筋縄では行かしてくれないというか、これでも勝たせてくれないのは、さすがの川崎の強さでもあった。
おや?気が付けば、川崎を誉めるなんて、自分でも珍しいな・・・いや、今日の川崎運営には、本当に感謝感激である。
レッズに対する激励のアナウンスと供に、アウェーチームに対して、これをやってくれる実に素晴らしい度量のデカさである。
これには素直に感動したし、感激したし、川崎には心の底から感謝を申し上げたい。本当にありがとう川崎フロンターレ。
過去を振り替えれば、かつては何度も共にACLを戦い、またそれこそ情報も共有した仲ではあるが、アウェーチームにこういう暖かい気遣いをしてくれるから、川崎は何となく憎めないクラブチームである。
ぶっちゃけアウェーのスタジアムの外で、遠慮なくこんなホームみたいにド派手にやってしまって良かったのか?と、今から思えばちょっと遠慮してしまうが、しかしやってしまったものは仕方がない。この送り出しが、サウジへ発つチームの力になった筈と、心からそう信じよう。
だからこそ、今回はアレにコレにと、ACL決勝に向けたレッズに、こんなにも至れり尽くせりをしてくれては許してくれたなんて、もう川崎運営に足を向けて寝られんな。
それを考えると、今日に限っては下手に逆転でもしちゃっていたら、せっかくACL決勝に向けて激励してくれる川崎に、果たして何を思われていたかわからんが、でもまあそこはプロの試合、やはりというか、当然だが勝ちたかったのが本音だけど。
ただ追い付かれたドローと、追い付いたドローでは気持ちは違うから、そこは悪い試合ではなかったのは間違いない。
今回の試合、当然ながらACL決勝へ弾みを付ける意味も強かったから、いくら勝てなかったとはいえ、川崎相手にこういう立派な好試合が出来るのだから、いくら相手がアル・ヒラルとはいえ、今の監督の意識から選手の意識まで、規律がしっかり統一されているレッズは、チーム状態が実に不安定だった19年に敗けた時とは、状態はもちろん士気からしても雲泥の差、と思いたい。無理にでも自信を持って、そう思いたい。それだけ可能性を期待させてくれるチームになっているのだから。
だからこそ、超強気に行こう。アル・ヒラルなんて、恐るるに足らず!赤き血の戦士たちよ、オイルマネーに胡座をかいている奴等の鼻を、ボッキンボッキンにへし折ってやれ!!フッ。
さあ、もはやこれ以上は、何も言うまい。
次からの2試合、いよいよ決戦である。
ーーーーーー
J1リーグ第9節 川崎1-1浦和
得点/48分・脇坂(川)、81分・リンセン(浦)
主審=谷本 涼
観衆:22,304人
2023年 YBCルヴァンカップ・グループステージ第4節
浦和レッズ1―1湘南ベルマーレ
〜埼玉スタジアム2002
うーむ、立ち上がり僅か3分、試合に入り切らない内から横に振られての失点。何とも勿体無い失点になってしまった。しかも決めた相手が、寄りによって山田直輝だからな。かつては救世主扱いされていた湘南でも、最近は主力の座を失っている直輝を、皮肉にも古巣レッズが花を持たせてしまった・・・。
こういう勿体無い失点をしているから勝てないのか、勝てないから勿体無い失点をするのか、・・・何だか卵が先か鶏が先かみたいな話になるから、時間の無駄だから、そこは変に追及しない方が賢明か。
ただ今季、ルヴァンになると勝てない、けれども負けない、でも逆に言えば、負けない、けれども勝てない、を繰り返しては、今回でルヴァンは4試合を消化である。強いんだか弱いんだかわからん、このルヴァンの状況は、ここまでで果たして、どう評価したら良いのだろう?人によって見方は変わるだろうけれど。
今季のルヴァンは主力組から控え組にごっそり入れ換えて臨んでいる傾向があるから、それを考えたら控え組で良く耐えているとも言えるのだが、ただそれはうちだけではなくて、当然相手も同じだし、控え組の豪華さで言えば、このグループ内の4チームでは、個人的には一番だと思っているから、それで勝てない試合ばかりというのも、何だか・・・。
スコルジャも以前に注文をつけていたけれど、やはり外国人アタッカー陣の迫力不足は、間違いなくこれに関係している訳で・・・。
隠れキャラ化しているシャルクは、最近またベンチからも外れているからアレとして、先ずリンセンは今回も何がしたいのかよくわからないポジショニングと力の無いシュートとか、もはや言わずもがなな選手になってしまっているので、とにかく頑張ってくれよ!としかもう言えない。
新戦力として期待しているカンテは、2列目で楔になる時は時折マジシャンのようなテクニックも魅せてくれるし、競り合いも強いし、相変わらず献身的なプレーは良いし、攻撃にも守備にも良く絡むのだが、もっともっとゴール前で効果的に動いて、とにもかくにもFWとして得点を狙ってほしい。
そんでもってモーベルグは、一時期のコンディション不良と不調からは少しだけ脱しつつあるようだが、それでもまだまだ去年のキレが戻っていないから、元々波の激しい選手だが、尚更空回りと良いプレーを短時間に繰り返している。時折可能性が見えるプレーが出るようになっただけ、幾らかマシになって来たかもしれないが。
尤も今回は決して悪かったという訳ではないし、札幌戦だって3点目のオウンゴールを誘っているし、確実に復調はしているんだけどね。ただこのモーベルグに関しては、元々期待値がかなり高い選手だから、去年のパフォーマンスを見て比べてしまうと、まだまだこんなものではない、と思ってしまうのである。
まあ今回生まれたゴールは、そのモーベルグの突撃シュートでのお膳立てからだから、そこは相手キーパーに弾かれたとはいえアシストになったのは良かったが、頼みの外国人アタッカー陣が不調気味の隙に、何とユース2種登録の早川君の初ゴールだからね。半分はごっつぁんゴールみたいなものとはいえ、あそこに走り込むポジショニングと嗅覚があってこそ生まれたゴールだ。
何よりこうして17歳のヤング(死語)が、公式戦で記録的な結果を出すのだから、本当に他の先輩方、特に外国人アタッカー陣は、その何倍もの意地を見せてくれないと・・・。
しかしその早川君、ユースとはいえ去年も早くからトップチームに混ざって、練習やトレマに参加しては目を引くプレーを見せていただけに、こうして公式戦でも好パフォーマンスから速くも結果をも出す辺りは、やはりそれだけの逸材である。
相手キーパーに防がれたとはいえ、実に惜しい強烈かつ高精度な枠内ミドルも放っていたし、その上でプロ昇格前の2種登録で、チーム内Jリーグ記録を更新する公式戦初ゴール。こりゃあ次の出場と、そして来年のトップ昇格が楽しみである。
早川君自身は、同じユース時に公式戦ゴールを決めた、かつてのあの邦本みたいになっては絶対にイカンぞ。自分もあの時は邦本を和製ルーニーだ!と煽ててしまったからな。そうしたら性格だけルーニーになってしまった(今は紆余曲折を経てポルトガルで活躍してるけど)。レッズアカデミーは邦本に限らずセルヒオとか原口とか、やんちゃな選手も少なくないが、ただ邦本のような過ちの歴史を繰り返してはいけない。早川君は、とにかく真面目な話、順調に着実に成長してほしいと、切に祈るばかりだ。
が、今回のマッチデーよ、早川君は、吉田の番号を付けて、ポジションが何時フィールドプレーヤーからキーパーになったんだ!?一瞬、自分の眼を疑ったぞ。
早川君は早川君で、結果的に記念すべき試合になった号のマッチデーでとんでもねー滅茶苦茶な扱いをされているが、加えてここから名前が消えた吉田は吉田で凄く可哀想で、片やポジションと番号を改竄させられるわ、片や存在自体を消されるわ、実に災難かつ迷惑な扱いである。
浦和レッズ1―1湘南ベルマーレ
〜埼玉スタジアム2002
こういう勿体無い失点をしているから勝てないのか、勝てないから勿体無い失点をするのか、・・・何だか卵が先か鶏が先かみたいな話になるから、時間の無駄だから、そこは変に追及しない方が賢明か。
ただ今季、ルヴァンになると勝てない、けれども負けない、でも逆に言えば、負けない、けれども勝てない、を繰り返しては、今回でルヴァンは4試合を消化である。強いんだか弱いんだかわからん、このルヴァンの状況は、ここまでで果たして、どう評価したら良いのだろう?人によって見方は変わるだろうけれど。
今季のルヴァンは主力組から控え組にごっそり入れ換えて臨んでいる傾向があるから、それを考えたら控え組で良く耐えているとも言えるのだが、ただそれはうちだけではなくて、当然相手も同じだし、控え組の豪華さで言えば、このグループ内の4チームでは、個人的には一番だと思っているから、それで勝てない試合ばかりというのも、何だか・・・。
スコルジャも以前に注文をつけていたけれど、やはり外国人アタッカー陣の迫力不足は、間違いなくこれに関係している訳で・・・。
隠れキャラ化しているシャルクは、最近またベンチからも外れているからアレとして、先ずリンセンは今回も何がしたいのかよくわからないポジショニングと力の無いシュートとか、もはや言わずもがなな選手になってしまっているので、とにかく頑張ってくれよ!としかもう言えない。
新戦力として期待しているカンテは、2列目で楔になる時は時折マジシャンのようなテクニックも魅せてくれるし、競り合いも強いし、相変わらず献身的なプレーは良いし、攻撃にも守備にも良く絡むのだが、もっともっとゴール前で効果的に動いて、とにもかくにもFWとして得点を狙ってほしい。
そんでもってモーベルグは、一時期のコンディション不良と不調からは少しだけ脱しつつあるようだが、それでもまだまだ去年のキレが戻っていないから、元々波の激しい選手だが、尚更空回りと良いプレーを短時間に繰り返している。時折可能性が見えるプレーが出るようになっただけ、幾らかマシになって来たかもしれないが。
尤も今回は決して悪かったという訳ではないし、札幌戦だって3点目のオウンゴールを誘っているし、確実に復調はしているんだけどね。ただこのモーベルグに関しては、元々期待値がかなり高い選手だから、去年のパフォーマンスを見て比べてしまうと、まだまだこんなものではない、と思ってしまうのである。
まあ今回生まれたゴールは、そのモーベルグの突撃シュートでのお膳立てからだから、そこは相手キーパーに弾かれたとはいえアシストになったのは良かったが、頼みの外国人アタッカー陣が不調気味の隙に、何とユース2種登録の早川君の初ゴールだからね。半分はごっつぁんゴールみたいなものとはいえ、あそこに走り込むポジショニングと嗅覚があってこそ生まれたゴールだ。
何よりこうして17歳のヤング(死語)が、公式戦で記録的な結果を出すのだから、本当に他の先輩方、特に外国人アタッカー陣は、その何倍もの意地を見せてくれないと・・・。
しかしその早川君、ユースとはいえ去年も早くからトップチームに混ざって、練習やトレマに参加しては目を引くプレーを見せていただけに、こうして公式戦でも好パフォーマンスから速くも結果をも出す辺りは、やはりそれだけの逸材である。
相手キーパーに防がれたとはいえ、実に惜しい強烈かつ高精度な枠内ミドルも放っていたし、その上でプロ昇格前の2種登録で、チーム内Jリーグ記録を更新する公式戦初ゴール。こりゃあ次の出場と、そして来年のトップ昇格が楽しみである。
早川君自身は、同じユース時に公式戦ゴールを決めた、かつてのあの邦本みたいになっては絶対にイカンぞ。自分もあの時は邦本を和製ルーニーだ!と煽ててしまったからな。そうしたら性格だけルーニーになってしまった(今は紆余曲折を経てポルトガルで活躍してるけど)。レッズアカデミーは邦本に限らずセルヒオとか原口とか、やんちゃな選手も少なくないが、ただ邦本のような過ちの歴史を繰り返してはいけない。早川君は、とにかく真面目な話、順調に着実に成長してほしいと、切に祈るばかりだ。
早川君は早川君で、結果的に記念すべき試合になった号のマッチデーでとんでもねー滅茶苦茶な扱いをされているが、加えてここから名前が消えた吉田は吉田で凄く可哀想で、片やポジションと番号を改竄させられるわ、片や存在自体を消されるわ、実に災難かつ迷惑な扱いである。
・・・清尾淳も、マッチデー編集部も、デザイン会社も、印刷会社も、校正しっかりしろ!!
と、一部選手がしっかりしてくれないから、その不満の矛先がマッチデーに向けられつつある今回だが、それはそれとして、本当に一部選手はしっかりしてほしいところ。
今季は出場機会を減らしており、ようやくルヴァンでアピールのチャンスを得ている選手達よ。大畑も去年のバランス感覚あるプレーが見られないし、平野は本来一番得意な鋭い縦パスが見られないし、今回に至っては馬渡なんて、観ていて本当に泣きたくなる超消極的かつガッカリなミスばかりで、もう本当にどうしてしまったのか。
・・・うーん、何か負けていないのに、一部お通夜みたいな選手の評価になってしまっているが、気を取り直せば、今回も3度の好セーブ連発の彩艶とか、本職はボランチも場数を踏んでトップ下で安定性が見えて来た安居とか、北欧CBコンビの高過ぎる壁故も出れば歴戦の守備プレーを見せる岩波や犬飼とか、こうして必死に好アピールをしている選手も居るのだから、控え組中心になると勝てないからといって、悪いところばかりでなく、寧ろ良い部分は良い部分で沢山あるんだけどね。
だからこそ負けないという捉え方も出来るのである。実際に公式戦を考えたら、チームはリーグ戦開幕2試合以外は、ここまで10戦連続負け無しで来ている訳で、これは近年の不安定だった状況を考えたら、凄い事ではある。それだけ基盤となる選手を揃えていて、かつスコルジャが上手くチームを作っているからと言える。ここはポジティヴに捉えて行こう。
ちなみに今回、生まれたゴールが元レッズユース出身と、そして現レッズユースで、あっちのイエロー喰らった選手も元レッズユース出身だな。あー変な試合(苦笑)
さて次はACL決勝前の最後の1戦。アウェー川崎、そのACL決勝に臨むにあたり、いくら今季は不調な相手とて、弾みを付けるには絶好の難敵かつ強敵には違いない。ここでしっかり勝利して、そしてアジアの決戦へ向かおう。
ーーーーーー
YBCルヴァンカップ・グループステージ第4節 浦和1-1湘南
得点/3分・山田(湘)、43分・早川(浦)
主審=笠原寛貴
観衆:11,222人
と、一部選手がしっかりしてくれないから、その不満の矛先がマッチデーに向けられつつある今回だが、それはそれとして、本当に一部選手はしっかりしてほしいところ。
今季は出場機会を減らしており、ようやくルヴァンでアピールのチャンスを得ている選手達よ。大畑も去年のバランス感覚あるプレーが見られないし、平野は本来一番得意な鋭い縦パスが見られないし、今回に至っては馬渡なんて、観ていて本当に泣きたくなる超消極的かつガッカリなミスばかりで、もう本当にどうしてしまったのか。
・・・うーん、何か負けていないのに、一部お通夜みたいな選手の評価になってしまっているが、気を取り直せば、今回も3度の好セーブ連発の彩艶とか、本職はボランチも場数を踏んでトップ下で安定性が見えて来た安居とか、北欧CBコンビの高過ぎる壁故も出れば歴戦の守備プレーを見せる岩波や犬飼とか、こうして必死に好アピールをしている選手も居るのだから、控え組中心になると勝てないからといって、悪いところばかりでなく、寧ろ良い部分は良い部分で沢山あるんだけどね。
だからこそ負けないという捉え方も出来るのである。実際に公式戦を考えたら、チームはリーグ戦開幕2試合以外は、ここまで10戦連続負け無しで来ている訳で、これは近年の不安定だった状況を考えたら、凄い事ではある。それだけ基盤となる選手を揃えていて、かつスコルジャが上手くチームを作っているからと言える。ここはポジティヴに捉えて行こう。
ちなみに今回、生まれたゴールが元レッズユース出身と、そして現レッズユースで、あっちのイエロー喰らった選手も元レッズユース出身だな。あー変な試合(苦笑)
さて次はACL決勝前の最後の1戦。アウェー川崎、そのACL決勝に臨むにあたり、いくら今季は不調な相手とて、弾みを付けるには絶好の難敵かつ強敵には違いない。ここでしっかり勝利して、そしてアジアの決戦へ向かおう。
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YBCルヴァンカップ・グループステージ第4節 浦和1-1湘南
得点/3分・山田(湘)、43分・早川(浦)
主審=笠原寛貴
観衆:11,222人
2023年 J1リーグ第8節
浦和レッズ4―1北海道コンサドーレ札幌
〜埼玉スタジアム2002
ようやく埼スタに帰って来た。芝張り替え後リニューアル第1発目の新生・埼スタ。
便所も改装された方には行っていないから、ぶっちゃけ何が変わったのかハテナ状態だったけど、それよかリニューアルとか、今季初の埼スタとか、過去のレッズって駒場時代を含めて、そういう節目や記念すべき試合では、お決まりのようにやらかす癖があるから、今回もそこが心配だったが、こういう時に限ってピンポイントで生憎の雨天が、逆に恵みの雨になってくれたとか・・・?
とはいえ、その「こういう」試合こそ、やはり一筋縄では行かないものである。まあ荒れた荒れた。得点パターンや勝敗はともかく、イエローはガンガンに連発するし、挙げ句まさか両チームとも一発レッドをやらかすとは、双方一発レッドなんて滅多に発生するものではないから当たり前だけど、思ってもみなかった。
尤も前半の札幌の一発レッドは、興梠の抜け出しを中村が完全に得点機会阻止で倒したやつだから至極当然なのだが、後半のカンテの一発レッドは、当然ながらかなり贔屓目はあるけど、でも、ええッ?と思った。
まだ試合会場で自分の眼とオーロラビジョンでのリプレイ映像しか観ていないから何とも言えないが、お互い突っ込んで行って勢い余ってのク・ソンユンとの相討ちみたいにも見えたのだが、違うのかな?まあ結局はカンテが足裏だからって事になってしまうのかな。仮にファールだったとしても、前半に札幌のレッドが無かったら、もしかしたらイエロー留まりでは?とも思った。
それはともかく、前半にこちらが先制する前から相手に退場者が出てしまうと、攻撃狂いのミシャサッカーとてガチガチに守ってくるから、いくらこちらが数的優位とて、6バックみたいに死に物狂いで守っている相手からゴールを奪うのは、只でさえドン引き相手からはゴールを奪うのが大変なのに、加えて現在の得点力や決定力の乏しいレッズでは、先制までが至難の技だった。
正攻法でやっても跳ね返されるだけだったから、最後はショルツが上がっては抜け出すパワープレーでようやくの先制。これはこれで柔軟性がある攻撃だったから良かったのは良かったが、正攻法では数的優位をなかなか活かせない攻撃は、課題として残しておこう。贅沢な話ではあるが。
関根の追加点は取り消しになるし、ようやくの追加点は相手のエリア内ハンドだし、もう見事に札幌が自滅しまくってくれた部分はあるのだが、それだけ落ち着きが無く穴がありまくりのミシャサッカー故と、こちらが相手より大人のサッカーをしているから、内容はそのまま得点と結果に繋がったという面はある。
ただいつもならばショルツが蹴ると思っていたPKキッカーが興梠だったのは予想外で、1年だけとはいえ去年在籍した札幌相手だからだろうとはいえ、やはり本来はショルツだったのが、自分から蹴りたがってスコルジャから怒られたって・・・この話が何処まで本当かは知らんが(笑)
面白いもので、数的優位の時はゴールを奪うのにやたら一苦労だったのに、カンテが退場して再び同人数での戦いになると、逆に相手もこちらも得点が生まれるという、ちょっと不思議な内容でもあった。
特に後半ロスタイムの堰を切ったかのようなゴール連発は、88分に1点を返し、更にロスタイムが途中VAR連発のせいで10分という、カンテの退場で息を吹き返しては同点に追い付きたい札幌にとって、神が舞い降りたかのようなタップリのロスタイム時間数であり、逆に1点差を守りたいレッズにとっては実に嫌な時間数だったが、これが皮肉なのが、その10分が札幌にとって魔の10分になったのだから、本当に皮肉な話である。
同点ゴールを奪う事に躍起になるばかりで、後ろを疎かにする辺りもミシャサッカーそのものだったが、抜け目なくそこを突くのは、スコルジャの大人のサッカーといったところか。
ロスタイムで札幌が総崩れしてくれたおかげもあるが、半分はモーベルグのもののようなオウンゴールで安堵し、そこで終わらずセットプレーからマリウスの来日初ゴールと、ロスタイム10分が全てレッズの方に風が吹いてくれた。いや良いものを観られた長い長いロスタイムであった。
マリウス、本当に嬉しそうだったが、勝利の後はいつもあどけない顔でニコニコしているマリウスだけに、勝利だけに留まらず、自らゴールまで決めた後のマリウスの笑顔は、何だか余計に癒される。ショルツのワイルドなニコニコも良いし、マリウスの癒し系ニコニコも良いし、つまり合わせて北欧ニコニコだな(なんじゃそりゃ)。
天候は荒れて雨でビチョビチョになり、試合も双方一発レッドの退場者を出す、色々と大荒れな試合になったが、変な過去のジンクスに囚われず、繰り返すが天候も試合も荒れたが、荒れても結果的に大量得点で勝利を挙げる辺りは、札幌に怪我人欠場が多かったとはいえ、でもこれもチームが良い方向に成長しているからこそ、と信じたい。
ちなみにスコルジャの眼には、ミシャサッカーはどう映っただろう?始めからミシャサッカーには「ウィークポイントはある」と語っていたスコルジャだが、ぶっちゃけミシャサッカーを体験し昔から見てきている身からすると、スコルジャがわざわざ語るまでもなく、弱点だらけのウィークポイントだらけのサッカーだという事は、Jリーグの大半のサポーターはわかっている(笑)
まあそれでもミシャサッカーを初めて目の当たりにしたスコルジャ。独自の哲学は当然保ちなからも、それでもしっかりとしたヨーロッパ流セオリーを持つサッカーを指導するスコルジャからしたら、ミシャのセオリー度外視の、己のロマンを超優先して追及し続ける起爆剤的なサッカーは、異端というか、かなり異質に見えただろう。
一か八かのギャンブル要素満載で、それをあえてやり続け攻め続けるし、だから大量得点と大量失点を繰り返すし、一か八かだから填まれば良いとこまで行くけど、嵌まらないと自爆しまくり、運の要素が強いから、良いとこまで行くけど最終的に必ず自滅するからタイトルは獲れず、それをわかりきっていて尚も3バックで自爆するの判っていて攻めて来るしと、これでも日本では3クラブで長期政権を築いているし、とにかく弱点バレバレのサッカーを永遠にやり続ける。
浦和レッズ4―1北海道コンサドーレ札幌
〜埼玉スタジアム2002
便所も改装された方には行っていないから、ぶっちゃけ何が変わったのかハテナ状態だったけど、それよかリニューアルとか、今季初の埼スタとか、過去のレッズって駒場時代を含めて、そういう節目や記念すべき試合では、お決まりのようにやらかす癖があるから、今回もそこが心配だったが、こういう時に限ってピンポイントで生憎の雨天が、逆に恵みの雨になってくれたとか・・・?
とはいえ、その「こういう」試合こそ、やはり一筋縄では行かないものである。まあ荒れた荒れた。得点パターンや勝敗はともかく、イエローはガンガンに連発するし、挙げ句まさか両チームとも一発レッドをやらかすとは、双方一発レッドなんて滅多に発生するものではないから当たり前だけど、思ってもみなかった。
尤も前半の札幌の一発レッドは、興梠の抜け出しを中村が完全に得点機会阻止で倒したやつだから至極当然なのだが、後半のカンテの一発レッドは、当然ながらかなり贔屓目はあるけど、でも、ええッ?と思った。
まだ試合会場で自分の眼とオーロラビジョンでのリプレイ映像しか観ていないから何とも言えないが、お互い突っ込んで行って勢い余ってのク・ソンユンとの相討ちみたいにも見えたのだが、違うのかな?まあ結局はカンテが足裏だからって事になってしまうのかな。仮にファールだったとしても、前半に札幌のレッドが無かったら、もしかしたらイエロー留まりでは?とも思った。
それはともかく、前半にこちらが先制する前から相手に退場者が出てしまうと、攻撃狂いのミシャサッカーとてガチガチに守ってくるから、いくらこちらが数的優位とて、6バックみたいに死に物狂いで守っている相手からゴールを奪うのは、只でさえドン引き相手からはゴールを奪うのが大変なのに、加えて現在の得点力や決定力の乏しいレッズでは、先制までが至難の技だった。
正攻法でやっても跳ね返されるだけだったから、最後はショルツが上がっては抜け出すパワープレーでようやくの先制。これはこれで柔軟性がある攻撃だったから良かったのは良かったが、正攻法では数的優位をなかなか活かせない攻撃は、課題として残しておこう。贅沢な話ではあるが。
関根の追加点は取り消しになるし、ようやくの追加点は相手のエリア内ハンドだし、もう見事に札幌が自滅しまくってくれた部分はあるのだが、それだけ落ち着きが無く穴がありまくりのミシャサッカー故と、こちらが相手より大人のサッカーをしているから、内容はそのまま得点と結果に繋がったという面はある。
ただいつもならばショルツが蹴ると思っていたPKキッカーが興梠だったのは予想外で、1年だけとはいえ去年在籍した札幌相手だからだろうとはいえ、やはり本来はショルツだったのが、自分から蹴りたがってスコルジャから怒られたって・・・この話が何処まで本当かは知らんが(笑)
面白いもので、数的優位の時はゴールを奪うのにやたら一苦労だったのに、カンテが退場して再び同人数での戦いになると、逆に相手もこちらも得点が生まれるという、ちょっと不思議な内容でもあった。
特に後半ロスタイムの堰を切ったかのようなゴール連発は、88分に1点を返し、更にロスタイムが途中VAR連発のせいで10分という、カンテの退場で息を吹き返しては同点に追い付きたい札幌にとって、神が舞い降りたかのようなタップリのロスタイム時間数であり、逆に1点差を守りたいレッズにとっては実に嫌な時間数だったが、これが皮肉なのが、その10分が札幌にとって魔の10分になったのだから、本当に皮肉な話である。
同点ゴールを奪う事に躍起になるばかりで、後ろを疎かにする辺りもミシャサッカーそのものだったが、抜け目なくそこを突くのは、スコルジャの大人のサッカーといったところか。
ロスタイムで札幌が総崩れしてくれたおかげもあるが、半分はモーベルグのもののようなオウンゴールで安堵し、そこで終わらずセットプレーからマリウスの来日初ゴールと、ロスタイム10分が全てレッズの方に風が吹いてくれた。いや良いものを観られた長い長いロスタイムであった。
マリウス、本当に嬉しそうだったが、勝利の後はいつもあどけない顔でニコニコしているマリウスだけに、勝利だけに留まらず、自らゴールまで決めた後のマリウスの笑顔は、何だか余計に癒される。ショルツのワイルドなニコニコも良いし、マリウスの癒し系ニコニコも良いし、つまり合わせて北欧ニコニコだな(なんじゃそりゃ)。
天候は荒れて雨でビチョビチョになり、試合も双方一発レッドの退場者を出す、色々と大荒れな試合になったが、変な過去のジンクスに囚われず、繰り返すが天候も試合も荒れたが、荒れても結果的に大量得点で勝利を挙げる辺りは、札幌に怪我人欠場が多かったとはいえ、でもこれもチームが良い方向に成長しているからこそ、と信じたい。
ちなみにスコルジャの眼には、ミシャサッカーはどう映っただろう?始めからミシャサッカーには「ウィークポイントはある」と語っていたスコルジャだが、ぶっちゃけミシャサッカーを体験し昔から見てきている身からすると、スコルジャがわざわざ語るまでもなく、弱点だらけのウィークポイントだらけのサッカーだという事は、Jリーグの大半のサポーターはわかっている(笑)
まあそれでもミシャサッカーを初めて目の当たりにしたスコルジャ。独自の哲学は当然保ちなからも、それでもしっかりとしたヨーロッパ流セオリーを持つサッカーを指導するスコルジャからしたら、ミシャのセオリー度外視の、己のロマンを超優先して追及し続ける起爆剤的なサッカーは、異端というか、かなり異質に見えただろう。
一か八かのギャンブル要素満載で、それをあえてやり続け攻め続けるし、だから大量得点と大量失点を繰り返すし、一か八かだから填まれば良いとこまで行くけど、嵌まらないと自爆しまくり、運の要素が強いから、良いとこまで行くけど最終的に必ず自滅するからタイトルは獲れず、それをわかりきっていて尚も3バックで自爆するの判っていて攻めて来るしと、これでも日本では3クラブで長期政権を築いているし、とにかく弱点バレバレのサッカーを永遠にやり続ける。
同じ東欧人でもスコルジャとミシャ、一体何処でどうこんな違うサッカーを志向するようになったのだろう?(苦笑)
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J1リーグ第8節 浦和4-1札幌
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J1リーグ第8節 浦和4-1札幌
得点/68分・ショルツ(浦)、83分・興梠PK(浦)、88分・菅(札)、90+5分・オウンゴール(浦)、90+8分・ホイブラーテン(浦)
主審=御厨貴文
観衆:38,574人
主審=御厨貴文
観衆:38,574人
2023年 J1リーグ第7節
名古グランパス0―0浦和レッズ
〜豊田スタジアム
大の鬼門も、鬼門とは感じさせないサッカーは一応出来ていたように見えたのだが、何度かのビッグチャンスは確実に作れた割に、その決定機を尽く決めきれないところは、やはり鬼門が左右しているのか?と、鬼門鬼門と鬼門を結び付けて、無理ヤリにでも決定機を決めきれない免罪符にしようという内心も嫌なのであるが、リカルド体制でも得点期待値は高かった反面で決定力の乏しさがあったから、リカルドのサッカーの一部分は継続と言っているとなると、こういう変なところも継続されてしまう皮肉。
でも良い部分は、何だかんだ言っても主力組はワンタッチツータッチでパスが回るようになって来たし、連動性も徐々に高まり、エアポケットまではボールを運べるようになって来たから、やはり最後はどうしても決定力の問題か。興梠の反転シュートも、小泉の左足も、そして松崎のQBKも、何れかひとつでも決めていてもおかしくない場面だったから、そこが実に悔やまれる内容である。
尤も名古屋からしても、永井のカウンターや、マテウスの枠外ギリギリなど、ビッグチャンスは双方同等に有った訳だから、そこを決めきれないのもお互い様。
レッズ的には、やはりユンカーに殆ど仕事をさせなかっただけ安堵というか良かったのかもしれないが、去年まで身内として見てきた選手だからよくわかるが、今日はレッズ的には幸いにして悪い時のユンカーが当たったな。またユンカーもレッズからゴールしなくて、実は内心ホッとしているかも?・・・んな訳はないか。でも他のチームのユニを着て攻めて来るユンカーの姿を改めて眼の前で観てしまうと、、、割り切っていたつもりだが、やはりやりきれんな・・・。
サッカーの内容の比較。これまでアウェーでかなりの苦手比率が高かった名古屋相手に、どちらがサッカーをしていたのかと言えば自信を持ってレッズと言えるほど、ビルドアップの質と攻守で繋がる組織力は、名古屋のそれを大きく上回っていたのは確か。
名古屋は守備力があるとはいえ、組織的な守備というよりは人数を掛けて後ろを固めて、前はマテウスや永井やユンカーを走らせる、実にわかりやすいハセケンサッカーそのものをやってくれていたから、そこはレッズ自慢の北欧CBを中心とする組織的かつ個もしっかりしているレッズの守備の敵ではなかった。
ただ今回は、レッズもそこまで留まり。鬼門で2位と3位の対戦でアウェーで勝ち点1は、決して悪くない結果なのは間違いないのだが、それはそれとして、攻撃面でとにかく前線の強度不足と決定力の欠如は課題のままだから、そこの成長はもちろん促したいし、スコルジャならば必ずや成長させてくれる筈だが、その為にはやはり個の力のグレードアップも必要不可欠。松崎を例にとってしまうのもかわいそうな話だが、松崎のような要所では不用意なプレーをやらかしてしまう、つまりJ1では明らかに力不足の選手を起用しなければならない現状を鑑みてしまうと、尚更そう思う。
とはいえ、そこに起爆剤を打ち込む為に獲得したカンテが、公式戦2戦目にして、実に収穫あるプレーを披露してくれた。
我が強く個人プレーのイメージが満載のアフリカンと情熱の国スペインのミックスの選手にしては、あそこまで献身的に身を粉にしてデュエルしながら味方を助けるプレーの連続には恐れ入った。もっと攻撃に個を強調しても良いのでは?とさえ思える、逆に超献身的なプレーの繰り返しである。ポーランドリーグ時代のカンテを知るスコルジャが、その性格面から高く評価しているのが腑に落ちた。
ただ繰り返すけど、カンテに関しては、ゴールを狙う選手という意味では、献身性より、もっと我を強く強調してほしいと思う。しっかりチームプレーをする選手であるのはわかったから、でもそれよりFWとしてゴールに向かう姿勢を強調してもらいたい。ユンカーのようなすぐ不貞腐れる選手も困るのだが、しかし今のレッズには、前線で牙を剥き出しにするような選手が少ないのだから、カンテには多少のエゴイストは見たい(やり過ぎるとスコルジャに睨まれそうだが)。区別化する意味でも、ね。そしてカンテには早くユンカーを忘れさせてくれる存在になってほしい。
毎年ここに来ながら、これまでろくに気にした事すらなかった豊スタの2F席。
例の騒動で今回はまじまじと、細かい所まで気になりながら首か痛くなるくらい1Fから眺めてしまったが、確かに改めて思うに、やはりこの傾斜はデンジャラスだな。
その問題の名古屋運営。安全性放置疑惑からのアウェー席の2Fから1Fへの振替騒動やら、その振替券の引き換え期日が試合日23時半というトンデモ設定やら、当の名古屋はアウェー側の管理を半ば放棄しては何故かレッズスタッフが管理する羽目になるわで、こんな事が許されて良いのか?という、滅茶苦茶も滅茶苦茶のオンパレード。(今年も)更なる因縁を残したアウェー名古屋戦となった。
もうひとつ別に文句が言いたいんだけど、リーグ戦のアウェー川崎チケットを、名古屋戦当日で遠征レッズサポが明らかに豊田へ向けて民族大移動中の10時に発売するんじゃねーっつーの!嫌がらせだろこれ。しかもこの時間、自分は電波の悪い愛野〜袋井辺りにぶつかったから(18切符で東海道線移動なんで)かなり不安になったが、幸い買えたから良かったものの、トンネルとかに突入していたら一大事だったぞ。だいたいチケットくらい試合日ずらして発売する位の事は出来るだろうに。ったくJリーグもこういうとこ、全く配慮が出来ないから駄目なんだよなぁ・・・。
で、今回のザ・スコアレスドロー反省酒は、刈谷である。
刈谷はたま〜に使う地なのだが、今回は刈谷でも老舗の部類に入る(と思う)、年季の入った老夫婦が営む炉端焼き屋。
シシャモ注文したのに「茄子味噌?」と返答される志村けんみたいな一面もある味のある店。シシャモを喰うと、お決まりのように「ししゃもと未亡人」が脳裏を過る・・・。
しかも炉端焼きと言いながら、殆どシシャモ以外に炉端焼きらしい魚介ものを殆ど喰う事なく、肉頼んで酒ばかり呑んでは、二次会に南陽倶楽部に向かい、台湾激辛メニューで焼酎をあおるのであった。
名古グランパス0―0浦和レッズ
〜豊田スタジアム
でも良い部分は、何だかんだ言っても主力組はワンタッチツータッチでパスが回るようになって来たし、連動性も徐々に高まり、エアポケットまではボールを運べるようになって来たから、やはり最後はどうしても決定力の問題か。興梠の反転シュートも、小泉の左足も、そして松崎のQBKも、何れかひとつでも決めていてもおかしくない場面だったから、そこが実に悔やまれる内容である。
尤も名古屋からしても、永井のカウンターや、マテウスの枠外ギリギリなど、ビッグチャンスは双方同等に有った訳だから、そこを決めきれないのもお互い様。
レッズ的には、やはりユンカーに殆ど仕事をさせなかっただけ安堵というか良かったのかもしれないが、去年まで身内として見てきた選手だからよくわかるが、今日はレッズ的には幸いにして悪い時のユンカーが当たったな。またユンカーもレッズからゴールしなくて、実は内心ホッとしているかも?・・・んな訳はないか。でも他のチームのユニを着て攻めて来るユンカーの姿を改めて眼の前で観てしまうと、、、割り切っていたつもりだが、やはりやりきれんな・・・。
サッカーの内容の比較。これまでアウェーでかなりの苦手比率が高かった名古屋相手に、どちらがサッカーをしていたのかと言えば自信を持ってレッズと言えるほど、ビルドアップの質と攻守で繋がる組織力は、名古屋のそれを大きく上回っていたのは確か。
名古屋は守備力があるとはいえ、組織的な守備というよりは人数を掛けて後ろを固めて、前はマテウスや永井やユンカーを走らせる、実にわかりやすいハセケンサッカーそのものをやってくれていたから、そこはレッズ自慢の北欧CBを中心とする組織的かつ個もしっかりしているレッズの守備の敵ではなかった。
ただ今回は、レッズもそこまで留まり。鬼門で2位と3位の対戦でアウェーで勝ち点1は、決して悪くない結果なのは間違いないのだが、それはそれとして、攻撃面でとにかく前線の強度不足と決定力の欠如は課題のままだから、そこの成長はもちろん促したいし、スコルジャならば必ずや成長させてくれる筈だが、その為にはやはり個の力のグレードアップも必要不可欠。松崎を例にとってしまうのもかわいそうな話だが、松崎のような要所では不用意なプレーをやらかしてしまう、つまりJ1では明らかに力不足の選手を起用しなければならない現状を鑑みてしまうと、尚更そう思う。
とはいえ、そこに起爆剤を打ち込む為に獲得したカンテが、公式戦2戦目にして、実に収穫あるプレーを披露してくれた。
我が強く個人プレーのイメージが満載のアフリカンと情熱の国スペインのミックスの選手にしては、あそこまで献身的に身を粉にしてデュエルしながら味方を助けるプレーの連続には恐れ入った。もっと攻撃に個を強調しても良いのでは?とさえ思える、逆に超献身的なプレーの繰り返しである。ポーランドリーグ時代のカンテを知るスコルジャが、その性格面から高く評価しているのが腑に落ちた。
ただ繰り返すけど、カンテに関しては、ゴールを狙う選手という意味では、献身性より、もっと我を強く強調してほしいと思う。しっかりチームプレーをする選手であるのはわかったから、でもそれよりFWとしてゴールに向かう姿勢を強調してもらいたい。ユンカーのようなすぐ不貞腐れる選手も困るのだが、しかし今のレッズには、前線で牙を剥き出しにするような選手が少ないのだから、カンテには多少のエゴイストは見たい(やり過ぎるとスコルジャに睨まれそうだが)。区別化する意味でも、ね。そしてカンテには早くユンカーを忘れさせてくれる存在になってほしい。
例の騒動で今回はまじまじと、細かい所まで気になりながら首か痛くなるくらい1Fから眺めてしまったが、確かに改めて思うに、やはりこの傾斜はデンジャラスだな。
その問題の名古屋運営。安全性放置疑惑からのアウェー席の2Fから1Fへの振替騒動やら、その振替券の引き換え期日が試合日23時半というトンデモ設定やら、当の名古屋はアウェー側の管理を半ば放棄しては何故かレッズスタッフが管理する羽目になるわで、こんな事が許されて良いのか?という、滅茶苦茶も滅茶苦茶のオンパレード。(今年も)更なる因縁を残したアウェー名古屋戦となった。
もうひとつ別に文句が言いたいんだけど、リーグ戦のアウェー川崎チケットを、名古屋戦当日で遠征レッズサポが明らかに豊田へ向けて民族大移動中の10時に発売するんじゃねーっつーの!嫌がらせだろこれ。しかもこの時間、自分は電波の悪い愛野〜袋井辺りにぶつかったから(18切符で東海道線移動なんで)かなり不安になったが、幸い買えたから良かったものの、トンネルとかに突入していたら一大事だったぞ。だいたいチケットくらい試合日ずらして発売する位の事は出来るだろうに。ったくJリーグもこういうとこ、全く配慮が出来ないから駄目なんだよなぁ・・・。
刈谷はたま〜に使う地なのだが、今回は刈谷でも老舗の部類に入る(と思う)、年季の入った老夫婦が営む炉端焼き屋。
シシャモ注文したのに「茄子味噌?」と返答される志村けんみたいな一面もある味のある店。シシャモを喰うと、お決まりのように「ししゃもと未亡人」が脳裏を過る・・・。
しかも炉端焼きと言いながら、殆どシシャモ以外に炉端焼きらしい魚介ものを殆ど喰う事なく、肉頼んで酒ばかり呑んでは、二次会に南陽倶楽部に向かい、台湾激辛メニューで焼酎をあおるのであった。
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J1リーグ第7節 名古屋0-0浦和
主審=西村雄一
観衆:22,655人
2023年 YBCルヴァンカップ・グループステージ第3節
川崎フロンターレ0―0浦和レッズ
〜等々力陸上競技場
散り行く桜よ。桜も今年は等々力での花見が最後だな・・・。
悠長に花見をしている場合か!
・・・おかしいな、リーグ戦は4連勝の中畑清も真っ青の絶好調中なのに、ルヴァンになると相変わらず点は獲れんわ勝てんわ。
まあ逆に考えたら負けていないし、失点もしていないんだけどさ。ここは成長の一貫と考えて良いのか?飛び飛びのカップ戦で3試合連続スコアレスドローってのも、ある意味で面白いというか、何か変というか、珍しい現象だけど。
尤もルヴァンは毎回中途半端にメンバー落としているから、元々主力組とて、未だにそうは得点力が発達していないチーム状態で、控え組中心では尚更ゴールが遠いのも当たり前か。今回は特に伊藤敦以外は、ほぼ控え組の起用だった訳だし。
それより今回は、守備が頑張ったな。過去ルヴァン2戦のCBは初戦が岩波とマリウスで、次が岩波とショルツを起用して保険をかけていたが、今回は次のリーグ戦の因縁の名古屋相手に備えて、北欧コンビは端からベンチにも入れずに完全温存で休ませての、CBは岩波と犬飼の日本人コンビである。
岩波と犬飼が控えCBという層の厚さも、贅沢というか滅茶苦茶なチーム編成だが、ここまでルヴァンでは起用され続けている岩波が、中東移籍失敗がここで皮肉にも怪我の功名になっているのは良いとして、さすがに長期離脱からの復帰戦が今回となる犬飼は、試合勘を考慮すれば、いくらあちらもメンバーを落としている川崎とて、ぶっちゃけ1〜2失点は最小限と見ていたのだが、そこをまあ良く踏ん張ったというか、前半はその犬飼(と大畑)がなかり狙われていて怪しい部分もあったが、そこは後半から良く持ち直したのは、さすが試合勘の危うさを吹き飛ばす、ベテランの経験値と鹿島仕込みの度胸が効いたか。
犬飼は結果的には無失点という形と、何より長期離脱からの復帰戦で、いきなりキャプテンマークを巻いて、しかも90分フルに使われたという部分だけでも、先ずは良かったと思うよ。
彩艶を含めた守備陣全体、縦へ前への推進力のきっかけを作るには、さすがに西川やショルツとマリウスのコンビ、また重戦車の酒井には大きく及ばないものの、受けの守備だけを見ると、遜色なく落ち着いた守備であった。
繰り返すが川崎とてメンバーを落としていたとはいえ、そして今季はやや不調な川崎とて、それでも川崎相手に日本人だけの守備陣で無失点に押さえた部分は、かなりの大きな評価点だと思う。
守備のやり方は去年とは少し変わっているから、戦術面の組織的な影響は当然あるにはあるが、それはそれ、贅沢な面子の控え組の守備で今回ここまで守れた、つまり実力的な事実は事実である。
川崎フロンターレ0―0浦和レッズ
〜等々力陸上競技場
散り行く桜よ。桜も今年は等々力での花見が最後だな・・・。
悠長に花見をしている場合か!
・・・おかしいな、リーグ戦は4連勝の中畑清も真っ青の絶好調中なのに、ルヴァンになると相変わらず点は獲れんわ勝てんわ。
まあ逆に考えたら負けていないし、失点もしていないんだけどさ。ここは成長の一貫と考えて良いのか?飛び飛びのカップ戦で3試合連続スコアレスドローってのも、ある意味で面白いというか、何か変というか、珍しい現象だけど。
尤もルヴァンは毎回中途半端にメンバー落としているから、元々主力組とて、未だにそうは得点力が発達していないチーム状態で、控え組中心では尚更ゴールが遠いのも当たり前か。今回は特に伊藤敦以外は、ほぼ控え組の起用だった訳だし。
それより今回は、守備が頑張ったな。過去ルヴァン2戦のCBは初戦が岩波とマリウスで、次が岩波とショルツを起用して保険をかけていたが、今回は次のリーグ戦の因縁の名古屋相手に備えて、北欧コンビは端からベンチにも入れずに完全温存で休ませての、CBは岩波と犬飼の日本人コンビである。
岩波と犬飼が控えCBという層の厚さも、贅沢というか滅茶苦茶なチーム編成だが、ここまでルヴァンでは起用され続けている岩波が、中東移籍失敗がここで皮肉にも怪我の功名になっているのは良いとして、さすがに長期離脱からの復帰戦が今回となる犬飼は、試合勘を考慮すれば、いくらあちらもメンバーを落としている川崎とて、ぶっちゃけ1〜2失点は最小限と見ていたのだが、そこをまあ良く踏ん張ったというか、前半はその犬飼(と大畑)がなかり狙われていて怪しい部分もあったが、そこは後半から良く持ち直したのは、さすが試合勘の危うさを吹き飛ばす、ベテランの経験値と鹿島仕込みの度胸が効いたか。
犬飼は結果的には無失点という形と、何より長期離脱からの復帰戦で、いきなりキャプテンマークを巻いて、しかも90分フルに使われたという部分だけでも、先ずは良かったと思うよ。
彩艶を含めた守備陣全体、縦へ前への推進力のきっかけを作るには、さすがに西川やショルツとマリウスのコンビ、また重戦車の酒井には大きく及ばないものの、受けの守備だけを見ると、遜色なく落ち着いた守備であった。
繰り返すが川崎とてメンバーを落としていたとはいえ、そして今季はやや不調な川崎とて、それでも川崎相手に日本人だけの守備陣で無失点に押さえた部分は、かなりの大きな評価点だと思う。
守備のやり方は去年とは少し変わっているから、戦術面の組織的な影響は当然あるにはあるが、それはそれ、贅沢な面子の控え組の守備で今回ここまで守れた、つまり実力的な事実は事実である。
彩艶もハイボール処理は絶対的に無敵だったし。最近メキメキ自信をつけてきたのがわかる、思い切りの良い飛び出しからのパンチング処理も完璧かつ迫力あったな。間近の味方への細かいパス出しも、川崎相手に落ち着いていた。1回ヤバいのあったけど、まあそこは許容範囲。これでまたリーグ戦は西川に戻すのが惜しまれるが・・・。
と、こうして守備面ばかり褒めているが、攻撃面が悪かったというより、相変わらず出足の速い川崎のプレスとボールキープが目立ち過ぎて、落ち着いてビルドアップが出来なかったから、これはチーム全体の問題である。
先に書いたように、ビルドアップ面の初期段階を守備ラインから支えて組み立てて行く上では、彩艶も岩波も犬飼も馬渡も大畑も、やはり主力組に比べたら及ばない部分があるから、現時点ではここをどうこう求めても仕方がない。特に彩艶や大畑など若手は。
誰かさんがせっかく味方のスルーパスから上手く抜け出したまでは良かったが、あれヘナチョコシュートで外すかぁ?と思ったが、後半のビッグチャンスはこれだけだったから、前線はちょっと評価のしようがないな。あと誰かさんの宇宙開発もあったけど。
ホセ・カンテのレッズ移籍後デビュー戦に立ち会えたのは良かったが、カンテはゴムみたいにしなやかなボールタッチは、さすがアフリカ系だと最初はこれで期待したが、まだ初戦なのと、途中から左サイドに流れ過ぎて動きが滅茶苦茶だったから、まだ周囲と合わせるにはこれからだな。だからこれもまだ評価のしようがない。可能性は見たけど。だから期待値はあるけれど。
まあ、ルヴァンは3試合連続のスコアレスドローには不満だが、逆に負けない事と、川崎相手に控え組の守備陣が無失点に抑えた事を評価しようか。
試合後はちょっと荒れたけど。こっちは拍手も疎らに中心部は(いつもの事だが)怒っているのに、川崎はチーム状態そのものが今季はイマイチな上に、ホームでスコアレスドローでサポーターが喜んでいる風だったのだが、川崎はそれで良いのか?と思ってしまった。スコアレスドローで随分対照的なチームとサポーターな事よ。
しかしF東にしろ柏にしろ川崎にしろ、試合前にコンサート会場みたいな演出やるの、相手のホームだから文句は言わないけどさ、でもこれやらせて、受け入れる方の理由や気持ちもわからんが、レッズだと絶対に拒絶するイベントだけに、どうも何をやりたいのかわからん。Jリーグは一体何処に向かおうとしているのか?
と、こうして守備面ばかり褒めているが、攻撃面が悪かったというより、相変わらず出足の速い川崎のプレスとボールキープが目立ち過ぎて、落ち着いてビルドアップが出来なかったから、これはチーム全体の問題である。
先に書いたように、ビルドアップ面の初期段階を守備ラインから支えて組み立てて行く上では、彩艶も岩波も犬飼も馬渡も大畑も、やはり主力組に比べたら及ばない部分があるから、現時点ではここをどうこう求めても仕方がない。特に彩艶や大畑など若手は。
誰かさんがせっかく味方のスルーパスから上手く抜け出したまでは良かったが、あれヘナチョコシュートで外すかぁ?と思ったが、後半のビッグチャンスはこれだけだったから、前線はちょっと評価のしようがないな。あと誰かさんの宇宙開発もあったけど。
ホセ・カンテのレッズ移籍後デビュー戦に立ち会えたのは良かったが、カンテはゴムみたいにしなやかなボールタッチは、さすがアフリカ系だと最初はこれで期待したが、まだ初戦なのと、途中から左サイドに流れ過ぎて動きが滅茶苦茶だったから、まだ周囲と合わせるにはこれからだな。だからこれもまだ評価のしようがない。可能性は見たけど。だから期待値はあるけれど。
まあ、ルヴァンは3試合連続のスコアレスドローには不満だが、逆に負けない事と、川崎相手に控え組の守備陣が無失点に抑えた事を評価しようか。
試合後はちょっと荒れたけど。こっちは拍手も疎らに中心部は(いつもの事だが)怒っているのに、川崎はチーム状態そのものが今季はイマイチな上に、ホームでスコアレスドローでサポーターが喜んでいる風だったのだが、川崎はそれで良いのか?と思ってしまった。スコアレスドローで随分対照的なチームとサポーターな事よ。
しかしF東にしろ柏にしろ川崎にしろ、試合前にコンサート会場みたいな演出やるの、相手のホームだから文句は言わないけどさ、でもこれやらせて、受け入れる方の理由や気持ちもわからんが、レッズだと絶対に拒絶するイベントだけに、どうも何をやりたいのかわからん。Jリーグは一体何処に向かおうとしているのか?
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YBCルヴァンカップ・グループステージ第3節 川崎0-0浦和
主審=川俣 秀
観衆:18,335人
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スタジアムではゴール裏住人であります。
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