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浦和レッズが好きなすべての人々へ捧ぐ…
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出来ることならあまり振り返りたくない辛いシーズンではあったものの、一応のけじめとしてこれを纏めないことには次に進めないので、とりあえず総括を。

それにしても1年前、まさかレッズがここまで崩れてしまうとは、いくら何でも予想はしていなかった。

フロントはオジェック解任で軌道修正を図ったかに見えたが、根はもっと深い部分にあった。

開幕前、放出する選手と補強する選手を比較して、某掲示板に『去年よりも弱くなった気がする』という書き込みがあった。誰もそれに反論しなかった。自分もである。それが隠れた正直な気持ちであったのかも知れない。

危惧する部分は確かにあった。何人かの絶対的な主力が去り、要の選手数人は長期離脱を繰り返すなど怪我人が続出。一方で始めから貴重な外国人枠を余らせていた。この時点で暗雲は立ち込めていた。
しかしそれに変わる戦力は確かに補強したはずだった。弩級FW一人に頼っていた時より、マークを分散させる意味からも、更に計算が出来るであろう戦力が整ったと、そう期待したのだった。
ところが、これだけ大金叩いて補強した攻撃陣が、蓋を開けてみたらまったく機能せず、最終的にはワシントン1人分にも相当しない散々な低成績に終わってしまった。選手補強の失敗は火を見るより明らかだった。
もちろん選手だけの責任ではなく、求心力を失ったオジェックが、開幕2試合で解任されるという予想外の異常事態で躓いた部分は大きい。しかしその後も、チームを纏めるべき後任監督の力量不足は致命的で、戦術基盤をまったく作れないままその場しのぎのサッカーを続けたゲルトは、一時チームを立て直したかに見えたものの長続きせず、やがて下降線を辿りながら、最後はチームを完全に崩壊させてしまった。

何故このような事態を招いてしまったのか。
根本はフロントの無責任と体たらくが引き起こした必然の結果である。
昨シーズンから大きな火種となっていた選手の執拗な造反劇に対して、表向きは解決策を講じたふりをしながら、裏では何も手を打たずに放置し続けた。その結果、選手の暴走は手の着けられない状態に陥り、最後はオジェック一人に責任を押しつける形で蓋をした。
監督を補佐すべき立場だった当時コーチであったゲルトは、すでにそれを仲介できなかった時点で力量不足は垣間見えていた。コーチでの実績から後任に据えるのは仕方ないにしても、それに対して2年契約を結んだフロントは、常軌を逸していたと言わざるを得ない。

補強で失敗し、監督への配慮も無く、そして選手は好き勝手な言動を繰り返す。そんな煮え切らないクラブとチームに、サポーターは度々怒りを爆発させる。
もはや統制の取れなくなったクラブとチームは、やがて糸の切れた凧のように空中を彷徨い、そして墜落して行く。

問題を先送りし、フロントの要所々々での判断能力の大幅な欠如が、クラブを悲惨な状況へ追い込んだのは明らかである。
リーグ奪回とアジア連覇を目指したレッズの自信は脆くも崩れ、わずか1シーズンでこれまで積み上げてきた多くのものを失う結果になった。

歯車は一度狂い出すと、なかなか元へは戻らないもの。「何とかなるだろう」と思って現実逃避を続ければ続けるだけ、問題は余計に膨らんで行く。そして「何とかしようにも、どうにもならない」時がやがて訪れる。重大な病気を騙し騙し放置し続けているのと一緒で、いよいよ耐えられなくなって治療に重い腰を上げる頃には、もはや手遅れとなってしまうのだ。今シーズン、もっと言えば昨年終盤からのレッズは、まさにそんな状態だったのだと思う。

その失敗を踏まえて、いよいよ変革の時が訪れた。
これまでの失敗から多くのことを学び取り、それらを活かすためのシーズンがもう始まっている。
クラブは早々に新監督選びとフロント改革に乗り出した。
衰えを隠せない選手が居る中で、それに代わる若手の底上げが少ない点も致命的だった。世代交代に失敗したかつての某強豪チームを例に出して、度々危惧する声は聞かれたが、結局はレッズも同じ道を辿っていた感は否めない。それを踏まえて、若手育成に本腰を入れるための適任監督を選び出し、一方で的確な補強策を遂行するための強化部もテコ入れを図る。

色々な面で変わろうとしているクラブにあって、我々サポーターも意識改革が求められる。
厳しい姿勢で臨むべき時もあるが、忍耐を持って、レッズがそれ相応のクラブであることを自覚する必要もある。それを見極めた上で、自分がクラブに対してどういう姿勢を貫いて行くか。正解は無いし、定石も無い。自分自身が考えるしかないのだろう。

かつてJ2に陥落したレッズは、一度はどん底から這い上がって来た。そして強くなってきた。
あの時とは状況が違うと言う人が居るかも知れない。だが、レッズは今一度這い上がらなければいけない状態にある。あの時とは違う、大きく成り過ぎたレッズに、サッカーの神様が再び与えた試練だと思う。
その試練を乗り越えた先に何が待っているのか、それは誰にもわからない。少なくとも今は、神様に「良く頑張ったね」と思われるような、本当の意味での素晴らしいクラブに再生させるための努力を、一人一人が励んで行くしか道はない。

最後に、今シーズンも共に戦った同志の皆さん、大変お疲れさまでした。
そしてシーズン中も当ブログに訪れてくれた皆さん、本当にありがとうございました。
来季に向けてまだ時間はありますが、しっかり身体を休めて、そしてまた頑張りましょう。
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J1リーグ最終第34節
浦和レッズ1-6横浜F・マリノス
~埼玉スタジアム2002


0d385aff.jpg試合の感想?
酷い。
以上。

え?もっと書け?
じゃあ、
酷い、酷すぎる、浦和饅頭。
美味い、美味すぎる、十万石饅頭。

え?ふざけるのもいい加減にしろ?だいたいローカルネタをここでやるなって?・・・寒い、寒すぎる。
はい、お後が宜しいようで。

コホン、えーと、まあ、ようするに、今季のレッズの体制が如何に酷かったかということで、それが最後の最後で集大成として、この試合に如実に表れたってことだろうね。
これで良かったのかもしれない。変に最後だけ勝って「良かったね~」になるよりも、こういう崩壊劇で、とにかく膿を出し切ってもらって、来季へ向けた大手術へ備えるための、現実と覚悟を得る試合だったのだと、そう思いたい。

a770799f.jpg
ってことで、岡野、ウッチー、レッズでの「12、3年間」(笑)、お疲れ様。
レッズでの最後は勝利という形での有終は飾れなかったけれど、良く考えたら、あの頃の勝てない時期からチームを支えてきた2人にとっては、これもそれらしい最後だったのかなと・・・

そしてゲルトも5年間、お疲れ様。
ここまでチームを崩してしまったゲルトの責任は重いけど、彼も迷走するクラブの犠牲者であった部分は否めないし、コーチとして、数々のタイトル獲得に貢献してきた実績には感謝。数々の批判あれど、最後にこう思えるのは、やはりゲルトは”良い人”だったってことだろうね。


終了後、信藤健仁氏のチームディレクター就任と、フィンケとの来季新監督契約に向けての基本合意締結の旨が発表された。
クラブを去る者、そして新たに加わる者、ひとつの歴史が終わって、また新たな歴史が始まるのだ。

夕暮れに沈む埼スタは本当に美しかったし、悲しかった。

1c7dc606.jpgで、今季を締め括る浦和でのザ・ヤケ酒大反省大会。
振り返れば、今年はやたらザ・ヤケ酒が多かった。
本当に、こういう酒はイカン。
来季はもっと美味い酒を飲みたいよ。

みんな、お疲れ様。
レッズサポのみんな、お疲れ様。

総括はまた後日。とりあえず休憩しよう。

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J1リーグ最終第34節 浦和1-6横浜マ
得点/22分・兵藤PK(横)、46分・河合(横)、56分・細貝(浦)、64分・小宮山(横)、76分・小宮山(横)、80分・河合(横)、86分・大島(横)
観衆:53,583人
先ずは、来季からのJリーグ入会が承認された栃木SC、カターレ富山、ファジアーノ岡山の3クラブさん、おめでとう。
これで来季からはJ1、J2ともに18クラブで釣り合いが取れる形となり、Jリーグもますます発展することを切に願うと同時に、引き続き多くの新興クラブが今もJリーグ入りを目指してサッカー界を盛り上げてくれていることは嬉しいよね。

参考記事/◆栃木・富山・岡山がJ2に、入れ替え戦は来季廃止…理事会承認(読売新聞)

さて、明るいニュースの影で、ちょっと疑問に思うことも・・・

先ず、J2は来季も3回戦総当たりで行うということに対して、俺は18クラブになったのだから、J1と同じく2回戦総当たりに減らしても良いかと思うのだが・・・
これに関しては、試合数が減少すると収入面で打撃を受けるというクラブもあるのかもしれないけど、ナビスコ杯も参加できないJ2において、年間50試合以上をリーグ戦だけで戦うのは、・・・どうなんだろう?
選手は疲労面、クラブは遠征費用の捻出、サポは精神面でも大変だろう。試合数増加によって、マンネリ化を生む危険もある。
まあ、J1に上がるためには、それだけ厳しい環境から這い上がってこそ、という考えもあるのだろうけど・・・

もうひとつ。それは来季からJ1・J2入れ替え戦が廃止され、J1下位3クラブと、J2上位3クラブは自動昇降格の対象に晒されるという点。
うーん、どうなんだろう。これこそ時期尚早と思うのだが。つまりJ1・16位とJ2・3位の入れ替え戦は、当分廃止すべきではないというのが、俺の考えなんだよね。理由は様々で、先ずは盛り上がりという点において、入れ替え戦はある意味で優勝決定戦に負けず劣らずの盛況を見せる。Jリーグ自体も世間の注目度を考えたら、入れ替え戦は貴重な存在になると思うのだが。
もうひとつ、J2から昇格したクラブが、J1で定着しないまま1年、若しくは数年内に再びJ2へ降格する例が少なくないという現実。もちろんJ1はそれだけ厳しい環境であるという事実はあるのだが、だからこそ入れ替え戦という”免疫”が無いまま、J2・3位だったクラブがそのままJ1の風に晒されたら、更に厳しい状況に追い込まれるのでは・・・と。
逆に入れ替え戦があればこそ、J1クラブが生き残れば来季への良き戒めになり、J2クラブが勝ち抜けば来季への大きな自信に繋がる、とも思うのだが・・・

色々な考え方もあるので、俺とは真反対の意見もあるとは思うんだけど、こういう事を考えるのもJリーグ100年構想の一環であると思う。
Jリーグもまだまだ発展途上には間違いないから、これからも試行錯誤を繰り返して、何れは世界からお手本とされるような素晴らしいプロサッカーリーグを確立してほしいね。
J1リーグ第33節
ガンバ大阪1-0浦和レッズ
~万博記念競技場


仕事で試合経過ほとんどわからずに、やっと携帯覗けた頃には負けてた・・・

なんか相手が退場してから数的優位を生かして攻めたことは攻めたらしいが、その後はなぜかエジも退場してるし・・・

お家騒動、ゴタゴタの中で、試合もあっさり負けるレッズ。どうしてレッズって、こう素直なんだろう?
こういう時、火事場のクソ力とか、何か奇跡じみた物も期待してはいたんだけど、情けないサッカーの連続でサッカーの神様もそっぽを向いたのか、それがまったく発動しなかった。これも、今のレッズの低迷した現状を物語っている。

これで完全に優勝には届かなくなったわけだけど、そっちばかり気にしている暇もなく、今度は3位以内も怪しくなってきたよ。まずいぞ、これは。

次は頑張ろう、次は勝とう、と言ってて、ついにここまで来てしまった。

そりゃ次もあるけど・・・、

冬の風が冷たいわ・・・

つーか、今日って俺、誕生日だったのに、こんな誕生日って・・・ハハ、ハハハハ・・・ハァ・・・もう来週で良いから、せめて勝ち点3のプレゼントをちょーだい・・・

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J1リーグ第33節 ガ大阪1-0浦和
得点/84分・遠藤(ガ大)
観衆:19,605人

レッズの昔を知る数少ない選手が二人、赤いユニフォームを脱ぐことになった・・・。

岡野雅行・内舘秀樹との契約について、お知らせします。
岡野雅行・内舘秀樹との契約について、昨日のトレーニング終了後、中村修三強化本部長より、今シーズンをもって契約満了となり、来シーズンの契約を行なわない事を本人に伝えました。
レッズオフィシャル)より』

今年もこの時期がやってきた。かねてから噂があった両選手とはいえ、オフィシャルに出てしまうとやはりショック。さびしい。

ウッチーはまだ明確な意思表明はしていないものの、岡野の方は現役続行の意志が強いみたい。
レッズサポとしての俺個人の心情としては、出来ることならレッズで現役を終えてほしいというのが正直な気持ちなんだけど、こればかりは本人の意思を尊重するしかない・・・

古くからチームの支えとなり、一旦神戸に移籍したものの、再びレッズへ戻ってきてくれた岡野。
初タイトル時のキャプテンとして、レッズ飛躍の歴史に大きく貢献してくれたウッチー。
二人に感謝しつつ、これからの行方を見守りたい。

J1リーグ第32節
浦和レッズ1-2清水エスパルス
~埼玉スタジアム2002

何を言う。サポーターである以上、まだ消えてはいない可能性を追うべきだし、ここで諦めたらすべてが終わってしまう。チームを信じて、選手を信じて、可能性を信じて、自分を信じて、残り2試合のサポートを全力で全うしなければならない。
と、意気込みたいところではあるが、現実は厳しい。レッズは負けて鹿島は勝った。残り試合数と勝ち点差を見れば、優勝の可能性は消えつつあるものと判断せざるを得ない。
せめてリーグ3位以内に入って来季のACL出場権を獲得しなければ、とは思ったものの、もう一度チームを立て直すのなら来季はACLに出ないで、国内の戦いだけに集中した方が良いかも、という意見も仲間からは出た。
俺はこんな状況でも優勝すれば嬉しいし、来年もACLに出てほしいし、そもそも今季だってまだ完全に諦めたわけではない。というか諦められない。しかし、だからと言ってその可能性にしがみついて、果ては現実が見えなくなることだけは避けたい(そして文頭の「何を言う」に戻る永久ループ。この自問自答を繰り返しながら、昨夜はフラフラトボトボ家路についたのであった)。

e10065a5.jpg昨夜の酒が抜けていない状況で書いているから、自分が何を言っているのかさえ訳がわからなくなってきたので、話を試合の方に移そう。
そういえばフィンケが視察していたんだよね、清水戦は。
フィンケの眼には、レッズというチームがどう映ったのだろうか。
いやはや、すごいサッカーをやっているなぁ、と絶対に思ったはずである。
特にキャプテンマーク巻いた選手、すごいねぇ。パワフルだねぇ。点取ったねぇ。素晴らしいねぇ。でも彼のポジションどこ??と思ったはずである。
実質的に”特別遊撃隊”闘莉王は、本能のママに動く。だからそれに敵も混乱することもあるし、レッズはそれに幾度と無く助けられてきた。しかし彼が動き回る時、バランスは大きく崩れる。しかも今までそのバランスを必死にカバーしていた啓太が今季は絶不調に陥っている。だから余計に崩れる。この試合もまさにそれだった。
フィンケは来季、この諸刃の剣をどう使いこなすのだろうか?
あ、まだフィンケになると決まったわけではないか。失礼。
今の監督はゲルト。そして彼のやるサッカーはマジック。意図したものは無いから、彼の考えは数試合もすれば頭打ちになる。単に選手の配置をいじくっているだけだから特性も生かせず、最後は個の力をも潰してしまうのだ。勝てないのは必然。今はゼロの状態でサッカーをしているのだから。
だから来季の新監督は、チームをゼロの状態から好きに作れるよ。選手を上手く操れる力さえあれば、ね。

ccfeedaf.jpg昨夜は大量に飲んだなぁ、ザ・ヤケ酒を。
もう帰宅したらバタンキューだった。
こんな酒はいかんよ。身体に悪い。
でもわかっちゃいるけどやめられない。
酒も、そしてレッズも。
何事も「♪ス~ダララッタ」と歌って割り切れれば良いけど、そこは簡単には行かない性格なのだ。
・・・せめて、酒は美味いと思って飲まなくちゃね。
だから、勝ちたいね。

次節は仕事だから大阪には行かない。
だから俺が今年行ける試合は最終節のみ。つまり実質1試合の戦いが残されている。
大阪行く同志たち、頑張ってください。良い形で最終節に繋げてほしい。よろしく頼みます。

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J1リーグ第32節 浦和1-2清水
得点/21分・枝村(清)、67分・闘莉王(浦)、82分・矢島(清)
観衆:54,709人
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ようこそ!!
試合終了/J1リーグ第38節 浦和0-0新潟 ・・・次の試合/J1リーグ第1節 神戸-浦和(ノエビアスタジアム神戸=2月15日14:00キックオフ)


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うえ
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男性
自己紹介:
埼玉県富士見市在住

レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。
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