大宮アルディージャ1-1浦和レッズ
~埼玉スタジアム2002
まあ敵もマトのヘディングがバーだったから、これはお互い様ではあるんだけど、それにしても後一歩で入らないんだよな、決定的な場面になると。
でも逆から考えると、今年はガツガツ攻めた時はこういう惜しい場面を連発しているのだから、これを90分の中で多く出来れば、自ずと得点力はアップする気がするんだけど。
連動性のある動きも出来ているし、ポゼッションも確保して、エリア付近でボールはしっかり回せているのだから、後は変に出しどころを惜しまず、もう少しシンプルに攻めれば、そしてこれも惜しまずに積極的にシュートを打って行けば・・・でも、そんな簡単なものでもないのかな。
何れにしても、ゴールデンウィークまでの絶好調さが嘘のような、ゴールデンウィーク明けの4戦は勝ち星無し。この現実に、帰りに仲間の口から「五月病か・・・」という言葉が。一瞬俺は「何を言ってるんだ」と言いかけたが・・・なるほど、五月病という考え方もあるよな(汗)
現実的な話。ロビーや達也が怪我、そして直輝が出場停止と次々主力が居なくなる中で行われただけに、これこそ真価が問われる試合だったんだけど、残念ながら勝利という形には至らぬままリーグ戦は中断期間に入る。もちろん高橋も使ったし、そして今日は林もついに公式戦出場を果たすなど、若手に関しては明るい材料もある。これを中断期間にナビスコという実戦を含めて、フィンケがどう成長させて行くか、そしてこれまでの数ヶ月間でチームに植え付けた戦術を、ここでどうステップアップさせるのかが注目される。
それと高原・・・どうにかしてくれ~・・・
色々なカテゴリーをいっしょの列で入場させてやたら時間がかかった大宮の運営方法には腹が立ったけど、売店でのこのメニューはグッドだ。
そにしても、さいたまダービーは雨が多いなぁ。今回は試合中は曇りだったけど、その前後は雨。特に帰りは雷雨のゲリラ豪雨でビチョビチョ・・・去年のナクスタもそうだったし・・・雨に呪われているのか、さいたまダービーは・・・
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J1リーグ第13節 大宮1-1浦和
得点/8分・パク(大)、35分・細貝(浦)
観衆:37,027人
キリンカップサッカー2009/2010FIFAワールドカップ南アフリカ アジア最終予選・日本代表メンバー
岡ちゃん、以前に直輝の代表入りをすこーし示唆していたけど、まさかこの時点で本当に選ぶとは・・・いや、選ぶなぁ、贔屓目除いても、選びたくなるよなぁ、直輝なら。
ユースからの昇格選手がなかなか育たないという大きな弱点を抱えていたレッズから、ついにユース出身のA代表が生まれるとは・・・夢みたいだ・・・
俺、今だから白状するけど、去年の時点では高橋の方がプロでやって行くには早く活躍するかなって思っていたけど、でも巻き返したねぇ、直輝。いや、もちろん高橋も、原口も、そして他のユース昇格組も、これに続けとますます頑張ってくれるだろうけどね。
写真はU-17時代のだけど、いつかこういう番号を付けてA代表に君臨するような選手になってほしい、いや、直輝ならそうなれる・・・
大分トリニータ1-1浦和レッズ
~九州石油ドーム
坪井の山岸へのバックパスが失点に繋がってしまったのは痛いけど、それ以外にも前半は大分にかなり攻め込まれてはシュートを打たれていたから、逆にこれで失点しないで、自爆みたいな形で失点したのだから悔しさは半減・・・するわけないけど、慰められる部分も、ある(汗)
ただそれ以上に、前半の内に直輝の公式戦2ゴール目となる得点で同点に追い付いたのと、後半は山岸が敵のシュートを幾度も跳ね返したのが大きかった。
今日は主力を欠いてのアウェーということで、個人の奮闘が光っていたし、それを評価したい。
そしてノブヒサの代わりに右SBに入った公式戦初スタメンの代志也、・・・まあ(俺はネットラジオだから実際の動きはわからないけど、ラジオから聴く感じでは)ぶっちゃけあんまり目立っていなかった感じだけど、それでも良い経験にはなったと思う。
相手はリーグ戦絶不調の大分なれど、こっちも主力を数人欠いており、全体的には、極めてナビスコらしい、(当たり前だけど)アウェーらしい試合だったかも。
ただねぇ、若い選手の影で、高原は何時になったら今季初ゴールが生まれるのだろうか?ノーゴールが続く中で、無理に使い続けて良いのだろうか?使い続ければ続けるだけ、どんどん泥沼にはまって行く感じがして、今のままでは逆効果に思えて来た。この際だから一旦ベンチからも外して、一ヶ月くらいサテライトで福田指導のもと再調整した方が良いのでは?このままだとチームの士気にも影響しそうで・・・。いや、まさか噂されているような”出場確約”契約なんてしていないだろうし・・・なんだか辛い・・・
平日の九州遠征を敢行された同志の方々、お疲れ様でした。
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ヤマザキナビスコ杯予選・第3節 大分1-1浦和
得点/36分・金崎(大)、41分・直輝(浦)
観衆:12,361人
浦和レッズ0-0ガンバ大阪
~埼玉スタジアム2002
直輝のポストとバーを叩いた2度の惜しいシュート、あそこまでボールを回す課程には”早いパス回し”や”速攻”という要素が組み込まれる。これは前から指摘していることだけど、やはりペナルティエリアの外側で何時までも何時までもボールを確保してはチャンスを伺っているようでは、中で敵の守備態勢が整ってしまっていて、やはりゴールが生まれにくい。やっと重い腰をあげるようにドリブルで斬り込んだり、センタリングを上げても、スペースが無い故に簡単に跳ね返されてしまう。そこまでボールを持ち込んでも、そういった状況からチャンスをフイにするパターンが目立つ。そもそもそういう展開から生まれたゴールって・・・あっただろうか?
フィンケは0-0でも満足するようなコメントを残していたし、敵将・西野も去年とは違うレッズの姿勢に素直に驚いていた様子だったけど、その部分と上記の課題のギャップは、まだまだ開きすぎていると思う。
攻撃サッカーのガンバに対してシュート数はレッズが倍上回り、ポゼッションも優勢に思えた。ガンバに与えた決定的な場面は明神のバー直撃のシュートのみ。・・・と、数字上はかなりの成長が見られるし、そこはそこで認めなければいけない部分もあるんだけど、ここにばかり納得して肝心な部分を疎かにしていると、成長はそこで止まってしまう。我慢の年であると同時に、素直に満足せず簡単に納得してはいけない年でもあると思う。もちろんそこはフィンケ自身が良く心得ていると信じているけど。
で、次節は直輝が出場停止。・・・って、今季レッズの警告累積による初出場停止選手が直輝になるとは・・・その出場停止が本当に残念で、彼がいない大宮戦が少し不安に思えてしまう現実・・・まだ18歳なのに・・・なんだか色々な意味ですごい存在感ある選手になってしまった。一昔前なら(伸二を除けば)18歳がチームに影響を与えることなんて無かったのがレッズだった。レッズは確実に変わって行っている。
ところで、今回のMDP29ページのエジ特集で、エジがオーバーヘッドシュートに付いて語っていたけど・・・それを意識してかしないか、2度もそれやってくれてたな。なんかボール蹴らずに敵の身体蹴ったり、そのまま自爆して悶絶したりとメチャクチャだったけど(汗)。何故か最近、そんなエジがやたら可愛く見える・・・
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J1リーグ第12節 浦和0-0ガ大阪
得点/なし
観衆:53,374人
何を血迷ったのか、突如思いつきのように始める新カテゴリー記事。
生き物であれば、人間老若男女関係なく、年月が経つとだんだん昔の記憶が薄れて行くもので、それでも簡単には忘れない、忘れてはいけない出来事がある。
今回は、そんな俺が過去のレッズを思い返して、節目節目の試合を記憶が薄れる前に、改めて日記に留めておこうという完全自己満企画。
MDPの上野晃氏のコラムを真似して、題して「俺のあの日、あの時」。
ただし果てもなく昔の試合を改めて記事にしろと言っても、これは曖昧な記憶が邪魔していて訳がわからなくなる危険があるので、区切りとして、99年11月27日、そう、レッズのJ2降格が決まったあの日から始めたいと思う。
ちなみにこの企画の試合は順番ではなくて、ある程度は前後するかもしれないので、あしからず。
(尚、記事にする試合は、俺が逆襲日報inブログでレッズ関連記事を書き始めた05年4月3日以前の試合が対象)
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あの日、駒場西ゴール裏の端の方にいた俺は、刻一刻と迫る終了の笛の恐怖に怯えながら、それでも必死になって広島守備網をこじ開けようと奮闘しているレッズに対して、こっちも死に物狂いで声を張り上げていた。
福田が投入された。福田をこんな大切な試合にベンチスタートに追い遣ったア・デモスへの怒りと疑問は、この時点ではどこかに消えていた。だって、もう誰がゴールしたってかまわないから、どんな形でも良いから、とにかく1点を入れなければいけない状況に追い込まれていたのだから。
盛田がペナルティエリア内でフリーでボールを受けた。過大評価されもがき苦しんでいた大物ルーキーが、いよいよここで大仕事を果たすのか。と、それをトラップミスしてチャンスをフイにする。頭を抱えた。
後半終了を告げる笛が鳴った。一瞬、シンッと静まりかえった。浦和0-0広島。
この時、俺の周りでは奇妙で不思議な出来事が起きていた。
当時は携帯電話が一般的に普及し始めた時期だったが、まだ携帯によるインターネットは一般的ではなく、携帯によるJリーグ経過・速報を発信していた黎明期のJsゴールも、当然通話音声だった。
あの時のレッズサポだったら、いくら目の前の試合に集中しろと言っても、いくらゴール裏住人と言っても、当然ライバル市原の状況は気になる※。そんな中でもこっそり携帯でそれを確かめていたサポがけっこう居たのだろう。
周りで誰かが言った。
「なんかあっちで言ってる!」
「市原が終了間際に同点に追い付かれたらしいよ!!」
「え!?」
「本当!?」
「本当ですか!?」
周辺は一旦沸き立つが・・・しかし、何かおかしい。だって、それならばレッズのJ1残留が確定するのだから、スタジアム内でもっと歓声が上がっても良いし、そもそも場内アナウンスがすぐにそれを伝えるはずである。
もちろん誰かが言ったその言葉に周り同様俺も期待したが・・・相変わらず静まりかえったままでアナウンスもウンともスンとも言わないし、だいたいレッズの選手も誰一人として喜ぶような仕草もしていない。
デマだった。いや単に言葉の伝達が錯綜していただけなのかもしれないが・・・
※当時、平塚降格決定後の残りの残留争いはレッズ、市原、福岡に絞られ、試合前の勝点はそれぞれ27、25、28。そして市原はガンバと、福岡は横浜と試合中だった。市原はガンバに勝ち、福岡は横浜に敗れた。レッズは延長勝ちで勝点が市原と福岡に並ぶが、得失点差で僅かに1点、得点で2点、福岡に及ばなかった。
延長戦、精神がどこかに飛んでいた。もちろん応援はしていたが、とにかく勝って終わってくれという一心だけで、それ以外の自分がどこかに飛んでいた。声を張り上げて身体を動かしている自分を、斜め後ろからもう一人の自分が見ているような、そんな妙な感覚に陥っていた。
降格が決まっていながら、直後に延長戦を戦わなければいけない状況ほど、サッカーにおいて悲惨で残酷な時間帯は無い。それは選手も、サポーターも。
でも福田の”世界で最も悲しいVゴール”が決まった瞬間、何故か池田ロボ張りに飛ぶような気持ちで喜んでしまった。
降格が決まっているのに、このゴールが残留には無意味なゴールだとわかっていたのに、それでも何故か喜んでしまった。もしかしたら、サッカーの神様が、一瞬だけ俺に悲惨な状況を忘れさせて最後のゴールだけは喜ばしてくれたのかもしれないが、・・・またもシンッと静まりかえった状況に、一瞬で現実に引き戻された。いや、引きずり降ろされた。時に神様は粋で残酷な仕打ちをするものだ。
涙は出なかった。
耐えたわけではなくて、不思議とスッキリした気持ちになった。
ここ数週間、降格の恐怖に耐え続けていた緊張感から、解き放たれた一瞬だったのかもしれない。もちろん悪い意味で。例えは悪いが、逃亡者が逃げに逃げまくりながらも最後は警察に捕まってしまった時に良く「ホッとした」と述べるような、そんな感覚に似ていたのかもしれない。
この試合で引退が決まっていたかつてのバルセロナの英雄、チキの姿を見て、現役最後がこんな形で終わるなんて・・・それを思う余裕は微かに残されていた。
降格については、瞬時に割り切っていたのかもしれない。ただし変にいきなり来季に向けて割り切っていたのではなく、ただただ降格してしまったことについてのみの漠然とした割り切りだった。
帰りの武蔵野線では仲間と「来年2部かよ」「J2かよ」そんなため息混じりの言葉だけを繰り返していた記憶がある。
そしてJ2に落ちたという現実感の無い現実を受け入れようと必死になりながら、今の主力選手が降格によってレッズを出て行ってしまうのではないか?俺達の福田が、岡野が、永井が、ペトロが、そして伸二が・・・レッズは一体どうなってしまうのだろうか、その躁鬱感に怯えていた記憶がある。
帰宅して酒を飲む気力もなく、一瞬でふて寝した。
それからどれくらい時間が経っただろう、騒音で起こされた。
家の中がやけにうるさい。眠気眼で一階に下りると、
居間で親父とお袋が、壮絶な夫婦喧嘩を繰り広げていた・・・
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1999年11月27日/駒場スタジアム
J1リーグ2ndステージ最終第15節 浦和1-0広島
得点/延長106分・福田(浦)
観衆:20,042人
浦和レッズ2-3川崎フロンターレ
~埼玉スタジアム2002
レッズは、組織度外視でもガツガツ来るようなチームには本当に弱い。その上で外国人4人も攻撃に使っているようなチーム、それ反則だろ~、と言いたいところだが、レッズだって過去にエメ、トゥット、アリソンの攻撃陣を前に並べてる状態だった時期もあるし、ここは相手のこと文句言えないんだよな、悔しいけれど。
ただ、もう二度とそういう外国人任せのチームにならないために、今のレッズはしっかりとした組織のチームを目指しているわけで、今はまだ道半ば。今のレッズの発展途上の組織力が、破壊力抜群の川崎のパワーに勝てなかったというのが現実。
ここまで順調に勝ちまくって来たけど、今年から生まれ変わろうとしている発展途上のチームが、破壊力抜群の強いチーム相手に簡単には勝てるほど、サッカーは甘くない。
大黒柱のロビーを欠いて、それでも先制し、追い付かれてもまた勝ち越してと、これまでとは違う展開が観られた。セル、直輝、原口、そして高橋と、若い力が川崎のパワーサッカーに必死に立ち向かって行って、それなりの成果を上げることは出来たのだから、その面では収穫はあった。
まあ、後はサッカーには別の面で勝負を左右する部分もあるわけで、例えば今日の西村主審の糞ジャッジ。試合を壊したとまでは行かないが、それなりに公平性を欠いていたのは事実。ただしあのPKは、現時点では誤審とする意見もあるけど、ぶっちゃけ誤審かどうかはわからない。自分自身は北ゴール裏からだから、南側のあの位置でプレーは細部の細部までは見えない。でも去年、等々力では逆にちょっと怪しいとされるジャッジ(俺は去年のはPKだと確信しているが)でPKを得ている訳だし、極端に荒れていない限りはあんまり審判のせいにはしたくないんだよね。だってそれやると逆に悔しくなるから。
それよりも、試合終わってから審判に執拗に文句言って無駄なカード喰らうのだけは、本当にやめて。怒る気持ちも痛いほどわかるし、興奮している状態なのはわかるけど、本当に勿体ないし、悔しさが膨らむだけだし・・・。
それよりも、3失点目の鄭大世にやられたシーン。あれ去年の埼スタ・川崎戦で失点したまったく同じパターンだぞ。その辺、ちょっと学習してほしかったな・・・
ってことで、今日は居酒屋には寄らずに帰ってきた。
このところ居酒屋行きまくってるし、明日仕事だし。
まあこれから家でザ・やけ酒は当然飲むんだけど・・・
今日は暑かったな。
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J1リーグ第11節 浦和2-3川崎
得点/31分・エジミウソン(浦)、57分・ジュニーニョ(川)、64分・闘莉王(浦)、73分・レナチーニョPK(川)、76分・鄭大世(川)
観衆:51,594人
☆インフォメーション
■5/17=「たのしいラボ」さんと相互リンクしました。■11/21=「誰も教えてくれないサッカー観戦を100倍楽しむ方法!」さんと相互リンクしました。■7/29=「サッカーの技法をすべての人に」さんと相互リンクしました。■10/1=忍者ブログは先月末をもってトラックバック機能が廃止になりました。これまでTBを送信していただいた皆様ありがとうございました。
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レッズと酒に生きる。
スタジアムではゴール裏住人であります。